2015-12-31 05:11:24 更新

概要

※東方Projectの学園風二次創作ssです

※自分が執筆中の幻想郷〜英雄の章〜の主人公セイヤが東方キャラとハチャメチャな学園生活を送るというイタいssです。
設定としてはセイヤを含めてのキャラがほとんど同学年の高校2年生です。霊夢と魔理沙とは幼稚園の頃からの幼なじみで腐れ縁という設定になっています。

※なんだか行数余ってるんで番外編を書こうと思います…他のお話を読んでから読む事をオススメします

※水奈月セイヤのイメージイラストを投稿しました

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=big&illust_id=50649900




〜新学期と新1年生♪新しい学園生活の幕が上がる!〜




チュン

チュン

チチチッ



「クゥ〜…カァ〜…」


時計〈ピピピピピピピピピッ


「うぅ〜ん…」


時計〈ピピピピピピピピピピピピピピピピピッ


「…」


時計〈くぁwせdrftgyふじこlpくぁwせdrftgyふじこlpくぁwせ


「ウッセェェェェェ!!」バキィッ


ドカッ

壁 |時計


「ったく、もう少し寝かせろよ…」



ドンドンッ ドンドンドンッ



「おーい!セイヤー!起きてるかー?」


「馬鹿ね魔理沙、あいつが今まで自分で起きてる事なんて中々無いわよ?」


「そうですよ魔理沙、霊夢の言う通りですここはいつも通りに起こしましょう」


「全く…少しは自分で起きてほしいもんだぜ…



「「それはあんた(貴方)もでしょう!!」」


「うぅ」ショボ〜ン


合鍵で鍵を開けズカズカ俺の部屋の中へと入ってくる、頼むから後五分だけ寝かせてくれ


「いくわよ?魔理沙!咲夜!」


「おう!」「はい!」


「「「せーの!!」」」バッ


「「「起きろぉぉぉぉ!!」」」ドスッ


「URYYYYYYYYYYYYY!!??」ゴッハァッ


「やっと起きたわね〜、手間掛けさせて、全く…」


「ほら、早く着替えて学校いくぜ?」


「着替えが終わるまでに朝御飯の用意はしておきますので早く着替えてください」


「ぁぁ〜、眠ぃ〜」ゴシゴシ


「男の癖にだらしないわねぇ…どうせ夜遅くまでHな動画やら画像やら観てたんでしょ?いやらしい…」


「勝手に俺の夜の事情を決めるなよ!?」


「まぁセイヤも男だしなぁ…」


「え、Hな動画…画像…///」カァ


「咲夜はウブねぇ…男なんて毎日寝る前にそうゆうもん観てスッキリ☆してから寝るんだから、覚えておきなさい」


「は、はぁ///」シュ〜…


「はぁ、もういいや、これ以上何言っても無駄だろうしな…」シャツぬぎっ


「ちょっ!?ここで着替えるなよっ!?」アタフタッ


「あんた女の子がいるのよ!?少しは周り見てから行動しなさいよ!!」


「はうぅぅぅ〜」ボシュゥ〜


「だったら早く出てけよ…」上半身裸〜


「この馬鹿セイヤッ!」


「咲夜、出るわよ?ハァ〜ほらシャンとしなさい…」がしっ


「あうあうあうぅぅぅ〜///」ズルズル〜


バタンッ


「あぁ、眠ィ…」下ぬぎぬぎっ


このやり取りが俺の毎朝の日課の様なものになっている。

俺は東方私立幻想学園高等学校に通う2年生、水奈月セイヤ、さっきの3人の女の子も同じ高校に通う同級生である。

俺の両親は中学一年の時に事故で死んでしまってこの高校に入るまである人の所で世話になっていた、事故の怪我で右目の所に消えない傷ができてしまいそれからは髪を伸ばして右目だけ隠している。

さっきの赤と白の大きなリボンをした女の子が博麗霊夢、この幻想町の小さな山の上にある神社で巫女さんをやっていて俺が小さかった頃から知り合いの幼馴染みである。(腐れ縁ともいう)

もう一人の長い金髪のウェーブをかけた女の子が霧雨魔理沙、こいつも霊夢と同じ幼馴染み(腐れ縁)である、珍しいものや面白そうな事があればとにかく首を突っ込みだがるトラブルメーカーのような人物である。

最後の一人の銀髪の少女は十六夜咲夜、一年生の頃魔理沙が作った部活《誰かを助け隊》の最初の依頼者でその依頼解決の成功報酬が部員に

なる事だった為部員になってから付き合いが多くなり今ではよく行動を共にしている、炊事洗濯なんでも御座れの完璧超人で掃除も得意、一年生にしてお嫁さんにしたい女の子ランキングで見事2位を獲得した凄い人物、趣味は手品。



セイヤ「着替え終わったぞぉー…」


咲夜「朝食の用意はできてますよ」カチャ


魔理沙「私もうお腹ペコペコだぜ〜…」


霊夢「私も〜」


セイヤ「お前らも食うのかよ…てか配膳くらい手伝え…」カチャ カチャ


咲夜「いえ、私がいいと言ったんです。セイヤも座っててください、私がやりますから」カチャ


セイヤ「飯作ってもらってる時点でかなり助かってるんだ、配膳と片付けくらい俺たちがやるよ」


霊夢・魔理沙「「えぇ〜…」」


セイヤ「ごちゃごちゃ言うな!ほら箸!」つ箸


霊夢と魔理沙は小さい頃から両親のいない俺の所にちょくちょく遊びに来ていたのだが今では咲夜の他にいる部員2人も来る始末、俺の家はアパートなので人数はそれで目一杯、嫌ではないがなんとも言えない感じである。


咲夜「よしっ、ではいただきましょう」


霊夢・魔理沙・セイヤ「「「いただきます!」」」


今日の朝食はアサリの味噌汁、高菜の明太マヨネーズ和え、鮭と春キャベツの煮物、そしてホカホカの白御飯である


セイヤ「いつ食べても咲夜の料理は美味いな…霊夢も魔理沙も少しは見習ったらどうだ?」


咲夜「い、いえそんなに大したものは作っていませんよ///」テレッ


霊夢・魔理沙「「むむむ、確かに…でも料理覚えるの面倒くさい…」」ぐぬぬっ


セイヤ『これが出来る女と出来ない女の差というやつなのだろうか…』もぐもぐ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


台所


ジャー

カチャカチャ


セイヤ「にしても今日も美味かったな、咲夜の料理」カチャカチャ


霊夢「そうねぇ…私も本気で料理覚えようかしら…」フキフキ


朝食を食べ終え片付けをする段階で3人は多いので霊夢か魔理沙、ジャンケンに勝った方は免除という取り決めで決まったのが今の状況、そして最後に洗ったお皿を霊夢に渡す


セイヤ「ほいっ」つ皿


霊夢「はいよっと」フキフキ


ジャー

キュッキュッ


セイヤ「んじゃ戻るか」スタスタ


霊夢「そうね」スタスタ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


セイヤ「皿洗い終わったぞぉ」


リビングに戻ると咲夜と魔理沙は朝のニュース番組を観ていた


魔理沙「おー!セイヤお疲れー、霊夢もお疲れさん!」ヒラヒラ


咲夜「お疲れ様です」ペコッ


霊夢「あ〜、疲れたぁ」ノビッ


セイヤ「皿拭き如きで何が疲れただ…」ゴソゴソ


学校に行く準備を整えながら霊夢に一言いう


咲夜「もうそろそろ出た方がいいですかね?」


魔理沙「あー、もうそんな時間かぁ…よっこいしょっ!」シュタッ


霊夢「じゃあいきましょ、セイヤー?鍵忘れずに締めなさいよ〜?」


セイヤ「わかってるよ…」タッタッ




セイヤ「じゃあ父さん、母さん、行ってきます…」


バタンッ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

通学路



セイヤ「所で俺たちの部活は部員募集するのか?」スタスタ


四月という事もあり通学路は桜が満開で地面は桜の花びらで綺麗に彩られていた


咲夜「私もそれは気になっていました…」スタスタ


魔理沙「あったり前だぜ!一年生の部員が入ればつまり!一年生の間でも私達の部活《誰かを助け隊》の名が広がるんだからな!」グッ


霊夢「悪い意味で広がらなきゃいいけど…」ハァ


通学路を歩いていると突然、咲夜がいきなり走り出しある人物の名前を叫んだ…


咲夜「レミリアお嬢様!おはようございます!」タッタッ


「あら、おはよう咲夜」クルッ


咲夜が呼んだ人物、彼女の名前はレミリア・スカーレット、スカーレット財閥の令嬢で将来は財閥を継いで社長になる事が約束されているが本人次第らしい。

透き通った薄紫色の髪に、まるで磨かれたばかりの美しいルビーの様な瞳を持つ彼女は、魔理沙設立の《誰かを助け隊》の部員の一人でもある。

彼女も家庭の問題で塞ぎ込んでいた所を俺たちが依頼を受けそして解決した、皆さんも予想通り部員が足りなかった状態なので依頼の成功報酬は部員になる事だった。

最初はカリスマ溢れる気品に満ちた女性だと思っていたが、蓋を開ければあらビックリ、怖い物が苦手で運動音痴、オマケに炊事洗濯が全くできない、そして《妹》とも仲直りができないという頑固なダメダメお嬢様だった。

何故咲夜がレミリアをお嬢様と呼ぶのかは小さい頃に虐められていた咲夜を身を呈して守り「私の事はお嬢様と呼びなさい!返事は!?」という事がきっかけで今でもその呼び方は変わってないらしい。お嫁さんにしたい女の子ランキングは5位で、趣味は読書と美味しい紅茶を飲み比べする事らしい。


セイヤ『まぁお嬢様っていうのは間違ってないよな…すごい綺麗だし、金持ちだし…』じー…


レミリア「な、何!?セイヤ、私の顔に何か付いているの!?」アタフタッ


セイヤ「いや、何も付いてないぞ?あ、でも髪に花びら付いてるな…」わしゃわしゃ


レミリア「な、ななな…///れ、レディーの髪に気安くさわるなぁ…///」ドゴッ!


セイヤ「ヘブンズタイムッ!?」ごはぁッ!


レミリア「ふんっ///」プイッ スタスタ


咲夜「あ、お、お嬢様〜!」タッタッタッタッ


魔理沙「おーい、セイヤー生きてるかー?」


霊夢「あんた本当にデリカシーの欠片も無いわねぇ…」


セイヤ「髪に花びら付いてたから払ってやっただけだろ…」は、腹が…


霊夢・魔理沙『『はぁ〜…駄目だこいつ…』』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜校門前〜



ワイワイ☆ガヤガヤ☆


ワイワイ☆ガヤガヤ☆



霊夢「クラス分けどんな感じになってるのかしらねぇ…」


魔理沙「部活仲間全員集合!みたいな感じになってほしいぜ!」


セイヤ「俺は別にクラス分けなんてどうでもいいけどな…」


咲夜「でもセイヤは私達とその知り合い以外で友人はいるのですか?」


レミリア「男の知り合いなんてモブキャラ数人ぐらいしかいないでしょうに…それで一年間学園生活していけるのかしら?」


セイヤ「グハァっ!!」LP8000→LP0 ビー


魔理沙「おい!ニャメロン!セイヤのLPはとっくに0だぜ!!」


霊夢「事実だからしょうが無いじゃない…」


セイヤ『く、くそ…言い返せない、なんで俺は男の知り合いが少ないんだ…』グヌヌッ


下駄箱を目指して校庭を喋りながら歩いていると一人の女性が声をかけてきた…


「あ、おーいみんなー!おはよー!」タッタッ


此方に駆け寄ってきた金髪の女性はアリス・マーガトロイド、綺麗な金色の髪とサファイアの瞳、そして彼女といつも行動を共にしている人形の上海ちゃんはアリスの母親が作った手づくり人形で彼女の宝物らしい。

彼女も魔理沙設立の部活《誰かを助け隊》の部員でそれとは別に演劇部でも活動している、俺達の部活に入る事になった理由は演劇部での練習で緊張からか一人で演劇の練習をしている時よりも実力が出せずに困っている、なので練習に付き合ってほしいというのが依頼の内容だった、成功報酬は兼業でもいいから書類にサインだけでもしてほしいという幽霊部員のような条件だったのだが何故か演劇部よりもこちらの部活の方に来る頻度の方が多い。

彼女もお嫁さんにしたい女の子ランキングで4位とかなり高い順位に選ばれた、成績は学年1位のレミリアに次いで2位とかなり頭が良く品行方正で弾けるような笑顔が堪らないと校内で男女問わず人気がある。

週末には百鬼夜行商店街で子供向けの人形劇も行っている。


魔理沙「おう!アリスおはよう!」ニカッ


アリス「おはよう魔理沙、今日も笑顔がとても素敵ね」フフッ


魔理沙「お、おうそうか?なんだか照れるぜ///



霊夢「アリスおはよう」


レミリア「おはよう」


咲夜「おはよう御座います」


アリス「霊夢、レミリア、咲夜もおはよう」


セイヤ「よう、おはようアリス」


アリス「あ、セイヤ、居たんだね…」


セイヤ「俺の扱い酷くね…?」


アリス「冗談だよ、おはようセイヤ」ニコリ


セイヤ「最初から普通に挨拶してくれ…」


アリス「セイヤを揶揄うのは楽しくてつい」フフッ


セイヤ「俺で遊ぶな…」プイッ スタスタ


魔理沙「あっ、待てよセイヤー!」タッタッ


霊夢「全く…」


アリス「セイヤに不快な思いをさせちゃったかな…」シュン


咲夜「多分セイヤはどう返したらいいのかイマイチ良くわからなかっただけですよ」


レミリア「セイヤは不器用だものね…」


霊夢「ま、そういう事、別に嫌だとか思ってないから気にしなくていいと思うわよ?」


アリス「でも…」


霊夢「だったら今行って適当に謝ってきなさい、本人はなんで俺に謝るんだって言うわよ絶対」


アリス「…うん」テッテッ


「あのセイヤ…さっきは変な事言ってごめんね…」


「ん?何でアリスが俺に謝るんだ?」


「お前なぁ…」


霊夢「ほらやっぱりね…」ハァ


咲夜「流石幼馴染みですね、バッチリ的中してますよ」


霊夢「べ、別に幼馴染みとか関係ないから///ま、魔理沙だって分かってただろうし///」


レミリア「霊夢、相手が誰であろうと私は負けないわよ?」


霊夢「す、好きにすればいいじゃない!あんな変態木偶の棒!!」ダダダダダダダダー


「おーい霊夢どうしたー?」


「うっさい馬鹿魔理沙ーーーー!!」


「何だとーーー!?待ちやがれ霊夢ーーー!!」


「何やってんだ?あの2人は…」


「さ、さぁ…?」



咲夜「さぁ、お嬢様私達も行きましょう」


レミリア「ねぇ咲夜、さっきの言葉は何も霊夢だけに言った訳ではないのよ?貴方もその中に入ってるんだから…」


咲夜「なっ///わ、私は別にセイヤの事なんてなんとも///」


レミリア「ふふ、まぁいいわ…お互い悔いのないよう全力を尽くしましょう」スタスタ


咲夜「待って下さいお嬢様〜」タッタッタッタ




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜下駄箱〜


この幻想学園のクラス分けは少し変わっている。

自分の下駄箱の中に今年一年間のクラスが書かれている紙が入っていてそれに従って各々その紙に書かれているクラスに行くというなんとも変わったクラス分け方法なのだ。

因みに俺の今年のクラスは


セイヤ「2年2組か…」カサッ


魔理沙「セイヤー!クラス分けどうだった?私は2年2組だったぜ!」


セイヤ「お、なら同じクラスだな」


魔理沙「本当か!?よし、後は霊夢達が同じクラスなら…」


霊夢「セイヤー、魔理沙ー、クラス分けどうだった?私達みんな2年2組なんだけど」スタスタ


魔理沙「マジか!?よっしゃー!部活仲間全員同じクラスだぜー!」ヒャッハー☆


霊夢「咲夜達は先に教室に行ってるって、私達も早くいきましょ?」


魔理沙「そうだなー!楽しい一年になりそうだぜ!!他のクラスメイトはどんな奴等かなー!!先行ってるぜ?」ズダダダダッ


霊夢「こら!廊下は走るんじゃないの!全く全然進歩してないわねぇ」


セイヤ「でも楽しい一年になりそうだとは俺も思うぞ?」


霊夢「…あんたがそんな事言うなんて珍しいわね…」


セイヤ「そう…かもな…」スタスタ


霊夢「あっ、コラ待ちなさい!私を置いていくなぁ!」タッタッ


セイヤ『本当に楽しい一年間になりそうだな…』スタスタ


自分の本心を心の中で呟き、俺と霊夢は階段を昇っていった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2年2組 教室



魔理沙「お、やっと来たか!席の場所決まってるみたいだから黒板の所見てみろよ!」


霊夢「どれどれ〜」


セイヤ「俺一番後ろの真ん中かよ」


レミリア「私はセイヤの隣の席ね…」


咲夜「私はセイヤの前の席ですか」


アリス「私窓際の一番前…」うぅ


霊夢「私廊下側かぁ、なんか嫌だなぁ…」


魔理沙「私はアリスの右斜め下だな、夏暑そうだぜ…」


アリス「暑いのは苦手なのに…」


セイヤ「得意なのは熱血馬鹿くらいだろ」


???「私は暑いのは平気ですけどね!」


レミリア・咲夜「「美鈴!?」」


この赤のロングヘアーの女性は紅美鈴、彼女の家は古代から続いている武術紅闘流と呼ばれる流派を教えている道場やっていて卒業後はその流派は継ぐ事になっているという体育会系少女。(武術系少女でも可)

体育会系なだけあってスポーツは何でも得意で特に水泳では全国大会に出場し見事ベスト5入りするなど中学の頃から色々な賞を貰っていたらしい。

レミリアと咲夜、そして先輩の《パチュリー》さんやレミリアの妹で今年入学してくる《フラン》とは幼馴染みであり第二の家族の様なものだと話していた、レミリアも咲夜も「そう言われると恥ずかしいけれど」と肯定している。

授業中によく居眠りをしている居眠り常習犯として先生や生徒の間ではかなりの有名人、嫁にしたい女の子ランキングでも8位と人気もある様子。趣味は武術の鍛錬と水泳、そして寝ることらしい。


紅美鈴「皆さんと今年一年同じクラスで生活できるなんて、とても嬉しいです!」


魔理沙「だなぁ…体育祭も文化祭も修学旅行もみんな一緒に出来るなんて感激だぜ!」


紅美鈴「ですよね?ですよねー!?」キャッキャッ


レミリア「美鈴も朝からテンション高いわね…」


咲夜「まぁそこが美鈴のいい所ですよね?お嬢様?」ふふっ


レミリア「まぁ…ね…」プイッ


霊夢「所で今年の担任の先生は誰なのかしら?」


セイヤ「さぁな、もうそろそろ来るんじゃねぇの?」


ガラッ…


???「はい、みんな席についてー」パンパンッ


霊夢「ゲッ!あいつが今年、私達の担任なの!?」


???「ゲッとは失礼ね…こんなに綺麗で美人なお姉さんが担任なんだからもっと喜んだらどう?」


魔理沙「お姉さんなんて言える歳でもないだろうに…早く結婚した方がいいと思うぜ?」


???「あぁん?魔理沙、あんた新学期そうそう留年決まっちゃってもいいのかなぁ?」ギロリン


魔理沙「ウ、ウワーコンナビジンナオネイサンガコトシイチネンタンニンナンテユメノヨウダゼー」アハハ


???「うんうん♪そうでしょ〜♪あ、それとセイヤ元気にしてた?あんたに何かあったらあんたの親に顔向けできないからね」


セイヤ「あぁ、別に何も不自由はしてねぇよ紫さん」


紫「そう、なら良かったわ♪ほらみんな早く席に着きなさい!」


この腰まで長い金髪の女性は八雲紫さん、俺の両親が死んだ時に引き取ってくれた人物で、俺の母には返しきれない恩があるらしい。

元々はこの幻想学園の学園長を務めていたのだが俺を引き取ってから時間に余裕が無くなってしまい自分の妹である八雲藍さんに学園長をやってもらい自分はパートでお金を稼いで俺をこの高校に入るまで面倒を見てくれていた。

自称IQ300%の天才で「私に解けない謎はない!」との事、俺がこの高校に入ったのをきっかけに学園長ではなく教師としてこの高校に赴任してきた。

この幻想町で知らない人はいない超が付く程の有名人アンド人気者である、去年の嫁にしたい女の子ランキングに乱入し騒ぎを起こしてから面白キャラが定着しつつある。

趣味は家でゴロゴロする事と合コン?だそうです。


紫「はい皆席に着いたわね?じゃあ入学式で進入生に付けてあげる花を渡すから後ろにどんどん回していってねぇ」つ花


咲夜「はいセイヤ、どうぞ」つ花


セイヤ「あぁ悪いな…」受け取る


セイヤ『あれ、確かこの花って…』


受け取ったそれは小さな布で丹念に作られた3つの花が一つになっているブローチのようなものだった…


セイヤ『スイートピー、ポインセチア、それに赤のガーベラか…確かスイートピーが門出、青春の喜びでポインセチアは祝福、赤のガーベラって何だったっけ?』うむぅ


レミリア「赤のガーベラは常に全進って意味よ、セイヤ」


セイヤ「っ!?な、なんで俺の考えてる事が分かったんだ?」アセッ


レミリア「あら、私はセイヤが考えてる事なら大抵分かる自信があるわよ?」ウフフ


レミリアは悪戯っぽく笑う、俺ってそんなに単純な思考してるんだなと思った


咲夜『セイヤはきっとこの言葉の本当の意味を分かってはいませんね…』ハァ


セイヤ「咲夜、なんで溜息付いてるんだ?」


咲夜「なんでもありませんよ…」ハァ


また溜息つかれたよ…


レミリア「それにしても凄いわね、こんなに豪華なブローチを貰えるんですもの」


セイヤ「お前も入学式で貰っただろ?俺は正直勘弁してほしかったね、小学生じゃあるまいし

…」


レミリア「まぁこの学園の伝統の様なものなのでしょう?私は今でも部屋に飾ってあるわよ?」


咲夜「私も写真立ての隣に飾ってありますね、セイヤは?」


セイヤ「ん?ラーメン溢して捨てた…」


レミリア・咲夜「「最低(ですね)ね」」


セイヤ「冗談だって、ちゃんと取って置いてあるよ」


レミリア「本当かしら…」


咲夜「信用できませんね、帰りに確認しに行きましょうお嬢様」


レミリア「あら、それはいいわね♪」


セイヤ「俺ってそこまで信用ないのかよ…」


紫「はいはい静かにして!じゃあ今から体育館の方に各自移動してちょうだい!着いたら2組の椅子に出席番号順で座わりなさい」


クラス全員「はーい」


紫「はい、じゃあ移動しなさい!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

体育館に向かって移動中



魔理沙「そういえばフランも今日からこの幻想学園の一年生になるんだろ?レミリア?」


レミリア「えぇ、元々別の高校に行く筈だったのに何処かのお馬鹿さんの所為で急遽行く高校を変更したのよ…」チラ…


霊夢「あんたの事だって分かってる?セイヤ?」


セイヤ「俺か?俺は何もやってないだろ…」


咲夜「よく何もやってないなどと言えますね、妹様を誑かしておいて…」ジトー


セイヤ「いや何で俺が悪いみたいになってるの?それとお前ら、その犯罪者を見る様な目を今直ぐやめろ…」


アリス「あれ?ロリコンは犯罪なんだよ?」ウフッ☆


セイヤ「いや俺ロリコンじゃないから!?」


霊夢「あらそう、ならベットの下の《いやん❤︎未熟な私を開発してね❤︎》っていう同人誌はダストシューティング☆しちゃっていいのね?」


魔理沙・咲夜・レミリア・アリス「「「「うわぁ〜…」」」」ヒキッ…


セイヤ「おい霊夢なんでその事知ってんだ!?それとお前らもヒクのやめろ!」


魔理沙「安心しろセイヤ、例えお前がどうなろうと私は見捨てないぜ?」肩ポン…


咲夜「私も美味しい料理を沢山作ってあげますからどうか犯罪者にだけはならないでくださいね?」


レミリア「フランに手を出したら許さないけど、そ、その///わ、私なら別に///ごにょごにょ…」モジモジ…


アリス「レミリアがデレてる…まぁ私はセイヤ好みの可愛いロリロリなお人形をプレゼントしてあげるよ♪」


霊夢「だってさセイヤ、良かったね?」ちら


セイヤ「全然良くない…」ズーン


俺の大事なナニかを失ったが俺達は体育館を目指す…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜体育館〜



セイヤ『相変わらず広いなこの学園の体育館は…』


入り口を抜けると広大な空間が広がっていた、この学園の体育館はただ広いだけではなく体育館入り口の内側の壁はロッククライミング専用の凹凸があり、体育館内部にはトレーニングルームまで完備されているというとんでも体育館だ。

雨の日に外の野球部やサッカー部、陸上部なども練習出来る様にとの事らしい。


霊夢「ほらセイヤ、ボーッと突っ立ってないで早くイスに座りなさい!」チョイチョイ…


セイヤ「わぁーったよ」スタスタ


自分の所定のパイプイスに腰掛けポケットからスマホを取り出し電源を切る…


レミリア「あ…私も忘れる所だったわ」ポチ…


後ろでレミリアの声がしたので振り返る…


レミリア「きゃあっ///いきなり振り返らないでよバカァ///」シュッ!


セイヤ「危な…」手を掴む


レミリア「な///!?て、手を放しなさい///」


セイヤ「いやだって放したら叩くだろ?だから放さ無い…」ギュッ…


レミリア「え、そ、それってその///」カァ


紫「コラァ!なに入学式前でラブコメ展開してるのよ!独身の私に対する当てつけかオラぁ!」キシャーッ!


セイヤ「やべっ、紫さんに怒られる方のがキツいな、おいレミリア、俺前向くけど叩くなよ?」パッ


レミリア「ぁ…」しゅん…


咲夜『後でセイヤには紫さんのお説教よりもキツイお仕置きが必要みたいですね…』ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


紫『なんか咲夜ちゃんがジ◯ジョに出てくるキャラみたいになってるんだけども…』汗



「はい皆さん、おはようございます。春休みは如何お過しでしたでしょうか。皆さんの元気な顔を見られて私はとても嬉しいです。」


学園長の休み明けテンプレご挨拶を話しているのはさっき話した紫さんの妹で現学園長の八雲藍さんである。

紫さんの妹だけあって綺麗な金髪であるが紫さんとは違って髪型セミロングで帽子?の様な物をいつも被っている、帽子の形が狐の耳の様な形をしているが決して耳が生えているという訳ではなくそういう仕様らしい、紫さんに小さい頃に貰った誕生日プレゼントでそれ以来肌身離さず被っている(お風呂に入る時はとる)そうな、紫さんの後任で学園長になった彼女だが紫さん以上に立派に務めており見た目も綺麗な為学園全体で驚異的な支持を受けている。趣味?は紫さんのお世話らしい。


藍「去年の一年生は二年生に上がり二年生だった者は三年生に上がりました。三年生は今後の人生をどの様に進むのか少しづつ考えていかなければなりません。二年生もまだ後一年あるからと言って油断しているとあっという間に過ぎてしまいます。そんな皆さんも一年生の時はワクワクとドキドキで胸が一杯だった事でしょう。今年入学する一年生を優しくそして時には厳しく接してあげるのがあなた達上級生の務めでもあります。では皆さんお待ちかねの新入生の皆さんを拍手で迎えてあげましょう。」


「新入生入場!」


パチパチ


パチパチ


セイヤ「パチパチパチパチ」


アリス「口で言わないで手を動かしなよ…」パチパチ


前の席に座っているアリスが手を鳴らしながらこちらを向いた…


セイヤ「へいへい…」パチパチ


レミリア「今年の新入生はどんな子がいるのかしらね」パチパチ


セイヤ「さぁ?興味ないね」パチパチ


レミリア「私はフランが他の子と仲良くできるのか心配だわ…」パチパチ


セイヤ「大丈夫だろ、あの子社交的だし」パチパチ


レミリア「馴れ馴れしい奴だって思われなければいいのだけれど…」パチパチ


セイヤ『本当妹思いな奴だな…フランにもっと甘えさせてやればいいのに……いや十分甘えさせてるのか』パチパチ


そんな事を話している間に新入生が入場し着席しようとしていた…


「着席!」


新入生 スッ


「では二年生全員起立!!」


セイヤ「面倒臭いな…」ガタッ


咲夜「文句を言ってないでキチンと背筋を伸ばしてください、見っともないですよ?」ガタッ


アリス「そうだよセイヤ、新入生の所に今から行くのに…」ガタッ


セイヤ『マジで小学生の入場式かよ…』ハァ


「では二年生の皆さん、先生の後に続いて新入生にブローチをつけてあげてください」


紫「はい、じゃあアリスを先頭に先生について来て」スタスタ


そのまま新入生の所にまで歩いていき俺は二列目の所を曲がって新入生の前まで来た


「あっ!セイヤだ!」


セイヤ「あぁ、なんだフランか…」


このちっこ可愛い金髪の女の子がレミリアの実の妹、フランドールスカーレット。

スカーレット財閥のお嬢様だが財閥を継ぐ予定はない、それでもレミリアが継いだ後には自分も一緒に働きたいという程のお姉様大好きっ娘。

レミリアに厳しく教育していたせいかこちらは奔放に育てられたらしく(レミリア談)性格は甘えん坊で我儘、つまり見た目通りという事である。

レミリアと同じルビーの様な瞳をしていて身長も余り変わらない、レミリアの家庭の事情に首を突っ込んだ時彼女に会って以来懐かれている。

可愛い人形が好きでアリスとよく遊んでいるとの事。趣味は人形集めと甘い物を食べる事、そしてレミリアと一緒に寝る事らしい。(一緒に寝るって趣味か?)


フラン「やっと会えたね!春休み中は全然家に

遊びに来てくれなかったんだから!」プンスコッ


セイヤ「いやだってお前達の家に行くと親父さんに「剣術の修行だ!」…って言われて全然休みにならないんだよ…」


フラン「私寂しかったのに…LINEしたって無視するんだもん…」シュン…


セイヤ「いやちゃんと返しただろ?まぁ少し遅れたが…」


フラン「少し!?丸一日放置して少しはないでしょ!?」


セイヤ「わ、悪かったって。今度からはこまめにチェックするから、な?」


フラン「う〜、じゃあナデナデして?」プク〜


セイヤ「は?ここでか?それはちょっと…」


フラン「セイヤは私の事、嫌い…?」ウルッ


セイヤ「いやだから…」アセアセッ


フラン「お願いっ…」上目使い〜☆


セイヤ「ハァ〜」ナデナデ


フラン「えへへ〜///」ニコニコ


どうやら俺は上目使いに弱いらしい、いやていうかきっと全員無理だろ、これを断るのは


フラン「う〜☆う〜☆///」


セイヤ『そういやレミリアも頭撫でると、う〜☆とか言うけどこれ遺伝なのか?』ナデナデ


「はい、では新入生の子にブローチをつけてあげてください」


セイヤ「おいフラン、つけるから少し大人しくしてろよ?」


フラン「うん!」


俺は彼女の制服にブローチをつけた


フラン「わぁ〜可愛いブローチ!セイヤ、これ私の宝物にするね?」


セイヤ「んな大袈裟な…」


フラン「だってセイヤに付けて貰ったんだもん…」ボソ…


セイヤ「ん?何か言ったか?」


フラン「う、ううん!何でもないよ?///」


セイヤ「そうか?んじゃそろそろ戻るみたいだから、また後でな」


フラン「うん♪またねぇ〜♪」手フリフリ




セイヤ「はぁ…」どっこいしょ


レミリア「フランにブローチを付けてあげたみたいね?」


セイヤ「偶々フランに付ける事になっただけだって」


レミリア「でもあの子凄く喜んでたわね、ありがとう」


セイヤ「だから偶々だって…」


レミリア「それでも…よ。感謝してるんだから、素直に受け取ったらどう?」


セイヤ「分かったよ…どういたしまして…」


レミリア「…最初からそう言えばいいのよ」


「新入生代表の言葉!新入生代表!フランドールスカーレット!」


フラン「はい!」スクッ



セイヤ「あれ、フランが新入生代表の言葉言うのか?」


レミリア「私の妹だもの♪」ふんすっ


セイヤ『姉バカに妹バカ…シスコン同士お似合いだな…』呆れ


レミリア「フランったら「緊張しちゃうからお姉様練習付き合ってぇ〜…」って涙目で言うんだもの///本当に困った妹だわ///」


セイヤ『皆さん、レミリアに重度のシスコンって設定付け加えておいてください』(切実)


フラン「新入生代表の言葉!私達新入生一同はこの東方私立幻想学園高等学校に入学できた事を心から嬉しく思います。これからの学園生活の三年間、きっと辛い事や悲しい事も沢山あると思いますが、それと同時に楽しい事も沢山あると私達は思っています。優しい先生方や先輩方と共にこれからこの学園で生活出来るのだと思うと期待で胸が一杯です。これからはこの学園の名誉と歴史を大事にし清く、正しく、前向き、に学園生活を送れるように努力したいと思います。新入生代表、フランドールスカーレット。」



パチパチパチパチパチパチ!!



レミリア「フラン…立派になったわね…」グスンッ


クラスメイト『泣く程感動したのか…』


「では続いて在校生代表の挨拶!生徒会長西行寺幽々子!」


おおお 幽々子様だ


幽々子様〜


この盛り上がり様相変わらずだな…今壇上に上がっている女性は西行寺幽々子先輩、三年生でこの幻想学園の生徒会長を務めている。

淡いピンクの色をした髪を肩の所まで伸ばしていて瞳の色も綺麗な桜色をしている。

二年生の時には生徒会長の座についていて三年生おも引っ張って行ったという。

男子生徒からの支持は学園一でファンクラブも存在する程の人気っぷり、お嫁さんにしたい女の子ランキングでも堂々の一位を獲得し今やこの学園での模範生徒として先生からの信頼も厚い。

掴み所のないような性格をしているせいで男子生徒が勘違いをして告白するなんてケースはざらにあり、他校の生徒も幽々子さん目当てでこの学園に放課後デートを申し込みに来るなんてこともある。家がお寺で周りは墓地のため霊感が強くお祓いの様な事を神社で巫女さんをやっている霊夢と一緒にやっている。(お金を取られますご注意ください)見た目に似合わず大食いで週末には大食いチャレンジをする事、しかしタダにしてもらうだけで賞金などはもらわないらしい。趣味は前述話した通り食べる事。


幽々子「新入生の皆さん。御入学おめでとう御座います。」


セイヤ「相変わらず凄い人気だな、幽々子先輩」


レミリア「それも頷けるわ、容姿端麗で頭脳明晰しかも二年生で生徒会長、ファンクラブもあるぐらいだものね」


セイヤ「お前も容姿端麗で頭脳明晰だろ?生徒会長とかならないのか?」


レミリア「え?い、今なんて言ったの?」


セイヤ「ん?容姿端麗で頭脳明晰?」


レミリア「容姿端麗…セイヤがわ、私の事、かかか可愛いって…///はわわ///」しゅ〜


セイヤ『なんで頭から煙噴き出してるんだ?』


セイヤ「咲夜とアリスは生徒会とか興味ないのか?」


咲夜「私は今の部活をやるのが楽しいので…他の所に余り時間は使いたくないですね」


アリス「私も演劇部と掛け持ちしてるからこれ以上は無理かな〜…」あはは…


セイヤ・咲夜『『お前(あなた)は最近演劇部で活動してる(んですか?)のか?』』


レミリア「う〜…///」しゅ〜



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

入学式終了



霊夢「やっと終わったわねぇ〜!ていうかあんた達ずっと喋ってたわね…」


魔理沙「霊夢も私と喋ってただろ?」


咲夜「やはりお二人も話を聞いていなかったんですね?」


霊夢「だって偉い人の話とか長いじゃない…」


魔理沙「つまらない話ばっかりで退屈だっただぜ…」


レミリア「同感だけれども話位きちんと聞いたらどうなの?」


アリス「あれぇ?セイヤの言葉に一喜一憂していたのはどこの誰だったかなぁ?」


レミリア「あ、アリス?何を言っているの?わ、私そんな一喜一憂なんて…///」カァ


霊夢「ほほう…是非その話聞かせてほしいわねぇ…ねぇ魔理沙?」ちら…


魔理沙「おう!アリス聞かせてくれ!」


アリス「私は別にいいよ?」チラッ…


レミリア「ちょ、ちょっと!駄目よアリス喋っちゃ!」アセアセッ


霊夢「邪魔しようとしたって無駄よ! 美鈴!レミリアを抑えつけておきなさい!」


美鈴「了解です!」ガシッ!


レミリア「ちょっと美鈴離しなさい!命令よ!」ジタバタ!


美鈴「いやぁ〜♪私もその話聞きたいなぁと思いまして☆」グググッ…


魔理沙「観念するんだなレミリア!多勢に無勢とはこの事だぜ!」


霊夢「ま、そういうことね♪」


レミリア「うぅ〜…」


セイヤ「…」ぼー…


咲夜「セイヤ、どうしたのですか?ボーっとして」


セイヤ「あぁ…これから一年間どうなるのかなと思ってさ…」


咲夜「そうですか……では、これから始まる学園生活一年間の始めに、一番痛い事を経験しておけば後々他の痛みが薄れると思うのですが如何でしょう?」ニコッ☆


セイヤ「ん…?今痛みがどうとか聞こえたんだけど?どういう事だ…?」タジッ…


咲夜「入学式の前にお嬢様の手を紫先生に怒られるからという理由で放しましたよね?」ニコニコ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


セイヤ「あ、あぁ…でもそれがどうした…?」後退り〜☆


咲夜「それが?今それがと言いました?あの時お嬢様がどれ程悲しい顔をされていたか、セイヤに分かりますか?…いえ、分からないでしょうね…それならとっくに皆さんの気持ちにも気付いている筈ですから…」ふふふ ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


セイヤ「いや、なんかよく分からないが謝るからその世紀末っぽいというかジョジョっぽい雰囲気やめてくれ、マジで怖いから…」


咲夜「問答無用です…覚悟は宜しいですか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


セイヤ「いやあのだから話を聞いtゴッッ!!



「ぎゃぁぁぁぁぁぁああああ!!」


「ふはははははは!貧弱貧弱ぅ!!」



霊夢「何をやってるのよあの二人は…」


魔理沙・レミリア・アリス・美鈴「「「「さぁ…?」」」」



再び教室に戻る事になった俺たち、今日は半日授業なのでこの後の予定をみんなで話合っていた…


霊夢「そう言えば今日は半日で学校終わるけどこの後どうする?」


レミリア「私は特に予定はないけれど…」


咲夜「私もありませんね…」


アリス「私も…」


セイヤ「揃いも揃って悲しい奴等だな、彼氏くらい作ったらどうなんだ?」


霊夢・咲夜・レミリア・アリス「あぁぁ〜ん…!?」ドギロリンッ!


セイヤ「御免なさい…許して下さいお願いします」orz


美鈴「なんでセイヤは土下座してるんですかね?」


魔理沙「どーせまたいらん事言ったんだと思うぜ?」


セイヤ「で学校終わったらどうするんだ?」orz


霊夢「あ、ならうちの神社でお花見なんてどう?今桜が見頃だしうちにも大きい桜の木があるしさ」


咲夜「お花見ですか…いいですね、私は是非参加したいです」


レミリア「私も参加させてもらうわ、フランも一緒に参加させてあげたいんだけどいいかしら?」


霊夢「全然いいわよ?魔理沙はどうする?」


魔理沙「私が参加しなけりゃ始まらないぜ!」


霊夢「はいはい、参加って事でいいわね?美鈴はどうする?それとアリスも勿論参加するわよね?」


美鈴「面白そうですね〜!私も参加させていただきます!」


アリス「私も参加という事でお願い」


霊夢「了解〜。あ、後セイヤは買い出しお願いするから、勿論費用はあんた持ちね♪」キャピッ☆


セイヤ「俺は強制参加かよ…しかも買い出し行かせる上に自腹ってどういう事だおい!」土下座解除☆


霊夢「あら〜?男が女の子にもお金出して貰おうっていうの〜?」


咲夜「セイヤ、買い出しのお手伝いは私も付き合いますので」まぁまぁ…


セイヤ「わかったよ…」はぁ…


「おぉー!宴会の話かー!だったら私も参加させろー!!」


全員「萃香(先生)!!」ギョッ


この見るからに小学生なナリをした女性は伊吹萃香先生、れっきとした成人女性である。渾名は歩くアルコール摂取機。

いつもお酒の入っている瓢箪を持ち歩いていてそれを没収すると大泣きする、俺たちの部活誰かを助け隊の顧問でもある。

橙色をした長髪を紐で縛っており頭の上に真っ赤なリボンを付けている、霊夢とは昔からの知り合いで仲がよく呼び捨てで呼び合う程、そのせいか俺や魔理沙も小さい頃からよく遊んでもらっていた、腕相撲が得意で並の男の人では勝てない程の馬鹿力の持ち主。趣味は勿論お酒を飲むこと、そして強い人と腕相撲をする事である。


萃香「私を置いて宴会しようだなんて酷いぞ霊夢!」


霊夢「あんたが来ると楽しい宴会が酒の匂い漂う戦場と化すじゃないの!」


萃香「そういうイベントには引率の先生が必要だろう!いいから私も参加するー!」


紫「あら、だったら私も参加させてもらおうかしら、いいわよね?」


咲夜「紫先生が居てくれるなら大丈夫ではないでしょうか?」


セイヤ「逆だ逆、余計にカオスな事になるぞ?」


紫「はいはいじゃあ決定ね!午後3時にはみんな博麗神社に集合するように!ほら早くホームルーム始めるから教室に行きなさい」


魔理沙「色々勝手に決められたぜ?いいのか霊夢?」


霊夢「はぁ、もういいわよどうでも…」


レミリア「考える事を放棄したわね…」


美鈴「仕方ないですよね、この状況じゃあ…」


セイヤ『頼むから騒がしいのは勘弁してほしい…』


ちょうどそんな事を考えていると教室の前に

ついた、細かい事は明日決めるという事になっているらしいので席に着くと直ぐにホームルームが開始され下校という形になった。


霊夢「さぁーてじゃあ花見の準備もあるから私達は先に帰るわね?ほら魔理沙!アリス行くわよ!」


魔理沙「えぇー!私も準備するのかよ!?」


アリス「私は手伝うよ、霊夢」


霊夢「アリスは良い子よね〜、ほら魔理沙早く行くわよ!じゃあみんなまた後でね」


咲夜「はい」


レミリア「わかったわ」


セイヤ「あぁ」



「魔理沙!はやく来なさい!」ガシッ!ズルズル!


「HA☆NA☆SE☆」ジタバタ!ズルズル!


「魔理沙、観念しようよ…」スタスタ…



咲夜「では私達も行きましょうか」


セイヤ「はぁー買い出し係とか面倒いな」


レミリア「ねぇ、咲夜にセイヤ私もついて行ってもいいかしら?できればフランもそのまま連れて行きたいのだけれど」


咲夜「私は構いませんよ?」


セイヤ「俺も構わないが今の内にフランに校門前に居るようLINEしといた方がいいんじゃないか?」


レミリア「ええ、そうするわ」スッスッ


ピロリンッ☆


レミリア「あら返信早いわね…是非参加させてほしいそうよ。後今友達と一緒みたいなのだけれどどうしましょう?」


咲夜「出来れば新入生との交流も兼ねてお花見に参加させてあげたいですね…」


セイヤ「まぁとりあえずフランの所に行ってその子達に会ってみるか」


そう言って俺達は校門に向かう為、教室をでた


美鈴「皆さん遅れてすみません!少し御手洗に

行っていたら遅くなってしまって!」ガラリラッ


美鈴「あれ?咲夜さん?お嬢様?皆?私、置いてけぼり?」ポツ〜ン…




咲夜「何か忘れている様な気がするのですが…気の所為でしょうか?」


セイヤ「何を忘れたんだ?」


レミリア「きっと咲夜の気の所為よ、早くフランの所に行きましょ?」



皆に忘れられてしまった紅美鈴、でも大丈夫!お花見には参加しますから!



フラン「あ!お姉様〜!」タッタッタッ


レミリア「フラン、代表の挨拶しっかり言えていたわね?偉いわ」ナデナデ…


フラン「えへへ〜///お姉様が練習に付き合ってくれたからだよ!ありがとうお姉様!」


レミリア「フラン…」ぎゅっ


フラン「あっ///えへへ、嬉しいけどなんだか恥ずかしいな///」


セイヤ「おい、これはどういう状況だ…?」


咲夜「所謂《萌え》というやつですね…おぜう様も妹様も可愛らしい///」鼻血ダラー


セイヤ「そうか…取り合えずこれで鼻に栓して上向いとけ」つティッシュ


咲夜「すみません、有り難く使わせていただきます…」上向き〜↑


そんなやり取りをしていると校門の方から声がした…


「おーいフラン!あたい達待たせて何してんのー!」


「先輩達とお話してるのかー?」


「あ、えーと…こんにちはです」ペコッ…


セイヤ『この子達がフランの言っていた友達なのだろうか…』


フラン「あ、お姉様達に紹介するね?入学式で仲良くなったチルノちゃんにルーミアちゃんそれとこいしちゃんだよ!」


「こんにちは!」ペコリ


咲夜「はい、御丁寧にどうも」ペコッ…ポロッ…


セイヤ「おい、ティッシュ取れたぞ?」


チルノ「あはは!面白い先輩だねフラン!」あはは!


ルーミア「鼻血が出てるのかー?」


こいし「あの、良かったらこれどうぞ」スッ ティッシュ


咲夜「あ、すみません使わせていただきます…」


レミリア「…なんで咲夜は鼻血を出してるのよ」


セイヤ「聞いてやるな…」


セイヤ『それにしても個性的な子達だな、フランと仲良くなる訳だ…』ふむ…


チルノ「じゃあ先輩方に挨拶するよ!あたいはチルノ!将来天才になる凄い子だ!」


セイヤ『何だか⑨の様な事を言っている水色の様な髪色をした子がいるがスルーしよう、そうしよう…』


ルーミア「私はルーミアっていうの、宜しくお願いします」両手広げ〜


この両手を大きく広げている子はルーミアちゃんというらしい、金髪の頭に小さな赤いリボンをしていて、お人形さんの様な可愛らしい容姿をしている。髪は整ったショートヘアーである、なんか俺を見て美味しそうとか聞こえるけどきっと気の所為だろう…


こいし「あの、初めまして…古明地こいしっていいます、宜しくお願いします…」ペコリンッ


こちらの緑っぽい銀髪をしているのがこいしちゃんか、この子もお人形さんの様な可愛らしい容姿をしていて、少し髪にクセがあるのかフワフワしている、首から目玉のようなネックレスをしてるけど何処かでみたような、ていうか古明地ってまさか…


セイヤ「あの、こいしちゃんってまさか《さとり》の妹さんか何か?」


こいし「お姉ちゃんを知ってるんですか?」


セイヤ「知ってるも何も…会えば必ず弄られるからな…」遠い目…


こいし「あの、すみませんお姉ちゃんが迷惑を掛けているみたいで」ペコッ…


セイヤ「いや、こいしちゃんが謝る事じゃないし別に迷惑とも思ってないから」ニコ ナデナデ…


こいし「はぁぅ〜…///」カァ…


咲夜「出ましたね、セイヤの特殊スキル女の子キラー…」ちら…


レミリア「出会って間も無い後輩をも落とすとはとんでもないわね…」はぁ…


フラン「これ以上ライバル増えるのはやだよぉ…」うぅ…




セイヤ「そういえばこれから別の先輩の神社でお花見やるんだが、皆も来るか?」


チルノ「え!?お花見!?行ってもいいの!?」


ルーミア「邪魔にならない?」


こいし「御迷惑になりませんか?」


セイヤ「フランに友達が居るって聞いててその時から、じゃあ新入生の歓迎も兼ねてって話をしてたから大丈夫だと思うぞ?一応その先輩に聞いてみるがな」つスマホ


セイヤ「あ、霊夢か?」


霊夢『どうしたのセイヤ?買い出しのメモは渡したでしょ?』


セイヤ「いや、今から行く所なんだがフランの友達も連れて行って大丈夫か?」


霊夢『なんだそんな事?全然いいわよ、で何人来るの?』


セイヤ「三人追加で頼む」


霊夢『わかったわ、三人ね?用意しておくから他にも色々買ってきなさいよ?』


セイヤ「わぁーってるよ…」


霊夢『それじゃ切るわよ?コラー!!魔理沙!!ちゃんと準備しなさいよ全くー!!』わぁー助けてくれセイヤー!!


セイヤ『アーメン…』


その言葉を胸の中で唱えた瞬間、通話は終了した…


セイヤ「いいってさ」


三人「やったー!!」わーい


咲夜「では買い出しに行きますか」


レミリア「そうね、もう2時過ぎてるし」


フラン「おっ花見♪おっ花見♪」ルンルン


こうして後輩の三人を加え俺達は商店街の方に向かって歩き出した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜百鬼夜行商店街〜



安いよ安いよー!!


ヘイらっしゃい〜!!


奥さん!今日は魚が安いよぉー!



咲夜「ええと後は、牛のバラ肉と豚の粗挽き肉、それと揚げ物系ですね」読み読み


レミリア「あともう少しね、ほら頑張りなさいセイヤ」


セイヤ「結局俺が全部持つ羽目になるんだな…あぁ分かってたよったく…」ゼェ〜ハァ〜


フラン「ほらセイヤ頑張って!あと少しだよ!ファイト!」


こいし「が、頑張ってください!セイヤさん!」


頑張ってと言われても飲み物ボトルで5.6本入った袋にお菓子や何故か生活雑貨まで入った袋を全部俺一人が持っている状況だ。

しかもこれ全部俺の自腹だし。


セイヤ「悪い、残りはそんなに重くないだろうからお前達が持ってきてくれ、俺は先に博麗神社の方に向かってる」


咲夜「わかりました、ではお気を付けて」


ルーミア「頑張ってね?」


チルノ「行ってらっしゃい!」手ブンブン


セイヤ「はいはい…」ガサガサ



暫く歩くと博麗神社前の大きな階段の所まで来ていた、この階段をこれ持って上がるとか何かの修行かよ


セイヤ「ハァ〜疲れた〜」ドサッ


鳥居を潜って縁側の所まで歩くと荷物を下ろして俺は寝転んだ


セイヤ「マジでキツいわ、勘弁してほしい…」


一息付いて気付いたが魔理沙が縁側の端っこで白目を剥いて倒れている…


魔理沙「」ち〜ん☆


セイヤ『ま、いっか』


霊夢「あらセイヤおかえり、他のみんなは?」


セイヤ「ん?あぁ残りの買う物は重いものじゃなさそうだったから俺は先に神社の方に向かってたんだ」


霊夢「そう、ならあんたも手伝いなさい、そこの馬鹿の代わりにね」チラ


魔理沙「」ち〜ん☆


セイヤ「いや、でも俺疲れて…」


霊夢「なに?あんたもそこの馬鹿みたいになりたいの?」


セイヤ「…わかったよ、何すればいいんだ?」


霊夢「蔵に行ってこの書いてあるもの持ってきて♪」つメモ


セイヤ「…随分と準備がいいな、メモまで書いてあるなんて…」受け取り


霊夢「本当はそこの馬鹿に持ってきてもらおうと思ってたのに、今じゃこれだからね…」


セイヤ「わかったよ、鍵は?」


霊夢「開いてるから勝手に入っちゃっていいわよ〜」スタスタ


セイヤ「んじゃ行くか…」スタスタ




〜博麗神社の蔵(倉庫)〜



ガチャッ



セイヤ「げほげほっ!煙いな…」


中は埃っぽく、蜘蛛の巣が天井にできていて床にはガラクタが多数転がっていた


セイヤ『蔵の整理くらいしておけよ…』ガチャガチャ


セイヤ「えぇと、バーベキューセットにバケツが3つ、紙コップに紙皿、あと木炭にチャッカマンか…」


見つけては出し、見つけては出しを繰り返しようやく紙に書いてあるもの全てを外に出した


セイヤ「おーい霊夢!バーベキューセットとかどこに置いておくんだ!?」


霊夢「普通に縁側の前に置いておいてー!出来ればいつでも焼ける様に木炭に火をつけておいてちょうだい!」


セイヤ「りょうかーい!」ガチャ


バーベキューセットを縁側の方に運び高さの調節などをしていると、縁側の前の大きな桜の木が目に飛び込んだ


セイヤ『本当に立派な桜だよな…』


「ふふふ、毎年綺麗に咲いてくれて私は嬉しいわ」


セイヤ「あ、霊夢のお母さん…お久しぶりです



霊夢母「ふふ、霊夢から聞いたわよ?今日みんなでお花見なんですって?」


セイヤ「はい、すみません、場所をお借りしてしまって…良ければ霊夢のお母さんも一緒にどうですか?紫さんや萃香先生も来ますよ?」


霊夢母「あら、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら」ふふっ


セイヤ「紫さんや萃香先生も喜びますよ」ははっ


このちょっと抜けてそうな人が霊夢のお母さん博麗霊菜さんである、膝の所まで伸びた茶色のロングストレートで性格も霊夢と正反対、オマケに巨乳で本当に霊夢とは外見も中身も似つかないぐらいの美人である。

霊夢の父親も事故で亡くなってしまい女手一つで霊夢を育てている。

紫さんや萃香先生とは同期であり親友だったそうなそこに自分の母や魔理沙のお母さんも一緒で幻想学園の5柱なんて呼ばれていたらしい。趣味は天気のいい日にお庭のお掃除をする事。


咲夜「遅くなってすみませんセイヤ!あ、こんにちは霊夢のお母様」ペコリッ


霊菜「こんにちは咲夜ちゃん、相変わらず綺麗ね」


咲夜「あ、ありがとう御座います///」


レミリア「ご無沙汰しています」ぺこっ


フラン「あ!霊夢のお母様だー!」わーい


霊菜「あらあらまぁまぁ///レミリアちゃんもフランちゃんも可愛いわぁ///」ナデナデナデナデッ


レミリア・フラン「「うー☆///」」カァ


チルノ「こんにちは!」


ルーミア「こんにちは」


こいし「あ、あのこ、こんにちは…」おずおず


霊菜「あらぁ///可愛い娘達がこんなに沢山…///セイヤ君、この子達は後輩さん?」


セイヤ「はい、フランの友達で自分達の後輩です」


霊菜「そうなのぉ、こんな所だけどゆっくりしていってね☆」


チルノ・ルーミア・こいし「「「は、はいお邪魔します!」」」


霊夢「あら、この子達が電話で言ってた後輩?」


アリス「わぁ〜可愛い娘ねぇ」


食器やらなにやらを両手に抱えながら霊夢とアリスが台所から歩いてきた


魔理沙「ん〜、なんか頭が痛いぜぇ〜…」ヨイショ


セイヤ「お、魔理沙ようやく起きたか…」


咲夜「さっきからずっと思っていたのですが、何故魔理沙は居間に倒れていたんですか?」


レミリア「きっと手伝いをしたくなくて駄々を捏ねていた所、霊夢の怒りに触れて殴り倒された…という所でしょう?」


霊夢「正解……皆が色々やってくれてたのにあんたときたら…」ジトー…


魔理沙「わ、悪かったって……お!この子達が後輩か!?私は霧雨魔理沙!宜しくな!」


チルノ「あたいはチルノ!宜しく魔理沙!」


ルーミア「チルノちゃん先輩なんだからさんとかつけないのかー?」


こいし「ルーミアちゃんの言う通りだよ、チルノちゃん…」


魔理沙「私は細かい事は気にしない達だから好きに呼んでくれて構わないぜ?」


ルーミア「寛大な先輩なのかー、私はルーミア宜しく魔理沙先輩」


こいし「あの、古明地こいしっていいます。これから宜しくお願いします、魔理沙先輩」ぺこっ


魔理沙「おぉー!おいお前ら聞いたか?魔理沙先輩…だってよー♪」キター☆


霊夢「はいはい…よかったわねぇ〜…」


アリス「皆、これから宜しくね?」


このあと紫さんに萃香先生、そして美鈴が加わり各々自己紹介をした後、お花見兼新入生歓迎会第2弾が開始された…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



セイヤ「んで結局…こうなる訳だ…」ハァ



萃香「わっはっはっはっ!!酒をもっと持ってこーい!」がっはっはっはっ


紫「それでね?合コンにね?呼んでくれなアーーーハァーーーーーンッ!!」野々村〜


霊菜「あらあら」ヨシヨシ


魔理沙「おい!霊夢!そのお肉は私が育てたやつだ!返せ!」ガー


霊夢「嫌よ!いつまでも食べないでとっといてるのが悪いんでしょ!?」


魔理沙「とっといてた訳じゃねぇ!育ててたんだぜ!」


アリス「ま、まぁまぁ2人共落ち着いて…」


レミリア「ふぅ、まったく落ち着きがないわね…ゆっくり紅茶も飲めやしないわ」カチャン


咲夜「少し騒がしすぎますね…これがセイヤの言っていたカオスというものなのでしょうか…」


フラン「いっくよーチルノ!!」


チルノ「バッチコーイフラン!!」


ルーミア「ピッチャービビってるのかー!?」


こいし「み、みんなやめようよ〜…」おろおろ


フラン「きゅっとして〜…ドカーン☆」ビシュッ


チルノ「あっ!コース逸れた!」


咲夜「お、お嬢様危ない!!!」


レミリア「なによ…騒がsパコーン!!


美鈴「お嬢様の顔面にゴムボールが直撃…」あわわわ…


レミリア「フ〜ラ〜ン〜…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!


フラン「ひぃ!!お姉様が怒ったぁ!!」ダッ


レミリア「待ちなさい!!フラン!!」ダッ


咲夜「あ、お嬢様〜!妹様〜!」


こいし「だからやめようよっていったのに…」


チルノ「ど、どうしよう」


ルーミア「どうしようもないのかー?」



セイヤ「ドクペうま…」ごくっ…



ある程度騒いで落ち着いたようです…



霊菜「落ち着いた?紫?」ヨシヨシ


紫「うん…」こくっ


萃香「ごくごくごくっ、ぷはーっこの為にいきてるぅ〜!」


アリス「やっと落ち着いたね…」


セイヤ「そうだな…」


魔理沙「まったく、やれやれだZE☆」ふぅ


咲夜・霊夢「「あんたが(あなたが言わないで下さい!!)言うな!!」」


フラン「お姉様御免なさい〜…」えぇ〜ん


レミリア「ヨシヨシ、今度からはちゃんと周りを見てから遊びなさい?」


チルノ「ご、ごめんなさい…」


ルーミア「すみませんなのかー…」


こいし「御迷惑お掛けしてすみませんでした…」


レミリア「いいのよ、これからもフランと仲良くしてあげてね」ニッコリ☆


チルノ・ルーミア・こいし「「「は、はい勿論です!」」」






魔理沙「そういえば、フラン達はどこの部活に入るのか決まってるのか?」


フラン「私は勿論お姉様達と同じ部活に入るよ!」


魔理沙「おぉそうか!じゃあ今度入部届けレミリアに渡すからサインして先生に渡しておいてくれ!」


フラン「うんっ!」


霊夢「他の3人はどこの部活に入る予定なの?」


チルノ「あたいは氷塊から舞い降りた天才!だからあたいは麻雀部!」


ルーミア「私は体を動かすのが好きだから新体操部なのかー」


こいし「わ、私はお姉ちゃんと同じ部活に入りたいなぁって…」


アリス「さとりと同じ部活っていうと占い学部だっけ?」


咲夜「確かそうだった様な気がします…」


レミリア「姉妹は仲良くなければいけないものね?…ね、フラン?」なで…


フラン「うん!お姉様!」ニコッ


こいし「あ、あの!」


全員「ん?」


こいし「え、えっとフランちゃんがこれから入る部活ってどのようにしてできたんですか?」


フラン「あ、そういえばまだ聞いてなかった!」


レミリア「私も途中から入ったから作った当初の事は聞いてなかったわね…」


霊夢「別に取り分け話す事なんてないと思うけど?」


美鈴「では今この席を借りて今までどのようにして部員を集めたのかも話してくださいよぉ、ずっと気になってたんですよね!」


魔理沙「そうかそうか!みんな聞きたいか!そりゃぁもう聞くも涙話すも涙の大長編なんだぜ?」


セイヤ「おい…まさか咲夜が入る前から話すつもりか?尺後で足らなくなるぞ?」


魔理沙「元々長編執筆って事になってるんだし今までの事話さないと過去に何があってこうなのかがわからないだろ?」


霊夢「そりゃあそうだけど…」


魔理沙「そう…あれは…私達3人が高校1年になったばかりの春の事だったぜ…」


セイヤ「おい、マジで話すのか?」





〜部活を作ろう!そして新入部員ゲット!?〜






魔理沙「おーい!霊夢ー!セイヤー!」タッタッタッタッ


霊夢「あんた、廊下を走るなって中学の時から言ってるでしょ?」


セイヤ「それにどうしたんだ?そんなに慌てて…」


魔理沙「部活作ろうぜ!!」シャキーン☆


セイヤ・霊夢「「は…?」」


魔理沙「だから!ぶ・か・つ!部活作ろうぜ!!」デーン


霊夢「んじゃ、私帰るから…」スタスタ


セイヤ「俺は職員室行ってプリント渡さねぇと…」スタスタ


魔理沙「うおーい!待ってくれ!私達幼馴染みだよな?な?」ガシッ


霊夢「アレーソウダッタッケー?ワタシアナタノコトワカリマセーン」


セイヤ「腐れ縁でも可、それじゃ…」


魔理沙「頼むから待ってくれー!私どうしてもやりたい部活があるんだ!2人とも聞いたらきっと入りたくなる筈だから!まだ入る部活決まってないんだろぉ…?」なぁなぁ〜…


霊夢「はぁ、分かったわ参考までに聞いてあげる」ふぅ


セイヤ「で?どんな部活をやりたいんだ?」


魔理沙「よくぞ聞いてくれた!その名も《誰かを助け隊》!!」


セイヤ・霊夢『『な、名前がダセェーー!!』』


魔理沙「ふふん!驚いてる様だな!その名の通りこの部活はこの学園で悩みを抱えている生徒に手を差し伸べ問題を解決してあげようという素晴らしい部活なのだ!!」デデーン☆


霊夢「部活名はともかくとして内容はしっかりしてるわね…」


セイヤ「でもそれって生徒会や先生なんかで十分なんじゃないか?」


魔理沙「甘いなぁセイヤ!この年齢になってくると先生は愚か親に相談するなんて事出来ない子の方が多い、友達なんて以ての外だ!だから依頼を受ける上で私達は依頼者が他の者には黙ってほしいと言われればその通りにする、そうする事で安心して相談してもらう環境をつくり依頼解決に全力を注ぐのが私達部活メンバーの鉄則であり使命なんだZE☆!!」ドンッ☆


セイヤ・霊夢『『ま、魔理沙がかなりまともな事を言っている…明日は桜の花びらではなく雪が降るのかもしれない…』』唖然…


霊夢「魔理沙がここまで言うなんてよっぽどだわ…分かったわ、その部活に私は入部する、セイヤは?」


セイヤ「俺も入部させてもらう、退屈しなさそうだしな…」


魔理沙「よっしゃー!なら早速職員室行こうぜ!!」


霊夢「所で部活名は《万屋幻ちゃん》って名前にしない?」


セイヤ・魔理沙「「それは駄目だろ…」」



〜職員室〜



魔理沙「えぇぇぇっ!?部員が6人集まらないと部として認められないー!?」


紫「そうなのよ…唯でさえこの学園は部活が多いからね、部費の額の話なんて常にあるし大変なのよ…」


セイヤ「そういえば紫さんが学園長の時もそんな事家でボヤいてましたね…」


霊夢「あちゃー、どうすんのよ魔理沙?」


魔理沙「ぐぬぬ…こんな所で諦められないぜ!紫先生!期限って後どれ位なんだ!?」


紫「えぇ〜っと確か……残り丁度二週間みたいね…」ペラペラ…


セイヤ「残り二週間で3人か…厳しいな…」


霊夢「ねぇ紫、仮部活として入部希望を募るとか期間中にしたい活動をする事ってできる?」


紫「ん?まぁ期間中であれば可能だよ?勿論部費も下りないし期間中に人が集まらなければそのままなかった事になっちゃうけど…」


霊夢「ふふ、それだけ聞ければ充分よ、で結局どうするの魔理沙?」


魔理沙「…決まってるだろ?やるっきゃないぜ!!行くぜ2人共!?」


セイヤ・霊夢「「おう(えぇ)!!」」


紫『青春ねぇ…』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とある空き教室



セイヤ「紫さんがここなら期間中好きに使っていいってさ」


魔理沙「おぉ!ここが私達の部室かぁ」キラキラ


霊夢「仮、だけどね…」


魔理沙「これから本当の部にする為に頑張るんだろ?なら早速この埃塗れの教室を掃除しようぜ?」


セイヤ・霊夢『『魔理沙が進んで掃除をする…だと…?』』



バシャーー!


「うわっ魔理沙バケツ蹴っ飛ばしてるぞ!?」


「きゃー蜘蛛の巣が髪に!?」


「雑巾雑巾っ!!うわっ!?」


「くそっ!物置にモップないか…うわっ箒がカビてる…」



〜1時間後〜



キラキラ☆キラキラ☆


キラキラ☆キラキラ☆



霊夢「ようやく綺麗になったわね…」


魔理沙「疲れたぜ〜…」机にグター


ガラッ…


セイヤ「飲み物買って来たぞ?」スタスタ


霊夢「わぁやった!」


魔理沙「サンキューセイヤ〜私もう喉カラカラだぜぇ〜…」


セイヤ「さて…取り敢えず今日はここまでにして各自家でビラ作りでもして放課後にでも配るか」


霊夢・魔理沙「「賛成〜…」」



翌日



霊夢「それじゃあ各自紫先生に許可をもらった所にビラを貼り付けて、余ったビラは各自下校中の生徒に渡すっていう事でいいわね?」


魔理沙「異論はないぜ!」


セイヤ「大丈夫だ…問題ない…」



〜1時間30分後〜



霊夢「ふぅ〜なんとか配り終えたわ…」


魔理沙「これで人が来てくれればいいけどなぁ…」


セイヤ「まぁ待つしかないだろ…」




キーンコーン…カーンコーン…



魔理沙「結局完全下校時刻になっちゃったぜ…」ショボン


セイヤ「まぁまだ始めたばかりだし気を落とすなよ」ポンッ


霊夢「んじゃ今日はセイヤの家ですき焼きパーティーでもしましょう!」


魔理沙「おぉ!すき焼きかぁ!早くスーパー行こうぜ!」ガタッ


セイヤ「ったく、霊夢貸し1つだぞ…?」


霊夢「はいはい☆」


更に翌日、翌々日と依頼人は来なかった


魔理沙「うぅ…」ドヨーン


霊夢「どうすんのよセイヤ、魔理沙もう完全にグロッキー状態よ?」


セイヤ「んな事言ったって…ん?」チラ


ススッ…


霊夢「どうしたのよセイヤ?」


セイヤ「いや…気の所為だったみたいだ…」


ススッ…


セイヤ『ドアの向こうで誰かが行ったり来たりしてる?』ガタッ…


ガラッ…


セイヤ「誰もいない」キョロキョロ…


バタンッ…


霊夢「さっきからどうしたのよ…」


セイヤ「いやさっきから誰かが…」


ススッ…


セイヤ「今だっ!!」


ガラッ!


「きゃあ!?」どてっ…


セイヤ・魔理沙・霊夢「「「ん…?」」」


ドアの前には純白のパンゲフンゲフンッ!銀色の髪をした女性が転んだ状態で俺達を見ていた


魔理沙「えっと…その…なにか依頼が?」


「あ、えっと、はい…」


霊夢「おお!やったわね魔理沙!初の依頼者よ?」


セイヤ「取り敢えず中に入ってくれ…それと悪かったなビックリさせて」手差し伸べ


「い、いえ私も緊張していたので其方が行動を起こしてくれて助かりました…」手を握る


霊夢「取り敢えずお茶出すから魔理沙、あんたしっかり話聞きなさいよ?」


魔理沙「当たり前だぜ!私はこの部活誰かを助け隊の団長、霧雨魔理沙だ!宜しくな!」


『ぶ、部活名がダサい…』


セイヤ『この顔は部活名ダサいって思ってる顔だな…』


魔理沙「じゃあ早速だけど学年と名前聞いてもいいか?」


咲夜「は、はい私の名前は十六夜咲夜と申します、学年は1年生です…」


霊夢「あら、なら同い年じゃないの、それなら別に敬語じゃなくてもいいわよ?」お茶どうぞ


咲夜「いえ、私は敬語の方が喋りやすいので…」あ、ありがとうございます


魔理沙「そっか、じゃあ咲夜。咲夜がここに来た理由を話してもらいたいんだけどいいか?」


咲夜「…」俯き…


霊夢「ごくりっ」


咲夜「…」ぽろぽろっ


セイヤ「!?」ギョッ!


咲夜「ひっく…えっぐ」ボロボロ…


霊夢「ちょちょちょ、待ってどうしていきなり泣くの!?」


咲夜「すみ…ませ…えぐっ」ボロボロ…


魔理沙「と、取り敢えず落ち着いて、な?」


咲夜「その…親にもっ…大切な友人にもっ…えぐっ…話せなくてっ…ひっく…怖くてっ…」ボロボロ…


セイヤ「ほ、ほら新品のハンカチだこれで涙拭け」つハンカチ


咲夜「すび…ばぜん…」グスッ…


魔理沙「で、その言いづらいと思うんだが、どんな事で悩んでるんだ?」ヨシヨシ


咲夜「その…お股から血が…」


霊夢・魔理沙「「セイヤーーーッ!!!!」」


セイヤ「押忍ッ!!!!!」バッ…!!


霊夢・魔理沙「「外ッ!!!!!」」


セイヤ「イエス!マム!!!」クルッ!!


バタンッ…!!


咲夜「あの…なんであの人は外に…」グスッ


霊夢「男が居ない方がいいからよ?」


魔理沙『しかし遅い方なんだなこいつ…』



〜少女説明中〜



廊下…


セイヤ「」スマホいじいじ


30分経過…


セイヤ「♪」音楽鑑賞中


1時間経過…


セイヤ「糞また闇の神仮面かよ…」


1時間30分経過…


ガラッ…


霊夢「終わったわよ…」ゲソォッ…


セイヤ「おう…お疲れ様…」肩ポン…


部室に入ると顔を茹で蛸の如く染めている彼女がいた


魔理沙「依頼…解決…だぜ…」


セイヤ「魔理沙…お疲れ様…」肩ポン…


咲夜「す、すみません…こんな事に時間を使ってもらっちゃって///」


セイヤ「携帯とかで調べなかったのか?」


霊夢「テンパってて完全に忘れてたらしいわ…」


魔理沙「私はまだキテなかったって事に驚いてるぜ…」


セイヤ「まぁ個人差があるだろうしそこはしょうがないだろ?」


咲夜「本当にありがとうございました…それで依頼の解決料とかは?」


魔理沙「あ、そ、それ何だけど今この部活3人しかいなくて、6人集まらないと部として認められないらしいんだ…だからもし良かったら私達の部に入ってくれないか?」


咲夜「え?私が…ですか…?」


霊夢「いやなら無理しなくてもいいわよ?都合のいいお願いだって分かってるし」


セイヤ「まぁ依頼料とかも俺たちは取るつもりがないからな、今回は偶々部員不足って事で依頼に来た人を勧誘してるってだけだし」


咲夜「いえ…是非私もこの部活に入れてください!お願いします!」ガタッ!


魔理沙「い、いいのか?人数が足りなかったらそのまま部はなくなっちゃうんだぜ?」


咲夜「部活が無くても私達はもう友人ですよね?何も部活が全てでは無い筈です!」


セイヤ・霊夢・魔理沙「「「な、なんていい子なんだ…」」」


魔理沙「よ、よし!じゃあ自己紹介だ!私はさっきも話したが団長の霧雨魔理沙だ!」


霊夢「私は博麗霊夢、一応博麗神社って所で巫女をやってるわ。宜しく咲夜」


咲夜「はい、宜しくお願いします、霊夢」


セイヤ「俺は水奈月セイヤ、これから宜しくな咲夜」


咲夜「はい、これから宜しくお願いします、セイヤ」


魔理沙「よーし!これから頑張って部員集めるぞー!」


セイヤ・霊夢・咲夜「「「おー!!!」」」



これが俺たちの部活、誰かを助け隊の作る事になったきっかけと始めての新入部員、十六夜咲夜との出会いである。

しかしこの後、咲夜の幼馴染みレミリア・スカーレットの家庭の事情に首を突っ込んだ事によって俺達があんなに大変な想いをする事になるのを俺達はまだ知る由も無かったのである。





〜運命を決められた少女レミリア・スカーレット〜





咲夜が入部してからの翌日、部室にて…



魔理沙「さて、咲夜が入ってくれる事になって部活を続けるに至るまでには後2人部員が必要なんだがこれからどうする?」


霊夢「どうするって言っても依頼が来なけりゃ仕方がないじゃない…」


セイヤ「無理矢理勧誘したって意味無いしな」


咲夜「あの…私、悩みを抱えていそうな人は知っています…」


魔理沙「おお!誰なんだそいつは!?」ガタッ


咲夜「その、《レミリア・スカーレット》という人なんですが…」


霊夢「レミリアってあのレミリア・スカーレット?」


咲夜「はい…私の恩人でもあり親友なのですが、前からご両親はお嬢様に厳しく遊ぶ暇も無い様な生活を送っていたんです…それが最近酷くなっているらしくて…」


セイヤ「家庭の問題は厄介だな…ていうかお嬢様って?」


咲夜「小さい頃に私が虐められていた所をお嬢様に助けて貰って、それからお嬢様とお呼びする様になったんです。小さい頃からスパルタで勉強や習い事をしていたお嬢様とは中々遊ぶ暇もなくて…」


霊夢「ふ〜ん…でも私達がいきなり出て行ったんじゃ唯の変質者だし…」


セイヤ「本人が頼みに来なけりゃ俺達は基本動けないしな…」


魔理沙「あくまで相談を受けるって形で始まるからなぁ、依頼の内容によるかもしれないけど」


咲夜「最近は妹様とも口を聞いていないそうですし心配です…」


霊夢「ん?なんでそこで妹がでてくるのよ?」


咲夜「お嬢様と妹様は全く別の形で育てられたんです…お嬢様には厳しく教育していますが妹様の方はお嬢様に厳しくしているからか奔放に育てられているんです…」


魔理沙「それってどう考えてもおかしいぜ!!片方を厳しくしてもう片方を甘やかすなんて!!どんな親だよそんな教育方法するなんて!」


セイヤ「魔理沙、怒鳴りたくなる気持ちも分かるが落ち着け…でも確かにそうだな、そんな生活環境じゃ妹を憎んだっておかしくない…」


咲夜「小さい頃から仲が良かったのですが、大きくなるにつれてお嬢様の方から妹様を遠ざける様になったんです…」


霊夢「お金持ちの考える事って分からないわね…貧乏で良かった、良くないけど…」


セイヤ「そういやレミリア・スカーレットってスカーレット財閥の娘かなんかか?」


咲夜「今更ですか…」


魔理沙「1年で1番の有名人だぜ?なんで知らないんだよ…」


セイヤ「いや、興味ないし…」


霊夢「そんなんだから友達できないのよ」ハァ


セイヤ「それは今関係ないだろ…まぁ相談するかしないかは本人次第だな…」


咲夜「だったら……私が!お嬢様が助けを求めてくれる様背中を押します!皆さんは廊下で見守っていて下さい!」ガタン!


勢いよく立ち上がり彼女が叫んだ…


霊夢「それはいいけど大丈夫なの?変に足踏み入れると地雷踏むわよ?」


咲夜「このままではお嬢様が塞ぎ込んでしまいます!私は親友としてお嬢様の力になってあげたいんです!」


魔理沙「よし!その意気だ咲夜!セイヤ、霊夢!私達も協力してやろうぜ?」ガタッ!


霊夢「わかってるわよ、困ってる人が居るんなら助けてあげなくちゃね」ガタッ…


セイヤ「不安だらけだが仕方ないな、取り敢えず咲夜に任せてみるか…」よいしょ…


咲夜「はい!任せてください!」メラメラ



と意気込んで彼女に聞きに行ったんだが…



レミリア「咲夜、私は別に悩みなんてないわ…今は気分が優れないから話掛けないでちょうだい…」


咲夜「お嬢様!何故話してくださらないのですか!私はお嬢様が心配で…」


レミリア「あぁもう!鬱陶しいわね!悩みなんかないって言ってるでしょ!?」


咲夜「で、ですが最近お嬢様は…」


レミリア「何!?咲夜に私の何が分かるっていうの!他人の癖に!!」


咲夜「っ!?た、他人…?」ポロッ…


レミリア「っ!!いいから消えなさい!目障りだわ…」フイ…


咲夜「うぅ…ヒック…」ボロボロ


魔理沙「っ!!もう我慢できないぜ!」バッ!


霊夢「ちょ!?ちょっと魔理沙待ちなさい!」ダッ!


セイヤ「くそッ!」ダッ!


魔理沙「おい!あんた!幾らなんでもそれは言い過ぎだぜ!咲夜が誰の為にここまで必死になってると思ってるんだ!」


レミリア「……誰よ貴方達」ジロ…


魔理沙「私達は咲夜の部活仲間だ!お前達親友なんだろ!?なのに他人とか抜かしやがって!」


レミリア「それがどうかしたのかしら?他人に他人って言って何が悪いのよ」


魔理沙「このっ!」ダッ!


霊夢「魔理沙!落ち着きなさい!」ガシッ!


レミリア「…いいわよね、貴方達は好きな事が出来て…私は小さい頃から勉強や習い事の毎日、遊ぶ暇なんて殆ど無かったわ…それはこれからもそう…だから私には親友なんてもの、邪魔でしかないのよ!」


霊夢「だったら親に言えばいいじゃない!私の人生なんだから私の好きにさせてって!親に反抗の一つもしないで勝手に不機嫌になってんじゃないわよ!」


レミリア「…私の好きにですって?…っ!貴方達に分かる!?将来財閥を支えて行かなくちゃいけない私の気持ちが!?分かる訳ないでしょうね!私達は住む世界が違うのよ!咲夜とも本当は出逢うべきじゃなかった!私は親が敷いたレールの上をひたすら走る《運命》なのよ!」


「あんたはその《運命》って言葉でただ逃げてるだけのお子様だ…」


レミリア「なん…ですって?貴方、今なんて言ったの?」ギロッ…


セイヤ「何度でも言ってやるよ…あんたはただ逃げてるだけだ、咲夜からも両親からも妹からも…そして、自分自身からもな…」


スタスタッ…ガシッ!ぐいっ…!


レミリア「貴方、私が女だからって甘くみている様ね……もう一度だけチャンスをあげる。誰が逃げてるですって?」グググッ…


彼女は背伸びをすると細い腕で俺の胸ぐらを掴み自分の顔に近づけた…


セイヤ「あんた以外誰が居るんだよ…」


レミリア「私は…私は逃げてなんかいないわ!私はずっと前だけを見て進んできたの!したい事を我慢して、将来の為に、自分の為に!それを逃げているですって!?今日会ったばかりの貴方になんで私の今までの人生を否定されなくちゃならないの!?答えなさい!!答え…なさい…よぉ…」ポロポロ…


なで…


セイヤ「別にあんたの今まで歩んで来た人生全てを否定してる訳じゃない…でも、辛い事や悲しい事を分かち合うのが、家族や友達の在り方だ…勿論楽しい事もな……間違ってるのはあんたの両親だが、あんたもそれを良しとして今まで生きてきたんだろ?それを運命なんていう言葉で片付けるのは間違ってるってだけの話だ…」なでなで…


レミリア「でも…私にはお父様やお母様に…そんな事を言う勇気なんて無いわ…」ポロポロ…


セイヤ「勇気が無いなら分けて貰えばいい…幸い今ここにあんたの親友が居るんだからな…」ほれ…


レミリア「咲…夜…」グスッ…


咲夜「お嬢…様…」ポロポロ…


ギュッ!


レミリア「御免なさい…御免なさい咲夜!酷い事を言っちゃって…私…本当は咲夜に言いたかった!助けて貰いたかったの…!!」えぐえぐっ…


咲夜「私の方こそ…!お嬢様の本当の気持ちに気付かずに…!申し訳ありませんでした…!」ボロボロ…


レミリア「咲夜…他人だなんて言って御免なさい…こんな私でも友達で居てくれる?」グス…


咲夜「はい!勿論です!お嬢様!」ニコ


咲夜ー!! よしよし


霊夢「一件落着ね…」ふぅ…


セイヤ「まぁ一件じゃ終わらない訳だがな…」


魔理沙「あと難件落着させればいいんだ?」


セイヤ「さぁ?後2、3件じゃねぇの?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



レミリア「それじゃあ、改めて自己紹介させてもらうわ、私はレミリア・スカーレットよろしくね」


魔理沙「私は霧雨魔理沙!部活動、誰かを助け隊の団長だ!!」


レミリア『部活名…ダサいわね…』ウワー


セイヤ『またこの顔だよ…』


霊夢「私は博麗霊夢、博麗神社で巫女をやってるわ、よろしくレミリア」


レミリア「あら、博麗神社ってあの有名な?」


霊夢「あら!私の神社も随分と有名になったものねぇー!」


レミリア「金汚い巫女がいるっていうので有名な神社でしょ?」


霊夢「だぁ〜れが金汚いですってー!!」


セイヤ「お前だよお前…俺は水奈月セイヤ、宜しくなスカーレット」


レミリア「レミリアでいいわ。その代わり私もセイヤって呼ぶけどいいわね?」


セイヤ「好きに呼んでくれ…」


咲夜「それで、どのようにお嬢様のお父様と

お母様を説得なさるんですか?」


魔理沙「そりゃあもう正面から私の好きにさせろって言うしかないだろ!」


レミリア「む、無理よ…そんな事をお父様とお母様に言うなんてやっぱり…」


霊夢「でも現状を変えるにはそれしか方法がないのよ?私達も影で応援してるから頑張んなさい」


レミリア「だ、だったら家の外からでいいから見守ってて頂戴!お願い!」


セイヤ「まぁそれ位なら別にいいが不法進入になるだろ、それ」


咲夜「御安心ください!なるべく見つからないような道を通って行けば館に入るのは容易です!警備員さんがいますが…」


魔理沙「マジかぁ…まぁやるしかないか!逝くぜー!!皆ぁっ!!」


レミリア・霊夢・咲夜「「「おー!!」」」


セイヤ「おい行くが逝くになってるぞ…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜レミリアの家(紅魔館)〜



咲夜「さて…お嬢様はお父様の書斎に向かうと言っていたのでそこまで行きましょう…それと3人にはこれを渡しておきます」つインカム


魔理沙「なんだこれ…?」


霊夢「これ無線よね?どうしたのよ…」


咲夜「警備員さんのロッカーの中から借りてきました…」


セイヤ「っていう事は警備員の連絡も聞こえるんだな…?」


咲夜「はい…私達のチャンネルは6ですが警備員さんのチャンネルは3です…状況を知りたい時にチャンネルを変更してください…」イヤホン装着


魔理沙「このボタンみたいなのを押しながらマイクに向かって喋ると同じチャンネル同士の

奴に聞こえるんだな…?」


咲夜「その通りです…さぁ書斎に向かいましょう…」


匍匐前進〜…




〜紅魔館(書斎)〜




レミリア「失礼します…お父様…」


レミ父「レミリアか…どうした、私は今忙しいのだが…」


レミリア「今日はその…お父様にお話したい事があって来ました…」


レミ父「話したい事…か。そんな事よりレミリア…この成績はなんだ!!」バンッ


レミリア「は、ハイッ!なんの事でしょう、お父様」ビクッ


レミ父「惚けるな!!学力テストの点数、何故満点ではない!あの様なレベルの低い高校でこの点数とは!お前は親の顔に泥を塗るつもりか!!」


レミリア「そ、そんなつもりは…」ビクビク


レミ父「もうよい!話は終わりだ!おいメイド!この恥晒しを部屋に連れて行け!私がいいと言うまで決して部屋から出すな!鍵もしっかり掛けておくのだぞ!?よいな!?」


メイド「は、はいっ!!さ、さぁお嬢様早くお部屋に」ガシ


レミリア「やめて!離しなさい!私はお父様に話したい事が!」


レミ父「貴様の様な出来損ないの娘と話す事などない!今すぐ私の目の前から消えろ!!これが終わるまで寝る事は許さんぞ!」ドサッ


レミリアの前に分厚い三冊の本が投げられた


レミリア「そんな…お父様少しだけでも話を…」


レミ父「ええい!くどいぞ!!メイド何をしている!早くそいつを部屋まで連れて行け!」バンッ


メイド「も、申し訳ありませんっ!さ、お嬢様!お早く!」


レミリア「…わかったわ」スタスタ


バタンッ…


レミ父「…ふん」



〜紅魔館の書斎側(外)〜



魔理沙「なんて糞爺だ!一発ぶん殴りに行ってやる!」


霊夢「馬鹿!騒ぐんじゃないわよ…バレるでしょ?」


魔理沙「だったらどうするんだよ…!これじゃあレミリアが可哀相だぜ…」ウル


咲夜「こうなったら…プランBで行きましょう…」


セイヤ・霊夢・魔理沙「「「プランB…?」」」


咲夜「さぁセイヤ…これに着替えて下さい…話はそれからです…」


セイヤ「おい、これってまさか…」汗タラー…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜紅魔館(館内廊下)〜



メイドA「それでメイドDったらさぁー」


メイドB「そうなの?ウケるー!」


「どうも、今晩は…」


メイドA・B「「あ、今晩は…」」


セイヤ「どうかなさいました?」燕尾服〜


メイドA「あ///いえ、初めて見るお顔だったのでつい」


セイヤ「申し遅れました…私、今夜からこの紅魔館で執事をさせて頂く事になった水奈月セイヤと申す者です。以後お見知りおきを…」ニコ


メイドB「そ、そうだったんですね///これからよろしくお願いします///」


セイヤ「はい。では私は旦那様にご挨拶しに行かなければならないので、名残惜しいのですがこの辺で…」ペコリ…


メイドA・B「「は、はぃ///」」


やだイケメン… 身長180くらいあったわよぉ…



セイヤ「ふぅ…こちらセイヤ、紅魔館内部の潜入に成功した…どうぞー」


咲夜『了解です、そのまま階段を上がって突き当たりを右に曲がってください』


魔理沙『しかしこの為に無線を用意しておいたんだな、準備がいいぜ!』


霊夢『取り敢えず頑張んなさいセイヤ!レミリア奪還作戦はあんたの腕に掛かってるんだからね?』


セイヤ「分かってるよ…てゆーかメイドとして霊夢か魔理沙が潜入した方が良かったんじゃないのか?」


咲夜『すみません…警備員さんのロッカーに燕尾服が1着あったんで取り敢えず持ってきたんです。まさかこんな事になるなんて思いもしなくて』


魔理沙『思ってなかったのかよ!?』


霊夢『じゃあこれなんの為に持ってきたの!?』


咲夜『え、えっと…かっこいいからです…///』


セイヤ「まぁ結果オーライって訳だ…咲夜、道案内の続きを頼む…」


咲夜『了解です…突き当たりを曲がったらウンタラカンタラピロピロプルプル』


セイヤ「了解した…レミリアの部屋の前に着いたらもう一度連絡する…どうぞー」


咲夜『了解です…任務が無事成功する様祈っています』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜レミリアの部屋〜



セイヤ「ここか……おい、レミリア聞こえるか?」


「セイヤ…?何しに来たのよ…?」


セイヤ「何しにってお前を助けに来たんだんだよ」


「…それなら結構よ、今すぐ帰りなさい」


セイヤ「は…?おい、どういう事だ」


「どうもこうもないわ。お父様は私の事なんかよりもスカーレット財閥の事の方が大切なんだってよく分かったわ…だから私はもう諦めたの…もうこれでいいのよ。やっぱり運命なんてものはそう簡単に覆せる物ではなかったという事ね」


セイヤ「逃げるのかよ…また、自分の気持ちに嘘をついて…」


「ええ、そうよ…」


セイヤ「っ!!お前な!俺逹はお前を助ける為にここに来たんだ!それをお前自身が先に諦めるなんてどういう事だ!俺はともかく咲夜や魔理沙それに霊夢の気持ちはどうする!?あいつらの気持ちを踏みじるつもりか!?」


「そうね…そうしたくは無いけどしょうがないじゃない…咲夜逹にはあなたの方から謝っておいてちょうだい…」


セイヤ「いい加減にしろ!おい!このドア開けろ!直接お前に言ってやる!」ガチャガチャ…


「残念だったわね…このドアは内側から開けるのは不可能よ…表から鍵が掛かっていて専用の鍵じゃないと開かないわ…」


セイヤ「チッ…」スタスタ



部屋の中



レミリア「何よ…偉そうな事言っておいて、私の事なんか本気で助けるつもりなんてない癖に…」ウルウル


レミリア「本当に…勝手な奴ね…何が助けるよ…ちょっとでも信用した自分が馬鹿みたいだわ」ポロポロ


レミリア「漸く…素直に…グスン…なれたのに…咲夜も…今度ばかりはヒック…愛想を尽かしたえぐっ…でしょうね…」ポロポロ


レミリア「えぐっ…ひっく…勉強…しないと…」ぐしぐしっ



「ラフメーイカー!!じょーだーんじゃなーーーーい!!」



レミリア「何よ…この声…」



「今更あんた一人を置いて!!」



レミリア「外…?」



「構わず消えると思ってんのかー!!!!」ガッシャァァン!!



レミリア「キャアァァァァ!!!!」



〜書斎〜



レミ父「むっ?」



〜とある部屋〜



フラン「っ!?」ビクッ…!!



レミリアの部屋




「痛ってぇ…やっぱり映画みたいに上手くはいかないか…」


レミリア「セイ…ヤ?」


セイヤ「ったく、咲夜のやつロープ離すタイミング速すぎだろ…あと少しで下に真っ逆さまだったわ…」


レミリア「なん…で?帰ったんじゃなかったの…?」


セイヤ「はぁ?誰が帰るなんて言ったよ?ドア開けられないからって咲夜に相談したら屋上まで急いで来いって言われて行ったらこのザマだよ…」


レミリア「どうして?どうして私の為にここまで…」


セイヤ「なんでだのどうしてだの面倒臭い奴だな…ほれっこれで咲夜逹の声でも聞けよ」つインカム


レミリア「なに?これ?」受け取り


咲夜『お嬢様!?聞こえますか!?駄目ですよ諦めちゃ!私の憧れるお嬢様はそんな弱い人間では無い筈です!最後まで闘ってください!私は小さい頃、そんなお嬢様に助けられたんです!』


レミリア「咲夜…」


魔理沙『おーいレミリア聞こえてるかー?親父さんとの会話聞いてたがあれはもう手遅れだぜ!一度殴っておかないと駄目だなあの糞爺は!という訳で今から一発ぶん殴ってこい!』


レミリア「魔理沙…」


霊夢『まったく魔理沙は物騒ね…レミリア!今から家の全財産掻っ払ってきなさい!そしたら私の家で面倒見てあげるから…ね?…だから勇気を出して親父さんに言いたい事全部ぶち撒けてきなさい!いいわね!?』


レミリア「霊夢…」


セイヤ「ま、そういう事だ…で?どうする?決めるのはあんた自身だが」


レミリア「…」ポロポロ


セイヤ「はぁ…」ギュッ…


レミリア「あ…」ポロポロ


セイヤ「悪いな…俺みたいな奴がお前を慰める役で…」なでなで


レミリア「そう…よ…なんで私が…貴方みたいな…男に…」グス


セイヤ「レミリア…もう一度、あんたの本当の気持ちを聞かせて欲しい…俺逹はその想いに、全力で答えてやる…」


レミリア「…お願い……いいえ、命令よセイヤ!私を…助けなさい!」ニコッ


彼女は泣き腫らした顔で精一杯の笑顔を俺に向けてくれた…部屋は月夜で照らされ、彼女を更に美しく輝かせていた。俺はその彼女の願い…いや、命令に片脚を地面に着き服従のポーズをとった、そしてある執事の様にこう呟く


「御意…ご主人様」


今日だけはあんたの執事になってやるよ。レミリアお嬢様…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


レミリア「で、これからどうするの?」


セイヤ「お嬢様には…家出してもらいます」ニコ


レミリア「い、家出ぇっ!?」ギョ


セイヤ「まぁそれが一番簡単で手っ取り早いからな」


レミリア「だからって家出してどうするのよ!その後の事が問題でしょ!?」


セイヤ「まぁ衣食住の問題は霊夢の所で解決するし…後は果たしてあんたの親があんたを連れ戻しに来るかどうかだけど…連れ戻そうとする動機が不純そうだな…」


レミリア「きっとまた恥晒しだの何だのと罵声を浴びせられるのでしょうね…」


セイヤ「ま、取り敢えず行動しない事には事態は良い方にも悪い方にも傾かないしな…よし行くぞ…っと」お姫様抱っこ


レミリア「なっ///ちょっと!!なにしてるのよ!!///」


セイヤ「こっちの方が逃げるの楽だしな…それに今はあんたの執事だ」


レミリア「貴方みたいな執事なんて死んでも御免だわ!いいから降ろしなさい!」ジタバタ


セイヤ「暴れるなよ!さっきの音で警備員逹がこっちに向かって来てるんだ!あんたどうせ走るのとか苦手だろ!」


レミリア「勝手に決めつけないでほしいわね!まぁ足には自信があるけれども…その…走り続けるのは苦手だわ…」モジモジ


セイヤ「…時間の無駄だな、手早くやるか」つピッキングセット


レミリア「そんなものどうしたのよ…」


セイヤ「咲夜から借りた女の七つ道具の一つ、ピッキングセットだ」片手でカチャカチャ


レミリア「なんで咲夜はそんな物を持ってるのよ…」


セイヤ「それは是非俺も聞きたいねっと」カチ


セイヤ「よし…行くぞ?」


レミリア「ええ!……その…セイヤ…ありがとう…///」モジモジ…


セイヤ「それを言うのはまだ早いっての!!」バンッ


居たぞ!! 侵入者だ!


捕らえろ!


セイヤ「やべっ、早速見つかった…」タタタタタタッ


レミリア「貴方の言う通りだったわね」


セイヤ「逆にあそこまででかい音出して様子見に行かせない方のがおかしいっての!レミリア!エントランスまで案内頼む!」タタタタタタッ


レミリア「わかったわ、そこの通路を左!」


セイヤ「了解!」キュッ


警備員A「逃がすな!追え!」


警備員s「「「「「了解です!!」」」」」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〜紅魔館(エントランスホール)〜



セイヤ「しかし広いなこの館は…」タタタタタタッ


レミリア「当たり前でしょ?スカーレット財閥の現社長の家よ?まぁここは先祖代々から当主に受け継がれてきた由緒ある館なのだけれどね…」


セイヤ「ふぅん……っと、やっぱり待ち伏せされてて当然だよな…」ピタ




レミ父「…」


レミ母「…」


メイドs「…」


警備員s「…」


セイヤ「よくもまぁ男1人と女1人にここまでの人数集めたもんだな…」お姫様抱っこ解除…



身長2m近い大男と綺麗で小柄な女性、そしてメイドと警備員が複数エントランスの真ん中に立って俺とレミリアを見上げている



レミ父「レミリア?これはどういう事だ…納得のいく説明をしてみろ」


レミリア「御言葉ですがお父様、私はもうお父様の言いなりにはなりません…私は私のしたいように、これから生きていきます」


レミ父「好きな様にだと…?ふざけるな!!!レミリア!親に向かってその口の利き方はなんだ!?お前は将来このスカーレット財閥を支えていかなければならない大事な存在だ!それを好きな様に生きるだと!?私はそんな事認めんぞ!!」


レミリア「認めてもらわなくても結構よ!私は

ずっと我慢してきたの!友達とも遊べず毎日勉強に習い事に作法の練習、私だって普通の生活がしてみたかった!普通に友達と遊んで、普通に学校で勉強して、明日を楽しみにしながら寝る、そんな当たり前の事を望んでるだけなの!」


レミ父「そのお前が望む生活で将来お前は人の上に立つに相応しい立派な人間になれるのか!?なれぬだろう!?私はその為にお前を…!」


レミリア「結局お父様は私の事なんて全然考えてくれてないわ!お父様が大事にしているのは私じゃなくて会社とその会社の将来だけ!一度も私を褒めてくれた事なんて無かったじゃない!!さもそれが当たり前の様に突き放して!私がどんな気持ちだったのかも知らないで!」


レミ父「ふぅ…退く気はないのだな?」


レミリア「もう…私は逃げないわ…」


レミ父「そうか…貴様だな…ウチの娘を誑かしたのは…」ギロッ


セイヤ「…あぁ、そうさ…それで?それがどうした?」


レミ父「貴様も退く気はないのだな?」


セイヤ「退く気があるなら最初からこんな事しねぇよ……あんた頭大丈夫か?」頭トントン…


レミ父「口の減らない小僧が…おまえ、あれを持ってきてくれ…」


レミ母「っ!?あなた、でもあれは…」


レミ父「頼む…あの馬鹿娘と小僧を一から教育し直してやる…」


レミ母「止めても…聞かないのね?」


レミ父「あぁ…」


レミ母「わかったわ…私はあなたを信じるわ…」


レミ父「…すまない。おい貴様…名を名乗れ」


セイヤ「俺は水奈月セイヤ。今は1日限定でこいつの執事だ」


レミ父「そうか…私の名はブラド・スカーレット、スカーレット財閥の現社長だ。そして今ある物を取りに行っている女性が私の妻アスワン・スカーレットだ」


セイヤ「ご丁寧にどうも。だけどすんなり通して貰えそうもないな」


ブラド「当たり前だ。貴様が私に勝てれば娘を連れて何処へなりとも行くがよい…しかし負ければ貴様は2度と娘に近づかないと誓え…よいな?」


セイヤ「別にいいが何で勝負するんだ?」


ブラド「この館の娘であるレミリア、お前なら気付いているだろう?」


レミリア「っ!?お父様!まさか刀による勝負で勝敗を決めるつもりなんですか!?下手をしたらセイヤが!!」


ブラド「降りるも降りないもこの小僧次第だ…私は降りてもらっても構わないがどうする?セイヤ君…」


セイヤ「聞かなくてもわかるだろ?」ギロッ…!!


ブラド「ほう…いい眼をしているな…」


レミリア「止めなさいセイヤ!お父様は紅魔流抜刀術の使い手、大怪我じゃ済まないわよ!?」


セイヤ「紅魔流だか蒼魔流だか知らないが俺は興味ないね、やれるだけやってみるさ」頭ポンッ…


ブラド「決まりだな…」


アスワン「あなた…持って来たわよ」


ブラド「済まないな…受け取れっ!」ヒュッ!


パシッ…


セイヤ「なんだこれ?木の刀?」カチャ…


ブラド「それは竹光という刀を模した木の塊だ…普通の竹光よりも凝固な素材で出来ているから折れる心配はないぞ?普通の斬撃ならば、な」


セイヤ「そうかよ…だったら早く始めようか…録画してるガキ使が観たいんでな」スッ…


ブラド「その減らず口…何時まで叩けるかな?」スッ


暫しの沈黙…それはレミリアの父ブラドによって掻き消された…


ブラド「ゆくぞ!!!」ダッッッ!!


その巨体からは想像も出来ない速さで俺との間合いを瞬時に詰める


セイヤ『速い!?』身構え


ブラド「ぬぅん!!!」ブォンッ!!


セイヤ「ちぃ!!」ガッ!


辛うじて斬撃を刀で防いだが


セイヤ『なんて重い斬撃だ…!!』


ブラド「それで防いだと思うな!!」ゴッ


ブラドは俺の両手が塞がっているのを確認すると俺の腹に蹴りを入れた


セイヤ「ぐっ」ヨロッ


ブラド「その程度かっ!!」ブンッッッ!


セイヤ「なっ!?」ガギィッ!


セイヤ『完全にあっちのペースだ…!!このままだと確実に負ける…!!』ググググ…!


セイヤ「…」スッ…


受けていた刃をそのまま去なす


ブラド「!?」グラッ…


斬撃に全ての力を込めていたブラドはそのままよろけ、俺はその隙に体制を立て直す為ブラドとの距離を置いた


セイヤ「ふぅ…」カチャ…


ブラド「口だけだと思っていたが案外やるようだな…」


セイヤ「悪いが今度は…あんたが受けに回る番だ!!」ダッ


ブラド「おもしろい…来い!!」カチャ…


セイヤ「はぁ!!」ブォン!


まずは牽制でブラドに向かって刀を振るう


ブラド「…」スッ…


だがそれは軽々と避けられた


セイヤ「…!?やぁ!!!たぁ!!!でりゃぁ!!!」


ブラド「…」スッ スッ ガキッ


セイヤ『マジかよ…俺は本気でやってるが、全く歯が立たない…』ガキキッ!


ブラド「どうした?これではつまらないな…」グググッ!


鍔迫り合いでもブラドが勝っているのは一目瞭然だった


セイヤ『負ける訳にはいかないんだ…何か手は…』


ブラド「どうだ?今なら降参を認めやってもよいぞ?」グググッ


セイヤ「はっ…冗談だろ?寝言は寝て言えよ、糞爺!!」バッ


ブラド「なっ!?」


別に避けるだけが戦法じゃない…これは別に本物の刀じゃないんだからな、だったら軽く去なした斬撃くらいなら…!!


セイヤ「食らっても平気だっ!!」ガッ!!


セイヤ「ぐはっ!?っ!!」ビュッ!


俺の渾身の一太刀はブラドの腹に当たり俺はそれをそのまま振り抜いた


ブラド「くっ!?」ガクッ


ブラドはそのまま片脚を地面に突き俺を睨んだ


ブラド『なんて奴だ…この様な発想、常人には不可能だ…幾ら鍔迫り合いの最中の斬撃とはいえ自らそれ受けようなどと…』


セイヤ「ってぇな…軽く去なしたとはいえやっぱりキツかったか…」


ブラド「…よかろう、私に一太刀浴びせた礼だ…貴様に紅魔流抜刀術を見せてやろう…」


レミリア「お父様!!紅魔流抜刀術は一般人に対して使う事は禁止の筈です…!!」


アスワン「そうよあなた…流石にそれは危険すぎるわ…」


ブラド「この小僧は常人などではない…幾ら去なして威力が落ちた斬撃だからといってそれを自らの意思で受けるなどという発想は普通の人間だったらしない筈だ…」


セイヤ「さっきから聞いてりゃ人の事を常人じゃないだの普通じゃないだのと失礼な奴等だな…」


ブラド「目上の人間に敬語を使わぬ貴様に言われる筋合いはないと思うがな…」


セイヤ「俺はあんた達を目上の人間なんて思ってないからな、自分の娘の願いも聞く耳持たない屑に、敬語を使う程、俺は馬鹿じゃないんだよ…」


ブラド「次の一撃で貴様は敗北する…これはもう逃れる事の出来ない運命だ…」


セイヤ「その運命って言葉を多用している辺りは親子だな…生憎俺は運命って言葉が好きじゃないんだ、まぁ咲夜やレミリアに会えたのが運命って言うなら、悪い気はしないがな…」


レミリア「セイヤ…」


ブラド「お喋りはここまでだ…ならば貴様が敗北する運命を変えてみろ…」スッ…


セイヤ「…」スッ…


バッ!


刀を構え俺に向かい最初と同じように突撃してくる


セイヤ『同じ手は食わないぞ!!』バッ


軌道を読みブラドが来るで在ろう場所に斬撃を放ったがそこにブラドの姿は無かった


セイヤ『何処に行った…!!』キョロキョロ


「紅魔流抜刀術奥義一ノ型…」


セイヤ『なっ!?後ろっ!?』バッ!


後ろを振り返る前に俺の左脇腹に激痛が走る


ブラド「《紅桜》!!!」ビヒュッッッ!!


ドゴォォッッッ!!ミシミシッ…!!


骨の軋むような音がした後、今度はその衝撃が内臓に伝わるを感じた


セイヤ「ぐはぁっ!!?」ドゴォォォォォオオオオンッ!!


ブラドは刀を振り抜く事無くそのまま俺を力任せに壁へと叩きつけた


レミリア「セイヤっ!!」


ブラド「紅魔流抜刀術…それは我々スカーレット家が代々受け継いできたものだ…スカーレット家は昔、吸血鬼の一族だったとされている、吸血鬼を恐れた人間は数で我々を圧倒しようとしたというが100の人間がたった1人の吸血鬼に斬殺されたという伝承がある。それを可能とするのがこの紅魔流抜刀術…100を殺し1を生かす、生きる事ができるのはこの抜刀術を使えるものだけだ…」カチンッ…


アスワン「あなた…!彼は大丈夫なの…!?」


ブラド「心配するな…手加減はしておいた…まぁ今は気絶しているらしいがな…」


レミリア「お父様…!あなたという人は…!」


ブラド「何を勘違いしている、レミリア…勝負の受けたのはお前達だろう?私は勝つために刃を抜いただけだ…違うか?」


レミリア「でも…こんなのおかしいわ…」


「ちょっとこれどういう事よ!?何時まで経っても来ないから様子を見に来たら」


「お、おい…セイヤの奴血ぃ吐いて倒れてるぜ…」


「っ!!セイヤっ!どうしてこんな事に…!」


ブラド「咲夜君に…後の2人は何者だ…?」


魔理沙「私は霧雨魔理沙だ!お前だな!セイヤをこんな目に合わせたのは!」


霊夢「私は博麗霊夢、ていうかなんでセイヤはこんな状態なのよ!説明しなさい!」


ブラド「説明も何もない…彼と闘い、彼が勝てば娘を好きにするがいいと言ったんだが、まあ結果は御覧の通りだ…」


咲夜「ブラド様…」


ブラド「やはり君が一枚噛んでいたのか…この館は自分で言うのもなんだが広過ぎる。この館に詳しい者がいなければ、レミリアの部屋に辿り着く事など不可能に近いからな…さぁ決着はついたぞレミリア、お前には今一度教育をし直す必要がありそうだとよく分かった。覚悟しておけ…」ギロッ!


レミリア「ひっ…」ビクッ



「誰が…負けたっ…だって…?」スクッ…



ブラド「っ!?貴様!何故立てる!?もうその様な力は残ってない筈だ!!」


ひょこ…


フラン「あれは、お姉様とお父様…お母様まで…あれ?誰かな、あの執事服の男の人…」階段から見下ろす



「なんで…立てるかって…?決まってるだろ…護りたい物が…あるからだよ…」グラッ


レミリア「セイヤ!もういい!!もういいから!!」


「今更…なに言ってんだ…また途中で…あき…らめるの…か?」ゴホッ… カハッ!


レミリア「なんで!?なんでセイヤは今日会ったばかりの私にそこまで…自分を傷付けてまで助けようとしてくれるの!?」ポロポロ


「廊下でも…会ったばかりが…どうのこうのって…言ってたな…そういや…」刀掴み


レミリア「そうよ!なんで…なんでなのよ…」ポロポロ


「さぁな…でも…今日あんたの部屋で…頼み、いや違うな…命令してくれた…だろ?私を…助けなさいって…俺は…もう一度…」よろっ


レミリア「もう…一度…?」ポロポロ



セイヤ「あんたのあの…笑った顔を見たいだけだ…!!」カチャ…!



レミリア「え…?///」カァっ…



フラン「か、かっこいい…///」キュンっ❤︎



ブラド「ふふ…はっはっはっはっはっはっ!!!実に愉快な気分だ!まだその身体でやるつもりか?」


セイヤ「当たり前だろ…いいからかかって来い…」ポタ…ポタ…


魔理沙「お、おい!セイヤの奴大丈夫なのか!?あんな身体で!」


霊夢「他でもないあいつが決めた事よ…私達がとやかく言う様な事じゃないわ…」


咲夜「そうですね…ここはセイヤに任せましょう…悔しいですが私達にできる事はセイヤが勝つ事を祈っている事位しかできませんから…」


魔理沙「そう…だな…でもセイヤなら大丈夫だなんてったって!」


魔理沙・霊夢・咲夜「「「私達と同じ部活仲間(ですから)だから!!」」」


セイヤ『なんてカッコつけたのはいいが…身体は正直ガクガクで…後1撃食らったら終わりだ…』


ブラド「どうした…?来ないのか…?」


セイヤ『方法は1つ…だがそれは、俺を本気で潰すつもりが、あいつにあるかどうかで決まる…』


ニヤ…


ブラド『笑っている…?この状況で笑う事が出来るのか…』


セイヤ『考えるより先に!…行動する!!』ダッ


ブラド『来るか!!』


俺はブラド目掛けて全力で突っ込んだ、そしてブラドの目の前に来ると渾身の力で刀を振るった


セイヤ「はあぁぁっ!!!」ブォンッ!


しかしまたもブラドの姿はそこにはなかった


ブラド「惜しい奴だ…」スチャ…


その言葉はやはり背後から聞こえる、あぁブラド…あんたは、俺を本気で潰しにかかってくれるんだな


ブラド「紅魔流抜刀術奥義一ノ型!!」カチ…


俺は瞬時に後ろを向きブラドが放つであろう斬撃の軌道上に刀を片手で逆手に持って構えた


ブラド「その様な生半可な守りでこの抜刀術を受け切れると思うな!!これで終わりだ!!」


「紅桜!!!!」ビヒュッッッ!!


バキィッ!!


俺の構えていた刀は無残にも折れ刀身は宙に舞う、だがブラドの放った斬撃は再び俺の脇腹に命中し生々しい音がエントランス内に響いた


セイヤ「あんたの…負けだ…」ガシッ…!


俺は脇腹で受けた刀をそのまま力一杯握り締めた


ブラド「なっ!?」


セイヤ「何故俺が片手で刀を持ってあんたの斬撃を受けたと思う?それは左手を空けておく為だ…まぁあんたが抜刀術を使うか使わないかの賭けだったんだがな…」グッ…


ブラド「何故…!?何故貴様はそこまでレミリアの為に…!!」


セイヤ「さっきも言っただろ…?」グググッ…!!


俺は左手の拳を力一杯握り締める…


セイヤ「あいつの笑顔をもう一度見る為!!そして…この腐った運命を断ち切るためだ!!」バッ!


ブラド『あぁ…私は何処かで間違っていたのか…?こんな小僧に負ける事になろうとは…』スッ


ブラドは両目を閉じ刀から手を離して両手をだらりと力無く下ろした…




ピタッ…




ブラド「何故……殴らない…?」パチリ


セイヤ「俺は…あくまでレミリアを助ける為にあんたと闘った…勝負を放棄したあんたを、俺は殴る事は出来ない…それに…」


ブラド「それに…?なんだ…?」


セイヤ「あんたを殴れるのは本来、同じ家族のレミリアだけだ…親を殴るのは最低だが、あんたは殴られるだけの事を今までしてきたんだ…一発あいつに殴られてくるんだな…」スッ


ポイッ…カランカラン…


俺は折れた刀を適当な所に放り投ながらレミリアの所に歩み寄る


セイヤ「あとはレミリア…お前自身が決着を付けろ、自分のありのままの気持ちをぶつけてやれ…」頭ポン…


レミリア「えぇ…」コク


そう頷くと彼女は自らの父、ブラド・スカーレットに歩み寄って行く、ゆっくりだが確実に。


ブラド「レミリア…」


ポコッ…


力無く放たれた彼女の拳は身長差の所為でブラドの腹に当たった


レミリア「お父様…私はずっとお父様が大嫌いでした…小学生の頃から厳しかったお父様に認めて貰おうと必死に勉強をして、習い事をして…でもお父様は一度も褒めてはくれなかった…でも……たった一度だけ…幼稚園の頃…お父様とお母様…そしてフランとの家族の絵を描いてお父様に見せた時、お父様は私を笑顔で褒めてくれました……覚えていますか?」


ブラド「あぁ…」


レミリア「私はその時の事を忘れられませんでした……だから…もう一度…グス…お父様にグスン…褒めて…貰い…たくて…」えぐっ


ブラド「…レミリア、すまなかった…!!すまなかった…!!!」ぎゅっ


レミリア「お父様…!お父様ぁぁぁぁぁぁ…!!!!」ウワァーン


そこには何処にでもいる普通の父と娘、そう家族の姿があった…


「お姉様…」


レミリア「フラン…?」グス


フラン「お姉様…御免なさい…私知ってた…お姉様が辛くて苦しんでる事…でもお父様とお母様が怖くて…何も出来なかったの…」グス


レミリア「フラン………おいで?」


両手を広げて実の妹に優しい言葉を彼女はかけた


フラン「……お姉様ぁぁ!!」ダッ


ぎゅっ…


レミリア「フラン…私の方こそ御免なさい…あなたは悪くないのに…」なでなで


フラン「また…私と、仲良くしてくれるの…?お姉様…?」グスン…


レミリア「えぇ…だってあなたは私のたった1人の妹だもの…」


フラン「お姉様ぁ……お姉様ぁ…!!」ぎゅう…



アスワン「あなた…」スッ


ブラド「おまえ…私はどうやら間違っていたらしい…レミリアの言う通り、いつ間にか家族よりも…会社の事を第一としてしまっていた…私はお前達の父親失格だ…」


アスワン「それは私もですよ…でも大丈夫、それに気付けたのだから…これからはレミリアとフラン…家族全員で頑張りましょう…ね?」


ブラド「あぁ…そうだな……おい少年…礼を言うぞ…」


セイヤ「ん?別に…俺は団長の意向に従っただけだよ…」ヒラヒラ…


ブラド「貴様は言っていただろう…レミリアの、いや…我が娘の笑顔をもう一度見たかっただけだと…」


セイヤ「あぁ…その事か…今思うと恥ずいから、それ言うやめてくれ…」プイッ…


ブラド「そうか…」ニコ


あんた…そんないい顔で笑えたんだな…


「「「セイヤ!!」」」


セイヤ「あぁ…お前らか…」クル…


魔理沙「やったな!これで依頼は解決だろ?」


セイヤ「あぁ…みたいだな…」チラ…


そこには家族4人仲良く笑い合っている姿があった


霊夢「しかしあんた身体ボロボロじゃない…大丈夫なの?」


セイヤ「正直かなりキツイ…ったくなんで俺がこんな面倒臭い事…」


咲夜「でも、お嬢様の為に闘っていたセイヤは

…とてもカッコよかったですよ?」ニコ


セイヤ「別に…成り行きだろ…」


咲夜「素直じゃない人ですね…」はぁ…


霊夢「こいつは普段不器用な上に人に興味持たない奴だからね…」


セイヤ「取り敢えずこれで一件落着接着剤だな…」


魔理沙・霊夢・咲夜「「「…」」」シラー…


セイヤ「今のところカットで頼む…」指ぱちん…


「セイヤ…!!」


セイヤ「ん?あぁレミリアか、どうした?」


レミリア「私の妹がセイヤとなんだか話をしたいらしいのだけれど…今大丈夫かしら?」


セイヤ「あぁそういえば妹いたんだったな、この子がそうか?」


レミリア「えぇ、ほらフラン挨拶しなさい」


フラン「あの…フランドール・スカーレットって言います…今晩は…」


セイヤ「あぁ、俺は水奈月セイヤ。宜しくな、フラン」微笑み


フラン「ぁ///宜しくね…///あの…///セイヤって呼んでもいいかな…?///」ドキドキ…


セイヤ「好きに呼んでくれて構わないぞ?」


フラン「えへへ///じゃあセイヤ!これから宜しくね?///」


セイヤ「あぁ」ニコ


霊夢「はぁ…またか…」


咲夜「またか…とは?」


魔理沙「セイヤは女性キラーEL持ちなんだ…普段は冷めてる性格な所為で女や男からは根暗な木偶の坊認識なんだがなぁ…」


霊夢「ある程度関わると案外いい奴だっていうのが分かってオチるケースが多いのよ…」


魔理沙「まぁそれでも普段が普段だから全くモてないんだがな」


霊夢「大方あのフランって子もあいつの闘い観てて惹かれたってのがオチでしょ…」


魔理沙「でも確かにカッコ良かったからな…」


咲夜「それは…まぁ…言えてますね…」


霊夢「あいつは本当の家族が今は居ないから特に頑張ったのよ…私達より頑張っていたのは確かだわ…あんなにボロボロになってまで…」


咲夜「そうですか…セイヤのご両親は亡くなっているんですね…」


霊夢「あいつが中学の時にね…その時は酷かったのよ?私と魔理沙は中学も一緒だったんだけど、あいつは隣町の中学行っててね…こっちにまで噂がくる程荒れてたみたい…」


魔理沙「で、部活作る時に相談もした八雲紫さんに引き取られてから真面になって、今この高校に通ってるって訳だ」


咲夜「そんな事があったんですね…」


霊夢「小さい頃は元気があって可愛げがあったのに、久しぶりに会ったら髪伸びてるし性格捻くれてるしでビックリしたわ…」


魔理沙「なんか霊夢、お前婆さんみたいだぜ?」


霊夢「なんですって!?魔理沙!もう一度言ってみなさい!!」


魔理沙「うわっ!?霊夢婆さんが怒ったぞ!?逃げるぞ咲夜!!」ガシ!


咲夜「ちょっと魔理沙!私まで巻き込まないでください!」キャッ…


霊夢「2人共待ちなさーい!!」ダダダダッ




セイヤ「騒がしいな…」やれやれ…


レミリア「あの…///セイヤ……ありがとう…///とってもカッコ良かったわよ…」ニコ


そこには俺が望んでいた笑顔があった…俺は思った、またこの笑顔が見れてよかった…と


レミリア「その…///セイヤがよかったらだけど…///これからは私の執事として雇ってあげても…その……いいわよ…?///」


セイヤ「ん?あぁ面倒臭いから断る」さらり☆


レミリア「えぇっ!?即答!?」ガーン


セイヤ「…でも」


レミリア「?」うるうる


セイヤ「レミリア…あんたがピンチに陥った時には…俺が必ず助けてやる…それでいいだろ?」ニコ


レミリア「///」ぶしゅー


フラァッ…


フラン「お姉様ー!?」ガシッ


セイヤ『?…なんで倒れたんだ?』キョトン…




ブラド「やはりあの小僧は斬り捨てた方がいい様な気がする…」


アスワン「ふふっ、あなたったら…」



こうして高校1年になったばかりなのに高校1年で一番デカい問題に関わってしまった俺達の話はこれで終わりだ…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



こいし「わぁ〜セイヤさんカッコいいですね…///」


ルーミア「たらし男なのかー?」


チルノ「でもあたいにはかなわないね!!」


魔理沙「まぁこれが私達の部活ができた軌跡だって事だ!」


アリス「ちょっと待ってよ!!私の話忘れてない!?セイヤも寝てないで起きてよ!」


セイヤ「んあぁ…?別にいいんじゃね?眠いから寝かせてくれよ…」むにゃむにゃ


レミリア「貴方は話始めた時から寝ていたのに何言ってるのよ…」


フラン「ほら、セイヤ!膝枕してあげるからこっち来て?」ポンポンッ


セイヤ「あぁ…?あ、じゃあ失礼します〜…」寝ボケ〜


フラン「んっ///セイヤぁ…くすぐったいよぉ…///」ビクッ


霊夢「ちょっと何やってるのよ!セイヤ!私が膝枕してあげるからこっち来なさい!!」がぁー


レミリア「ちょっとフラン!お姉ちゃんの物を横取りしないの!!」


フラン「こればっかりはお姉様にも譲れないよ!!それにセイヤは物じゃないもん!」


レミリア「いいから渡しなさい!お姉ちゃん怒るわよ!?グングニル出すわよ!?」


フラン「だったら私だってレーヴァテイン出しちゃうもん!!」


咲夜「またセイヤの言葉を使わせてもらいましょう…カオスです…」


美鈴「いやぁ、セイヤはモテモテですねぇ…」


セイヤ「くぅ〜…」z z z


アリス「もう!いい加減にしてぇ!お願いだから私の話をしてよぉ!!」


魔理沙「わかったわかった!アリス!話すから落ち着け!!」


アリス「最初から繋げて話してよぉ〜!」


魔理沙「じゃ回想チェケラッ!!」ビッ


アリス「なんか入り方雑!?」ガーン





〜緊張を力に変えろ!人形使いアリス・マーガトロイド〜






〜誰かを助け隊 仮部室〜



魔理沙「と言う訳で私達の新たな部活仲間のレミリア・スカーレットだ!!」


レミリア「これから宜しく」


霊夢「よろしくね?そういえばあの後どうだったの?」


レミリア「久しぶりに家族4人水入らずで食事をする事が出来たわ、お父様も私には無理に跡を継がなくてもいいと言ってくれたし…これからは『自分の正しいと思った道を進みなさい』…だって、これもあなた達のお陰だわ…ありがとう…」


咲夜「良かったですね、お嬢様…それにお嬢様と一緒に部活ができるなんて…私は…とても嬉しいです…」グス


レミリア「咲夜……えぇ、私もとても嬉しいわ!」


咲夜「そういえばセイヤは何処にいるんですか…?遅刻ですか…?」ぐしぐし


魔理沙「あぁ…セイヤは…」チラ…


霊夢「えぇ…逝ってしまったわ…円環の理に導かれて…」遠い目…


レミリア・咲夜「「え…?」」


魔理沙「まさか…あいつが…こんなにも早く逝っちまうなんて…」俯き…


霊夢「あんたの所の親父さんが放った一撃で…内蔵が破裂してたみたいで…それで…内出血してそのまま…」


レミリア「そん…な…」ガク…


咲夜「嘘…ですよね…?」


霊夢「…」ふるふるっ


咲夜「っ!?」ウルッ…


魔理沙「まぁ嘘なんだけどなw!!」


霊夢「こんな嘘に騙されるなんてあんた達もまだまだねw!」m9 ぷげらぁw


レミリア・咲夜「「っ!!」」ブチッ…!



バコッ!!



魔理沙「調子こいてすみませんでした…」ボロッ…


霊夢「まさか引っ掛かるなんて思わなくてつい…」ボロッ…


レミリア「全く…で?結局どうしてセイヤは来ないのよ?」


魔理沙「なんだぁ?そんなにセイヤに会いたいのかぁ?」ニヤニヤ…


レミリア「もう一発いっとく?」ニコ


魔理沙「すみません!!」orz


霊夢「まぁ本当の所は怪我もしてたから1日だけ休ませた方がいいと思って紫さんに話してみたら案の定休ませろって言われたから、あいつは自宅療養中よ」


咲夜「そうならそうと言ってくださいよ…」



〜その頃…とあるマンションの一室〜



セイヤ「あっはっはっはっ!!やっぱり松っちゃんはおもしろわ!あっはっはっはっはっはっ!!」ヒーwヒーw


家でガキ使の録画を見ていた…



魔理沙「さて!部員も残り1人になった訳だがこれからどうするか今日は作戦会議をしよう!」


霊夢「そうね、後1人入れば部として認められるんだしね」


咲夜「ですが依頼が来ない事には私達はどうしようもないですからね…」


レミリア「逆に考えるのよあなた達…依頼が来ないなら…悩みがありそうな子を探せばいいのよ!!」バーン


魔理沙・霊夢・咲夜「「「な、なんだってーーーーーー!!」」」


魔理沙「そこに気付くとは流石スカーレット財閥の御令嬢!!目の付け所が違うぜ!」


霊夢「むむむ、レミリア…あんたはやっぱり天才のようね…」


咲夜「流石お嬢様!そこに痺れる憧れます!!」


レミリア「ふふん!もっと褒めていいわよ!」無い胸を張る☆


魔理沙「ならば!レミリアと言えば!?…立てばカリスマ!!」シャキーン☆


霊夢「座れば幼女!!」シャキーン?


咲夜「歩く姿はおぜう様ー!!」シャキーン☆


レミリア「ちょっと!?霊夢あなたそれ褒めてないでしょ!?」



〜その頃…とあるマンションの一室〜



セイヤ「やっぱりゼル伝は最高だな…」カチャカチャ…


64版ムジュラの仮面をプレイしていた…



魔理沙「じゃあ早速悩める少年少女を探しに行くぞー!!」


霊夢・咲夜・レミリア「「「おー!!」」」



〜廊下〜



魔理沙「んー、しかし皆楽しそうな姿ばっかり目に止まるなぁ…」スタスタ


咲夜「ですが必ず悩みを抱えた子が居る筈です」スタスタ


レミリア「そうね…諦めたらそこで試合終了だって何処かの偉い人が言っていたわ、私も今思えばその通りだと思うもの」スタスタ


霊夢「どうでもいいけどそれアニメの台詞だからね?ちょっと皆ストップ!」ピタ


魔理沙「どうした?霊夢」


霊夢「ちょっとあそこ見て!」ビシ


魔理沙・咲夜・レミリア「「「ん?」」」チラ


霊夢が指差す方を見てみると中庭で如何にも悩みがありそうな金髪ショートの美少女がベンチで人形を抱えて俯いていた


「はぁ…なんで皆の前だとちゃんと演技できないのかな…ねぇどうしてだと思う?上海ちゃん…」


上海「」


「はぁ…」


魔理沙「おーい!そこの金髪の女の子!悩みがあるなら私達に相談しろー!」


霊夢「魔理沙!いきなりそんな事言ったらビックリするでしょ!?」


「あの…あなた達は誰ですか?」


咲夜「すみません…いきなり失礼しました…私達はその…えっとぉ…」


魔理沙「誰かを助け隊って部活をやってるんだぜ!!」


「…」うわー


レミリア『やっぱりダサいわよね…ここはやっぱりタスッケ団という名前に変えましょう…うん!そうしましょう!』


咲夜『お嬢様…御言葉ですがそれは駄目です』


レミリア『っ!?こいつ!直接脳内に!?』



〜その頃…とあるマンションの一室〜


☆ピキーンッ☆


セイヤ『今…誰かが部活名をダサいなっていう心の声が聞こえたような…』


パキンッ…


セイヤ「ま……気の所為か…」ずるずる…


小腹が空いたのでブタメンを啜っていた…



〜中庭〜



「あの…私の名前はアリス・マーガトロイド、よろしく」


魔理沙「私は霧雨魔理沙!宜しくなアリス!」


霊夢「私は博麗霊夢、宜しく」


咲夜「私は十六夜咲夜と申します、以後お見知りおきを」ペコリ


レミリア「私はレミリア・スカーレット、宜しく」


アリス「あの、それでなんで私が悩んでるって分かったんですか?」


霊夢「そりゃあベンチで俯いてるんだからねぇ…誰だって分かるわよ」


レミリア「それで?悩み事があるのかしら?」


アリス「はい…私…演劇部に入っているんですけど、1人で練習してる時はなんとも無いんですが、人前で練習すると緊張してしまって…」


咲夜「つまり人前でも1人で練習している時のような演技をしたいと…」


アリス「はい…」シュン


魔理沙「よし!だったら私達に任せろ!私達が練習相手になってやるから!」


レミリア「でも私達だから緊張しないって最終的にはなりそうだから目標を決めておいた方のがいいんじゃないの?」


霊夢「そうねぇ…あ!なら幻想幼稚園で劇をやるってどう?」


咲夜「それは良い考えですね、でも劇をやるにも幼稚園の先生に許可を取らないと…」


魔理沙「それなら任せろ!私と霊夢、それにセイヤは先生と今でも知り合いだからな!」


霊夢「そういう事、明日には連絡取り付けておくから」


アリス「あの…なんで初対面の私にそこまでしてくれるんですか?」


レミリア「それが私達の部活ルールみたいな物だからよ」


咲夜「そうですね…私もお嬢様もこの魔理沙に

霊夢、それにセイヤに助けてもらいましたから、まぁ私の場合はちょっと恥ずかしくて人には言えないんですけど…///」


レミリア「そういえば咲夜がこの部活に入る事になった理由をまだ聞いてなかったわね…」


咲夜「あ、えーとお嬢様!私自販機で紅茶花伝買ってまいります!」ダッ


レミリア「あっ!ちょっと咲夜!?私はリプトン派なのだけれど…忘れちゃったのかしら…」


アリス「あの…セイヤって水奈月セイヤの事ですか?」


霊夢「あら、あいつの事知ってるの?」


アリス「知っているも何も同じクラスですから…」


魔理沙「そうだったのか!?あいつクラスでどんな感じなんだ?」


アリス「どんなって言われると…授業中は寝てて…偶にサボってて…休み時間は机から動かないで音楽聴いてて、昼休みも1人で購買のパン食べながらゲームやってますね…」


レミリア「セイヤは学校に何しに来ているのかしら…」


霊夢「あいつ未だに友達1人もできてないのね…まさか1人もいないなんて…」


魔理沙「ていうか授業サボってるって言ってるけど…」


咲夜「お嬢様〜買ってきましたぁ!皆さんの飲み物も買ってきましたよ」タタタタッ


レミリア「あら戻ってきたわ、ありがとう咲夜」


咲夜「すみません…自販機に着いてからお嬢様がリプトン派なのに気が付きました…」


レミリア「いいのよ…ありがとう咲夜…はいお金」


咲夜「ありがとうございます…あ、皆さんもどうぞ」


魔理沙「ありがとな咲夜!じゃあ私はこれに決めたZE☆」グレープフルーツ


霊夢「ありがとう咲夜、はいお金、じゃあ私はこれで」綾鷹


咲夜「さ、アリスさんもどうぞ?」


アリス「あ、すみません…それと私の事はアリスでいいですよ?じゃあ私はこのグレープジュースを…それとお金も」グレープジュース


咲夜「はい、ではアリスこれから宜しくお願いしますね?それと敬語じゃなくても大丈夫ですよ?」余ったミルクセーキ開ける


アリス「あ、うん!じゃあこれからも宜しく咲夜」


魔理沙「じゃあ今からセイヤの部屋に突撃するか!!」おー


霊夢「いいわね!セイヤの部屋で焼肉パーティーでもしながら劇の演目とか決めましょう!」


レミリア「え!?セイヤの部屋に…///ま、まだ心の準備が…///」アワワ


咲夜『お嬢様…可愛らしい…///』タラ〜


アリス『ふふっ、おもしろい人達…』



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〜マンション(セイヤの部屋)〜




セイヤ「で?なんで俺の部屋なんだよ…お前達が受けた依頼なんだから他でやれよ…」


霊夢「なによ〜…だからお肉沢山買ってきてあげたでしょう?主にレミリアが出してくれたんだけど…」


セイヤ「だからってこの部屋に6人は多いっての…」


魔理沙「まぁまぁ、5人の美少女に囲まれて内心ドキドキしてるんだろぉ?」ウリウリ…


セイヤ「いや別に?興味ないし」アッサリ


レミリア『興味…ない…』ガーン…


咲夜「興味ないとは女性に対して失礼ですよセイヤ!!」


セイヤ「あー…俺が悪かったよ……正直言うとお前ら全員可愛いからな、ちょっと恥ずかしかったんだ…悪い」ぺこり


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア・アリス『『『『『いきなり正直に言われても困る…///』』』』』


セイヤ「で、この子がさっき言ってた依頼主のアリスか…宜しくな、俺は水奈月セイヤだ」


霊夢「……この子あんたと同じクラスよ?」


セイヤ「え?マジか、それ?」


レミリア「これはアリスが言ってた事が本当だって事の証明になるわね…」


咲夜「授業中寝てたりサボったりしてて…」


魔理沙「尚且つ休み時間は音楽聴いてて昼休みは1人で購買のパン齧りながらゲーム…」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア「「「「あんた(あなた・お前)学校に何しに行ってる(んですか・んだ)のよ!!??」」」」


セイヤ「っ!?」ビクゥッ!


「ふふっ…」


セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア「「「「「ん…?」」」」」


アリス「あははははは!!お腹いたぁ〜い!!」


魔理沙「あははは!よーし!皆乾杯しようぜ!!」


霊夢「そうね!」


咲夜「はい!」


レミリア「ええ!」


セイヤ「あぁ…」


魔理沙「かんぱーい!!」


セイヤ・霊夢・咲夜・レミリア・アリス「「「「「かんぱーい!!」」」」」



カンッ☆



ジュージュー…ジュージュー…


霊夢「所で幼稚園でやる劇の演目どうする?」


咲夜「アリスは何かやりたい劇はありますか?」


アリス「え…え〜と…笑わないでね?」


レミリア「決まってるのね、聞かせてちょうだい!」期待の眼差し


アリス「え、え〜と…不思議の国のアリスをやりたいなって…///」


魔理沙「アリス…」


アリス「ん?なに魔理沙?」


魔理沙「ヤらないか…?」チャックを開ける動作…


アリス「?」キョトン


セイヤ「おい、魔理沙それ何処で覚えた…?」


霊夢「まぁ魔理沙の事はほっといて、じゃあ演目は不思議の国のアリス!それでいいわね!」


咲夜「はい!精一杯頑張ります!」


レミリア「私もやるからには全力でいくわ!」


魔理沙「スルーされたのは痛かったけど私も異論は無いぜ!!」


セイヤ「俺も取り敢えずやるだけやるさ…」


アリス「みんな…ありがとう!!」


魔理沙「まぁ取り敢えず皆!どんどん食べようぜ!明日から体力使うんだからな!」


アリス「あ、言い忘れてたけど私が入ってる演劇部は演劇部でも人形劇専門でやってるから皆が想像しているような奴とは違うよ?」


セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア「「「「「え…?」」」」」


アリス「あ、えっとね?演劇部にも2つあって、人が演じるのと人形を使って演じるやつの2通りあるの…」


セイヤ・霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア「「「「「……先に言おうよぉ」」」」」


アリス「御免なさい☆」コツン…てへぺろ☆



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翌日 仮部室にて



魔理沙「よぉーし!じゃあ始めるか!!」


霊夢「一応連絡して明後日の祝日って事になったから時間は今日と明日だけ!時間も無いからまじめに行くわよ!!」


霊夢・魔理沙・咲夜・レミリア「「「「「おー!!」」」」」


セイヤ『はぁ…貴重な休みが…』


レミリア「それでアリス、私達用の人形はあるのかしら?」


アリス「ええ、この中から好きに選んで!」ズラッ


ウサギ、クマ、コアラ、鳥、亀の人形が机の

上に並べられた


咲夜「凄いよくできてますね…これ市販ではないですよね?」


アリス「うん、私が小さい時にお母さんが作ってくれたの」


霊夢「よくできてて可愛いわね…じゃあ私クマね!」


レミリア「じゃあ私はコアラにするわ」


魔理沙「なら私は鳥に決めたぜ!!」


咲夜「では私はウサギちゃんで…(可愛いなぁ///)」


アリス「よかったらそのウサギの人形咲夜にあげるわ」


咲夜「え!?い、いえ悪いですよ!お母さんが作ってくれたんですよね!?」


アリス「ううん!いいよ、咲夜なら大切にしてくれそうだしウサギちゃんも喜んでくれるわ」


咲夜「ありがとうございます!大切にしますね!!」ぎゅ〜


レミリア「よかったわね、咲夜」


咲夜「はい!…あれ?セイヤどうしたんですか?人形と睨めっこして…」


亀の人形を見ていたら咲夜が俺に話し掛けた


セイヤ「ん?いや別に…」


魔理沙「あはははは!そういえばセイヤって亀に似てるな!」


霊夢「のろのろした性格なんか特にね」


セイヤ「ほっとけ…」


取り敢えず適当に演劇をする事になりました


クマット「調子はどうだ?メイ鳥ックス?」