2022-01-15 04:16:19 更新

概要

現実世界の主人公が艦これの世界に入っていったお話です。提督「潮が現実(リアル)にやってきた?」の続きとなっています


前書き

大学時代に息抜きとして書いていた作品です。未完ですし、いつ終わるか、そもそも続きが描かれるかどうかすらわかりません。それでも良ければどうぞご覧ください


~前回のあらすじ~



提督「潮が現実に現れた」


潮「なんか来れました」


兄督「ボタン一つで帰れるで」


提督「マジか」


潮「一旦帰ります」


提督「気をつけて」


大鷹「提督が仮想現実に現れた」


提督「なんか来れた」



~あらすじ終了~


提督「た、大鷹!?」


大鷹「提督!?」


提督「え、ちょ、え……?」オドオド


提督「ど、どうなっ……そういうことか」


提督(あのパソコンか~!)


潮「失礼します」ガチャ


大鷹「う、潮さん大変です!提督がこっちの世界に!」バタバタ


潮「へ…?何言って……提督!?」


潮「な、なんで貴方がここにいるんですか!?」


提督「あ、あのー…恐らくパソコンが関係してる…と思うんだけど…」


潮「パソコン…?」


提督「う、うん。ちょっと待ってて」ガチャ


提督「これ」ゴトッ


提督「このパソコン、よく見たら俺のやつにそっくりなんだよ。だから多分これが原因」


潮「昨日までこんなもの無かったのに…」


提督「え、お前これ使ってこっち(現実)来たんじゃないの?」


潮「違いますよ。私が通ったのはそれです」ユビサシ


提督「何これ……」フヨフヨ


提督(なんか窓みたいなのが宙に浮いてる…)


潮「詳しくは分かりませんが、そこから提督の声や顔が見れてたんですよ」


提督「へー…」


提督(……扉が3つあってそれぞれが対応してて……いや、してないのか……?)


提督「…ダメだ理屈がわからん」


潮「まぁ、不思議な力ってことで」


提督「便利なことb…うぉっ!?」ギュッ


大鷹「提督…ずっと会いたかったです…」ギュー


提督・潮(えぇー…タイミング今なのー…)


提督「お、おう。俺も会いたかったぞ」


潮(……ま、無理もないかな)


潮「提督、とりあえず何故来れたのかは置いといて、今は大鷹さんの想いを受け止めてください」


提督「ん、わかった」


潮「では、私は一旦下がりますね。邪魔しちゃ悪いですし」


提督「りょ」


潮「ごゆっくり」バタン


大鷹「提督…提督…」スリスリ


提督(潮とまったく同じ反応してる…)


提督「あー…大鷹、一旦離れてくれるか?」


大鷹「嫌です」ギュー


提督「えぇ……」



―30分後―


提督「そ、そろそろよろしいですか?」


大鷹「……仕方ありません」パッ


提督「ふぅ……」


提督「……なんか意外だな」


大鷹「え?」


提督「いや、大鷹ってもっと落ち着いてそうじゃん?でもさっきあんなに激しく抱きついてくるなんてイメージと違ってさ」


大鷹「……私だって、好きな人がいたら変わりますよ」


大鷹「それも絶対に会えない人が目の前に来たんですから、尚更です」


提督「そか……」


大鷹「それを言ったら提督だって意外でしたよ」


提督「俺が?」


大鷹「はい。普段の態度からすれば、もっと焦るか喜ぶと思いました」


大鷹「でもすぐに落ち着いて私を抱きとめてましたし」


提督「あぁー…。多分、潮がこっちに来てたからそれで耐性が出来てたのかもな」


大鷹「そう…ですか……」シュン


提督「でもお前と会えて心の底から嬉しいよ。それだけは分かってくれ」


大鷹「は、はい!」パァァァ


提督「さて…と。大鷹、」


大鷹「なんですか?」


提督「実はお前に会ったらお願いしようと思ってたことがあるんだ」


大鷹「ああ…。分かってますよ」ニコッ


提督「え……もしかしてそれも聞こえてた?」


大鷹「はい♪」


提督「マジかー……はっず」


大鷹「恥ずかしいことなんて何もありませんよ!」


提督「そう言ってくれるとありがたいよ…」


大鷹「うふふ。それじゃあ、早速やりますか?」


提督「……お願いします」




――――――




大鷹「…………」カリカリ カリカリ


提督「…………」


大鷹「痛くないですか?」カリカリ


提督「めっちゃ気持ちいい…」


大鷹「ならよかったです」ニコ


提督(まーさか大鷹の膝枕耳かきを味わえる日が来るとはねえ……)


提督「夢、みたいだ…」


大鷹「ふふっ……」カリカリ カリカリ


提督「…………」


大鷹「…………」カリカリ カリカリ


大鷹「……よし」


大鷹「……それじゃ、梵天に移りますね」


提督「うん……」


大鷹「…………」モフモフ


提督「っ……」ビクッ


大鷹「痛かったですか?」パッ


提督「いや、ビックリしただけ……」


提督(なんだ今の気持ちよさ…)


大鷹「よかった。再開しますね」


提督「うん……」


大鷹「…………」モフモフ モフモフ


提督「…………」ピク ピク


提督(うおぉぉぉぉ!?何だこれ!?やっばい!もう元々少ない語彙力消滅するぐらいやばい!!)


大鷹「…………」モフモフ モフモフ


大鷹「……気持ちいいですか…?」ササヤキ


提督「おうふっ」


大鷹「?」


提督「ご、ごめん。気持ちいいよ」


大鷹「ならよかったです」ニコ


提督(やっべえ鼻血出るかと思った)


大鷹「…………」モフモフ モフモフ


大鷹「……よし」


大鷹「それじゃ提督、じっとしててください」


提督「う、うん…?」


大鷹「はーっ……フーッ」


提督「あっ」プツッ




――――――



い……く……


ていとく……


提督「んあ……」


潮「おはようございます」


提督「……おはよう」ボー…


提督(俺は……何で……)


大鷹「おはようございます提督」ニコ


提督「大鷹……ああ、そうか」ムクッ


提督(大鷹の耳吹きかけが気持ちよすぎて気を失ったのか)


提督「ありがとう大鷹。めちゃくちゃ気持ちよかったよ」


大鷹「それはよかったです。もう片方はいいんですか?」


提督「これ以上やられたら死んじゃうよ」


大鷹「ふふっ…」


潮「どんな耳かきだったんですか……」


提督「あれはもう耳かきじゃねえ。次元が違う」


潮「……今度やって貰えます?」


大鷹「潮さんが良ければ」ニコ


潮「では後ほど……それで提督、これからどうします?」


提督「あー……とりあえず今日の出撃、演習、遠征はなしって言っといて」


提督「あと、夜にケッコン艦をここに招集してくれい」


大鷹「いっぺんにはやめた方がいいと思いますよ」


潮「そうですね」


大鷹・潮(絶対とんでもないことになるし)


提督「そう?なら個別に呼ぼうか」


大鷹「それがいいと思います」


提督「あとは……間宮か鳳翔の飯がくってみたい!」


潮「それは…まあ、昼ご飯と晩ご飯に持ってきますよ」


提督「よっしゃ!じゃあ…」グギュルルルル


潮「ぷっ」


大鷹「ふふっ」


提督「あー……」ポリポリ


提督「……朝飯作ってもらっていい?」


潮「了解です」ニコッ

大鷹「わかりました」ニコッ




――――――




提督「これが執務机か……模様替えとか出来んのかな?」


家具職人「…………」トコトコ


提督「あれ……あれって家具職人か!?」


提督「すっげー!!本当にこんな小さいんだー!!」


家具職人「?」


提督「あ、なあ職人さん1つ頼みがあるんだが」


家具職人「ナニー?」


提督「ちょっと模様替えを頼まれてくれないか?」


家具職人「イイヨー」


提督「マジか!じゃあまず……」



---------



潮「失礼します…ってなんですかこれ?」ガチャ


大鷹「どうしたんですか潮さん…って、え?」



壁:コンクリート壁

床:コンクリート床

机:シングルベッド

窓:鉄格子の窓

飾:なし

棚:なし



提督「潮と大鷹に監禁されてから数ヶ月が経った」


潮「何か始まった」


提督「あの頃の仲間思いで優しかった二人はいつからいなくなってしまったのか…」


大鷹「始まりましたね」


提督「今は俺のことを欲望の捌け口、そして歪んだ愛を捧げる相手としか見ていない二人の女しかいない」


潮「は?」

大鷹「はい?」


提督「俺はどこで間違ってしまったのだろうか。そう思い、今日も無機質な天井を「えいっ」痛った!」


提督「うぉい!人がナレーションしてる時に模様替えすんなよ!」


潮「聞いてられなくなったので」カチャカチャ


大鷹「聞き捨てならない言葉も聞こえましたしね」コポポポポ…


提督「ったく…まあいいけどよ」


大鷹「どうぞ」コトッ


提督「さんきゅ」


潮「こちらもどうぞ」カチャン


提督「サンキュー。…美味そうだな」


潮「簡単なものですけどね」


提督「いやいや、この短時間でトーストと目玉焼きなら上等でしょ」


大鷹「冷めないうちにいただいてください


提督「んじゃ遠慮なく。いただきます」パシッ


潮・大鷹「「召し上がれ」」



---------



提督「ご馳走様。美味かったよ」カチャン


潮「お粗末様でした。片付けはやっておきますよ」カチャカチャ


提督「サンキュー。さて…と、これからどうするか」



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SS好きの名無しさんから
2022-02-12 18:57:10

RMA1341398さんから
2021-04-10 04:57:10

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SS好きの名無しさんから
2022-02-12 18:57:07

このSSへのコメント

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1: RMA1341398 2021-04-10 04:57:03 ID: S:525DJ2

面白い続きが気になる。待ちます


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