2021-03-06 10:22:27 更新

概要

明石と夕張の機械のせいで全員の外見と精神年齢がおかしくなってしまった鎮守府
彼女...駆逐艦のような外見になってしまった衣笠は全員を元に戻せるのか...


前書き

初の衣笠主役のリクエスト系SS第5弾です
....はい、知ってる人は分かると思いますが例の駆逐艦衣笠事件に感化されて思い付いたSSです
出してほしい艦娘どんな外見、どのくらいの精神年齢になったか、何かリクエストがあったら是非コメント欄にお書きください!
※この鎮守府は「死亡ドッキリ!?」と「ミューロック」と同じ鎮守府であり時系列的にはこの二作の中間辺りです


とある日....


ー工房ー


明石「フッフッ...遂に出来ましたね...」


夕張「そうね...」


明石「対象の人の年齢を変える装置...!」


明石「これがあれば色々なことが...」


バチッ...


明石・夕張「ん?」


Warning!Warning!

機械的な警告音が工房中に広がる


明石・夕張「いっ!?」


明石「な、何ですかこれ!?」


夕張「分からないわよ!?この警告音って!?」


ギィィィ...


明石・夕張「えっ?」クルッ


衣笠「明石さん、艤装の整備を...」


A.agkgjgkpmpnp

D.d.d.dgngmgmpmpnq....!!


バチッ...バチッ!!


明石・夕張「あっ」


衣笠「ん?」


ドガァァァァン!!


衣笠「きゃぁぁぁぁ!?」


凄まじい閃光と共に吹っ飛ばされ彼女の意識は一時的に暗闇へと眠る


....

.....

......



衣笠「......っ.....」


衣笠「いっ....たた....」


再び目が覚め、自身が地べたに張り付いている状況なのを理解しゆっくりと身体を上げる


衣笠「何...何が起こったの....」


すると彼女は何かの違和感を覚える


衣笠「えっ?」


何か自分の服がぶかぶかに感じたのである

綺麗な手が完全に見えていた袖は萌え袖のようになっており、スカートもゆるく、制服も何故か肩から直ぐにずれてしまう


衣笠 (何...何でこんなブカブカな...)


違和感を感じながら、工房にあった鏡で自身を確認する


衣笠「.....えっ?」


そこにいたのはまるで駆逐艦のように身体が縮んでいた自分がいた


衣笠「えっ....えっ....?」


衣笠「わた...し...?」


幼くなった自分を受け入れることが出来ず、夢ではないかと必死に頬をつねる


衣笠「.....いたい...」


頬に確実なる痛みが走る

それはつまり...


衣笠「夢じゃない....?」


衣笠「えっ...えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」


現実ということを理解し、このあり得ない状況に困惑の心情を込めた絶叫を漏らす


衣笠「はっえっ!?な、何これ!?何でこんな幼くなってるの!?」


衣笠 (胸もないし...それに身長が....)


衣笠「っ!」


衣笠 (そうだ...たしか明石さん達が!)ダッ!


寸前の記憶を思い出し、彼女らがいた場所に全速で向かう


....


衣笠「確か...」


明石「...」


衣笠「あっいた...ちょっと明石さん!これは一体どういう......えっ?」


明石「ん~?」


衣笠「はぁっ!?」


再び鳴り響く彼女の絶叫、無理もない、何せ自身と同じくらいの容姿をしていた者がまるで6歳児ほどの外見になっているのだから


衣笠「あ、明石さん!?」


明石「あぁきぬがさ~おはよう~!!」


衣笠「っ!?」


おまけに性格まで年相応になっている


衣笠「えっ....あっ!そうだ夕張さんも!」ダッ!


....


夕張「えへへ!お絵かき楽しいな~!」


衣笠「っ....」


彼女は無事...そんな淡い期待は直ぐ様打ち砕かれた


衣笠「うっそ....」


ペラッ...


衣笠「ん...?」スッ...


絶望にうちひしがれていた彼女に一枚の紙が落ちる



年齢操作装置取り扱い説明書


対象の者の外見や精神年齢を自在に変えることが出来る装置

もし暴走してしまえば少なくとも鎮守府全員の外見や精神年齢をランダムで変更してしまうので十分な注意が必要


...


衣笠「....」グシャ...


衣笠「何てモノ...作ってるのよ!?」


二人へのやり場のない怒りを紙にぶつける


衣笠 (えっ待って...これ鎮守府全員って...!)


衣笠 (じゃあ....まさか皆も!?)


衣笠「ど、どうすれば...ん?」


潰した紙を再び開くと下側にまだ文章があることに気づく


....


なおもし暴走してしまったら装置横にある解除麻酔銃で対象を無力化せよ、ただし副作用により一日ほどは目が覚めないのでご注意を

では...気をつけてお使いください!


....


衣笠「麻酔銃....っ!」


銃らしきものがないかと辺りを見回すと向かいのテーブルにそれらしきモノを発見する


衣笠「これって...」ゴトッ...


衣笠 カチャ...パシュ!


明石「ひん!?」ドサッ...


衣笠「っ!」


衣笠 パシュ!


夕張「ふぐっ!?」ドサッ...


明石・夕張「....」


衣笠「寝た...」


衣笠「じゃあこれ...」


衣笠 (これがあれば皆を...)


衣笠 (よしっ...何か起こる前に皆がどうなってるか確認しないと!) ダッ!


衣笠 (全く...青葉のドッキリの次はこれって...)


....


衣笠「はぁっ...」トボトボ...


衣笠 (全く...歩きづらいったらありゃしない...)


衣笠「とにかく...確認しないと...」


??「あっ!」


衣笠「ん...?」クルッ...


青葉「衣笠お姉ちゃ~ん!」ダッダッ!


衣笠「っ!?あ、青葉!?」


明石達と同じように幼い見た目になった彼女が迷いなしに向かってくる


青葉 ギュゥ!


衣笠「あ、青葉...?」


青葉「おはよう!衣笠お姉ちゃん!」ニコッ!


衣笠「っ!」キュン...


いつものゲスさやひねくれた雰囲気が消えた純粋な優しい笑顔に胸を撃たれる


衣笠 (か...可愛い...!)


衣笠 (青葉ってこんな可愛いかったっけ...)


青葉「衣笠お姉ちゃん~!」


衣笠「ふ、ふへへ...//」


衣笠「はっ....!」


彼女の笑顔に目的を忘れかけるがギリギリ理性を保つ


衣笠「そうだ...」


衣笠「青葉...ちょっといい...?」


青葉「ん~?」


衣笠「ごめん...」パシュ...


青葉「っ!」ドサッ...


衣笠「ふぅっ...」


衣笠 (危ない危ない...やられる所だった...)


...


衣笠 (なるほど...あぁなってるって訳ね...)


衣笠 (しかし...あの青葉であそこまでの破壊力だなんて...)


「うわぁぁぁぁぁぁん!!」


衣笠「っ!?」ビクッ!


幼い泣き声が鎮守府に響き渡る 


衣笠「な、何!?」ダッ!


...


衣笠「確か...この辺に...」


曙「うわぁぁぁん!」


衣笠「っ!?曙!?」


曙「うぇぇぇぇん!!」


衣笠「ちょ、ちょっと!」


衣笠「落ち着いて!何があったの!?」


同幼稚園児ほどになった彼女の容姿に合わせるように姿勢をかがめ同じ目線で話す


曙「うっ...うぅ...」


衣笠「どうしたの...?何かあった...?」


曙「くちょていとく...」


衣笠「えっ?」


曙「くちょていとくと遊びたいよぉぉ!!」


衣笠「ふぇ!?く、くちょていとく!?」


曙「うわぁぁん!くちょていとく~!!」


衣笠  (くちょ...あっクソ提督のことか...)


曙「うわぁぁぁん!」


衣笠「あっちょ!」


少し考え事をしてる間に再び大声で泣き出す


衣笠「落ち着いて!分かった、一緒に提督を探しましょう?ねっ?」


曙「....くちょていとくを....?」


衣笠「えぇ、さっ一緒に行きましょう?」ニコッ...


曙「......うん!」ニコッ...


衣笠 (すっごい素直...いつものあれは何処へやらね...)


衣笠「よっと...」


彼女を抱きしめ胸元当たりまで持ち上げる


衣笠 (よしっ...見た目は縮んでるけどこのくらいなら持ち上げられる...)


衣笠「じゃあいこっか?曙ちゃん」


曙「うん!衣笠お姉ちゃん大好き!!」ニコッ!


衣笠「っ!?」キュン...


曙「....衣笠お姉ちゃん...?」


衣笠「あっ...いや何でもないわ...」


衣笠「ふぅっ...」


理性を戻す為に必死に息を整える


衣笠 (これはヤバい...ギャップにやられそうだわ...)


衣笠 (早く提督の元に届けないと...執務室にいるかな...)


....


ー執務室ー


衣笠「よしっ...着いた...」


ガチャ...


衣笠「提督?いるかし...らぁぁぁぁぁ!?」


提督「うえっへへへへい!!」


衣笠「うっそ....」


彼女が最も信頼していた相手が6歳程度の外見になっていることに絶望する


衣笠「マジ...えっこれ提督も対象なの!?」


艦娘のみ有効...そんなありもしない期待を抱いていたがそれは無惨にも散った


曙「くちょていとく~!」ダッ!


衣笠「あっちょ!」


彼女の腕から飛び出し幼い彼の元に走り出す


提督「あっあけぼの!!」


曙「くちょていとくあそぼ~!!」


提督「うん!わかった!!」


衣笠「あの...二人とも...」


提督「えっ?」


提督「何?おばさん?」


衣笠「っ!?お、おば!?」


いきなりの辛辣な言葉に動揺が隠せない


提督「おばさんは出てって!僕はあけぼのと遊ぶの!!」


衣笠「いやおばさんって!?」


提督「おばさんはおばさんでしょ!!」


衣笠「なっ....!」カチン...


提督「だから!いなくなって!」


衣笠「....分かった...」


衣笠「仲良く遊んでて...」ガチャ...


ひきつった笑顔のまま扉を締める


衣笠「....ふぅっ....」


衣笠「....」


衣笠「あんのクソガキィィィィィ!!」


怒りの感情が支配した叫びを鎮守府中に放つ


衣笠「はぁっ...はぁっ...」


衣笠「....落ち着きなさい私...」


衣笠 (大丈夫...あれは明石さん達の装置のせい...)


衣笠 (落ち着きを保つのよ...)


衣笠 「よしっ...」


衣笠 「ぐっ..提督があぁなってるとなると...私一人でやるしかないわね...」


どうにか怒りをおさえ再び全員を治す為に歩き出す


...


衣笠「はぁ...いちいち疲れる...ん?」


霞 ツカツカ...


衣笠 (あれは...霞?)


衣笠 (あれっ見た目が...)


背丈は同じになってしまったが、彼女の顔立ち、筋肉、骨格、どれもこれまでと変わっていなかった


衣笠 (同じ...何で...?)


...


衣笠「霞!」


霞「ん?」クルッ...


霞「あらっ衣笠....って何か身長が...」


衣笠「へっ?あぁ...気のせいよ気のせい!ハハハッ...」


霞「そ、そう...」


衣笠「それよりも霞は何でここに?」


霞「あぁ...司令官にチョコ渡そうと思ってね...もちろん本命の...」


衣笠「へぇ.....えっ!?」


霞「えっ?何か変なこと言ったかしら?」


衣笠 (う、嘘....去年なら...)


....


衣笠「あれっ?霞、そのチョコ何かな~」ニヤッ


霞「っ!?」バッ!


衣笠「それってもしかして提督への本命...」


霞「ち、違うわよ!!ここここれは...そうよ!義理よ義理!!別に変な感情はないんだから!そこんとこ勘違いしないで!!」


霞「ふんっ!」ツカツカ...


....


衣笠 (って感じなのに...)


霞「衣笠...?」


衣笠「ねぇ霞...提督のことどう思ってる?」


霞「司令官のこと?それはもちろん大好きよ」ニコッ...


衣笠「っ!?」


衣笠「えっ...ど、どうしたのよ霞!?いつもならもっとツンデレみたいに...」


霞「あぁ...確かに昔はそうだったわね...」


衣笠「昔!?」


霞「でも...そんな反抗期も終わり...決めたの、これからはしっかりと愛を伝えるって...」


霞「それが一番だから」ニコッ


衣笠「っ....」 


霞「じゃそういうことで...」ツカツカ...


衣笠 (.....どういうこと....)


衣笠「あっ...!」


ー対象の者の外見や精神年齢を自在に変えることが出来る装置ー


衣笠 (そういえばあぁ書かれていた...)


衣笠 (なるほど...外見は変わらず精神年齢だけ変わることもあるのね...)


衣笠 (しかし...霞ってあんな風になるのね...)


...


衣笠 ツカツカ...


「おぉ衣笠....」


衣笠「ん?」


衣笠 (この声....あぁ...) クルッ...


衣笠「長門さ...ぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」


長門「な、何だ...大きな声を出すな...」


衣笠「なっえっ!?」


凛々しかった20代の見た目をしていた彼女はシワが増えまるで50~60の初老のような姿になっていた


衣笠「な、ななななかな長門さん!?」


衣笠「えっそんなおばさんに!?」


長門「さっきから何を言っている...私はずっとこうや...」


声もかすれ響き渡る威厳あった声は何処へやらという状態だった


衣笠「えぇ....」


衣笠 (これって逆もあるの...こんな年寄りに...)


長門「それで衣笠...ここら辺でゲートボール出来る場所はあるかしら...?」


衣笠 (えっ趣味まで年取ってるんだけど!?)


長門「最近足腰が悪くなり始めて...少し運動したいの...」


衣笠「あぁ....」


衣笠「うん....」


衣笠「長門さんちょっと...」


長門「っ?」


パシュ...


長門「うぉっ...」


ドサッ...


衣笠「よしっ....」 


衣笠 (はぁ...メンタル持つかしら...)


...


衣笠 (さてさてお次は...)


バリッボリッ!!


衣笠「っ!」


衣笠 (今の音...煎餅...?)


....


バリッボリッ!


シロッコ「フフフフ....やっぱ煎餅美味しい~...」


衣笠「っ....」


寝転びながらだらしなくお菓子を食べるという普段と変わらない光景が広がっていた...一つを除いて...


衣笠「シ、シロッコちゃん...」


シロッコ「ん~?あぁ衣笠さん....おはようごさいま~す」


衣笠 (見た目が....)


小学生ほどだった彼女の見た目は20代ほどに上がり大人な女性を一応表していた


衣笠「朝から何を...」


シロッコ「へっ?あぁ...昼寝...じゃなかった二度寝しながら煎餅食ってま~す、ヒヒッ....」


衣笠 (中身は変わってないわね...)


衣笠「でもシロッコちゃん、そういう生活してるといずれ太るわよ?」


シロッコ「大丈夫ですって~、まだあたしは若いんですから~」


衣笠「そうでもないわよ....」


シロッコ「えっ?」


衣笠「お腹...」


シロッコ「お腹...?」


シロッコ「なっ!?」


彼女のお腹は不健康な生活の代償として酷くたるんでいた


シロッコ「えっちょ嘘!?何でこんなに太ってるの!?何で阿賀野さんみたいに!?」


衣笠 (そりゃ....その外見でその生活はそうなるわよ...)


シロッコ「あぁ!どうしよう!?またグレちゃんに怒られる....」


パシュ...


シロッコ「あぅ!?」トサッ...


衣笠「うん....」


衣笠 (私も...あぁならないように気を付けよっと...)


....


「おぉ...キヌガサではないか...」


衣笠「えっ?」クルッ...


衣笠「.........えっ?」


アイオワ「こんにちは....」


衣笠「アイ...オワさん...?」


アイオワ「っ?何を言っておる?もちろんじゃ...私がアイオワじゃ...」


衣笠「えっ....えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


ダイナマイトボディの色気が放たれた妖艶かつ快活だった彼女の見た目は消え、腰は曲がり肌は弛んで80代ほどのお年寄りに変貌していた


衣笠「えぇぇぇ!?」(ここまで年齢上がるの!?)


アイオワ「なんじゃ...余り大きい声を言うではない...腰に来てしまう...」


衣笠「あっ...は、はい...」


アイオワ「それにしても思い出すの...若き頃の華麗なる戦果を...」


アイオワ「深海棲艦を倒し世界に平和を取り戻したあの時...」


衣笠「えっ...いやまだ深海棲艦は...」


衣笠「っ!」


衣笠 (まさか...記憶も年齢と同じように!?)


アイオワ「良かったのぉ...」


衣笠「アイオワさん...余韻に浸ってるとこ悪いんだけど...」


アイオワ「っん?」


衣笠「ごめんなさい...」パシュ!


アイオワ「うっ!?」


ヨロッ...


衣笠「おっと!?」ガシッ!


地面に着くギリギリで彼女の老いた身体を支えゆっくりと壁に寝かせる


衣笠 (こんなにもお年寄りにさせるなんて...)


衣笠 (恐ろしくなってきた...)


...


衣笠「ん?」


満潮 キョロキョロ...


衣笠 (満潮ちゃん...?)


衣笠 (あれっ...満潮ちゃんも見た目変わってない...)


衣笠 (まさか霞みたいに...)


...


満潮「どこ...どこ...」


衣笠「満潮ちゃん?」


満潮「っ!衣笠さん...!」


ダッ!


衣笠「えっ?」


満潮「衣笠さん...司令官どこ...」


衣笠「えっ提督?あぁ...今は執務室に...」


満潮「そこにいるの!?」


衣笠「え、えぇ...」


満潮「やったぁぁ!!」


衣笠「っ!?」


衣笠「えっ...ちょ満潮ちゃん!?」


満潮「ん~?どうしたの?」


衣笠「いや...いつもならそんな喜びを表現しないというか...」


満潮「えっ?何が?」


満潮「私、司令官大好きだもん!!」


衣笠「っ!」


衣笠 (あっまさか...)


満潮「ありがとう衣笠さん!行ってくるね!」ダッ!


衣笠「あっちょ!」


衣笠「....」


衣笠 (多分あれ...霞とは反対に見た目変わらずに幼くなっているのね...)


衣笠 (あっそういえば...曙達忘れてた...)


衣笠 (まぁ...後でいいか...)


...


??「あっ衣笠さん」


衣笠「ん?」クルッ...


衣笠「えっ....?」


??「丁度良かった...」


衣笠「えっと...誰ですか?」


??「へっ?」


衣笠「あの...一体誰がどうなったのか...」


??「うぇ!?い、いや私ですよ!初霜です!!」


衣笠「えっあっ初霜!?」


衣笠 (全然見えなかった...)


衣笠 (それにしても...凄い綺麗ね...)


彼女は心身共に20代ほどに成長しており、幼く可愛げがあった彼女は美しい女性の姿とへと変貌していた


衣笠 (女の私が惚れそう...)


初霜「っ?衣笠さん?」


衣笠「あっ何でもないわ!」


衣笠「それで丁度良かったって?」


初霜「えっと提督って何処にいますか?」


衣笠「提督?あぁそれなら執務室にいるけど」 


衣笠「でも何で?」


初霜「あぁ...その...」


衣笠「っ...?」


初霜「告白しようかなと...」


衣笠「告白?」


初霜「はい...好きってことを...」


衣笠「えっ!?初霜が!?」


衣笠「そ、そうなんだ...」


衣笠「よく決断したわね...前はそんな素振りすら...」


初霜「確かに昔は恥ずかしくて深海棲艦に集中したいという理由でずっと逃げてました...」


初霜「けどもう私は逃げない!私は戦いも恋も成功してみせる!」


衣笠「お、おぉ...」


初霜「まぁそういうことです」


初霜「じゃあ衣笠さん...私行ってきますね!」ダッ!


衣笠「が、頑張ってね...」


衣笠「....大人になると変わるものね...ホント...」


衣笠「.....」


衣笠「.....って!?」


衣笠「ちょ待って!今提督は6歳くらいの子供に!?」


...


衣笠「ふぅ...危ない危ない...」


衣笠 (事故るとこだった...)


「えぇぇぇぇ!?」


衣笠「っ!?」ビクッ!


衣笠「な、何!?」


衣笠 (まさかまた何か...!?)


.....


衣笠「確かこっちに...」


ジョンストン「なっ!?どうなってるの!?」


衣笠「なっ、ジョンストン!?」


衣笠 (うわっ何あの身体!?)


元から豊満だった身体は更に成長し、胸は下手をすれば乳輪が見えてしまうほど大きく、また身長も伸び、スカートがギリギリ彼女の秘部を隠しているほどであった


衣笠 (すっご...これがアメリカンボディ!?)


ジョンストン「っ!貴女は...キヌガサ...?えっ何でそんな小さく...」 


衣笠「あっ...えっとこれは...」


先程起こった事故について彼女に全てを伝える


ジョンストン「じ、じゃあこの身体もその機械のせいで!?」


衣笠「えぇ...まぁ大丈夫、今日中に元に戻すから...」


ジョンストン「そう...」


衣笠「っ?ジョンストン?」


彼女の顔はどこか曇っていた


ジョンストン「この身体...寧ろあの人とイチャイチャ出来るのかもしれない!!」


衣笠「はっ...?」


ジョンストン「前まではフレッチャー姉に胸は負け...それにあの人からも猫みたいな扱いされてたけど...今なら一人の女として見てくれるはず!!」


ジョンストン「そしてluckyにいけばそのままあの人のベッドで...//」


衣笠「はっ!?」


ジョンストン「そうだ!こうしちゃいられない!早くあの人の元へ!!」ダッ!


衣笠「なっちょ!?ストップ!ストップ!ジョンストン!!」


..


衣笠 (あぁ...何でこうも災難続き...)


「イェェイ!!」


衣笠「ん!?」


衣笠「な、何今度は!?」


...


松輪「イエッヘェイ!!」パシャ!!


衣笠「......はぁ!?」


衣笠「ま、松輪ちゃん!?」


松輪「ん?」クルッ


松輪「あっ!衣笠さん!こんちわ~♪」


衣笠 (嘘でしょ...!?)


小さく可愛らしい見た目は姿を消し、グラマラスな女として意識出来るほどのJKのような姿に心身ともに成長していた

しかも彼女とは正反対の方向で...


衣笠「ほ、本当に松輪ちゃんなの!?」 


松輪「ん~?そりゃぁ松輪ですよ~♪可愛いキャピキャピの♪」


松輪「さてっ...早速司令をからかいにいこうかな~キヒヒッ♪」


衣笠「....松輪ちゃん....」


松輪「ん?何?」


パシュ!!


松輪「っ!」ドサッ...


豊満な胸を揺らしながら地面に流れるように倒れる


衣笠「....」


衣笠 (えっ待って...松輪ちゃんあぁなるの!?)


衣笠 (一体何が...)


..


衣笠 (松輪ちゃんといい...少し恐ろしくなってきたわね...)


衣笠 (と言ってる暇もないか...)


...


衣笠「誰かいるかな...」


「あらっ衣笠さん?」


衣笠「えっ?」クルッ...


衣笠「っ!む、村雨...?」


彼女も衣笠と同じく頭身が下がり小学生程の見た目に変貌していた


村雨「あれっ?何か背丈が同じような...」


衣笠「えっあぁいやこれは...気のせいじゃない...?」


村雨「はぁ....」


村雨「あっそれよりも...提督いなかったかしら?」


衣笠「えっ?あぁ...特には見てないわね...出かけてるんじゃない?」


村雨「そう...」


村雨「なぁんだ...いたら赤ちゃんプレイとかしてあげようかなと思っていたのに...」


衣笠「.....はっ!?」


村雨「えっ?」


衣笠「ち、ちょ、ちょっと待って!?あ、赤ちゃんプレイ....?」


村雨「っ?そうだけど」


衣笠「い、いやいや!!貴女そんな性癖あった!?」


村雨「それはもちろん、大人になってきて分かったの、提督をトコトン甘やかせたいなって...」


衣笠「へっ?」


村雨「だって普段あまり弱音とか吐かないからこそ、彼に貯まってるストレスを全部吐き出してギュゥって来てくれたら最高だと思わない?」


衣笠「いやあの...その見た目でその発言は色々と...」


村雨「外見なんて関係ないわ!私はそれがしたくて...たまらないの!!」


村雨「あぁ早く提督を甘やかしたい!!」


衣笠「.....」


衣笠「えぇ....」


後書き

何かリクエストがごさいましたら是非コメント欄へお書きください


このSSへの評価

9件評価されています


H.Curbler54さんから
2023-02-20 15:14:13

seiさんから
2021-03-16 20:44:35

あだっちさんから
2021-02-25 18:14:17

ゔぁ〜さんさんから
2021-02-22 01:35:45

SS好きの名無しさんから
2021-02-20 02:05:07

Right さんから
2021-02-13 10:12:20

S.L.KⅡさんから
2021-02-11 14:47:00

TMネオさんから
2021-02-11 00:24:16

SS好きの名無しさんから
2021-02-10 20:49:27

このSSへの応援

10件応援されています


H.Curbler54さんから
2023-02-20 15:14:14

seiさんから
2021-03-16 20:44:38

SS好きの名無しさんから
2021-02-28 14:11:35

あだっちさんから
2021-02-25 18:14:19

ゔぁ〜さんさんから
2021-02-22 01:35:50

SS好きの名無しさんから
2021-02-20 02:05:09

Right さんから
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2021-02-11 14:47:00

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2021-02-11 00:24:18

SS好きの名無しさんから
2021-02-10 20:49:28

このSSへのコメント

17件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2021-02-10 20:49:24 ID: S:dNrHwS

新作お疲れ様です!
凄く幼くなって普段のゲスさが消えた「衣笠お姉ちゃん」と甘えてくる青葉が見たいです!

2: SS好きの名無しさん 2021-02-10 21:50:59 ID: S:yZD17F

身長と精神年齢も幼くなった曙が(くちょていとくどこ~!?)わんわんと大泣きする曙を見たいです

3: SS好きの名無しさん 2021-02-10 22:03:29 ID: S:MJpPSo

どうも前作の欲望を解放するスイッチを楽しみにしてる者です
新作大変ですけど頑張ってください
幼くてやんちゃな提督さんを見たいです
質問(提督も可能ですか?)

4: SS好きの名無しさん 2021-02-11 20:04:56 ID: S:vPHqkM

霞が見たいです精神年齢が20以上のでお願いしますクズって言わないで大人びた霞をお願いします

5: SS好きの名無しさん 2021-02-11 20:15:19 ID: S:DlmITO

どうも3です
今作と前作を楽しみにしてます。
追記したいですけど
提督がやっちゃな提督が衣笠に対して(あんた誰?おばさん)って感じでお願いします衣笠が(衣笠よおばさんじゃないわお姉さんって言いなさい)そして提督(そんなこと知らんよ!おばさん!)って感じでそして衣笠が心の中で(あのガキ…っ!?)って感じでお願いします

6: SS好きの名無しさん 2021-02-11 20:35:09 ID: S:f5gxu3

逆に年齢が上がりまくった長門が見たいです

7: SS好きの名無しさん 2021-02-12 14:15:16 ID: S:GPlBs6

外見だけ23歳になったシロッコをお願いします
食っちゃ寝していた生活をそのまま続けていた設定で23歳になり
基礎代謝が下がったためぽっちゃりしたお腹にショックを受けてる様子を見たいです

8: 嵐山 2021-02-13 10:08:23 ID: S:hZpC_K

1さん、2さんコメントありがとうございます!

9: SS好きの名無しさん 2021-02-13 19:22:14 ID: S:nVrxJg

見た目精神年齢が75歳以上のアイオワヨボヨボのおばあちゃんを見たいです(深海棲艦いろんな戦いがあったが…懐かしいのう)感じでお願いします

10: SS好きの名無しさん 2021-02-15 20:25:00 ID: S:okK5jm

見た目は普通のままで精神年齢が六歳の満潮を見たいです。そして、司令官~どこ~ってあわあわしてるような感じでお願いします

11: SS好きの名無しさん 2021-02-16 07:24:48 ID: S:kIkuyW

見た目精神年齢が20歳ぐらいの初霜を見たいです(衣笠さんわたし、提督に告白しようと思うの、前は深海棲艦の戦いで恋愛興味ないふりをしてたわでも今なら提督に告白して恋愛したい)みたいな感じでお願いします

12: SS好きの名無しさん 2021-02-17 22:01:19 ID: S:JFduti

ジョンストンが見た目が成人した風な感じで精神年齢が今のままでお願いします戸惑っているジョンストンが(何これ!?でもこれを利用してあなた(提督)とイチャイチャしよう)感じでお願いします

13: SS好きの名無しさん 2021-02-18 13:54:42 ID: S:yQHrwl

松輪が精神年齢や見た目が17歳ぐらいの鈴谷みたいなギャルを見たいです

14: SS好きの名無しさん 2021-02-22 21:15:15 ID: S:S6yMTH

村雨をお願いします
見た目が小学生で精神年齢が20歳でお願いします。
元々村雨は提督LOVE でますます過激的な感じでお願いします。

15: SS好きの名無しさん 2021-03-05 20:09:13 ID: S:jui8nH

舞風をお願いします。
大人になった舞風が提督に迫るって感じでお願いします

16: sei 2021-03-16 20:50:32 ID: S:xqU_0h

6歳くらいの提督で見た目駆逐艦に「おばさん」。某子供提督を連想せざるをえないな。

結論:子供提督は良いぞ。

リクエストで、漣が重巡くらいのスタイルになって(元の衣笠越えのダイナマイトボディ)、精神はいつもと変わらずに機械のことも理解。それで衣笠を煽りまくる。

でお願いします。

17: SS好きの名無しさん 2021-11-10 22:19:32 ID: S:RyRDtY

そろそろ復活して欲しいです。
楽しみ待ってます


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1: sei 2021-03-16 20:51:13 ID: S:OcdYJq

やはり嵐山さんの作品はオリジナルもリクエストものも良い!

応援してますね❗


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