2021-03-07 00:48:38 更新

ガキン!ズダダン!


ジャベリン「指揮官本当に何者!?」


指揮官「フン!」ビュン!


ジャベリン「あっぶな!・・・でも武器投げたから・・・てあれ?」


ビュン!パシッ!


指揮官「覚悟ぉぉぉ!」


ジャベリン「武器とられたぁぁ!?」


指揮官「・・・降参か?」


ジャベリン「・・・降参です。」


指揮官「よし。今日の鍛練はこのくらいだな。」


ジャベリン「誰から格闘術学んだんですか?」


指揮官「義理の姉貴だ。」


ジャベリン「義理・・・ですか」


指揮官「と言っても何ら普通の家族と変わらんがな。」


ジャベリン「もう少し詳しく教えてください!」


指揮官「はぁ?まぁいいが。あれはたしか15年くらい前かな?父親が提督で後にわかったんだが母が艦娘だったな。」


        ~15年前~


指揮官(少年)『何して遊ぼうかなぁ!ブランコとか』


???『』ギュゥゥゥン!ギュゥゥゥン!


指揮官(少年)(関わっちゃいけないやつだ・・・)


指揮官(少年)『・・・滑り台でもやろっかな』


???『』ビョォォォン!


ドゴッ!


指揮官(少年)『痛ぁぁぁぁ!?』


???『何してんだよ。ブランコ使いたいなら横空いてたろ。』


指揮官(少年)『そんなんより今絶対頭割れたって!』


???『目標すぐ変える男とかモテないぞ~。それに割れてねぇよ。』


指揮官(少年)『本当?』


???『あぁ。』


指揮官(少年)『それと二つか三つばかり聞いて良い?』


???『何だ?』


指揮官(少年)『名前は?』


ミネアポリス『ミネアポリスだ。』


指揮官(少年)『ミネアポリス姉ちゃん。』


ミネアポリス『ん?』


指揮官(少年)『姉ちゃんは艦娘でも艦船でもない?』


ミネアポリス『なんでそれを聞くんだ?』


指揮官(少年)『なんとなく。』


ミネアポリス『艦船や艦娘ってのは人のために働くやつのことだぜ?そんなやつが公園でブランコとか乗らねぇよ。』


指揮官(少年)『もう1つ聞くけど露出度高いけど露出狂?』


指揮官「あのあと本気でげんこつされたっけなぁ。今考えても人生痛かったランキング上位だわ。」




指揮官(少年)『じゃぁミネアポリス姉ちゃん!遊ぼ!』


ミネアポリス『私はお前と違って忙しいんだが。』


指揮官(少年)『忙しい人はあんな超高速でブランコとかしてないと思うんだけど。』


ミネアポリス『うるせぇ!とにかく忙しいんだ!』


指揮官(少年)『じゃぁまた明日ね!ミネアポリス姉ちゃん!』


ミネアポリス『はぁ!?二度と来ねえよ!』


指揮官(少年)『10時くらいが良い?』


ミネアポリス『お前話聞かねぇなぁ・・・とにかく!絶対!来ねえよ!』


        ~翌日~


指揮官(少年)『何して遊ぼうかなぁ・・・って。』


ミネアポリス『・・・』


指揮官(少年)『居るじゃん。』


ミネアポリス『偶然暇だっただけだ!』


指揮官(少年)『何して遊ぶ!?』


ミネアポリス『なんでも良い。』


指揮官(少年)『なら鬼ごっこ!』


ミネアポリス『良いぜ?私が鬼な。ちなみに1回捕まえるごとにドロップキック1回な。』


指揮官(少年)『えっそれキツ(ミネアポリス『はいスタート!』


指揮官「20回ぐらい蹴られたなぁ。まぁそっから毎日遊ぶなかになったんだ。そんなある日深海棲艦による大規模襲撃があってな。」


        ~町~


ウー!ウー!


母『・・・良い?絶対に振り向かずに町の外に逃げるのよ。私はあとからお父さんと迎えに行くから。』


指揮官(少年)『うん!』


母『』タッタッタッ


指揮官(少年)『』タッタッタッ


ハヤクドケー! シニタクナーイ! タケシ!?ドコ!? アッツゥイ!


指揮官(少年)『・・・』ダッ!


       ~公園~


指揮官(少年)『居ると思った。』


ミネアポリス『なんでここに来てんだ?避難命令出てるぞ?』


指揮官(少年)『そっちこそ。これから一緒に逃げる?』


ミネアポリス『お前の母さんと父さんは?』


指揮官(少年)『父さんは鎮守府で指揮してる。母さんは父さんのところに行った。』


ミネアポリス『・・・あれは厳しそうだな。』


指揮官(少年)『逃げる?』


ミネアポリス『まさか。自衛くらい軍の力を借りなくてもできるわ。」


イ級「・・・」


タ級「・・・」


レ級「・・・」


ミネアポリス『多いな。』シャベルとりだし


指揮官(少年)『・・・』


ミネアポリス『』抱きっ


指揮官(少年)『ちょちょっ当たってる!当たってる!』


ミネアポリス『うるせぇエロガキ!とにかく静かにな。』ソーッ


バキッ!


ミネアポリス『あっ・・・おろすぞ!』パッ!


指揮官(少年)『グエッ!』尻餅


レ級「!」


タ級「!!!!」


イ級「ーーーー!」


ミネアポリス『ふん!』バゴン!


レ級「!?』ゲボォ!


ミネアポリス『たぁ!』ズバァ!


タ級「!」真っ二つ


ミネアポリス『シネヤオラァ!』ゲシッ!


イ級「」グシャァ!


指揮官(少年)『・・・なんだお前。』


ホ級「・・・!」


指揮官(少年)『俺を食う気か?』


ホ級「!」


指揮官(少年)『なら・・・来い!逆に食い殺してやる!』


ホ級「!!!!」


ミネアポリス『何してんだ?』グチャァ!


ホ級「・・・!・・・!」




指揮官(少年)『・・・あんなに深海棲艦を凪ぎ払って・・・まるで艦娘か艦船だ・・・だけど姉ちゃんは人のために戦うなんてまっぴらごめんだもんね。』


ミネアポリス『そうだな。人のために戦うなんてまっぴらだ。』


指揮官(少年)『だよね!』


レ級f「・・・」


タ級f「・・・」


イ級f「・・・」


ミネアポリス『だけどね。私は艦船。お前は指揮官。』


指揮官(少年)『は?』


ミネアポリス『聞こえなかった?お前は私の司令官よ。』


ミネアポリス『私達の邪魔ぁするんなら死ね!』


姉ちゃんに霧が纏いシャベルに鎖が付き主砲を持った。誰が見てもわかる。艤装だった。


ミネアポリス『よいしょぉ!』ビュン!


イ級f 「ーーーー!!!!!」グシャァ!


姉ちゃんにたいしてそれらは


ミネアポリス『ふん!』ブン!


タ級f「」首が跳ね飛ぶ音


レ級「!」頭が潰れる音


ミネアポリス『ギャーッハッハッハァ!』


撃たれても即座に再生し・・・まるで姉ちゃんが不死身の怪物のようだった。


指揮官(少年)『』


ミネアポリス『助けてやったのに何だその目。』


指揮官(少年)『助けてくれてありがとうございました。それじゃ」


ミネアポリス『逃がすかコラ。』ゲシッ!


指揮官(少年)『フングォ!?』


ミネアポリス『私は艦船。そしてお前が私を指揮する指揮官。これは決定事項だ。』


指揮官(少年)『そんな戦死しそうな職業嫌じゃ!俺は一般男性として一生を終えるんだ!』


ミネアポリス『私がそれを許すわけないでしょ。』


そのあと連行されて親戚にミネアポリスが説明して全員大賛成でほぼ強制で指揮官になるための勉強をすることになったのだが



ミネアポリス『うーんわっかんねぇ!』


姉貴は教えるのが致命的に下手だった。そしてたどり着いたのが


ミネアポリス『とりあえず必要なことはこれに全部乗ってる。そして写すようのノート。あとはわかるね?』


指揮官(少年)『・・・まさか全部写せとか言わないよね?』


ミネアポリス『大正解。』


指揮官『ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』


そして基礎体力もつけある程度の戦闘訓練をして8年がたった。そしてとうとう海軍の軍門を下ることになった。


指揮官(青年)『ここで指揮官になれるって聞いたんだけど。』


憲兵『なんだお前。』


指揮官(青年)『ですよね。』


ミネアポリス『めんどいから早く鎮守府ちょうだい。こいつ指揮官で。』


憲兵『ミネアポリス!?所属は!?』


ミネアポリス『無い!』


その他色々質問に答えてたんだがとうとうクソ短期な姉貴がキレた。


ミネアポリス『質問が長い!』ビンタ


指揮官(青年)『何してんだお前ぇぇぇ!?』


???『とまれ!私は戦艦(ミネアポリス『うるせぇ!』飛び膝蹴り


戦艦『ンヌゥゥゥ!?』


艦娘達『』ゾロゾロ


指揮官(青年)『・・・絶対殺すなよ?(呆れ)』


ミネアポリス『ok』


憲兵『嫌止めろよ。お前あいつの指揮官だろ?」


指揮官(青年)『あの暴走列車止められたらとっくに止めてる。しかも俺は指揮官じゃねぇ(鋼の意思)』


艦娘『強すぎぃ!』ヒデブ!


艦娘『ナーフしろ!』グワーッ!


艦娘『課金厨かよ!』ホンダァ!


スタスタ


指揮官(青年)『やべぇなぁ・・・』


ガッ!


指揮官(青年)『えっ』


???『止まれ。止まらなきゃこいつの首を折るぞ』


ザワザワ アレミサカゲンスイジャネ? エッアノヒトガ?


ミネアポリス『』ピタッ


???『なにしに来た。」


ミネアポリス『そいつを指揮官にするのに法律上めんどいから鎮守府と資格を取りに来た。』


???『・・・ふむ』ジー


指揮官(青年)『何すか。』


???『面白い!私のとこに採用!』


指揮官(青年)『そもそも誰ですか。』


三笠『戦艦三笠。元帥で今からお前の教官だ。』


ミネアポリス『あらお話が早くて助かる。』


あのあとも地獄だったなぁ。海に浮けるようにする訓練とか。んで卒業したんだ。順風満帆、まぁ初期艦希望者に姉貴お得意の顔面跳び膝蹴り叩き込んだりしてたけど。あの日までは何もなかったんだ。


指揮官『なぁ姉貴。』


ミネアポリス『何だ?』


指揮官『あの・・・終わったら話がある。』


エコー『所謂「告白」って奴ですか?』


指揮官『はぁ!?ななななに言ってんだエコー!』


ミネアポリス『こいつが告白!?まっさかぁ!』


指揮官『ほらほら!とにかく出撃だ!行くぞ!』


そこから数分もしなかった。


ドォン!


一発の砲撃音が鳴り響いて


ミネアポリス『・・・・あ?』


気づいたら姉貴が後ろから艦船に撃たれてた。


そしてセイレーンの襲撃も重なり指揮系統が混乱して・・・そして・・・


ドカァン! キーン!


俺は宙を舞い海面に叩きつけられ意識が戻った頃には


指揮官『・・・エコー?・・・姉貴?』


俺と姉貴のシャベルだけが残ってた。


指揮官「あいつらだけは何があろうと絶対に殺す。」


ジャベリン「・・・それって味方殺しで軍法会議案件では?」


指揮官「軍法会議上等じゃコラ。」


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