奇跡の果て 人類の光−第五話−
艦娘の被害は甚大だったが、轟沈者を出すことなく無事に横須賀鎮守府を守り抜いたアムロ達。横須賀に平和が戻るが、提督への報告をしながらアムロは“ある事”を確信する。
そして、夕張はこれまでに経験したことの無い未知の感覚に戸惑っていた。
お待たせしました。やっと書き上げましたよ第五話。月一くらいで上げたいけど上手くいかないもんだ。今回は戦闘シーンなし。登場人物増やします。それにしても、ガンダムシリーズの効果音(特にビームライフルの発射音やニュータイプ能力を発揮したときの音)は文字起こしがすごく難しい。
ここのサイトとハーメルンでアンケートやってるので、そちらも答えてもらえたら嬉しいです。
−横須賀鎮守府 夕張の部屋−
夕張「…何コレ?」
そう呟く夕張の手には、片手で持てる大きさの“小さなT字型の金属片”があった。
明石「こんな物持ち歩くなんて、夕張って…意外と男の子みたいなところがあるのねぇ~。」フムフム
夕張「えっいや、ちが…!」
明石「分かってる分かってる。誰にも言わないから。」
夕張「違うってば!」
明石「そんな事より、早く食堂行こ。赤城さんにみ~んな食べられちゃうわよ。」スタコラ
夕張「ちょっ!置いてかないでぇ〜!」アタフタ
そんなやり取りをしながら、夕張は金属片を再びポケットに入れて明石の後を追う。
…尚、途中で明石が走り出したので食堂に着くまで追いつけなかった。
−食堂−
提督「さぁアムロ、好きなものを頼むといい。」
アムロ「こんなに種類があるのか…。多すぎて迷ってしまうな。」アゼン
提督「ハハハ、確かに。」
アムロ「ハヤト、何かオススメはあるかい?」
提督「そうだなぁ…」
テイトクオッソーイ アムロサンダー イッチバーン クマー デチデチ
食堂では入渠を終えた艦娘達が夕食に舌鼓を打っていた。入居に要する時間が短いからか、駆逐艦や軽巡、潜水艦の姿が目立つ。艦娘達はアムロ達の姿を見つけると、我先にと群がりそれぞれに自分の好きなメニューという名のオススメを伝えていく。
吹雪「やっぱりポテトサラダですよ!すっごく良いお芋を使っているので、甘みが段違いです!」フンス!
アムロ「ポテトサラダか…。そういえばしばらく食べていないな。」フム
球磨「何言ってるクマ。ここは鮭の丸焼きで決まりクマ!脂の乗ったところを丸かじりだクマ!」クマー!
アムロ「それはかなり贅沢な食べ方だな。」ハハハ
伊58「ゴーヤチャンプルーでち!たっぷりの具材と栄養満点のゴーヤで力がみなぎるでち!」デチデチ!
アムロ「聞いたことがあるな。身体には良いが、かなり苦い食材なんだろう?」
伊58「苦くなんかないよぉ!」アタフタ
ワイワイ
明石「夕張おっそーい!」ニヤニヤ
夕張「普段は戦場に出てない明石にまで負けるだなんて…!」ゼェゼェ
艦娘達とそんなやり取りをしていると、明石と夕張が食堂に現れる。勝ち誇ったような笑みを浮かべる明石とは対照的に、夕張は肩で息をしながら悔し涙を浮かべている。
夕張の言葉から、二人は走ってここまで来たのだろう。
提督「お前達、廊下を走るんじゃない。駆逐艦の奴らが真似したらどうするんだ。」マッタク
明石「は~い」チェー
夕張「解せぬ…」ゼェゼェ
アムロ「若いうちはこれくらい元気な方がいい。」クスッ
提督「茶化すなよアムロ。」
アムロ「すまない。確かにハヤトの言うとおり、廊下は走るべきではないな。」ハハハ
夕張「うう……アムロさんにまで笑われたぁ(泣)」
明石「以後気をつけますぅ〜」
提督「だが丁度いいところに来たな、お前達。どれを食べるか迷っているアムロに、何かオススメはあるか?」
明石「明石焼きですかね。」
提督「自分の名前をネタにするな。」
明石「バレました?」テヘペロ
アムロ「夕張は何かあるかい?種類が多くて中々決められなくてね。」
夕張「私個人の好みで言えばお蕎麦だけど…、アムロさんお箸使えます?」
アムロ「オ・ハシ?」
夕張「ダメそうですね。」
提督「俺はやはりカレーライスだ。間宮の作る海軍カレーは絶品だからな!」
間宮「ふふっ、ありがとうございます。」ニコッ
夕張「逆に、アムロさんは何か好きな食べ物あります?大抵のものは用意できますけど…」
アムロ「僕の好物かい?」
夕張「はい。」
アムロ「昔はよくハンバーガーを好んで食べていたな。直ぐに食べられるし、作るのも簡単だったしな。」
提督「ハンバーガーか……間宮、作れるか?」
間宮「えぇ、すぐにできますよ。」
アムロ「じゃあそれを頂こうかな。細かい味付けなんかは任せるよ。」
間宮「わかりました。」ニッコリ
注文が済み、アムロ達は空いている席を探して腰かける。食事中も他の艦娘達による質問攻めにあうアムロだったが、久しぶりに感じる穏やかな雰囲気に終始笑顔をみせていた。
アムロ「美味い!」ムグムグ
また、この時に間宮がとっさに思いついて試作した、ドライ海軍カレーをパティに練り込んだ“ν海軍バーガー”は、アムロだけでなく提督や艦娘達からも好評でレギュラーメニューとなった。
−???−
騒がしい夕食の後、艦娘達は各々の部屋に戻り自由な時間を過ごしてから眠りについていた。アムロも例外ではなく、案内された部屋で休んでいたのだが…
アムロ(ここは…?)
??『ウフフフフ…』
アムロ(…!)
アムロは夢を見ていた。かつて何度も見ていた、白鳥となって現れる“彼女”の夢を。
アムロ「ララァ・スン!?」
ララァ『久しぶりね、アムロ。』
ララァ・スン。
かつてジオンのニュータイプパイロットとしてアムロと対峙し、また互いに惹かれ合っていた女性。ララァはアムロだけでなく、ライバルのシャアにも特別な感情を抱いており、戦闘の最中シャアを庇って死んでいったのだ。
皮肉なことに、その戦闘でララァの命を奪ってしまったのはアムロ自身だった。
アムロ「君が僕をこの世界に飛ばしたのか?」
ララァ『そうであるとも言えるし、そうでないとも言えるわ。』
ララァ『前にも言ったでしょう?私は永遠に貴方達の間に居たいの。』
アムロ「シャアは否定しろ!ヤツはアクシズを地球に落とそうとしたんだぞ!!」
ララァ『彼は純粋よ…。見ていて痛々しいくらいに。』
アムロ「純粋だと!?アクシズを地球に落として、多くの人の命を奪おうとしたヤツがか!!」
ララァ『そうよ。彼は純粋すぎるあまり、苦しみ抜いた末に壊れてしまったの。』
アムロ「壊れた…?」
アムロ「あの時のシャアは確かに人類に絶望してはいたが、間違いなく正気だったぞ!」
アムロは信じられなかった。あのシャアが、自分の終生のライバルが壊れていたなどと。少なくとも、アクシズで拳を交えたときとアクシズの破片を押し返そうとしていたときにはシャアは正気だったと確信している。
ララァ『確かに、あの時のシャアは正気だったわ。』
ララァ『でも、今は違う。』フルフル
アムロ「今は…? やはり、シャアもこの世界にいるんだな。」
ララァ『半分正解、といったところかしら。』
アムロ「半分?」
ララァ『言ったでしょう? “壊れてしまった”と。』
ララァ『今の彼は、シャアであってシャアではないの。』
アムロ「シャアであってシャアではない…?」
ララァ『もう……私の声も届かない。』
ララァ『お願いアムロ。彼を…シャアを助けてあげて…!』
アムロ「ヤツを助けるだと!?」
ララァ『貴方にしか頼めないの。』
アムロ「君の声も届かないというのにか?」
ララァ『えぇ、そうよ。』
ララァ『これは貴方にしか頼めないし、貴方にしかできないわ。』
アムロ「…約束はできないが、やれるだけのことはやってみるよ。」
ララァ『ありがとう……やっぱり貴方は優しい人ね。』
ララァ『でも気をつけて。』
アムロ「?」
ララァ『この世界に、よくない者が集まってきているわ。』
アムロ『よくない者?』
ララァ『でも心配はいらない。貴方には彼らが、そして彼女がついているわ。』
アムロ「彼ら? 彼女!?」
ララァ『シャアの事、頼んだわよ。』
アムロ「待っ……待ってくれ!」
アムロ「ララァッ!!」ガバッ
ララァを追うように手を伸ばすが、その手は空を切りアムロは現実の世界に引き戻された。
アムロ「…クソッ! またなのか…!」
アムロ「また同じ夢を見るようになっちまった…」
コンコン
アムロ「誰だ!!」
??「ヒッ!」ビクッ
夢見の悪さから、来訪者に対して半ば八つ当たりのように声に苛立ちを滲ませるアムロ。しかし…
夕張「あの…こんな夜中にすみません…」ビクビク
アムロ「…夕張?」
夕張「失礼なのは分かってますけど…入っても良いですか…?」オソルオソル
アムロ「あ、あぁ…」ガチャッ
扉の向こうにいた意外な人物に、アムロは苛立ちを忘れてしまっていた。
−アムロの部屋(仮)−
アムロ「それで、こんな時間にどうしたんだ?」
夕張「…」カタカタ
アムロ「夕張…?」
夕張「ワタシガオカシイダケ…コンナノユメニキマッテル…」ブツブツ
夕張を部屋に入れて二人でソファーに腰を下ろすが、彼女の様子はどこかおかしい。小刻みに震えながら小声で何かを呟いており、昼間見た彼女とはまるで別人である。
アムロ「まずは落ち着くんだ。ゆっくり深呼吸して…」
夕張「スゥー…ハァー…」
アムロ「少しは落ち着いたか?」
夕張「…はい。すみません、私から訪ねてきたのにお見苦しいところをお見せしました。」
アムロ「気にするな。何があったんだ?」
夕張「あったというか…現在進行系というか…」
夕張「上官である提督や医療に詳しい明石に相談するべきなんでしょうけど、信じてもらえるかどうか…」
夕張「でも、アムロさんなら信じてくれる気がしたんです。」
アムロ「話してみてくれ。」
落ち着きを取り戻した夕張は、ポツリポツリと語りだす。
夕張「今日の戦闘の後から、私変になっちゃったんです。」
アムロ「変に…?」
夕張「はい。」コクッ
夕張「いろんなものが、私の中に入ってくるの。」
夕張「沈めた敵、大破してまだ意識が戻らない仲間、私に対する殺気、これから起こる未来…」
アムロ「なっ!?」
夕張「見たことも聞いたことも無い宇宙が私の周りに見えたり、ガンダムによく似た機体同士の戦いだったり…」
夕張「空が落ちてきてオーストラリアが無くなったり、憎しみに満ちた光が何もかも飲み込んでいったり…」
アムロ「…!」
夕張「そして…」
夕張「アムロさんが、ガンダムで隕石を押し返そうとしていたり…。」
アムロ「…」
夕張「…やっぱり、私おかしいですよね?」
アムロ(まさか、こんなことが…?)
アムロは信じられなかった。戦闘中の彼女を見ていて素質は感じていたが、彼女は明らかにニュータイプとして目覚め始めている。それも急速に。
急激に覚醒したニュータイプ能力に、心と身体が追いついていないのだ。今、彼女は戦場での出来事に加えてアムロの世界で起こったことを追体験しているのだろう。
アムロ「何もおかしなことはないさ。」
夕張「おかしくない…?」
アムロ「ああ。」
アムロ「それは本来、人が元々持っている感覚なんだ。」
夕張「本来持っている…」
アムロ「そうだ。」
アムロ「しかし、長い歴史の中で忘れられてしまった感覚でもある。」
アムロ「君はその感覚を急に思い出して、心と身体が少しびっくりしているだけさ。」ナデナデ
夕張「私、ホントにおかしくないの…?」
アムロ「あぁ、心配はいらない。」
夕張「でも…」
夕張「でもっ!すっごく怖いの!頭の中がグチャグチャになっちゃいそうなのよ!!」
夕張「私が私じゃなくなっちゃうよぉ!!」ポロポロ
涙を流しながら叫ぶ夕張。自分の中に自分以外が入り込む感覚は、慣れない彼女にとってはかなりの恐怖なのだろう。
アムロ「大丈夫、大丈夫だ。」ギュッ
夕張「ふぇっ…?」
アムロ「君はここに。僕と一緒に、今ここに居る。」
夕張「…!」
アムロ「気休めにしかならないかもしれないが、これで少しでも自分のいる場所を、自分の存在を感じるんだ。」
アムロ「今だけは、ここが君の居場所だ。」ナデナデ
夕張「うぅ……うぅぅううう!!」ギュウウウウウ
取り乱す彼女をアムロはアムロは優しく抱きしめる。彼女が自分の存在、居場所を感じられるように。
自分自身を見失わないように。
アムロ(…さて、どうしたものかな。)
夕張「スー…スー…」Zzz…
夕張を抱きしめたまま、アムロはそんなことを考えていた。未知の感覚に対する恐怖から夕張はアムロにしがみついたまま眠ってしまい、今は規則正しい寝息を立てている。その寝顔は穏やかで、あどけない。
夕張「うぅ……あぁああ……っ!」ガクガク
アムロ「大丈夫だ。」ナデナデ
夕張「ぅ……スー…」
時折うなされることがあるものの、アムロが優しく頭を撫でると安心したように再び穏やかに眠る。敵味方関係なくアムロは多くのニュータイプを見てきたが、夕張には彼らとは違うものを感じていた。
アムロ「確か、この世界では宇宙に行く術は失われたと言っていたな?」
夕張「スー…スー…」Zzz…
アムロ「彼女も宇宙に行ったことは無いと…」
夕張「スー…スー…」Zzz…
アムロ「それなのにこれほどの力を持っているというのか。」
ニュータイプ。
それは人が宇宙に進出したことで、様々なことを知覚できる能力に目覚めた“人類の革新”とも言われる存在である。一説には、その能力で互いを深く理解し合い、誤解なく分かり合えるという夢物語とも言える見方まであった。アムロだけでなく、シャアやララァをはじめとする多くのニュータイプが存在していたが、彼らにはある共通点があった。
それは宇宙に住む民、スペースノイドであることだった。
勿論、生粋のスペースノイドばかりではない。クェス・パラヤのような、地球生まれの人間もいた。しかし、程度や期間の違いはあれど、いずれも“宇宙に出た事”がきっかけでニュータイプへの覚醒が促されたのである。
夕張のような生粋のアースノイドが高いニュータイプ能力を持つ事例を、アムロは初めて目にしていた。
アムロ「もしかしたら、君は何か特別なのかもしれないな。」ナデナデ
夕張「んぅ…」ギュウ
アムロ「…しかし、これじゃあどうやって寝ればいいのやら。」
夕張「スー…スー…」Zzz…
アムロ「仕方ない。」ダキアゲ
夕張「にゅぅ…」ニヘラ
アムロ「ゆっくり休むといい。」ニコッ
アムロに抱きついたまま離れない夕張を抱き上げ、ベッドに向かうアムロ。二人でベッドに入り、もう一度彼女を優しく抱きしめてから頭を撫でる。そのままアムロも眠気に逆らうことなく、微睡んでいった。
夕張はうなされることなく、安心しきった寝顔のままアムロの腕の中にいた。
−夕張の夢−
夕張(ここは…?)
夕張は夢を見ていた。
全く知らない場所、知らない人々が目の前に現れては消えていき、それでいてどこか他人事には感じられない不可思議な光景がイメージ映像のように絶え間なく流れていく。
しかし、先程までのような恐怖は感じない。目前の光景とは違うところから、暖かさと安心感を感じている自分がいる。
夕張(不思議な感じ…)
『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!』
夕張(え?)
夕張「何…?」
『ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
しばらく目の前の光景に見入っていたところに、唐突に誰かの声が聞こえてくるが、それは夕張に向けられたものではないようで聞き返しても返事は無い。しかし、それらの声はまるで意思を持っているかのように、彼女の頭と心に直接響いてくる。
『遊びでやってんじゃないんだよ!!』
『常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だ!!』
『こんなところで朽ち果てる己の身を呪うがいい!!』
『憎しみは憎しみを生むだけだって…分かれ!!』
『貴方は、私のいっとう激しいところだけを持った人でしょ!?』
『お前らのやってること、能天気だ!!』
『私のこと、好きだっていうの…忘れないよ……』
『地球が保たん時が来ているのだ!!』
『悲しいと感じる心を止めはしない!!』
『総意の器である、この私に!』
『俺は…俺は死なない!!』
『俺は貴様らを認めない!!』
『もう、僕たちを放っておいてくれぇーっ!!』
『これが人の夢!人の望み!人の業!』
『やっぱ俺って…不可能を可能に……!』
『また戦争がしたいのか!アンタ達は!!』
『貴様が世界の歪みだ!!』
『上位種なんだよ僕は!』
夕張(これは一体…?)
??『貴方を…待っていました。』
??2『やっと来たわね。』
夕張「え?」
戸惑いながらも様々なイメージを見ていた夕張の前に、二人の女性が姿を見せる。一人は全身薄紫色の服を着た儚げな少女、もう一人は紺色の髪をした20代と思われる軍服を身にまとった女性。
夕張「私を待っていたって…?」
夕張「そもそも、あなた達は誰なの?」
??『私は、ティファ・アディール。』
??2『そして私は、チェーン・アギ。』
ティファ『この世界は、悪しき者の手によって良くない未来に向かおうとしています。』
チェーン『それを止められるのは、アムロ達と貴方だけなの。』
夕張「ちょっと待ってよ…。アムロさんはまだ分かるけど、なんで私まで!?」
ティファ『悪しき者は、この世界に流れ着いた異物とも言える存在です。』
ティファ『それに打ち勝つためには、ふたつの世界の存在同士が力を合わせる必要があります。』
チェーン『つまり、アムロ達と貴方のことよ。』
夕張「だから…!」
ティファ『貴方は…』
夕張「?」
ティファ『貴方は、彼に会ってから変わりはじめました。』
夕張「え…?」
ティファ『貴方の中で、大きなな変化が起きています。』
ティファ『貴方自身が、まだ追い付いていないだけ。』
チェーン『だから、私達が少しだけ後押しするわ。』
夕張「そっちの世界の事なら、私を巻き込まないで貴方達がやればいいじゃない!」
ティファ『それは出来ません。』
チェーン『私達は、こういう形でしか干渉できないから。』
ティファとチェーンは悲しげに視線を落とし、夕張はその様子から察してしまう。
夕張(この人達は私の中には来れても、こっちの世界には来れないんだ…)
ティファ『だからこそ。』
ティファ『貴方に、力を…。』
To be continued…
ここまで読んでくださりありがとうございます。感謝感激雨霰、明日は程々に晴れたらいいな。
SS投稿速報(同サイト)及びハーメルンで登場人物に関するアンケートを取った結果、今の所宇宙世紀を望む声と全ての世界線を望む声が多いです。よって、宇宙世紀を中心にガンダムキャラ等を増やしていく予定です。まだアンケートは続けるので、出して欲しいキャラやネタ、機体なども募集中!
このSSへのコメント