2024-04-12 06:09:49 更新

概要

この作品は単独行動隊提督 18の続きになります


前書き

提督

【過去大きなミスを犯したと言って自ら単独行動隊に入った変わり者 目付きが悪いせいで他の者から距離を開けられる事の多い】
【首にはいつもネックレスをしてるところが特徴 そのネックレスの形も特徴的で1と6…?の形した数字が飾られている】
【単独行動隊66番 コードネーム:a maverick(通訳:はぐれ者) 現在は単独行動隊を辞めて南我原鎮守府の提督をやっている】
【過去 川内が沈んで息絶えた川内の亡骸を見つけた際に夜雷が鳴っていて、それ以来夜雷が鳴っている時に外へ出ると思い出して怖がる(言わばトラウマ)】
【過去 大湊警備府提督だったが伊19と川内が轟沈して提督をやめ、単独行動隊に入ったが再び提督に戻って南我原鎮守府提督になった(追記 伊19だけではなく、川内も沈ませてしまって罪を償おうと単独行動隊に入った…)】
【上官と会う前は北提督と一緒で人間同士の戦争が起きてた場所で育った 人体実験をして腕と足は常人を超えた力を持っていて、腕から日ノ丸と言う艦載機を発艦させることが出来る 搭載数は片手に5機 両手で10機】
【日ノ丸艦載機=戦、攻、爆を取り揃えた万能艦載機 ボーキサイトや弾薬を多く使うのが欠点だが援護射撃や単独行動をしてる提督にとっては優秀過ぎる艦載機である】
【過去のあだ名は特攻隊提督と呼ばれていた】


瑞鳳

【仕事熱心の働き者で面倒見のよい艦娘(軽母) 配属が決まっていなかったが今回の提督の所に着任する事が決まった】
【過去 元横須賀鎮守府の秘書であり元提督の事や横須賀鎮守府の事を聞いたり、話したり、思い出したりすると性格が急変する】
【過去何かをしてこの世界を危険な目に晒した張本人でもあるらしい→過去にした事をなんとかしようと1人で悩み続けていたが提督に助けを求めて手伝ってもらっている】
【如月の睨みつけの劣化版 気迫で敵を怯ませることができる 範囲は半径30m】


金剛

【いつもハイテンションで元気な艦娘(戦艦) 配属は東我原鎮守府に決まっていたが移動が決まって今回の提督の元に着任した】
【ほとんどティータイムの時しか出てない気がする…】




【元気が良くて悪戯好きな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督に酸素魚雷をぶつけて遊ぶのが趣味…?】




【礼儀正しく少しおっちょこちょいな艦娘(駆逐艦) 元々は東我原の艦娘だったが上官と東提督が演習で賭けした際に南我原に移動が決まった】
【提督の仲間思いや艦娘思いに心を打たれて好意を抱いている】


吹雪

【元南提督の艦娘(駆逐艦) 単独行動隊管理者の指揮者をやっていたが現在は南我原に着任している】
【瑞鶴と一緒で提督loveな所はあるが瑞鶴と違って人前など二人になれない場所では大胆に抱きついてきたりはしない…だが、二人っきりになった時は物凄く大胆になる】
【南提督の過去と瑞鳳の過去は青葉と同じくらい知ってる】
【元大湊鎮守府に着任していた頃は元秘書艦代理だった(追記 元大湊鎮守府に着任していた時は医務も担当していた)】
【過去、深海棲艦に直撃を食らって沈んだが、提督に救助され 今も滞在している…が、吉を引いたか凶を引いたかはわからないが1度沈んだことによって1ヶ月に1回ぐらいに深海棲艦化の発症が現れる※】
【※上記に追記 深海棲艦化が発症する代わりに駆逐艦とは到底思えないほどの力を手に入れた 駆逐艦でも戦艦だろうがなんだろうが一撃粉砕するほどの力を持っている…が、それを使うと深海棲艦化が一気に襲ってくるため、多用することはできない※】
【※さらに上記に追記 深海棲艦化を抑えるための薬が吹雪が沈んだことによって、すぐに開発された【即効性型深海棲艦化鎮圧粉末】と【長効型深海棲艦化鎮圧錠剤】というものを飲めば深海棲艦化を一時的に抑えることができる】
【提督と同じ睨みつけが使える(限度・制御が効かず、提督程ではないが広範囲で吹雪と目が合った者は敵味方関係なく気絶させる(1度使ったら丸一日目が開かなくなる))】


時雨

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【よくヤンデレキャラとして使われるがこの作品では通常なので予めご了承下さい】
【おとなしい性格で物静かなところが目立つ よく提督が寝ている時に密かに唇を重ねることが多いとか…?】
【自分の意思でキレることができて戦闘力を上げることがてきるが制御が効かないためあまり使えない】
【特殊能力ー直感を使うことができる どんなに選択枝があろうと二つに絞ることができる ただし、二つしかない場合には効果を発揮することができない】


夕立

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが、現在は南我原鎮守府に着任している(駆逐艦)】
【語尾に(ぽい)や(かも)とつけるなんとも可愛らしい艦娘(作者は瑞鳳が一番です!)】
【元気な性格で提督に甘えてくる時は飛びついて甘えてくる…正直、瑞鶴と変わらない(瑞鶴みたいに人前気にせずイチャイチャしようとは言わない)】
【特殊能力ー野生の本能を使うことができる 使うと獣のように暴れ回り、野生の勘を発揮させることができる …ただし、野生の本能を使うとコントロールがなかなか聞かないうえに野生の勘も勘だから使い時は非常に難しい(ほとんどキレた時と同じ)】


扶桑

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘(戦艦)】
【不幸艦と言われている艦娘だが現在南我原提督にお前達は不幸艦じゃないと言われ自分が不幸艦だと思うのをやめた】
【元大湊警備府にいた時は戦艦のなかでもトップクラスの性能を持つ航空戦艦】


山城

【南提督の元艦娘 元は佐世保鎮守府の艦娘だったが今は南我原鎮守府の艦娘】
【扶桑と同じく不幸艦と呼ばれていたが現在南我原提督にお前は不幸艦じゃないと言われ自分か不幸艦だと思うことをやめた】
【元大湊警備府のにいた時は戦艦のなかでも二番目に強いと言われていた航空戦艦】


天龍

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任 子供に人気がある面倒見の良い艦娘】
【提督と一緒に先陣を切って敵艦隊を一網打尽にしたこともある軽巡洋艦準エース 実力は提督も認めるほど】
【特殊能力ー範囲識別 半径50メートル以内に入ったありとあらゆるものを100%識別できる 使うと燃料を大量に使う上に目をずっと開いていないといけないため、目に疲労が溜まりだんだんと痛みが襲ってくる 電探の強化版みたいなもの】


龍田

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【普段は毒舌で目を細めて相手を睨みつけることが多いが意外にも押しに弱くて、提督にぐいぐい押されると普段の性格とは逆転し、オドオドしながら恥ずかしがる】


如月

【元東南我原鎮守府に着任していたが移動が決まって現在南我原鎮守府に着任】
【提督LOVE塾(っ'ヮ'c)<ウッヒョォォォォオな艦娘(もはや意味不明)】
【第二軍隊最強艦娘と呼ばれていて、一軍隊と比べれば戦力は劣るがなかなかの実力を持っている】
【吹雪とは仲が悪く、少しでも話すとすぐに喧嘩する(如月 吹雪が悪いのよ?私は悪くないわ)】
【睨みつけに近い睨みを使うことができる※】
【※上記に追記 提督たちが使う睨みつけとは違い、目を合わせても気絶はしない その代わりに提督たちよりもはるかに超える半径100m以内の敵に睨みつけると一瞬だけ動かなくなる しかも目を合わせる必要性がない】


東提督

【東我原鎮守府の女提督 艦娘思いの強い一面もあり、かなり人気のある提督】
【過去 南提督に金剛を取られた事で取り返す為、南に演習を挑んだが敗退(七体一 東が七)
その上雷と電も取られた】
【南方海域で第一艦隊がやられそうになった時に南提督に助けてもらって南提督に惚れた】
【過去 辛い事があったらしいが誰にも話していない→過去に好きな人であった元横須賀鎮守府提督が反乱軍になったことによって嫌いとまでは言わないが見損なったと思っている】
【南提督が自ら深海棲艦と戦うのに憧れて東提督も自身で戦う事を決意し、明石が作っていた南提督が使っている重攻撃型装甲を見つけて装備する(武器はいろいろと取り付けられている)】
B:Dって事は教えておくわ
W:キュッとしてるわ!
H:…(小さくて悪かったわね…)


加賀

【ご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原のクール艦娘(正規空母) 】
【東我原の艦娘だが元同僚の金剛、雷、電が南我原に居るので時々遊びに来る…が、最近は時々ではなくほぼ毎日来ている気がするが…】


赤城

【加賀と同じくご飯&ボーキサイトをいっぱい食べる東我原の艦娘(正規空母)】
【加賀と同じく南我原に遊びに来るが飯目的で来る ちょっと限度を考えて欲しい(南)】


青葉

【南提督の元艦娘だった現在東我原の艦娘(重巡)】
【提督の過去を一番多く知っている一人…だが、南提督の過去を話そうとはしない 上官に口止めされているのもあるが悲しすぎると言うこともあって口を開かない※】
【※上部に関連する追記 瑞鳳の情報も知っているみたいだが元提督より酷いと言って話そうとはしない】


明石

【工作関係を得意とする東我原鎮守府の艦娘 南提督の換装【重速度型装甲】を治した本人でもある】
【南提督の換装が珍しかったらしく同じのを作ったマニアック】


提督(北)

【北我原鎮守府の提督 南提督とは馴染みで昔南提督の鎮守府に良く遊びに来ていた元気っ娘】
【名前 小春】
【過去 人間同士の戦争が起こっていた村で生まれ、本当の兄貴が殺され上官に助けられた】
B:聞いたら殺す!(Aカップ)殺す!!
W:体重は気にしてるから痩せてるわ!
H:でかいのかしら?


神通

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) いつもおとなしい感じが目立つ】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


那加

【元南提督の艦娘 今は北提督の艦娘(軽巡) 私はアイドルと言うところが一番目立つ元気っ子】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】
【川内が沈んだことは知らない…?】


瑞鶴

【南提督(元提督)loveの元南提督の艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【南提督を見かけた瞬間どこでも構わず抱きついていく】
【過去 初代提督(呉鎮守府提督)に五航戦は要らないと言われ鎮守府から追い出され捨てられた…だが南提督に助けられ、面倒を見てくれた事がきっかけで好きになった※】
【※上部に関連する追記 初代提督は南提督がなんとかしてくれた為、復讐することなどは考えていない】
【青葉程ではないが皆より多少多く知っている】
【特殊能力ー一点集中を使うことができる 10秒間的を見る必要はあるが条件が整ったら狙った的に100%当たる ただし、その的を見てる間は他のことに気を回してはいけないうえに100%当たるが防御されたら意味がない】


翔鶴

【瑞鶴の姉で南提督の元艦娘 現在は北我原鎮守府に着任している(正規空母)】
【おとなしい性格でいつも瑞鶴の面倒を見ている】
【過去 合同作戦を失敗した事があるが南提督が解決してくれたことがきっかけで惚れた】
【青葉程ではないと思っていたが青葉←吹雪←翔鶴の順番で元提督のことを知っている】
【提督と同じく睨みつけが使える(限度・半径五m以内にいる敵味方関係なく目を合わせた人を気絶する程度しかできない上一日一回しか使えない)】


提督(西)

【西我原鎮守府の提督 無口でいつも静かに本を読んでる事が多い】
【性別 女】
【最近は出番が一切ない】


不知火

【南提督の元艦娘 今は西提督の艦娘(駆逐艦) いつもクールでなかなか表情を崩さないところが特徴】
【南提督に睨みつけを教えた本人でもある】
【南提督の過去を青葉程ではないが多く知ってる】


提督(東北)

【東北我原鎮守府のショタ提督 見た目は小さいがかなり頭の良い指揮官(東より頭が良い)】
【提督の中でも評価がかなり高いが見た目が小さい為馬鹿にされることが少々…】


妙高

【南提督の元艦娘 現在は東北我原鎮守府の艦娘(重巡)】
【過去に演習で元提督の秘書艦を沈めようとした事で鎮守府から追い出された】
【元提督の事は酷く恨んでいるらしく、南提督を殺そうと考えている…?】


長門

【現在は東北我原鎮守府に所属する艦娘だが過去瑞鳳と一緒だった元横須賀鎮守府の艦娘】
【過去 瑞鳳のせいで元提督が島流しされた事を今でも忘れておらず、復讐心を今でも持っている】
【元横須賀鎮守府の時では戦艦のエースと言われていた 今現在裏切り説があがっているが本当かは不明…】


武蔵

【大和型戦艦で二番目に強い最強の艦娘(戦艦) いつも上官の補助をしている】
【出番は少なめなのであまり書くことがない為、この前の作品と同様また(また)しても出番があるか不明】
武蔵「…もう何言っても無駄だな?」


night

【単独行動隊の一人 艦娘に手を出して軽犯罪を受けて捕まった変態…だが、紳士である(手を出したと言っても性的な意味)】
【犯罪ランクはA】
【南提督とは仲が良く、共に戦闘を行動した事もある】
【身体能力は南提督程ではないがなかなか高い※】
【※上部に関連する追記 南提督の睨みつけは効かない+駆逐艦程度の攻撃はほぼ当たらない】
【武器は対敵艦隊型三十cm大砲とサーベル】
【南提督の過去は南提督が【誰にも知られて欲しくない事】を知っている(それ以外は良く知らない)】
【嫁である叢雲が一週間に一度会いに来てくれる 最高だぜぇぇぇっっっ!!!!!!(night)】
【過去三番目に最高提督と呼ばれていた提督…だが、その時は現在南我原提督とは面識がなかった】
【腕だけだが人体改造して南提督と一緒でサーベルで戦うほどの力を持っている】


ENDLESS Hell

【単独行動隊の一人 犯罪ランクは最高犯罪度E】
【過去横須賀鎮守府の憲兵をやっていたが瑞鳳を殺そうとした(フリ)事によってランクEの終身刑を言い渡された大犯罪者】
【顔や体中には痣や腫れ、殴られ跡が目立ち元の原形がない】
【武器などは一切不明】


会議室



全員 「「………」」ズラッ… 全員静かにし着席し姿勢を正してる


提督 「…これはまた姿勢のいいこと そんな生真面目にしなくていいぞ?帰って眠くなるぞ」


提督(東) 「なに言ってんのよ 今から話すことは最重要なことでしょ」


提督(東) 「敵の詳細を聞くんだから真面目に聞かないでどうするのよ 聴き逃したら大変だわ」


提督(北) 「うんうん!」


提督 「聴き逃したらまた教えるよ まぁとりあえず説明するぞ」


提督 「まず確認だ 俺や上官たちから聞いてると思うが蘇生装置のことは聞いてるよな?」


金剛 「聞いてるデース 提督が話してたのも覚えてるネ」


雷 「司令官の元上司たちにつけられてるのよね?」


提督 「あぁ 大隊長は少数しか付けられてないみたいだがその上は全員付けられてるとみていいだろう」


提督 「少なくて十一人は確定してる 司令塔、司令官三人、幹部五人、大隊長はとりあえず一人、俺の部下に実験で一人取り付けられてる」


提督 「名前や能力も説明するからよく聞いてくれ ボードにも書くから写真やメモなど取って記録してくれ」キュポッ


提督(西) 「その前に質問 全員改造して能力持ちなの?」


提督 「あぁ 今回現れたやつは自分の血を火薬にすることが出来る 材料があれば自分の腕に取り込んで弾薬なども生成することが出来る」キュッキュッ…


提督 「改造してるやつ全員とは言わないが大隊長クラスの半分は能力持ちだ 俺も一応能力持ちだが大隊長たちと比べたら圧倒的に弱い」


瑞鳳 「提督も持ってるんですか どういう能力なんですか?」


提督 「単純だよ 俺のは機械で出来た触手を操って武器生成や相手を拘束するだけの能力だ」キュッキュッ…


提督 「元々は俺の愛武器、BIG HAND CRUSHERに繋げて中距離型鈍器として使ってたんだ 接近戦なら掴んで握り潰して相手を殺してた」


叢雲 「殺す…」ゾクッ


提督(北) 「…そのBIG HAND CRUSHERって家に置いてあったやつ?」


提督 「っ! 知ってたのか 倉庫に鍵かけてしまっといたのに」


提督(北) 「うん…まだ指揮官に着く前にお父さんと倉庫掃除してたときに見ちゃったの」


提督(北) 「キレイにはしてたけど所々赤黒くなってたからもしかしたらと思ったけど…」


提督 「…深く考えるな それだけ言っておく」キュッキュッ…


提督 「っと これで全員だな 一応口頭でも説明するから聞いててくれ」キュポッ


提督 「まず一番上の司令塔 No.111 通称イーサン こいつが一番の元凶で俺の部隊や仲間を殺したクソ野郎だ」


提督 「こいつは基本戦わないが改造はされてる 手足から火を出すことができ相手を燃やすことや飛ぶことができる」


提督 「火を出してくることさえ気をつければ戦闘面は難しくない 決して強くはない」


提督 「次に指揮官 三人いるが全員猛者だから戦うとなるとかなり厄介な奴らだ」


提督 「一人目はNo.061 通称オロチ 体の至る所から毒を含んだ針を飛ばすことができる」


提督 「体の中で毒を生成して事前に装填しておいた針を飛ばして相手に撃つ ただ飛ばすだけなら強くないんだが針を飛ばす速度が音速を超える」


提督 「毒もオリジナルの毒素を使ってるから刺されたら解毒はほぼ不可能 刺されたら数分で死ぬと思ってくれ」


提督(東) 「数分!?」


night 「シャレになんねぇな てことは刺された場所をすぐ切り落とせばまだ生きられるってことか」


提督 「場所にもよるが四肢なら落とせば生きられる 俺やお前ならいいが他のやつがそれをできるとは…」


全員 「「………」」


瑞鳳 「…やむ得ない場合にはやるしかありませんね 覚悟を決めるしかありません」


瑞鶴 「それはそうもしれないけど…艦娘の私たちならまだいいわ 提督さんたちは…」


提督(北) 「っ……」ブルブル…


提督(西) 「……最悪の場合、腹を括る それしかない」


提督(東) 「っ…それしかないなら、しかたないわね」ガタガタ…


提督 「…なるべく俺が戦うようにする もしそいつが現れたら俺に知らせてくれ」


提督 「話を進めよう 二人目はNo.168 通称イロハ 雨を生成することができる」


時雨 「雨を生成?最高じゃないか 僕もそんな力ほしいよ」


扶桑 「時雨…あなたね」


山城 「でも雨を生成するだけならそんなに脅威じゃないんじゃ…」


提督 「そう思うだろ?残念だがこいつの雨は毒性だ」


提督 「酸性雨は知ってるよな 超強酸性雨を降らして相手の皮膚や肉などを溶かしちまうんだ」


時雨 「やっぱりいいや いらない」


提督 「だろうな むしろ欲しいなんて言われたらどうしようかと思ったよ」


提督 「手から雨雲を作り出して雨を降らして遠距離広範囲に攻撃するのが得意なやつだ 接近戦も出来なくはないがこの三人の中では一番弱い」


提督 「三人目はNo.一二三 通称ひふみ 三人の中で一番強くて軍の中で最強の称号を持つ厄介なやつだ」


提督 「能力は電気を操ることができる 触れた相手を丸焦げにするほどの高圧電流を流して殺すのが主流だ」


提督 「もちろん飛ばすこともできる 銃弾に帯電させて相手に撃ち込み、撃たれた相手は感電して死ぬ」


提督 「基本心臓部を狙ってくるから心臓部を守る防弾はしておいて損はないだろ ただし電気が通らないやつを使わないといけないがな」


天龍 「電気が通らないものか…これはまたきついな 俺たち艦娘が装備してるものは鉄や鋼、鉛とかだから全部感電するじゃねぇか」


龍田 「そうね そいつを相手する時は武器を変えないといけないわね」


睦月 「そこは睦月に任せて 電気を通さない武器や防具は作れるから!」


天龍 「ほんとか!?なら心配ないな となると接近戦だけが問題か」


提督 「接近戦は俺よりも格段に強いから戦うとなるとかなり苦戦する 肉眼で銃弾なんかも避けるから複数人で総攻撃してやっと勝てるかどうかな相手だ」


如月 「いやな相手ね でも私の睨みつけで一瞬だけ止まられるからそれを使えば」


提督 「多分無理だと思うぞ 俺の睨みもそうだがお前の睨みも聞かないと思う」


提督 「現に今回ここを攻めてきた大隊長No.66は俺の睨みつけを避けてた」


提督 「大隊長クラスで避けれるならその上も避けられるはずだ だから睨みつけは使ったと意味ないと思う」


如月 「なにそのチート野郎 ふざけてるでしょ」


提督 「チート野郎って…」


提督(東) 「それ言ったらあなた達もそうでしょ 睨みだけで大破させたり気絶、怯ませるとか無理だからね?」


如月 「あんなの身につけようと思えば付けられるわ 長い年月はかかるけどいつかは覚えられるわよ」


扶桑 「あの…私たちは身についてないのだけど」


如月 「その代わり火力強いんだからいいでしょ 駆逐艦と比べたら比にならないくらい強いんだから」


山城 「それ言ったら吹雪は戦艦より強いですが…」


如月 「あれは化け物よ 艦娘の皮を被ったモンスターよ」


吹雪 「如月さん 今は提督の話を聞くのが優先なのでキレませんがそれ以上言ったらブチ切れますよ」


如月 「キレればいいじゃない…と言いたいけど、司令官が含まれてるならそういうわけにはいかないわね」


如月 「あとでタイマンね」


吹雪 「望むところです」


提督 「後にするな …次行くぞ」


提督 「次は幹部五人だ 俺の父さんもここに入ってるがこのメンバーもかなり強い」


提督 「一人目はNo.778 通称ナナヤ 能力は擬態を操ることができる」


提督 「身体を透明にさせてどこにいるかをわからなくさせることができる もちろん透明じゃなくその場に合わせて体の色も帰れる」


night 「マジかよ!男の夢じゃねぇか!!?」キラーン!!


全員 「「はあっ?」」ギロッ


night 「はーいすみませーん余計なこと言いましたー…(全員から殺意が……)」ゾクッ…


叢雲 「…あとでしばくから」


night 「軽めでお願いしまーす…」


提督 「…続けるぞ」


提督 「こいつは擬態させて目くらましさせた状態で攻撃してくるが音は掻き消せない 足音や歩いたときに出る砂埃なんかを見て対処すれば難しくはない」


提督 「二人目はNo.303 通称サンサ 能力は熱を操ることができる」


提督 「最高温度二千度まで出すことが出来て、近づいてきたやつを熱で燃やす攻撃をしてくる」


提督 「あくまでも熱だけだから熱源から離れれば対処は簡単だ 飛ばしたりもできないから銃で当てれば楽だろう」


翔鶴 「ずいぶんと簡単な相手ですね なにか裏がありそうですが」


提督 「ご名答 鋭いな翔鶴」


提督 「幹部に選ばれてんだから弱点を克服してる 足の速さが異常なんだ」


提督 「足を重点的に改造して体の方は余計な重量を減らしてるんだ 時速百を超える速さで突っ込んでくる」


雷 「はっや!?時速百超えるとか化け物じゃない!!」


提督 「改造してるからな ただ軽くしてる分防御力はかなり低い だから撃ち込めれば倒せる」


瑞鳳 「撃ち込めれば…ですか 時速百を超える速さを持つ相手に撃ち込むのはかなり難しいかと思いますが」


提督 「その通りだ だが当てればいいだけだ ただそれだけだ」


金剛 「……てことは、瑞鶴の能力が役立つってことデスか?」


瑞鶴 「…時速百を超える相手に打てるかしら さすがにそんな相手今まで戦ったことないから自信ないわ」


提督 「なに弱音吐いてんだよ 元一軍メンバーなのに」


提督 「一軍はどんな時でも諦めず、どんな相手でも倒すのが一軍だろ 弱音なんて吐いてんじゃねぇよ」


瑞鶴 「そうは言っても今まで百超える速度を持つ相手なんて戦ったことないから心配になるわよ 一回でも相手してればわかってたけど」


提督 「なら訓練するまでだ 命中率百%のお前なら当てられるよ 心配するな」


瑞鶴 「…そいつが相手のとき、責任重大ね」


提督 「そうだな それじゃ次行くぞ」


提督 「三人目はNo.556 通称こころ 能力は音波を発生させることが出来る」


提督 「音で相手の鼓膜を破ったり、音の振動で相手の動きを止めたりすることが出来る」


提督 「音の出力次第では内部にダメージを与えて臓器にも攻撃することができるから防音対策の防具が必要だ」


夕立 「(たかが音だけで…?)」


提督 「たかが音だけだと思ってる奴は考え直した方がいい 甘く見てるとすぐ殺されるぞ」


夕立 「(バレた!?)」ドキィ!!


提督 「音というのは不思議なものだ 耳で聞く以外にも身体で振動を感じることもできる」


提督 「適正音量なら別に問題ないがそれを遥かに上回る音量だったら?身体にその振動をもろ浴びたら骨や臓器が破壊されかねない」


提督 「ちなみに俺でもゼロ距離から最大音量を当てられたら即死だ 身体の内部が全部破壊される」


不知火 「…それは冗談で言ってますか?」


提督 「俺が今この状況で冗談を言うとでも?」


不知火 「……思いません」


提督 「だろ?だからお前らが食らっても死ぬから絶対に喰らうなよ」


全員 「「(よけれるなら避けるよ…)」」


提督 「次は四人目 No.007 通称ゼンナ 能力は気候を把握することができる」


提督 「どんなに気候が荒れてても狙った相手を絶対に外さない凄腕の狙撃銃だ 二千m離れていても的確に当てることができる」


瑞鶴 「二千m…異常な記録ね ほぼ化け物に近いわ」


瑞鶴 「わたしでも千mが限界だわ それ以上飛距離を出そうとすると起動が変わってどこ飛んでいくかわからないわ」


瑞鶴 「お互い撃ち合いになったら負けるわね 千m以内で撃ち合いになればまだ勝機はあるけど」


提督 「なら近づいて撃てばいいだけだ 簡単だろ?」


瑞鶴 「さっきから言ってくれるわね…まったく、軽く言わないでよ」ハァ…


瑞鶴 「わかったわよ 今まで以上に命中率を上げるわ それでいいんでしょ?」


提督 「あぁ!期待してるぞ」


瑞鶴 「はいはい 期待しててちょうだい」ハァァ…


翔鶴 「責任重大ね 成功すれば元提督から盛大な褒美がもらえるわよ!」


瑞鶴 「責任重すぎて喜べないわね…成功したら喜ぶことにするわ」


提督 「それじゃ303(サンサ)と007(ゼンナ)は瑞鶴に任せて五人目を説明するぞ」


瑞鶴 「もういいわよ…早く話して 成功したら覚えときなさいよ」


提督 「叶えられる限り叶えよう 最後は俺の親父、No.756 通称なごろ あらゆる武器を生成することができる」


提督 「その時の状況に応じて手や足から武器を生成して臨機応変に対応してくる 基本装備は短双剣だ」


night 「短双剣?意外だな 斧や鈍器系の殺傷率が高い武器かと思った」


提督 「でかい武器や重い武器は使い勝手悪いからな いざという時にすぐ対応できないからあまり使わないな」


提督 「だが短双剣でも殺傷率が低いわけじゃない 首元なんか切りつけられたら誰でも死ぬし、切りつける速度も早いから油断出来ない」


night 「だろうな 人体改造されてるから気づいた時には死んでそうだ」


提督 「俺もそう思うよ 情けない話だが父さんには勝てない」


提督 「だから不意打ちでもなんでも使うしかない 卑怯かもしれないが倒すためには手段を選んでられない」


提督 「ちなみに聞くが卑怯な手を使って倒して汚名を浴びるのと世界が亡びる方どっちがいい?」


提督(東) 「いやお名浴びる方がいいでしょ…」


提督(西) 「うん 世界が滅びるなら汚名浴びる」


提督(北) 「世界が亡びる方選ぶ人いるのかな?むしろそっちが知りたい」


提督 「自分の立場を気にするやつなら言いそうだな 汚名浴びるぐらいなら世界が滅んだ方がいいって」


瑞鶴 「ほんとに言いそうね そんなクソみたいなヤツがいたらぶっ殺してるわ」


翔鶴 「瑞鶴 言葉遣いが悪いわ」


如月 「でもぶっ殺したくなる気持ちはわかるわ 私なら目の前でそんなこと言うやつがいたら確実に殺してるわ」


提督 「頼むから問題事は起こすなよ?ましてお前は一度大事起こしてんだからな」


如月 「でも理由が理由なら許してくれるでしょ?」


提督 「まぁ理由が理由ならな ただなるべくはするな するなら俺に言え」


如月 「我慢できたらあなたに言うわ できなかったらごめんなさい」


提督 「ごめんなさいって…」


提督 「…まぁいい それじゃ次行くぞ…と言いたいが大隊長は人数が多いうえ、誰が生きてるかわからないからこっちは誰が現れたかを知ったときに話した方がいいな 全員は覚えられないだろ」


提督(西) 「たしかに 今の人数でもかなり多いからその方がいいかも」


提督(東) 「奴らが現れたときすぐ連絡するわ」


提督 「よし それじゃ説明を終わらせるから各自自由にしてくれ 俺はもう少し休む」


night 「無理すんなよ 目覚めてすぐ起きてんだからかなりキツイだろ 暫くは安静にしてろ」


提督 「そうさせてもらうよ 悪いなみんながんばってるのに」


提督(東) 「なに言ってんのよ あなたは頑張り過ぎてんだから少しくらい休んでも誰も文句言わないわ」


吹雪 「まったくです こういうときこそちゃんと休んでください」


提督 「そうさせてもらうよ それじゃ解散…」ヨロ…


翔鶴 「っ! 元ていと」



上官 「っと だいじょうぶか?」ガシッ よろめく提督を支える


提督 「…あぁ だいじょうぶだ ちょっとめまいがしただけだ」スクッ…


上官 「無理するな 医務室まで運んでやるから楽にしてろ」ヨット 提督を背中に乗せて運ぶ


提督 「そこまでしなくていい 歩いて行けるから下ろせ」


上官 「ならわしが運びたいから運ばせろ 息子がケガしてるのに放っておく親がいるか」


上官 「義理とはいえわしの息子には違いない だからおとなしくしてろ」


提督 「…そうかよ なら好きにしてくれ」


上官 「言われんでもそうする」タッタッタッ…




翔鶴 「…すごい あぁも簡単に元提督を運んで」


天龍 「さすが上官だな 提督を言いくるめるのうまいぜ!」


青葉 「元提督を説得するの大変ですもんね 幼少期から面倒を見てる上官だから出来たことですね」


時雨 「そうだね あとできるとすれば伊19ぐらいだもんね」


瑞鳳 「(早く演習場行って打ち込み練習してこよ)」スクッ


翔鶴 「瑞鳳 打ち込み練習するなら私も一緒していいかしら?」


瑞鳳 「構いませんがよく私が打ち込み練習に行くとわかりましたね」


翔鶴 「なんとなくね 真面目だから話し終わったらすぐ練習すると思ったの」


翔鶴 「真面目なのはいい事だけど無理はしないようにね 大事なときに体調が崩れてたら元の子もないわ」


瑞鳳 「わかっています 体調管理も徹底してるので安心してください」


翔鶴 「それならいいわ それじゃ行きましょう」スクッ


瑞鳳 「はい」スクッ


天龍 「みんなもさっきの続きと行くか まだいけるよな?」


時雨 「もちろんいけるよ あれだけしかしてないんだからいけないわけないよ」


夕立 「あれっぽっちやったうちに入らないっぽい!」


提督(東) 「えぇ…結構やってたと思うのだけど あれで入らないの?」


山城 「提督の元艦娘たちは異常ですからね 丸一日演習しても足りないという方もいますから」


提督(北) 「それほんとにやばいよね 一日中演習なんてしたら次の日全身筋肉痛だよ」


扶桑 「おまけに提督のお叱りも受けます やり過ぎだとお説教を受けますが軽く言われるだけなのでそこまで怒りません」


提督(西) 「私なら大怒りだけど…」


不知火 「提督はもっと頭を柔らかくした方がいいかと それぐらいで大怒りなんて短気にも程があります」


提督(西) 「いや普通に考えて怒るでしょ 次の日全身筋肉痛で動けなかったら業務に支障が出るんだから」


不知火 「それは根性が足りないからです 普段体力作りをしていれば筋肉痛になんてなりません」


不知火 「私は最低でも一日一時間は筋トレしてます 休日や時間がある時はもっとします」


不知火 「どんなに忙しくても一時間はしないと体がなまってしまうので睡眠削ってでもします 皆さんもそれくらいしないと私たち元大湊警備府の艦娘のようにはなれません」


提督(西) 「睡眠は大事だから絶対にダメ そんなことしてたなら次から規則変えるよ」


不知火 「でしたら移動手続きを出すまでです さっこの書類にサインを」スッ


提督(西) 「だからなんでそうなるの!?てかなんでいつも持ってるの!」


不知火 「備えあれば憂いなしです 今日から私は南我原鎮守府に所属しますのでサインをお願いします」


提督(西) 「吹雪助けて!不知火が暴走してる!」


吹雪 「なんで私に助けを求めるんですか…不知火さん あまりふざけすぎると提督に怒られますよ」


不知火 「怒られて移動できるなら受け入れます 吹雪さんも私と同じ立場ならそうするでしょう?」


吹雪 「しますね 怒られるだけで済むならいくらでも怒られます」キッパリ


提督(西) 「ふぶきーっ!!」


吹雪 「ですが今の現状を考えると移動はしない方がいいです 協力関係である西提督から戦力を取るのはよくありません」


吹雪 「あなたを移動させたら確実に西我原の戦力は落ちます 落ちたことによって崩壊されては本末転倒なのでこのまま西我原にいてください」


不知火 「…私も元提督の元に戻りたいです」ムスッ


吹雪 「思う気持ちはわかりますが現状を考えてください 事態が収まるまでそちらで動いてください」


不知火 「…仕方ありませんね わかりました ではそのようにします」


吹雪 「お願いします」


提督(西) 「よ、よかった…阻止してもらえて」ホッ


提督(東) 「あなたがそこまで取り乱すの珍しいわね やっぱり不知火がいなくなるとかなり痛い?」


提督(西) 「痛いを通り過ぎて激痛…西我原の艦隊で強さダントツ一位だからいなくなったらほんとに困る…」


提督(西) 「二位との実力差なんて倍以上だから不知火が抜けただけで戦力だだ下がり 絶対に抜けて欲しくない」


提督(北) 「お兄ちゃん所の艦娘ほんとに強いもんね 私も翔鶴たちが移動したいって言った時は終わったと思ったもん」


提督(東) 「私は金剛ちゃんたちだったからまだ良かったのかな…?いや持っていかれた時点でいやだけど」


青葉 「では私も移動してよろしいでしょうか?」


提督(東) 「絶対だめっ!!」


如月 「ふーぶき 今からタイマンするわよ ぶっ殺してあげるから相手になりなさい」クイッ


吹雪 「いいでしょう 受けて経ちます」スクッ


提督(北) 「ちょっふたりとも!お兄ちゃんがいなくなった途端ケンカしないで!」


如月 「ケンカじゃないわ 殺し合いよ」


吹雪 「そうです ケンカではないので心配しないでください」


提督(北) 「よけい心配だよ!」


扶桑 「あのふたりはいつもの事なので気にしなくて平気ですよ」


山城 「気にしてたらキリがありません 放っておくのが一番です」


提督(北) 「慣れてるね…」













医務室



提督 「…そうか 他の鎮守府でもかなり被害あってんのか」ベッドに寝かされて安静にされている


上官 「あぁ 一部損傷のところもあれば崩落寸前のところもある 新型深海棲艦の猛攻に対処しきれず地盤が破壊され基地が崩落したんじゃ」


上官 「世に出回るとまずいから一部の関係者にしか伝えてない 話してるのは大将のみとしてる」


提督 「崩壊したことは全員に伝えた方がいいんじゃねぇか?あとでバレるとなんで隠してたって言われるぞ」


上官 「そしたら海軍内で混乱が生じるから伝えるのを遅らせたと言う 落とされた鎮守府を任せていたやつが中将じゃからそれ以下の階級に知らせたら間違いなく焦りが出るとな」


提督 「納得するか?俺なら納得しねぇが」


上官 「お前さんはそこらのやつらと違うじゃろ 戦争地帯で生まれ育ったお前さんとただの一般市民を一緒にするな」


提督 「…それもそうか」


提督 「だけど海軍基地がやられてるなら全員に伝えて厳重警戒させた方がいい 新型深海棲艦の進行が激しくなってるのに警戒だけで済ませてたら一気に落とされるぞ」


上官 「そうなると次は艦娘の扱いに問題が出る 厳重警戒態勢にさせたら常に基地の警備はもちろん、深海棲艦の対処もしないといけないから常に仕事することになる」


提督 「夜の警備は憲兵に任せればいいだろ 艦娘にやらせる必要あるか?」


上官 「お前さんもわかっとるだろ わしが憲兵を使って全部の基地を監視してること」


上官 「バレんようにやっとるが気づいてる者もいる そんな敵かもしれんやつを使うわけなかろう」


提督 「………」


上官 「…とりあえずは伝えんようにする いいな?」


提督 「…わかった」


上官 「休む前に長話悪かったのう お前さんが休んでる間はわしたちが見てるからゆっくり休んでくれ」


提督 「そうさせてもらうよ…」スゥ…


提督 「すぅ…すぅ……」


上官 「…あいかわらず寝るの早いな いつもの事じゃ毎度毎度驚かされる」


上官 「医務妖精にもっと徹底治療してもらわんとな 早く治してもらわなくてはのう」


上官 「さてと まだ作業があるから業務に戻ろう 皆の体調管理などをしなくては」タッタッタッ…













夕方ー食堂



吹雪 「………」グテー… テーブルの上に上半身を寝かせてグテっている


如月 「………」同じく以下略


天龍 「…おい 食べ終わってすぐグテるな 寝るなら寝床いけ」


吹雪 「そんな元気すらありません…もうここで休みます」


如月 「同じく…ここでもう休みたい」


時雨 「自業自得だね お互い割と本気で長い時間演習してたんだからちゃんと戻って休みなよ」


吹雪 「ならおぶってください ほんとに疲れました…」


如月 「ほんとよ…こいつが喧嘩売って来なければこんなことしなかったのに」


吹雪 「あ?喧嘩売ってきたのはそっちですよね 私はあなたが売ってきたから買っただけですが」


如月 「あらー?私はそんな商売してないわよ 損することがわかってる商売なんて誰がやるのかしら?」クスッ


吹雪 「のやろう…ならもう一度しましょう 今度こそぶっ殺してやりますよ!」スクッ


如月 「上等よ 表に出ろ!」スクッ


龍田 「あなたたちー?いいかげんにしないと」



上官 「吹雪、如月 疲れてるなら早く寝室に戻って休んだ方がいい 無理するとケガするぞ」


吹雪 「怪我しない程度にやりますのでご安心を」


上官 「理性が欠けてる状態で相手に怪我させないようできるのか?まして疲れが溜まってるならなおのことあぶない」


上官 「仲悪いのは構わんが仲間同士で傷つけるな 演習するにしても万全な状態でしろ」


吹雪 「…」


如月 「あらあら?部外者がよく喋るわね あなたは南我原の関係者じゃないのだから余計な口出しはしないでほしいわね」


天龍 「ーっば!?おま、上官相手にそれは」


上官 「はっはっは!!構わんよ こやつの過去のことはわかってる だから口悪くされても怒らんよ」


上官 「ただa meverickの上司であることには違いないから多少は気をつけてほしいのう どうこうするわけじゃないがa meverickに迷惑かかるぞ」


如月 「なら言いたい放題ね なにかするわけじゃないなら言っても問題ないわよね?」


上官 「厳密に言えばそうなるな」


天龍 「いや認めるなよ!それ認めたら言いたい放題じゃねぇか!」ビシッ


上官 「そうじゃのう だが逆に考えるんじゃ その程度の悪口でイラついてたらキリがないし過去持ちの艦娘の話しをいくつも聞いてきたから耐性はついておる」


上官 「悪口で気が済むなら安いものだ 本来如月は司令官なら誰でも殺したいはずじゃ」


上官 「それを留めて口だけで済ませておるんじゃ あんなことが起きておいてそれだけで済んでるんじゃから強くは言わんよ」


上官 「わしでストレス発散できるならいくらでも受けよう 暴力は別としてのう」


如月 「………」


吹雪 「…如月さん ここは謝りましょう 上官さんの言ってることは全て正しいです」


吹雪 「私も血が上り知性が欠けていました すみませんでした」


如月 「…悪かったわ あなたは私のために前の司令官を単独行動隊に入れて今の司令官の元に入れてくれたのに悪口を言って」


上官 「構わんよ 艦娘からの不満などは毎日のように聞いとるからそれくらいの暴言気にしてない」


上官 「またなにか不満やイラついたらわしに吐いてくれて構わん a meverickでもいいが今は安静せんといかんから今だけはわしにしてくれ」


如月 「そうするわ でも今はなにも抱いてないから平気よ 吹雪には抱いてるけど」


吹雪 「おい」


上官 「はーっはっはっは!!相変わらずじゃのう あまり仲悪くせんようにな」


如月 「それはその時の気分次第ね 気分が良ければ仲良くするわ」


吹雪 「あなたが気分良くても私に仲良くするとは思えませんが…」


如月 「私もそう思うわ」


吹雪 「……もう疲れました 寝床行きます」スクッ


如月 「送ってあげるわよ?今は気分悪くないから」


吹雪 「遠慮しておきます その後が怖いので」タッタッタッ…


如月 「あらあら 釣れないわね」


時雨 「如月も早く寝床に行けば?疲れてるんでしょ」


如月 「えぇ疲れてるわ だからおぶってくれるかしら?」


時雨 「いやだね 自分で行きな」


如月 「ひどいわね こんな疲労困憊(ひろうこんぱい)してる子を放っておくなんて」


時雨 「自業自得なんだから仕方ないよね 睦月呼んで運んでもらえば?」


如月 「睦月ちゃんは今北提督と西提督に開発した人間専用装備を見せてるわ さすがにそれを邪魔するのはよくないわ」


時雨 「君の良い悪いの基準がわからないよ…」


時雨 「…しかたないね 今回だけだよ」ハァ…


如月 「いいの!?」( °▽° )


時雨 「送るだけだからね 運んでる最中に変なことしたらそこで置いていくから」


如月 「着いたら変なことしていいのかしら?」


時雨 「死にたいならしてもいいよ なにかしてきた瞬間、頭なくなると思った方がいいよ」ニッコリ


如月 「っ…せ、せめて腕の一本にしてちょうだい」


天龍 「いやそこじゃねぇだろ!手出すなよ!」ビシッ


時雨 「ダメだね 死あるのみだよ」


如月 「…手出さないから運んでください お願いします」


時雨 「手出したら殺すからね」


如月 「はい」


時雨 「それじゃ如月運んだら僕も休むからなにかあったら呼んで」タッタッタッ…ヒョイッ


天龍 「あぁ 明日も早いからゆっくり休めよ」


時雨 「わかってるよ」タッタッタッ…


龍田 「珍しい光景ね 時雨が如月を運んでいくなんて」


天龍 「あいつかなり仲間思いだからな 誰にでも優しくするから困ってると助けたくなるんだろ」


天龍 「みんなから嫌われてる如月を手助けしたいやつなんてあんまりいないからな あそこまで介護するのあいつか睦月ぐらいだろ」


龍田 「あと提督もよ 忘れちゃダメよ」


天龍 「提督は誰にでも優しくするからカウントしなくていいだろ もう当たり前なんだから」


龍田 「ふふっ!そうね」


上官 「お前さんたちも早く戻って休むといい 遠征や演習、出撃は一切入れてないから自分の好きなタイミングで起きて自主練してくれ」


天龍 「あいよ そうさせてもらうぜ」


龍田 「上官さんはまだ休まないの?」


上官 「わしはもう少しやることがあるからそれをやってから休む」


天龍 「ひとりで平気か?量があるなら俺も手伝うぜ 俺たちだけ休んであんたが休まないのはさすがに悪い」


上官 「気にせんでよい お前さんたちは危険な戦地に出て戦い、わしら指揮官共は安全なところから指示を出しとる立場からして休まんといかんのはお前さんたちじゃ」


上官 「体調に支障をきたしてはそれだけで命取りになる 万全な状態でも死ぬときは死ぬのにそれを高めてしまうことは絶対にしてはならない」


上官 「それに比べて指揮官は多少支障が起きたところで問題はない これで前線に出てると言うなら話は別だが基本司令塔は後方から指示を出しておる」


上官 「多少の崩れ問題ない 心配するな」


天龍 「その多少の崩れで指揮に影響出たら困るんだがな」


天龍 「ましてあんたは歳が歳だからよけいだろ ムリはすんな」


上官 「はっはっはっ!!まだまだわしは現役じゃよ 若造に負ける気なぞせんわ」


上官 「じゃが歳に勝てないのも事実 いつかはそうなるがまだその時じゃない じゃから安心せい」


天龍 「…そこまで言うなら任せるが」


上官 「わしもa meverickのように改造しようか迷う 全身とは言わんが四肢だけでも改造出来れば歳をとっても動けるし文字を書くこともできる」


上官 「最低限それさえ出来ればボケたりはせん ボケさえしなければ死ぬまで指揮をとれる」


龍田 「なら脳も歳取らないようにすればいいじゃない そうすれば完璧よ?」


上官 「脳はさすがに怖いのう…てかできるのか?現代の技術でも歳を止めることはできんのに」


天龍 「さすがにそれは無理だろ 提督の昔居たところも出来てたらしてるだろうし」


上官 「まったくその通りじゃのう 蘇生装置など作らんでも歳を止めることができるなら不老不死も可能じゃからな」


天龍 「不老不死はぶっ飛びすぎだろ…」


上官 「まぁよい それよりも早く体を休めるとよい 明日も頑張ってくれ」


天龍 「あいよ 行くぞ龍田」タッタッタッ…


龍田 「それじゃ先に休むわ 上官も無理しないでね」タッタッタッ…


上官 「わかっておる」


上官 「………」タッタッタッ…カタッ テーブルに席ついて座り込む


上官 「……ほんとにまいったのう a meverickの容態は少しずつじゃが良くなっているのはわかるがあまりにも遅すぎる このままだと負傷した状態で反国家組織たちと戦うことになる」


上官 「あ奴以外が戦ったところで勝ち目があるとは思えん むしろ全員束になっても勝てるなんて思ってない」


上官 「元横須賀提督の対処だけならよかったのに…いくら元横須賀提督を連れ戻す口実ができたとはいえ、反乱軍よりも遥かに超える戦力を持つ相手と戦うとなると元の子もない 戻すことができても崩壊されては意味がない」


上官 「多勢に無勢 a meverickひとりで反国家組織全員相手なんてできるわけがない」


上官 「ひとり相手でもあそこまで手負いしたんだ 二人や三人で攻められたら確実にやられるぞ!」


上官 「ほんとに困った…なにかいい案はないか?確実に勝てる方法は……」



時計 「チッ…チッ…チッ…チッ……」


上官 「………」チッチッチッチッ…


上官 「……早めにエルギヌス細菌兵器を回収しておいた方がいいのう 対象を絞れるように工夫して使えば危険度が減るじゃろう」


上官 「どんなことしてでも反国家組織を潰さねばならん 生かしておくわけにはいかない」


上官 「a meverickに頼らずとも倒せる手段を準備しておかなくてはな …それで倒せればいいが」


上官 「明日の朝、元帥に話さないとな すぐに策を出さなくては…」



ヴー…ヴー…


上官 「…だれじゃ?」スッ 懐から携帯を取り出す


着信︰大和


上官 「っ! 大和…なぜあ奴から」ピッ


上官 「…もしもし」


大和 『…もしもし クソ野郎ですか?』


上官 「そうじゃが…お前さんから電話が来るなんて瑞鳳が失踪して以来じゃな」


上官 「なにかあったのか?」


大和 『なければあなたに電話なんてしません したくもありません』


大和 『……ですがそんなこと言ってる場合じゃありません よく聞いてください』


大和 『【今総本部に反国連軍のひとりだと口にする男が来ています 元帥があなたにすぐ報告しろと言うことで連絡しました】』


上官 「なんじゃとっ!!?名はなんと申した!!」


大和 『えっ…な、名前ですか?えっと…たしかこころって言ってたような』


上官 「今すぐそやつを殺せ!!全員殺されるぞ!!」


大和 『はい?なに言ってるんですか たかが相手ひとり 総本部に所属する方たちが相手すれば余裕』



キィィィィィン!!!!!!! 携帯からかん高い音が響いてくる


上官 「ぐぁぁっ!!み、耳が!!」キーン!!


上官 「(携帯越しでその音波…こんなの間近で聞いたら!!)」


上官 「大和応答しろ!!大和っ!!」


携帯 「」シーン… なにも聞こえず反応がない


上官 「くそっ今ので携帯壊れたか 大和達の鼓膜も敗れた可能性が高い!!」


上官 「このままだと海軍が崩壊する…それだけは阻止せねば!!」ギリッ



天龍 「おいおいなんだこの音!耳が痛すぎる!!」タッタッタッ!!… 耳を塞ぎながら上官の元に近づいていく


龍田 「上官さんこの音はなに!?」


上官 「っ! 天龍龍田!ちょうどいいところに来てくれた!」


天龍 「あぁ?なんも聞こえねぇよ!この音止めろ!!」


龍田 「鼓膜が…!!」ビリビリ


上官 「? なんじゃ?お前さんら耳を…っ!」ハッ


上官 「(まさかわしの鼓膜も破れたのか!?てことは今もなお音が鳴り響いてる…!!)」ピッ 着信状態をオフにして電話を切る


天龍 「ーっ…やっと止まった 耳が痛てぇ……」ビリビリ


龍田 「私も痛い…上官さん いったい何してたのかしら?」


上官 「…すまん 今わしの耳は鼓膜が破れてなんも聞こえん だがお前さんらがなにを言ってるのかは大体わかる」


上官 「今総本部に反国連軍が現れた No.556 音を操るものが攻めてきた」


天龍 「ーっな!?総本部に!?」


龍田 「シャレにならないわ もし総本部が崩壊したら海軍がなくなるわ!」


上官 「急いで出撃準備してくれ a meverickはとてもじゃないが動ける状態じゃない 苦しいと思うがお前さんたちだけで相手を…」



俺も出るタッタッタッ…


提督 「勝手に俺の艦娘たちだけで行かせようとするな 確実に死人が出る」タッタッタッ…


天龍 「提督!まだケガが…」


龍田 「…無理すると死ぬわよ かなり酷い状態なのに」


提督 「そんなこと言ってる場合じゃないだろ 総本部が落とされたら海軍が終わりだ」


提督 「まして相手が幹部のNo.556だ 単騎でも集団相手に特化した能力を持ってるから確実に総本部の連中はやられる」


提督 「大和たちが勝てるような相手じゃない 俺が行かないと倒せねぇ」


天龍 「っ…確かにそうだけどよ」


提督 「しかし携帯越しで鼓膜破れるとはな さすがにそれは予想外だ」


提督 「上官 俺の口の動きで何話してるかわかるよな?」


上官 「…あぁ ある程度はわかる 早めに話されるとわからんがな」


提督 「遅めに話す 今から全員起こして総本部に向かわせる 射程内ギリギリのところで配置させるからその後の指揮を頼む」


上官 「…戦艦や空母はいいかもしれんが駆逐艦や軽巡洋艦はどうするんじゃ?近づくと音波でやられるぞ」


提督 「駆逐艦たちには盾を持って戦艦や空母を守ってもらう 音を少しでも遮断させながら敵との距離を詰める」


提督 「盾は数に限りあるが睦月が作成したものがある 防音用じゃないがないよりかはマシだ それを装備させる」


上官 「…わかった お前さんはどうする?突っ込むのか?」


提督 「もちろん あいつを倒すには近づかないと倒せない 俺が近づかないで誰が近づける?」


提督 「ただ今の状態だとかなり不利だからnightを援護に付かせる 鼓膜は破られる前提で行くしかないが仕方ない」


天龍 「なら俺も行くぜ 接近戦なら俺もいける!」


提督 「鼓膜破られるからお前は後衛に回ってくれ 耳が聞こえなくなったら危なすぎる」


天龍 「それは提督も一緒だ 同じ条件なら変わらないだろ」


天龍 「むしろ目が多くあった方がいいだろ 一人より二人、二人より三人で見れば隙が出にくくなる」


提督 「相手が悪すぎる 相手は元俺の上司だ 俺よりも強くて改造され特殊な能力も持ってる」


提督 「動きを把握してないやつが戦うなんて自殺行為だ!音を使ってくることしか知らないだろ」


天龍 「最初から相手の動きを把握してる奴なんていねぇよ なにいってんだおまえ」


天龍 「なんで戦う前から相手の動きを知ってんだよ スパイでも送らない限り把握できねぇだろ」


天龍 「深海棲艦と殺し合いするときだってどんな動きしてくんのかわかんねぇよ あんたは全部把握してんのか?」


提督 「それは…」


天龍 「俺たちを戦わせたくないから急いで考えてるみたいだがおかしなこと言ってるぜ 余計なこと言う前に口を閉じろ」


提督 「………」


上官 「…a meverick 相手が悪いなら仲間が多い方がよい まして接近戦闘術を扱える者は数が少ない」


上官 上官「海上戦ならいくらでもいるが陸上戦は海軍にとってほぼ不必要な存在 その状況で接近戦ができるものを前に出さないでどうする?」


上官 「お前さんの気持ちもわかるが現状を把握してくれ たのむ…」


提督 「………」


提督 「……nightの補助に回ってくれ 俺はひとりで戦う」


提督 「お互い協力し合ってなるべくケガをしないようしてくれ いいな」


天龍 「おう!任せとけ!!」


提督 「俺は先に向かう お前たちは上

官たちと一緒に来てくれ」


天龍 「まて なら俺とnightも一緒に行く そっちの方がいいだろ」


提督 「…そうだな そっちの方がいいな」


提督 「焦りすぎて変な考え方するな ほんとに相手が酷すぎるから困るよ…」ハァ…


天龍 「おいおいあんたがそんなんだと困るぜ いつもみたいに胸を張れよ!」ドンッ 提督の胸元を軽く叩いて喝を入れる


天龍 「海軍最強と呼ばれたあんただ 今回もなんとかなるよ!」ニカッ


提督 「…ははっ!そう言ってくれると助かるよ」ゴソゴソ…スッ


提督 「…っと」キュッ 日の丸ハチマキを懐から出しておでこに巻く


龍田 「本気モードね かっこいいわよ提督」


提督 「ありがとよ」


上官 「a meverick 無理だけはするなよ お前が死んだら海軍は…」


提督 「誰に死ぬって?」


提督 「俺は最高指揮官と呼ばれた男だぜ?そう簡単に死ぬと思うなよ」ニヤリ


上官 「…それもそうじゃのう 要らぬ心配じゃったな」


上官 「元帥や大和のことを頼む あとから向かう!」


提督 「たのむぜ?天龍 すぐ準備しろ!!」


天龍 「おう!」













総本部ー基地範囲内



キィィィィィィン!!!!!!


海兵 「ぐぅぅぅぅっ!!!!あ、頭が…!!」ビリビリッ!!!!… 音が身体中に響いて異常が起きている


海兵 「か…身体が……全身……痛い……!!」ズキズキッ!!!!…


海兵 「目がっ目が…!!」ビリビリッ!!!!…



556 「オラオラオラオラっ!!雑魚どもはさっさとくたばりな 邪魔なんだよ!!」キィィィィィィン!!!!!! 全身から音波を出して広範囲に攻撃している


556 「お前らなんか相手にもならねぇんだよ 臓器損傷して死ね!!」


海兵 「っ…くそ!」スチャッ 拳銃を構えて放とうと…


556 「撃ってみな?跳ね返るぞ あっ聞こえてねぇか」


海兵 「喰らえっ!!」バンバンッ!!


556 「はいおつかれー」キィィン!!!!



弾丸 「」ビュンッ!! 556に向かっていた弾丸が音で跳ね返され勢いよく戻っていく


海兵 「ーっな!?」


バスバスバスっ!!!!


海兵 「かはぁっ!!っ…」ガク…バタンッ 全ての弾丸が身体中に撃ち込まれ倒れる


556 「馬鹿だねぇ 銃弾程度跳ね返せんだよ!」


556 「その程度のことしかできねぇ雑魚どもはさっさとくたばれ!!」キィィィィィィン!!!!!!


海兵たち 「「がぁぁぁぁぁっ!!!!!!」」ビリビリビリビリ!!!!!!…



艦娘 「ーっぜ、全員主砲を構えて!!私と真似して!!」スチャッ 556からそれなりに離れた場所から主砲を構える


艦娘 「耳が…頭が……!!」ビリビリ!!…


艦娘 「目が開けられないっ狙いが…!!」ズキズキッ!!…


艦娘 「がぁぁぁっ!!!!いだいっいだいいだい!!あぁぁぁぁっ!!!!」ビリビリッ!!!!…



矢矧 「っ…なんなのあいつ、なにが起きてるの!?」ビリビリッ!!!!…


矢矧 「(急になにか聞こえたと思ったらなにも聞こえなくなって身体中に激痛が走り回る…あいつなにしてるの!?)」


矢矧 「(前に出た海兵たちはほぼ全滅、中間辺りで構えてた海兵と艦娘たちも戦意喪失 後方の私たちもまともに戦えない!!)」


矢矧 「(主砲を構えることさえできない なんで…なんでこんなに激痛が!!)」ズキズキッ!!!!…


酒匂 「うぅぅ…頭が……!!」ズキズキッ!!!!…


阿賀野 「なにか起きてるのよ!!全身が痛い…!!」ビキビキッ!!!!…


能代 「っっ…!!」ズキズキッ!!!!…



556 「さぁてと、ここの奴らは対処完了 このまま音出し続ければ勝手にやられるだろ」キィィィィィィン!!!!!!


556 「雑魚に用はねぇ お前らの頭を見つけて殺し、総本部を破壊する それが終わったら裏切り者を殺す!」ニヤリ


556 「そんじゃ邪魔するぜ お前らの頭はどこいっかなー」タッタッタッ…


海兵 「ーっ行かすか!!」スチャッ 激痛に耐えながら拳銃を構え…


556 「邪魔すんじゃねぇ」タンッ…


556 「よ」ザシュゥっ!! 一瞬にして拳銃を構えた海兵の元に行き腕を切り落とす


海兵 「…っえ」ドスッっ!!


556 「はい終わり ゆっくり死んでろ」ズボッ… 胸部分に手刀を刺して貫通させ抜く


海兵 「ーっかはぁ!! っ…」ガク…バタン


海兵 「ひぃぃっ!!」ビクッ!! 隣にいた海兵は殺人現場を見て恐怖を抱く



556 「あーあー血がついちまったよ 情景反射でつい接近戦でやっちまった」ポタポタ…


556 「雑魚の血が付着して最悪だわ たくっきたねぇきたねぇ」ピッピッ 付着した血を払ってある程度落とす


556 「さーてと 頭探し再開っと」タッタッタッ…



艦娘 「ーっ来るなっ!!」ドンドゥンっ!! 556に向けて主砲を放つ


556 「だから邪魔するなって言ってんだろ あっ聞こえねぇか」タンッ…



ドゴォォォン!!!!… 556がいた場所に砲弾が当たり爆発するが556は姿を消す


艦娘 「ーっち!(まずいっ!!)」スッ すぐさま主砲を盾にして防御を…



556 「っと」スタッ 一瞬にして全艦隊をくぐり抜けて総本部の出入口にたどり着く


556 「ありがとよ低脳艦娘 お前が撃った砲弾の爆発を利用させてもらったぜ」


556 「爆発で俺の姿を眩ませたからどこいるかわからんだろ その場にいない俺を永遠と探しな」タッタッタッ… 総本部の中に入っていく



艦娘 「…あ、あれ?攻撃してこない?」スゥ…


艦娘 「しかも姿が見えない…やった?」


艦娘 「(いやありえない さっきから異常な速度で動いてるやつが今の攻撃で当たるとは思えない)」


艦娘 「(当たったとしたら体の一部が飛び散ってもいいはず…なのに破片ひとつない)」


艦娘 「(だとしたらどこに行った?今の爆発を利用してどこに!)」キョロキョロ



海兵 「あいつはどこいった!探せ!!」


海兵 「死んだのか?今の爆発で」


海兵 「なんも聞こえねぇ…あいつはどうなったんだ!」



矢矧 「(痛みが引いた…みんなも動き始めたから攻撃が止んだようね)」


矢矧 「(でも敵の姿が見えない 仲間の砲弾が着弾して爆発したけど当たってるとは思えない 当たってたら破片が飛び散ってるはず)」


矢矧 「(それがひとつもないのはおかしい となると爆発を利用してどこかに行った可能性が高い!!)」


矢矧 「(まさか内部に侵入された!?異常な速度を見せてたから可能性はゼロじゃない だとしたら元帥が!!)」


矢矧 「(みんな!!敵が中に入ってる可能性があるから急いで探索するわよ!!)」スッスッビシッ 阿賀野たちに手でハンドサインを送り総本部を探索すると指示する


阿賀野 「っ! っ…」コクンッ 矢矧のハンドサインを理解する


能代 「(侵入されたって…あの距離から行けるかしら?たしかに異常な速度だったけど)」


酒匂 「(早く倒さないと!)」


ザッザッザッ!!!!…













総本部内部ー通路



タッタッタッ…


556 「おーい元帥さんよー どこいんだー?」タッタッタッ…


556 「いるなら返事しろー あっ聞こえてないか」


556 「(ここにいるヤツらみんな鼓膜破れてるからなんも聞こえねぇよな 最大直径五km以内にいる奴らの鼓膜破ったからな)」


556 「(ここ崩壊させたら市民街にも手出すか 全然殺したりねぇから近くの奴らも殺して楽しも)」タッタッタッ…



…タッタッタッ


556 「…っん?誰か来るな しかも的確にこっち来てる」


556 「音は聞こえてねぇはずだから…カメラか 人の鼓膜しか破ってねぇからこれでバレたか」


556 「もっと本気出せば機械系も壊せたんだが疲れんだよなぁ 範囲も最大十kmまでいけるがマジで疲れる」


556 「…まぁいい どうせ殺り足りなかったところだ 相手してやろう」ゴキゴキッ



タッタッタッタッタッタッ!!…


鹿島 「っ…いた!」タッタッタッ!!スチャッ 敵がいる場所まで走ってきて主砲を構える


556 「艦娘か だが」タンッ


556 「遅い」ガァンッ!! 一瞬にして鹿島の前まで移動し、向けられた主砲を蹴り上げる


鹿島 「ーっな!?」グラッ


556 「腹ががら空きだぜ 死ね」ビュンッ!! 手刀を鹿島の腹に目掛けて突き刺す


鹿島 「(まずいっ!)」グ二っ!! バランス崩した状態で身体をうねらせ、上にあげられた主砲の重さを利用し遠心力で横に身を投げる


556 「っ!」ヒュンッ


鹿島 「ーっ当たれ!!」ボゥンッ!! 倒れた状態ですぐさま構え狙い撃つ


556 「んなの当たるか」ビュンッ!! 一瞬にして横に移動し避ける


鹿島 「くそっ!」ズキズキ…


鹿島 「(攻撃避けるのに無理なうねらせ方したから右腕が…!!)」ググッ… 右手に力を入れて主砲を離さず痛みを我慢する


556 「…まさか避けられるとはな さすがに見くびってたか」


556 「どうせ弱いだろうと思って力抜いてたが避けられるとは思わなかったな あっ聞こえてねぇか」


556 「…まぁ、どっちにしろ弱いから関係ねぇか 音で殺す必要もねぇ」


556 「死ね」ダンっ!! 勢いよく踏み込んで鹿島の喉に手刀を刺そうと…


鹿島 「(早いっでも!)」スゥ…


鹿島 「ーっはぁ!!」パァンっ!! 左手で突きつけられた手刀を弾いて横に受け流す


鹿島 「(受け流せた!このまま足蹴りで)」


556 「っ」グルンッ 受け流された力を利用して一回転し鹿島の顔面に目掛けてかかとを落とす


鹿島 「…っは?」



バキィッ!!!!


鹿島 「ーっ…」ヨロ… もろ顔面を蹴られてあまりの痛みによろける


556 「へっ甘いんだよ 受け流せたのはわざとに決まってんだろ」スタッ 鹿島から若干距離を取り離れる


556 「てめぇなんか相手にもなんねぇんだよ 調子にのんな!」



鹿島 「ーっ…」ズキズキ…


鹿島 「(か…顔に……顔に、傷が………)」プルプル…


鹿島 「(【あの男と一緒で……足で、私の顔を……っ!!】)」ビキビキッ!!!!


556 「さーてと さっさと殺してここの元帥を殺さねぇとな!」


556 「その後は裏切り者も殺さねぇと たしか南我原鎮守府の指揮官やってんだったかな?」


鹿島 「……っは?今、なんて言った?」


鹿島 「今南提督を殺すって言いましたか?」ギロッ


556 「っ! なんでおまえ、耳が聞こえて…(なんだ?さっきと雰囲気が…)」


鹿島 「…そうですか あなたはあの男と同じですか」


鹿島 「あの強姦魔と同じく顔に蹴りを入れて、鼓膜を破り感度を上げさせて快楽を求めるんですか」


鹿島 「私は何度も鼓膜を破られているため膜が分厚いんですよ そのため耳がかなり悪いんです」


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