電「あまえるのです」提督「ワッツ?」
やっとの思いで書けた.....仕事超絶忙しい(´;ω;`)ブワッ
今回、かなり物語動きます。
電「なんで英語なのです?」
提督「なんとなく」
電「とにかくあまえるのです」
提督「僕が艦娘に?それとも艦娘が僕に?」
電「前者なのです」
提督「うん、無理」
電「何故なのです⁉︎」
提督「何でそんな驚けるんや?逆にこっちがビックリしたで」
電「電達のこと嫌いになったのですか?」涙目
提督「ちゃう、ちゃうから泣きな、強いてゆうなら理由は三つや。」髪ワシャワシャ
電「理由?」
提督「一つ目はセクハラや思われた無いから、二つ目は勘違いされて嫌われた無いから、んで三つ目が…」
電「女性にあまえる事はおろか目を見て話す事が出来ないからですか?」
提督「そゆこと」
電「たしかに司令官さん、さっきから電と目を合わせてくれないのです」
提督「気のせいや」目そらし
電「思いっきり空を見ているのです」
提督「あゝ空はあんなに葵のに」遠い目
電「扶桑さんの真似はいいのです」
所変わって戦艦寮
扶桑「クシュン、やだ風邪かしら、ハア、空はあんなに葵のに」
電「兎に角、そんなところを治すためにも、司令官さんは電達にあまえるべき、なのです」
提督「でも仕事が」
電「全部終わって、当分はないのです」
提督「イベント海域が」
電「もう終わっているのです」
提督「でも 電「終 わ っ て い る の で す」...ハイ」
電「というわけで、司令官さん、今日はもう寝るのです」
提督「え?今何時?」
電「マルマルマルマル、日付が変わったのです」
提督「Oh..........じゃあ寝るか」
電「それでは電はこれで失礼するのです」
提督「ああ、おやすみ」
電「おやすみなのです」扉閉
提督(あまえる、か)
提督「……寝よ」
駆逐艦寮 道中
電「はわわ!あの雰囲気なら添い寝までに持ち越せたのです!」
翌日に続く
[chapter1 ]
朝 0500
自室
提督「朝や、正直二度寝したい、けど寝たら怒られるからな、主に鳳翔さんと雷」
提督「あまえる、か、電ちゃんも無茶言うで」
提督「しかしマジでどうすりゃいいんやか」
提督「ウシッ、こうゆう時は……」
戦艦寮
扶桑「それで、どうして私の所に?」
提督「いや〜、扶桑やと話しやすいな、何より一番最初に来てくれた戦艦娘やし」
扶桑「確かにそうですけど、そういうものですか?」
提督「そういうもんや」
扶桑(確かに、初めて提督とお会いした頃は…)
扶桑着任時
扶桑「扶桑型超弩級戦艦、姉の扶桑です。妹の山城ともども、よろしくお願い致します」
提督「オーー!戦艦娘来た‼︎スゲ〜‼︎」
提督(さすが戦艦娘!主砲デカイ!つか胸もデカイ///...ゴクリ)
扶桑「.....あの.....」
提督「ア////、ゲフンゲフン、初めまして、僕がこの鎮守府の提督や、まあよろしくな」
扶桑「ええ、よろしくお願いします、提督」
後日 食堂
扶桑「提督、相席よろしいですか?」
提督「あ、ふほうは?ええへ、えふひ」訳(あ、扶桑か?ええで、別に)
扶桑「こ〜ら」おデコペシッ
提督「アウッ」
扶桑「口の中に物を入れて喋るのは、お行儀が悪いですよ?」
提督「(モグモグモグ、ゴクン)すまんすまん、つか扶桑、なんかお母さんみたいやな」
扶桑「あらあら、提督ったらご冗談を」フフッ
扶桑「では、失礼しますね」座り
提督「おう、って、何で真隣に?」
扶桑「本当はテーブル越しでもよかったのですけど、ちゃんと見ていないとこぼしたりしそうですので、最後まで見ています」
提督「僕そこまで子供やないで、暁は別として」
扶桑「そうゆう事は、口の周りのソースを拭いてからにしてください」
提督「え?付いとる?」
扶桑「ホラ、動かないでください」ハンカチフキフキ
提督「扶桑、イヤ自分で出来っから」モガモガ
扶桑「服の袖で拭くおつもりでしょう、いいからおとなしくしていてください」フキフキ
提督「ウ〜〜」
扶桑(初めてお会いした時はお固い人だと思っていたのだけど、以外と子供みたいで、かわいい所もあったのでした、今では懐かしい思い出ね」
提督「扶桑、初めて会った時そんなこと思ってたんや、面と向かって言われると恥ずいな///」
扶桑「え?声に出ていましたか?」
提督「うん」
扶桑「ど、どの辺りからでしょうか?///」
提督「以外と子供みたいで〜、の辺りから」
扶桑「恥ずかしい...不幸だわ///」
提督「聞かされてる方もはずいんやで///」
扶桑「それで、艦娘にあまえる、でしたね」
提督「露骨に話をかえたな」
扶桑「そこは気になさらず、ですが、ある程度簡単な事ですよ」
提督「あまえる事が?どうやって?」
扶桑「提督、こちらへ」隣ポンポン
提督「え、お、おう」座り
扶桑「失礼します」ダキッ
提督「ッ⁉︎」バタバタ
扶桑「暴れないでください、提督」ギュッ
提督(胸柔こい!いい匂いする!胸柔こい!顔に胸が〜〜‼︎)
扶桑「どうですか?提督」
提督「モガモガ」
提督(保て僕の理性!静まれこの鼓動!そうや、素数を数えるんや!)
提督(って素数ってなんやっけ〜〜〜〜〜‼︎)
提督(つか息が!胸に埋もれて息ができん‼︎)
提督(あ、意識が、遠く、なって…………)
扶桑「.....提督?」
提督「」チーン
扶桑「あら、やりすぎたかしら」
数分後
提督「.....ウーン」
扶桑「目が覚めましたか?」
提督「んあ、扶桑」
提督(って、アレ?)
提督「なあ扶桑」
扶桑「なんでしょう」
提督「何で僕は膝枕されてんの?」
提督(胸がデカあて顔が見えん)
扶桑「提督が気絶されましたので」
提督「気絶したのは誰のせいだと……」
扶桑「ですので、その責任としてです」
提督「責任取る事になるんかなこれ」
扶桑「膝枕は嫌いですか?」
提督「嫌い、や、ないけど.....」テレッ
扶桑(やっぱり子供みたいで、かわいいですね、提督)クスッ
扶桑「提督、このまま寝いてもいいですよ」
提督「え、やけど」
扶桑「夕飯の時間になったら起こしてあげますよ」
提督「そう?...それじゃあ...ヤベ...ホンマに眠く...」zzZ
扶桑「あら、もう寝てしまって」クスッ
扶桑「私も少し休みましょうか」
1時間後
山城「姉さま!山城帰投しました!これからご一緒にお茶でも.....」ガチャ
山城「って提督⁉︎」
山城「どうして提督がここに⁉︎姉さまに膝枕をしてもらって.....」
山城「.....こんなところを見せられて、邪魔する訳にもいかないわね」扉閉
山城「ハア、不幸だわ...」
その後、夕飯の時間に扶桑が提督を起こし、一緒に食堂に行き、一緒に食事をとり、1日を終えた。
他の艦娘曰く、「母と子供の食事風景のようで、見ていてホッコリした」そうな。
[chapter2 ]
朝 0700
執務室
提督「朝食も済んで、遠征隊も出したし」
提督「やること無い」
?『(コンコン)提督、入るわよ』
提督「この声は.....、どうぞ」
陸奥「失礼します、あら?一人なのね、扶桑といっしょと思っていたけど」
提督「昨日みたいにか?あれ正直言うと結構恥ずいんやで」
陸奥「見ている方は微笑ましかったわよ」
提督「見られる方の身にもなったらわかるで」
陸奥「なる気はないわよ?」
提督「やろうな、誰しもそうや」
提督「で、要件は何なんや?遠征隊帰ってきたんか?」
陸奥「それもあるけど、プライベートの事もあるの」
提督「?」
陸奥「(ガチャ)とにかく、後で私の部屋に来て、お願いよ」
提督「...何やったんやろ、報告済んだら行くか」
数分後
戦艦寮
提督「え〜っと、陸奥の部屋は確か.....」
陸奥「提督、こっちよ」
提督「あ、陸奥、待ってたんや」
陸奥「こうでもしないと、迷子になると思っていたのよ」
提督「.....」
陸奥「あら、否定しないのね」
提督「いやだって、ココって結構広いし、僕艦娘の寮なんて全然入らんからさあ、迷子になる可能性も否定できひんねん」
陸奥「じゃあ今度から、誰かと手をつないでもらう?」
提督「マジで恥ずいからやめてくれ」
陸奥「冗談よ、まあ入って、散らかってるけどね」ガチャ
提督「イヤイヤ、陸奥の部屋が散らかってるとは思えn」オジャマシマース
ゴチャゴチャゴチャ
提督「」
陸奥「.....散らかってるでしょ」
提督「.....片ずけ、苦手なんか?」
陸奥「普段は整理整頓してるのよ、けど昨日は長門が飲みに来てたから」
提督「長門って、以外と酒弱いんか?」
陸奥「まあ、ね、その割に何かある度に飲みたがるから大変なのよ、隼鷹程ではないにせよね」ハア
提督「あ〜、ヒャッハーさんか」
提督「ん?昨日長門は待機のはずやけど、演習も扶桑以外の航戦編成で行ってもらったはずやし」
陸奥「それが、昨日食堂で提督と扶桑を見ていたらしくて」
提督「あ〜」カーッ///
陸奥「それで戻ったらやけ酒で」
提督「なぜにそこでやけ酒?」
陸奥「長門ったら、「私ではダメなのかーーーー!」って言ってたわ」
提督「.....」
陸奥「.....今度、長門に甘えてあげてくれない?」
提督「.....いければ、そうする」
提督「あれ?まさか僕が呼ばれた理由って」
陸奥「そ、部屋の片ずけ、手伝ってくれない?」
提督「あー僕今日は用事があるから戻らんとー」棒読み
陸奥「手伝ってくれたらご褒美あげるわよ?」
提督「っしゃ、さっさと終わらせっか」キリッ
陸奥(ちょろいわね)クスッ
一時間後
提督「ふ〜、終ったな」
陸奥「本当にありがとうね」
提督「でも、なんや悪いなあ、僕そんなに何もしてへんし」
陸奥「いいのよ、手伝ってくれただけでも助かったし、気にしないで」
陸奥(下着があった時は内心焦ったけど、提督に見られてないわよねえ)
提督「そりゃよかったで」
提督(下着見つけた時は内心焦ったけど)
提督「さてと、こっからどうすっかね〜っと」
陸奥「あら、ご褒美あげるわよって言ったでしょ?」
提督「あ、うっかり忘れとった」
陸奥「あらあら、提督って以外とドジっ子ね」
提督「ドジっ子ってゆうんかこれ」
陸奥「そこはいいから、提督はここに座って」ベッドポンポン
提督「お、おう」座り
提督「あれ?何やデジャブ」
陸奥「えいっ」ガバッ
提督「のわ‼︎」
提督(お、押し倒された⁉︎陸奥に⁉︎)
陸奥「提督ったら、隙だらけよ?」
提督(隙だらけやからって押し倒すか普通⁉︎)
陸奥「もう.....、ガマンしなくて、いいわよね」ポッ
提督(襲われる⁉︎僕襲われる⁉︎性的な意味で‼︎)
陸奥「.....なんて、冗談よ」
提督「ふぇ?」
陸奥「チョットからかっただけよ、提督ったら反応がかわいいから」フフっ
提督「心臓に悪いからマジでやめい」
陸奥「ごめんごめん、しばらくこうしてあげるから許して、ね?」ギュッ
提督「え?この状況って」
陸奥「添い寝、嫌いじゃないでしょ?」
提督「.....うん」
陸奥「提督最近寝不足でしょ?このついでに寝るといいわ、丁度いい時間になったら起こしてあげるから」
提督「そうか?.....じゃあ、しばらく寝r........」zzZ
陸奥「ホント、子供みたいね提督」
陸奥「さっきも冗談って言ったけど、本当は、すごく我慢したんだから」
陸奥(今度は、あなたから襲うようにしてあげるわ)
陸奥(その時は)
陸奥「私を一人の女性としてみてよね、提督.....」
同時刻ドアの前
青葉「青葉、見ちゃいました!」
青葉「司令官の子供な一面に、陸奥さんの司令官に対する想い!スクープです!」
青葉「けど、やめておきましょう.....」
青葉「司令官にこういった形で知られるのは、いい気分ではありませんからね」
青葉「さて、他のスクープを探しに行きましょうか」
後日、長門がこの事を知りやけ酒になり、陸奥の部屋が散らかるのは、また別の話
[chapter 3]
夜 1800
提督自室
提督「晩飯までまだ時間あるなあ」
提督「何か音楽でも聴いとこ」
提督「久々に「結んで開いて羅刹と骸」でも聴こ」イヤホン付け
提督「♪」
?「(コンコン)提督」
提督「♪」
?「(コンコン)提督、いらっしゃいますか?」
提督「♪」
?「(コンコン)提督、入りますよ」ガチャ
提督「ん?」イヤホン外し
?「提督、音楽を聴いていましたか」
提督「あ、リアル初音m」
赤城「それ以上はいけません」
提督「すまん、ちょうどボカロいてたからつい」
赤城「中の人は別にいいですから」
提督「じゃあ藤田s」
赤城「ダメです」
提督「やっぱか、で?何や用か?」
赤城「空母主力の連合艦隊の編成案をお持ちしました、確認をお願いします」
提督「ああ、あれか、でもすまんな、編成決めてもらって」
赤城「いいえ、いいんですよこのくらいの事は」
提督「そうは言うてるけど、ホンマは辛かったやろ」
赤城「そんな事」
提督「ミッドウェー」
赤城「⁉︎」ビクッ
提督「.....動揺するって事は、やっぱし辛かったんやろ、赤城」
赤城「」ダキッ
提督「泣きたかったら泣いたらええで」ギュ
赤城「提督.....」ポロ
提督「一航戦誇りなんぞ関係ない、今の赤城は、一人の女性や」
赤城「提督.....私.....本当は.....本当.....は」ポロポロ
赤城「う.....うあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」号泣
提督(すまんかったな、赤城)
一時間後
赤城「」zzZ
提督(赤城はあのまま泣き疲れて寝てもうたけど、晩飯どないしょ)
提督(赤城一人にするわけにいかんし、ましてや起こすわけにもいかんし)
提督「どうすっかねえ」
コンコン
提督「ん?どうぞ」
加賀「(ガチャ)失礼します、提督」
提督「あれ加賀、どうしたんや?」
加賀「赤城さんを迎えに来ました、もう夕ご飯の時間ですから」
提督「そうか、そんならちょうどよかった、今赤城寝とってな、起こすのも悪いからチョット見とったってくれんか?」
加賀「それは構いませんが、どうして赤城さんが寝ているんですか?」
提督「実は.....」カクカクシカジカ
加賀「なるほど、そういう事でしたか」
提督「.....怒らんのか?」
加賀「正直、怒ってはいますが、仕方のない事です」
提督「僕は数発殴られる覚悟でおったんやけどな、その返答は意外や」
加賀「そうですか」
加賀「..........提督、何でもされる覚悟はしていたんですね?」
提督「ああ」
加賀「でわ、提督」
提督「ああ、好きにし」グッ
加賀「私を抱いてください」
提督「..............................................は?」
加賀「言い方を変えましょう、私を抱きしめてください」
提督「待て待て待て待て待て待て、何でや、何でそうなるんや」
加賀「何でもする覚悟があるのでしょう?」
提督「あるで、あるけど何か違くね?」
加賀「何も違いません、それに、私自身にもメリットがあります」
提督「メリットって、どんなや?」
加賀「まずは抱いてください」
提督「お、おう」ダキッ
加賀「.....どうですか?」
提督「あ、あったかいな」
加賀「それは.....」
提督「排熱とかそういうんやないで、何かこう.....人としての温もりっつうかな、言ってて恥ずいなこれ」
加賀「提督は私を...いえ、私たち艦娘を兵器として見てはいないのですか?」
提督「..........どうゆうことや?」
加賀「私たちは深海棲艦と戦う「兵器」です、私たちを恐れる人もいます、ですが提督は私たちを兵器としては見ていません、何故ですか?」
提督「..........確かに艦娘は兵器やって言う奴も多い、やけど僕はみんなをそうゆう風には見てない」
提督「僕は艦娘を「人間」として、一人の女性として見てる」
加賀「..........立派だと思いますが、恥ずかしくありませんか?」
提督「むっさ恥ずい///」カーッ
加賀「.....もう、放していただいても結構ですよ」
提督「ウー恥ずかった」パッ
加賀「流石に気分が高揚します」キラキラ
提督「間宮さんと伊良湖の最中食ってへんのにキラ状態かよ」
提督「んじゃ、とりあえず晩飯取ってくるわ」ガチャ
加賀「わかりました」
提督「そいじゃ」バタン
加賀「..........もう起きていいですよ、赤城さん」
赤城「.....気づいていたの?」起き
加賀「ええ、最初から気ずいていたわ、提督は気ずいていなかったようだけど」
赤城「そう、けど、提督があんな事を言うなんて、笑いをこらえるのが大変だったわ」クスッ
加賀「同感ね、でも...」
赤城「ええ、提督のあの言葉は、間違いなく本心」
加賀「だから私達は、提督にこの身を預け、戦う事が出来る」
赤城「その提督に恋情を抱くのもおかしくないですね、加賀さん?」
加賀「なっ⁉︎///」
赤城「気づかないと思っていたの?」
加賀「赤城さん、この事、提督には.....」///
赤城「わかっているわ」
赤城(応援していますよ、加賀さん)
その後、加賀は以前に比べ提督にアピールするようになった
青葉は提督に何があったのかを取材するようになり、瑞鶴はそんな加賀を見て寒気を感じ、何故か提督に爆撃を行ったそうな
[chapter 4]
深夜 0200
提督自室
提督「なんや、目さめた」
提督「二度寝する気にもなれんし、.....うし」
鎮守府前 港
提督「ココらでええか」
提督(今日は遠征隊も休みな筈やから、聞かれる事は無いやろうし)
提督(ちょっとした願いも込めて、一曲いくかね)
提督「港離れ 旅たつ船」♪
提督「誇り胸に 祖国のため」♪
?「提督?何してるの?」
提督「んあ、鈴谷か」
鈴谷「提督ったら、黄昏ながら歌なんて歌ちゃって、チョットキモいよ?」
提督「( ; _ ; )」(涙)グサッ
鈴谷「イヤ、結構キモいかも」
提督「(;_;)」(大泣)バキッ
鈴谷「な〜んて冗d」
提督「うぐっ……えぐっ……」(号泣)
鈴谷「チョ⁉︎ホントに泣いちゃった⁉︎」
提督「うぐっ……うえ〜…………」(号泣)
鈴谷「チョ、ゴメンって提督、泣き止んでよ〜」アセアセ
提督「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」ダッシュ and 海へダイブ
鈴谷「あ〜〜〜〜!提督〜〜〜〜!」
提督(もう.....このまま.....沈みたい)ブクブクブクブクブクブク(浸水)
一時間後
重巡寮 鈴谷自室
鈴谷「……」
熊野『(コンコン)鈴谷、入りますわよ』ガチャ
鈴谷「……熊野」
熊野「ごきげんよう、提督は無事でしたわ」
鈴谷「……そう」
熊野「…それから、鳳翔さんが用があると仰っていましたわ」
鈴谷「……そう」
熊野「…よくって?伝えましたわよ」
鈴谷「……わかった」
熊野「……では、ごきげんよう」バタン
鈴谷「……提督」
鈴谷「……行かなきゃ」
提督自室前
鈴谷「……」ガチャ
鳳翔「……鈴谷さん」
鈴谷「提督は.....」
鳳翔「心配いりません、少し疲れて寝ているだけです」
鈴谷「……」
鳳翔「…提督は、他の娘よりも少し傷つきやすいだけですよ」
鈴谷「……」
鳳翔「だから、鈴谷さんは悪くはありません」
鈴谷「……鳳翔さん」
鳳翔「私は少し席を外します、その間、提督をお願いします」
鈴谷「……はい」
鈴谷「……」バタン
鈴谷「……提督、ゴメン」
鈴谷「私は冗談のつもりだったんだよ、いつもの軽いジョークだったんだよ」
鈴谷「提督さ、私達と同じように艤装を着けて出撃してるし」
鈴谷「指示も出して、危ないところを助けてくれるし」
鈴谷「だから、冗談言って笑ってもらおうと思って、チョットでも.....」
鈴谷「チョットでも.....楽に.....楽に」
鈴谷「楽.....に.....」ポロ
鈴谷「ごめん.....ごめんなさい.....提督」ポロポロ
鈴谷「提督〜〜〜〜」(号泣)
提督「..........ん..........あ..........」ムク
提督「あれ、部屋?なんで.........」
鈴谷「提督‼︎」ガバッ
提督「うおっ⁉︎鈴谷⁉︎」
鈴谷「提督!よかった..........起きてくれて..........本当に.....」グスッ
提督「ああ、僕もすまんな.....チョット取り乱した」ナデナデ
鈴谷「本当に、よかったよう」グスッ
提督「すまん」
鈴谷「もう、......................................................ね」
提督「ん?」
鈴谷「もう、あんな事しちゃ.....ダメだからね...提督」上目づかい
提督「わ、ワカッタヨ」目逸らし
提督(上目づかいでそのセリフは反則やろ)ドキドキ
鈴谷「もうしないんだったら...その、私...なんでも言うこと聞いちゃうからさ」
提督(さらに聞きようによってはアウトな方面にしか聞こえんようなセリフを言ちゃったよ)
提督(これは、やるっきゃない、やんな)
提督「そうか、じゃあさっそく」
鈴谷「うん」
提督「今だけでええから一緒に寝てくれへんか?」
鈴谷「...そんなことでいいの?」
提督「朝早う起きたせいかまだ眠いし、何にせよ.....今は一緒におって欲しいかな」
鈴谷「..........提督、やっぱりチョットキモい.....」
提督「うっ.....」グサッ
鈴谷「でも」ギュッ
鈴谷「そうゆうとこも好きだよ、提督」
提督「⁉︎」
鈴谷「......あくまで、友人関係としてだけど」
提督「」シュン
提督(なんやろ、この残念感)
鈴谷「それじゃあ寝ようよ提督、私も眠いし」
提督「そ、そうやな」
鈴谷「あれ?提督チョット期待した?」ニヤニヤ
提督「そ、そんなんちゃうし」
提督「.....寝る」
鈴谷「寝よっか」
鈴谷(ごまかしはしたけど、やっぱり恥ずかしい)照れ
鈴谷(好きだなんて、面と向かっては言えないよ)
鈴谷(ここライバル多いし、うかうかしてられないよね)
提督自室前
熊野「.....結果オーライ、といった感じですわね」
熊野「何にせよよかったですわ、.....ですが」
熊野「鈴谷といえども、提督は渡しませんわよ」
提督が海に飛び込んだ事はすぐに鎮守府中に広まり、全艦娘が提督のところに押し寄せた
そして提督には、しばらく扶桑が一日中付き添う事になった
扶桑曰く「提督は傷つきやすいですから、何かあったらすぐに止めなければいけません、なので朝から就寝中まで面倒を見ます」とのこと
この時、山城が孤独死しそうになったこと、扶桑=お母さんのレッテルが貼られた事は、言わずもがな
[chapter5 ]
昼 1300
提督自室
提督「...........」.....パラ.....パラ(読書)
扶桑「あの、提督」
提督「...........」.....パラ.....パラ
扶桑「?聞こえないのかしら、提督、て・い・と・く!」肩ポン
提督「ファッ!?」ビクッ
扶桑「あら、よかった、聞こえていないのかと思いました」
提督「す、すまんすまん、こっちに集中してた」
扶桑「何を読んでいたのですか?」覗き
提督「「コープスパーティーBloodCover」のコミック」
扶桑「ホラーマンガ、ですか」むにゅ
提督「そう(近い近い近い近い近い近い近い近い!!!!!つかあたっとる!!)」ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク(心臓音)
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
提督「ん?なんy」
金剛「(バタンッ!)Hey!テートク、ワタシとTeatimeするデース!!」
提督「いきなり何や!?」
金剛「扶桑!テートク借りテクネー!」腕ガシッ!ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
提督「ア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~レ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」さらわれ
扶桑「あら、行ってしまったわ」
扶桑「...........出かけようかしら」
金剛自室
金剛「ただいまネー!」バタンッ
比叡「おかえりなさい!金剛お姉さま!」
榛名「おかえりなさい」
霧島「おかえりなs、あら、司令もいらしたんですか」
提督「とゆうか拉致られた」
金剛「人聞きが悪いデース」
提督「アレを拉致と言わず何という」
金剛「Tea timeのお誘いデース」
提督「誰の了承も得ずに腕つかんで連れてくんのがお誘いて......」
金剛「それに、テートクも悪いんデスよ?」
提督「何故に?」
霧島「それが、扶桑さんや陸奥さんに話を聞いたらしくて」
金剛「扶桑達だけズルいネ、ワタシだって提督を(自主規制)とか(禁則事項)とかしたいネ〜」
提督「榛名助けて、金剛が怖い」
榛名「あ、あははは.....」苦笑
金剛「さて、イタリアンジョークは置いといテ〜、Tea time始めるネ〜」
比叡「はい!始めましょう!」
提督「その割には目がマジに見えたんやが.....」
霧島「考えたら負けですよ、司令」
提督「.....ええんかなこれで」
榛名「榛名は大丈夫です」
提督「僕は大丈夫やない」
比叡「気合い!あれば!いけます!」
提督「気合いだけではどうにもならんのや」
金剛「何かがあったら、ワタシが守りマース!」グッ
提督「元凶が言うな!」
10分後
提督「で、何故か僕がロリコンやて噂立っとってな、意味わからんでホンマ」ため息
霧島「司令は普段、駆逐艦の娘としか話しているところを見たことがないんですから、仕方のない事と思いますよ」
提督「僕はどちかと言うと年上の方が好きやねんやけどな」
金剛「ワタシはどうデス?」
提督「結構好み」
金剛「Yes!!」ガッツ
榛名「提督!わ、私は.....」
提督「榛名のことも好きやで」
榛名「榛名、感激です!」満面の笑み
提督(可愛い)
霧島「間宮さんや鳳翔さんは?」
提督「ドストライク」
榛名 金剛「提督(テートク)の浮気者!!!」
提督「ワッツ⁉︎」
比叡「司令ってアホですね」www
提督「お前が言うな!」
比叡「ヒエ〜〜〜〜!」
20分後
金剛「テートク、たまにはワタシと出撃してほしいデース」
提督「高速艦隊組んで出てるやろ」
金剛「月一程度デース!もっと頼ってほしいデ〜ス!」
提督「雷かおまえは」
霧島「ですが司令、出撃の際に偏りがあるのは確かです、一度見直してはどうでしょうか」
提督「けどな〜」
比叡「私だって、金剛お姉様と一緒に出撃したいです」
提督「比叡に言われてもな〜」
榛名「提督、榛名からもお願いします」上目遣い
提督「早急に見直す」キリッ
金剛 比叡 霧島「チョット!!!」
30分後
提督「そういえば、比叡に一回聞きたかったんやけど」
比叡「何ですか?」
提督「比叡の作るカレーて何を入れてんねや?」
比叡「隠し味ですか?」
提督「全部、とりあえずつべこべ言わずに教えろ、さもないと撃つぞ」
比叡「司令怖いです!けど司令の攻撃なら私にはあまり効かn.....」
提督「赤城と加賀が」
比叡「ごめんなさいあの二人は勘弁してください」
霧島(あの二人は.....)
榛名(流石に私達でも.....)
金剛(Deathは免れないネ)
さらに30分後
金剛「ワタシにあまえるデース!」
提督「ワッツ? ってなんや前にもこんな事があったような気が.....」
霧島「察しが悪いですね、司令」
提督「?」
比叡「金剛お姉様、司令にあまえてほしいみたいです」
提督「....really?」
金剛「Yes!」
比叡「司令って本当にあh」
提督「お前もう黙っとけ」
比叡「(´・_・`)」ヒエ〜
提督「で?僕にどうしろと?」
金剛「そうデスネ〜」ガシッ
提督「言っときながら何故に腕を掴む?」
金剛「テートク!こっちデース!」ダッシュ
提督「やっぱこうなんのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」連れ去られ
榛名「大丈夫でしょうか.....」
霧島「大丈夫よ、司令は紳士な方だから、問題は起こさないわよきっと」
榛名「でも.....」ウズウズ
霧島「.....」
榛名「.....」ウズウズ
霧島「.....榛名も行けば?」
榛名「提督〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!榛名もご一緒します〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ダッシュ
霧島「.....榛名ったら、本当に一途なんだから」
比叡「よかったの霧島」
霧島「お姉様、どうゆうことでしょうか?」
比叡「榛名を行かせてよかったの?霧島だって司令のこと.....」
霧島「それを言うなら、お姉様もではありませんか?」
比叡「.....」
霧島「大丈夫ですよ、私は後悔していません」
霧島「それに、最後に決めるのは.....司令ですから」
比叡「.....」
青葉「何ですかこの空気」
鎮守府外 温泉旅館内 露天風呂
提督「露天風呂か〜、でかい風呂って久々や〜」チャプ
提督(あの後榛名も合流?してきたのもビックリしたけど)
提督(しっかし、いきなり旅館に連れてこられてあんな事言われるとわな.....)
金剛『テートクはたまにはOpen-air bathでゆっくりするデース!』
提督「やけど、なんや裏がありそうやな」
金剛「裏があるとは失礼デース」チャプ
提督「いやいや、そう考えんのが普つ.....」
榛名「?どうかしましたか?」チャプ
提督(アレ〜、ココって男湯のはずやけど.....まさか.....間違えたか)
提督「..........金剛、ココは男湯.....やんな?」
金剛「YES」
提督「そうか..........榛名、時間差で男湯女湯別れるのは注意書きに書いとったけど、今は男湯やんな?」
榛名「はい、変更はありません」
提督「..........僕が何を言いたいかわかるか?」
金剛 榛名「わかりません(セーン)」
提督「何で男湯におんねん!!!」
金剛「oh そんなことデスカ〜」
榛名「実は、女将さんに頼んで少しの間、混浴にしてもらったんです」
提督「何やっちゃてんの女将さん⁉︎」
榛名「それに、この旅館はお客様が一年に一人来るか来ないかぐらいの知名度らしいので、迷惑はかかりません」
提督「大丈夫なんかこの旅館の経営!!!」
榛名「借金をして、学校にも行きながら経営しているらしいので、大変なのは確かですね」
提督「....................女将さんって、大学生?」
榛名「高校生です」
提督「(;_;)」ブワッ
金剛「女将も言ってたネ、「あまり高校に行けなくて、留年二回目で凄く大変ですけど、温泉だけとはいえお客様が来てくれて嬉しいです」ッテ」
提督「..........今日、ココに泊まってこ、二泊三日で、んで連休の時とかに泊まろう」
金剛「oh 泊まっていくのデ〜ス?」
提督「かわいそ過ぎるわ!!このまま普通に帰れるほど人間できとらんわ!!!」
榛名「提督、落ち着いてください」むぎゅ
提督「榛名、自然な流れで僕に抱きついてくんな」
提督(金剛もそうやけど、タオル一枚巻いてるだけやからなあ、理性を保てる自信がない.....)
金剛「榛名、その行為はNOデスヨ?」
提督「お、金剛が珍しくまともな.....」
金剛「先に抱きつくのはワタシデ〜ス!」むぎゅ
提督「一瞬でも見直した僕がアホやった」
榛名「お姉様といえど、提督は渡しません!」むぎゅ〜
金剛「oh 我が妹ながら流石デス、デモ、テートクのハートを掴むのはワタシデース!」むっぎゅ〜〜〜
提督「なあ、そろそろ上がりたいんやけd」
金剛 榛名「提督(テートク)は少し待っていてください(サーイ)!!」
提督「はい」
提督(まあ、すぐ終わる......やんなぁ)
10分後
金剛「もう暑いからタオルも取っちゃいマース」
提督「やめい」
榛名「榛名m」
提督「僕は信じとるで、榛名はタオルを取らんて」
榛名「................はい、榛名は大丈夫......です」
金剛(oh.....榛名、テートクの先制雷撃がHitしちゃいましたネ......)
30分後
提督「さてとそろそろ上が.....」立ち上が......
榛名「まだです」
提督「何故に⁉︎」れない
榛名「榛名はもっとぎゅっとしていたいんです!」ぎゅ〜
提督「金剛助けてプリーズ」
金剛「ワタシも同じデ〜ス!」むぎゅ〜
提督「oh my gad」
かれこれ3時間後
榛名「お姉様、そろそろ上がりましょうか」
金剛「そうネ〜、テートクも上がるデース」
榛名「提督?」
提督「」ブクブクブクブクブクブク
榛名「きゃ〜〜〜〜〜〜!大変です!提督がのぼせて気を失っています!」
金剛「テートク!気をしっかり持つデース!」
榛名「提督ーー!」
提督「..........................と...............................................................た............」
榛名「っ!提督、お気を確かに!」
金剛「テートク!死んではNOデース!」
提督「最後に.....二人と......混浴で......きて......よかっ............た............」ガクッ
榛名「提督がまた逝ってしまいまたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
金剛「テートク!comeback!カムバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーック!!!!!!!!!」
女将「お客様、どうかされまし.....ってお客様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー⁉︎」
この後、女将さんの助けもあって一週間お世話になった
鎮守府に帰ると金剛と榛名は説教を受けた、が、鳳翔はともかく扶桑や間宮、大鯨も説教に加わるとは二人も予想外だったよう
結局提督には、鎮守府内外問わず扶桑が付き添うことになり、ますます親子(しかも提督は小学生)のような光景になった
尚、扶桑のほかに、鳳翔、間宮、大鯨も加わり、ローテーションで付き添うことになったそうな
[chapter6 ]
朝 0900
執務室
提督「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ダル〜
大鯨「暑いですねえ」
提督「こうゆう時は.....やっぱし」
大鯨「はい」
提督「熱いうどんでも食うか」
大鯨「作りましょうか?」
提督「................イヤ、ええわ」
大鯨「?」
提督(天然なんはカワイイんやけど、大阪人としてはツッコミが無いんはキツイな)
提督「あ、そうや、海行こう」
大鯨「出撃ですか?」
提督「イヤ?海水浴」
大鯨「はい?」
提督「今んとこ深海棲艦もおとなしいしとるやろ?やからその間に艦娘のみんなにも、休暇ついでにええかな思てな」
大鯨「いいとは思いますけど、鎮守府を留守にするのは危険ではないですか?」
提督「そこは待機組と遊び組、二日に分ければいけるやろ、それでも警戒は怠らんけどな.....僕は」
大鯨「メンバーはどう分けるんですか?」
提督「各艦種の艦娘を平等の戦力になるように分ける、その際に姉妹艦を分ける事はせん」
大鯨「では早速仕分けをしないと」
提督「そこは大丈夫や、もうできとるから」
大鯨「.....え?」
提督「こんな事もあろうかと昨日の時点でまとめといた」
大鯨「.....提督、もしかして前々から計画していたんじゃないですか?」
提督「んなわけないやんか、ややなあ〜」ハハハ
大鯨(怪しい)
翌日
海岸
提督「てなわけで」
提督「夏や〜!」
龍驤「海や〜!」
提督「んでもって」
提督「水着美女や〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」(⌒▽⌒)
大鯨「提督、いろいろ誤解を招く言い方ですよ?」
提督「大鯨、スク水着ながら言われても説得力ないで」
大鯨「こ、これはイクちゃん達が用意してくれて/////」
提督「潜水艦メンバー全員スク水やからなあ」
提督(しかしイク、スク水とはナイスチョイスや)
龍驤「キミ、今変な事考えてへんかった?」
提督「HAHAHAHAHA、考えてるわけないやんか」
龍驤「正直に言うたらええ事したるで?」
提督「すみませんナイスチョイスと考えてました」
龍驤「よしよし、長門、やってまい」
長門「了解だ」ガシッ
提督「あれ?何や嫌な予k」
長門「ふんぬっ!!!」投げ飛ばし
提督「ほわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」バシャン!!
龍驤「お〜、めっちゃ飛んだ、長門も容赦ないなあ」
長門「甘えてくれない提督が悪い」
龍驤「恨みMAXやん」(笑)
提督「早よ助けろよ!!!」ゼーゼー
大鯨「だ、大丈夫ですか提督」
長門「なんだ、生きていたのか」
提督「殺す気か⁉︎殺す気やったんか⁉︎」
長門「.....」
提督「否定無し⁉︎」
大鯨「殺しちゃダメですよ⁉︎」
長門「..........冗談だ」
提督「間は⁉︎今の間は何や⁉︎」
長門「そんな事より提督、陸奥から聞いていると思うが、私に甘えてくれないだろうか」
提督「変わったな、話題が540度変わったな」
大鯨「一周半しちゃってますね」
龍驤「そうやで、普通は720度やろ」
大鯨「それじゃあ二周しちゃってます」
提督「で?僕に何をしろと?」
長門「うむ、ではココにうつぶせになってくれ」
提督「?おう」寝転がり
大鯨「何が始まるんでしょう?」
龍驤「あ〜なるほど、大鯨、ウチらは向こう行っとくで」
大鯨「? わかりました」
龍驤(大胆な事すんなあ、長門)
提督「あれ?二人どっかいった?」
長門「気をきかせてくれたんだろう」
提督「?」
長門「では、日焼け止めを塗るからじっとしていてくれ」
提督「え?日焼け止め塗るんか?長門が?」
長門「問題あるか?」
提督「..........骨折ったりせんよなあ」
長門「私を誰だと思っている、ビック7の力、侮るなよ」
提督「ビック7と日焼け止めって関係なくね?」
提督(つうかかつてビック7に搭乗していて方々に怒られる気がする)
長門「つべこべ言うな、始めるぞ」塗り
提督「ぬお、意外と冷て」
長門「こら動くな、塗りにくい」
提督「てかこうゆうシュチュエーションって、普通女性が男性にしてもらうもんじゃね?」
長門「なんなら全艦娘に提督が日焼け止めを塗るのか?今や百人近くいるぞ」
提督「僕がするわけないやろ、セクハラや言われたあないし................何より」
長門「何より、なんだ」
提督「曙とか大井あたりに塗るとなると殺されかねん」
長門「あり得る.....いや、確実だな」
長門「よし、終わったぞ」
提督「サンキュ、んじゃ僕はさっさと」
長門「次だ」
提督「ワッツ?」
長門「何をしている、今度は前を塗るんだぞ、早く座れ」
提督「イヤイヤイヤ、さすがに前の方は自分で塗っから」
長門「心配するな、面と向かっては恥ずかしいだろうからな、背中側から塗る」
提督「恥ずい事がわかっとるんなら自分で塗らせてくんね?」
長門「断る」
提督「即答⁉︎」
長門「ええいつべこべ言うな!」ペチャ!
提督「強行手段⁉︎」
長門「むう、意外と塗りにくいな」
提督「ちょ、こしょば.....っ⁉︎」
長門「む、どうかしたのか?」
提督「い、いや、なんでもない」
長門(ふむ、もしや)
長門「そうか、続けるぞ」塗り
長門(確かこの辺りか)
提督「お................っ⁉︎」
長門「.....提督」
提督「な、何や?」
長門「いや、なんでもない」
長門(胸のあたりが弱点か、よし)
長門「..........」塗り
提督「ちょ⁉︎長.....門っ!そこ.....はっ!」
長門「ほう、中々良い反応だな」
提督「おまっ、集中っ的に.....っ⁉︎」
長門(..........何かに目覚めそうだな)
提督「.......っ⁉︎..................んふっ⁉︎」口塞ぎ
長門(マズい、楽しくなってきた)
提督「ハア.....ハア..........もう............ら.....め....」荒息
長門「提督..........いっそ、このまま......」
鳳翔「そこまでです」
長門「⁉︎鳳翔⁉︎」
間宮「おいたはいけませんよ?」
長門「間宮⁉︎」
大鯨「不潔です!」
長門「大鯨まで⁉︎待て!違うんだ!これは.....」
鳳翔「これは、何ですか?」
長門「て、提督をいじめるのが楽しくなってしまっただけだ!」
間宮「向こうに行きましょうか」ガシッ
大鯨「みっちりお説教です!」ガシッ
鳳翔「すぐには終わりませんよ?」ニコッ
長門「ア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ズルズルズル
提督「ハア.....ハア.....ハア.....た、助かったみたい.....やな」
陸奥「大丈夫?提督」
陸奥(女の子みたいでちょっとエロかった事は黙っておこうかしら)
提督「.....陸奥、か、鳳翔さんらを呼んでくれたんって」
陸奥「そうよ、勧めたのも私だけど、まさかこんなことになるとは思わなかったわ」
提督「.....長門が暴走すんのは駆逐艦娘だけやと思っとたのに、油断したで、まったく」
陸奥「それだけ貴方にお熱ってことよ、素直に喜んだら?」
提督「襲われて喜べるとでも?」
陸奥「意外と好きなんじゃないの?」ニヤニヤ
提督「僕にそんな趣味は無い!」
陸奥「けど、提督の弱点を知れたことは良かったわ」
提督「 」
陸奥「今度は私が襲っちゃおうかしら」
提督「.....間宮さんのアイス奢るので勘弁してください」
陸奥「あらあら、そんなにイヤ?」
提督「正直トラウマになりかけたで」
陸奥「そう、残念」
長門は連行後、三人から夜まで説教を受けた後、一週間の自室謹慎となった
青葉は二日目組のメンバーだった為に、記事にされる事は無かった
そして、三人による護衛、もとい警備が厳重になったのは言わずもがな
[chapter7 ]
夕方 2000
祭会場
提督「お〜おるおる、やっぱ結構人おるな〜」
鳳翔「そうですねえ、お祭りですからね」
鳳翔「でも意外ですね、提督から「お祭りに行きたい」なんて言い出すなんて」
提督「僕祭りとか好きですからね、(主に射的目的で)」
鳳翔「やっぱり子供みたいですね」ナデナデ
提督「子供じゃありませんし言いながら頭撫でないでください」
鳳翔「あら、すみません」
提督「そういえばここにいる人たちの中でこの人数の何分の一かは艦娘やって、どれぐらいの人が気付くと思います?」
鳳翔「気付いたとしても大丈夫と思いますよ」
提督「それもそうですね」
女将「あの、本当に良かったんですか?私がお祭りに来ても」
提督「いやいや、僕らが誘ったんですから遠慮することないですよ」
提督「てか気になったんですけど、女将さんって去年までこの時期どうしてました?」
女将「ずっと旅館にいましたよ、いつお客様がご来泊されに来てもいいように、結局誰も来ませんでしたけどね」
提督「(;_;)」ブワッ
女将「だからお祭りに来られて、すごく嬉しいです」ニコッ
提督「..........女将さん、今年はいろんな祭りに行きましょう、もう来年以降も行きましょう」
鳳翔「よろしいのですか?提督」
提督「不憫すぎるんですよ!こんな悲しい事実聞かされて黙ってろって方が無理ですよ!!」
女将「あの.....お優しいんですね、お客様」ニコッ
提督(笑顔カワイイ)
提督「と、とりあえず行きましょうか」
女将「はい、行きましょう」
鳳翔(.....なんだか蚊帳の外にされているような気もしますけど、気にしないでおきましょう)
金魚すくい
提督「ど定番中のど定番金魚すくい、一発やっかなっと」
提督「ん?あれは.....」
多摩「む〜ん、全然すくえないにゃ」
球磨「こっちもクマ」
鳳翔「球磨さんと多摩さんですね」
女将「お客様の知り合いですか?」
提督「そうですよ、後女将さん、ややこいのでお客様じゃなくて、名前で呼んでくれませんか?」
女将「え、でも.....」
提督「僕は気にしませんし、多分誰も気にしないと思いますよ」
女将「じゃあ、提督.....くん?」
提督「もう呼び捨てでもいいですよ」
女将「いえいえそこまでは.....」
提督「大丈夫ですよ、僕の方が年下ですし」
女将「え?何歳ですか?」
提督「19ですよ」
女将 鳳翔「「..........え⁉︎」」
提督「なんで鳳翔さんまでビックリしてんですか、あ、チョット球磨らのところに行ってきますね」
女将(私が20歳だから、一つ下⁉︎)
鳳翔(未成年とは.....知りませんでした)
提督「お〜い、球磨〜取れとる?」
球磨「クマ?提督クマ」
多摩「にゃ?提督だにゃ」
提督「よっす、どうや?」
球磨「見ての通りクマ」
多摩「全然とれないにゃ」
提督「おいおい、意外に優秀な球磨ちゃんはどうした」
球磨「う.....せ、戦闘の時は優秀クマ.....」
提督「多摩に関してはネk」
多摩「ネコじゃないにゃ」
提督(ツッコミ早いな)
提督「よし、僕がやる」
球磨「お〜、提督の腕が観れるクマ」
多摩「期待だにゃ」
提督「あんま期待すんな、プレッシャーがすごい」
鳳翔「どれ程すくえますかね」
女将「気になりますね」
提督「鳳翔さん達まで⁉︎」
提督「まあええわ、おっちゃん、一個頂戴」金渡し
おっちゃん「あいよ」ポイ渡し
提督(さて、やるにはやるけど.....)
四人の視線「「「「ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」」」
提督(視線がすげえ!やりずら!!!)
提督(.....こうなったら、あの手で行くか)
数分後
提督「よしっと、これで10匹目っと」
球磨「提督.....」
多摩「さっきから黒い金魚しかすくってないにゃ」
女将「デメキンですね」
提督「い、いや〜ハハハ」
提督(口が裂けてもデメキンならすくいやすいからなんて言えん)
鳳翔「提督」
提督「はい?」
鳳翔「一匹もすくえなくても誰も笑いませんよ?」
提督「男にはプライドってもんがあるんですよ!」(泣)
鳳翔「私は気にしません」ナデナデ
提督「優しさが辛い」
女将「わ、私も気にしませんから、ね?」ナデナデ
提督「何で女将さんまで撫でるんです?」
女将「提督くんがカワイイからです」
提督「.....///」
女将「鳳翔さん、この子持って帰っていいですか?」
鳳翔「二日間だけですよ」
提督「勝手に僕のレンタル交渉しないでくれます⁉︎」
射的
鳳翔「そんなに怒らないでください提督、半分冗談なんですから」
提督「怒ってないですよ、とゆうか半分本気ってところが引っかかるんですけど」
女将「私は99割本気ですよ」
提督「信じてますよ女将さん、99%の間違いだって信じてますよ」
提督(99割とか未来永劫レンタルされそうや)
提督「まあとりあえず、射的行きましょう射的!」はしゃぎ
女将 (やっぱり)
鳳翔(子供みたいですね)
提督「お、あっこにおんのは.....」
曙「な〜!全然当たらない!」
朧「曙、ちょっと落ち着きなよ」
漣「全然コナイコレ」
潮「あ、当たらないよ〜」
提督「潮ちゃんらか、.....艦娘やのに全然当たらんてのもどうかと思うけど、とりあえず行きましょうかねっと」
女将「鳳翔さん」
鳳翔「なんでしょう」
女将「提督くんって、優しいんですね」
鳳翔「そうゆう人なんです、あの子は」
女将「それで、レンタルの事なんですけど.....」
鳳翔「三日後でどうでしょう」
女将「ありがとうございます!」
提督「何や後ろで聞き捨てならん会話が聞こえた気がするけど.....気のせいやろ.....多分」
提督「よっす、全然当たらんな〜おい」
漣「あ、ご主人様」
潮「提督、来ていたんですね」
提督「おう、潮ちゃん浴衣似合っとるな」
潮「あ、ありがとう...ございます.....エヘヘ」/////
提督(カワイイ、持って帰りたい)
曙「もう!何で当たんないのよ!」
朧「丁度良かった、提督、助けてくれませんか?」
提督「ええけど、どれを狙ってんねや?」
朧「あのネコの人形です」
提督「二段目のあれかって、小っこ!2cm位しかないぞあれ!」
朧「私達の身長差もあって、狙いにくいんです」
提督(あら確かに取れんわ)
曙「もう!なくなっちゃった、もう一回!」
提督「待て曙、闇雲に撃っても当たらんで」
曙「うるさいわね.....っていつから居たのよ!クソ提督!」
提督「潮ちゃん、曙が酷いよ」シクシク
漣「大丈夫ですかご主人様」
潮「曙ちゃん、提督を泣かしちゃ、だ...ダメだよ〜」
女将「提督くんって、意外と涙脆いんですか?」
鳳翔「涙脆い、と言うよりも.....泣き虫といった方がいいかもしれませんね」
女将「.....提督くん、本当に19才なんでしょうか.....」
鳳翔「さあ.....どうなんでしょう」
提督「さてっと冗談は置いとくとして、一回分で何発です?」
射的屋「五個で三百円ですよ」
提督「一回分ください」金渡し
射的屋「ありがとうございます」コルク渡し
提督「ってっと」
提督(銃はライフルタイプとハンドガンタイプ、スリリングショットもあんのか)
提督(まあ僕は当然)
提督「ライフルタイプかなっと、よし」
漣「射的得意なんですか?ご主人様」
提督「いや?多分下手な方やで、好きなだけ」hahaha
朧(好きなだけにしては.....)
曙(目が、獲物を見る眼になってるわね)
漣(獣の眼キタコレ)
潮(こ、怖い.....)
提督「ん?どうしたんや四人とも」
漣「い、いや〜、その〜」
曙「アンタの目が怖いのよ、クソ提督」
提督「あ〜すまん、後クソ提督ゆうのやめてくんね?マジで泣きそう」
曙「アンタなんてクソ提督で十分よ、クソ提督!」
提督「(;_;)」
射的屋「.....コルク.....一個サービスするよ」
提督「.....あざす」
提督(.....ここは、かっこいいところ見せて見直させたらあ!(泣))
提督「.....コルク装填、リロード完了っと」狙い定め
提督「.....」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
射的屋(このお客さん.....できる!)
女将「なんだか、ここからでも気迫が伝わってきますね」
鳳翔「提督はこうゆう事が好きですから、いつになく真剣になるんですよ」
女将「.....やっぱり」
鳳翔「はい」
女将 鳳翔「「提督(くん)は子供です(ね)」」
提督(.....鳳翔さんほともかく、女将さんにまで子供と思われるとは.....暁の気持ちがちょっとわかった気がする)
提督(取り敢えずこっちに集中すっかなっと)
提督「.....狙い撃つ」ポンッ
Hit and 落下
朧 曙 漣 潮「「「「あ」」」」
射的屋「おーすごい、はいこれ」人形渡し
提督「ふう.....さて、後三つやな」
漣「他の人形も狙う気なんですか?ご主人様」
提督「狙ってたんやろ?四人は欲しいもんが手に入るし、僕は遊べる、一石二鳥やろ」
提督「さって、この勢いで狙うかなっと」
数分後
提督「ふう、六発中二発がカスって四発ヒット.....腕落ちたかな」
射的屋「いや、お客さんいい腕してるよ」
提督「どうもです」
潮「あの.....ありがとうございます提督、嬉しいです」
提督「そりゃよかったで」ナデナデ
朧「でも本当にいいんですか?私達にこんな」
提督「ええんやって、それにここで有り金使い切ったら勿体ないやろ」
漣「ご主人様、たまにはいい事言いますね」
提督「たまには余計やたまには」
曙「.....」
提督「? どうしたんや曙」
曙「なんでも.....ないわよ」
提督「? まあええか、ほんじゃ僕は行くな」
朧「はい、また後で」
曙「.....」
潮「どうしたの、曙ちゃん」
朧「曙?」
曙「.....ごめん、先に帰るわ.....」走り
漣「あ、曙!」
潮「行っちゃった」
朧「どうしちゃったんだろ.....」
千本引き
提督「千本引き?何やろこれ」
提督「おばちゃん、これって何なん」
おばちゃん「宝釣りと同じだよ、引いた紐の先についている景品が貰えるんだよ」
提督「ふ〜ん、おもろそうではあるけど景品はっと」
提督(殆ど子供向けの景品ばっかしやな、女の子向けの首飾りやったり男の子向けの戦隊物のグッズか.....って、ん?あれって.....)
提督「スナイパーライフル⁉︎え?やけにリアルやけど 本物ちゃうやんなあ⁉︎」
提督(あのクオリティ絶対モデルガンや無いやろ、だって箱入りやなくてそのまんま置いてあるもん!)
おばちゃん「.....」目そらし
提督「おばちゃんなんで黙ってんの?え?アレまさかのガチモン?」
おばちゃん「冗談だよ、うちの孫が塗装した置物さ、実際プラスチックでできてるよ」
提督「ビックリしたわ!お孫さん凄すぎやろ!ガチでちょっとビビったわ!」
おばちゃん「因みに一等賞の景品だよ」
提督「一回やらせて」金渡し
おばちゃん「はい五百円丁度ね」
提督(アレは絶対に欲しい!)
提督「絶対手に入る.....!」
女将「男の子って、みんな銃とかが好きなんですか?」
鳳翔「まあ、武器やヒーロー等に憧れる子は多いんでしょうね」
女将「でも、ああゆう物に夢中になる提督くんも可愛いものですね」
鳳翔「私にとっても、子供のようなものです」
提督「よしこれや、来い、ライフルよ!」引き!
おばちゃん「はい、「姫りんご飴無料券」あたりだよ」渡し
提督「.....ど、どうもです」
女将(凄く残念そうなオーラが伝わってくる)
鳳翔(子供と言うよりはお子様、ですね)
おばちゃん「もう一回やるかい?」
提督「.....いや、りんご飴貰ってくる」
おばちゃん「そうかい、また来ておくれよ」
提督「うん、来年も来るからまたライフル置いといてや、今度は絶対当てっから」
おばちゃん「それじゃ、また孫に作って貰うように頼んでおくよ」
鳳翔 女将(完全に提督(くん)が孫のような絵図らになっいますね(てる))
りんご飴
提督「ここやな、鳳翔さんと女将さんもどうです?」
女将「私は大丈夫ですよ」
鳳翔「私もです」
提督「そですか」
りんご飴屋「はいらっしゃい、何にする?」
提督「これ使えます?」無料券渡し
りんご飴屋「はいこれね」渡し
提督「あざっす」
りんご飴屋「毎度あり〜」
提督「姫りんご飴か〜、めっちゃ久々な気がする」
提督「さて食うかなっと.....ん?」
鳳翔「どうかしましたか提督」
提督「.....向こうか」走り
女将「ちょっ、提督くん」
鳳翔「行きましょうか」
女将「は、はい」
女の子「お母さ〜ん!お母さ〜ん!どこ〜」ウエ〜ン(泣)
提督「おったおった、どうしたんや?迷子か?」
女の子「.....お兄ちゃん誰?」(泣)
提督「僕か?僕はキミを誘拐しに来たんや」
女の子「ヒッ!」
提督「ウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソ!!!!!すまんすまんちょっと脅かしただけや!」
女の子「.....」ガクガクブルブル
提督「(まあそうなるわな)え〜と、僕は提t.....天城ゆうてな、ただの通りすがりや」
女の子「天城.....お兄ちゃん?」
提督「まあその呼び方でええわ、さっき声が聞こえたからな、何かな思て来てみたんや」
女の子「.....その.....お母さんと.....逸れたの」(泣)
提督「ほらほら泣きな、これやるから泣き止み」姫りんご飴
女の子「でも、これ.....お兄ちゃんの」
提督「僕はええんや、取り敢えず、お母さん探さんとな」
女の子「探してくれるの?」
提督「お母さんも心配しとるやろうからな、ほら、さっさと探しに行くで」
女の子「うん!」
提督「そういえばお母さんってどんな人や?服の色とか、どんな髪型やったとか」
女の子「えっとね、髪は長くて結んでなくて、青い浴衣を着てた!」
提督「よし!それじゃお母さんを探しにレッツゴーや」
鳳翔「なるほど、迷子の子がいましたか」
女将「鳳翔さん、私達も探しましょう」
鳳翔「そうですね、行きましょう」
10分後
提督「う〜む、マジでどこや〜」キョロキョロ
女の子「え〜っと、あ!お母さんいた!」
お母さん「雪!どこにいたの!心配したんだから!」
女の子「ごめんなさい」
提督「よかったな雪ちゃん、お母さん見つかって」
女の子「うん!」
お母さん「雪、この人は?」
女の子「あのね、このお兄ちゃんがね、一緒に探してくれたの」
お母さん「そうだったのですか、本当にありがとうございました、何とお礼を言ったらいいか」
提督「そんないいんですよ、僕が好きでやったことですし」
お母さん「本当にありがとうございました、ほら雪もお礼を言って」
女の子「天城お兄ちゃんありがとう!」
提督「おう!もう迷子になんなや」頭ワシャワシャ
女の子「ふにゃ〜〜〜」
提督(可愛い)
お母さん「では、失礼します」
女の子「ばいばいお兄ちゃん!」
提督「じゃあな〜」
提督「.....」
鳳翔「よかったですね、母親が見つかって」
提督「.....そうですね、本当に.....よかったです」
女将「提督くん?」
提督「.....母親がいるっていうのは、良いものですね.....」
鳳翔「.....提督.....」
提督「.....すみません鳳翔さん、僕は先に鎮守府に戻ります」走り
鳳翔「あ、提督!」
女将「提督くん!.....行ってしまいましたね」
鳳翔「.....提督.....まだ、気にしていたんですね.....」
女将「気にしていたんですねって、どうゆう事なんですか?鳳翔さん」
鳳翔「.....この事ばかりは、私から話す訳にはいきません」
女将「.....はあ」
女将(提督くん.....過去に何があったのかな)
帰り道
提督「.....全く、あの事を思い出すとは.....最悪や.....」
提督(ホンマ.....最悪や)
曙「何暗い顔してんのよ」
提督「.....曙か」
曙「何よ、あたしじゃ悪い?」
提督「.....いや」
曙「でもちょうど良かったわ、ちょっとこっちに来なさい」ガシッ
提督「え?なんで腕を?」
曙「いいから来なさい!」
提督「あ〜〜〜れ〜〜〜」
東屋
曙「ここよ」
提督「東屋か、なんでこんな所に?」
曙「取り敢えず座りなさいよ」
提督「お、おう」
提督(なんなや、一体)
曙「晩御飯、まだ食べてないんでしょ?」
提督「え?まあまだやけど」
曙「そう.....ここにたこ焼きがあるわ、まああたしが買って来たんだけど」
提督「.....で?」
曙「もう、鈍感ね.....ほら、口を開けなさいよ」
提督「何コレ罰ゲーム?」
提督(まさか曙がラブコメ定番の「あ〜ん♪」を繰り出すとは思えんし)
曙「大丈夫よ、冷ましてあるから」
提督「いやけどやなあ」
曙「え〜い!つべこべ言わずにさっさと食べなさい!」押し込み
提督「もがっ⁉︎」
提督(いやいやいやいや!!!いきなりは危ないし熱いs.....ってあれ?)
提督「(ゴクン)熱ないなあ、結構いい感じの温さ」
曙「冷ましてあるからって言ったじゃないの」
提督「いや、その.....」
提督(正直、曙がこんな事してくれるとは思わんかったから何や裏がある、って思っとったとは言わんほうがええな)
曙「.....意外って思ったんでしょ?あたしがこんな事するなんて」
提督「(ギクッ)い、いやそんな事は.....」
曙「いいのよ、あたしだって.....理由がなかったら、こんな事しないわよ.....」
提督「理由?」
曙「その.....なんてゆうか.....あ.....」
提督「?」
曙「あ.....ありがと.....射的で、人形.....とってくれてさ.....」
曙「それに、いつも.....酷い呼び方して.....ごめん...なさい」
提督「.....曙」
曙「あ〜もう!!!やっぱりあたしのキャラじゃないわよ〜もう!!!」/////
曙「あたしだってね、罪悪感ってもんがあるのよ!いつも酷い呼び方してるってゆう自覚もあるの!」
曙「だから!.....だから、みんながいない今ぐらいは.....お礼を言おうって、謝ろうって.....思ったのよ.....」
提督「.....」
曙「おかしかったら.....笑えば?.....」
提督「.....笑わんさ」
曙「.....どうしてよ、こんなあたしを見て.....おかしいと思わないの.....」
提督「別におかしか無いやろ、お礼をゆうのも謝んのも、普通の事やんか」
曙「.....」
提督「やけど、強いて言うなら.....嬉しかったな」
曙「...........え?」
提督「僕って、嫌われてる訳や無いんやなって思って、嬉しかったで」笑顔
曙「..........先に帰るわ、そのたこ焼き食べていいから!」走り
提督「おっおい曙.....」
曙「提督!」
提督「⁉︎」
曙「ありがとう!」振り向き笑顔
提督「..........曙.....」
曙「たこ焼き、残したら許さ無いんだから!」再び走り
提督「..........ハハ」
提督「ハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
提督「.....なんや、曙も.....あんな笑顔見せるんや.....」
提督「.....さてと、たこ焼き食って僕も帰っかなっと」
翌日から、曙の様子が少し変わったと、朧 漣 潮の間で噂になった
曙はみんながいる前では特に変わりは無いものの、提督と二人っきりになると少し違うとゆう
もちろん青葉が取材を申し込んだが罵倒を浴びせられ拒否された
提督にも取材したが「知らん」の一点張り
強行手段に出た青葉が返り討ちにあい、二時間の入渠になったのは、また別の話
[chapter8 ]
朝 1130
鎮守府正面 演習海場
天龍「そこだっ!」ブンッ!
提督「甘いで!」ギンッ!
天龍「っ!押しきる!」ググググッ!
提督「ッ⁉︎」ググググッ!
提督(長くは持たんな.....なら!)
提督「短期決戦や!」回転
天龍「しまっ!」体勢崩し
提督(背後とった!)
提督「もろたっ!」ブンッ!
龍田「は〜い、時間切れ〜」
提督「っ⁉︎」ピタっ!
天龍「チッ、時間切れか」
提督「ハア.....みたいやなぁ」
龍田「お疲れ様天龍ちゃん」
提督「龍田、勝敗の判定どうや?そして僕にはねぎらいは無し?」
龍田「ん〜、途中は押され気味だったけど〜、今回は提督の勝利かしら〜、ねぎらいは無いわよ〜」
提督「辛い」
天龍「っは〜、オレの負けか.....クソッ」納刀
提督「いやいや、天龍十分強かったで、最後のほうで押しきろうとした時は正直チョイとビビったからなあ」納刀
天龍「しっかしよー、急にどうしたんだよ、「ちょっと付き合ってくれ」なんて言い出して試合なんてよ」
提督「暇やったし、動かんと体が鈍ってまうからな」
龍田「鈍ってなくても〜、私には勝てませんけどね〜」
提督「ホンマなんで龍田には勝たれへんのやろ僕.....」
天龍「龍田相手だと全敗だったもんな」
提督「互角に戦えんのは天龍だけか?」
天龍「オレでも本気になって勝てるかどうかわからねえぞ」
提督「マジカヨ」
提督(結構最初に来た軽巡艦娘ではあるけど.....強すぎやろ)
提督「けどサンキューな二人とも、迷惑やなかったか?」
龍田「別に〜私達は大丈夫ですよ?ただ〜埋め合わせはしてくれますよね〜?」
提督「え?」
龍田「してくれますよね〜?」ニコッ
提督「(目が笑ってない.....怖え)す、するのはええけど.....何をすればええんや?」
龍田「そうね〜」
昼 1200
鎮守府外 公園
提督「.....まだかなぁ」
提督(公園で待ってて言うから待っとるけど.....埋め合わせって何をさせる気なんやろ)
龍田「お待たせしました〜」
提督「お〜来たか.....ってアレ?」
提督(天龍がおんのは知っとったけど)
提督「何故に間宮さんが?」
間宮「提督の護え.....コホン、私も買い物がありますので」
提督(今護衛って言おうとしてたな)
天龍「まあいいんじゃねえか、間宮さんと一緒でも」
提督「ええんか龍田?」
龍田「.....ええ、構いませんよ〜」
提督(最初の間はなんやったんやろ.....)
龍田「それじゃあ行きましょうか〜」
天龍「そうだな、ホラ提督も行こうぜ」グイッ
提督「おいおい引っぱんなよ」
提督(どうでもええんやけど、天龍と龍田って出かける時も頭のアレつけたまんまやねんな)
間宮「.....心配ですね」
提督「で?どこに行くんや?」
龍田「最初は、ちょっと寄る所があるので、行ってもいいかしら〜?」
天龍「オレもそこに用があるからさ」
提督「天龍もか.....ちょっと気になるし、僕も行ってええか?」
龍田「いいですけど、多分つまらないと思うわよ〜」
提督「大丈夫や多分、間宮さんはどうします?」
間宮「提督も行くのなら私も行きます」
提督「(完全に護衛やな)そうですか、じゃあ行くか龍田、で、場所何処?」
龍田「こっちよ〜」
研ぎ屋
提督「研ぎ屋.....か」
間宮「研ぎ屋.....ですね」
龍田「丁度私の薙刀を研いでもらおうと思ってたの〜」
天龍「ココの研ぎ師のおっさんがすごくいい腕でよお、よくオレのも研いでもらってんだよ」
提督「鎮守府の工廠でするもんやないんやな」
龍田「人それぞれですよ〜」
天龍「取り敢えず行こうぜ」
龍田「(ガラガラ)ごめんくださ〜い」
天龍「おっさーんいるか〜?」
研ぎ師「おう天龍に龍田か、いらっしゃい、後俺はおっさんじゃねえよ」
天龍「もう50なんだからおっさんじゃねえかよ」
研ぎ師「誰が50だ!俺はまだ48だよ!」
龍田「まあまあ、そんなに怒らないでくださいねおじ様」
研ぎ師「龍田ちゃ〜ん、おじ様も同じじゃねえかよ」
天龍「なんで龍田には甘いんだよ!」
研ぎ師「うるせえ!」
提督(.....天龍はともかく、龍田相手にこんな会話ができるとは.....この人スゲえな)
研ぎ師「ん、そこの二人は知り合いか?」
提督「ああすみません、僕は」
龍田「ただの変な提督よ〜」
提督「そうです、わだすが変なおじs、やんねえよ⁉︎」
研ぎ師「お〜!志村けn」
提督「はいストップーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
研ぎ師「冗談だ冗談」
提督「いろんな人達に怒られるので勘弁してください」
研ぎ師「で、あんたらは提督に間宮さんだろ?話は聞いてるよ」
提督「ちなみにどんな風に聞いてます?」
研ぎ師「子供とお母さんの一人」
提督「龍田、間宮さんはともかく僕が子供って酷くね?」
天龍「え?提督って子供だろ?」
提督「子供じゃねえ!」
龍田「お子様よね〜」
提督「暁でもねえ!」
間宮「私から見ればまだ子供です」
提督「お母さん⁉︎」
研ぎ師「まあまあ落ち着け少年よ」
提督「少年.....は大丈夫か.....うん」
龍田「それより〜、いつものお願いできるかしら〜」渡し
研ぎ師「おう、明日にでも取りに来てくれ」受け取り
天龍「オレのも頼むぜ」
研ぎ師「百年後に取りに来な」
提督「長ッ!!!」
天龍「んなに待てるかよ!!!」
研ぎ師「冗談だ、明日取りに来い」
提督「冗談多いですね」
研ぎ師「こういう性格だからな」
提督(意味がわからん)
龍田「さ〜て、行きましょうか〜」抱きandグイッ
提督「ちょ、龍田⁉︎」
龍田「うふふふ♪どこに行こうかしら〜」
提督「決めて無いんかよ!」
間宮「.....天龍さん」
天龍「.....なんだ」
間宮「.....龍田さん.....あんな気さく性格でしたか?」
天龍「.....オレの知ってる龍田はあんな性格じゃねえ」
間宮「.....」
天龍「.....行こうぜ」
間宮「.....はい」
映画館
提督「映画?」
龍田「そうよ〜、前売り券持ってたの思い出したの〜」
天龍「で、何の映画なんだ?」
龍田「それは観るまでお楽しみよ〜」
間宮「あら?何でしょうあの列は」
天龍「本当だ、何なんだ」
龍田「あれじゃないかしら〜?」
映画 コープスパーティーアンリミデット版 サイン会
龍田「関連商品を購入した人が並べるみたいね〜」
天龍「女性が多いな」
間宮「そういえば、提督はあの作品が好きではありませんでしたか.....あら?」
龍田「提督〜?」
間宮「どこに行ったんでしょう、まさか.....迷子⁉︎」
龍田(お母さんね〜)
天龍「いや提督ならあそこにいるぜ」指差し
提督「パンフレットひとつとDVD付きアルバムひとつと「BLOOD DRIVE」ひとつお願いします」
店員「はい、7820円になります、こちら映画特典のポスターを入れておきますね」
提督「スゲ〜!こんなん付いてんねんや!」
龍田「.....」
間宮「.....」
天龍「間宮さんが列を見つけた瞬間に売店へ走っていってたぞ」
間宮(そういえば、前にこの原作の漫画を読んでいたと扶桑さんが言っていたんでした)
龍田(オタクね〜)
提督「ふう、満足♪」
天龍「お、戻って来た」
提督「天龍、パンフレット以外のこれ持っといて」渡し
天龍「お、おう」受け取り
龍田「行っちゃうの〜?」
提督「行っちゃうの」キリッ
間宮「映画はどうするんですか?」
提督「先に入ってて下さい、では!」ダッシュ
天龍「.....行っちまったな」
龍田「そうね〜」
間宮「時間は大丈夫なんですか?」
龍田「大丈夫ですよ〜」
数分後
提督「いや〜、満足♪」
龍田「おかえりなさ〜い」
天龍「どうだったんだよ」
提督「めっさよかった!祁答院先生おったし山田監督もおったし!喜多さんにJUNさんに穂之花ちゃんもおってさ!すっげー豪華!」
間宮「穂之花ちゃん?」
提督「コープスパーティーのキャラの「サチコ」役の人でですね!「サチコ」は小学生の霊なんですけど、めっちゃ可愛かったんですよ!」
龍田「ロリコ〜ン」
提督「ロリコンじゃねぇ!」
提督(目覚めそうになったけど!)
間宮「目覚めそうになった、ですか?」
提督「ハハハ、ソンナワケナイジャナイデスカー」棒読み
提督(バレとる⁉︎)
天龍「提督」
提督「なんや?」
天龍「駆逐艦のガキには手ェ出すなよ」
提督「出すわけないやろ」
提督(たまに襲われそうにはなるけど)
間宮「あら、提督は前に如月ちゃんに襲わr」
提督「わー‼︎わー‼︎わー‼︎」
提督(前に甘味処で如月に襲われかけたん忘れとったーー!)
天龍「? どうしたんだよ提督」
提督「な、なんでもないで!」
間宮「如月ちゃんに」
提督「わー‼︎わー‼︎わー‼︎」
間宮(かわいい)
提督(間宮さんってこんなキャラやったっけ!?)
龍田「提督〜、そろそろ始まりますよ〜」
提督「(助かった!)じゃあ行くか!で、どこの部屋?」
龍田「1番よ〜」
提督「じゃあ先に行ってっから!」ダッシュ
天龍 間宮(逃げられた(ちゃいました))
一時間後
提督「いや〜、おもろかった!」
龍田「意外とおもしろかったわね〜」
間宮「そうですね、提督が好きな「コープスパーティー」、怖かったですけどおもしろかったです」
提督「しかもアンリミテッド版ですからね」
天龍「.....」
提督「ん、どうしたんや?天龍」
龍田「あら〜天龍ちゃ〜ん、もしかして〜、怖かったの〜?」
天龍「べ、べべべべべべべべべ別に怖くねえし!」
提督「フフフ、怖いか?」
天龍「怖くねえつってんだろ!!」
提督「あ!後ろにサチコが!」
天龍「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ダッシュ!
提督「めっさビビっとる(笑)」
間宮「提督、後ろ.....」
提督「はい?」振り返り
龍田「提督〜、覚悟はいいかしら〜?(笑顔)」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督「逃げる!」ダッシュ!
龍田「逃がしませんよ〜♪」ダッシュ
シーーーーーーーーーーン
間宮「.....」
間宮「追いますか」走り
数分後
桟橋
提督「ゼーッ、ゼーッ、つ、疲れた〜」
提督(龍田を撒いたんはええけど、はぐれてもうたな)
提督「さてっと、どうすっかねぇこれから」
天龍「あれ?提督じゃねえか」
提督「あ、天龍か」
天龍「丁度良かった、龍田どこにいるか知らねえか?」
提督「知らん」
天龍「なんでだよ、龍田と探しに来たんじゃねえのか?」
提督「僕も龍田から逃げてきたんや、察しろ」
天龍「なるほど.....じゃあどうするんだよオレも龍田も携帯持ってねえぞ」
提督「多分間宮さんも持っとらんやろうからなあ、どうすっかな〜」(悩)
<はーい皆様ご注目〜ここがドラマの撮影が行われた橋です
提督「ん?何や?」
天龍「アレじゃねえか」
水上バスガイド(女) 以降ガイド「こちらの橋は二年前のドラマ、「君を愛す」の撮影に使われた橋です」
お客「へ〜」
提督「ふ〜ん、ここドラマの撮影場所やったんや」
天龍「二年前だけどな」
提督「つかそんなドラマあったっけ?」
ガイド「このドラマを知らない人は多いと思います、何故なら、実はこのドラマは一回で打ち切りになり、以降再放送もしていないんです、名作なのに残念です」
お客「見た事ないな〜」
提督「一回で打ち切りて.....どんなドラマやねん.....」
天龍「駄作だったんじゃねえか?」
ガイド「やっぱりBL物はダメなんでしょうか、続編を期待していた私にとっては残念な事です」
お客「.....」
天龍「そりゃ打ち切りになるわ」
提督「駄作ってレベルやなかったな」
ガイド「まあ気を取り直して、あ!橋のに人がいますよ、手を振ってみましょう!オ〜イ!ヤッホ〜イ!」ブンブン!
お客(ヤッホ〜イって(笑))
天龍「.....どうする?」
提督「とりあえず振っとくか」フリフリ
ガイド「お〜!お優しい!私は今日で3年目のお仕事ですが、初めて振ってくれる人がいました!」
お客(優しいなあの人)
提督「めっちゃはしゃいどんな」
天龍「そうだな」
提督「つか三年目でやっとって.....」
提督(ん?あのガイドさん、ちょい足下危なくないか?)
ガイド「いや〜、意外と嬉しいものですね〜.....っとっとととととと」足縺れ
お客「あ」(察し)
ガイド「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」バッシャーーーーーン!
お客「ガイドさーーーーーーーーーーーーーーーん!」
ガイド「た、助けっ!!私っ!泳げなっ!!!ブクブクブクブク」沈み
天龍「おいおい!落ちたぞアイツ!」
提督(やっぱしこうなったか、しゃあない)
提督「天龍!」
天龍「あん⁉︎」
提督「艤装装備した後に水上バス曳航して!僕はガイドさんやる!」飛び降り
天龍「おい!提督!」
提督「艤装展開!鎮守府提督潜水艦装備!潜んで!」バシャンッ!
天龍「チッ!天龍、出撃するぜ!」
お客「提督?天龍?もしかして艦娘⁉︎」
天龍「落ちたガイドはこっちで何とかする!アンタらは心配しないでくれ!」
提督「(ブクブクブクブク)プハッ!天龍、ガイドさんは無事や!」
ガイド「ゴホッゴホッ!.....へ?へ⁉︎私助かってる⁉︎あら、イケメン!」
提督「.....ご覧の通りや」
天龍「.....助けなくても良かったんじゃねえか?」
提督「そう言うな、ほら、さっさと上がれそうな所探すで」
数分後
ガイド「本当にありがとうございました」ペコリ
提督「いえいえ、無事で良かったですよ」
天龍「人騒がせだったけどな」
ガイド「う、ごめんなさい〜」ショボン
提督「ま、何もなかったんやから良かったやんか」
天龍「そうだな」
ガイド「あの〜、提督さん」
提督「はい?」
ガイド「あの、その.....この後よかったら.....お詫びも兼ねてお茶でも.....」
?「松本!」
ガイド「ヒッ⁉︎先輩!」
先輩「お前船の上から落ちたんだって⁉︎しかも海軍の提督に助けられた⁉︎」
ガイド「いやそのですね先輩、これには訳が.....」
先輩「言い訳するな!」
ガイド「ごめんなさい〜!」
提督(さすが、厳しいな〜)
先輩「提督殿、この度は本当にご迷惑をお掛けしました、申し訳ございません!」深々
提督「いえ、いいんですよ、とにかく無事で良かったです」
先輩「そう言ってもらえて幸いです、では私達はこれで!」ペコリ
ガイド「あのお茶を」
先輩「お前は帰って説教だ!」
ガイド「い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜や〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」ズルズルズルズルズルズルズル
天龍「.....大丈夫か、アイツ」
提督「おもろい人やし、大丈夫やろ」
天龍「そうゆう問題か?」
提督「まあええやん...か.....ヘックシ!」
提督「う〜、寒っ」ブルブル
天龍「あ、そういやびしょ濡れだったな」
提督「僕も忘れとった.....ヘックシ!」
天龍「たくっ、仕方ねえなあ.....提督、ちょっとコッチ来な」
提督「ん?」
天龍「さっきバスの運転手からタオル貰ったんだ、頭拭いてやっからコッチ来な」
提督「おいおい、僕子供ちゃうで?自分で拭けるって」
天龍「.........................ろ」
提督「なんて?」
天龍「いいから拭かせろ!」ファサァ
提督「わぷ⁉︎」
提督(前見えん!)
天龍「ほら動くな、拭きにくいだろ」わしゃわしゃ
提督「む〜」
提督(天龍までも子供扱いかよ.....でも)
提督「人に拭いてもらうの.....結構.....ええかも」ふにゃ〜
天龍「自分で言うのもなんだけどよ、結構うまいんだぜオレ」わしゃわしゃ
提督「駆逐艦のみんなの入渠上がりの時に拭いったってるんやったっけ、納得や」
天龍「フフフ、怖いか?」わしゃわしゃ
提督「別の意味で怖えな」
天龍「よし、終わったぞ」
提督「おう、サンキュ」
天龍「.....なあ.....提督よお」
提督「ん?」
天龍「一度聞いてみたかったんだけどよお」
天龍「提督は.....オレの事、どう思ってんだよ」
提督「どうしたんや急に」
天龍「.....いいから答えろよ」
提督「どうって言われても、頼りになる仲間や思うてるで、うちの第三艦隊旗艦やし、戦闘面やっt」
天龍「.....ちげえよ」
提督「え?」
天龍「出撃とか遠征とか、艦娘としてのオレじゃねえ」
提督「.....天龍?」
天龍「.....人として、人間面に対してどう思ってるかって聞いてんだよ」
提督「あぁそうゆう事か、艦娘抜きとして考えても良い友達や思うてるで、いろいろ正直に話せるし本気で向き合えるし、こう言うのも恥ずいけど.....家族みたいに思っとる」
天龍「.....」
提督「つうかこんな事いきなり聞いてどうしたんや天龍、お前らしくもないで?」
天龍「.....いや、こう聞いたらどう返すかと思ってな、案の定恥ずかしい答えだったな(笑)」
提督「みんなには言うなよ?」
天龍「さ〜てどうすっかな〜」ニヤニヤ
提督「マジで言うなよ!?マジで!」
天龍「う〜ん、間宮さんとこのアイス食ったら忘れるかもな〜」チラッ チラッ
提督「クッ.....わかった、今度奢る」
天龍「それだけか?」
提督「餡蜜も付ける!」
天龍「よしのった!」
提督「足下見やがってチクショウ!」
天龍「ハッハッハ..........提督、先に帰っててくんねえか?」
提督「何や買うもんでもあるんか?」
天龍「そんなとこだ」
提督「やったら僕も荷物持ちくらいやったら手伝うで?」
天龍「ランジェリーショップに一緒に入る気か?」
提督「先帰っとくわ」
天龍「最初からそう言え」
提督「んじゃ、気いつけて帰って来いや〜」歩き
天龍「おう」
天龍「..........行ったか」
天龍(友達.....家族.....か)
回想
二年前 南方海域
天龍『クソッ!遠征の帰りを狙われるたあ最悪だ!』
天龍(しかも正規空母のflagship、まともにやり合っても勝ち目は無え)
雷『天龍さん!もう弾薬が持たないわ!魚雷も1回分しかない!』
響『こっちもだよ』
暁『れ、レディーはこんな状況でもちゃんとやれるんだから!』小破
天龍『電!お前は大丈夫か!?』
電『だ、大丈夫.....なのです!』小破
天龍(嘘だな、電はこの艦隊の中では一番練度高い、それ故に一番動いていた.....オレとした事が、フォローもされちまったしな.....)
天龍(多分.....いや、確実に今の電は中破ギリギリの小破、疲労もかなり溜まってるはず.....こうなったら)
天龍『響、他の三人と一緒に全速力で逃げろ、オレが殿(しんがり)をつとめる』
響『Абсурдный(無茶だ)、危険過ぎるよ』
雷『そうよ!援軍も要請したんだから、このまま逃げましょう⁉︎』
天龍『それじゃあオレたち全員海の藻屑だ!全員殺られるより一人の犠牲の方がマシだろうが!』
暁『でも!』
天龍『電!』
電『はい!』
天龍『三人を連れて行け!鎮守府最古参のお前ならどっちが正しいかわかるはずだ!』
電『.....』
天龍『電!!』
電『いや.....なのです』
天龍『あん?』
電『嫌なのです!!電は.....電は誰も死なせたくないのです!!』
天龍『バカか!!今はそんなこと言ってる場合じゃn』
雷『天龍さん!背後!』
重巡リ級flagship『オイツイタ』
天龍『ッ⁉︎しまっ!』
リ級f『オワリダ、キエロ』
?『させへんで!!!』
リ級f『⁉︎』
?『オッラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』殴り!!!
リ級f『グハッ!!!?』
?『沈めえええええええええええええええ!!!!!!』殴り!!!
リ級f『グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』撃沈
天龍『なっ⁉︎』
雷『司令官⁉︎』
提督『すまん!待たしたな!』
天龍『何で提督が⁉︎』
提督『何でって、援軍に決まってるやろ』
天龍『援軍って、提督一人か!?』
提督『いや?僕以外にm』
ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!!!!!
暁『! 空母の艦載機が!』
電『対空射撃を!』
ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロ! バァン! バァン!ババァン!!!
天龍『艦載機が、爆発.....』
響『Случайно(もしかして)』
無線『Hey!テートク!三式弾命中確認、艦載機一掃したネー!』
無線『敵空母にも射撃、小破に追い込みました!司令の一撃で中破にできます!』
提督『サンキュー!一気に殺る!』
天龍『提督、オレも行くぜ!』
提督『いや、天龍はみんなとおって、残りは僕と』
龍田『私が出るわ〜』
天龍『龍田⁉︎お前も来てたのかよ!』
提督『僕が連れて来たんや、まあほっといても来たやろうけどな』
天龍『龍田.....』
龍田『そうゆう事、.....本当に.....心配したんだから』小声
提督『話は後や、今は.....』
龍田『うふふふ♪ 天龍ちゃんを虐める、死にたい船は何処かしら〜?』殺気
提督『ただ、沈めるだけや!!!!』
数十分後
提督『そこそこ強かったな、護衛しながらやからやりずらかったけど』
霧島『司令は前に出過ぎです、援護射撃がやり辛かったです』
龍田『ホント、接近戦はまだまだね〜』
霧島『龍田さん、あなたもですよ』
龍田『あは♪ ごめんなさ〜い』
霧島『もう.....』
金剛『マーマー霧島、みんな無事だったんだかラ、良かったデース!』
比叡『はい!良かったです!』
霧島『お姉様が.....そうゆうのなら.....』
提督『ほらほら、みんな言うてるやんか』
霧島『司令はもっと反省して下さい!』
提督『すいません!』
榛名(う〜、話に入れません)
提督『でもホンマ、無事で良かったで』チラッ
龍田『天龍ちゃん、何処かやられてない?燃料は大丈夫?もしかしたら電探に異常が.....』
天龍『大丈夫だって、オレがこの程度でやられっかよ』
提督『ホンマに良かったで、ホンマに』
鎮守府 執務室
天龍『(ガチャ)提督』
提督『おう天龍、入渠終わったんか?』
天龍『あぁ、幸い、小破ギリギリの損傷しかなかったからな』
提督『そりゃ良かった』
天龍『.....』
提督『? どうしたんや?』
天龍『.....提督よぉ、あの援軍.....金剛さん達以外、提督と龍田の出撃は提督の独断だろ』
提督『.....何のことや?』
天龍『とぼけんな、どう考えてもそうだろ』
提督『だから何のことやって言っt』
天龍『提督がついた時、金剛さん達はかなり離れた場所から三式弾を撃ってた、いや.....そこから撃つしかなかった、そうでないと間に合わなかったらだ』
提督『.....』
天龍『それってよぉ、提督と龍田が金剛さん達よりも早くに出撃してた事になるだろう』
提督『.....』
天龍『ましてや金剛さんは高速戦艦、高速戦艦の装備をしてた提督はともかく、龍田ぐらいの速力だったらすぐに追いつく.....相当距離の差がない限り』
提督『..........ったく、こうゆう時だけは勘がええなぁ』
天龍『.....何で』
提督『ん?』
天龍『何で.....こんな事するんだよ、金剛さん達が間に合わなかったら提督はどうするつもりだったんだよ』
提督『龍田に天龍達の護衛に着いてもらって僕が深海棲艦を叩くつもりやった』
天龍『相手はflagshipだったんだぞ、倒せると思ったのかよ』
提督『無理やろうな、せいぜい足止めが出来るか出来んかぐらいやったと思う』
天龍『.....命.....惜しくないのかよ』
提督『まだわからんのか?僕がそこまでしてあんな事した理由が』
天龍『.....わっかんねえよ』
提督『天龍、あん時お前、響と電ちゃんに自分を置いて逃げるように指示したみたいやなぁ』
天龍『.....あぁ』
提督『そん時こう言ったみたいやな、「全員殺られるより一人の犠牲の方がマシだ」って』
天龍『.....』
提督『.....それや』
天龍『.....は?』
提督『全員殺られるより一人の犠牲の方がマシ、僕もそん時はそう思ってあの行動に出た』
提督『後一個、理由があるとすれば.....』
天龍『なんだよ』
提督『.....嫌やったからや』
天龍『.....何が』
提督『.....誰か.....誰か一人でもおらん鎮守府が嫌やった』
天龍『.....』
提督『誰か一人でもおらんようなったら寂しいし.....辛いんや、一人おらんだけで鎮守府は.....広く感じてまう』
天龍『.....それは、提督がいなくなっても同じじゃねえのか』
提督『僕はおらんようなっても次の提督がおるやろ、艤装装備出来る提督はおらんやろうけどな、僕の代わり.....提督の代わりやったら.....なんぼでもおる』
天龍『.....っは、提督、お前ってアホだな』
提督『?どうゆう事y』
天龍『っ!』殴り
提督『ガハッ⁉︎.....痛ってぇ、何するんや天ry』
天龍『.....』抱き
提督『⁉︎ 天龍、何を.....』
天龍『.....提督の代わりなんて.....いる訳ねえだろ』ギュッ
提督『.....』
天龍『誰か一人でもいなくなって、寂しいのは、辛いのはオレだって同じなんだよ.....』
提督『.....』
天龍『ましてや提督がいなくなったら、金剛さんはどうする、榛名さんはどうする、電や夕立はどうする、何より.....』
天龍『オレは.....どうすりゃいいんだよ』
提督『.....天龍』
天龍『オレは龍田にも.....駆逐艦のガキにも.....鎮守府の全員にも.....』
天龍『お前にも.....ずっと.....居て欲しいんだよ』
提督『.....』
天龍『.....だから、もう二度とあんな無茶な真似はするな、いいな?』
提督『.....わかった』
天龍『わかりゃ良い』離し
提督『.....天龍、今日いったいどうしたんy』
天龍『じゃあオレもう寝っから!おやすみ!』ガチャ バタン!
提督『.....何や、いつもの天龍と様子違ってたな』
提督『.....痛てて』
軽巡寮 天龍自室
天龍『.....』
天龍『まだ.....ドキドキしてやがる』
天龍(今日提督に助けられた時からずっと.....いや、さっき提督を抱いた時の方がずっとドキドキしてる)
天龍(胸が痛え、はちきれそうだ)
天龍(何なんだよ.....これ.....)
天龍(あの時はわかんなかったけど、今ようやくわかった)
天龍(オレ、提督のことが.....好きだったんだな)
天龍(胸の痛みも初恋のせいだった訳か.....けど)
天龍「気づかねえ方が.....良かったのかもな」
天龍(提督はオレを.....一人の女としては見てない)
天龍「ハハハ、オレって.....バカだなあ」
天龍「本当に.....うぐっ.....」
天龍「おかしいな.....前が.....全然.....見え.....ね.....」
天龍「うぅ、うああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」号泣
夕方 1930
鎮守府 提督自室前
提督「もう夕方か、帰ったら間宮さん帰っとったし、僕の荷物は部屋に運んでくれてるみたいやし、早速今井さんの新曲聴くかなっと♪」ガチャ
龍田「お帰りなさ〜い」
提督「すみません間違えました」バタン
提督「落ち着け、落ち着け僕、ここは僕の部屋のはずや」
提督「.....一応確認っと、うん「提督」って書いてるし、間違いなく僕の部屋やな」ガチャ
龍田「あら〜、どうしたのかしら〜?」
提督「.....」
提督(龍田が僕の部屋におる+昼の出来事+逃走の後=天国へGO)
提督(よし、逃げよう)回れ右
龍田「このCDがどうなっても良いのかしら〜?」
提督「やめろ!今井さんの新曲!!」
龍田「あは♪ だったら〜、こっちにいらっしゃ〜い」
提督「.....はい」
龍田「で〜、何で私がここにいるのか、わかるかしら〜?」
提督「.....怒ってるから」
龍田「それは何で〜?」
提督「.....えっと、映画館で天龍を驚かした事が原因.....かな」
龍田「他には〜?」
提督「.....殺気を感じて逃げ出した事.....かな」
龍田「他には〜?」
提督「.....」
龍田「無いかしら〜?」
提督「.....思いつかないです.....はい」
龍田「そうなの〜」
提督「覚悟は出来てる、一思いに殺って」
提督(はあ、せめて今井さんの新曲聴いて最期を迎えたかったな)
龍田「あら〜.....提督〜、少し勘違いをしていませんか〜?」
提督(え?)
提督「もしかして、怒ってn」
龍田「もちろん怒ってるわよ〜」
提督「ですよねー」
龍田「でも、ちょ〜っと怒りづらいのよね〜」
提督「.....どうゆう事や?」
龍田「聞いたわよ〜、(水上バス)ガイドさんを助けたんですって〜?」
提督「え?誰に?」
龍田「ガイドさんとその先輩が〜、お礼と謝罪に来ていたわよ〜」
提督「マジかよ」
龍田「マジよ〜」
提督「で、それと何の関係が?」
龍田「本当なら、帰ってきた瞬間に細切れにして〜、お魚のエサにしようと思ってたんだけど〜、天龍ちゃんと一緒に人助けしたんじゃ、殺り辛いのよね〜」
提督(ガイドさん助けて良かったーーーーーーーーーーーー!!!)
龍田「だ〜か〜ら〜、ちょっとしたお仕置きにしようかなって思ったの〜」
提督「なんかされる事に変わりは無しかよ.....」
龍田「あたりまえでしょ〜」ガシッ
提督「え?何故に腕を掴む?」
龍田「い・い・か・ら!」腕グイッ
提督「ぬおっ⁉︎」
龍田「えいっ♪」足払い
提督「でぇぇぇぇ⁉︎」ボフッ
龍田「は〜い、膝枕完成」
提督「普通にやってくんね⁉︎」
龍田「普通にやったらお仕置きにならないでしょ〜」
提督「そうやけど!」
提督(つか足払いの時結構高く宙に浮いたぞ!)
龍田「つべこべ言わないで〜、耳かきするわよ〜」
提督「.....はい?」
提督(僕の耳、おかしくなってもうたかな?)
提督「すまん龍田、もっかい言うてくれへん?」
龍田「耳がおかしくなりましたか〜?耳かきをするって言ったんですよ〜」
提督「..........龍田よ、ちょっとええか?」
龍田「何かしら〜」
提督「僕の知る限り、耳かきがお仕置きの部類に入る、何て事は聞いた事が無いけど」
龍田「そうね〜、私も聞いた事が無いわ〜」
提督「むしろ褒美の部類に入るんじゃね?」
龍田「でも〜、耳かきを耳の中に入れるのよ〜」
提督「耳かきやからな」
龍田「つまり〜、耳かきをする側の人は〜、いつでも相手の鼓膜を破る事も出来るって事よね〜」
提督「ワーオ、耳かきが恐怖の行為に早変わり」
龍田「うふふ♪ このまま右から逝くわよ〜」カリカリッ
提督「漢字違くね?」
龍田「気にし無いで〜」
カリカリッ
コリコリッ
提督(オォ、結構取れてんのが凄いわかる)
龍田「溜まってるのね〜、ちゃ・ん・と、出してあげますね〜」
提督(微妙にエロい)
ゾゾッ、ゾゾッ ガサガサ、カリリッ
提督(やば、気持ち良すぎて.....眠く.....)
龍田「させません」頰つねり
提督「いへへへへへへ、はふは、いはいいはい」 訳 イテテテテテテ、龍田、イタイイタイ
龍田「仮にもお仕置きなんだから〜、寝させないわよ〜」
提督「う〜」
コリッ、コッ、コココッ
パリッ
ススーッ
龍田「は〜い、右は終わりよ〜」
提督「あ、終わったか」
提督(ちょっと名残惜しいな)
龍田「ふ〜〜〜〜〜」耳吹き
提督「⁉︎」ビクッ!
龍田「あは♪ ビクッってなって、おもしろいわね〜」
提督「終わったんちゃうんかよ!」
龍田「不・意・打・ち、引っかかたわね〜」
提督「酷え」
提督「とりあえず起きよ」起き
龍田「ダ〜メ」抑え
提督「わぷっ!」れない
龍田「右耳をやったんだから〜、今度は左よ〜」
提督「やったら普通に止めい」
龍田「じゃ〜あ〜、そのまま頭を動かして〜」
提督「む〜」クルッ
提督(ぬお、龍田の腹が目の前に.....)
龍田「先に言っておくけど〜、故意に匂いを嗅いだら〜、川に連れて行ってあげるからね〜♪」
提督「りょ、了解.....」
提督(多分、渡り賃六文のあの川やろうな.....石の山を積み続けんのはごめんや)
龍田「むしろずっと息を止めて欲しいわね〜」
提督「死ぬわ!」
龍田「は〜い、じっとしててね〜」カリカリカリッ
提督「誰のせいやと.....」
カリカリッ
ゴソゴソ
提督(とはいえ)
モフモフモフッ
フワフワフワッ
フワッ
提督(マジで龍田上手すぎりゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ)トロン
龍田(うふふ♪ 墜ちてるわね〜)
カリカリカリッ
ズズズッ
ゾフッ!
提督「わふっ⁉︎」ビクンッ
モフモフモフッ
フワフワフワッ フワッ
提督「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
龍田「うふふ♪」
ゴシュッ、ゴシュッ
モフッ、モフッ
フワフワッ
龍田(てこずるわね〜)
モフモフッ
フワッ、フワワッ
モフッモフッモフッ
フワッ
龍田「提督、覚えてるかしら〜?」
提督「にゃにが〜」 訳 何が〜
カリカリカリッ カリカリカリッ
龍田「二年前、天龍ちゃん達が遠征帰りに奇襲を受けた日よ〜」
提督「あ〜」
回想
二年前 鎮守府
大淀『大変です提督!南方海域にて遠征中の第三艦隊より入電、深海棲艦の奇襲を受けたようです!』
提督『奇襲⁉︎ 敵の編成は⁉︎』
大淀『戦艦ル級1、空母ヲ級1、重巡リ級2、駆逐ハ級2、いずれもflagshipです!』
提督『まずいな.....長門や大和やとまず間に合わんし.....』
大淀『ええ、ここは高速艦隊で出撃するのが妥当かと』
提督(高速艦隊.....確かにその編成で行くのが一番ええ、やけど.....)
提督『金剛と霧島はおるけど、榛名と比叡が今演習の帰りや.....』
大淀『演習の艦隊が帰投するまで約二十分ほどです』
提督『ちょいかかるか.....うし、榛名と連絡を取ってみる、二人なら少しでも早く戻れるはずや』
大淀『私は入渠の準備と金剛さん達に連絡をしてきます』ガチャ
提督『頼むで』
大淀『あ、提督!』
提督『なんや?』
大淀『くれぐれも、一人で出撃はしないで下さいね!』バタン
提督『.....』
提督『さてと、連絡とるか』
軽巡寮 廊下
無線『わかりました、比叡お姉様を連れて戻ります!』
提督『すまんな、無理さすかもしれんけど、なるべく早く頼む!』
無線『はい!それと提督、一人での出撃だけはしないで下さい!私達の準備が整うまでお待ち下さいね!』
提督『.....わかった、そっちも頼むで!』無線切り
提督『っと、ここやな』コンコン!
?『は〜い、誰かしら〜』ガチャ
提督『龍田、ちょいと来てくれへんか?』
龍田『あら〜、何かしら〜?』
提督『遠征中の第三艦隊が襲撃を受けた』
龍田『⁉︎ 本当なの⁉︎ 天龍ちゃんは⁉︎』
提督『今んとこ無事みたいやけど、時間の問題やろうな』
龍田『援軍は⁉︎ 援軍は出撃しないの⁉︎』
提督『高速艦隊で出てもらうつもりやけど.....今榛名と比叡が演習帰りや、十分な準備を整えて出撃するまでにはまだまだかかる』
龍田『そんな.....』
提督『落ち込んでる暇ないで、さっさと準備し』
龍田『.....どうゆう事』
提督『僕と龍田で臨時艦隊を組んで出撃する、早う準備し』
龍田『.....助けられるの?.....天龍ちゃんを.....』
提督『助けられる助けられへんやない』
龍田『.....』
提督『絶対、助けるんや』
龍田『わかったわ、すぐに準備するから.....先に行っててちょうだい.....』
提督『了解、出撃ブースにおるから、早よきいや!』走り
龍田『.....天龍ちゃん..........』へたり込み
龍田『天龍ちゃん..........ぅぅ』ポロポロ
龍田『.....ぅぅ.....』ポロポロ
龍田『死んじゃ..........イヤぁ.....』ポロポロ
出撃ブース
提督(念のために応急修理要員を二人分、艤装は高速戦艦装備、武器は雨刀 村雨と41cm連装砲、ヲ級がおるみたいやから三式弾も持ってった方がええか)
龍田『.....提督』
提督『おう、龍t.....』
提督(龍田.....目に見えるほど袖が湿ってる.....相当泣いたみたいやな)
龍田『.....早く行きましょう.....天龍ちゃん..........助けないと..........』
提督『.....龍田、出撃するなら.....ある意味覚悟が必要や』
龍田『.....』
提督『僕は高速戦艦装備で出撃する、確実に龍田よりは速い』
龍田『.....』
提督『けど、天龍のあの性格じゃ.....追いついたとしても.....天龍はもう.....』
龍田『.....生きてる』
提督『.....龍t』
龍田『天龍ちゃんは生きてる!!!絶対生きてる!!!死ぬはずなんてない!!!』
提督『.....』
龍田『ハァ...ハァ...生きてる.....天龍ちゃんは.....』ポロポロ
提督『.....聞きたかったで、その言葉』
龍田『ぅ...ぅ.....』泣
提督『.....龍田』抱き
龍田『.....提督』
提督『酷いこと言うてすまんかった、天龍は死んでない.....僕もそう信じてる』
龍田『.....』
提督『仮にヤバい状況でも.....僕が助ける、命に変えてもな』
龍田『.....提督.....そろそろ.....』
提督『ああ、すまん』離れ
龍田『.....少し落ち着いたわ』
提督『よかった、そんじゃ』
龍田『行きましょう』
アナウンス『出撃準備完了、第五臨時艦隊、出撃どうぞ』
提督『第五臨時艦隊、鎮守府提督、高速戦艦装備、出るで!』
龍田『出撃します。死にたい船はどこかしら〜』
第三艦隊救出後
鎮守府 執務室前
龍田『.....』
龍田(お礼は、言わないといけないね〜)
天龍『じゃあオレもう寝っから!おやすみ!』ガチャ バタン!
龍田『あら?天龍ちゃん』
天龍『おう龍田、悪りいけどオレもう寝るわ、じゃ!』走り
龍田『あ.....行っちゃった.....』
龍田(どうしたのかしら、天龍ちゃん)
龍田『(コンコンコン)提督、ちょっといいかしら〜?』
提督 ドア越し『龍田か、どうぞ』
龍田『失礼しま.....どうしたのかしらその顔』ガチャ
提督『ちょいと天龍に叱られた』
龍田『そう、まあどうでもいいわ〜』
提督『チョットは心配してくれよ』
龍田『い〜や♪』
提督『酷え』
龍田『で〜も〜、感謝はしないとね〜』
提督『?』
龍田『ありがとう、天龍ちゃんを助けてくれて』
提督『ああそのことか、気にせんといて、誰であろうと僕は助けに行く.....そう決めとるから』
提督『.........................もう、あん時みたいになるのはゴメンやからな.....』
龍田『あの時? なんの事かしら〜』
提督『.....龍田の知らん話さ、気にせんでええで』
龍田『そう.....提督、私.....』
提督『ん?』
龍田『.....やっぱりいいわ〜』
提督『何なん、気になるやんか』
龍田『ふふふ♪ 時期が来たら教えてあげるわね〜』
龍田「あの時、私が言いかけた言葉、言う時が来たわ〜」
提督「.....」
龍田「私.....提督のことが好き」
提督「.....」
龍田「私を抱きしめてくれた時、とっても心が落ち着いたの、同時にすごくドキドキしてた」
龍田「天龍ちゃんにも.....こんな事言えない.....私の.....素直な気持ち.....」
龍田「受け取ってもらえるかしら、提督」
提督「.....」
龍田「.....提督?」
提督「.....zzZ」
龍田「.....寝ちゃったのね〜」
龍田(告白、聞いてなかったのね〜)
龍田(でも、これで良かったかもしれないわね〜、)
龍田「もっと、ちゃんと告白は言いたいしね〜」
龍田(で〜も〜)
ガリッ
提督「んぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!?」
ガッ ガッ ガッ ガリリッ
提督「龍田ストッブ!マジでイギャイイイイイイイイイイイイ!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
提督「チョ!?耳の中とは思えん音聞こえんねんけど!?」
ガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッ!!!!
提督「ジーーーーーーーゴーーーーーーーグーーーーーーーダーーーーーーー!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
龍田「ふう、は〜い、耳拷問終了よ〜」
提督「ホンマに拷問や」シクシク
龍田「それじゃあ〜、私は戻るわね〜」ガチャ バタン
提督「.....痛い」( ; ; )
軽巡寮 龍田自室
龍田「.....はあ、今日はもう寝ようかしら〜」
天龍「(ガチャ).....龍田」
龍田「あら〜天龍ちゃん、どうしたの〜」
天龍「.....もう、寝るのか?」
龍田「そのつもりだけど〜」
天龍「.....今日、龍田の部屋で寝かせてくれ」
龍田「あら〜♪ 今日は甘えたいの〜」
天龍「.....泣きたい気分なんだよ.....今日は」
龍田「.....そう.....いいわ、もう寝ましょ〜う」
天龍「.....すまねえ」
龍田「いいのよ〜」
龍田(今日は.....私も泣きたい気分だしね〜)
その夜、軽巡寮では、二人のすすり泣く音だけが静かに響いていた
[chapter9 ]
朝 1000
執務室
提督「祭りやろう!」
扶桑「祭りですか?」
提督「うん、秋祭り! 鎮守府主催でさあ、いろいろしようや〜!」
扶桑「良いとは思いますが、予算の方は.....」
提督「大本営に掛け合うさ、それに、近所の人らも祭り好きやろうし」
扶桑「場所はどうするのですか?」
提督「鎮守府を開放してさ、場所指定して夜店を出す、立ち入り禁止場所もしっかり決めてな」
提督「とゆうかもう計画通りに殆ど進んどるし、これ計画書」渡し
扶桑「.....すでにここまで考えているとは、抜かりがありませんね」
提督「僕こうゆう時は本気やから」
扶桑「(ペラ.....ペラ.....).....? 提督、この「ステージ」とゆうのは?」
提督「まあそこは後々のお楽しみって事で」
扶桑「はあ.....」
一ヶ月後
鎮守府 祭会場
<よーし、上げるぞー!
<配置はこんな感じでいこうか
<大道具は向こうに置いといて〜!
提督「お〜やっとるやっとる」
暁「本当にやっちゃうのね」
響「大掛かりだね、これは」
提督「ステージやからな、当日にはのど自慢大会とか開く予定やし」
響「艦娘が歌うのかい?」
提督「一般人も共用や、今募集かけとるし」
暁「ステージって聞いたら、那珂ちゃんが黙ってないと思うけど」
提督「もちろんのこと那珂ちゃんにも出て貰うさ、司会者として」
響「司会者なら、霧島さんも適役だと思うよ」
提督「ダブル司会者か、やっぱ那珂ちゃんは実況でもしてもらおうかな」
暁「実況することあるの?」
提督「.....無いな、コメンテーターかダブル司会者かどっちか決めとかなな」
響(那珂ちゃんなら絶対)
暁(司会者でもセンターを狙いそうね)
提督「そうや、夜店の方はどうや?」
響「間宮さんや鳳翔さんが張り切っているよ、大鯨さんもね」
暁「北上さんや大井さんも張り切っていたわ」
提督「間宮さんは小さめの甘味処、鳳翔さんは焼き鳥屋、大鯨はりんご飴ならぬクジラ飴、雷巡コンビは金魚雷すくいやっけか、つかなんやクジラ飴て」
響「クジラの形をした飴だよ、飴細工のような物らしい」
提督「器用やな大鯨」
暁「金魚雷すくいは気にならないの?」
提督「あぁ、北上から説明は受けてるからなぁ、金魚にちっこい魚雷付けただけって」
暁「.....そう」ムスッ
提督「?」
響(説明したかったんだね、暁)
提督「あ、そうやもうそろそろかな〜」
響「何がだい」
提督「ステージの事で募集かけとる言うたやろ、その中には高校の演劇部の人もおってな、その顧問の先生が来る予定やねんけど.....おうきたきた」
顧問(以降 橘)「どうも提督殿、初めまして、顧問の橘です」
提督「どうもご丁寧に、提督です」
橘「この度はどうもありがとうございます、うちの部員も張り切っています」
提督「確か、ボカロ曲のダンスをするんですよねぇ、僕もボカロ好きなんで楽しみですよ」
橘「お恥ずかしい話、私は最近の事には疎くて、生徒に着いて行けなくて困っています、ハハハ」
提督「仕方がありませんよ、若者ですから」(笑)
響「司令官も十分若者だと思うよ、少なくとも」
提督「暁よりは上やぞ?」
暁「どうゆう意味よ」
提督「え? 暁お子様やろ?」
暁「お子様言うな!」
響「無駄だよ暁、司令官は考えを曲げない」
暁「そこは曲げて欲しいんだけど⁉︎」
提督「提督は、路線変更しないんだから!」
暁「那珂ちゃんはいいわよ!」
橘「仲が良いですね」
提督「まあ命預けてる仲間ですからね、これぐらい当然ですよ」
響「ほう.....司令官も極たまには良いことを言うね」
提督「極は余計や極は」
暁「たまには否定しないのね.....」
提督「今からが楽しみやなぁ、秋祭り」
秋祭り当日 夕方1700
鎮守府 祭会場
提督「こうゆう時に文章って本当に便利」
大鯨「はい?」
提督「いや、なんでもない」
大鯨「?」
提督「つか大鯨、店の方はええんか?」
大鯨「今は休憩中ですので」
提督「そうか、取り敢えず見廻り行くか」
大鯨「はい、行きましょう」
提督(ついでに遊びまくるけどな)
大鯨(多分、遊びまくるんでしょうね)
?「ちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと待った〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
提督「げ、この声は.....」
女将「京ちゃん! 何で私を誘ってくれなかったんですか⁉︎」
提督「いや〜.....忙しいかな〜と思いまして.....」目そらし
女将「ちゃんと目を見てください」目追い
提督「ははは.....」目そらし
女将「もう!」顔ガシッ!
提督「何故つかむ⁉︎」
女将「年上の言うことは聞くものです」
提督「その前に僕の話し聞いて⁉︎」
大鯨「京ちゃん?」
提督「あぁ、まあ夏祭りの後いろいろあってな」
女将「詳しくは番外編を見てください」
提督「メタ発言禁止」
女将「はい」
提督「とにかく行きますか(遊びに)」
大鯨「行きましょう(見廻りに)」
女将(同じ行くなのに全然違うように聞こえるのはなんでだろう)
射的屋
提督「やっぱ射的やな」
女将(絶対行くと思った)
大鯨「店番をしているのは、あきつ丸さんとまるゆちゃんですね」
提督「陸艦コンビか、まるゆは大鯨のとこかと思ったけど、結局行かんかってんな」
大鯨「はい、あきつ丸さんが手伝って欲しいと言っていましたので」
提督「まるゆが飴細工なんてやろうものならエライことになりそうやしな」
大鯨「そ、そんなこと無いですよ?」
女将「そんなに.....えっと.....ドジッ娘なんですか?」
提督「あ〜、ドジってゆうわけじゃ無いんですよ、むしろ失敗せず丁寧ですよ.....ただ」
女将「ただ?」
提督「スピードさえ追いついていれば」
女将「あ〜」察し
提督「そうゆうことです」
大鯨「あ、お客さんがいますよ」
提督「ホンマや、ってあれ.....」
浦風「ほい、またゲットじゃね、次は?」
浜風「じゃあ、アレで」指差し
浦風「ほい」ポンッ
あきつ丸「お〜、またあたりであります」
まるゆ「景品です」渡し
浜風「全部当てて落とすとは、凄いものね」
浦風「ウチ射的は得意じゃけぇ、そげん凄いことやないよ」
提督「いや充分凄いと思うで?」
浦風「おぉ、提督さんおったの」
浜風「提督、それに大鯨さんと.....そちらの方は」
女将「旅館の女将です」
提督「若干暴走するとめんどいあの女将さん」
浦風「あ〜」引き
浜風「あの女将さん.....ですか」後ずさり
女将「京ちゃん? 私の事をどんな風に言っていたんですか?」
提督「Let it go」
女将「oh」
浜風「ありのまま」
浦風「じゃのう」
女将「で、でも、誰に対してもじゃないですよ? 京ちゃんだけですよ」
提督「それはそれで面倒いです」
女将「そんな〜」
提督「そんで、あきつ丸、一回なんぼ?」
あきつ丸「艦娘以外は五発で二百円であります」
女将「艦娘以外は?」
提督「艦娘は無料で遊べたり、食べ物を買う事が出来るんですよ、艦娘の夜店限定ですけど」
浦風「しかも、艦娘が稼いだお金は全額ボランティア団体に寄付するっちゅう話やし、意外としっかりしちょるんよ」
浜風「お金の事を気にしすぎて、艦娘の夜店にばかり行く人がいなければいいんですが」
浦風「さっきまで艦娘の夜店にばっかり行って、両手一杯の食い物をほうばちょったのは誰じゃ?」
浜風「知りません」目そらし
浦風「ダイエットしなきゃいけないって言うちょったのにあんたは」
提督「大丈夫やろ、浜風の栄養分は腹に行く前におっぱいッダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!浜風!!!痛いから足を踏むのヤメテーーーーーーーーーー!!!」
浦風「自業自得じゃよ」
大鯨「そうですよ提督、女の子の.....その.....お、お、お、お/////」
まるゆ「(さわさわ).....無い」ペタン
あきつ丸「あるのも考えようであります」ボン
提督「イテェ.....と、こんな事してる場合やなかった」
大鯨「そうですよ、早く見廻りに」
提督「二百円やったな」金渡し
あきつ丸「毎度あり、であります」
大鯨「.....見廻りに」
提督「浦風射的うまいんやってな、勝負しようや勝負」
浦風「ええよ、ウチ負けへんから」
提督「じゃあ負けたらバツゲームな」
浦風「ええよ、打ち負かしちゃる」
大鯨「見廻り」
浜風「浦風と提督、どちらが上なのかは興味があります」
大鯨「見廻」
女将「京ちゃんファイト〜!」
大鯨「.....」
あきつ丸「.....大鯨殿」
大鯨「.....はい」
あきつ丸「提督殿が終わるまでどうぞであります」渡し
大鯨「.....ありがとうございます」シクシク
提督「よっしゃああああああああ!」
浦風「おどりゃああああああああ!」
数分後
提督「負けた」チ〜ン
浦風「ウチに勝とうなんて、三分早いわ」
提督「意外とすぐやなおい」
浦風「さて、バツゲームは」
提督「バツゲーム? 何それおいしいの?」
浜風「提督、現実逃避はいけません」
提督「畜生!まさか負けるとは!」
浦風「ふっふっふ、さ〜てナニをしちゃろうかね〜」
提督「ヤベッ」ダッシュ!
女将「ダメです!」ガシッ
提督「NO」逃走失敗
女将「京ちゃんがナニを.....エヘヘ」ニヤニヤ
浜風「.....」
浦風「.....提督さん、この人」
提督「うん、多分末期」
浦風「まあええわ、ほれ、早よ選んで」
提督「?」
浦風「射的の景品、どれがいい?ウチが取っちゃるけん」
提督「バツゲームそれ?」
浦風「提督さん、ウチに頼み事した事無いやろ、だから今日は無理にでも聞いちゃろう思うてね」
提督「僕そんなに頼み事してへん?」
浜風「はい、一人で背負いがちですね」
提督「そうやっけ?」
浦風「兎にも角にも、今日くらいはウチに頼み事しい、それがバツゲームじゃ」
提督(一人で背負いがち.....ねぇ)
提督「じゃあ、あの特別って書いてる小っこいやつで」
浦風「うりゃ」ポンッ
あきつ丸「当たりであります」
提督「艦娘スゲェ」
浦風「ふふん、ウチを舐めたらいかんよ?」
浜風「それで、特別の景品は何なんですか?」
あきつ丸「これであります」
秋雲作 成人向け同人誌 浦風、浜風物
浦風「 」
浜風「 」
あきつ丸(声にならない叫び声になっているであります)
女将「 」
まるゆ(女将さんまで.....)
提督「ありがとう浦風、それじゃあこれは貰っていk」
浦風「待ちんさい」ガシッ
浜風「待ってください」ガシッ
女将「.....」ガシッ
提督「.....浦風、浜風、二人の気持ちは聞かずともわかる、この同人誌を渡せ.....やろ?」
浦風「話が早うて助かるわ」
浜風「同じくです」
提督「女将さんはなんで掴んでるのかは分からんけど.....まぁええわ」
提督「あきつ丸、これ返却」
あきつ丸「はいでありまs」
提督「と見せかけて逃げる!」ダッシュ!
浦風 浜風 女将「「「あっ!」」」
提督「さらばや三人とも!こいつは貰ってくで!」
浦風「待ちんさいコラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(怒)」ダッシュ!
浜風「逃がしません!(怒)」ダッシュ!
女将「京ちゃん待て〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」ダッシュ!
あきつ丸「.....行ってしまったであります」
まるゆ「ですね」
あきつ丸「大鯨殿、提督殿が行ってしまったでありますが」
大鯨「このっ、このっ、も〜!全然当たりません!」夢中
まるゆ「.....あきつ丸さん」
あきつ丸「.....そっとしたほうがいいと思うであります」
まるゆ「そうですね」
数分後
提督「ゼーッゼーッ、な...なんとか逃げ切った.....」
提督「せっかく(偶然にも)手に入れたお宝や、何としても守り抜く」キリッ
提督「ってなわけで、見廻り行くかねっと」歩き
金魚雷すくい
北上「大井っち〜、ポイが無くなりそうだから持ってきて〜」
大井「は〜い」
女の子「おねえちゃん、一回やらせてくださ〜い」金渡し
北上「ホイホ〜イ、はいこれね」ポイ渡し
提督「意外と好評みたいやなぁ、金魚雷」
北上「おっ提督じゃん、見廻り?」
提督「まあな」
大井「とか言いながら、自分も遊んでるんじゃないですか?」
提督「何故ばれた」
大井「なんとなく分かります」
北上「大井っち提督の事よく見てるもんね〜」
大井「っちょ、違っ///」
提督「多分僕が北上と話してる時にいつ魚雷撃ったろうかって狙ってんねんやろ」
大井「.....」ゲシッ
提督「痛ッ!なにすんねん!」
大井「フンッ」プイッ
北上(素直じゃないな〜大井っちwww)
?「あ、提督さん」
提督「おう、名取か」
提督(名取の浴衣.....イイ! そのまま持って帰りたい!)
名取「見廻りですか?」
提督「うん、見廻りand逃走中や」
名取「?」
提督「お、名取金魚雷やったんや」
名取「はい、北上さんがおまけしてくれました」
北上「十回以上やって一匹もすくえなかったからね〜」
提督「せめて一匹はすくおうや名取」
名取「だ、だって難しいんですよ」
北上「まあ難しいよね〜、魚雷付いてるもんね〜」
提督「つうかなんで魚雷を.....ん?」
提督(名取の持ってる金魚.....なんか違和感が.....)
名取「どうかしましたか?」
提督「名取、ちょっとその金魚見せてくれへんか?」
名取「? はい」渡し
提督「サンキュ」
提督(う〜ん、金魚に魚雷が付いてる以外はただの金魚.....っておい)
提督「なあ、北上よ」
北上「何かね、提督よ」
提督「僕の目に狂いが無ければ、この黒い金魚.....駆逐ロ級にしか見えんのやが」
北上「あ〜」
提督「あ〜、じゃねぇ!!!何で深海棲艦がおんねん!」
大井「提督、少し静かにしてください、集中して北上さんを見つめられないじゃないですか」
提督「お前は仕事せい!」
名取「て、提督さん落ち着いてください〜」オロオロ
北上「そうだよ提督、ちょっと落ち着こ?」
提督「誰のせいでこうなったと.....」
北上「いいじゃんロ級がいても、それにどうせ後で明石の所に持って行くんだからさ〜」
提督「明石の所にか.....ならええか..........ええんか?」
大井「北上さんが言うんだからいいんです」
北上「それにロ級がいたのはソレだけだし大丈夫でしょ」
提督「そうか、じゃあ名取、すまんけど祭りが終わったら明石の所に持って行ってくれんか?」
名取「わかりました」
提督「すまんな」
?「あ、司令だ〜」
提督「ん」
名取「時津風ちゃん」
時津風「お、名取さんもいたんだ〜」
提督「時津風か、どうや、祭り楽しんどる?」
時津風「うんうん、すっごく楽しいよ〜!」笑顔
提督(祭りやって良かった)ガッツ!
提督「つか時津風、雪風と一緒ちゃうんか?」
時津風「雪風はお店の手伝い中、時津風は休憩時間だから」
提督「そうか」
時津風「司令やらないの? 金魚雷」
提督「そうやな.....チョットやってくか、北上一回なんぼや?」
北上「三百円だよ〜」
提督「意外と普通の値段やな、そんじゃこれで」金渡し
北上「まいどあり〜」ポイ渡し
時津風「時津風もやる〜」
北上「ホイホ〜イ」ポイ渡し
提督「よし時津風」
時津風「いざ尋常に」
提督 時津風「「勝負!!」」
大井「何でそうなるのよ.....」呆れ
北上「やっぱ駆逐艦うざいわ〜」
名取「が、がんばれ〜」ゴニョゴニョ
数分後
提督 三匹 時津風 五匹
提督「負けた.....」ガクッ
時津風「やった〜♪ 司令に勝った〜♪」
北上「提督本気でやって負けるなんて.....プフwww」
提督「うるせぇ!(泣)」
大井「うわっ.....引く」
提督「( ; ; )」
時津風「司令泣いてるの?」
提督「泣いてねえし」ゴシゴシ
名取(提督さんの泣き顔.....チョット可愛い///)
時津風「じゃあバツゲームわ〜」
提督「バツゲーム? 何それ、食べられるの?」
北上「現実逃避、ダメ、絶対」
大井「北上さんステキです!」
提督「薬物じゃねえよ」
北上「こかいんベイベー?」
時津風「父親は誰なのかな」
提督「あぎり結構好きやってんけどな〜」
名取(は、話について行けないよ〜)オロオロ
提督「んじゃ、見廻りの続きでも.....」
時津風「え? バツゲームは?」
提督「保留でよろしく!」ダッシュ!
大井「あ、逃げた」
時津風「司令速〜い」
名取「あの、こかいんベイベーってn」
大井「知らない方が良いわ」
名取「あ、はい」
ステージ
霧島「以上、町内会長による演歌でした、町内会長さんありがとうございました」
霧島「お次はこの方です、那珂ちゃん紹介お願いします」
那珂「は〜い♪ 次はこの方で〜す」
提督「霧島と那珂ちゃんもなんとかやってるみたいやな、特にトラブルも無さそうやし、大丈夫やろ」
?「天城お兄ちゃ〜ん!」タタタタタタッ
提督「ん?」
?「えい!」むぎゅ
提督「んおっと」よろけ
?「えへへ〜、久しぶり〜」
提督「えっと、確か.....」
?「忘れちゃった?」
提督「覚えとるさ、雪ちゃんやろ?」
雪「えへへ〜、覚えててくれてた〜♪」キャッキャッ
提督(まったく、可愛いなぁもう!)
雪の母(以降雪母)「雪〜、どこに行ったの〜」
雪「お母さーん、こっち〜」
雪母「いた、もうまた迷子になったらどうする.....あら、あなたは」
提督「どうも、お久しぶりです」
雪母「夏祭りの時の、その節は雪がお世話になりました」ぺこり
提督「いえいえ、あの時は見つかって良かったです」
雪「天城お兄ちゃん、お兄ちゃんも一緒に見よ〜」
提督「おう、じゃあもうちょっと前の方に行くか」
雪「やった〜」
雪母「雪、 この人が迷惑でしょ」
提督「いいんですよお母さん、ちょうど僕もステージ見とこうと思ってたとこですから」
雪母「何から何まですみません」
提督「いえいえ、じゃあ行こうか」
雪「うん!」
数分後
霧島「では、少し休憩を挟みます、その間にお手洗いなどを済ませてきてください」
那珂「時間は二、三十分だよ♪ その間は待っててね〜、キャハ♪」
雪「みんな歌うま〜い!」
提督「そうやな〜」
雪「お母さん、雪も歌いたい!」
雪母「ダメよ、雪は選ばれてないんだから」
雪「え〜」
提督「次の祭りの時に歌えば?」
雪「う〜」
提督「さてと、休憩時間の間僕らは.....?」
雪「? 天城お兄ちゃん?」
提督「.....すまん雪ちゃん、ちょっと行ってくるわ」立ち
雪「え? どこ行くの?」
提督「ちょっと用事にな」
雪「じゃあ雪も行く」
提督「雪ちゃんはここにおって、な?」頭ワシャワシャ
雪「ん〜、わかった」
提督「すぐ戻って来るから」歩き
提督(今チラッと裏が見えたんやけど、なんや慌ただしい感じやったな)
提督(.....な〜んかやな予感すんな)
舞台裏
橘「どうするんだ!もうすぐ出番が来るぞ!」
女子部員「どうするって言われても.....」
提督「どうかしましたか? 橘先生」
橘「あ〜これはこれは提督殿、実は.....」
霧島「ステージに出るはずだった男子部員が、極度の緊張で倒れてしまったんです」
提督「マジかよ、男子部員は?」
霧島「鎮守府の医務室に運ばれました、今は明石さんが着いています」
提督「そうか.....で、揉めてたってことはもしかして」
橘「他に出られる部員が居ないんです、練習していたのは二人だけでして.....」
提督「借りに他の部員がいたとしても何の練習もしていない.....ですか?」
橘「そうゆうことです.....」
提督(嫌な予感的中かよ.....)
霧島「司令、もうすぐ三十分経ちます.....もう、諦めるしかないかと」
女子部員「そんな.....せっかく今まで練習して来たのに.....」
提督(.....しゃあない)
提督「霧島、プログラムの内容変更できるか?」
霧島「順番を変えるのですか? 少しなら可能ですけど.....」
提督「五分もあれば充分や、部員さんすいませんけど名前は」
女子部員(以降 芽衣子)「芽衣子、咲坂芽衣子です」
提督「咲坂さん、曲は何をやる予定だったんですか?」
芽衣子「番凩です、ボカロ曲の」
提督「よし、橘先生、すいませんけど衣装の準備をして下さい」
橘「わ、わかりました」
霧島「どうするつもりですか、司令」
提督「説明は後でする、取り敢えず連れてくるから待っとって!」ダッシュ!
霧島「あっ、司令!」
橘「提督殿!どこへ行くんですか!?」
提督「代役呼んできます!咲坂さんも直ぐに出れる準備はしといて下さいね!」
芽衣子「は、はい!」
霧島(司令、何を考えているのかしら.....)
数分後
提督「代役連れて来た」
加賀「提督、そろそろ話してくれませんか? 私が呼ばれた理由を」
霧島「加賀さん?」
橘「この人が代役.....ですか?」
芽衣子(む、胸おっきい.....)
提督「いえいえ、咲坂さんの相方の代役じゃ無いですよ」
霧島「では誰が」
提督「加賀、今は何も言わずにステージで歌ってきて」
加賀「何故ですか?」
提督「加賀の歌が聴きたいから」
加賀「戻っていいかしら」
提督「間宮さんの扶桑パフェ」
加賀「.....もう一声」
提督「鳳翔さんの店一日中貸し切り!」
加賀「交渉成立です」
提督「おかげで僕の財布は轟沈やけどな」( ; ; )
加賀「曲目は」
提督「加賀に任せる」
加賀「わかりました、準備します」
提督「頼んだ」
橘「.....あのぉ、提督殿? これはどうゆう.....」
提督「霧島、咲坂さんの前に加賀を出す、その後はふつう通りに進めて」
霧島「.....司令、まさかとは思いますが」
提督「感の良え霧島やったらもうわかっとるやろ」
霧島「.....相変わらず無茶をしますね」
提督「無謀や無いだけましや」
那珂「霧島さ〜ん、そろそろ時間で〜す」
提督「行ってき、心配せんでも上手くやるさ」
霧島「.....わかりました、失敗はしないでくださいね」走り
提督「うしっと、じゃあこっちもそろそろ始めますか」
芽衣子「あっ、あの.....提督さん」
提督「はい?」
芽衣子「あの.....話が全然見えないんですけど.....」
提督「後で説明しますので、咲坂さん.....頼みがあります」
芽衣子「は、はい」
数分後
加賀「百万石の誇りよ 加賀岬」♪
加賀「.....ありがとうございました」礼
那珂「ハ〜イ!加賀さんありがとうございました〜☆」
霧島「以上、一航戦正規空母、加賀さんの加賀岬でした」
雪「あのお姉ちゃんもじょうず〜!」
雪母「そうね、お母さんもちょっと羨ましいな〜」
霧島「続きまして、神奈月学園 演劇部による、番凩です」
那珂「ここでまさかのボカロ曲、十代の人必見だよ〜! キャハ☆」
雪「あそこの学校だ」
雪母「雪ももしかしたらあの学校に入るかもね」
雪「あ、 天城お兄ちゃんだ!」
雪母「え?」
提督「.....」
提督(うわ〜、こっからの眺めヤバイな.....そら倒れもするで)
芽衣子(え〜っと、なんでこうなっちゃったんだっけ.....)
数分前
提督「頼みがあります」
芽衣子「は、はい」
提督「振り付けを軽くでいいので教えてくれませんか?」
芽衣子「.........................................................................................................え?」
橘「提督殿、どうゆうことですか?」
提督「僕が咲坂さんの相方の代役を務めます」
芽衣子「え⁉︎」
橘「本気ですか提督殿!」
提督「本気じゃなかったらこんな事言いませんて」
橘「無理です!たった五分程度で覚えて実践しようなんて.....」
提督「咲坂さん、教えてくれますね?」
芽衣子「でも.....」
提督「.....僕、せっかくの祭りで誰かが残念な思いをするのが嫌なんですよ」
橘「.....」
芽衣子「.....」
提督「相方の人は倒れてしまったけど、まだ咲坂さんがいますし.....諦めるのは早いと思いますよ」
芽衣子「..............................ます」
橘「咲坂?」
芽衣子「代役.....よろしくお願いします!」
提督「はい!」
現在
芽衣子(あの時は勢いに呑まれてついお願いしちゃったけど.....)
芽衣子(すっごく不安になってきた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(大汗))
芽衣子「..........お腹痛い」小声
提督「大丈夫ですか?」小声
芽衣子「だ、だいひょうひゅでしゅ」小声
提督(思っきし噛んどる)
〜♪
芽衣子(イントロ流れた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!)
芽衣子(え〜いもうどうにでもなれ!!!)
芽衣子「かわいた木枯らし「そよそよと 」」♪
提督「かわいた木の葉は「ひらひらと 」」♪
芽衣子「相見える日を「待ちながら」」♪
芽衣子 提督「「刻を数え歩く」」♪
芽衣子(あれ? 意外といけてる.....あれ? もしかしたら.....このままいける⁉︎)
橘(咲坂.....いい調子だ)
芽衣子「焼けた故郷に 別れを告げて 」♪
芽衣子「木の葉の手に引かれ 走り去る 」♪
芽衣子「未だ見ぬ未来への 不安など 」♪
芽衣子「感じる暇など ありもせず」♪
芽衣子(キターーーーーーーー!!!!!ここからが勝負の所、失敗できない!)
提督「かわいた木の葉は「ひらひらと 」」♪
芽衣子「かわいた木枯らし「そよそよと 」」♪
提督「繋いだ手と手を 「離さずに 」」♪
提督 芽衣子「「刻を数え歩く」」♪
提督「普くヒトの命 背負い」♪
提督 芽衣子「「その小さき手で 何を紡ぐ」 」♪
提督 芽衣子「「ほんの微かな 綻びに 」」♪
提督 芽衣子「「死ぬるこの世で」」♪
提督「信ずる道を ただひたすらに 」♪
提督「歩むお前の 支えとならん 」♪
提督「紅の剣を 携えて 」♪
提督「この身 木の葉と 吹かれて行こう」♪
芽衣子(よしよし!ここまでは順調.....次が)
提督(ラストスパートや!)
芽衣子「戦ぐ風となりて 数多の癒しとなり 」♪
芽衣子「生きとし生ける この世の者への 追い風とならん」♪
芽衣子 提督「「紅、黄金に 彩られ 揺れる 樹々たち 横切りながら 」」♪
芽衣子 提督「「枯れ葉 共に 道連れに翔け抜ける 木の葉とつがゐこがらし」」♪
芽衣子「擦れさざめく 木の葉と共に 」♪
提督「翔ける 一陣の風と共に 」♪
芽衣子 提督「「留まる事なく 直走る 」」♪
芽衣子 提督「「かわいた唄と つがゐこがらし」」♪
提督「ふぅ」小声
芽衣子「ありがとうございました!」礼
霧島「以上、神奈月学園演劇部と、鎮守府提督による番凩でした」
那珂「二人ともありがと〜う☆ 提督もお疲れ様〜☆」
ステージ 全演目終了後
橘「本当にありがとうございました!」ぺこり
提督「イヤイヤ、お礼を言うのはこっちの方ですよ、代役として出させて貰えて嬉しかったです、ありがとうございました」ぺこり
橘「いえいえいえいえ!!!頭をお上げください こちらこそうちの部員が急に倒れてしまい申し訳ないくらいです!」
提督「それは仕方ありませんよ、実際ステージからの眺めすごいですから、倒れもしますよ」
橘「そう言ってもらえてよかったです」
雪「天城お兄ちゃ〜〜ん!」
提督「おう、雪ちゃん」
雪「天城お兄ちゃんすっごくかっこよかった!」
提督「そうか.....ちょっと照れるな///」
女将「えぇ本当に」
浦風「かっこよかとよ?」
浜風「意外でしたけど」
提督「イヤイヤ、そんなに言われるとマジで..............................」
提督(あ、三人から逃げてるの忘れとった)
女将「ところで京ちゃん」
浦風「ウチらに渡す物が」
浜風「ありませんか?」
提督「.....ちょっと待ってて、雪ちゃん」
雪「なに?」
提督「僕は帰るわ、またいつかな」
雪「うん!」
提督「じゃあばいばい」
雪「ばいば〜い!」
提督「さて、浦風」
浦風「ん?」
提督「今日は遅いのでまた明日!」ダッシュ!!!
三人「「「待てーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」
数十分後
鎮守府 提督自室
提督「ゼェ...ゼェ...こ、ここまで来れば安心やな.....」
提督(念のために鍵は閉めとくか)カチャ
提督「さてと、今日GETしたお宝を早速読みましょうかねっと」
コンコン
提督「ん?誰やろ」
?『(コンコン)司令〜いる〜?』
提督「この声、時津風か?」
時津風『そだよ〜、入っていい〜?』
提督「ちょっと待っとって」
提督(取り敢えず本は本棚へっと.....よし)
提督「(カチャ)どうしたんや時津風」
時津風「あれ? 鍵閉めてたの?」
提督「いろいろあってな」
時津風「まあいいや、中入るね」
提督「ええで」
時津風「おじゃましま〜す」
提督「邪魔するんやったら帰って」
時津風「はいよ〜.....って帰らないよ!」
提督「新喜劇ネタ知っとったんやな」
時津風「黒潮ちゃんに聞いた〜」
提督「ナイス黒潮」
時津風「それで、用なんだけど」
提督「何や?」
時津風「バツゲーム」
提督「さよなr」
時津風「ダメ〜」ガシッ
提督「やっぱし?」
時津風「保留って言ったんだからちゃんとやっちゃうよ」
提督「オーマイガー」
時津風「フッフッフッ」
何度目かの数分後
提督「何故こうなった」
時津風「何が?」
提督「何で僕は時津風と添い寝状態になってるんや?」
時津風「司令がしてるんじゃないよ? 時津風が司令にしてるんだよ〜」
提督「あぁ.....さよけ」
時津風「聞きたい? 何で添い寝なのか」
提督「一応聞きたい」
時津風「司令ってさあ、どっちかって言うと甘えられる人でしょ?」
提督「うん」
時津風「でも最近は戦艦や空母の人には甘えるよね」
提督「たまにな」
時津風「だから、駆逐艦の時津風にも甘えて貰おうと思って添い寝にした」
提督「うん、意味がわからん」
時津風「それに添い寝なら横腹をくすぐることも出来るしね」
提督「そっちの方がバツゲームじゃね?」
時津風「甘えてくれないとくすぐっちゃうよ〜〜」ワキワキ
提督「YAMETE!!!!!」
?「(コンコン)司令官、いる? 暁だけど」
ダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
提督「ナイスタイミング!」ガチャ!!!
暁「きゃあ! びっくりした」
提督「すまん、とにかく助かった、で、何や用か?」
暁「これ、鳳翔さんが司令官にって」渡し
提督「焼き鳥か、明日の朝ごはんにでもするか」
暁「じゃあ暁は戻るわね」
提督(あ、そうや)
提督「ちょい待って暁」
暁「何?」
提督「今日は一緒に寝てくれへんか?」
暁「へ⁉︎ ちょっ、何言ってるのよ⁉︎」
提督「すまんいろいろぶっ飛んだな、実は.....」説明中
暁「つまり、時津風が何もしないように見張ってればいいの?」
提督「そう」
暁「ん〜、でも.....」
提督「頼むで暁、一人前のレディーの暁にしか頼めんねん」
暁「.....」ピクッ
暁「しょ、仕様がないわね.....わかったわよ、一緒に寝てあげる」
提督(チョロいwww)
時津風「司令〜、まだ〜?」
提督「悪り、待たせたな」
時津風「あ、暁だ〜」
暁「時津風、司令官にイタズラしちゃダメよ?」
時津風「大丈夫大丈夫、イタズラはしないけど〜」
提督「?」
時津風「と〜う!」ガバッ
提督「ぬおっ.....イテッ!」床にガン!
暁「だ、大丈夫司令官?」
提督「布団敷いてるのになんでだ〜〜〜〜」ズッキンズッキン
時津風「ゴメ〜ン司令、丁度布団の先から頭が出てたみたい」
提督「結構痛い.....」
暁「もう、暁が頭撫でてあげるから元気出して」ナデナデ
提督「すまんな、さすが一人前のレディー(笑)やな」
暁「ひとつ余計よ!」
時津風「(笑)www」
暁「時津風も笑わないでよ!」
提督「そんじゃ、電気消すか..........暁、豆電球いるか?」
暁「真っ暗でも平気よ!」
提督「さよけ」カチッ
時津風「真っ暗〜」
暁「.....」
提督「.....」
時津風「.....」
暁「司令官」
提督「ん?」
暁「こ、怖かったらつけてもいいのよ?」
提督「.....そうする」カチッカチッ
時津風(わかりやす〜い)
提督「さてと、寝るかね」
時津風「ふっふっふ」
提督「時津風、イタズラはすんなよ?」
時津風「しないよ〜しないしない」
提督「そう言いながら手をわきわきしながら近ずくの止めい」
時津風「ちぇ〜ばれてたか」
暁「もう、時津風は.....」
時津風「じゃあ〜.....これだ!」むぎゅっ
提督「ぬお」
暁「な⁉︎」
時津風「えへへ〜これならいいよね〜」むっぎゅ〜
提督「まあそれやったらええけど」
時津風「司令あったか〜い」
暁「.....」
暁「.....」むぎゅっ
提督「ん? どうしたんや暁、寒いんか?」
暁「し、司令官が寒そうだからよ」
提督「.....そうか、じゃあ温めてもらおうか」
時津風「.....司令、何もないの?」
提督「何がや?」
時津風「女の子二人に挟まれて寝てるんだよ?両手に花だよ?」
提督「それが?」
時津風「襲わないの?」
提督「ブフーーーーーーーッ!!!!!」
時津風「どうしたの?」
提督「と、時津風!それ誰に教わった⁉︎」
時津風「青葉」
提督(あんのっアホ葉がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!)
提督「.....暁」
暁「何?」
提督「今度掃除を手伝ってくれへんか?」
暁「いいけど」
提督「助かる」
時津風「それで襲うっていったいどうゆう」
提督「子供もとい駆逐艦娘は知らんでええ世界や」
時津風「?」
提督「さあもう寝るで、これでも意外とねぶそグ〜〜」zzZ
時津風「司令寝るのはっやいね〜」
暁「早すぎでしょ」
時津風「それじゃあ暁もおやすみ〜」
暁「うん、おやすみなさい」
時津風 暁「zzZ zzZ zzZ」
提督「....................寝たか」
提督「両手に花.....ねぇ」
提督(正直言うと、二人のことは娘のようにしか見てへんからなあ.....時津風に至ってはわんこやけど)
提督「.....気持ち良さそうな寝顔やな」
提督「母さんも.....こんな風に僕のことを見とったんかな..........」ポロ
提督「あれ.....?.....何や.....これ...............」ポロポロ
提督「涙が..........止まらん.........」ボロボロボロ
提督「..........うっ..........くっ....................」 ボロボロボロ
提督「..........母さん..........」涙
提督自室 玄関前
鳳翔「.....提督」
鳳翔(.....立ち直るには、まだまだ時間がかかりそうですね..........それまでは)
鳳翔「私がいつでも.....そばにいます」
翌日、提督は何も無かった様には振る舞っていたが
一部の艦娘だけは、少し無理をしていることに気付いていた
提督の過去に何があったのか、それを知るのは.....鳳翔だけ
[chapter10 ]
霜月 十二日
昼 1330
提督自室
提督「.....」ゲームプレイ中
大鯨「.....」
提督「よっしゃ、名札回収っと」
大鯨(構ってくれない.....)
提督「.....やべ、レッドヘルムに見つかった」
大鯨(.....あっ、そうだ)
提督「めっちゃ追ってくるしこいつら」
大鯨「そ〜っとそ〜っと」
提督「うわ、4体に増えたし」
大鯨「て・い・と・く!」肩ポンッ
提督「ぴゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああぁぁぁぁぁぁああああああああ!?!!!!?!」
大鯨「きゃう⁉︎ ビックリした〜」
提督「僕が一番ビビったわ!!!」ドックンドックンドックンドックンドックンドックン
大鯨「もう、提督が構ってくれないからいけないんですよ?」
提督「だからといってホラゲーやってる時に声をかけんのはやめい」
提督(あ!あゆみがレッドヘルムに殺られた.....畜生(泣))
大鯨「コープスパーティーですか?」
提督「うん、ストーリー自体は全クリしたから今は名札の回収中」
コンコン ガチャ
鈴谷「チーッス提督〜」
提督「ノックするんやったら返事待てよ」
鈴谷「いいじゃんいいじゃん、どうせ入れてくれるんだし」
提督「今はアカン言うたら?」
鈴谷「無理矢理入る」
提督「酷え」
鈴谷「あっゲームやってる〜、オタッキーなゲームでしょ〜」ニヤニヤ
提督「鈴谷が思ってる程オタクなゲームやないと思うぞ」
鈴谷「どうせ巨乳の美少女が出てきて服がはだけたりするんでしょ〜」ニヤニヤ
提督「前半はあってるけど後半の要素は無ぇよ」
大鯨「.....」ジトー
提督「大鯨、そんな目で僕を見んな」
ジリリリリリリリリリリリリリリリンッ ジリリリリリリリリリリリリリリリンッ (黒電話)
提督「電話や、誰やろ.....(ガチャ)もしもし提督です、あぁ女将さん」
鈴谷「提督、デジタルにしないのかなぁ?」
大鯨「私も一度聞いたことがあるんですけど、「いちいち変えんのめんどい」だそうです」
鈴谷「祭りとか海水浴に行くときはあんなに張り切るのにね〜」
大鯨「こだわりでしょうか」
提督「わかりました、では(ガチャ)」
鈴谷「女将さんがどうしたの?」
提督「明日旅館に来て欲しいんやとさ」
大鯨「旅館の手伝いでしょうか」
提督「わからんけど.....取り敢えず明日行ってみるか」
鈴谷「.....」
翌日
朝 0750
旅館前
鈴谷「結構大っきいね〜」
提督「ここを一人で切り盛りしてるってゆうからスゲーよなぁ」
鈴谷「今更だけど本当に鈴谷が来ても良かったの?」
提督「手伝いやとしたら人数が多い方がええやろうし、大丈夫やろ」
提督(本当の理由が女将さんの暴走抑制のためやけど、口が裂けても言わんとこ)
女将「(ガラガラ)お待たせしました」
提督「あ、女将さんおはようございまブルッファ」むせた
鈴谷「チーッス女将さ.....お〜」
女将「どうかしましたか?」
提督「いいいいいいやななななななんでもないですよ?」目そらし
女将「?」
提督(何やあれ.....何なんやあれ、女将さんが学校の制服着てんのはサラッと流せんねんけど.....)
鈴谷「女将さん、絵に描いたようなダイナマイトボディだね」
女将「は、恥ずかしいです///」
提督(何あのボン!キュ!ボン!は⁉︎ 瑞鶴と龍驤がおったら卒倒する勢いやぞあれ!)
鈴谷「あれれ? 提督〜、なんで目が泳いでるの〜www」ニヤニヤ
提督「鈴谷テメェ! 絶対わかって言っとるやろ!!」
女将「京ちゃん.....私.....京ちゃんなら、いいですよ///」
提督「何が⁉︎」
鈴谷「提督、鈴谷は向こうで待ってるからさ.....はやくイってきなよ」
提督「どこに⁉︎」
女将「京ちゃん.....はやく、きて♡」
提督「付き合ってられっか!!!」ダッシュ!
鈴谷「あ、逃げた」
女将「京ちゃん待って〜〜〜!」
登校中
提督「文化祭ですか」
女将「はい」
鈴谷「それで提督を誘ったの?」
女将「来てくれる約束をしていましたので」
提督「そういえばしとった」
女将「私に取っても最後の文化祭なので、京ちゃんに来てもらおうと思ったんです」
提督「最後ってことは」
女将「来年の三月に卒業します」
提督「やっと卒業出来るんですね」
女将「京ちゃんが宿泊してくれるようになってから金銭に余裕ができまして、出席日数が十分にたまりました」
鈴谷「そういえば女将さんって高校生だったね〜」
女将「いわゆるJKです」
提督「自分で言っちゃいますか.....」
女将「あ、着きました」
鈴谷「お〜、結構広いじゃん」
提督「そうやな.....ん?」
提督(神無月学園? なんか最近聞いたことあるような.....つうか)
提督「まだ準備中みたいですけど?」
女将「始まるまでまだ一時間はありますので」
提督「え?」
鈴谷「もしかして、女将さんがこの時間に提督を誘ったのって.....」
女将「京ちゃんと一緒に登校したかったんです」
提督「鈴谷、ケーキ屋にでも寄って帰ろうや」
鈴谷「まだ開いてないんじゃない?」
女将「待って! 帰らないで! お願いですから〜〜!」抱き
提督「わかりましたから抱きつかないでください!」
鈴谷「じゃあ時間になるまでどこかで時間潰してよっか」
提督「コンビニでも行っとくか」
鈴谷「じゃあ提督の奢りねwww」
提督「え〜」
女将「九時半頃に入場できるのでちゃんと来てくださいね?」
提督「どうしよっかな〜」
女将「来てくださいね?」涙目
提督「行きますから涙目はやめてください」
鈴谷「女将さんのクラスは?」
女将「三年一組です」
鈴谷「だってさ、提督」
提督「それじゃ、時間になったら行きますね」
女将「待ってますね〜」タッタッタッタッ
提督「取り敢えず十時くらいにまた来るか」
鈴谷「そうだね〜」ニヤニヤ
提督「.....なんやそのニヤニヤ顏は」
鈴谷「提督ってさ、大概相手が涙目になると断らないよね〜」
提督「それが?」
鈴谷「じゃあさ〜、鈴谷もあんな感じにお願いしたらなんでも言うこと聞いてくれそうだな〜って思って」ニヤニヤ
提督「アホか」
コンビニ
鈴谷「提督何買うの?」
提督「カルピスかりんごジュース」
鈴谷「おっ子様〜www」
提督「暁じゃねえし」
鈴谷「鈴谷はこれにしよっと」
提督「コーヒー飲めんねや」
鈴谷「飲めないの?」
提督「コーヒー牛乳も無理」
鈴谷「やっぱりお子様www」
提督「どうせ僕は暁と同レベルや.....」
鈴谷「拗ねないでよ〜」なでなで
提督「拗ねてねぇし!撫でんなし!」
鈴谷(楽しい)
鈴谷「じゃあ外で待ってるからさ、買っといてね〜」タタタタッ
提督「あっテメェ! ってもう行きおった」
提督「しゃあないなぁもう」
<...そこを.....なんとか...
<そうは言われましても.....
提督「なんや? 店員さんが困っとんな」
?「...あの.....後で必ず.....お支払いします...から...」
店員「申し訳ありませんが、お客様だけを特別扱いするわけにもいきませんので」
提督「どうかしましたか?」
店員「あ、すみませんお客様! すぐにあけますので」
?「...財布」
提督「ん?」
?「...財布を.....忘れて...でも...取りに戻ったら...学校.....遅れちゃう...」
提督「成る程.....なんぼです?」
店員「はい?」
提督「僕のとこの人ので全部でなんぼです?」
店員「あっはい、886円です」
提督「千円で、お釣りはいいです」
店員「あ、ありがとうございましたー」
?「...あ.....あの...」
提督「取り敢えず外行くか」扉開け
?「...まっ.....待って.....ください.....!...」
店外
提督「えっと、僕のは飲み物だけなので...残りはこれですね」渡し
?「...あ.....ありがとう.....ござい...ます...」
提督「いいんですよ、僕が好きでやったことですし」
?「...せ.....せめて.....お礼...を...」
提督「ではさいなら!」ダッシュ
?「...あっ.....行っちゃっ.....た...」
?「...優しい.....ヒト...だった...な...」ぽっ
キーン コーン カーン コーン
?「...あ.....い...急がな.....きゃ...」タッタッタッタッ
提督「.....行ったか」チラッ
提督(あの制服、女将さんと同じ制服やったな、って事は女将さんと同級生か?)
鈴谷「な〜にしてんの提督 」
提督「ん? あぁちょっとな」
鈴谷「なになに? さっきの子が気になるの?」ニヤニヤ
提督「気になるのは否定せんけど、鈴谷の思ってる事とはちゃうぞ」
鈴谷「とか言って〜本当はそうでもないんじゃないの〜?」ニヤニヤ
提督「そのニヤニヤをやめい」
鈴谷「や〜だよ」ニヤニヤ
提督「めんどいなぁもう」
提督(早く十時にならんかなぁ)
朝 1000
校門前
<いらっしゃいませ〜 たこ焼きいかがですか〜!
<昼から講堂で演劇やりま〜す
<喫茶店やってますよ〜
提督「たった三行で十時になるあたり本当に便利やな、文書って」
鈴谷「何言ってるの提督」
提督「こっちの話や、女将さんのクラスは確か.....」
鈴谷「三年一組って言ってたっけ」
提督「すぐに女将さんのとこに行ってもいいねんけど、せっかくやしちょっと廻って行くか」
鈴谷「そうだね〜」
提督「鈴谷はまずどこ行きたい?」
鈴谷「ん〜鈴谷的には〜」
チョコバナナ屋
鈴谷「ココかな」
提督「早速食いモンかよ」
鈴谷「いいじゃんいいじゃん、すいませ〜ん二本くださ〜い」
学生「二百円です」
鈴谷「提督、お金ちょ〜だい♪」
提督「へいへい」
学生「ありがとうございました〜」
鈴谷「あっちで食べよ」
提督「そうやな」
鈴谷「あむっ れろ んむ」パク
提督「つかもう食ってる.....」サッ
鈴谷「? ろうひはお、へぇほふ」訳 どうしたの、提督
提督「い、いや.....なんでも.....」
鈴谷「ふ〜ん」
提督(食い方がエロい!!! なんて事は絶対言えん.....)
鈴谷(フフッ、意識してるしてる)
鈴谷「あれ、ちょっとカタイな〜」
提督「.....」
鈴谷「あっ、チョコむけちゃった」
提督「.....」///
鈴谷「あ〜、白いのが出ちゃった」
提督「ちょ...ちょっと飲み物買ってくる!」ダッシュ!
提督(いちいち言葉がエロいんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!)
鈴谷「あっ、行っちゃった」
鈴谷(作戦一のお色気作戦失敗か〜.....もっと別の方法で責めないとムリかな)
校内三階 廊下
提督「え〜っと、一組は〜っと」
鈴谷「アレじゃない?」
提督「あっこか.....oh...」
鈴谷「どしたの?」
提督「鈴谷、なんも言わずに過ぎ去ろう、もしくは別のところに行こう」
鈴谷「え〜なんで〜?」
提督「なんでもええから頼むからマジでお願いやから鈴谷可愛いから冗談抜きやから一生のお願いやから鈴谷超カワイイから行くと結構ヤバいから相当やから宮川さんもビックリのあかんやからマ・ジ・で!!!」
鈴谷「提督すごい肺活量だね」
提督「なあ鈴谷、頼むよ、あそこだけは無理!」
<京ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!
提督「!?」
鈴谷「あ、女将さんじゃん」
提督「鈴谷!!とにかく逃げr」
女将「逃がしません!!」ガシッ
鈴谷「早っ」
提督「凄いを通り越してもう怖いよこの人」
女将「もうっ、何で逃げようとしたんですか」
提督「イヤ.....だって女将さんのクラスの店名.....」
三年一組 かわいく接客♪ ♡ニャンニャン喫茶♡
提督「あきらかにメイド喫茶じゃないですか」
女将「はい」
提督「それに女将さんが着てるのもメイド服」
女将「どうですか?」
提督「すごく似合っててなおかつかわいいです」
女将「て、照れちゃいます///」
提督「けど、たった一つ問題があるんです」
女将「な、何ですか?」
提督「それは.....」
鈴谷「メイド喫茶に入る勇気がないんでしょ?」
提督「言うなよ!!!」
鈴谷「あ、当たってたの?www」ニヤニヤ
提督「鈴谷テメェ!! わかってて言ったなぁ!!!」
女将「そんな事はいいですから早く来てください、サービスしますから♪」グイッ
提督「わかりましたからズボンを引っ張らないでください!」
女将「一名様ごあんな〜い♪」
提督「脱げる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
鈴谷「.....アレ? 鈴谷置いてけぼり?」
三年一組 メイド喫茶
学生メイド「「「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様♪」」」
鈴谷「お〜かわいい〜」
提督「.....」
提督(逃げたい、全速力で逃げ出したい)
女将「ではお嬢様に旦那様、お席ご案内します」
提督「僕だけ呼び方変わってません?」
女将「そんな事はありませんよダーリン♪」
提督「もう面倒いからツッコミません」
鈴谷「ダーリンだってwww」座り
提督「帰ったら覚えてろよこんにゃろう.....」座り
女将「ご注文はお決まりですか?」
鈴谷「鈴谷はネコちゃんパンケーキ」
提督「じゃあ僕は.....」
女将「ご注文を確認いたします♪」
提督「僕まだ何も言ってないんですけど?」
女将「ネコちゃんパンケーキがひとつと、メイドとの婚姻届がひとつでよろしかったですね♪」
提督「よろしくないんですけど!?」
女将「それでは少々お待ちください♪」タタタッ
提督「ストップ女将さん!カムバッ〜〜〜ク!!!」
鈴谷「提督本気にしすぎ(笑)」
提督「鈴谷よ、鈴谷は知らんかもしれんけど、女将さんはどんな事でもやりかねんのや」
鈴谷「でも婚姻届は冗談でしょ」
提督「やとええんやけど」
女将「お待たせしました〜♪」コトン
パンケーキand婚姻届(女将のサイン済)
鈴谷「.....提督」
提督「.....ん?」
鈴谷「.....さっきの、前言撤回するよ」
提督「.....冗談やと信じたかった」
女将「ふふっ、さすがに冗談ですよ♪」
提督「実際に持ってきておいて冗談と言いますか」
女将「もうひとつパンケーキを持ってきますから、少々お待ちください」タタタッ
提督「女将さんのテンションってしんどい」
鈴谷「見てる側としてはおもしろいけどね」
提督「タダでええから変わって」
鈴谷「見てる方が好き」
提督「畜生!」
女将「お待たせしました〜」コトッ
提督「鈴谷、毒味してみて」
女将「変な物は入れてませんよ⁉︎」
鈴谷「大丈夫、美味しいよ」モグモグ
女将「鈴谷さんも毒味しないでください」
提督「シロップたっぷりでウマいですね」平らげ
女将「京ちゃん食べるの早い」
提督「つか女将さん仕事しなくて良いんですか?」
女将「今は交代の時間ですので」
鈴谷「ごちそうさま〜」
提督「うし、帰るか」
女将「一緒に周りましょうよ〜(泣)」プルプル
提督「マジ泣きはやめてください」
鈴谷「とりあえず出ない?」
提督「そうやな、女将さんは着替えないんですか?」
女将「私は大丈夫です」
鈴谷「榛名さん?」
提督「じゃあ代金払ってきますね」
廊下
鈴谷「それで、どこに行くの提督」
提督「僕は昼の演劇がチョット気になるからそれ見てみたいけど」
女将「演劇までは時間がありますから、漫研の所に行ってみませんか?」
提督「ココって漫研あるんですか?」
女将「はい、私の友達が部長でして」
提督「女将さん友達いたんですね」
女将「京ちゃん酷いです」
鈴谷「提督は友達いるの?」
提督「そりゃおるさ」
鈴谷「艦娘以外では?」
提督「女将さんとか...」
鈴谷「とか?」
提督「..........シクシク(泣)」
鈴谷「ごめん、鈴谷が悪かったよ」
女将(友達なんだ...私)ショボン
漫研部室
女将「ここが漫研です」
提督「オリジナルマンガの販売ですか、四コマが多いですね」
鈴谷「ジャンルもバトル物だったり、ギャグ物だったりいろいろあるよ」
提督「お、ペンネームもちゃっかり決めて描いてるやん」
鈴谷「そういえば女将さんの友達は?」
女将「え〜っと、いましたっ、ち〜ちゃ〜ん」
?「柊さん、ちーちゃんはやめてくださいと言ったはずです」
女将「京ちゃん、この子が部長の千尋ちゃんこと、ちーちゃんです」
千尋「人の話を...まぁいいです、部長の小山千尋です」
女将「コト豆ってゆうペンネームで描いてるんですよ」
提督「.....⁉︎」ピクッ
鈴谷「艦娘重巡の鈴谷でっす、よろしくね〜ち〜ちゃん」
千尋「あの...できればちーちゃんは」
提督「小山さん」
千尋「はい」
提督「いえ、コト豆先生」
鈴谷「先生?」
提督「サインください‼︎」
千尋「へぁ⁉︎」
鈴谷「いきなりどうしたの提督」
提督「コト豆先生っていえば、同人誌「お姉ちゃん」シリーズの作者でな、めっさファンやねん!!」
女将「お姉ちゃんシリーズ?」
千尋「私が描いている同人誌です、小遣い稼ぎに出版したものが一部のファンに好評でして、ちょくちょく描いているんです」
提督「前回の「のじゃロリお姉ちゃん」最高でした!!」
千尋「ありがとうございます、サインはこれでいいですか?」渡し
提督「ヨッシャアッ!!!コト豆先生の生サインゲットォォォォォォォォォォォォォ!!!」
女将(京ちゃんすごく喜んでる)
鈴谷(チョットキモい)
提督「次回作も楽しみにしています‼︎」
千尋「ありがとうございます」
提督「ふう、チョットテンション上がったし次行くか」
鈴谷「そだね〜」
女将「それじゃあ、ちーちゃんまたね〜」
千尋「だからちーちゃんはやめてください」
廊下
提督「いや〜まさかコト豆先生に会えるとは思わんかった」
鈴谷「提督すごいテンションだったね〜」
女将「同人誌が好きなんですか?」
提督「秋祭りの少し前に古本屋で見つけて買ったんですけど、そこからハマりましたね」
鈴谷「あ〜浦風達に追いかけられてたアレ」
提督「なぜか女将さんにも追っかけられたんやけど、なんでだったんですか女将さん」
女将「エッチな物は許しませんっ」
鈴谷「オカンだ」
提督「オカンや」
女将「京ちゃんのお母さんならいつでも大歓迎です」
提督「.....今、何て?」
女将「京ちゃんのお母さんならいつでも大歓g」
提督「っ‼︎」グイッ!
女将「ふぇ⁉︎」
鈴谷「ちょっ提督⁉︎」
提督「女将さん、いくら女将さんでも軽い気持ちで母さんを名乗るのは許しませんよ...!」
女将「きょ...京ちゃん?」
鈴谷「提督、やめなよ」
提督「僕の母さんは一人だけや!!!」
鈴谷「提督!」
女将「ご、ごめんなさい」半泣き
提督「...いえ、僕こそすみません.....少し取り乱しました」離し
鈴谷「どうしちゃったのさ提督、最近何だか変だよ?」
提督「.....」
なになに? 男女の縺れ? 三角関係?
提督「.....少し、頭冷やしてくる」走り
鈴谷「...提督」
?「何事ですか?」
鈴谷「すみません、ちょっと.....アレ?」
?「あら、お久しぶりですね」
校舎裏
提督「.....」
提督(女将さんに当たってもうた)
提督「最低やな...僕」
<...や...やめて...‼︎
提督「...何やろ」
提督「...行ってみるか」走り
学生A(不良)「んだよ、邪魔すんじゃねぇよ!」
学生B(不良)「それとも? 今から払ってもらえるのかな〜?」
?「...お...お金は.....本当に...無くて...」
学生B「そりゃそうだ、こんなところに来るヤツなんて誰もいやしねぇよ」
学生A「だったらこんな店、潰しても良いよなぁ?」
?「...お...願い...それ.....だけは...」
学生A「ほう...そうか、そこまで言うんなら特別に潰さないでやるよ」
?「...ほ...本当...に...?」
学生B「おいおい、どうゆうつもりだよ」
学生A「ただし、条件がある」
?「...条...件...?」
学生A「お前、自分の体で払え」
?「ヒッ⁉︎」
学生B「お、良いねぇそれ」
学生A「動画に撮っとけば良いダシに使えるし、そうゆう所に持って行けば高く売れんだろ」
?「...い.....嫌ぁぁぁ!!!」ダッ
学生B「おっと、お前は大人しくしてろよ」羽交締め
学生A「ちゃんと抑えとけよ」
学生B「わかってるって」
?「嫌ぁぁぁぁ!!! 離して!! 離してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
学生B「おっ、この反応からしてコイツ処女だぜ!」
学生A「んじゃ、俺が初めての相手になってやるよ、よかったなぁ高校卒業までに卒業出来て(笑)」
学生B「では先生、彼女に卒業証書を(笑)」
学生A「うむ、授与しよう(笑)」
?「やめて!!!私、初めては好きな人に捧げたいの!!!お願いやめてぇ!!!」
学生A「なんともメルヘンチックな夢だったなぁ、それも今崩れるけど(笑)」
学生B「お前が終ったら代われよな」
学生A「わかってるって、それじゃいただきま〜す(笑)」
?「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
提督「あ〜らよっ」
学生A「あん?」
提督「出前一丁!!!」殴り!!!
学生A「グッへぁ!!!?」ぶっ飛び!
学生B「な⁉︎ テメェ何しやg」
提督「もう一丁!!!」回し蹴り!!!
学生B「うグェぁぁ!!!!!!?」ぶっ飛び!!
提督「女の純潔を平気で踏み躙るクズ共が、一生死に去らせ」
?「...あ.....あ...」号泣
提督「大丈夫、もう安心です」
?「あ.....あ...ありが...」
学生A「ぐぅぅぅテッメェ!!!」
提督「まだ起きんのか、しぶといな」
学生A「テメェ、俺を怒らせるとどうなるか」
提督「知るか」ボギッ‼︎
学生A「がああああああああああぁぁぁぁあっぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!?!!!!!!?」
提督「両腕と肋骨を五、六本砕いた、早よ病院行った方がええで、もっともその腕で救急車呼べるとは思えんけど」
提督「コレで終わらせるつもりも無いしな」殺気
学生A「ひっヒァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!?!!!?!!!」後ずさり
提督「おめでとう、卒業証書をやるわ.....生命の卒業証書をなぁ!!!!!!」
?「そこまでです」
提督「あ? 誰ですk.....ゲ!?」
?「...香取.....先生...」
香取「お久しぶりですね、京介くん?」
提督「は、ハハハハハ、おおおお久しぶりです香取先生」ガタガタガタガタガタガタガタ
提督(アイエエエエエエエエエエエエエエ!!!? カトリ⁉︎ カトリナンデ⁉︎)
香取「はい、ちゃんと挨拶が出来る様に成長して、先生は嬉しいですよ」
提督「あ、ありがとうございます」
提督(何でだろう、褒められてるのに嬉しくない.....)
香取「さて、三宅くん」
学生A(三宅)「ああああっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」後ずさり
香取「貴方は取り返しのつかない罪を犯そうとしました、それは決して許される事ではありません」
香取「一応病院には運んであげます、が...退院した後は覚悟はしておいてください」
学生A「あ あ.....」ガクッ
香取「気絶してしまいましたか」
提督「一応手加減はしたつもりなんですけどね」
香取「骨を砕いておいて手加減ですか」
提督「あの...香取先生、何でこんなところに?」
香取「彼女が教えてくれました」
女将「八雲ちゃん! 大丈夫⁉︎」
?「...ひ.....柊...さん.....」
提督「やっぱり、女将さんの知り合いでしたか」
香取「八雲さんを知っているのですか?」
提督「今朝コンビニで会って、いろいろありまして」
提督(八雲さんってゆうんか)
鈴谷「香取せんせ〜つれてきたよ〜」
救急隊長「お待たせしました、お運びするのは」
香取「あそこで倒れている男子二人です」
救急隊長「わかりました、よしっ運ぶぞ!」
救急隊員「「「はいっ‼︎」」」
香取「京介くん」
提督「はい?」
香取「いくら守るためとはいえ、少しやり過ぎですよ」
提督「すみません」
香取「それに、取り乱したとはいえ女性に掴みかかるのは、いただけません」
提督「...見てたんですか」
香取「柊さんから話を聞きました」
提督「柊さん? 誰ですか?」
女将「私です」
提督「女将さん?」
女将「柊 紫 (ひいらぎ ゆかり)、私の本名です」
提督「初めて知った」
鈴谷「鈴谷も」
?「...あ...あの.....」
提督「ん? えっと、八雲さん...やったっけ」
八雲「...ま...また.....助けて...いた...だき.....あ...ありがとう...ございます...」ぺこり
提督「気にしないでください、あのままやとホンマに大変な事になってましたから」
八雲「...そ...その.....コ...コンビニの.....事も...ふ.....含めて...お礼...を...」
提督「いやいや、いいんですよそんな」
八雲「...わ...私の.....気が...お.....収まら...ない...から...」クイッ
提督「けど...」チラッ
鈴谷「鈴谷は待ってるよ」
女将「私も待ってます」
香取「八雲さん、もう平気なのですか?」
八雲「...はい.....もう...大...丈夫.....です...」
香取「...わかりました、京介くん、何かあった時は」
提督「わかってます」
香取「では、お願いしますね」歩き
八雲「...じゃ...じゃあ.....入って...」クイックイッ
提督「んじゃ鈴谷、ちょっとの間待っといてな」
鈴谷「りょ〜か〜い」
テント内
提督「そういえば、何の店なんですかココ」
八雲「...占い.....です...」
提督(占いか、八雲さんには悪いけど...なんかそれっぽい)
八雲「...どう...ぞ...」
提督「あぁどうも」座り
提督(台の上に丸い水晶.....典型的やな)
提督「で、何を占ってもらえるんですか?」
八雲「...私は...未来...に...何が...あるのかを.....う...占って...います...」
提督「それ占いと言うより未来予知では?」
八雲「...で...では.....始め...ます.....ね...」
提督「あぁはい」
八雲「...この.....水晶...に...手を.....お...置いて...くだ...さい...」
提督「こうですか?」置き
八雲「...はい.....では...」置き
提督(八雲さんも置くんか)
八雲「.....」
提督「.....」
八雲「..........」
提督「..........」
八雲「..............................」
提督「..............................」
提督(.....間が辛い)
八雲「...観え...ました...」
提督「何がですか?」
八雲「...あ...貴方は.....そう...遠くない...未来...ある...出来事が...起き.....ます...」
提督「出来事?」
八雲「...はい...貴方に...とっては...辛く...悲しい...逃げ出し...たく.....なる...ほどの...事...」
提督「.....」
八雲「...でも...あ...貴方に...とって.....それは...嬉しい事...でも...ある...」
提督「辛くても、嬉しい事.....どうゆうことですか?」
八雲「...く...詳しい...ことは.....話せません...未来が...変わると...い...いけない...から...」
提督(未来が変わる...か)
八雲「...お.....お役に...立ちました.....か...?」
提督「はい、ありがとうございました」
提督(少なくとも艦娘の誰かが轟沈するってゆうことじゃない.....はずやし)
提督「あ、八雲さんも一緒に行きませんか? またさっきみたいな連中に絡まれたらいけませんし」
八雲「...私は...もう.....平気...です.....ひ...柊さんの...ところへ.....行ってあげて......ください...」
提督「...わかりました、何かあったら大声を出して逃げてくださいね、すぐに駆けつけますから」
八雲「...や.....優しいん...です...ね...」
提督「心配なだけです、では」パサッ
八雲「...」
八雲「...本当...に...」
八雲「...本当に.....優しい...ヒト...」
八雲「...私...だけの.....ヒト...」
八雲「...ウフフ..........ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ❤︎❤︎❤︎」
提督(.....何やろ、なんか悪寒が)ぞわっ
鈴谷「おかえり〜どうだった占い」
提督「可もなく不可もなくってヤツかな」
女将「八雲ちゃんの占いって、凄く当たるんですよ」
提督「占いと言うより未来予知って方がしっくりきましたけどね」
女将「そろそろ演劇が始まりますし、講堂に行きましょうか」
提督「マジですか、じゃあ行こう」ダッシュ!
鈴谷「ちょっ待ってよ提督〜」
三十分後
提督「いや〜おもろかったな〜」満足気
鈴谷「そだね〜」
女将「割愛してしまいましtモゴッ」
提督「メタ発言は禁止です」
鈴谷「ねぇ提督〜鈴谷〜行きたいところが〜あるんだけど〜」ニッコリ
提督「女将さん、焼きそばでも食いませんか? 奢りますよ」
鈴谷「提督〜」ニッコリ
女将「でも鈴谷さんは」
提督「スズヤ? ナニソレ、オイシイノ?」
ガシッ グキッ
鈴谷「て・い・と・く♪」ニッゴリ
提督「首がっ‼︎首がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
女将(きょっ、京ちゃんの首からすごい音がっ‼︎)
鈴谷「鈴谷〜(バキッ)行きたいところが〜(グギッ)あるんだけどな〜(グギグギッ)」
提督「わかった! 行く‼︎ 行くから首ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!! 」
女将(どこかに行く前に本当に逝っちゃうよ!!!?)
お化け屋敷
女将「お化け屋敷ですか」
鈴谷「文化祭といえばお化け屋敷でしょ」
提督「確かに定番中の定番やな」
鈴谷「じゃあ入ろっか」
提督「いってらっしゃい、女将さんと二人で」
パキュ♪
鈴谷「もう、提督ったら」
提督「今度は手首がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
鈴谷「提督も入るに決まってるじゃん」
提督「(コキッ)だからって手首外してんじゃねぇよ!」
女将「その手首を普通にはめる京ちゃんってスゴい」
鈴谷「いや〜お化け屋敷に連れて行く時はこうした方がいいって、秋雲が」
提督「秋雲の野郎、帰ったらシメる」
鈴谷「とゆうわけで、みんなで入ろうよ」
女将「すみません、私はそろそろ教室に戻らないといけないので」
鈴谷「そっか、残念」
提督「女将さんが行かんのやったら僕も」
鈴谷「じゃあ二人で入るね」
女将「はい、では〜」
提督「二人で行くんかよ!」
女将「あ、京ちゃん」
提督「なんですか?」
女将「御武運を」タッタッタッタッ
提督「ちょ⁉︎ 何最後のセリフ‼︎ このお化け屋敷にいったい何があるんですか女将さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!」
鈴谷「じゃあ行こっか」グイッ
提督「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」ズルズルズル
お化け屋敷 内部
鈴谷「結構雰囲気あるね〜」
提督「そ...そうやな.....」
鈴谷(作戦二吊り橋効果作戦、これで提督の心を鷲掴みってね〜)
鈴谷(ちょっと恥ずかしいけど、脅かし役が来たら提督に抱きつく...完璧)ニヤリ
ゾンビ「ア"ァァァァァァ」
鈴谷(うおっ、意外と迫力ある、チャ〜ンス♪)
鈴谷「キャ〜♪ 怖〜い提t」
提督「ギニャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?!!!??!!!!!?!!!」
鈴谷「..........ヘ?」
お化け「ウ〜ラ〜メ〜シ〜ヤ〜」
提督「フミャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!?!!!!!!?!!!!?!」
お化けB「オマエヲロウニンギョウニシテヤロウカァァァァァァァァ!!!」
提督「カッカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?!!??!!!?!!!!!?!」
鈴谷「.....」
鈴谷(え〜〜〜〜〜〜〜〜〜提督ってこんなに怖がりだったの? ホラゲーやってたのに?)
提督「ズズヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」抱きっ‼︎
鈴谷「うぇ⁉︎」
提督「も"う無理!がえろうや"ァァァァァァァァァァァ!!!」号泣
鈴谷「か.....か.....」
鈴谷(可愛い‼︎ 何この提督‼︎ マジ泣き可愛い♡.....よし)
鈴谷「いやいや提督、まだ始まったばっかりだから、もうちょっと頑張ろうよ...ね?」
提督「ガエリダイヨ"ォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」号泣
鈴谷「もうチョットだから、ね?」
鈴谷(提督の泣き顔もうチョットだけ見ていたいし)
十分後 校舎裏ベンチ
提督「ヴエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェン!!!!!!」抱きand号泣
鈴谷「よしよし、頑張ったね〜提督」なでなで
提督「ごわがっだよォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」
鈴谷「は〜提督がこんなに怖がりだったのは意外だったけど、そのおかげであまえてくれるのは良いね〜♪」
鈴谷(泣き顔可愛いかったし♡)
提督「えっぐ...鈴谷ぁ.....」
鈴谷「落ち着いた?」
提督「も...もうチョット.....このまんまおらせて」上目遣い
鈴谷「はぅっ⁉︎」
鈴谷(涙目plus上目遣い! 提督が断らない理由わかったよ)
鈴谷「普段とのギャップで可愛いすぎる〜〜〜〜♡」わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ
提督「ぬぇ〜やめろ〜〜わしゃわしゃすんな〜」
鈴谷「も〜今日はどんと鈴谷にあまえていいからね〜♡」わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ
提督「.....うん」ぽふっ
鈴谷「カ〜ワ〜イ〜イ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ
その後、女将が来るまでイチャイチャ(?)が続き
女将曰く、「鈴谷さんだけズルいです! 私もなでなでさせてくださ〜〜〜〜い‼︎」と言い
約二時間程続いた
そして、次の日
朝 1000
執務室
扶桑「提督、本日付で着任する艦娘がいるそうです」
提督「この時期に新しい艦娘? なんか中途半端やな」
コンコンッ
提督「来たんかな、どうぞ」
香取「失礼いたします」
提督「ゲッ⁉︎」
香取「本日付で今鎮守府に配属になります、香取型練習巡洋艦の香取です、よろしくお願いします」敬礼
提督「かかかかか香取先生⁉︎ 何で鎮守府に⁉︎ つか学校はどうしたんですか⁉︎」
香取「辞職しました」
提督「そんなあっさりと⁉︎」
香取「それよりも京s...いえ、提督」
提督「は...はい.....」
香取「柊さんと鈴谷さんから聞きました、お化け屋敷で随分と泣かれたそうですね」
提督「.....はい」
香取「第一、提督とあろうお方が昼から遊んでいてどうするのですか」
提督「い...いや〜、最近深海棲艦もおとなしくしてますし.....仕事も無いので.....」
香取「ほほう...? つまり今は自由な時間が多いという事ですね?」
提督「そうなります」
香取「...わかりました、では不肖この香取が提督を躾てあげます、異論は認めません」
提督「はい!?」
香取「大丈夫、優しく躾てあげますのでご安心を」
提督「あっ! 僕チョット用事が出来たんでしt」ダッシュ‼︎
香取「(ガシッ)何処へ行くのですか、提督?」
提督「イヤだ‼︎ 香取先生の優しくは全然優しく無いから躾は絶対にイヤだ〜〜‼︎」
香取「あらあら、逃げ出す悪い子は.....ちゃんと躾をしなければいけませんね」
提督「扶桑助けてプリーズhelp me.....っていない⁉︎」
香取「では、躾を始めましょう」ニッコリ
提督「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」
この後、丸一週間の躾を終えた提督は.....言葉に出来ないため省略
ただ一つ追記できる事は、香取の躾は恐ろしい、とゆうこと
[chapter11 ]
師走 二十日
昼 1500
執務室
鳳翔「これだけあれば足りると思います」
提督「それじゃあ、この数で発注しておきます」
間宮「こちらは少し人手が欲しいのですが」
提督「明日には伊良湖が着任します、もし行けそうなら僕も手伝いに行きますし、大鯨も助っ人として向かわせます」
天龍「(ガチャ)提督、駆逐艦の欲しい物リストアップしてきたぜ」
提督「おう、すまんな」
青葉「(シュタッ)司令官、軽巡から空母の人達の欲しい物もリストアップしてきました」
提督「青葉お前どっから出てきた」
青葉「天井の隠し通路からです」
提督(明石に頼んで塞いでもらっとこ)
コンコンッ
提督「どうぞ」
大淀「(ガチャ)失礼します提督、大本営から手紙が届いていま...なんですかこの集まりは」
提督「クリスマスパーティーの打ち合わせやけど」
大淀「クリスマスパーティー?」
提督「あれ、言ってへんかったっけ? サプライズパーティー企画してるって」
大淀「初耳です」
提督「まぁそうゆうことやから、みんなには内緒で頼むで?」
大淀「そうゆう事でしたら」
提督「それで、本営からの手紙があるって?」
大淀「はい、こちらです」渡し
天龍「なんだ提督、何かやらかしたのか?」
提督「何もしてへん」
青葉「「速報‼︎ 司令官まさかの失業⁉︎」一面はこれで決まりです!」
提督「青葉、廊下で引きずった後思っきし壁に叩きつけて粉砕さしたるからコッチ来ぃ」
天龍 間宮「絶対にダメだ(です)」
提督「あ、二人とも元ネタ知ってたんやった」
青葉「青葉はどちらかとゆうと森繁くんポジションだと思いますね」
提督「お前も知ってんかい」
鳳翔「それで、何が書かれているのですか?」
提督「う〜ん、また後で見てみます、今はコッチに集中しないとですし」
天龍「プレゼントはどうするんだ?」
提督「三日以内に揃えよう、駆逐艦娘やったら早いうちに何とかなるやろうし」
青葉「軽巡からは少し難しくなりますよ」
提督「例えば?」
青葉「龍田さんは高級砥石、足柄さんは上ヒレ肉、ずほたんは九九艦爆用の布団etc...です」
提督「砥石はアテがあるから何とかなるし、肉は女将さんのツテで何とかするか、艦爆は.....鳳翔さん、お願いできますか?」
鳳翔「わかりました」
提督「すみません」
青葉「後、ほとんどの人が欲しがっていたのが司令官でした」
提督「僕がプレゼントって何?」
青葉「名前は伏せますが、一日中tea timeに付き合って欲しい、一日中呑み屋に付き合って欲しい、一日中頼って欲しいetc...です」
提督「名前言わずとも大体想像つくわ」
天龍「じゃあ駆逐艦の方はオレと龍田で用意する」
提督「わかった、本格的な準備は二十四日2200より開始する、今日は解散や」
一同「「「了解」」」
夜 2200
自室
提督「さてと、今のうちにリストの確認しとくか」ペラ
提督「え〜っと、那智が逹磨でゴーヤが新しい洋服、夕張は...初回限定版DVDか」
提督「名取は僕と一日中過ごしたい、夕立は一日中頭撫で撫で、酒匂は一日中かまって欲しいってカワイイなこんにゃろう」
提督「清霜は自身の戦艦へ改装.....はできひんから戦艦の主砲に模した12cm砲でもあげるか、夕張と明石に頼んどこ」
提督(あ、女将さんも誘っとかなな.....僕の護衛忘れんようにせんと)
提督「こんなもんか、明日にでも買えるもんは買いに行こっと」
翌日
昼1350
ショッピングモール
提督「ふぅ、これで半分くらいかなっと」
提督(買った物は全部鎮守府に配達してもらって、二十四日の晩に全部のラッピングをすませるか)
提督「でもあの量をラッピングって僕一人で出来るかな.....不安や」
提督「しっかし一人で外に出るなんていつぶりかな」
提督(殆どは扶桑か鳳翔さんか間宮さんか大鯨がついてきてたからなぁ、原因作ったん僕やけど)
ぐ〜〜〜
提督「.....腹減ったな、どっか食いに行くか」
提督「ここフードコート無いから外でなあかんか...めんど」
外
提督「さ〜てと、何食べよっかな〜っと」
提督(久々に牛丼でも食うか...それともうどん食うか.....迷うね‼︎)
<なぁいいじゃんかよ〜
<断るって言ってるでしょう?
提督「ん、ナンパか?」
チンピラ風男「一人なんでしょ? だったら俺とイイことしようよ〜」
金髪女性「待ち合わせしてるって言ってるじゃないの、しつこいわね」
提督「ナンパってアニメだけかと思ってたけど、実際にする人もおんのか」
提督(しっかし金髪の人結構背ぇ高いな、外国出身の人かな)
チンピラ風男「全然こねぇじゃん、そんなやつ待つより遊ぼうぜ」
金髪女性「もうすぐ来るわよ.....あっ」
提督「う?」
提督(目が合った)
金髪女性「.....」カツカツカツカツッ
提督(こっちに来た?)
金髪女性「チョット、待ちくたびれたわよ‼︎」
提督「はい⁉︎」
金髪女性「私を待たせるなんて、いい度胸してるじゃない」
提督「は⁉︎ ちょっ何言って」
金髪女性「いいから話を合わせなさい」小声
提督(何この急展開‼︎)
金髪女性「まぁいいわ、そこのBARで呑むわよ、勿論アナタの奢りね」
提督「え〜⁉︎」
金髪女性「遅刻してきた罰よ、ほ〜らとっとと行くわよ‼︎」ガシッ
提督「マジかよ〜‼︎」ズルズルズルズル
チンピラ風男「.....え〜」
金髪女性「ふう、ここまで来れば大丈夫ね、助かったわ」
提督「はぁ...じゃあ僕は用事があるんでこれで」去r
金髪女性「待った」ガシッ
提督「え、何です?」
金髪女性「アナタ、私がわからないの?」
提督「........................................は?」
金髪女性「久しぶりに会ったのよ? 何か言う事はないのかしら」
提督「.....え〜っと?」
提督(これは.....アレか? 前世で恋人やったとか、一万年と二千年前から愛してた的なヤツか?)
提督「.....うわぁ」引き
金髪女性「何、その哀れむような目は」
提督「えっと...うん、ご愁傷様」逃げr
金髪女性「待ちなさいって言ってるでしょ」ガシッ
提督「僕の知り合いに中二病はおらんので」
金髪女性「京介、私はチュウニビョウとかゆう人じゃないわ」
提督「いや中二病って人の名前じゃ.....ん?」
提督(この人.....何で僕の名前知ってんの.....?)
金髪女性「どうしたのよ」
提督(中二病らしき言動+僕の名前を知ってる+現場(ココ)が人気のない所=.....誘拐)
提督「ッ!?」ジタバタジタバタッ!!!
金髪女性「チョット! 何で暴れるのよ!」
提督「こんな歳で誘拐なんぞされてたまるかぁ!!!」
金髪女性「何を言ってるの⁉︎ 」
?「あっ、いたいた」
?2「捜したわビスマルク.....何をしているの」
金髪女性「レーベにマックス、ちょうど良かったわっ京介を止めて!」
提督「ぬおぉぉぉぉぉぉぉ‼︎ 絶対に逃げ切ってやらぁぁ.....え? ビスマルク?」
金髪女性「そうよ、思い出したかしら」
提督「ビスマルク...ビスマルク.....え⁉︎ 小学校の時に遊んでくれてたあのビス子⁉︎」
ビスマルク(金髪女性)「誰がビス子よ‼︎」ガシッ‼︎
提督「アガァァァァァァァァァァ!!! 久々アイアンクギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」ググググググググググググググググッ!
ビスマルク「人をお菓子みたいに呼ばないで、それにビスマルクじゃないでしょう?」パッ
提督「あっ...えっと.....ね.....姉...様」ズッキンズッキン
ビスマルク「結構、覚えていてくれてよかったわ」なでなで
提督(そういえば何でか姉様って呼ばんとすげぇ怒るんやった.....痛ぇ)
?「あっ、京ちゃんだ! 久しぶりだね!」
?2「ふーん...京介だったの、久しぶりね」
提督「.....?」
ビスマルク「まさかレーベとマックスも忘れたのかしら?」
提督「レーベにマックス.....レーくんにマックス⁉︎」
提督(小学校で一緒やったレーくんとマックスが何でここに⁉︎)
レーベ(?)「そうだよ、覚えててくれて嬉しいなぁ」
マックス(?2)「京介は物覚えが悪い所があるから、完全に忘れていると思っていたけど、まぁよかったわ」
提督「酷ぇなおい」
ビスマルク「ちょっと、何で私だけすぐに分からなかったのよ」
提督「だってビs...姉様いろいろ変わってて全然分からんかったし」
ビスマルク「あら、どこが変わったのかしら?」
提督「前より綺麗になったし、背も高なったし」
ビスマルク「フフッ、いいのよもっと褒めても♪」
提督「性格正反対なくらい明るくなってるし、胸が前よりもデカくなっt」
ビスマルク「誰の胸が小さいですってぇ!!」再びアイアンクロー‼︎
提督「あんギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」ググググググググググググググググッ‼︎
提督(昔「胸が小さい」は禁句やったん忘れとったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!)
レーベ「あぁもう! やめてよビスマルク!」
マックス「頭が悪いのは相変わらずね」
レーベ「マックスも止めるの手伝って!」
マックス「.....仕方ないわね」
数分後
提督「イッテテテ...姉様超握力強ぇ.....」ズッキンズッキン
ビスマルク「脚力も強いけど、試してみたい?」
提督「遠慮しとく」
提督(死んでまう)
マックス「まったく、正直なのは良いけど、デリカシーが無い男は嫌われるだけよ」
提督「すまん」
レーベ「でも本当に久しぶりだよね、小学校以来だよ」
提督「そういえば、レーくん達は途中でドイツに帰ったんやったっけ?」
レーベ「母さんの仕事の都合でね」
ビスマルク「私は旅行で来てただけよ」
提督「年単位の旅行て.....」
ビスマルク「一人暮らしだから自由が効くのよ」
提督「友達がおらんだけのまちがいやr」
ビスマルク「何か言ったかしら?」ゴキゴキッ
提督「マジでスンマセンした」
マックス「それよりもビスマルク、早く行かないと」
ビスマルク「そうだったわね、それじゃあまた会えればいいわね」
提督「どっか行くとこでもあんの?」
マックス「私達がココに来たのは仕事のためなの、今日はその説明会」
レーベ「早く行こう、遅れちゃうよ」
ビスマルク「じゃあね、また会った時には一杯やりましょう」走り
レーベ「バイバイ京ちゃん」走り
マックス「Bis bald 京介」走り
提督「おう、それじゃあな〜」
提督「.....レーくん達が仕事で日本に来とったとはな」
提督(.....あの事について聞かれんかったけど...まだ知らんのかな...?)
提督「...まぁ、知ってたとしても聞かれん方が.....少しは楽かな」
レーベ「ねぇ、ビスマルク」
ビスマルク「何かしら?」
レーベ「あの事...聞かなくてよかったの?」
ビスマルク「.....いいのよ」
レーベ「何で? あんなに気にしてたのに」
ビスマルク「京介の目を見てわかったわ、あの事を聞かれるのを怖がっている.....そんな目をしてたのよ」
マックス「ふーん、そうゆうところはわかってるのね」
ビスマルク「弟の事なんだから、当然よ」
レーベ「.....まだ言ってるんだね...」ひそひそ
マックス「いつもの事よ」ひそひそ
ビスマルク「レーベ、マックス何してをしているの早く行くわよ!」
レーベ「ごめん...ってビスマルク、そっちじゃないよ!」
ビスマルク「え? そうなの?」
マックス「何回迷子になったら気がすむの.....」
ビスマルク「うっうるさいわね、行くわよ!」ダッ
レーベ「だからそっちじゃないってば〜!」
マックス「.....ハァ...こっちも相変わらずね」
二十四日 2350
提督「天龍、そっち側持って」
天龍「あいよ」
青葉「司令官〜、テーブルの配置はこんなものでどうですか〜?」
提督「おう、ええ感じや」
天龍「しっかし提督よぅ、人出が少なくねえか?」
提督「しゃあないやろ、鳳翔さんと間宮さんは料理の仕込みに集中してもらってるんやから」
天龍「そうだけどよ、あと一人くらい呼べねえか?」
提督「青葉がおるやろ」
天龍「あいつはハナから人数に入ってない」
青葉「ヒドイ‼︎」
提督「まぁ僕も欲しいとは思ってるけど.....誰を呼ぶさ」
天龍「長門さんとかどうよ、戦艦が一人いれば結構分担できんだろ」
提督「長門は無理や」
天龍「なんでだよ」
提督「長門は嘘つけんタイプやから、今用意してるこの事も口滑らせそうで怖い」
天龍「ん〜.....じゃあせめて軽巡か重巡でもいいから誰か呼ぼうぜ?」
提督「軽巡か重巡でか.....誰がええかなぁ」
最上「(ガチャ)あっいたいた提督、チョット手伝って欲しい事があるんだけd」
提督「人員確保ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
天龍「よっしゃぁ!!!!!」ダッ‼︎
最上「え⁉︎ なんなの⁉︎」
天龍「よぉ最上さん、ちとツラ貸しな」
最上「えぇ⁉︎」
提督「天龍、カツアゲみたいになってるぞ」
天龍「すまん、動揺しすぎた」
最上「どうしたのいったい」
提督「実は.....」説明中
最上「成る程、そうだったんだ」
天龍「つうわけで手伝ってくんねぇか?」
最上「ボクでよければ良いよ」
提督「サンキューもがみん!」
最上「もがみんはやめてよ」
天龍「これで少しは捗るな」
最上「その前にぼくの方を手伝ってくれない?」
提督「何や?」
最上「実は妙高達が執務室のBARで呑んでたんだけど」
提督「酔いつぶれたんか?」
最上「御名答」
天龍「羽黒さんも呑んだのか? いつも介抱するのに一人は呑まねぇはずだろ」
最上「それが.....羽黒がお冷とスピリタス(アルコール度数96%)を間違えて呑んじゃって...」
提督「急ぐぞもがみん‼︎ 羽黒が危険な状態になる前に!!!」ダッ‼︎
最上「あっ 待ってよ提督〜!」
<羽黒〜‼︎ 死ぬんちゃうぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!
<待っててば〜‼︎
天龍「.....結局オレ一人かよ」
青葉「青葉は?」
二十五日 1130
執務室
提督「いよいよ今日か...鳳翔さん、準備の方はどうですか?」
鳳翔「はい、整っています」
提督「楽しみやなぁ♪」
鳳翔(かわいいですね)ふふっ
コンコンッ
提督「どうぞ」
香取「(ガチャ)失礼します」
提督「香取先生、どうしました?」
香取「大本営から手紙が届いています、なんでも数日前に送った手紙のことだそうで」
提督「数日前?」
鳳翔「大淀さんが渡した手紙ではありませんか?」
提督「..........あ」
香取「読んでいないのですね?」
提督「.....はい」
香取「提督、まだまだ躾が必要なようですね」ニッコリ
提督「とっとりあえず手紙確認が先ですね!」バッ
香取(逃げましたね)
提督「え〜っと.....んぇ?」
鳳翔「どうかしましたか?」
提督「この鎮守府に新たに三人の艦娘が配属されるみたいで、しかも海外の鎮守府の出身みたいです」
鳳翔「海外ですか.....食堂のメニューを増やす必要があるかもしれませんね」
提督「海外艦専用の寮も建てる必要もでるかもですね」
香取「それで、いつから配属されるのですか?」
提督「えっと、十二月二十五日ですね.....って今日やん!!!?」
香取「えぇ、なので迎える準備を...どうかしましたか、鳳翔さん」
鳳翔「.....提督...すみませんが、少し休養を思い出しましたので...その」
提督「.....はい、大丈夫ですよ」
鳳翔「では...失礼します」ガチャ バタン
提督「さてと.....香取先生、少し提督代理を頼みたいんですけどいいですか?」
香取「サボりですか?」
提督「なんでそうなるんですか.....僕も休養を思い出したので、そっちを済ませてくるだけですよ」
香取「構いませんよ、ただしもしもサボった場合は...」
提督「じゃあ後は頼みます!」ガチャ バタン!
提督(三人分のプレゼント用意せんとぉぉぉぉぉぉ!!!!!)ダッシュ‼︎
香取「.....逃げられてしまいましたか」
夜 1950
講堂 パーティー会場
わいわいガヤガヤ
天龍「よう提督っ、盛況じゃねぇか.....なんでそんなにぐったりしてんだ?」
提督「おう...天龍 か.....チョット軽い緊急事態があってな...対応に追われてスゲェ疲れた.....」グデ〜ン
天龍「なんだよ、出撃ならオレも連れてけよ」
提督「深海棲艦絡みじゃなくて艦娘絡みや」
天龍「あ? どうゆう事だよ」
提督「いろいろや」
天龍「意味わかんねぇよ」
鳳翔「いろいろあるのですよ、いろいろと」くら〜
天龍「鳳翔さんもなんでちょっと疲れた顔してんだ?」
鳳翔「気のせいです」しれっ
天龍「そうか?」
提督「そうそう、気のせいや気のせい」
天龍「何かあったな」
提督「なんで僕の気のせいは信じひんの⁈」
天龍「提督は基本無茶するから信用出来ねぇ」
提督「ヒデェ」
那珂「は〜いチュ〜モク〜♪ 艦隊のアイドル那珂ちゃんだよ〜♪」きらっ☆
天龍「なんだ?」
提督「お、いよいよ来たか」
那珂「今日はなんと〜、鎮守府に新しい艦娘が配属されました〜!!」
ざわ ざわ ざわ
天龍「新人?」
提督「今日配属されたみたいでな、駆逐やったら第三に組むから面倒見たって」
那珂「しかも三人! 駆逐艦二人と戦艦一人だよ〜!」
天龍「二人か、戦艦の方はどうすんだ?」
提督「第一に配属して、演習で様子見た後に決めるか」
那珂「さらにさらに、三人ともドイツから来たんだって〜」
提督「ドイツか、ん? ドイツ?」
天龍「提督、つまらんダジャレはいらねえぞ」
提督「ゆうわけなかろ?」
那珂「司会が長いって言われる前にそろそろ登場してもらっちゃおう〜、どうぞ〜!」
?「まったく、待ちくたびれたわ」
?2「そんな事言っちゃダメだよ、みんな歓迎してくれてるんだから」
?3「もう少し大人になりなさい」
?「私は十分大人よ!!」
那珂「あ〜ケンカしちゃダメ〜!」
?2「す、すみません」
那珂「え〜っと、じゃあ順番に自己紹介よっろしく♪」
?2「それじゃあ Guten Morgen 僕の名前はレーベレヒトマース レーベでいいよ」
?3「Guten Tag 私は駆逐艦マックス・シュルツよ、マックス...でもいいけど、よろしく」
?「Guten Tag 私はビスマルク型戦艦のネームシップ、ビスマルク。よおく覚えておくのよ!」
天龍「あれがドイツの艦娘か、雪風みてぇな服着てんな...おい提督、どうしたんだよ」
提督「..........で」
天龍「あ?」
提督「なんでここにビス子がココにおr」
ビスマルク「誰がビス子ですってぇ!!」ガチッ‼︎
提督「ぎにゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ギチギチギチギチッ
天龍「うぉ⁈ なんだ!!」
レーベ「ちょっとビスマルク!」
ビスマルク「初対面なのにその名前で呼ぶとは良い度胸じゃないの...!」ミシッ
提督「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ずびばぜんでじだ姉様ァァァァァァァァァァ!!!」グギギギギギギペキュッ
天龍「おい今すごい音したけど大丈夫なのか⁈」
マックス「姉様って...あなたまさか」
ビスマルク「姉様? 私をそう呼んでいいのは京介だけy」
女将「京ちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!」ドドドド!!!!!
天龍「今度は何だ⁉︎」
女将「京ちゃんっしっかりして〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
提督「」チーン
マックス(返事が無い...ただの屍のようだ.....プフッ///)プルプルッ
ビスマルク「あら、やりすぎたわね」
女将「どどどどどどうしましょう鳳翔さん!!!」オロオロオロオロ
鳳翔「ひとまず自室に運びましょう」
女将「わかりました!」のしっ ピュ〜ン
島風「女将さんはっやーい!」
一時間後
提督「ん.....んぅ...」
レーベ「あ、気がついた?」
提督「...レー.....くん...?」
レーベ「ごめんね、ビスマルクって加減を知らないから」
提督「.....ここって...」
レーベ「京ちゃんの自室、大淀さんが教えてくれたよ」
提督「...そうか、大淀が」
レーベ「運んでくれたのは女将さんって人だけど」
提督「チョット待て、女将さんが運んでくれたんか⁈」ガバッ
レーベ「すごかったよ、京ちゃんを背負いながらダッシュで部屋に運んでたし」
提督(何もされてへんよなぁ、匂いとか嗅がれる程度ならまだええけど.....いやよくないけども)
レーベ「そういえば、僕が部屋に来た時なぜか女将さん、鼻血を出しながらガンプク?って言ってったけど.....どうゆう意味だろ」
提督(絶対なんかされたあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!)
レーベ「ねえ、ガンプクって何なの...って、どうしたの? 頭抱えちゃって」
提督「レーくん.....僕...もうお婿にいけん」
レーベ「本当にどうしたの」
提督「あっそうや、パーティーどうなった?」
レーベ「それなら大丈夫だと思うよ、さっきマックスに聞いたけど、ビスマルクと一緒に執務室のBARで呑んでるって」
提督「そうか」
レーベ「後マックスが、「ビスマルクの呼び方気をつけないと身がもたないわよ」って」
提督「...変わってへんな、姉様も...レーくんらも」
レーベ「そんな事無いよ、僕達も変わったよ...少しね」
提督「少し.....か」
レーベ「そうだ、鳳翔さんがお風呂が沸いてるって言ってたよ」
提督「もうそんな時間か、うしっ入ってまうか」
レーベ「じゃあ僕は行くね、マックスに部屋の場所を聞かないと」
提督「なあレーくん、一緒に風呂入らんか?」
レーベ「....え?......え⁉︎」
提督「昔みたいにさ、ドイツに帰ってた時の事とか聞きたいし」
レーベ「むっ...昔..みたいに?」
提督「あれ、あかんかった?」
レーベ「いや! そうじゃ無いよ?」
提督「じゃあ先に入っといて、僕は講堂に行ってから風呂行くから」
レーベ「うっうん、僕も着替えを取りに行ってから入るね」
提督「あいよ〜」ガチャ パタン
レーベ「..........」
レーベ(ど...どうしよう.....‼︎)
講堂
提督「もうほとんど片づいてるか」
最上「あ、提督っ」
提督「あれ、もがみん一人か?」
最上「途中までは他にもいたんだけど、みんな眠くなっちゃってたから先に帰ってもらったよ、後はボクだけでも終わりそうだったし」
提督「三隈は?」
最上「三隈って夜は早くに寝ちゃうから」
提督「まさにお嬢様ってか」
最上「後もがみんはやめて」
提督「わかった、もがみん」
最上「怒るよ?」
提督「片付け手伝うからマジ勘弁」
最上「それじゃあそっちの方を片付けて」
提督「はいよ〜」
最上「そういえば、気になったんだけどさ」
提督「ん?」
最上「ビスマルクさんって提督のお姉さんなの?」
提督「いや、ちゃうで?」
最上「でも提督のこと弟って言ってたよ?」
提督「厳密に言えば、姉みたいな人かな」
最上「どうゆうこと?」
提督「ビスマルクって今はあんな感じやけど、昔はすごい内気っつうか…おとなしい性格でさ、下手したらひきこもりになる勢いやったぞ」
最上「へ〜、想像できないね」
提督「僕が小学校の頃によう遊びに行ってさ、それからちょっとずつ性格も明るくなって、今ではあんな感じに.....ハァ...」
最上「なんでため息を」
提督「あの頃のビスマルクは何処へ.....」遠い目
最上「.....扶桑」
提督「誰が扶桑だ」
最上「ごめん、素で間違えちゃった」
提督「おいおい...うしっこんなもんか」
最上「床の掃除はまだだけど、どうする?」
提督「明日にまわそ、最上も今日はもう休んどき」
最上「わかった、提督はどうするの?」
提督「僕も風呂入ってから寝る、今日はいろいろと疲れたし」
提督(マジでいろいろ.....ハァ...)
最上「そうだ提督、提督も一緒にお風呂入らない?.....なんてねっ冗談だy」
提督「すまん、先客がおるからまた今度」
最上「え...先客?」
提督「レーくんと入る約束しててさ、もう入って待ってる頃かな」
最上「そ.....それって混よk」
提督「昔はよくレーくんとマックスとで風呂も入ってたし、銭湯も行ってたからさ」
最上「昔はそうでも今は...その.....///」
提督「まぁ男同士のつきあいってやつかな」
最上「.....男?」
提督「そんじゃあレーくん待たせてるかもやから僕行くな〜」タッタッタッ
最上「...提督...もしかして.....」
提督自室風呂
脱衣所
提督「てっと、レーくんはもう入っとるかなっと」ぬぎぬぎ
提督「(ガラガラッ)レーくんおる〜?」
レーベ「う、うん...入ってるよ」
提督「意外と早かったな〜って湯気すごいな」
レーベ「換気してないから...かな」
提督「窓ちょっと開けるか」
レーベ「いいんじゃないかな‼︎」
提督「うぉ⁉︎」
レーベ「あの...別にいいんじゃないかな、窓を開けなくても」
提督「そう?」
レーベ「そう!」
提督「じゃあ入るか」
レーベ「Warten Sie! (待って!)」
提督「今度は何や!?」
レーベ「まず湯槽に入る前に体と頭を洗わないと」
提督「あぁ...でもそれ銭湯の時だけじゃね?」
レーベ「いいからいいから、ほらボクが洗ってあげるからここに座って」ペシペシ
提督「そうか? じゃあ」座り
レーベ「じゃあ頭から洗っていくね」ザパァ
提督「そういやレーくんってシャワー派? 風呂の湯使う派?」
レーベ「風呂の湯!?」
レーベ(それってまさか…ボクが入ってたお湯で...../////)
提督「僕ってシャワーよりも洗面器(桶)で風呂の湯すくって洗うタイプやからさ、これが結構やりやすくて」
レーベ「あ...あ〜そういう事!」
提督「そういう事?」
レーベ「あっ! いやっえっと、ボ...ボクはシャワー...かな」
提督「シャワー派か〜まぁ大抵の人はシャワーなんかな」
レーベ「そっそうかもね、じゃあお湯かけるね」シャワ~
提督「効果音おかしくね?」
レーベ「○ョ○ョではこうだしいいんじゃない?」
提督「荒木先生ごめんなさい!!!」
レーベ「じゃあ目を閉じててね」乁( ˙口˙ 乁)シャァァァァア
提督「顔文字意味あるんか?」
レーベ「知らない」
シャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
レーベ「お湯熱くない?」
提督「大丈夫〜」
シャァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レーベ「じゃあ洗剤をつけて洗っていくね」
シャコココココココココココココココココココココココココココココ
レーベ「こうやって昔はよくやったよね、散髪屋さんごっこ」
提督「かゆいところはございませんか〜ってやつやろ? 懐かしいな〜」
レーベ「覚えてる? 京ちゃんがマックスに 洗ってる時にそれを聞いて、聞こえないふりをし続けたとき」シャコココココココココココ
提督「洗いながら脇腹指されて変な声出してもうてスゲェ恥ずかしかったわ」
レーベ「「きゃん!?」って言ってたよね、京ちゃん可愛いかったよ」(*^艸^)クスクスw
提督「やめろっ思い出すな!!/////」
シャコココッコッコッコッコ
シャコココッコッコッコッコ
シャココッコッコッコッコッコッコッコッコッコ コッコ
提督「ココナ〜ツ」
レーベ「どうしたの急に」コココココココココココココココ
提督「いや、なんか言わなあかん気がして」
レーベ「変な京ちゃん」
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコシャコ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ
提督「ここはエジプトでも橋の上でもねぇよ!!!!!」
レーベ「本当どうしちゃったの!?」
提督「いや...なんでも.....あるかも.....」
提督(明石の酒保に薬買いに行ったほうがええかも...)
レーベ「じゃあ泡を流していくね」
提督(嫌な予感しかせん)
シャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
レーベ「熱くない?」
提督「大丈夫」
提督(よかった、「ワ」が入ってなくてよかった...!)
じゃぱ〜〜〜
レーベ「はい、終ったよ」
提督「お〜ぅ」
レーベ「そうだ、タオルはっと」
提督「今はタオルなくても目くらい開けれるで」パチ
レーベ「え?!」
提督「もう僕も子供やないんやから、そんぐらい出来る...って」
レーベ「あ...えっと...ぅ~」
提督(...レーくんが着てんのって.....)
提督「えっと...レーくん.....なんで女子のスク水着てんの?」
レーベ「こ...これは.....その.....キョ」
提督「きょ?」
レーベ「競泳用水着だよ!」
提督「競泳用?」
レーベ「その...スイミングに興味が出て、一時はオリンピック選手になろうとも思ってたから!」オロオロ
提督「あ〜そういえば競泳のやったら男性用でも上があんのもあったっけ」
レーベ「そうそう!」
提督「なんや〜ビックリした〜(笑)」
レーベ「あ...アハハハ(苦笑)」
コンコンッ
最上『提督、入ってる?』
提督「最上か? 入ってるけど」
最上『タオルがなくなってたから、新しいの置いておくね』
提督「おう、すまんな」
最上『じゃあボクも入るね』
提督「お.....う!?」
ガラガラッ
最上「大丈夫、水着着てるから」
レーベ「最上さん」
最上「やあレーベ、さっきぶり」
レーベ「どうしてココに?」
最上「提督とレーベが心配で来たんだけど」
提督「見えない見えない見えない見えない見えない見えない見えない見えない…」
最上「まず提督を元に戻そっか」
レーベ「そうですね」
少女説得中
提督「すまん、動揺した」
最上「動揺しすぎだよ」
提督「女子が風呂に入ってくるって思ったら動揺くらいするやろ」
レーベ「僕とは一緒に入ったのに?」
提督「レーくんは普通やろ」
最上「.....やっぱり、わかってないんだね」
提督「何が?」
最上「ハァ...筋金入りだね」
提督「?」
最上「そうだ、提督っもう体は洗った?」
提督「まだやけど」
最上「じゃあボクが背中流してあげる」
提督「ええんか? でもレーくんが...」
最上「レーベも手伝ってくれる?」
レーベ「あ、はい」
最上「じゃあボクが背中で」
レーベ「僕は腕を洗うね」
提督「バイノーラル作品でありそうやな、この状況」
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュ
最上「提督、かゆいところない?」
提督「ちょい右上かな」
最上「は〜い」
ゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュゴシュ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
レーベ「京ちゃんって意外と筋肉あるね」
提督「艤装持ったり、刀振ったりしてるからな」
レーベ「たくましいんだね」フフッ
提督「そうでもないと、みんなを守れんからな」
最上「大丈夫、ボクは...ボク達は沈まないよ」
提督「最上...」
レーベ「僕だって、京ちゃんを置いて沈まないよ」
提督「レーくん.....」
レーベ「だからね、京ちゃん」
最上「暁の水平線に、勝利を刻もうよ」
提督「あぁ、そうやな!」
レーベ「僕も頑張るよ!」
提督「あっ、今ちょっと思ってんけど」
最上「何?」
提督「男で艤装装備できんのってレーくんで二人目やからさ、レーくん結構モテそうやな〜と」
レーベ「え?」
提督「いやレーくんって童顔やん? 年下好きの女性にモテるんちゃうかなって思って」
最上「.....提督、泡をシャワーで流すね」
提督「りょ〜か〜い」
最上「レーベ、チョット湯槽に入っててもらってもいいかな」
レーベ「? はい」
提督「ん、なんで入ってもら」
ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
提督「わひゃっふぁあ?! 最上これ冷水つめってぇえ!!?」
最上「知ってるよ、故意だから」
提督「もぉがみぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん!!!!」
シャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
提督「ちべたいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
キュッキュッ
最上「終わったよ」
提督「死ぬ...凍え死ぬ.....」ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
最上「ごめんごめん、早くお湯に浸かっちゃって」
提督「ドボ〜〜〜〜〜ン!!!!!」バシャ〜〜〜〜〜ン!!!!!
レーベ「うわ!!」
最上「チョット提督!!」
提督「すまんレーくん、でもこの寒さは耐えれんのだよ」
レーベ「だ、大丈夫だよ」
提督「ふぃ〜〜温いな〜」ふにゃ〜
最上「.....かっ」
レーベ「カワイイ」
提督「ん、なんか言うた?」
レーベ「何でもないよ」
提督「?」
最上「さてと、ボクも入ろうと思ったけど...さすがに狭そうだね」
提督「二人でもギリ体育座りができる程度しか無いからな」
レーベ「僕が出ようか」
最上「レーベはそのまま入ってて、せっかくだし温かい飲み物作ってくるよ、提督が寒そうだしね」
提督「そのまま出て風邪ひくぞ?」
最上「大丈夫、じゃあちょっと待ってて」ガラガラッ
提督「いやここは露天風呂じゃないぞ...って行ってもうた」
レーベ「最上さん.....」
レーベ(チャンスをくれたって...ことかな)
提督「しっかし、なんで風呂来たんやろ…来たわりにはすぐ出たし」
レーベ「.....」
レーベ(このままじゃ...ダメだよね)
レーベ「ねぇ...京ちゃん」
提督「ん?」
レーベ「僕...京ちゃんにね…言いたいことがあるんだ」
提督「急にどうしたん」
レーベ「あのね.....僕ね...」
レーベ「お...女の子.....なんだ...」
提督「..........はへ?」
提督(聞き間違いかな?)
提督「レーくん...もっかい言ってくれへん」
レーベ「...やっぱり、気づいてなかったんだ.....」
提督「.....え...」
提督(女の子.....レーくんが..........?)
提督「冗談じゃ...ないんやんな...」
レーベ「...うん」
提督「整形とかじゃなく...?」
レーベ「生まれてから...ずっと女の子だよ」
提督「.....」
提督(.....小学校の頃からの友達のレーくん)
提督(ずっと男友達として接してきた)
提督(そのレーくんが女やったなんて.....)
レーベ「黙っててごめんね、隠すつもりはなかったんだよ...でも、言い辛くて...」
提督「いや...レーくんが女子やって事はええねん…僕が今思ってるのは.....」
提督「自分から女子に風呂に誘ったことを嘆いてるんや…」ズゥゥゥゥン↓↓
レーベ「え.....そこ?」
提督「だってめっちゃ恥ずいやん! 鈴谷あたりなら「キモッ!(.;゚;;∀;゚:」とか言って軽蔑しそうやし!!」
レーベ「あれ...僕が心配してた意味って...」
提督「ア"〜これで完全にレーくんに嫌われたぁ〜〜」(>_<。)
レーベ「京ちゃん...」
提督「ごめんレーくん...僕もう出るから...」
レーベ「待って」パシッ
提督「レーくんも罵倒したいんか?」
レーベ「僕、気にしてないよ」
提督「...ホンマに?」
レーベ「ちょっとドキドキしたけど、嫌じゃなかったし」
レーベ「誘われた時は、少し驚きもしたけどね」
提督「僕のこと.....嫌わんの?」
レーベ「僕が京ちゃんのことを嫌うわけないよ」
提督「...よかった」
レーベ「そんなに心配だったの?」
提督「面と向かって嫌われ宣言されんのって酷なもんやで?」
レーベ「バカだね、京ちゃんは」
提督「うるせぇ」
提督(あ〜よかった嫌われんくて...また海に身投げしようかとも思ったし)
レーベ「それとね、もう一つ聞きたいことがあるんだ」
提督「何? 僕の誕生日か?」
レーベ「京ちゃん.....どうして家を出たの?」
提督「.....え?」
レーベ「ボクね、ドイツに帰ったあとに一度日本に来たんだ」
提督「.....」
レーベ「家にも行ったよ、でも京ちゃんはいなかった」
提督「.....」
レーベ「学校の友達に聞いても誰も知らなくて、ボク...寂しかったんだよ?」
提督「.....」
レーベ「マックス達には止められたけど、ボクは知りたい」
提督「.....そうか」
レーベ「.....うん」
提督(レーくんには...隠すこともないか)
提督「僕が...家を出た理由は.....」
レーベ「...理由は?」
提督「.....母さんg」
最上「(ガラッ)提督、飲み物持ってきたよ」
提督「ッ!...おっおうすまんな」
最上「はい、こっちはレーベの分」
レーベ「Danke」
最上「何の話をしてたの?」
提督「あぁ...ちょっとな」
レーベ「京ちゃん、僕先に出るね」
最上「あれ、もう?」
レーベ「先に入ってたから、のぼせちゃって」
提督「.....レーくん...僕..」
レーベ「無理に聞こうとしてごめんね.....気持ちの整理がついたら、また聞かせてね」
提督「.....わかった」
レーベ「それじゃあ」パタン
提督「.....」
最上「ケンカでもしちゃったの?」
提督「いや...ケンカではない.....」
最上「そっか」ちゃぷん
提督「.....聞かんのか?」
最上「何が?」
提督「僕らが...何の話をしてたか」
最上「う〜ん、確かに気になるけど.....いいや」
提督「...何で」
最上「ボクは、提督が話してくれるまで待つよ」
提督「.....そうか」
最上「.....」ぎゅっ
提督「...最上」
最上「...待ってるから」
提督「.....あぁ」
翌日
朝 1000
廊下
提督「ふぁ〜ねんっみ.....寝不足かなぁ」
ビスマルク「guten Tag 京介」
提督「あぁビスm...姉様」
ビスマルク「いい加減慣れなさい、私だって好きでアイアンクローをしてるわけじゃないんだから」
提督「(せんかったらええのに)姉様、昨日呑んどったって聞いたけど二日酔いとかせえへんの?」
ビスマルク「樽十個分程度でなるわけないでしょ?」
提督(妖怪め)
ビスマルク「ところで、今朝レーベから聞いたんだけど」
提督「何を?」
ビスマルク「昨日一緒にお風呂に入ったって」
提督「まさか...怒っとる?」
ビスマルク「怒ってないわ、古い仲なんだしたまには良いんじゃない?.....ただ」
提督「ただ?」
ビスマルク「この私を誘わないなんて、貴方も相当偉くなったものねぇ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督「怒るとこそこ!?」
ビスマルク「私だって、混浴とか洗いっことか付き合ってあげたっていいのよ!?」
提督「出撃や演習じゃなくて?!」
ビスマルク「なんだったら、また私の身体をくまなく洗ってもいいのよ!!?」
提督「いやそれ小学校の...殺気!!」バッ
金剛「Hey テートク、チョット二人でtalkしませんカ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督「待て金剛、何を思ってるのか知らんけど誤解や」じりじり
榛名「ハルナモオハナシシタイデス」ゆらぁ...
提督「榛名? 榛名だよね? 生きてるよね!? 貞子じゃないよね!?」
ビスマルク「何してるの京介! 早く行くわよ‼︎」
提督「風呂に!?」
金剛「Admiral mast die」
提督「ガチEnglish!?」
榛名?「カッテハ...ハルナ...ガ.....ユルサナイ.....!!!」ユラァ
提督「誰か! 収拾をつけてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
この後、長門型と扶桑型、残りの金剛型姉妹で止めに入りようやく落ち着いた
が...ビスマルクだけは納得がいかず、提督に詰め寄り
一ヶ月に一度、一緒に風呂に入る秘密の約束をして事態は収拾した
[chapter12 ]
睦月十一日 成人の日
提督自室
朝1000
提督「あの...鳳翔さん、ネクタイぐらい自分でできますけど...」
鳳翔「いけません、今日は成人式なのですから、身だしなみはしっかりしませんと」キュッ
提督「それ遠まわしに普段はだらしないって言ってません?」
鳳翔「そのとおりです」
提督「ドストレートて.....」
鳳翔「はい、できました」
提督「ありがとうございます」
鳳翔「提督、会場の場所はわかりますか?」
提督「わかってます」
鳳翔「入場用の書類は持ちましたか?」
提督「ありますよ」
鳳翔「外は冷えますから、コートを着てくださいね」
提督「わかりました」
鳳翔「迷子になったら連絡をください、艦載機を飛ばして案内をしてもらいます」
提督「ハハハ、迷子にならないよう気をつけますね」
提督「それじゃ、行ってきます」ガチャ
鳳翔「はい、いってらっしゃい提督」バタン
数十分後
成人式 会場前
提督「てなことがあった」
鈴谷「オカンじゃんwww」
提督「悪い気はせんかったな」
鈴谷「提督ってまさかそっち系?」
提督「変な誤解すんな、僕は二〜三歳上の人がタイプや」
鈴谷「鈴谷みたいなJKはダメ〜?」
提督「お前も成人じゃろがい」
鈴谷「チッ、バレたか(笑)」
提督(しっかし鈴谷の振袖姿.....良い!! 写真撮って永久保存したい!!!)
鈴谷「どしたの提督、ジロジロ見て」
提督「べつに?」アオバツレテコレバヨカッタチクショウ!!!
鈴谷「はっは〜んさては、鈴谷の甲板ニーソ見れないからガッカリしてるんでしょwww」
提督「それもある」
鈴谷「キモッwww」
提督「泣くぞこんにゃろう」
女将「京ちゃ〜〜ん! 鈴谷さ〜〜ん!」
提督「逃げるZE☆」ダッ
鈴谷「逃がすわけないじゃん?」ガシッ
提督「(ーωー)」
女将「なんで逃げようとするんですか」
提督「身の危険を感じたんで」
女将「人を危険人物みたいに言わないでください」
提督(まさにそうなんやけど...)
鈴谷「女将さんはなんでココに?」
女将「夕食の買出しの帰りに寄ってみたんです、去年は行けませんでしたから.....」
鈴谷(そういえば、提督が女将さんの旅館行ったのって去年の五月頃だっけ...)
提督「女将さんの振袖姿か.....チョット見てみたい気も...」
女将「でしたら速攻で着替えて成人式に参加しましょうか」
提督「気持ちはわかりますけどダメです」
女将「ですよね~」
鈴谷「そろそろ入れるんじゃない?」
提督「そんじゃ行くか」歩
鈴谷「ちょっと待ってよ〜」
女将「鈴谷さん、ひとつ聞いてもいいですか?」
鈴谷「何?」
女将「鈴谷さんは艦娘ですよね、艦娘も成人式に出るんですか?」
鈴谷「あ〜...鈴谷はオリジナルだから」
女将「オリジナル?」
提督「鈴谷〜行くぞ〜」
鈴谷「はいは〜い! まぁ気にしないで、それじゃね〜」タッタッタッタッ
女将「...オリジナル?」
成人式会場 屋内
ガヤガヤ ガヤガヤ
提督「さってと、どこ座ろうかねっと」
鈴谷「別に場所は決まってないんだし、どこでもいいじゃん?」
提督「できれば寝とってもバレへん位置がええねんけど」
鈴谷「寝ちゃダメっしょ」
提督「年中寝不足やからな」
鈴谷「中の人ネタじゃん」
提督「言わないで」
?「あれ、ヒナ?」
鈴谷「ん?」
?「やっぱりヒナだ! 久しぶり〜元気してた?」
提督「なんや、鈴谷の知り合いか?」
?「あそっか今は鈴谷だっけ、艦娘になってから音沙汰なしだったから、心配してたんだよ?」
鈴谷「えっと...もしかして.....ツッコ?」
?「そうだよ〜よかった覚えてくれてて」
鈴谷「うっそ超久しぶりじゃん!(笑)」
?「最後に会ったのって何年も前だもんね〜(笑)」
提督「同級生か?」
鈴谷「そそっ、中学で同じクラスだった月子ことツッコ」
月子(?)「はじめまして! ヒナ...じゃなくて、鈴谷がお世話になってます」ぺこり
提督「どうもご丁寧に、天城です」礼
月子「ねぇヒナ、この人ってヒナの同僚さん?」
鈴谷「いや〜なんて言ったらいいか」
月子「もしかして、彼氏さん?」
鈴谷「ちょっwwwそれはないって(笑)」
提督(地味に傷つく...)
月子「あっヒナの隣座っていい? 他に知り合いがいなくて気まずかったとこだったし」
鈴谷「全然いいよ! 座ろ座ろ!」
提督「じゃあ僕は他の席に」
鈴谷「提督は鈴谷の隣っ」ぽすっ
提督「なぜに」
鈴谷「途中で居眠りしないか見張っとかないとね」
提督「HAHAHA、するわけないやんか」
鈴谷「でも鳳翔さんにちゃんと見ててって頼まれたし」
提督(お母ぁぁぁぁさぁぁぁぁん!!)
月子「鳳翔さんって?」
鈴谷「鈴谷たちのお母さん的な人」
提督「間違ってはいない」
月子「あっ、そろそろ始まるね」
鈴谷「やっば、早く座っちゃおっ」
提督「じゃあ僕は他のs」
鈴谷「提督はこ〜こっ」ガシッ ぽすっ
提督「...チキショウ」ボソッ
一時間後
提督「終わった〜!!」
鈴谷「途中うとうとしてたけどね〜」
提督「話長ぁて半分以上聞いてなかったけどな」
月子「ヒナこの後何か予定ある?」
鈴谷「ん、なんで?」
月子「せっかく会ったんだし、どこかよってかない? いろいろ話聞きたいし」
鈴谷「私はいいけど...」チラッ
提督「行ってきたら? 僕は先に戻っとくし」
鈴谷「...それだけ?」
提督「あ、晩には帰ってこいよ? 僕らの歓迎会するみたいやから」
鈴谷「心配とか思わないの?」
提督「別に?」
鈴谷「.....」ゲシッ!
提督「イッテェ?! なんや急に!」
鈴谷「行こうツッコ」カツカツカツ
月子「待ってよヒナ〜」タッタッタッ
チョットクライシンパイシテクレテモイイノニ マァマァ
提督「何なんやいったい.....」
提督「そんじゃ、僕は帰りますかねっと」
三十分後
鎮守府 執務室
隼鷹「おっかえり〜提督〜早速呑もうよ〜〜〜!!」ヒャッハー!!!
提督「隼鷹.....予想通りすぎるぞ.....」
隼鷹「今日でめでたく成人なんだし? 気にせず酒が飲めるぞ〜(笑)」
提督「お前は出撃以外いつでも呑んどろうが」
隼鷹「ハッハッハ気にすんなってぇ〜www」
提督「つうか僕は酒飲む気ないぞ」
隼鷹「またまた〜www」バシバシッ!
提督「地味にイッテェ!」
隼鷹「じゃあ夜楽しみにしてるから〜!」ピュ〜!!
提督「ハァ...夜は常に飛鷹に横におってもらお...後千歳対策に千代田も」
夜 2035
居酒屋 鳳翔
提督「な...なんやと.....」
飛鷹「ほ〜りゃ〜て〜とくも〜もっとの〜〜みなしゃいよぉ〜」でろ〜ん
千代田「お〜ね〜ぇ~のみすぎはダ〜メだからね〜」でろんでろ〜ん
提督「飛鷹と千代田が酔いつぶれてる?! バカな! 二人は烏龍茶を飲んでたはずやぞ!?」
隼鷹「フッフッフ、考えが甘かったね提督〜」ヒック
提督「隼鷹...お前二人に何した....?!」
隼鷹「あたしは何もしてないぜ〜www」
千歳「私よぉ〜(笑)」
提督「千歳...お前何を!」
千歳「実はね〜これ〜烏龍茶じゃなくてお酒なのよ〜」
提督「ウーロンハイってやつか、けどそんなんで酔いつぶれるとは...まさか!?」
千歳「ごめ〜と〜ヒック、提督が読んでた漫画のお酒を飲んでもらったら〜いい具合に酔ってくれたわ〜(笑)」
提督「Pab式烏龍茶か...どうりで.....」
隼鷹「いや〜ウォッカとウイスキーでイイ感じにブレンドとはね〜www」
提督「...ちょっと待てよ、飛鷹はともかく千代田はそんな酒は弱くないはずやぞ!」
千歳「千代田にはウイスキーとスピリタスのブレンドをのませたのよぉ〜」
提督「千代田ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
隼鷹「さぁさぁ邪魔者はいなくなったことだしぃ〜」ニヤニヤ
千歳「いっぱい呑みましょうね〜提督ぅ〜」ジリジリ
提督「チィ...こうなったら、覚悟決めるか...!!!」
なんやかんや三時間後
提督「ちんじゅふて〜とく〜! 脱ぎまぁ〜す〜〜〜〜wwwwww」バサァ!!
隼鷹「ハハハァ〜いいぞ〜提督〜wwwwwwwwwwww」
千歳「提督の、ちょっといいとこ見ってみたいぃ」
隼鷹「それいっき! いっき! いっき! いっき!」
提督「ングングングング...プッハ〜ッシャオラ〜ナンボのもんじゃ〜い!!!」
隼鷹「いい飲みっぷりだね〜www(笑)」
提督「まだまだイけんぞぉ〜...」パタッ
隼鷹「ん〜提督〜?」
提督「zzZ zzZ」
隼鷹「ありゃ〜寝ちゃったか〜」
千歳「初めてにしては頑張ったほうじゃな〜い〜?」
隼鷹「そうかもな〜www」
千歳「じゃあ私が部屋に運ぶわね〜」ヨイショット
隼鷹「悪いね〜」
執務室
千歳「提督〜着きましたよ〜」
提督「zzZ」
千歳「うふふっ気持ちよさそうに寝ちゃって、可愛い♪」プニプニ
提督「zzZ」
千歳「自室で雑魚寝はさすがにかわいそうだから、ソファに寝かせてあげましょうね」
ぽすっ
千歳「毛布どこにあったかな〜」ガサゴソ
提督「zzZ..........」ボソッ
千歳「? 提督何か言ったのかしら」
提督「..........ッ...」ボソッ
千歳「.....提督...」
数分後
電「失礼するのです」
千歳「あら電ちゃん、ちょうどよかった」
提督「zzZ zzZ」
電「司令官さん寝ちゃってるのです?」
千歳「ちょ〜っとお酒飲ませすぎちゃって」
電(絶対にちょっとじゃないのです...)
千歳「電ちゃんは提督に用事?」
電「鳳翔さんに司令官さんを自室で介抱してほしいとお願いされたのです」
千歳「あ〜じゃあ自室に運んだ方がよかったわね」
電「後は電がやりますので、千歳さんは戻って大丈夫なのです」
千歳「自室へ運ぶのくらい手伝うわよ?」
電「隼鷹さんが待っているので早く行ってあげて欲しいのです」
千歳「そう? じゃあお言葉に甘えようかしら」
電「はいなのです」
千歳「あぁそうそう電ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど」
電「なのです?」
千歳「あのね..........」ボソッ
電「? わかったのです」
千歳「お願いね」バタン
電「さてと...」
提督「zzZ」
電「司令官さん、起きてほしいのですっ」ゆっさゆっさ
提督「zzZ」
電「全然起きないし...お酒臭いのです...」
電(こうなったら強硬手段なのです)
電「えっと...司令官さんの机の二番目の引き出しの二重底のうr」
提督「ヤメロォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」ガバッ!!
電「あっ本当に起きたのです」
提督「あれっ...ここ.....執務室か...?」
電「千歳さんが運んできてくれたのです」
提督「そうか...つか電ちゃん、引き出しのこと誰に聞いた?」
電「鳳翔さんが、どうしても起きない時はそこを探ると起きると言っていたのです」
提督「既に鳳翔さん(僕の秘蔵同人誌(成人向け)の隠し場所)知ってたんかよ...場所変えな...」
電「司令官さん、随分酔っていたって聞いたのですけど...大丈夫なのです?」
提督「さっきので少し酔いがさめた...でも頭痛ぃ」
電「自室まで歩けるのです?」
提督「それぐらいやったらいけそう...かな」
電(不安なのです)
自室
電「司令官さん、着いたのですよ」
提督「ぅ~キモチワリ~ネタイ~」ウップ
電「お布団を敷くので少し待ってて欲しいのです」タッタッタッ
提督「なるはやでよろ〜...ウプッ」
提督(トイレ行っとこ...)
数分後
電「司令官さん、お布団の準備ができたのです」
提督「おぅ...サンキュ~.....」ヨロヨロ
電「大丈夫ですか?」
提督「リバースしたらちょっと楽になった...もう寝よ...」ゴロンっ
電「ここで寝ちゃダメなのですっ、お布団に行ってほしいのです〜」ユッサユッサ
提督「うぇっぷ...すまん電ちゃん...肩かして...」
電「はいなので...はわわわ!?」ガクッ
提督「なっとっ」
ドスッ! パチッ
提督「イツツ...すまん電ちゃん、大丈夫?」
電「はいなのです、でも髪留めが取れちゃったのです...」サラッ
提督「すまんすま...!」
電「うぅ~ちょっと痛かったのです...」
提督「.....電ちゃん」
電「はい?」
提督「すまんけど、今は髪下ろしたままでおってくれん?」
電「? 構わないですけど、どうかしたのです?」
提督「なんか...今の電ちゃん見てると...落ち着く...」
電(...もしかして)
電「お母さんに似てるから...ですか?」
提督「.....誰から聞いたん」
電「驚かないのです?」
提督「なんかなれた」
電「...千歳さんが戻る時に.....」
千歳「あぁそうそう電ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど」
電「なのです?」
千歳「あのね、できるだけ提督のそばにいてあげて...寝言で呼ぶほどお母さんが恋しいみたいだから」
電「と言っていたのです」
提督「寝言か...そこまでとはな.....」
電「電、そんなに似ていますか?」
提督「...似てるな、髪とか雰囲気とか...酔いが回ってるのもあるかもしれんけど」
電「お母さんって、どんな人だったんですか?」
提督「...優しかったで、いつも僕のこと気にかけてくれて...どんくさいとこもあったけど」
電「今は実家にいるのです?」
提督「..........」
電「司令官さん?」
提督「...あぁ...今も実家や.....」
電「ならたまには帰ってあげた方がいいのです」
提督「...いつか...な.....」
電「それじゃあ司令官さん、お布団へいくのです」
提督「...おう」
電「司令官さんお布団ですよ」
どさっ
電「どさ?」
提督「zzZ」
電「寝ちゃってるのです...もうっ仕方がないのです」
提督「zzZ」
電「よい〜しょっと〜」ゴロ〜ン
提督「んミュ」ゴロロ〜ン
電「司令官さん、丸太みたいなのです」
電(この間にお布団をかぶせないと)
提督「...リヤロ..」
電「ん?」
提督「...電ちゃんが...巨乳に?...ハハッむりやろ.....」zzZ
電「.....#」プチッ
電(殴りたいのです)
電「でも本当に殴ったらかわいそうなのです.....どうすれば...」
提督「.....電ちゃんは...今の方が.....」zzZ
電「今の方が?」
提督「.....zzZ...zzZ...zzZ」
電「そこで終わらないでほしいのですぅ!!」小声
電(もう司令官さんにイタズラでもして気分を...)
提督「.....いやや...」
電「今度はなんなのです...」
提督「ひとりは...もう.....」
電「司令官さん?」
提督「ゥゥ...ゥゥ.....ッ」
電「司令官さん...うなされてるのです...」
提督「カアサン...」
電「っ!!」
電(かあさんって...お母さん? もしかして、電がお母さんのことを聞いてしまったから...!!)
提督「.....まって...行かんといて...」ホロリ
電「はわっはわわわわわわわ~」オロオロオロオロ
提督「ひとりに...しないで...」ホロリ
電(どどどどうすれば.....そうなのです!)
電「司令官さん...」
ぎゅっ
電「よしよし..大丈夫、大丈夫よ」なでなで
提督「イヤヤ...イヤヤ.....」ボロボロ
電「電は...お母さんは、ここにいるからね」よしよし
提督「母...さん.....」
電「いいこ、いいこ...ゆっくりおやすみ」なでなで
提督「...カアサン.....zzZ」
電「...ふぅ、なんとか落ち着いたのです.....」
電「ごめんなさい司令官さん...電がお母さんの話をしたせいで.....」
ぎゅっ
電「今晩は、電がずっといるのです」
電(だからもう...泣かないで.....)
電「司令官さんが悲しむのは...見たく...ないのです.....」
提督「...フ~...ス~.....」zzZ
電「司令官さん.....」
朝 0500
提督自室
提督「zz.....ン..んぁ~...あったまイテェ.....」
提督(あれ、なんか胸のあたりに違和感が...)
電「フ~...ス~...」zzZ
提督「電ちゃん...ずっとおったんか.....」
提督(そういや母さんの話をしたような...気ぃつかわせちゃったかな)
電「...シレイカンサン.....」
提督「あれっ起きてんのか?」
電「....電が...ずっと...一緒に.....いるのです...zzZ」
提督「...寝言か」
提督(あかんな...また守られてばっかか.....)
提督「.....ありがとうな、電ちゃん」なでなで
電「フ~ミュ~.....」zzZ
提督「僕が...守れるようにならなな」
成人を迎えた提督
改めてみんなを、艦娘たちを守る決意をするが.....
ある出来事により...決意は揺らぐことになる
[chapter13 ]
如月十五日
朝1055
執務室
提督「.....」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
扶桑「提督、お茶が入りました」コトッ
提督「おう、ありがと」ごくっ アチッ
コンコンッ
提督「どうぞ」
香取「(ガチャ)失礼します、第一艦隊旗艦香取 演習から帰還しました」
提督「お疲れ様です、どうでしたか」
香取「軽巡 五十鈴が小破判定を受けましたが、我が艦隊の完全勝利です」
提督「上々ですね、補給後三十分休憩の後同艦隊で出撃してください、海域はお任せします」
香取「了解、では失礼します」ガチャッ バタン
提督「...もうすぐ11時か、そろそろ」
阿武隈「(コンコン ガチャッ)司令官、遠征終わったよ」
提督「お疲れ、どうやった?」
阿武隈「成功したけど、可もなく不可もなくってところですね」
提督「今はリハビリみたいなもんやから成功で十分や、阿武隈は休憩してき、次は鬼怒を旗艦に遠征に行ってもらう」
阿武隈「じゃあ鬼怒ちゃんを呼んできますね」
提督「すまんな」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
阿武隈「行ってきま〜す」バタン
提督「(カリカリカリカリカリ)うしっ、書類整理終わりっと」
扶桑「お疲れ様です」
提督「昼飯まで時間あるし見廻りでも行くか、扶桑すまんけど留守番よろ〜」ガチャッ バタン
扶桑「...提督、最近仕事に熱心ね」
扶桑(でも、どこか無理をしているように見えるわね...どうしたのかしら.....)
鎮守府 廊下
提督「.....」
提督(仕事して紛らわしてるつもりやけど...やっぱ頭から離れんな)
提督「...もうすぐ...か.....」
夜2200
執務室
香取「ご報告は以上です、質問などありますか?」
提督「十分です、明日に備えてゆっくり休んでください」
香取「では失礼致します」ガチャッ バタン
提督「ふぅ、これで遠征組以外は全艦隊が戻ったな...扶桑、今日はもうあがってええで」
扶桑「いえ、私も最後まで」
提督「大丈夫やって、あとは大淀にこの書類持っていくだけやから」
扶桑「ですが...」
提督「扶桑晩飯まだ食ってへんやろ、早うせんと食堂閉まんで?」
扶桑「...では、お言葉に甘えて」
提督「そいじゃ、僕もとっとと行くか」
十分後
鎮守府廊下
提督「さってと〜書類は渡したけど〜今から食堂行くのもめんどいし...どうすっかね」
熊野「ごきげんよう提督」
提督「おう熊野か、どうしたん」
熊野「こんびにへ行こうと思ったのですけど、鈴谷が遠征中ですので提督を探してましたの」
提督「何故に僕を?」
熊野「鈴谷が遠征に行く前に、「コンビニ行くなら提督と一緒にね!」と言っていたので」
提督「僕は駆け込み寺かよ...まぁええけど、着替えてくるから正門で待っとって」
熊野「わかりましたわ」
更に十数分後
某コンビニエンスストア LAWS●N
店員「いらっしゃ~せ〜」
提督「僕は雑誌でも立ち読みしてるから決まったら呼んでな」
熊野「わかりましたわ」
提督(僕はある程度買うもん決まってるし、熊野が選びおわったら取りに行くか)
女店員「休憩いただきました」
店員「じゃあ次俺が休憩してくるね」
女店員「はい」
提督(女性の店員さんか、迂闊に成人本のとこにはいけんな...行く気もないけど)
提督「あっ、ついでに調味料も買っとくか」
提督(自室用の醤油すぐ無くなるからな〜.....栄養バランス考えた方がええかも)
提督「薄口にしとくか」
熊野「提督、こちらは決まりましてよ」
提督「おう」
提督(たまごパンとクリームパンでええか)ガサゴソ
熊野「提督、サンドウィッチの料金は」
提督「僕が出すからええで、お願いします」ことっ
女店員「いらっしゃいませ」ピッ
提督「.....」
提督(この店員さん、スゲェな)
提督(ボインで銀髪でツインテてどこのギャルゲーのヒロインだよ、最高じゃねぇか」
女店員「あのっ...お客様.....そんなはっきりと言われますと/////」カ~/////
提督「ん、どうしました?」
熊野「提督、声に出ていましてよ」
提督「何が?」
熊野「ぎゃるげーのヒロイン? から声に出ていましたわ」
提督「.....really?」
熊野「えぇ」
提督「...熊野」
熊野「はい」
提督「これココの金、つりはやるから払っといて、僕は外で待っとくから」
女店員「お...お客様?」
提督「スィーユーナゲイン!!!」ビュン!!! カラス~
女店員「お客様ぁ?!」
熊野「...お見苦しい人ですみません」
女店員「あ...いえ...」
店外
提督「.....ハァ...もうこのコンビニ来れん...」
熊野「自業自得ですわ」
提督「あ、会計おわった?」
熊野「まったく、見ているこちらが恥ずかしかったですわ」
提督「すまん...」
熊野「早く帰りますわよ」
提督「おう」
翌日
昼1400
執務室
提督「ふう...今日はこれで終わりっと」
大鯨「お疲れ様でした」
コンコンッ
提督「あれ、遠征組まだおったっけ...どうぞ」
香取「(ガチャ)失礼します」
提督「香取先生、どうしました?」
香取「提督宛に御手紙が届いています」
提督「また本営からですか」
香取「いえ、鹿島からです」
提督「鹿島が? なんで僕に?」
大鯨「提督のお知り合いですか?」
提督「あぁ香取先生の妹でな、今は高校の教師やってるんやって」
香取「以前提督が私と同じ職場で働いてると手紙で送ったんです、そしたら私宛の手紙に同封されていました」
提督「鹿島らしいなぁ、おっ写真も入ってる」
香取「では私はこれで失礼します」バタンッ
提督「しっかし鹿島か〜、名前聞くのも久々やな」
大鯨「連絡を取ろうとは思わなかったんですか?」
提督「仕事が忙しかったからさ〜、いつか取ろうとは思ってたけど忘れっとった(笑)」
大鯨「ヒドイですねぇ」
提督「しゃあないやんか事実やし、おっクラスの集合写真か」
大鯨「男子校みたいですね」
提督「鹿島生徒に告白されまくったりしてな...ん?」
大鯨「どうしました?」
提督「あぁいや...ちょっとな」
提督(写真の鹿島.....髪は後で束ねてるけど、昨日行ったコンビニの店員さんに似てるな...)
提督(でも今鹿島は教師やってるって手紙にも書いてるし...先生に他に姉妹おるなんて聞いたこともないし...)
提督「...まさかな」
夜2306
某コンビニ L
提督(...来ちゃった)
提督(どんだけ気になんだよ僕...でも)
提督「八雲さんの占いのこともあるし、否定はできんな」
提督(正直昨日のことあったからすんごい気まずいねんけど...行くか)
ファミファミファミ~マファミファミマ~
提督(なんでFamilyの方が流れんの?!)
店員「なんでFamilyの方が流れんだ?!」
提督「店員さん?!」
店員「( ゚д゚)ハッ!...えっと.....」
提督「.....」
店員「.....」
提督「僕らは何も聞いてない、OK?」
店員「お...OK...」
提督 店員「.....」コクリ
提督 店員(なんやろ(だろ)この会話...)
女店員「飲み物の補充終わりました」
店員「お...お疲れ」
女店員「あの、さっきFami」
店員「オレハナニモキイテナイヨ?」
女店員「え? でも」
店員「キイテナイヨ?」
女店員「なんでカタコトなんですか...あっ」
提督「い?」
女店員「お客様は聞いていましたよね、Famil」
提督「BOKUHANANIMOKIITENAIYO?」
女店員「ローマ字?!」
提督「HONTODAYO?」
女店員「...本当ですか?」
提督「えぇ(嘘やけど)」
女店員「...わかりました、今日は信じます」
提督(ええ子や)
女店員「でもウソをついたら、めっですからね?」
提督「ッ!」
「ウソをついたら、めっですよ?」
提督「...マジかよ」
店員「矢島さんおもしろいな、めって」
提督(ヤシマ?)
矢島(女店員)「え? 言いませんか?」
店員「少なくとも大人には言わないかな」
提督(ネーム(プレート)は...矢島って書いてるな)
矢島「そんなことないですよ、そう思いませんかお客様」
提督(先生の姉妹は鹿島だけって聞いてるけど...他人の空似ってやつか?)
矢島「お客様?」
提督「へ...あっはい?」
矢島「大丈夫ですか?」
提督「えっえぇ、ちょっとぼーっとしてました」
店員「そういえば俺達接客してなくない?」
矢島「あっそうでした!」
提督「僕も客なのすっかり忘れてました」
店員「俺外の掃除してくるわッ」ダッ
矢島「はいっ」
提督「じゃあ僕はピザまんください」
矢島「ありがとうございますっ」
数日後
夜2230
執務室
提督「.....」
提督(小腹減ったな)
提督(けどさっき飯食ったばっかりやし、鳳翔さんも気ぃ使わせそうでなんか悪いし...)
提督「...コンビニ行くか」スクッ
提督(あっ、そうや)
数十分後
コンビニL
香取「それで、何故私を連れてきたのですか?」
提督「先生に少し確認してもらいたいことがありまして」
香取「確認とゆうのは?」
提督「まぁまずは入りましょう」
ファミファミファミマ~ファミファミマ~
提督(もうつっこまねぇ)
香取「提督、そろそろ話してもらえませんか」
提督「実は...」
カクカクカクシカジカジカ
香取「鹿島がここで働いている?」
提督「おっ紅茶パン売ってる、買うか」
香取「ですが、鹿島は高校の教師をしていると手紙に書いていました」
提督「やっぱカロリーメイトはプレーン味が最強やな」ゴソッ
香取「アルバイトだとしても公務員のアルバイトは禁止されています、鹿島がそんなことをするとは思えません」
提督「チーかまとアーモンドどっち買おっかな〜」
香取「.....」
提督「先生、無言で目つぶし食らわせようとすんのやめてもらえませんか超怖いんでッ」ググググッ
香取「私の話、聞いていますか?」
提督「聞いてますよ、僕だって鹿島がバイトしてるとは考えづらいです...けど他人の空似にしては似すぎてるっつうか...」
香取「提督がそこまで言う矢島さんは今どこに?」
提督「深夜にいたので、多分もう出勤はしてると思いますけど...今日もシフトされていれば」
矢島「休憩いただきました」
提督「あ、あの人です」
香取「.....なるほど」
提督「ツインテですけど、やっぱり似てますよね」
香取「.....」カッカッカッカッ
提督「先生?」
矢島「いらっしゃいま」
香取「(ドンッ!)」
矢島「せ?!」
提督「先生?!」
香取「ずいぶん元気そうね、鹿島」
提督(か...鹿島?!)
矢島「な...何のことですか...? 私は矢島でs」
香取「姉の私が見間違えると思っているの?」
矢島「..........」
香取「.....今はお店の迷惑になりますね、時間がある時にココに来なさい」スッ
提督(メモ?)
香取「邪魔してごめんなさい、矢島さん」カッカッカッカッ
提督「チョッ先生!」タッタッタッタ
矢島「.....」
帰路
提督「先生、矢島さんって鹿島だったんですか?」
香取「えぇ...間違いありません」
提督「でもなんで鹿島がコンビニに...手紙では教師って」
香取「それは私にもわかりません、ですが何か理由があると思います」
提督「クビになった...とか?」
香取「.....」
提督「そういえば矢島...鹿島に渡したメモ、アレ何なんですか?」
香取「私の名刺です、鎮守府の住所が書かれています」
提督「えっ名刺なんていつの間に作ってたんですか?」
香取「着任後すぐですが、提督は持っていないんですか?」
提督「.....」
香取「仮にも貴方は社会人ではないのですか?」
提督「...帰ってすぐに作ります」
香取「そうしてください」
数日後
昼1300
執務室
提督「さってと、昼の作業始めましょうかねっと」
コンコンッ
提督「どうぞ」
電「失礼しますのです」
提督「電ちゃんか、どうしたん?」
電「香取さんに会いたいとゆう人が正門に来ているのです」
提督「鹿島かな、応接室で待ってもらっといて、準備したらすぐ行くから」
電「はいなのです」
数分後
応接室前
提督(先生が演習に言ってる時でよかった、今二人会わしたらどうなるかわからんし)
提督「(コンコンッ)鹿島、入るで」ガチャッ
矢島「.....」
提督「.....(意気消沈ってか)」スッ
矢島「.....」
提督「(僕から話振らんとあかんかな)えっと...鹿島で、いいんやんな」
鹿島(矢島)「...お久しぶりです...京介さん.....」
提督「うん、久々やな」
鹿島「あの...香取姉は」
提督「先生は演習に行ってる、しばらくは帰ってこん」
鹿島「...そうですか」
提督「鹿島、なんでコンビニでバイト(?)してたん、副業?」
鹿島「...いえ、本業です」
提督「まさか、教師解雇されたとか?」
鹿島「...辞職しました」
提督「辞職? なんでまた」
鹿島「.....私が...男子校で教師をしていたのは、知っていますよね」
提督「あぁ」
鹿島「そこで...ストーカー被害にあったんです...」
提督「.....は?」
鹿島「毎日私がアパートに帰るまで尾行してきたり、ドアノブに白濁とした液体がゴムと一緒についていたり...自室に盗聴機も仕掛けられていました.....」
提督「おいおい...マジかよ、犯人は?」
鹿島「...私のクラスの生徒でした...今は留置所です」
提督「捕まりはしたか」
鹿島「...ですが、もう教師を続けようとは思いませんでした」
提督「それであのコンビニに?」
鹿島「...はい」
提督「でも、なんで相談せんかったん? 先生に言えばなんとかしてくれたかもしれんのに」
鹿島「.....迷惑をかけたくなかったんです」
提督「迷惑?」
鹿島「香取姉に迷惑をかけてしまうと思って...相談できませんでした.....」
提督「...鹿島、それ嘘やろ」
鹿島「.....え」
提督「先生に迷惑をかけたないから相談できんかった? 僕の知ってる鹿島はそんなふうじゃないぞ?」
鹿島「.....」
提督「ちょっと外の空気すってくるわ」スクッ
鹿島「.....」
提督「先生はあと十分くらいで帰ってくる、それまでゆっくりしとき」ガチャッ バタンッ
鹿島「...かなわないな...京介さんには.....」
鎮守府 休憩広場
提督(鹿島のあの反応、確実になんか隠してるな)
提督「まぁ、それが何なんかわかれば苦労せんねんけど...めんど」
センセイガイルダロ センセイヲダセ
デスカラナンドモイウヨウニ
提督「.....」
提督(裏門から聴こえてきた声+ほんのちょこっと聞こえたセリフ×今までのパターン=鹿島との関係ありの可能性超弩級.....)
提督「.....嫌な予感しかしねぇ...」ダッ
裏門
大淀「ですから、部外者を立ち入れるわけにはいきません」
?「なら先生を読んでくれ、オレは先生に会いたいだけなんだ」
提督「なんの騒ぎや、大淀」
大淀「提督、この方が中に入れろとしつこく」
?「あんたココの提督か?」
提督「そうやけど」
?「ならちょうどよかった、頼む、オレをこの中へ入れてくれよ」
提督「すまんな、鎮守府は艦娘と提督、その他関係者以外は立ち入り禁止や」
?「そこをなんとか頼むよ、あんたの権限でならいいだろ?」
提督「なんでそこまでして中に入りたいん、見学でもしたいんか?」
?「そうじゃねぇ、オレは先生に」
鹿島「京介さん」
提督「あれ鹿島、どうしたん?」
鹿島「すみません、やっぱり今日は帰りま...ヒッ?!」
?「先生! やっぱりここにいたんですね!」
鹿島「雨野(あまの)くん、どうして! 今は留置所にいるはずじゃ...」
雨野(?)「むこうでは模範囚で通ってましたからね、一週間前に仮出所したんですよ」
提督(やっぱ鹿島のストーカーか...)
鹿島「でもどうしてここが、まさか...」
雨野「いえ、今日見かけたのはたまたまなんです、ぶらぶら歩いてたら暗い顔しながら歩いてる先生をね」
鹿島「.....髪型は変えていたのに、別人とは思わなかったの?」
雨野「髪型なんて変えてもすぐにわかりますよ、オレはずっと先生だけを見てきたんだから」
提督(男がこうゆうセリフゆうとキメェな)
鹿島「...ッ」
雨野「先生、オレずっと会いたかったんですよ」
鹿島「私は...」
雨野「先生、オレと一緒に」
提督「待った」
雨野「...なんだよ、邪魔する気か提督さんよぅ」
提督「ストーカーと解ってて近ずけるわけなかろ?」
雨野「あんたにゃ関係無いだろ、これはオレと先生のコトなんだから」
提督「わからんか、僕は同時に警告もしてるんやぞ?」
雨野「...はぁ?」
提督「そこから先は鎮守府内部や、一歩でも踏み入れたらそれなりの対処をすることになるぞ」
雨野「何を言ってんだ」
提督「つまり無断で一歩でも入ったら容赦せんぞってこった」
雨野「ハッ! そんな脅しが通用すると思ってんのかよ」
提督「脅しのつもりはないんやけどな〜」
雨野「だったらどうするかやってみろよ、ほれ一歩(笑)」ザッ
提督「.....マッタクモゥ」
雨野「どうした? はやくなにかしてみろよ」
提督「...三秒待ったるわ、今すぐ僕の前から消えろ」
雨野「なんだよwww結局ただの脅しか(笑)」
提督「...さん」
雨野「先生はオレと一緒にイくんだ」
提督「に〜」
雨野「さぁ先生、オレと一緒に添い遂げましょう」
鹿島「いや...来ないで....」サッ
提督「い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ち〜〜〜」
雨野「なんでだよ...オレの気持ちは十分伝わってるはずだろ!」
鹿島「来ないで!」ビクッ
提督「.....ゼロ」
雨野「しかたない.....なんなら無理にでm」
提督「チョウシノンナヨ、クソガキ」ギロッ
雨野「?!」
雨野(なんだよこの殺気...留置所にもこれほどのヤツはいなかったぞ?!)
大淀「ハッ!」ガシッ
雨野「ガッ?!」ズサッ
大淀「おとなしくしなさい!」ググググッ
雨野「イデデデデデ!!?」
提督「.....見事な組手やな」
大淀「艦娘である以上、ある程度の格闘技は心得ています」
提督「んで...大淀、なんで邪魔するん」
大淀「提督がキレる寸前でしたので、それなりの対処をしたまでです」
提督「だからってさぁ」
大淀「それに、鎮守府内でさつじ...大事はいろいろと面倒なことになるかと」
提督「...それもそうか」
雨野(今しれっと殺人とか言おうとしたか?! まさか本気じゃねぇよな...)チラッ
提督「.....ン?」ザワァッ
雨野「ッ?!」
雨野(ヤベェ...眼が笑ってねぇ...光が灯ってない!)
提督「んじゃ大淀、そいつ別室に連れてって、あとは僕がヤっとくから」
大淀「...手加減してあげてくださいね」
提督「わかってるって」
雨野(別室?! 手加減?!! オレいったい何をされるんだよ.....)
大淀「立ちなさい」グィッ
雨野「痛てぇって!おいどこに連れていくんだよ!」
大淀「こちらからは言い兼ねます」
雨野「おいそれって.....」
大淀「行きますよ」
雨野「ッ!」
雨野(オレもしかして、秘密裏に消されるんじゃ...いや...まさかな.....)
提督「しっかし鹿島のストーカーがここまで来るとはな.....ある程度予想はしてたけど」
鹿島「...本当にご迷惑をお掛けしました」ペコリ
提督「まぁストーカー捕まったしよかったやんか」
天龍「なんだなんだ、さわがしいと思って来てみりゃどうゆう状況だよこれ」
提督「あれ天龍、遠征は?」
天龍「今日は非番だ」
提督「そうやっけ?」
天龍「提督が把握してなくてどうすんだよ...」
提督「ハッハッハッ(笑)」
天龍「...香取さんに叱って貰わねぇと」
提督「それだけはご勘弁を!」
雨野(.....そういや、ここは鎮守府...れっきとした軍施設.....)
雨野(映画の見すぎだと信じたかったけど.....十分ありえる!!)
大淀「しっかり歩いてください」
雨野「...わぁったよ」
雨野(幸い今は手で掴まれてるだけ、スキを貫けば抜け出せるかもしれない...)
大淀「こっちです」
雨野(...チャンス)
雨野「オラァ!」ブォン!
大淀「きゃぁ?!」
雨野「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ダッ!!! チャキッン
提督「ッ?!」
提督(ナイフ?!)
天龍「?! 提督さがってろ!」
雨野「ドけぇ!!!」ドンッ
天龍「ッ! しまった!」
提督「逃げろ鹿島!」
鹿島「京介さん!」
雨野「シねやああああああああああああああああああああ!!!!!」
ザグッ!
提督「ッ...ア".....?!」
雨野「殺してやる! ヤられる前に殺ってやらぁ!!!」ズッズッズッズッズッズッ
提督「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!!!」
鹿島「いやぁああああああ!!!」
大淀「提督!」
天龍「こんのッ!!」ドスッ!
雨野「ゴブッ?!」チャリンッ
天龍「オゥラアッ!!!」イッポンゼォイ!!
雨野「ガァ?!」
天龍「大淀! コイツはオレが抑えってッから提督を!」
大淀「はい!」
鹿島「京介さん! どうしよう、血...全然止まらないッ」
大淀(複数箇所刺されてる...これじゃあ.....)
天龍「何してんだ大淀! 早く提督の携帯使って救急車呼べ!!」
大淀「ハッ...はい! 提督、携帯をお借りしますッ」
提督「ァ...ァ.....」
大淀「もしもし事件です、人が刺されました救急車をお願いします! 場所は...」
鹿島「ごめんなさい...ごめんなさい...私のせいで...こんな、こんな...ッ!!」
提督(ヤバイ...声が.....出ん...)
大淀「提督、十分程で救急車が到着します! それまで頑張ってください!」
提督(おいおい.......もう...限...界.....)
提督「...オオ....ヨ...ド.....ス...マ..ン...」コクッ
大淀「提督! 気をしっかり持ってください! お願い、死なないで!!」
鹿島「京介さん!! 京介さん!!!」
提督(...ヤバイ.....これは...マジで....死...ぬ.....)
キョ...ケサン.....イデ!
...もう殆ど...声も聴こえん...痛みも....感じん.....
.....サンナ...ウキュウショ....デキルハ...
...タゴサ......ゲキチ...デ...モドリ.....
...あぁ.....そうか..........
.....死ぬって.....こうゆう...感覚...なん...や.....
........................................................................................to be continued
http://sstokosokuho.com/ss/read/16968
この提督はショタなの?
いえ、18〜19歳の感じに書いています。
不快な印象を与えてしまったのであれば申し訳ないです。
曙出してください<(_ _)>
リクエストありがとうございます!了解です!
是非天龍と龍田を
リクエストありがとうございます!なんとかやってみます!
ええ話や(´・ω・`)
もうこのSS終わってしまうん?
いえいえ、まだ続きますよ。
なんだこれ…曙良い娘すぐるだろ
曙の話で感動した
まだ終わりでなければ、時津風か暁(もしくは両方)お願いしたいです。
リクエストありがとうございます!やってみます!
鈴谷お願いします(o_ _)o
鈴谷再登場ですね?わかりました!
読んでて気持ちいです。是非レーベと最上を登場させてくださいm(_ _)m
ボクっ娘二人ですね?わかりました!
ツヅキマダー?あとしごくどうでもいいことだけど「ず」と「づ」の使い方が気になるンゴ
oh...マジですか、気をつけていきます、続きは執筆中です。
頑張って下さい〜待っています!
ありがとうございます!!!(感涙)
更新を待ってます!
面白いので続き楽しみに待ってます
コメ19さん masaマサさん
ありがとうございます! 現在全力執筆中です!!
本編はよぉ! 頑張って下さい〜
コメ22さん
お待たせしましたぁ!!!(内容はアレですが…)
作者さん!コープスパーティー好きなんですか!?僕もかなりすきなんです!
お金の都合上、数作ぐらいしかやれてないのですが…。
周りにそういう人がいなかったので嬉しいです!
ssも面白かったです。
これからも応援しています!
おおー!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!待ってました!
頑張ってください(^-^)
狐from雪桜さん
ありがとうございます!コープスめっちゃ好きです!!外道院あんにゃろう!!!(笑)
コメ25さん
お待たせしました!頑張っちゃいます!!!
頑張ってください!僕も母が……なんで少し泣きそうになりました!電ちゃんが天使すぎる!無理しない程度で書いてくださいね?また、いつ上げられそうかも教えて欲しいです!
!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?展開が凄すぎます!
面白いです。
提督は死んでしまったのですか?
続きがあるならお願いします。
(提督の過去とか後提督の周りの人たちとの恋の進展とか)
読んでて最高に面白かったです!最後すごく気になってしまい…続編があるなら是非見たいです!大変かもしれませんがよろしくお願いします!
提督の似非関西弁くっせーな
最終更新よりもうすぐ1年か⋯
続き待ってますよー
続きがあることを願う
面白くて一気に読んでしまいました。
お仕事お忙しいと思いますが、続編期待してお待ちしております。
頑張って下さいm(_ _)m
お仕事が大変かと思いますが
頑張ってください
更新楽しみにお待ちしてます 後味が悪いので是非トゥルーエンドで終わらせて下さい
つづきを見たいです
続きが気になります!
どうか仕事と両立して書いてください!
お身体を壊さず仕事も頑張ってください。
続きが気になります!
どうか続きを書いてください!
続き見さしてくれや!
続き待ってます!