進撃の巨人 一人暮らし物語 第3話
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進撃の巨人 一人暮らし物語
第3話「エレンの後輩たち」
【エレン宅】
エレン「グーーーー」イビキ
タッタッタッタ
???「エレン、起きて」
エレン「ん…もうちょっと寝かせろよ…」
???「早く起きないとバイトに遅れる」
エレン「あ!バイト!てかなんで俺の部屋にいるんだよ、ミカサ!」
ミカサ「あなたを起こすことは私の仕事」
エレン「な訳あるか!てかどうやって入ってきたんだよ?」
ミカサ「鍵が開いてた」
エレン(クソッ、閉め忘れた)
ミカサ「今、『クソッ』って思ってた」
エレン「お前はエスパーか!」
ミカサ「早く準備して」
ガヤガヤガヤガヤ
エレン「飯食ったし歯磨いたし準備したし…これでいいか。てかミカサ俺の部屋から出ろよ」
ミカサ「私もあなたとついていく」
エレン「はあ?どうしてだよ?」
ミカサ「実はあなたのコンビニで私もバイトをしようと思う」
エレン「なんでだよ?」
ミカサ「あなたがあのチビに何かされたらすぐに報復できるように。つまり私はあなたの家族でありボディガードでもある」
エレン「すぐ、報復するボディガードなんて嫌だよ」
ミカサ「ゴチャゴチャ言ってても無駄。早く行こう」
エレン「あー、面倒くせ〜」
ガチャ
エレン「あ、アルミン!」
アルミン「エレン!ミカサ!おはよう」
(なんで、同じ部屋から出てきたの!)
エレン「おはよう、所でどこ行くんだ?」
アルミン「爺ちゃんの家だよ。介護しなきゃいけないからね」
エレン「ああ、そうか。頑張れよ」
アルミン「ありがと、エレン!で、ミカサは?」
ミカサ「私はエレンのコンビニでバイトする」
エレン「まだ、決まってねぇだろ」
アルミン「そうなんだー」
(バイトか…)
ミカサ「それじゃあ、気をつけてアルミン」
エレン「じゃあな」
ミカサ「じゃあ」
アルミン「2人とも気をつけてね」
【コンビニ】
ピロピロピロリン
ペトラ「いらっしゃい…あ、エレンか。おはよう」
エレン「おはようございます!所であの、ミカサがバイトしたいそうなんですけど」
ペトラ「えっ?あ、う、うん。分かった。エレンは先、事務所行って着替えてて」
エレン「はい、じゃあ、面接頑張れよ」
ミカサ「大丈夫」
タッタッタッタッタッ ガチャ
リヴァイ「バイトしてぇってのはお前か?」
ミカサ「はい」
リヴァイ「何考えてるか知らねぇがとりあえず来い」
ミカサ「はい」
テクテクテク ガチャ
【事務所】
ミカサ「…じゃあ、よろしくお願いします」
リヴァイ「まだ、何も言ってねぇだろ。はあ、通してここで働きたいと?」
ミカサ「エレンに何かあったら大変です。チビに暴行されるとか雑用されるとかなったら」
リヴァイ「てめぇ、ふざけんな」
ミカサ「別に、あなたの事を言ったわけじゃない」
リヴァイ「…まあ、いい。今日から働きてえのか?」
ミカサ「はい」
リヴァイ「じゃあ、今日からよろしく頼む」
ミカサ「はい」
ガラガラガラ
エレン「飲み物持ってきました」
リヴァイ「もう、終わった」
エレン「そ、そうですか。あ、ミカサは?」
ミカサ「大丈夫。合格した」
エレン「そうか、よかったな」
ミカサ「これで何かあったら…」
エレン「頼むから争いはやめてくれよ?」
ミカサ「大丈夫。争いにならない程度に済ませる」
エレン(近々、戦争が起きるな)
テクテクテク
ミカサ「で、先に何すればいいの?」
エレン「まあ、掃除だな」
ミカサ「いつもエレンがやらされてたの?」
エレン「ま、まあな」
ミカサ「やっぱりあのチビはエレンに酷いことを…」
エレン「だから、大丈夫だって!新人はそういうものなんだよ!」
ミカサ「エレンがそう言うなら」
エレン「あと、ちゃんときれいに掃除しないと後で罰が待ってるからな」
ミカサ「分かった」
エレン「俺は、レジにいるから終わったら呼べよ?」
【レジ】
ペトラ「あ、エレン、ミカサは?」
エレン「なんか、合格したみたいですよ?」
ペトラ「そ、そうなんだー」
(よく、合格したな…昨日あんなふうだったのに)
(数分後)
ミカサ「エレン、掃除終わった」
エレン「もう終わったのか?早えな。ちゃんと掃除したのか?」
ミカサ「ちゃんとした」
テクテクテク ガチャ
エレン「ふーん…まあ、いいんじゃね?後は店長に見てもらうから」
ミカサ「うん」
(エレンに褒められた!)
エレン「店長ー…あれ?」
オルオ「店長なら部屋にいるんじゃねえか?」
エレン「あ、ありがとございます」
テクテクテク
【リヴァイの部屋】
エレン「ここか…てか、なんだよ『リヴァイの部屋』って…」
コンコン
エレン「俺です」
リヴァイ「エレンか。入れ」
エレン「失礼します」
(よく、分かったな…)
ガチャ
エレン「あの、ミカサの掃除した所を見て欲しいのですが」
リヴァイ「ちょっと、待て。後、3本で東京タワーできるから」
エレン「東京タワー?店長なにやってるんですか?」
リヴァイ「じゃがりこで東京タワー作ってる」
エレン「ちょっ、ちょっと!これ商品じゃないですか!しかも仕事中に」
リヴァイ「リラックスタイムだ」
エレン「これは、暇つぶしって言うんです」
リヴァイ「ちっ、うるせぇな」
エレン「とにかく、ミカサの掃除した所を見てください!」
(仕事中に遊んでる奴に言われたくねぇよ!)
テクテク ガチャ
【事務所】
エレン「もうちょいで、店長くるから待ってろ」
ミカサ「遅い…何をやってるの?」
エレン「ちょっと…休憩を…」
ミカサ「休憩するほど働いてないじゃない」
エレン「それは…そのー」
ガチャ
リヴァイ「おい、何ぺちゃくちゃ話してるんだ?」
エレン「あ、店長。とりあえずこの事務所を掃除してもらったんですがどうですか?」
リヴァイ「ほう…悪くない」
エレン「よかったな、ミカサ!店長が褒めるなんて滅多にないんだぞ?」
ミカサ「そう、興味ない」
リヴァイ「チッ」
ガチャ
ペトラ「店長、またバイトしたいという人が来ました」
リヴァイ「またか?2日連続で。そんなに募集したか?」
ペトラ「人手不足なので」
リヴァイ「まあ、いい。連れて来い」
ペトラ「はい」
テクテク ガチャ
ガチャ
???「よろしくお願いします」
エレン「アルミン⁈」
アルミン「やあ、エレン、ミカサ」
ミカサ「どうしてここに?」
アルミン「いや、あそこで暮らすのはいいんだけどやっぱりお金が無いからさー」
エレン「おじいちゃんの介護は?」
アルミン「近所の人が介護してくれてるから大丈夫だよ」
エレン「なら、ここに住む必要もねぇだろ」
アルミン「酷いなぁ、昨日引っ越してきたばかりなのにもう帰れって?それに、エレン達と同じマンションだからあそこからはもう引っ越したくは無いんだよね」
エレン「ま、まあ、そうだな」
リヴァイ「おい、これから面接なんだぞ?」
エレン「あ、すみません。おいミカサ出るぞ」
ミカサ「うん、じゃあ、アルミン。頑張って」
アルミン「ありがと」
ガチャ
そしてなんやかんやあってアルミンもバイトすることになった
アルミン「じゃあ、エレン僕もバイトする事になったから色々教えてね」
エレン「あ、ああ。でも俺もバイトしてからまだ3日だぞ?まだレジ打ちもしてないんだぞ?」
ミカサ「でも、私たちより長くここでバイトしてるから」
リヴァイ「アルミン、ミカサ」
アルミン「はい」
ミカサ「なんですか?」
リヴァイ「お前らはまず、下済みからだ」
ミカサ「また、指図か…」
リヴァイ「文句言わねぇで、さっさとしろ」
アルミン「で、何をすれば?」
リヴァイ「決まってるだろ?下済みは掃除だ」
エレン「また、掃除させるんですか?午前中に何回掃除させる気なんですか?」
リヴァイ「まず、掃除をマスターしたらレジ打ちをさせる」
エレン「そうですか」
アルミン「で、どこをすれば?」
リヴァイ「アルミンは店内の掃除、ミカサはレジの掃除だ」
エレン「俺は?」
ミカサ「私とレジ掃除」
リヴァイ「お前が決めるな、お前は商品の品揃えだ。賞味期限切れがあったらグンタに言え」
エレン「分かりました」
リヴァイ「早く取り組め」
エレ アル ミカ「はい」
〜〜数分後〜〜
エレン「あれ?これ賞味期限が切れてる。グンタさんー」
グンタ「なんだ?」
エレン「あの、このじゃがりこ賞味期限切れなんですけど」
グンタ「本当だ。待ってろ在庫を確認してくる」
エレン「分かりました」
ペトラ「もう、仕事に馴染んでるね」
エレン「あ、ペトラさん。はい、なんか以外と簡単なので」
ペトラ「それに店長にも気に入られてるしね」
エレン「えっ?そんなことないですよ」
ペトラ「店長の様子を見てれば分かるよ」
エレン「へー、そうなんですか」
(なんか、すごい鋭い視線を感じる)
リヴァイ「おい、エレン。仕事中にベラベラ話してんじゃねえ」
ペトラ(やべ)
テクテクテク←逃げた
エレン「あ、すみません」
(あ、ペトラさん逃げた)
リヴァイ「で、のじゃがりこだが在庫がなかった」
エレン「それさっき店長が東京タワー作ってたせいですよね?」
リヴァイ「かもしれない」
エレン「かもじゃないですよ」
ミカサ「掃除終わりました」ギロッ
エレン(さっきの視線はミカサか)
リヴァイ「早ぇじゃねえか。サボってねぇだろぉな?」
ミカサ「はい」
アルミン「僕も掃除終わりました」
リヴァイ「そうか、お前もサボってねえよな?」
アルミン「は、はい」
時間は過ぎ帰宅の時間になった
エレ ミカ アル「お疲れ様でした」
ペトラ「おつかれー」
エレン「あ、ペトラさん今日俺が店長に叱られてる時逃げましたよね?」
ペトラ「あっ」
リヴァイ「なんのことだ?」
エレン「なんでもないです」
リヴァイ「そうだ。お前らにいい知らせがある。明日は休店日だ」
エレン「えっ?」
リヴァイ「うちは日曜は休みだ。だから出かけるなりなんなりしてろ」
エレン「そうなんですか」
グンタ「俺らも休みだからな」
エレン「そうなんですか」
オルオ「お前は『そうなんですか』しか、言えね…」ガリッ
エレン「あ」
オルオ「うおわぁぁぁぁ」
ペトラ「あんたは舌を噛むことしかできないの?」
エルド「だな」
エレン「いっそ、舌がない方がオルオさんのためなんじゃないですか?」
オルオ「なんてことを言うんだ、お前ら」
リヴァイ「まあ、そういうことだ。ミカサとアルミンもバイトしてからまだ1日だが休みだ」
アル ミカ「分かりました」
エレン「じゃあ、お先失礼します」
ガチャッ
【帰宅路】
エレン「明日は休暇か」
アルミン「僕たちまだバイトしてから1日もだったないのにね」
ミカサ「まあ、いい。所でエレン明日は暇?」
エレン「うん…まあ暇だな」
ミカサ「なら、買い物でもしない?」
エレン「買い物?」
ミカサ「うん」
エレン「まあ、家具とかで必要になりそうなのもあるかもしれないからな。いいぞ」
ミカサ「本当⁉︎」
エレン「ああ」
ミカサ「嬉しい。アルミンは?」
エレン「おじいちゃんの介護があるだろ?」
アルミン「大丈夫だよ」
エレン「ほらな?って、えっ?」
アルミン「だから、近所の人が介護してくれるって言ったじゃん」
エレン「あ、そーだったなw」
アルミン「もー、エレンったらー」
ハハハハハ
【マンション】
エレン「じゃあ、明日の朝の10時に部屋から出ろよ?」
ミカ アル「分かったー」
エレン「じゃあ、おやすみ」
アルミン「まだ、6:30だよ?」
エレン「早寝だ、早寝」
アルミン「早すぎるよw」
ミカサ「寝坊しないでね」
エレン「しねぇよ!」
ガチャッ
エレン「じゃあ、飯食って風呂入って寝るか…あ、鍵閉めないと」
第3話終わり
次回 第4話「ショッピングの悲劇」
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