進撃の巨人 紅蓮の戦場
とても長い長作のSSとなりました。
全て読みきるのに1時間くらいかかるかもしれません。暇な人にお勧めします
それと、ありえない事やこれおかしいだろというところがあると思いますがご了承ください
進撃の巨人 紅蓮の戦場
登場人物
エレンイェーガー
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
ジャン・キルシュタイン
マルコ・ボット
ライナー・ブラウン
ベルトルト・フーバー
アニ・レオンハート
ユミル
クリスタ・レンズ
サシャ・ブラウス
コニー・スプリンガー
トーマス・ワグナー
ミーナ・カロライナ
ナック・ディアス
ミリウス・ゼルムスキー
ダズ
ハンナ
フランツ
リコ・プレチェンスカ
イアン・ディートリッヒ
ミタビ・ヤルナッハ
ナナバ
ゲルガー
リーネ
エルヴィン・スミス
ハンジ・ゾエ
ミケ・ザカリアス
オルオ・ボザド
ペトラ・ラル
ここは戦場である。これは、そう遠くない未来 現実に起こるかもしれない。そしてここには勇敢なる兵士たちがいた。彼らは様々な訓練を受け今、この戦場にいる。これはその勇敢な兵士たちのとある物語である。
兵舎
兵舎A
1班
ベルトルト・フーバー
マルコ・ボット
サシャ・ブラウス
ミカサ・アッカーマン
ユミル
クリスタ・レンズ
アニ・レオンハート
兵舎B
エレン・イェーガー
アルミン・アルレルト
ジャン・キルシュタイン
ライナー・ブラウン
トーマス・ワグナー
コニー・スプリンガー
兵舎C
ハンナ
フランツ
ダズ
ミーナ・カロライナ
ナック・ティアス
ミリウス・ゼルムスキー
兵舎D
リーネ
ゲルガー
ナナバ
イアン・ディートリッヒ
リコ・プレツェンスカ
ミタビ・ヤルナッハ
【兵舎B】
13:05
ジャン「クソー!どうして訓練終えたばかりの俺たちを戦場に送り出すんだよ!」
コニー「仕方ねぇだろ!人手不足なんだからよ!」
ジャン「だからって訓練終えたばかりの俺たちを戦場に駆り出すなんてあんまりだ!」
ライナー「まあ、気持ちは分からなくは無いがもし、ここ戦争で負けたら俺たちはどうなると思う?」
ジャン「くっ」
ライナー「多分奴隷以下の扱いになると思うがな」
トーマス「まあ、腹くくれって事だよ」
アルミン「てか、今夜の奇襲作戦の班が自分の寮の人達らしいよ?」
ジャン「それは確かか!アルミン!」
アルミン「た、多分ね」
ジャン「俺らも?」
アルミン「う、うん」
ジャン「こいつも?」
アルミン「多分」
ジャン「そうか…」
アルミン「うん」
ジャン「ふざんなよ!」
アルミン「!」
ジャン「なんで、こんな死に急ぎ野郎と一緒なんだよ!」
エレン「んー、うるせえな。人が寝てんのにでけぇー声出すんじゃねーよ」
ジャン「お前は、いつまで寝てる気なんだよ!」
アルミン「そうだよ、だってもうお昼前だよ?」
13:15
エレン「もう、昼かっ!お前らなんで起こしてくれなかったんだよ!てか何してんだよ!訓練は?朝礼は?」
ライナー「落ち着け。俺たちは昨日訓練兵を卒業した。そして、今日の夜 奇襲作戦を行うからいつ飯を食おうがいつまで寝ようが今日の夜8時までは自由だぞ。出撃は20:30らしい」」
エレン「そ、そうだったな」
ジャン「寝ぼけてんじゃねぇよ」
エレン「はっ?」
トーマス「まあまあ二人とも」
コンコン
トーマス「あ、誰か来たよ?」
アルミン「どーぞー」
ガチャ
ミカサ「おはよう、アルミン」
ジャン(ミカサ!)
アルミン「おはようミカサ」
クリスタ「アルミン、おはよう!」
ライナー(クリスタ!結婚しよう)
アルミン「おはようクリスタ!」
ジャン「お、おはようミカサ」
ミカサ「おはよう」
ジャン「今日は自由らしいな」
ミカサ「うん」
ジャン「あ、あのさ後でちょっと2人で散歩でもしないか?」
ミカサ「……」
ジャン「無理だよな?」
ミカサ「いい」
ジャン「そうか、やっぱり無…えっ?」
ミカサ「今日でジャンに会えるのも最後になると思うから」
ジャン「よっしゃー!」
アルミン(進歩したねジャン。でも、今のミカサの発言だと、ジャンが死ぬ前提だよ?)
ライナー「なあ、クリスタ。俺たちも後で2人で散歩でもしないか?」
クリスタ「ごめんね。今日は自由だからユミルと街に買い物に行く予定なの。本当にごめんね」
ライナー「じゃあ、俺も一緒に…」
ユミル「ダメだ」
ライナー「!」
アルミン「やあ、ユミルおはよう」
ユミル「ああ、おはよう。所でライナー、今日は私とクリスタ二人だけで街に行くんだ。なあクリスタ?」
クリスタ「う、うん」
ユミル「そういう訳だ。悪いなライナー。行くぞ?クリスタ」
アルミン「でもさ、あの街は危険だよ?」
ユミル「どーしてだ?」
アルミン「だって最前線に最も近い街だよ?いつ敵の攻撃が受けるかわからないじゃん」
ユミル クリスタ「確かに」
ライナー「なら、2人で散歩しようぜ。クリスタ」
ユミル「絶対に行かせねー」
ライナー「なんだと⁉︎」
ユミル「くらえっ!」
ライナー「グハッ!」
ライナー「」チーン
アルミン(まあ、いつものことだからほっとこ)
ジャン「なあ、ミカサそろそろ散歩しないか?」
ミカサ「分かった、という訳で行ってくる」
アルミン「気をつけてねー」
テクテク
13:25
トーマス「じゃ、じゃあ残った人達で何する?」
ライナー「トランプとかは?」
ユミル「お前、いつの間に復活してんだ?」
ライナー「こんなので、くたばってるようじゃ兵士に向かん」
ユミル「そーか、じゃあもう一発くらわせたるよ」
ライナー「えっ?」
ユミル「とりゃ!」
ライナー「ちょちょっちょっと待て」
ユミル「あん?」
ライナー「おねさん!」バシッ!
ライナー「」チーン(2回目)
クリスタ「ちょっとやりすぎじゃない?」
ユミル「そうか?私のクリスタにナンパしたんだ。当然の報いだ。」
アルミン「で、なにする?」
トーマス「ライナーの言った通りトランプで良いんじゃないの?」
クリスタ「じゃあ、私持ってくるね」
トーマス「おねがい」
クリスタ「うん!」ニコッ
ユミル アルミン トーマス(女神)
ガチャ タッタッタッタ
ユミル(もしかしたら、クリスタに会えるのも今日が最後になるかもしれない)
アルミン(クリスタの笑顔は僕たちの唯一の花なのに。今日が最後になるかもしれない)
トーマス(今まで、話したことなかったから分からなかったけど実際に話してみるとライナーの気持ちがよく分かる。でも、せっかく話せたのに最後になるかもしれないなんて嫌だ!)
13:30
ユミル アルミン トーマス「…」
タッタッタッタッタッ ガチャ
クリスタ「お待たせ〜」
ユミル「な、なあ」
クリスタ「何?」
ユミル「お前、もし今日が私達に会えるのが最後だとしたらどうする?」
アルミン トーマス「!」
クリスタ「えっ?」
ユミル「だから、もし私達かお前が死んだらどうするかって聞いてんだよ」
クリスタ「そんなこと言われても…そりゃ悲しいし死にたくないし」
ユミル「そうだよな。悲しいよな。私だって死にたくない」
クリスタ「ていうか、なんでそんなこと考えるの?『死ぬ』って考える事って何よりも悲しい事だよ?」
ユミル「だって、死ぬかもしれないだろ?私達、今日戦場に駆り出されるん…」
クリスタ「死ななきゃいいじゃん」
ユミル アルミン トーマス「えっ?」
クリスタ「確かに死ぬかもしれない。けど、死んだら今まで頑張ってきて楽しんで悲しんだ分が無駄になる。だから、死ななきゃいいじゃん」
ユミル「クリスタ…」
クリスタ「何より、死んでユミルやみんなに会えなくなるのが一番辛いの」グスッ
ユミル「ごめんな、クリスタ私が間違ってたよ。本当にごめんな」グスッ
アルミン 「そうだよね。死ななきゃいいんだよね」グスッ
トーマス「そしてまた、いつもみたいなバカ騒ぎになって年輩兵士がきて怒られるいつもの生活に戻るんだよね!」
クリスタ「そうだよ!じゃあ、気を取り直してトランプしよ!」
ユミル「そーだな」
13:40
アルミン「ていうか、コニーとエレンは…」
トーマス「寝てるね」
ユミル「いつまで寝るきだよ」
一同 「ハッハッハッハ」
アルミン「じゃあ、ババ抜きで良いね?」
ユミル「おう」
トーマス「良いよ」
クリスタ「そうだね」
コニー「俺、ババ抜きしか知らねぇや。ハッハッハ」
ユミル アルミン トーマス クリスタ「…」「…」 「…」 「…」
コニー「な、なんだよ?いきなりシーンとなりやがって?」
アルミン「コニーさ、今まで寝てたよね?」
コニー「おう」
クリスタ「どうして、ババ抜き一つで」
ユミル「目覚めるんだよ」
〈なんやかんやあって…〉
トーマス「まあ、人数多いほうがいいじゃん。早くやろ!」
クリスタ「そうだね」
この時はあんな悲劇が起こるとは誰も知るよしが無かった。
14:10
〈30分後〉
14:40
コニー「また、負けたよー、何回目だこれで?」
クリスタ「5回やったから」
トーマス「5回目だよ?」
ユミル「ハッハッハ 弱えーな!」
コニー「うるせえ!お前らなんかズルしてんじゃねぇのかよ?」
アルミン「してないよー。」
クリスタ「あのね、コニーね、ババを引かれるとき…」
ユミル「シーッ」
クリスタ「あっ!ごめんねー!なんでもないやーw」
コニー「なんだよ!」
〈また、10分後〉
14:50
ユミル「飽きたな」
アルミン「飽きたね」
クリスタ「だね」
コニー「そーだな」
トーマス「君は飽きた理由が違うよね?」
アルミン「僕たちが飽きた理由は君が負け過ぎてゲームにならないから飽きたと言っているんだ」
コニー「俺のせ…」
ヒューーーーン
ドガァーーーーーン
14:53
グラグラグラグラ ガキーン バキン
「きゃー!」「あ!危ない!」
「痛いよー!」「伏せろ!」
ユミル「ど、どーした!」
アルミン「わ、分かんない!」
エレン「なんだ!どーした!」
コニー「分かんねぇが大変なことになってる!」
クリスタ「早くこの部屋から出よう!」
アルミン「うわーーー!」
ユミル「どーした!」
エレン「トーマス!」
トーマス「う、う、あ…」
エレン「くっそ!早くこのガレキを、どけろ!」
ウーーーーーーーーーーーーーーン
エルヴィン司令官「敷地内にいるものに告ぐ!只今、敵前線基地から小型ステレスミサイルが発射され訓練兵部隊の兵舎Cに直撃した!爆発で兵舎Bも崩れかけている!動けるものは直ちに地下避難所に移動せよ!
繰り返す!……」
クリスタ「トーマスは!」
ユミル「悪いが一旦ここに残し状況が落ち着いたら…」
エレン「そんなこと言ってる場合かよ!そんなチンタラやってたらトーマスが…」
トーマス「エレン、み、みんな俺のことはいいから…は…早く地下に」
???「エレンどけ!」
エレン「ライナー!」
ユミル(パニックで忘れてたがこいつがいた!)
ライナー「トーマス!少し我慢しろよ!」
トーマス「あ…ありが…とう」
ライナー「とりゃ!」ガキン
ライナー「ガレキはどけた!エレン!担ぐぞ!」
エレン「おう!」
クリスタ「きゃーー!」
アルミン「どーした!」
クリスタ「煙が入ってきた!このままだとみんな煙にまかれちゃう!」
コニー「窓はガレキで塞がって出れねー」
ライナー「クソッ!どーする!」
???「扉から離れろ!」バキン!
エレン「ジャン!」
ジャン「生きてたか!とりあえず服かなんかで鼻と口を塞いで煙を吸うな!」
一同「わかった!」
ジャン「行くぞ!全速力で地下避難所まで走れ!この兵舎も崩れかねない!」
ユミル「おう!」
ジャン「行け!」
タッタッタッタッタッタ
【地下避難所】
15:30
ジャン「ハアハア、疲れたぜ」
クリスタ「ねぇ、ジャン」
ジャン「ん?」
クリスタ「ありがとね!」ニコッ
ジャン「おう!」
ライナー「俺からも礼を言うぜ!ありがとな」
エレン「ありがとな」
ジャン「お、おう」
ユミル「今回は助かったぜ。ありがとな」
ジャン「おう」
アルミン「ありがとね」
ジャン「ああ」
クリスタ「所でミカサは?」
ジャン「ああ、今ちょっと医務室で治療を受けてる」
エレン「ミカサに何かあったのか?」
ジャン「ミサイルの爆発で軽く吹き飛ばされて腕をすりむいた」
エレン「軽い怪我でよかったぜ」
アルミン「ジャンは何か怪我してないの?」
ジャン「飛んできた破片で額を擦りむいた」
アルミン「ジャンも軽い怪我で済んだだけだね」
ジャン「軽い怪我っつっても結構痛いぜ」
クリスタ「医務室で見てきてもらったら?」
ジャン「大丈夫だ、気にするな」
クリスタ「そう、なら良かった」
エレン「なあ、どうして俺らを助けようとしたんだ?」
ユミル「私もそれきになる。そんな事する器じゃねぇのによ」
ジャン「仲間のいる兵舎が崩れかけて燃えてるんだ。それを見逃すほど終わっちゃいねぇよ」
アルミン「ジャンにも、人の心があったんだね」
ジャン「お前は俺をどういう風に見ているんだ!」
マルコ ベルトルト サシャ「おーい?」
エレン「あっ!お前ら!大丈夫か?」
ベル サシャ マル「なんとか大丈夫!」
ユミル「怪我しなくてよかったな」
ベルトルト「うん!ありがと!ユミルやライナー達も無事でよかったよ」
ライナー「ああ、ジャンのおかげでな」
ベルトルト「というと?」
ユミル「こいつが私達を助けてくれたんだ。意外だろ?真っ先に逃げそうなのに笑」
ジャン「俺はそんなんじゃねぇ!」
ベルトルト「確かに意外だね」
サシャ「ジャンにも人の心があったんですね」ボソッ
ジャン「なんか言ったか?」
サシャ「何も言ってませんよ」
マルコ「あれっ?トーマスは?」
エレン「医務室だ」
ライナー「ガレキに潰されて意識がもうろうとしてた。」
マルコ「そうなのか…」
〈奥の方で〉
衛生兵A「どいてくれ!遺体を運んでいる!」
エレン達「ビクッ」
アルミン「そういえばさっき司令官が兵舎Cに直撃って…」
エレン タッタッタッタ
ジャン「お、おい!エレン!」
ユミル「私達も行くか?」
ライナー「行、行くか…」
【遺体安置所】
〈死亡者名〉
・ミーナ・カロライナ
・ハンナ
・フランツ
クリスタ「そ、そんなぁ、ハンナが、ミーナが…」グスッ
アルミン「…」
ダズ「うっわわわわーーー」
ライナー「ダズ!大丈夫か!」
ダズ「俺なんかどうでもいいんだよ!フランツは俺をかばって死んだんだ!本当は俺が死ぬべきなのに!クソッ!俺が死ねばよかったんだ!」
クリスタ「そんなヘタレててどうするの!」
ダズ「えっ?」
クリスタ「彼はあなたのために死んだ。それなのにせっかく助けてもらったのに『死ねばよかった』なんて言っちゃダメ!」
ダズ「ダメだ…やっぱり俺が死ねばいいって考えちまう…」
クリスタ「彼らの分まで生きるんでしょ?」
ダズ「う…分かったよ。俺は生きててこいつらは死んだ。そう、こいつらのためにも生き残ってやる!」グスッ
アルミン「ダズ…かわいそうに…」
マルコ「でも成長したよね」
ライナー「ああ」
ユミル「なあ、ダズ。後の二人は?」
ダズ「…2人とも意識がなくなって…」
ドガァーーーーーン
衛生兵A「クソッ!消火部隊が地上に、いるのに!」
衛生兵B「行くぞ!」
衛生兵A「ああ」
タッタッタッタッタ
「うわーー!」「また、始まった!」「もう、やめてくれ!」
ユミル(なんで、私たちばっかこんな目に…)
アルミン「ねぇ、ユミル。なんで泣いてるの?」
ユミル「はっ?泣くわけ…」
エレン「でも、涙出てるぞ?」
ユミル「…」
クリスタ「どうしたの?」
ユミル「本当に、なんで泣いてるんだろうな」
そして、彼らの遺体は埋葬され他の兵士は自分の兵舎に戻ることになった。
兵舎を失ったものは地下避難所に残りここに残るかどうかを話し合っている。
16:40
エルヴィン「全兵士に告ぐ至急地下避難所に集まりたまえ」
【地下避難所】
16:45
ざわざわ
エレン「どうして、皆んなを集めたんだ?」
コニー「あいつらの葬式をするんだろ?」
ジャン「あいつらの遺体は手厚く埋葬したから今更葬式とかねぇだろ」
???「おい、エレン」
エレン「?…あ!ハンネスさん!」
ハンネス「ミカサはどうした?」
エレン「負傷したから医務室で休んでる。さっき見に行ったらぐっすり眠ってた」
アルミン「そういえば、エレン今日あまりミカサと話してないね」
エレン「そうだな。てか話す暇が無かっただろ?俺は寝てて、ジャンと散歩に行くし…あ、ジャン、ミカサと何か話したのか?」
ジャン「ああ、まあな」
エレン「成長したんだなぁ」
ジャン「うるせえな」
アルミン「ねぇ、ハンネスさん?」
ハンネス「ん?なんだアルミン?」
アルミン「2度目の攻撃の時に地上にはまだ、消火部隊が兵舎の消火をしてたんだよね?」
ハンネス「ああ」
アルミン「その数は??」
ハンネス「6人だ」
アルミン「で、その人達は?」
ハンネス「全員死んだ」
アルミン「えっ」
ハンネス「なんせ、消火してる場所のすぐ近くにミサイルが落ちて皆んな爆発で吹き飛ばされたらしい」
フーゴ「状況はかなり劣勢だ」
アルミン「そうなんだ…」
16:55
エルヴィン「みんな、揃ったか…
では話を始める。今日のステレスミサイルによる攻撃で9人の尊い命が失われ少なからず怪我人もでた。
そこで、単刀直入に聞く。
君達は今夜の奇襲作戦に参加するかしないか?それを今ここで決めてもらいたい。兵舎を失い大事なものや友達を失った訓練兵部隊はこの場に残り皆んなと共に戦うと決心した。
君達はどうする?死んでいった者たちのために戦うか?帰りたいのなら今この場を去ればいい。少しでも残ればこの状況を打破しこの戦いに勝利する事ができるかもしれない。その時、我々は故郷を守った英雄となるだろう。逃げ出したものは故郷を裏切った者ということになる。そういう事も踏まえ今ここで決めてもらいたい」
ざわざわ
「俺は残るぞ!」「俺も!」
「私も!」「奴らを蹴散らしてやる!」
エルヴィン「…決まったか?」
兵士A「我々はこの戦いに参加し必ず祖国を勝利に導きます!」
エルヴィン「私は君らを尊重するぞ!よし!共に祖国を勝利に導きこの戦いに終止符を打つのだ!」
「おーーーーーーーーー!」
エルヴィン「では予定通り今夜の8時に敵前線基地奇襲作戦を行う!
あとは残りの時間を仲間と共に過ごして欲しい。以上!」
「はっ!」
17:05
エレン「なあ、アルミン俺たちこの戦いに勝てるかな?」
アルミン「か、勝ってるよ!」
???「勝てなければそれで終わり」
アルミン「ミカサ!」
ミカサ「エレン、大丈夫?怪我はない?」
エレン「あ、ああ」
ミカサ「私達は強い。奴らより強い。ので私達は奴らを蹴散らすことができる」
ジャン「ミカサ…」
クリスタ「凄いね、ミカサは。」
ミカサ「えっ?」
クリスタ「だってどんな時でも冷静で、私達を励ましてくれる。今だってとても私達の励みになった」
ミカサ「そ、そう?」
クリスタ「うん!」
ユミル「そういうことだ。ミカサ」
ミカサ「ユミル…」
アルミン「僕も勇気を貰ったよ。今日も今までも何回も」
エレン「俺も、何回かお前のおかげでできたことがあったな」
ミカサ「エレン…アルミン…」
ジャン「俺も、その…」
ミカサ「みんな…ありがとう!」
一同「ああ!」
ミカサ(この人たちは絶対に死なせない!)
ジャン(あー、久しぶりに現実を見たなー)
17:15
ライナー「おい、エレン」
エレン「あ、ライナーそれとコニーとマルコとベルトルト?どうしたんだ?」
コニー「トーマスが死んだ」
エレン「えっ?」
ベルトルト「さっき、話をしようと思って医務室に行ったら、看護師さんに『彼はさっき息を引き取った』と言われた」
コニー「まったく、どーしてこうなっちまうんだろうなあ」
エレン「トーマス達のためにもこの戦いに今日勝つんだ」
ジャン「そうだな」
ミカサ「じゃあ、私は夜に備えて筋トレでもしてくる」
ジャン「そ、そうなんだー、俺もそうしようとしてたんだー」
ミカサ「あなたはどこでするの?」
ジャン「えっ?えっとーここでしようと…」
ミカサ「私は自分の部屋でする」
ジャン「あ、そうなんだ…」
ミカサ「じゃあ、エレンも来て」
エレン「はっ?行かなくていいよ!」
ミカサ「そんな、生半な腹筋では勝てない。でも、私と筋トレをすれば勝てる」
エレン「何言って…」
ミカサ「いいから来て」グイッ
エレン「痛てててて!腕ひっぱんな!アルミンちょ、助けて!」
アルミン「じゃあね、エレン」(僕が手を出したら戦う前に死んじゃうから)
ジャン「…」
ライナー「お、おい?」
ジャン「寝よ」
コニー「筋トレは?」
マルコ「空気読みな」
アルミン「というか、どーして僕たちの基地がばれたんだ…」
ベルトルト「えっ?」
アルミン「だってこの基地全体はステレスバリアーに囲まれててレーダーには映らないしこの基地は地図にも載ってない」
ライナー「確かに…」
クリスタ「じゃあ、この基地内に敵の内通者がいるっていうこと?」
ユミル「それしか考えられねぇ」
コニー「許せないねぇ」
ライナー「だが、そいつも今回の作戦に参加するんだろ?」
アルミン「多分」
コニー「じゃあ、今夜の作戦で怪しいやつがいたらそいつを捕まえる」
アルミン「そういうこと」
ライナー「よくお前のその頭で考えられたな」
コニー「へへっ、天才だからよ」
アルミン「あと、この事はくれぐれも僕たち以外には口外しないで欲しい。内通者にバレたら僕たちの身が危険にさらせれる。
恐らく年輩の兵士はまず無いだろう
この地域の人達と仲が良いからその人たちを危険にさらすような真似はしないと思う。
そして、1番怪しむべくはこの僕たち訓練兵部隊だ」
ユミル「…」
クリスタ「どうしたの?ユミル?」
ユミル「いや、なんでもない。ちょっと考え事をしてただけだ」
クリスタ「そう」
エルヴィン「君達」
アルミン達「はっ!」
アルミン(ヤバイ聞かれたかな)
エルヴィン「何を話しているのだ?」
アルミン「今夜の作戦について話をしていました!」
エルヴィン「そうか」
アルミン「司令官はどのようなご用件で?」(よかった聞かれてない)
エルヴィン「君達に質問があってな」
アルミン「質問とは?」
エルヴィン「敵はなんだと思う?」
アルミン「はい?」
エルヴィン「君達にとって敵とはなんだ?」
アルミン達「…」
エルヴィン「すまない、余計なことを聞いた。それともうすぐ食堂のギャラリーに今夜の班の編成を書いた紙を貼るからその仲間たちと協力して作戦に挑みたまえ」
アルミン達「はっ!」
スタスタスタ
コニー「なあ、ひょっとしてエルヴィン司令官が内通者じゃねぇのか?」
アルミン「僕もそう思う」
ライナー「さっきの質問の『敵とはなんだ』と言うのは俺たちが内通者がいる事に気付いたということに気付き、俺たちの思っている『内通者』が自分であるかどうかを確認するために聞いたんだと思う」
ユミル「それで、もし答えてたら殺られてたって事か?」
アルミン「多分」
ベルトルト「でも、僕たちは答えなかった」
マルコ「だが、マークされたかもしれない」
ライナー「じゃあ、内通者はエルヴィン司令官ということでいいな?」
アルミン「ああ、今のところは。それとコニー。君にちょっと頼みがあるんだけど」
コニー「なんだ?」
アルミン「今から、少しの間でいいから司令室に忍び込み怪しいものがないか探っててもらえない?」
コニー「分かった」
アルミン「怪しいものがあったらすぐに僕たちの所に来てくれ」
コニー「分かった!」
ユミル「本当にコニーでいいのか?」
アルミン「小さいし、見つかりにくいと思うからコニーでいいと思う。
できるでしょ、コニー?」
コニー「ああ、多分な」
コニー以外(不安だな)
〈そしてまたなんやかんやあって〉
17:40
エレン「くそー!ミカサの筋トレマジできついぜ!」
ミカサ「あの程度の筋トレでぐちぐち言ってたら戦いに勝てない」
エレン「はあ?何言ってんだよ!」
アルミン「エレン、体大丈夫?」
エレン「ああ、なんとかな」
ミカサ「大丈夫、アルミンは心配しなくていい」
アルミン「そうかい…」
ユミル「あ、そーだ。あの話をジャンとエレンに話さないのか?」
アルミン「あ!話さなきゃ!」
ミカサ「何のこと?」
アルミン「ミカサにも話す?」
ユミル「まあ、教えないって言っても力尽くで聞いてくるだろうがな」
カクカクシカジカ
エレン「はっ?司令官が内通者?」
ユミル「声がでけえよ!バカ!」
アルミン「バレたらどうするんだよ!」
エレン「あー、悪い」
ジャン「馬鹿野郎」
エレン「あっ?」
ミカサ「私は別になんとも思わない」
クリスタ「さすが、いつも冷静だね」
ミカサ「誰が内通者でもエレンや私の仲間たちをきずつけたやつは私が殺す」
アルミン「ま、まだ司令官だと決まったわけじゃないからちゃんと誰かだって断定するまで殺さないでね?」
ミカサ「分かってる」
エレン「コニーは?」
アルミン「司令官の部屋に潜入した」(と、思う)
ジャン「コニーで大丈夫なのか?」
ユミル「私もそう思った」
クリスタ「ねぇねぇ、コニーから何も連絡きてないの?」
アルミン「今のところは」
ユミル「ドジこいてなきゃ良いんだかな」
ライナー「そうだな」
17:55
【司令室】
コニー「団長はまだ部屋から出てないみたいだな…盗み聞きでもしてみるか」
ドア】耳
エルヴィン「クソッ、どうしてダメなんだ。ちゃんと指示通りにしただろ!」
コニー「まさか、敵と話しているのか」
エルヴィン「もういい!」
ガラガラ ガチャ
コニー「ん?何か鍵を閉めたような…」
タッタッタ
コニー「やべえ来る!」
タッタッタ
ガチャ
テクテクテク
コニー「どこ行くんだ?まあいい、扉は開けっぱなしみたいだからとりあえず入るか」
ガチャ テクテク
コニー「なんとか司令室には入ったがこっからどうする…まあ、とりあえずてきとうに物色するか」
ガサガサ
コニー「んー、訳わからん書類ばっかだな。ん?何だこれ?鍵が掛かってやがる」
ガタガタ
コニー「くそー!開かねぇ。あ、そうだこんな時のためにこれを持ってきたんだったぜ」
キュン!バキン!
コニー「武器の無断使用は違反だから早くしまわねぇとな」
ガタガタ
コニー「あ、開いた。何入ってん…うわ!これは!」
コニー「司令官…あんたマジだったのか…」
ガチャ
コニー「ビクッ!」
エルヴィン「君、そこで何をしている?」
コニー「えっと、あの、隠れん坊してて、たまたま入った部屋が司令官の部屋だとは知らずに。で、今出ようとしてたところです」ガクガク
エルヴィン「そうか。ところで君のその右手にもっている銃のようなものはなんだ?」
コニー(やべ〜)
エルヴィン「なんだと聞いているのだ」
コニー「自分の…おもちゃです!」
エルヴィン「兵舎内に不要物の持ち込みは禁止だぞ?」
コニー「実は今日の奇襲作戦の模擬練習を友達とするために持ってきました」
エルヴィン「まあ、よく分からないが早くこの部屋から出て行きたまえ」
コニー「はっ!大変申し訳ありませんでした!では!」
テクテク
エルヴィン【机】 コニー扉
コニー「失礼しました!」
エルヴィン「もし、アレを見た事を誰かに言ったらどうなるか分かるだろ?」
コニー「はっはい…」
エルヴィン「その武器は私が君の武器庫に持っていく。君のだろ?」
コニー「はい…」(全部バレてた!)
エルヴィン「そこに置きたまえ」
コニー「はい、で、でわ!」
タッタッタッタッタ
エルヴィン「やはり、彼らは感ずいたか…まあ、口封じをした事だし大丈夫か。それにしても、あの訓練兵嘘がバレバレだな。まず、武器を持ってる時点で怪しいしこの引き出しの鍵穴に銃で撃ったような穴も開いてる。
そして何より薬莢が落ちてる」
フンッ
18:15
【食堂のギャラリー】
班編成の紙
第1班
ベルトルト・フーバー
マルコ・ボット⚫️
サシャ・ブラウス
ミカサ・アッカーマン⚪️
ユミル
クリスタ・レンズ
アニ・レオンハート
第2班
エレン・イェーガー
アルミン・アルレルト⚫️
ジャン・キルシュタイン
ライナー・ブラウン⚪️
コニー・スプリンガー
リコ・プレツェンスカ
ダズ
第3班
リーネ
ゲルガー
ナナバ⚪️
イアン・ディートリッヒ⚫️
ミタビ・ヤルナッハ
ナック・ティアス
ミリウス・ゼルムスキー
⚫️隊長⚪️副隊長
突撃班 第2班
後方支援 第1班
航空支援 第3班
今は遠征でいないが8時頃には戻ってくる特別作戦班の兵士4名とリーブス大隊の兵士も本作戦に参加する。
本作戦の出動部隊
訓練兵部隊第1班〜3班
特別作戦部隊
リーブス大隊
第1班
ベルトルト「僕たちの班変わってないね」
マルコ「だね。というか僕が隊長か…」
サシャ「マルコが隊長なら生き残れる気がします!」
マルコ「本当に!」
サシャ「はい!」
ベルトルト「僕もそう思うよ」
ミカサ「私もマルコに頼れる」
マルコ「ありがとうミカサ!ベルトルト!」
クリスタ「二人ともよろしくね!」
ミカサ マルコ「うん」
ユミル「あれ?アニは?」
ミカサ「奇襲作戦まで時間があるからまだ寝るって」
ユミル「今日あいつ、ずっと寝てばっかりだな」
ベルトルト「きっと、奇襲作戦のために力を蓄えてるんだよ」
ユミル「そうかねぇ」
ベルトルト「うん」
サシャ「後方支援って事はあれですよね?迫撃砲や弾幕をつくる係りなんですよね?」
マルコ「そうだよ」
ベルトルト「この班は他の班より女兵士が多いからそれでできる限り戦闘を避けようとしたんだと思う」
ミカサ「でも、判断を下すのはマルコだから突撃部隊が危険だと判断を下せば私達も危険にさらされる」
マルコ「そうだね。まあ、突撃部隊はエレン達だから大丈夫だと思うけど、いざとなったら僕も判断をくだす」
第2班
ジャン「俺らのとこはダズと、リコが入ったな」
アルミン「ああ」
ライナー「ダズは途中でおかしくならなきゃいいんだけどな」
ダズ「よろしくお願い」
エレン「ああ、よろしくな!」
リコ「よろしく」
ライナー「よろしくな」
エレン「なあ、アルミン」
アルミン「なに?」
エレン「コニーはまだ来ないのか?」
ライナー「バレたんじゃねぇか?」
ジャン「おいおい、まずいんじゃ…」
コニー「おーい」
エレン「あ、コニー!」
アルミン「大丈夫だった?」
コニー「まあ、大丈夫だった」
ジャン「まあ?」
コニー「大丈夫だ!」
アルミン「何か手掛かりあった?」
コニー「無かった」
ジャン「本当か?」
コニー「ああ、多分司令官は内通者じゃねえと思う」
アルミン「本当にそう思うの?」
コニー「ああ、あの人は違う」
(まさか、あんな事は言えねぇよ)
アルミン「となると、内通者はやはり僕らの同期となるね」
ライナー「信じたくはねぇが」
エレン「お前ら、そんな訳ねぇだろ…」
ライナー「俺だって信じたくはねぇが」
ジャン「そうしか考えられねぇ」
エレン「…」
コニー「俺だって信じたくねぇよ」
アルミン「多分、今夜に全てがわかると思う」
ジャン「そうだな」
リコ「突撃部隊か…」
ライナー「ああ、今回の任務で俺たちが敵の前線基地を制圧できなければ…」
ダズ「作戦遂行は難しくなる」
エレン「だな」
ジャン「諦めてどうするんだ?そんなおどおどしてたら本当に負けちまう。それでいいのか?」
アルミン「ジャン、変わったね」
ライナー「ミカサと散歩出来たんだ。それが励みになったんだろ」
ジャン「違うわ!」
第3班
イアン「俺らの所はリコがいなくなって、ミリウスとナックが入ったのか」
ナナバ「どーした?リコがいなくなって悲しいのか?」
イアン「そんな訳あるか!」
リーネ「正直に言いなよ〜」
イアン「だから違うって!」
ミタビ「本当は好きなんだろ?」
イアン「あ、ミリウスとナックだ」
ゲルガー「逃げるな」
ミリウス「よろしくお願い」
ナック「よろしく」
イアン「ああ、よろしくな!」
リーネ「がんばろうね!」
ミリウス「ああ」
ナック「ありがとう」
ゲルガー「体の調子はどうだ?」
ミリウス「二人とも良好だ!」
ナナバ「じゃあ、そろそろ中庭に集合だね?」
イアン「ああ。というか隊長とか面倒くせ」
ミリウス「俺らの命はあんたに任せたぜ」
イアン「 変なプレッシャーかけるな!あと、副隊長の、ナナバにもなんか言えよ!」
ナック「頑張ってね」
リーネ「隊長がしっかりしてるから多分仕事無いんじゃないの?」ドヤ
イアン「お前ら、俺だけ扱い酷くないか?」
エレン「おーい、イアンー」
イアン「あ、エレン!どうした?」
エレン「ミリウスとナックの事だがあいつらの親が住んでる街が敵に占領されてて家畜以下な扱いを受けているんだ」
イアン「そうなのか…」
エレン「だから、そういう事で気に触るような発言は控えてほしい」
イアン「分かった、任せろ!」
エレン「ありがとな、じゃあ任せたぜ!」
イアン「おう!」
ナナバ「何話してたんだ?」
イアン「ちょっとな」
ナナバ「なんだよー?」
ナック「俺たちは航空支援支援か」
ミリウス「ここでなら、自由だな」
ナック「ああ」
リーネ「航空支援ってやっぱりヘリだよね?」
イアン「多分な」
ナナバ「私たちは7人だから4人と3人で分けるかヘリなら」
イアン「いや、おそらく特別作戦部隊の隊員も乗ると思うから4:4ずつじゃないか?」
ゲルガー「そうかもな」
エルヴィン「注目!今夜はこの隊のメンバーで作戦に挑んでもらう!お互いをよく知り深く信頼し合うんだ!」
「はっ!」
ジャン「信頼しろっつったってよ内通者がいるかも知れねぇだろうが」
ユミル「おーい」
ライナー「なんだ?」
ユミル「コニーが何か情報を集めてきてるかなと思ってな」
コニー「悪い、何も分からなかった」
ユミル「そうか、まあ今夜に誰だか分かるだろ?」
アルミン「そうだと思う」
17:30
エレン「あー、あと2時間30分何する?」
アルミン「やっぱり、内通者についてとか?」
エレン「もう、犯人捜しはやめよう」
コニー「俺はエレンに賛成だ」
ライナー「いくら、犯人捜しをしても分かるわけじゃないし」
ユミル「どの道今夜分かるから」
アルミン「そうだね」
ジャン「てか、ユミル今日やけに俺らに絡んでくるな」
ユミル「悪いか?」
ジャン「いや、ただちょっと変だなって」
ユミル「あんたらと居ると色々と楽しいからさ。だから、できる限り思い出を作りたくてな」
エレジャンアルライコニクリ「…」
ダズ「俺らの事忘れてないか?」
リコ「私らだってお前たちと同じ隊なんだぞ?」
エレン「悪い、悪い」
ダズ「所で、さっきから内通者やらなんやら言ってたけどなんのこと?」
アルミン「あ、いや、その…」
リコ「隊長が私らに隠し事か?」
アルミン「ちょ、エレン助けて!
あれ?エレ…」
シーン
アルミン(くそー!みんな逃げやがった!)
リコ「なあ、いいだろ?」
アルミン「分かったよ」
ダズ「お!」
アルミン「実はね…」
17:45
【兵舎A】
ベルトルト「はぁー」
ミカサ「どうしたの?ため息なんかついて」
ベルトルト「死にたくないなぁと思って」
マルコ「どうしていきなりそんな事考えるんだ?」
ベルトルト「分からない」
マルコ「僕だって死にたくない。だから死にたくないって考えるより死なないって考えてるよ」
ベルトルト「どういうこと?」
マルコ「だから、自分は死なないって考えろって事だよ」
ミカサ「確かに、死なないって考えた方がいい」
マルコ「ってクリスタが言ってた」
ベルトルト「ハハハハハ、ありがとうマルコ。君のおかげで元気が出たよ」
マルコ「いえいえ」
ダッダッダッダッダ ガチャ
エレン「うわっ!」
ドン!
ジャン「痛ててて」
ユミル「押すなよ!ライナー」
ライナー「すまん、勢いが余って」
クリスタ「ハアハア、ちょっとみんな走るの早すぎたよ!」
ジャン「悪いな」
アニ「うるさいね、勝手に人の部屋入ってきて騒がないでくれよ」
ベルトルト(あ、アニ起きた)
エレン「ごめん」
ミカサ「どうしたの?」
エレン「アルミンから逃げてきた」
マルコ「どうして?」
ジャン「色々とあってな」
ダッダッダッダッダ ガチャ!
アルミン「おい!みんな!酷いじゃないか!僕だけ置き去りにして逃げるなんて!誤魔化すの大変だったんだぞ?」
エレン「見つかった…」
アルミン「君達、反省してる?」
クリスタ「ごめんねアルミン。勝手に逃げちゃって」
アルミン「あ、はい。大丈夫です」
クリスタ「じゃあ、ユミル達も許して?」
アルミン「はい」(嫌でも断れない)
ユミル「さっすが私のクリスタ!この戦争が終わったら結婚してくれ」
クリスタ「もう、やめてよー」
そしてとうとう、時間になった
20:00
【食堂ギャラリー】
第 第 第
1 2 3
班 班 班
ジャン「中庭に集まれっつだから来たのに誰もいねぇじゃねぇか」
リコ「静かに」
ジャン「…」
エレン「なあ、リーブス大隊は?」
(小声)
アルミン「わからない。ハンネスさんたちもリーブス大隊なんだよね?」(小声)
エレン「ああ」(小声)
ライナー「お、司令官が来たぞ」
エルヴィン「君達、よく集まってくれた。今日の昼のことも踏まえ君達の中で何人かは死ぬという恐怖を味わったことがあるだろう。死とは恐ろしい。誰もが恐れること。それが『死』。さっき連絡があったばかりだが、この基地に向かっていたリーブス大隊が敵の奇襲を受け…全滅した。彼らは誰もあんな所で死ぬとは思わなかっただろう。死とは突然やってくる。いつくるかは誰もわからない。その死の恐怖を知った上で本作戦に参加してもらいたい。最後に一つ…君達を誇りに思う。絶対に死ぬな。それでは、本日作戦に参加する特別作戦部隊の兵士を紹介する」
特別作戦部隊兵士「はっ!」
「ハンジ・ゾエです」
「ミケ・ザカリアスです」
「ペトラ・ラルです」
「オルオ・ボザドです」
エルヴィン「彼らが今回の作戦に参加する特別作戦部隊だ。それとリーブス大隊が全滅した事によりたいの編成が変わった。
第1班とハンジ・ゾエ
第2班とオルオ・ボザド
ペトラ・ラル
第3班とミケ・ザカリアス
以上の隊の編隊となる。質問のあるものは?…いないようだな。間もなく出発だ。第1班 2班は武器を揃え表門に集合しろ!3班はミケ・ザカリアスと2機の攻撃ヘリに半分ずつ搭乗しろ!以上!」
「はっ!」
ザワザワザワ
エレン「…」
アルミン「エ、エレン?」
エレン「なんだ、アルミン?ハンネスさんの事か?」
アルミン「…」
エレン「ハンネスさんたちは勇敢に死んだんだ。ハンネスさんたちの仇をとりこの戦いに勝つんだ!分かったか?」
アルミン「うん、そうだね」
ペトラ「今の聞いたよ。エレンだっけ?凄いね。おじさんが亡くなったのに強い心を持てるって。
私はペトラ・ラル、こっちはオルオ・ボザド」
オルオ「てめぇ、さっき俺らが自己紹介してる最中ずっとうつむきやがって何のつもりだ?」
ペトラ「知り合いのおじさんが死んだのよ?そんなのも分かんないの?彼の身にもなってみなよ?」
オルオ「俺を束縛する気か?ペトラ?俺の女房を気取るにはまだ必要な手順をこなしてないぜ?」
ペトラ「あの人達の代わりに死ねばよかったのに…あっ!ゴメンね!」
エレン「大丈夫です。それより早く武器の整備をしていきましょう」
ペトラ「そ、そうね。行くよ、オルオ」
テクテク
ジャン「なあ、エレン変わったな」
ライナー「みんな、色々な経験をしてきて大人になっていくんだな」
コニー「俺も早く大人になりたいぜ」
ジャン「お前は、見た目は子供で頭脳は赤ちゃんだったが、頭脳は中学生レベルになってきたな」
コニー「へっ、ありがとよ!ジャン!」
20:15
【第1班武器庫】
ガチャガチャ ザワザワ
ユミル「私の銃 、引き金が硬くなってやがる」
マルコ「僕たちは後方支援だからM4A1は使わないと思うよ?けど、
万が一突撃部隊の支援に行くとなると、L96だけだと辛いからMAC10も持って行こう」
ユミル「そうだな」
クリスタ「私はL96を持っていくとなるとMAC10は難しいかな…予備マガジンもあるから重量的に…」
ベルトルト「なら、僕がL96持って行ってあげるよ」
クリスタ「本当⁉︎ありがとう!」
ミカサ「私は迫撃砲とL96とMAC10とそれぞれの予備マガジンを4つずつ持っていく。砲弾はライナーに持って行ってもらう」
ユミル「お前は、凄い持てるな…
重たくねぇのかよ?」
ミカサ「これくらい慣れてる」
ユミル(小さい頃どんな教育されてきたんだ?)
クリスタ「ハンジさんのは?」
ハンジ「私は自分で持ってきてるから大丈夫だよぉ〜」
クリスタ「そ、そうですか…」
所持武器
マルコ L96
マック10
レモン型グレネード
予備マガジンそれぞれ×4
アニ 同上
サシャ 同上
ユミル 同上
ベルトルト L96二丁
(片方はクリスタの)
その他同上
クリスタ MAC11
L96はベルトルが持ってる
その他同上
ミカサ 同上+ 迫撃砲
ハンジ ドラグノフ
ベレッタM92F
予備マガジン×4
マルコ「武器も揃ったし表門にまで行くか」
【第2班武器庫】
エレン「なあ、ライナー」
ライナー「な、なんだ?」
エレン「その木箱はなんだ?」
ライナー「砲弾」
エレン「なんで、そんなの持ってんだよ!」
ライナー「しょうがねぇだろ!持たなきゃ、殺されてたんだぞ?」
エレン「誰にだよ?」
ライナー「後方支援の黒髪の女にだよ」
エレン「…すまない」
ジャン「アルミン、俺らは何持ってきゃいいんだ?」
アルミン「そうだね、まず兵科に分かれると衛生兵として行くか攻撃兵として行くかだから…」
ジャン「なら、お前とコニーが衛生兵な?」
アルミン「どうして?」
ジャン「だって、体力ねぇし小柄だから」
アルミン「…そうだね」
ジャン「悪いな」
コニー「俺は戦えるぞ?」
ライナー「1人でも衛生兵がいた方が何かあったとき便利だろ?」
コニー「まあな、分かったよ」
ライナー「ペトラさん達は?」
オルオ「あのな、これから戦場に…」
ペトラ「どいてオルオ」
オルオ「う、押す…」
ガリッ! 舌噛んだ(定番)
オルオ「うおあおーあ」
ペトラ「気にしないで、毎日5回は舌噛んでるから」
ライナー「は、はい」
ペトラ「で、なんだっけ?」
ライナー「ペトラさん達の武器は?」
ペトラ「私たちの武器は表門に止まってるトラックに積んであるから大丈夫だよ」
ライナー「そうですか」
(ペトラさんも可愛いな)
ペトラ「あと、私たち特別作戦部隊といっても、あなた達と同い年だからタメ口でいいよ?」
エレン「同い年なんですか!」
ペトラ「そうよ、だからここの隊長のアルミンの指示に従うわ」
アルミン「分かったペトラ」
エレン ジャン ライナー(慣れるの早!)
所持武器
エレン MP5
グロック17
それぞれの予備マガジン×4
C4×4
レモン型グレネード
ジャン 同上
ライナー M249
MAC10
砲弾(ミカサの分)
レモン型グレネード×4
MAC10の予備マガジン×4
アルミン SPAS12
グロック17
閃光手榴弾×4
グロックの予備マガジン×4
SPAS12の弾薬20発
医療キット
コニー 同上
ダズ エレン達と同じ
リコ 同上
ペトラ SCAR-L
WALTHER PPK
予備マガジン×5
オルオ 同上
1班、2班の武器は全てサプレッサー装備
3班 【ヘリポート】
ミケ「これが俺たちの乗るヘリだ」
イアン「実戦用のヘリに乗るのは初めてだ」
ナナバ「私もだ」
ゲルガー「デケェ」
ナック「誰が操縦するんですか?」
ミケ「片方は俺とミタビでもう片方はイアンとナナバだ」
ミリウス「じゃあ、俺はナナバの所に乗ります」
ナック「じゃあ、俺はミケさんの所に」
リーネ「じゃあ、私はミリウスの所に乗ろうかな」
ゲルガー「俺はナックの所か、頑張ろうな」
ナック「ああ」
ミケ「俺たちは出撃命令が出されるまでここで待機だ」
イアン「分かりました!」
8:25
【表門】
エルヴィン「これより、敵前線基地奇襲作戦を行う!進めー!」
「おーーーー!」
アルミン「僕たちは最初に皆んなとは外れてこの丘を降りていく。降りたらトンネルがあり、そのトンネルの壁をc4で破壊して進む。この時に敵に気づかれたかもしれないからそこから慎重に行く。ここまではいいね?」
みんな「ああ」
緑のは草木
オルオ「向かってる最中に敵にばれるんじゃねぇか?」
アルミン「大丈夫、木や茂みがいい感じに僕達を見えないようにしてる」
オルオ「そうか」
ペトラ「で、トンネルを破壊したら?」
アルミン「そのまま進むと敵の基地が見えてくるから後方支援がトンネルの上に来たら僕達が後方支援に門番を撃つようトランシーバーで合図する。門番が死んだら柵から中に入る。あとは、四人ずつに分かれて片方は2つの基地の制圧でもう片方は兵舎の制圧をし敵の装甲車にC4を付けて爆破。それが成功したら今回の作戦は僕達の勝利だ」
ジャン「まあ、そんな都合よく行けるわけねぇけどな」
アルミン「そうだね」
エレン「四人ずつといってもどういう風にわける?」
アルミン「僕とライナーは別でリコとダズは別でペトラとオルオは別になってほしい」
ライナー「じゃあ、俺、ジャン、コニー、ペトラと、アルミン、エレン、リコ、ダズ、オルオに別れよう」
アルミン「そうだね、で、どっちがどっちを担当するか」
ライナー「俺はどちらでもいいが」
エレン「お前は武器の弾薬が多いから激しい戦闘になると予想される方がいいんじゃないか?」
アルミン「そうだね、じゃあライナー達は基地の制圧を頼む」
ライナー「OK、任せとけ」
テクテク
20:35
エルヴィン「君達はここでお別れだ」
マルコ「ジャン、絶対に死ぬなよ?」
ジャン「大丈夫だって!お前らこそ気をつけろよ?」
ベルトルト「ライナー気をつけて」
ライナー「ああ、ベルトルトもな?」
ベルトルト「うん」
ミカサ「エレン、アルミン」
エレン「なんだよ?」
ミカサ「何かあったら直ぐにあなたたちのところに行くから」
アルミン「大丈夫だよ」
コニー「じゃあな」
クリスタ「気をつけてね!みんな!」
ユミル「死ぬんじゃねえぞ」ボソッ
リコ「あんたらもね」
ユミル「聞こえてた?」
リコ「ああ」
ユミル「ハハハ」
マルコ「ダズも、気をつけてね」
ダズ「ありがとう!」
アルミン「じゃあ」
テクテク
20:45
オルオ(やべぇ、マジで怖くなってきた)
ペトラ「オルオどうした?汗すごいけど」
オルオ「暑いんだよ。気にすんな」
ペトラ「そう」
ライナー「ん?あれがトンネルか?」
アルミン「そうみたい」
ザッザッザッザ
アルミン「エレン、C4」
エレン「ほれ」
アルミン「皆んな離れてて」
サササササ
アルミン(離れすぎだよ)
ジャン「まだか?」
アルミン「セットできた」
コニー「早く離れろアルミン」
アルミン「君達は離れすぎだよ。
ここら辺で伏せてれば大丈夫だよ。ヘルメットも被ってるんだし」
ペトラ「でも、ちょっと近すぎない?」
アルミン「大丈夫だ」
20:55
エレン「爆破するぞ?」
アルミン「いいよ」
エレン「いくぞ?3、2、1」
ドガーーン
アルミン「痛っ!」
パラパラパラ
エレン「大丈夫かお前ら?」
ライナー「大丈夫だ」
リコ「アルミン大丈夫か?」
アルミン「大丈夫…じゃない」
ジャン「どうした?」
アルミン「破片が背中に落ちてきて痛かった」
アルミン以外「…」
アルミン「なんだよ…そ、その目はまるで僕が…」
ライナー「は、早く行こうぜ」
エレン「そ、そうだな」
ジャン「早くいかねぇとな」
コニー「?」
ダズ「行こうアルミン」
アルミン「皆んな酷くね?」
スタスタ
【トンネルの中】
21:05
アルミン「僕、エレン、ダズ、リコ、オルオがこっち側の壁に沿って行こう。
で、ライナー、ジャン、コニー、ペトラ が向こう側の壁に沿って行こう」
皆んな「了解」
アルミン「後ろの人は後ろを警戒しながら行って」
オルオ リコ「了解」
ライナー「フラッシュライトは先導だけでいいな?」
アルミン「そうだね」 カチッ
ダズ「明るいね」
ジャン「ここからは静かに行け!」
ライナー「ゆっくり、腰を低くしながらだ」
テクテクテク
テクテクテク
21:20
アルミン「しっ!止まって!何かくる」
テクテクテク
ライナー「ライトを消せ」カチッ
アルミン「敵だと確認できたら僕とライナーが撃つ。いいね?」
ライナー「ああ」
テクテクテク
敵兵A「さっき何か爆発音みたいなの聞こえなかったか?」
敵兵B「聞こえたよな。なんか話し声も聞こえたし」
敵兵C「あれっ?あそこ、誰かい…」
ダン!ダダダン!
敵兵A「敵…うっ…」バタン
敵兵A B C「」
ジャン「死んだか?」
アルミン「ああ」
ライナー「なら、進むぞ」
エレン「等々、殺しちまった」
リコ「今更何を言ってるんだ?私たちは敵を殺すために来たんだろ?」
エレン「ああ、そうだが。実際その場にいると…」
ジャン「エレン、黙れ!お前だけじゃねぇんだからよ」
エレン「ジャン…」
コニー「それにしてもこのトンネルグネグネしてんな」
アルミン「うん、長くてグネグネしてる。車で来たら酔いそうだよ」
オルオ「おまけに敵がいても発見が遅れる可能性がある」
ペトラ「最悪だね」
コニー「あ、でも、もうトンネル終わりみたいだぜ」
ダズ「なあ、あの光ってなんだ?」
オルオ「ん?どこだ?」
ダズ「あそこの奥の方で光ってるのだよ」
ジャン「知らねえな。なんだ?」
アルミン「伏せろっ!」
エレン「えっ?」
アルミン「アレは敵の装甲車のライトの光だこっちに向かってくる」
ダズ「ヤバイヤバイ…」
オルオ「おい、ダズ黙れ!」
コニー「あ、基地の方に行ってったぞ?」
ペトラ「良かったー」
アルミン「ここから先は無駄話なしで」
ジャン「ああ」
テクテク
21:30
ライナー「やっと、出れたぜ」
オルオ「こっからは草陰に隠れながら行くのか」
ペトラ「虫とかいたら嫌だな」
オルオ「早く行くぞ」
ガサガサ
ライナー「あ、あれは門番がいるぞ?」
アルミン「分かった、後方に伝える」
カチカチ、ザーーーザーカチカチ
コニー「何やってんだ?」
アルミン「暗号みたいなものだよ」
〜〜〜〜
マルコ「分かった、位置は?」
アルミン「門の後ろ」
マルコ「分かった…確認した。発射まで、3、2、1撃て!」
ヒュン、ヒュン
グサッ ビュチッ グチャァー
21:35
門番A B「」
エレン「死んだな」
アルミン「引き続き周囲の警戒を頼む」
マルコ「分かった。交信終了」
〜〜〜
21:40
アルミン「何とか、敷地内に入ることができたね」
ライナー「なあ、基地内で、戦いに有利な場所は無いか?」
アルミン「食道がいいと思うよ」
ペトラ「食堂?」
アルミン「うん、テーブルや椅子をバリケード代わりに使い、こっちに有利な戦闘をする。でも、1人も死なせたくないのなら無理な戦闘は避けるべきだ」
ジャン「ありがとよ」
テクテク
ライナー「ここで、お別れだな」
エレン「ああ、気をつけろよ?」
コニー「大丈夫だ、心配するなエレン」
ジャン「早くしねぇと見つかっちまうぞ?」
アルミン「そうだね、じゃあ」
ライナー「ああ」
ペトラ「気をつけてね、オルオ」
オルオ「ああ、そっちもな」
テクテク
アルミン「ライナー達入ってったみたいだ」
エレン「ああ、で、どうする?」
リコ「とりあえず、兵舎があの建物だろ?」
アルミン「うん、中に、部屋がいくつかあってそれの一つ一つが寮になってて奥にある広いのが食堂だ」
〜〜〜〜
マルコ「アルミン!兵舎の方から
敵多数接近!この騒動にきずいたみたいだ!武器を持って走ってきてる」
アルミン「了解、迎え撃つ。戦闘が開始したら君達も援護を頼む!」
マルコ「了解、ミカサ!迫撃砲の準備だ!」
ミカサ「了解」
ユミル「お前いつ砲弾貰ってきた?」
ミカサ「別れる前に返してもらった」
クリスタ「お、重くないの?」
ミカサ「ありがとう、大丈夫」
〜〜〜〜
アルミン「僕たちはどこに…」
ダダダダダ!
キュン!ダダダダダン!
オルオ「ヤバイ!見つかった」
21:45
アルミン「戦闘開始!」
エレン「クソー!」 キュキュキュキュキュン!
リコ「死ね!」 キュンキュンキュン
敵兵A「うわーー!」敵兵B「クソッ」
ドン! ヒューーーーン
ドガーーーーン
アルミン「うっ」
リコ「迫撃砲か」
ダズ「敵は?」
エレン「全員、死んだ…と思う」
アルミン「よし、今のうちに兵舎内に潜入するぞ」
〜〜〜〜
21:55
〈ライナー達〉
【基地内】
コニー「あいつら、始めたみたいだ」
ダッダッダッダッダ
オルオ「だれか、くるぞ!」
ライナー「そこの部屋に入れ」
タッタッタッタ ガチャ
敵リーダー「恐らく奴らはこの近くにいる。探せ!」
敵兵数名「はっ!」
敵リーダー「クソッ!いつ間に潜入されたんだ!」
コニー「もうばれたから、サプレッサーはもういいんじゃないか?」
ライナー「そうだな。バレルが長いと扱いにくい」
コニー「うん」
ライナー「奴らがここに入って来たら俺が撃つ」(小声)
ペトラ「コクッ」
敵兵A 「この中か?」
敵兵B「入ってみるか」
ライナー「くるぞ」
ガチャ ダダダダダダン!
敵兵A「うっ!」バタン
敵兵B「敵だー!敵だ…」
グサッ バタン
敵兵C「お、お前ら大丈夫か!」
タッタッタ
敵兵C「クソ!この部屋に居た…」
グサッ バタン
ジャン「後ろに気をつけろよ」
ペトラ「すごいナイフさばきだったね」
ジャン「まあな」
ライナー「でもやばいな、制圧つっても、敵の数が多すぎる」
コニー「なあ、あそこのトイレを俺らの作戦基地にしないか?」
ライナー「名案だな」
ペトラ「男子トイレか…」
テクテク
〈トイレの外の会話〉
敵リーダー「敵はどこにいた?」
敵兵D「物置に潜伏していたらしくそこに入ったA B Cが撃たれ死亡しました」
敵リーダー「なんとしてでも探し出せ!そして見つけ次第射殺しろ!」
敵兵D「了解!」
敵リーダー「この建物内をくまなく探せ。まだ近くにいるはずだ」
敵兵E「分かりました」
【トイレの中の個室】
ライナー「クソッ、ここが見つかるのも時間の問題だな」
ペトラ「ねえ、ちょっと案があるんだけど」
ジャン「なんだ?」
ペトラ「アルミンの言ってた食堂まで一気に走っていきそこのテーブルや椅子をバリケード代わりに使いそこに来た敵を私らが撃つ」
コニー「食堂の場所は?」
ペトラ「この建物に入る時にこの建物の構造が書かれてた、看板があった。それによると、さっき私たちのいたところが物置でここにトイレがあるって事は…ここを出て左側に行くと医務室がありそこを右に曲がり奥に行くと食堂の入り口がある」
コニー「よくそんな覚えてられたな」
ライナー「ホントだぜ」
ジャン「さすが、エリートは違うな」
ペトラ「ヘッヘッ」
ジャン「リスクが多すぎるが」
ライナー「ここにいてもいずれバレる」
コニー「そうなるくらいなら捨て身の作戦をしたほうがいいな」
ライナー「意見はないか?」
ジャン「大丈夫だ」
ライナー「分かった。一旦、ここから出よう」
ガチャ 〈個室から出る〉
ペトラ「狭かった〜」
ライナー「いいか、このトイレを出たら一気にさっき言った通りに走るぞ?俺が先導してジャンが後ろを頼む」
ジャン「分かった」
22:00
ライナー「行くぞ、3、2、1」
ドン!
敵兵D敵だー!敵だー!」
敵兵O「撃て!」
ダダダダダダダダダダ!
ジャン「このヤロー!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ!
敵兵O「うわ!」バタン
敵兵D「お、おい!」グサッ!
バタン
ライナー「走れー!」
ダッダッダッダッダ
敵兵E 「敵発見!」
敵兵S「食堂に向かってるぞ!」
敵リーダー「裏から周り向かい撃て!」
敵兵S E「はっ!」
ライナー「」ダッダッダッダッダ
ペトラ「」ダッダッダッダッダ
ジャン「」ダッダッダッダッダ
コニー「…な、なあ」
ジャン「んあ?」
コニー「もう、あいつら追っかけてこねぇぞ?」
ライナー「ハアハア」
ペトラ「どいうつもり?」
ジャン「分からねぇ。だが何か企んでるはずだ」
ライナー「とりあえず、このまま食堂まで行くぞ」
ペトラ「うん」
タッタッタッタッ
コニー「アレは医務室か…」
ペトラ「そうみたい」
ジャン「一旦あの中で休むか?」
ライナー「うん、そうだな」
タッタッタッタ
コニー「入るぞ?」
ライナー「ああ」
ガチャ
ダダダダダダダダダダ!
コニー「うわーー!」グサッ
ペトラ「クソッ、待ち伏せか!」
ライナー「おりゃーー!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ!
敵兵S「敵は医務室、敵は医務室だ!」
〜〜〜〜
敵兵G「分かった、今行く!」
〜〜〜〜
敵兵E「くたばれ!」
ダダダダダダダダダダ!
ライナー「一旦、引け引け!」
ジャン「待て!手榴弾だ!」
ヒョイ コロン
敵兵S「手榴弾だ!手榴…」
ドガーーーン!ドン!
パラパラパラパラ
ライナー「死んだか」
辺りは黒焦げとなり目の前にはガレキと黒焦げでバラバラになった敵の無惨な死体だけだった。彼らは戦争の現実の厳しさを知った。
22:15
ジャン「これが、戦争か…」
ペトラ「コニー!コニー!」
ライナー「あ、コニー!」
コニー「う、だ、大丈夫だ」
ジャン「酷い出血だ」
ペトラ「早く、医療キットを!」
ライナー「ああ」
ペトラ「貸して!消毒と包帯とテープ!コニー、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね」
コニー「あ、ああ。ありがとよ」
ライナー「胸と足が撃たれてる…」
ジャン「俺は、足の止血をする!なんか止血できるものは無いか!」
ペトラ「はい!とりあえず包帯で巻いといて!」
ジャン「ああ」
ライナー(クソッ。副隊長だってのに何もできなかった!俺なんか指揮役に向いてないんだ!)
ジャン「おい!なに立ち尽くしてん…」
ダダダダダダダダダダ!
ジャン「くそ!また増援か!」
ライナー「医務室に入れ!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ!
敵兵D「手榴弾だ!」ヒョイ
コロン…
22:35
ライナー「クソ!」ガシッ
その時、ライナーが何を考えていたかは他の仲間には分からなかった。
だが、すぐに分かった。
彼は手榴弾を自ら持ち撃ちながら敵に走っていった。
ジャン「ライナー!」
ライナー「ジャン!後は頼んだぜ!」
敵兵数名「うっ、撃て…」
ドガーーン! グチャァー!
ガシン!
ヒュン、ゴチャン
ジャン「な、腕…」
再び目の前に広がる悪夢にジャンはただ呆然としていた。目の前にはバラバラになった敵兵士とライナーの腕があった
ジャン「う、うわーーーー!
うわーーーん!う、グッ…ライナー…」
もう、あのホモで変態な頼りになるライナーはどこにもいない
ペトラ「…ジャン。今は嘆く時じゃない。一刻も早くここを制圧しなきゃアルミン達の所にも犠牲者が出るかもしれない。だから…」
ジャン「うるせー!」
ペトラ「辛いのはあなただけじゃないの!」
ジャン「!」
ペトラ「私はね、こんなこと言いたくないけどあなた達より何回も戦争を経験してるの!だからあなた達より何回も地獄を見てきた!何回も仲間が死んだ。だから…」
ジャン「分かったよ。悪かった。つい感傷的になっちまって」
ペトラ「…うん、行こ」
ジャン「コニー、大丈夫か?」
コニー「ああ、止血もしてもらったしなんとか歩けるぜ」
ジャン「今ので敵さんは少しは減ったかな」
ペトラ「彼の勇姿を忘れることは無いわ」
ジャン「この腕は…」
ペトラ「作戦が終わったら本部に持ち帰りましょう」
ジャン「ああ」
コニー「なあ、ライナーは?」
ジャン「…」
コニー「ライナーは?」
ジャン「…死んだ」
コニー「…マジか…よ…」
ジャン「だが、今は嘆く時じゃねぇ。こいつらを根絶やしにして仲間の仇を取る!」
コニー「そう…だな…」
ペトラ(コニーもジャンも辛いのよね。でも、頑張ってる。本当にここの訓練兵たちは深い友情で結ばれてるのね)
ジャン「俺がコニーを背負う」
ペトラ「お願い」
ジャン「ああ」
コニー「悪いな、ジャン」
ヨッコイセ
ジャン「お前、やっぱ軽いな」
コニー「この身長で重かったらおかしいだろ?」
ジャン「まあな」
テクテクテク
22:45
ペトラ「ねぇ、アルミン達どうなってんだろ?」
ジャン「分かんねぇ。何も連絡が来てね…あっ!」
ジャン「お前ら、トランシーバ壊れてるぞ⁉︎」
コニ ペト「あ!」
ペトラ「多分さっきの銃撃戦でやられたんだと思う」
ジャン「じゃあ、俺のは…マジかよ電源入れるの忘れてたぜ…」
コニー「はぁ?」
ペトラ「早く電源を!」
ジャン「分かってるって!」
カチッ ザーー
〜〜〜〜
敵兵K「このヤローども!」
敵兵Y「死ねぇー!」
ダダダダダダダダダダ!
デュン!デュン!
ダン!ガチャ ダン!ガチャ
エレン「おい!まだライナー達に繋がんねぇのかよ?」
アルミン「ああ、さっきから何回も連絡してるのに…」
ジャン「アルミン!」
アルミン「ジャン!どうして今ま…」
ジャン「後で説明する!どうした!」
アルミン「敵の数が多すぎてこのままじゃ全滅しちゃう!だから、マルコ達に増援を頼んだ!でも、時間がかかると思うからジャン達にも来てほしい!」
ジャン「分かった!被害状況は!」
アルミン「リコが片腕を撃たてハンジが死んだ。そっちは?」
ジャン「コニーが片腕と胸を打たれた、そしてライナーが死んだ!」
アルミン「そ、そんなぁライナーまでな…」
エレン「どうしたアルミン!」
ジャン「おい!死に急ぎ野郎!今行くから待ってろ」
〜〜〜〜
22:50
ペトラ「大変なことになってるらしいね」
ジャン「基地の制圧は後だ。アルミン達の援護に向かう。それにここの、兵士の大半は向こうに行ったみたいだしな」
ペトラ「分かった!早く行こう!」
ダッダッダッダッダ
【基地外】
ダダダダダー!ダン!ダン!
ジャン「外でも聞こえてきやがる」
ペトラ「早く行かないとアルミン達が…」
マルコ「おーい!ジャン!」
ジャン「マルコ!」
マルコ「大丈夫?」
ジャン「ああ、お前ら随分早くきたな。あれ?武器は?」
アニ「置いてきた」
ジャン「お前たちの全部か?」
ベルトルト「MAC10だけ持ってきた」
ジャン「あ、室内戦でライフルはな…」
ミカサ「無駄話してる場合じゃない早く行かないとエレンたちが」
ジャン「ああ、悪い。行くぞ!」
ダッダッダッダッダ
【兵舎の中】
クリスタ「きゃっ!」
ユミル「見るな!クリスタ!」
クリスタ「う、うん」
オルオ「いいか、これが戦争の現実だ」
目の前には想像を絶する地獄があった。敵だとはいえそれはあまりにも残酷で悲しさを感じさせるものだった。血まみれの壁や床 死体の山 肉片。どんな、恐怖よりも恐ろしかった光景である。
クリスタ「うっ、かわいそうに…」
ユミル「しょうがねえ、これが現実だ」
ミカサ「行こう」
タッタッタッタッ グチャッ グチャッ
走るたびになる残酷な血の飛び散る音である
23:05
ダダダダダダダダダダ!
エレン「ヤベェー!弾がねぇ!」
ダズ「俺のをやるよ!」ポイッ
エレン「ありがとな、ダズ!」
ガチャ ダダダダダダダダダダ
アルミン「ジャンたちまだかよ!」
タッタッタッタッタッ
ミカサ「アルミン!」
アルミン「ミカサっ!後ろ!」
ミカサ「えっ?」
ダン!
ミカサ「」バタン
アルミン「み、ミカサ…」
エレン「う、嘘だろ?ミカサが…」
クリスタ「あっ、えっ、そんな」
ジャン「テメェー!何しやがるんだ!」
ユミル「お、おい!ジャン!」
カチャカチャカチャ
ジャン「弾がねぇ…うおっ!」
ジャン「」バタン
ミカサ「早く隠れ…」ダダダダダ!
ミカサ「うっ、ぐっ!」
敵兵J「ザマーみやがれ!」
ジャン「…」(ミカサが死んだ?そんな訳…)
ユミル「マルコ!ジャンを頼む!私達はアルミンの援護に向かう」
マルコ「分かった!」
ユミル「おりゃーー!」
ダダダダダダン!
敵兵J「うわっ!まだいたのか!」
敵兵V「うごわっ」バタン
敵兵P「女であろうと関係ない!全員皆殺しだ!」
ダダダダダー!
クリスタ「きゃっ‼︎」
ユミル「おあっと!なんとか、来たぜ」
ベルトルト「死ぬかと思ったよ」
クリスタ「怖かったよぉ…」
ユミル「大丈夫だ」
アルミン「あっ、ミカサが…」
エレン「落ち着け、まだ生きてる可能性が…」
ドガーン
エレン「うわっ!」
クリスタ「きゃー!」
オルオ「手榴弾か」
ユミル「クリスタ!!!!!!」
クリスタ「」
ペトラ「クリスタ!しっかり…」
ユミル「クソッ!出血が激しい」
ベルトルト「こっちも手榴弾だ!くらえっ!」
ヒョイッ コロン ドカーン
敵兵「うぎゃー!」
アルミン「ありがと、ベルトルト」
ダダダダダ…カチャカチャ
ダズ「ヤバイ、弾が切れた!」
アルミン「僕のを貸す…僕もたまぎれだ!」
エレン オルオ「お前らもかっ!」
エレン「えっ?オルオも?」
オルオ「ああ」
ベルトルト「僕たちこれしか持ってきてないよ!」
サシャ「こんなちっちゃい銃じゃかないませんよ!敵もまたまだ来てますし…」
ダダダダダ!
オルオ「クソー!あいつら一体何人居やがるんだ!」
ペトラ「考えても、無駄!この武器でなんとかするしかない!」
コニー「手榴弾使わねえのか?」
アルミン「僕たち手榴弾はもう使い果たした」
ユミル「はっ?」
アルミン「エレンはどこかに置いてきたみたいだし、僕は閃光手榴弾だから使えないし、リコとダズは使い果たした!オルオはハナっから持ってきてないし」
ベルトルト「じゃあ、俺たちのグレネードを」
アニ「もう無いじゃないか」
サシャ「えっ?」
アニ「早く行かなきゃいけないからってベルトルトが一つ持ってきただけでそれ以外は全部置いてきた」
ユミル「そういえば」
ダズ「クッソォ!ここまで生き延びたのに!」
サシャ「私達死んじゃうんですか…」ウルウル
エレン「諦めるな!まだ、ジャンがいるだろ?」
アニ「おい!ジャン!弾はまだあるか?」
ジャン「もうねぇよ…手榴弾も予備マガジンも荷物軽減のため置いてきちまった」
エレン「はぁ?せめて予備マガジンぐらい持ってこいよ!」
ジャン「てめぇらのために、急いで行くために置いてきたんだろうが!」
アルミン「このMAC10で、この戦況をどうするかはできないと思う。
最期まで抵抗するか、負けを認め降伏するか…」
ジャン「俺はぜってぇ降伏なんかしねぇ。勝って奴らを一人づつぶん殴ってやる!」
アルミン「言ったよね?無理な戦闘は避けるって…」
サシャ「じゃあ、もう…」
ペトラ「降伏しか…」
23:40
コニー「俺がここであいつらを足止めする!」
アルミン「コニーそれは無理あるだろ!」
コニー「無理じゃねぇ!やってやるさ、1人でも。1人死ぬかここにいる人全員死ぬならどっちがいい?」
アルミン「…」
コニー「まあ、いい。とにかく俺はここで1人で奴らを足止めする。その間にお前らは航空支援を呼んで救助を求めてこの戦場から脱出しろ」
エレン「そんなの嫌だ!」
コニー「最期ぐらい俺の言うことを聞けよ!」
……
ジャン「行くぞ、お前ら!」
コニー以外「えっ?」
ジャン「そいつの最後の頼みを聞いてやれよ!もう俺らにはこれしか生きる道がねぇんだよ!」
……
ユミル「すまない、コニー」
クリスタ「うっ、ん、」グスッ
サシャ「もう、あなたに会えなくなるなんて悲しいですよ!」
エレン「本当にすまない…」
コニー「いいさ、最後は英雄になるんだからな!…早く行け!」
ジャン「すまない!」
コニー スタッ
敵兵Z「お?やっと降伏か…長かったじゃねえか…」
敵兵X「な?降伏するって言ったろ?」
敵兵Q「お前らは降伏すると思ったから、俺が射撃を中断させたんだぜ?感謝しろよ?」ハッハッハッハ
コニー「うおーー!」
ダダダダダダダダダダー!
敵兵Z Q「う!うわー!」
グチュッ!グサッ!
コニー「早く逃げろ!」
ダダダダダダダダ
エレン達 ダッダッダッダッダ
(すまないコニー!)
敵兵X「テメェー!死ねぇ!」
ダダダダダ!
コニー「うおわっ!」グサッ
(へっ、やっと英雄だぜ)
カチャ
敵兵X「なっC4!うわー!」
ドガーン!!!!
ドガーン!吹き飛ぶ兵舎
ダッダッダッダッダ
エレン「あっ…」
アルミン「クソー!」
サシャ「う、グスン、グスン」
ユミル「チッ」
ジャン(すまないコニー)
ベルトルト「彼は本当に英雄だ」
アニ「いい人…だったね」
〜〜〜〜
マルコ「うん…こちら訓練兵部隊第1班隊長マルコ・ボット!作戦は失敗した!至急救助を要請する!」
ミケ「了解、直ちに現場に向かう」
〜〜〜〜
【ヘリポート】
23:55
イアン「ようやく俺らの出番か…」
ミタビ「あー、すっかり伸びちまったぜ!」
イアン「おい、ナナバ。起きろ出撃だぞ?」
ナナバ「やっと?」
ミリウス「出撃だね、リーネ」
リーネ「そうだね」
ミケ「takeoff!」
バダバダバダバダバタバタバタ
0:00
アルミン「来たよ」
ジャン「ああ」
アルミン「閃光手榴弾で合図するよ」 ドン!
【ヘリ】
ミケ「あそこだ、おい、ハシゴを下ろせ。おい?お前何をしてる!」
ミタビ「どうし…」グサッ
ミケ「ミタビ!う、やめ…」グサッ
???「じゃあね…」ポチ
ドガーン
アルミン「えっ?」
ユミル「今度は、なんだよ!」
ベルトルト「ヘリが…墜落した」
ジャン「まさか、3班に内通者が!」
【ヘリ】
イアン「くそ!どうしたんだ!」
???「うわー!」
ナナバ「どーし…」グハッ
イアン「くそ!お前!」グイッ
ウィーーン
???「うわーー!」 ヒュー
イアン「ナナバ大丈夫か?」
【地上】
エレン「どーしたんだ、あのヘリも」
アルミン「誰か落ちたよ」
ユミル「おい?クリスタ?クリスタ⁉︎クリスタ!」
クリスタ「」
アニ「死んでる…」
マルコ「クリスタまで…」
アルミン「僕たちに生きる希望をくれたのに…」
ユミル「う、うわーーん!んっ、あーーん!クリ…スター!」
アルミン(やっぱり、一番悲しいのユミルだよね…一緒にいた時間が一番長いから…)
ペトラ「…ヘリが着陸するよ」
ダズ「なあ、リコも死んでる」
アニ「二人とも出血多量で死んだんだね」
エレン「皆んな…もう終わるのに…」
バタバタバタバタ
イアン「おい、お前ら大丈夫か?」
エレン「イアン!」
イアン「色々聞きたいことがあるだろうがまず聞かせてくれ、作戦は失敗したんだな?」
アルミン「うん」
イアン「敵は?」
ジャン「こねぇんだよ。まだ全員殺してねえのによ」
イアン「それはどういう事だ…」
マルコ「今度はこっちが聞くよ?」
イアン「ヘリのことか?」
マルコ「ああ、あれは一体…」
イアン「裏切り者がいた」
ベルトルト「裏切り者?」
イアン「ミタビ達はどうか分かんないが多分あっちにも裏切り者がいたんだろう」
アルミン「やっぱりいたんだ…」
イアン「どういう事だ?」
アルミン「僕たちはこの組織の中に内通者、つまり裏切り者がいる事を予想してたんだ。それで…」
エルヴィン「やはり君達もか」
アルミン「エルヴィン司令官!」
エルヴィン「あの時、君達が話していたのはこの事だろ?」
アルミン「はい…」
エルヴィン「私もその事で探っていた」
アルミン「司令官も?」
エルヴィン「ああ、そいつが今夜の作戦の時に行動を起こすとおもったが中々起こさないのでここに向かってた。
だが、ここに向かってる最中に奴らは行動を起こした」
イアン「それが、あのヘリの?」
エルヴィン「そうだ。私がもっと早く気付くべきだった。そうすれば無駄に犠牲者を出さずに済んだのに。
ここにいないものは?」
アルミン「全員死にました」
エルヴィン「そこの、女子は?」
イアン「!」(リコ!)
エレン「彼女達もさっきここで」
イアン「クソッ!」
アルミン「イアン、やっぱり…」
イアン「ああ、俺はリコが好きだった!なのに想いも伝えられねぇで…
クソッ!」
ジャン「感傷的になんな!辛い思いをしてるのはお前だけじゃねぇんだ!俺だって思いを伝えられなかった人がいたんだ」
ペトラ(ジャン!)
イアン「う、うう、すまない…ジャン…」
エルヴィン「…ところで敵は全滅したのか?」
アルミン「それが僕らが外に出てから攻撃をしてこなくて」
エレン「なあ、イアン所でその内通者は誰なんだ?」
イアン「ああ、今から見に行くか?」
エレン「は?」
イアン「さっき落ちたやつだ」
エルヴィン「その場所は?」
イアン「来てください」
テクテク
イアン「確かこの辺りで…」
エルヴィン「よし、探索するぞ」
サシャ(う、コニー…)グスン
ダズ(結局何もできないまま終わっちゃうのか)
ユミル「…」
ベルトルト(ユミル…かわいそうに)
ユミル「はぁ」
ベルトルト「ねぇ、ユミル?」
ユミル「…」
ベルトルト「その…気の毒だね…けど」
ユミル「私に話しかけるなっ!今は1人にしておいてくれよ!」
ベルトルト「ああ、ごめん」
マルコ「やっぱり深く傷ついてるんだね…」
???「う、うう…」
アニ「きゃっ‼︎」
ジャン「どうした?」
アニ「あそこにいる…」
エルヴィン「どこだ?」
アニ「あそこ…です」
エレン「は!お前は!」
ジャン「ミリウス!」
ミリウス「う、うう」
アルミン「どうして…ミリウス?」
ミリウス「う…うう…」
ジャン「話せ!このクソヤロー!」
バシッ
ミリウス「うっ!」
アルミン「やめなよ!死んだら何も聞けないんだよ?」
ジャン「…そうだな」
エルヴィン「どうして君は我々を裏切った?」
ミリウス「う…家族の…為です」
ジャン「はっ?てめぇふざけてると本当に…」
エルヴィン「まて、ジャン」
ジャン「くっ…」
エルヴィン「どういう事だ?」
ミリウス「じ…実は家族から手紙が届いたんです。俺とナックに。でもその手紙は家族からの手紙ではなく奴らからの手紙だったんです。手紙には、《君の家族を助けて欲しければ我らの基地への攻撃の中止と君達の基地の場所を教えよ。さもなくば君は家族に二度と会えないだろう》と書いてあったんです。
そして、写真も入ってました。家族が奴らにとらわれ銃を向けられている写真が…」
ジャン「許せねぇ…」
ミリウス「許せとは言わない。けど家族を助けたかったんだ…」
ジャン「お前じゃねぇ。お前は大切な人の為にやったんだろうが!俺だってお前の立場ならそうしたさ。
許せねぇのはあいつらだ!」
アルミン「僕もジャンに賛成だ。個人の理由とは言え家族のためだからね」
エレン「俺もだ」
イアン「俺も」
アニ「私も」
ユミル「そうだな」
ベルトルト「僕も」
マルコ「僕もだ」
エルヴィン「で、その手紙にはそれだけ書いてあったのか?」
ミリウス「はい…けどもう一つの僕にしか届いてない手紙にはステレスミサイルの発射場、僕の家族の居場所を教えると書いてありました。
その条件がナックを殺し1人でこの前線基地に来いと。でもナックに事を言いました。1人で行くためにはナックを殺すしかなかった。だから『二人だけで来いって手紙に書いてあったから君はミケたちヘリを乗っ取り…』って」
イアン「だから、ナックの乗ってるヘリを破壊し俺らのヘリを乗っ取ろうとしたのか?」
ミリウス「ああ。だから俺一人であの基地に行かせて下さい。多分エレン達があの兵舎を出た後攻撃を受けなかったと思う」
アルミン「ああ」
ミリウス「あれは、俺が奴らに手紙で《俺の仲間達が兵舎から出たら攻撃はやめてくれ。そのあと俺が1人で行くから》って。だから、今もあいつらは俺が1人で来るのを待ってるはずです」
エルヴィン「分かった。じゃあ、この盗聴器をどこかに隠しながら奴らにミサイル発射場の場所を聞いてくれ。聞き終えたら私達が強行突破する」
ミリウス「分かりました。では、行ってきます」
エルヴィン「気をつけるんだ」
ジャン「気つけろよ。あいつら何しだすか分かんねぇから」
ミリウス「うん、大丈夫だ」
0:30
〜〜〜〜
ミリウス「今から入ります」
エルヴィン「ああ、気をつけるんだ。それとこれからは盗聴器に聞こえるように話しかけるんだ」
ミリウス「はい」
〜〜〜〜
敵リーダー「おー、ちゃんときたな。約束通りお前の仲間が出てったら攻撃は辞めたぜ!」
ミリウス「なんで、僕だけ呼んだんだ?」
敵リーダー「もう一人のやつの家族はみんな死んじまったんだよ。ハッハッハ!だからお前しかに条件を言えねえってことだ」
ミリウス「そ、そんな…」
敵リーダー「なんだ?不安か?自分の家族が助かってるだけありがたいと思え」
ミリウス「うん、で、ミサイル発射基地の場所は?」
敵リーダー「この地下にある。そこに黒い鍵のかかってる扉があんだろ?そこを降りてけば発射装置があるミサイルは俺らの本拠地がある場所から発射される」
ミリウス「分かった。次に家族は?」
敵リーダー「地下のミサイル発射装置の所にいるぜ。お前の家族にお前が自分の街を破壊するのを家族に、見てもらうためにな!今も家族揃って牢に監禁されてるぜ」
ミリウス「そ、そんな!」
ミリウス「あれ?言ってなかったっけ?お前に差し出す条件はそのミサイル装置で自分の街を破壊しろって…」
ガン!
敵はリーダー「なっ?」
ダダダダダ!
敵リーダー「うわっ!」バタン
敵兵数名「どうしまし…」
ダダダダダダダダダダ!
敵兵数名「」
エルヴィン「よく、頑張ってくれた。感謝する」
ミリウス「は、はい」
ジャン「この武器かっこいいだろ!」
サシャ「エルヴィン司令官に支給してもらったんですよ」
エレン「ほらっ。お前のだ」
ミリウス「あ…え…」
ユミル「何、キョトンとしてんだ?仲間に武器支給されるの嫌なのか?」
ミリウス「仲間?」
エルヴィン「私達は仲間だ。ともに最後の作戦を行おう!」
ミリウス「あっ、はい!」
ジャン「そうと決まれば、早く地下室だ!」
エレン「おー!」
サシャ「鍵を撃ってください」
ジャン「自分で撃て!」ダン!
ガチャ
サシャ「開きましたね」
ジャン「そりゃあ、開くさ」
テクテク
エレン「あれか?」
エルヴィン「その様だ」
ユミル「いよいよか」
ペトラ「オルオ、今までありがとね」
オルオ「ふんっ、今更なんだよ」
エルヴィン「入るぞ、3、2、1」
ガチャ
タッタッタッタ
ジャン「これがミサイル発射装置か…」
ユミル「ずいぶんとシンプルな造りだな」
ミリウス「母さん!父さん!」
ミリウスの母「ミリウスゥゥ…会いたかっよぉ」
ミリウス「俺もだ母さん」グスン
エレン「離れてください、鍵を破壊します」
ミリウスの父「頼むよ」
ダン!ガキン!
ガチャ
ミリウス「母さんー」
ミリウス母「ミリウス!」
ミリウス「父さんー!」
ミリウス父「ああ、我が息…」
ドガーーーーン
「ぐぎゃーーー」
ペトラ「うわっ」
オルオ「ペトラ!」
ダズ「ゔっゔゔゔ」
エレン「そんな…」
ジャン「クソッ!」
ユミル「許せねぇ!」
サシャ「あんまりですよ…」
アニ「酷すぎる…」
コンピューター「逃げようとしたので自動爆破しました」
エレン「このヤロー!」
アルミン「エレン待てって!」
エレン「あ?」
アルミン「今は先にやるべきことがあるだろ?」
ジャン「第1機械にどう挑むんだよ?」
エレン「クソッ」
エルヴィン「そうだ。このミサイルで奴らの本拠地を破壊する!」
ジャン「操作は?」
サシャ「ここに、操作方法みたいなのが書いてあります」
エレン「タッチパネル式の地図で座標を決め決定。ミサイルを選ぶ。あとは、ミサイルスイッチを2つ同時に押しレバーを下げれは即ミサイル発射ですって」
ユミル「小学生でも分かる仕掛けだな」
エルヴィン「おどおどしている暇はない。やるぞ?」
みんな「はいっ」
エルヴィン「タッチパネルで座標を決める…ここが奴らの本拠地か…決めた。で、ミサイル選択。ステレスミサイルの実戦用であとは発射」
ポチッ ガシッ
コンピューター「ミサイル、シガンシナ本拠地からシガンシナ本拠地目掛けて発射されました。着弾まで
1分前」
エレン「これで後は俺らの」
ジャン「勝ちだ」
コンピューター「着弾まで5、4、3、2、1、着弾」
ドゴーーーーーーン
グラグラグラ
サシャ「すごい、揺れですね」
エルヴィン「ここから、基地までかなり離れているのだが…相当な威力なのだろう」
オルオ「まさか、いきなりミサイルが発射され自分の基地に落ちてくるとは思わねぇだろうな」
ペトラ「だね」
エルヴィン「後はこの基地を爆破するだけだ」
エレン「そうですね」
マルコ「一旦ここから出ましょう」
エルヴィン「ああ」
テクテク ガチャ
サシャ「わっ!」
アニ「どうしたの?サシャ?」
サシャ「あそこがミサイルが落ちた場所ですか?」
アニ「えっ?多分ね。どうして?」
サシャ「すごい燃えてるなあって思って」
アニ「あんなのがミリウスの街に落とされる事になってんだよね」
サシャ「酷いですよ。本当にでもこれでコニーの仇が取れました」
アニ「そうだね」
ジャン「ミカサの仇はとったぞ」
アルミン「そうだね」
エレン「もう、戦争は終わるな」
1:05
イアン「もう今日か」
ダズ「すごい長かったね」
イアン「そうだな」
エレン「で、司令官C4は?」
エルヴィン「?持ってきてないが…君達が、持ってきているんじゃないか?」
エレン「あ、兵舎の中に置きっぱなしだったんだ」
ユミル「馬鹿だろ、お前」
エレン「うるせぇな」
アルミン「でも、なんで置いてったのさ?」
エレン「あー、もう分かりましたって!取ってきますって!」
エルヴィン「君一人だと何かあったとき危ない。誰か2人に見張りを頼みその他のもので行こう」
ベルトルト「僕見張りをします」
アニ「じゃあ私も」
エルヴィン「分かった。じゃあ、残りのもので行こう」
ジャン「えっ?俺もですか?」
エルヴィン「当たり前だ、命令だ」
ジャン「はい!」
テクテク
ベルトルト(アニと二人きり!)
ガチャ
テクテク 1:15
ジャン「血生臭えな」
オルオ「やめてくれ。あの時の悪夢がよみがえる」
エルヴィン(そうか、この血の多すぎる量を見る限りよほど残酷な地獄を見てきたようだな)
ペトラ「なんか、みんなで廃墟に肝試しに行くみたいだね」
オルオ「確かにな」
ユミル「それにしても人多すぎないか?」
マルコ「僕もそう思う」
エルヴィン「奇遇だな。私もだ」
ジャン「あなたが来いって言ったんじゃないですか!」
エルヴィン「ああ、少し後悔している」
ジャン「まったく」
ダズ「エレン、どこに置いたの?」
エレン「確か最初に行った兵舎の中だ。あ、あそこの中だ」
エルヴィン「こっからは君一人で行きたまえ」
エレン「えっ?どうしてです?」
エルヴィン「なんか、そのぉ、肝試しっぽくて…ハハハハ」
エレン「分かりましたよ!」
エルヴィン「うむ、勇ましいな」
(本当に行くの⁉︎)
エレン以外(本当に行くの?)
エレン「まったく、何が肝試し…」
サシャ「どうしましたエレン?」
エレン「やっぱりみんなで行きませんか?」
エルヴィン「そ、そうだな」
(ここに待ってるのもなんか怖いし)
エレン以外(ありがとエレン!)
エレン「じゃあ、開けますよ?」
エルヴィン「おう」
ガチャ
開けた瞬間死臭と生臭い匂いが入ってきた。そして…
エレン「うっ!」
ダズ「ゲロゲロ〜」
サシャ「ダズ、今回は気持ちわかります。私も吐きたいです」
エレン「みんな驚いてるならそれなりに表情変えろよ。無表情って本当に怖いから」
ダダダダダ ガシッ ダダダダダ
エレン「はあ、行って戻ってくるだけなのに凄い疲れました」
ジャン「お前ビ、ビビりすぎじゃねぇか?」
エレン「はあ?お前こそ声震え…」
ダダダダダン!
一同「うわー!」
イアン「今の銃声はなんだ!」
ガチャ
【外】1:25
イアン「こ、これは⁉︎」
エレン「ベルトルトー!」
サシャ「アニ!」
アルミン「どうしたんだ!」
ジャン「ダメだ、2人とも死んでる」
サシャ「う、うわーーん、アーン」
エレン「誰だ!」
敵リーダー「俺だよ」ダン!
???「うっ!」バタン
オルオ「司令官!」
敵リーダー「フンッ」
カチッ 弾切れ
敵リーダー「あれっ?」
ダダダダダ!
敵リーダー「うわ」バタン
アルミン「こいつは、許せない!」
ユミル「最後は私に撃たせてくれ。頭を」
ジャン「お、お前…」
ユミル「クリスタの分だ…」
ダン!
ジャン「お前そんなにクリスタのことを愛してたのか」
ユミル「当たり前だろ?クリスだぜ?」
イアン「司令官!」
ペトラ「ダメ…エルヴィン司令官も死んだ」
オルオ「クソッ、早く爆弾つけて俺らの勝ちにしようぜ」
エレン「…ああ、そうだな!」
10分後
エレン「よしこれで完璧だ」
ジャン「ライナー達の遺体は?」
エレン「腕の事か?」
ジャン「どうして知ってるんだ?」
エレン「中までで仕掛けてきたから見つけたんだよ。あいつの腕を」
ホレ
ジャン「お、お前…ありがとな」
アルミン「遺体は全部エルヴィン司令官の、乗ってきた車の荷台に置いたから」
エレン「これで思い残すことはねぇな」
ジャン「そうだな」
アルミン「離れよう」
ユミル「また、あんな事の出さねえようにな」
アルミン「うん!」
エレン「じゃあ、いくぞ?」
みんな「ああ」
カチッ ドガーーーーン
パラパラ
エレン「よし、本部に帰ろう」
みんな「おう!」
【本部】 1:45
衛生兵A「お帰り!」
衛生兵B「生き残りは君達だけか?」
みんな「そうです」
衛生兵C「よく頑張った!」
衛生兵D「さあ、早く休むといい!」
みんな「はい!」
【救護室のベッド】
エレン「なあ、アルミン」
アルミン「何エレン?」
エレン「戦争は終わったのか?」
アルミン「ああ、君の手で終わらせたんだ」
エレン「そうか…よっしゃーー!」
ジャン「うるせぇぞ!エレン!」
終わり
おまけ
死者
ミカサ・アッカーマン
ライナー・ブラウン
コニー・スプリンガー
ベルトルト・フーバー
アニ・レオンハート
クリスタ・レンズ
トーマス・ワグナー
ハンナ
フランツ
消火部隊
リコ・プレチェンスカ
ハンジ・ゾエ
ミケ・ザカリアス
ナナバ
ゲルガー
リーネ
ナック
ミリウス
リーブス大隊の兵士たち
エルヴィン・スミス
とても長くて失礼いたしました!
ハンジ瞬殺かよwww
A班にも犠牲者が必要だったのでwww
みんなぁ涙...
ミカサそんなにあっけなく死なないでよ・・・
おもしろかった!!
ちょうど1時間で読みきった