2016-03-15 23:47:59 更新

概要

(3/4投稿)(3/15完成)海未ちゃんhappy birthday!
でも海未ちゃんが被害者のss(・ω・)


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放課後 部室





ことり「はあぁ...かわいいね...」グデ-



海未「...」



ことり「このフィギュア、ほんとによく出来てるね...」



海未「...あ、あの〜?」



ことり「ん?...どうしたの?海未ちゃん」



海未「な、なんですかそれは?」



ことり「見たら分かるでしょ?穂乃果ちゃんのフィギュアだよ。」



海未「...なんでそんな物を持ってるのですか?」



ことり「私、メイド喫茶でバイトしてたでしょ?」



ことり「その時のお給料を全部注ぎ込んで業者さんに作ってもらったの♪」



海未「...ええっ!?」



ことり「実際の穂乃果ちゃんの1/8の大きさなんだよ?...すごいね...えへへ」



海未「な...なんで作ったんですか?」



ことり「こうしたら、いつでもどこでも穂乃果ちゃんを眺めれるでしょ?あぁ...しあわせ...」



海未「そ、そうですか...」



ことり「海未ちゃんも実は興味あったり?」



海未「そ、それはないですよ...でも、よく作られてますよね。」



ことり「そうだよね...見てよこの太もも、スリスリしたくならない?」



海未「そ、そうですね...(もう駄目だこの人)」



ことり「...あっ!」



海未「ど、どうしたのですか?」



ことり「数学の問題集って、明日に提出だよね?」



海未「はい、明日ですね。」



ことり「教室に忘れちゃったから...取りに行ってくるね!」



海未「わ、わかりました...」



テクテクテク...



ことり「...あっ!」ピタッ



海未「...今度は何ですか?」



ことり「海未ちゃん、そのフィギュアは他の人に見られないように見張っててね!?」



海未「わ、わかりました...」



ことり「特に、絶対に穂乃果ちゃんにバレないように見張っててね!?」



海未「わかってます...」



ことり「じゃあ、頼んだよ?」



海未「は、はい...」



テクテクテク...ガチャッ





海未「...」



海未「(にしても、このフィギュア...)」



海未「...」ジ-ッ





ガチャッ



穂乃果「あっ、海未ちゃん!こんばんは〜♪」



凛「穂乃果ちゃん、今はまだこんにちはの時間だよ?」



穂乃果「凛ちゃん、ナイスツッコミだね!」グッ



凛「...あれ?海未ちゃんしかいないの〜?」



穂乃果「う〜ん、三年生は生徒会で忙しそうにしてたけど...」



穂乃果「あれ、にこちゃんは生徒会じゃないのに、部室に居ないね!」



凛「にこちゃんはいつも暇そうにしてるのに、何でだろ?」



穂乃果「そういや、ことりちゃんは何処にいるんだろ?」





海未「...」ジ-ッ




穂乃果「海未ちゃん...ことりちゃんはどこ?」



海未「...」



海未「(本当に精密に作られてますね...流石、専門の業者に特注しただけあります)」



穂乃果「う、海未ちゃん...?」



海未「(...そして、夏色笑顔の衣装ですね。)」



凛「人形みたいなの...ずっと見てる?」



海未「(何故この衣装で、このポーズにしたのでしょうか...?)」



海未「(そもそも、どう考えたら幼馴染みのフィギュアを作ろうと思うのでしょうか...?)」



海未「(な、謎が多すぎます...!)」



穂乃果「お〜い、海未ちゃん!」肩ポンッ



海未「...うひゃあっ!?ほ、穂乃果...?」



穂乃果「穂乃果ずっと海未ちゃんに話しかけてたのに、何見てたの〜?」



海未「え、えっ!?...こ、ここここここれは...」



穂乃果「...あれ?」



海未「(あ、終わった...)」



穂乃果「これ、穂乃果のフィギュアだよね...?」



海未「...いっ!いや〜...」



凛「え〜?どうしたの...?」



凛「...これって、夏色笑顔の穂乃果ちゃんだよね!すごい...」



穂乃果「こ、こんなものがあるなんて...!」



凛「海未ちゃん、どうやってこんなのを見つけたのかにゃ?」



海未「ええっ!?えーっと...」



海未「...わっ、私の物ではないので分からないです...!」



凛「ええ〜?海未ちゃん、ずっとこのフィギュアを見てたよね?」



海未「そ、それは...」



穂乃果「この衣装って露出多いし...もしかして、穂乃果の身体をじっくり見たかったとか〜?」フフン



海未「ち...違いますよ!?」



穂乃果「そんな事しなくても女同士だし、いつでも見せてあげるのに〜!」



海未「そ、そもそも、穂乃果は最近太り気味なので人に見せれるような体型ではないと思いますが!?」



穂乃果「ううっ、うう...!」



海未「...最も、穂乃果の身体を見たいと思う人なんているのですか?」



海未「(ことりは例外とします)」



穂乃果「う、うう...海未ちゃんがいじめてくる...凛ちゃ〜ん」



凛「本当に海未ちゃんのものじゃないの?じゃあ、なんでこんな物があるの...?」



穂乃果「もうっ、無視しないでよ〜!」



海未「え、えーっと...それは...」



凛「...なんか怪しいにゃ〜...」



海未「そ、そうです!何故か部室にこんな物が置いてあったので、怪しいと思ったんです...!」



凛「でもさっき真姫ちゃんと海未ちゃんと一緒に部室にいた時は、何も無かったよね...?」



海未「そ、そうでしたっけ...?」



凛「...余計に怪しくなったにゃ〜...」



穂乃果「でもこのフィギュアを見てよ!?穂乃果の身体はこれだけ細いってことだよ?」



海未「フィギュアの穂乃果と実際の穂乃果を一緒にしないでください...!」



穂乃果「もういいよ...じゃあこのフィギュアは要らないよね...?」



海未「そっ!そ、それは...ダメですよ?」



穂乃果「だって現実の穂乃果よりフィギュアの方が痩せてるなんておかしいじゃん!」



海未「このフィギュアみたいに痩せようという気にはならないのですね...」



穂乃果「ならないもん!...じゃあ、このフィギュアは捨ててくるね!」



海未「そ、それはダメです...!」



穂乃果「...なんで〜?」



凛「だって穂乃果ちゃん、そのフィギュアを作ってくれた人が居るんだよ?」



凛「そんな簡単に捨てちゃったら...作ってくれた人に申し訳なくないかにゃ?」



海未「そ、そうです!」



穂乃果「確かに...!」



穂乃果「じゃあ、このフィギュアは穂乃果が家に持って帰るね〜♪」



海未「そ、それもいけません...!」



穂乃果「え〜?...じゃあ、これは海未ちゃんのものってこと?」



海未「ち、違います!」



凛「...海未ちゃん、絶対に何か隠してるにゃ...」



穂乃果「そうなの?...海未ちゃん!!」



海未「え、えーっと...」



海未「(そ...そうだ!)」



海未「その穂乃果のフィギュアは...実はにこのものなのです!にこがアイドルショップで見かけたらしく...」



穂乃果「ええっ、にこちゃんが穂乃果のフィギュアを!?」



海未「せ、センターである穂乃果のフィギュアしか置いていなかったみたいです...!」



凛「ああ、なるほど!...それをにこちゃんが部室に置いて帰ったんだね!」



海未「そそそそうですね!」



海未「(後でにこに話をしてこの事は終わりにしましょう...)」



穂乃果「...う〜ん...」



凛「どうしたの?穂乃果ちゃん。」



穂乃果「でも、このフィギュア...ことりちゃんの匂いがするんだよねえ...」



凛「そうなの?...凛には全然分からないや!」



海未「(ほ、穂乃果はどんな嗅覚をしてるのですか!?)」



凛「でも、にこちゃんが穂乃果ちゃんのフィギュアを買うなんて...なんか変な感じ!」



海未「(この状態でにこに部室に来られたらややこしいので来ないでください...!)」



穂乃果「そうだよねえ...にしても、ほんとよく出来てるね!」



ガチャッ






にこ「おっ...凛と穂乃果と海未。あんた達、練習は?」



海未「(なんでこのタイミングで来てしまったのですかー!?)」



穂乃果「おおっ、にこちゃん!...このフィギュア、すごいよね!!」



にこ「は、はあ?フィギュア...?」



凛「穂乃果ちゃんのフィギュアだよ〜?」



にこ「穂乃果のフィギュア?そんなものあるわけないでしょ...」



穂乃果「ここにあるよ?ほら!」



にこ「な、なにそれ...!」



穂乃果「...え?」



にこ「にこのフィギュアは!?にこのフィギュアは無いの!?」



凛「この穂乃果ちゃんのフィギュア...にこちゃんが買ってきたんじゃないの?」



にこ「?...違うわよ?初めて見たわよ、こんのもの。」



穂乃果「ええ〜?違うの?海未ちゃん。」



海未「そっ...それは...」



凛「...海未ちゃん、もう確信犯にゃ。」



にこ「それであんた達!練習するわよ?」



凛「練習する前に、海未ちゃんの尋問が先にゃ!」



穂乃果「じ、じんもん...?」



海未「(ど、どうしましょう...)」アワアワ






凛「海未ちゃん...このフィギュアは何であるのかにゃ?」



にこ「...なんで穂乃果のフィギュアがあるの?」



穂乃果「海未ちゃん...!」



海未「そ、そのっ...えーっと...」



ガチャッ



ことり「問題集、鞄の中に入ってたから教室に行く必要無かった...」エヘヘ



ことり「えへへ...ずっと教室の中にあるんじゃないかと思って探してたよ...って」



ことり「......」



穂乃果「ねえ、ことりちゃ〜ん!この穂乃果のフィギュア、何であるのか知ってる?」



凛「海未ちゃんに聞いてるんだけど、全然答えないにゃ!」



にこ「そんなのどうでも良いんだけど、なんでにこのフィギュアが無いわけ!?」



凛「そんなの知らないよ!そもそもにこちゃんがフィギュアになっても売れ残るだけ...むぐっ」



にこ「あぁんたは黙ってなさい...!」



凛「ひんのくひをふははひゃいでほひいにゃあ〜(凛の口を塞がないで欲しいにゃ〜)」



穂乃果「それでことりちゃん...何か知ってる?」



ことり「...えっ!?」



ことり「ぜっ、ぜぜぜぜ全然知らないよ?全然何も全然知らないよ?」



穂乃果「だって、海未ちゃん!...もういい加減教えてよ〜!海未ちゃん...って」



海未「(...お母さん、今まで育ててくれてありがとうございました...)」



穂乃果「うっ、海未ちゃ〜ん!生き返って〜!!」ユサユサ



にこ「毎回思うけど凛、あんったね...どうしたらそんなに思いやりのない人間に育つの?」



凛「その質問をそのままにこちゃんに返すにゃ。」



にこ「う、うっさいわね!!!」



ことり「えっ!?ううううううるさくないよ?」



凛「こ、ことりちゃんに向かって言ってないと思うにゃ...!」



にこ「...海未もことりもなんか変ね。どうしたの?」




ガチャッ




希「おっ...おバカ三人衆と二年生組やん!」



にこ「何よその扱い!」



希「ちょっとやりたい事があって、来てみたんやけど...」








穂乃果「海未ちゃん、大丈夫〜!?聞こえてる??」ユサユサ



海未「ああ...三途の川が見えます...」



凛「ことりちゃ〜ん?...海未ちゃんどうする?」



ことり「あはは...私も...もう駄目...」



凛「こ、ことりちゃん〜!」








希「...な、何があったん??」



にこ「にこもよく分からないけど、海未が死にかけてるの」



希「...えっ?」



希「...な、なにそれ...穂乃果ちゃんのフィギュア?」



穂乃果「あっ!...これね。穂乃果のフィギュアなんだけどね?」



穂乃果「部室に来た時、海未ちゃんがこれを見てたんだけど...なんでだろうね?」



穂乃果「ことりちゃんに聞いても分からないみたいだし...」



希「...あっ、なるほどね。」



希「(大体状況は察せたやん)」



海未「ああ...私のご先祖様が待ってます...」



穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、帰ってきて〜!」



海未「...ひいおばあ様...」



にこ「なんでにこの顔を見てひいおばあさんを思い浮かべんのよ!?」






希「...あっ!そうだった!」



凛「?...どうしたの?」



希「その穂乃果ちゃんのフィギュア...うちが業者さんに頼んでたやつやん。」



希「せっかくやし、何か思い出になるようなものを部室に飾っておきたいな。と思ってそれを作ってもらったの!」



希「メンバー全員分作りたかったけど...学校の予算やから、穂乃果ちゃんの分しか作れなかったけどね♪」アハハ



希「部室に届けてもらうように言ってたから...それを海未ちゃんが受け取ってくれたのかな?」



穂乃果「な、なるほど...!」



凛「そう言われれば、夏の合宿のことを思い出すね!」



にこ「いつかちゃんと、にこのフィギュアも作りなさいよ!?」



希「はいはい♪」



凛「じゃあ解決したし...練習いっくにゃ〜♪」



にこ「そうよ?今日は天気も良いんだし、練習練習!」



穂乃果「るんるる〜ん♪」



テクテクテク...





海未「...」



ことり「...」



希「ふ、二人とも...大丈夫?」アハハ



海未「...はっ!」



ことり「...の、希ちゃん?」



海未「あ、あの三人衆は居ないのですか...?」



希「うん...なんとか追い払ったから安心して♪」



海未「あ、ありがとう...ございます...」



ことり「ほ、他のメンバーには...絶対に言わないでね?」



希「大丈夫!分かってるけど...」



海未「?」



希「秘密を守ってあげるって事やし、海未ちゃんには、ちょっと手伝ってもらおうかな...?」ニヤニヤ



希「スクールアイドルの雑誌から、写真を撮って送って欲しいってオファーが来てるんやけど...」



海未「な、何で私なのですか!?」



希「だって海未ちゃんやし〜?一番撮ってて面白いやん?」フフフ



海未「拒否します...!」



希「拒否したら、このフィギュアはどうなっても知らないよ?」フフン



ことり「...」ウルウル



ことり「海未ちゃあん...お願い...」



海未「う、うう...」



海未「何でこんなに被害を受けてばかりなのですか〜!?」









そのあと、穂乃果ちゃんのフィギュアは部室に飾られてたけど、欲を抑えきれなかったことりちゃんが家に持ってかえって



それを知らない希と海未以外のメンバーは「消えた謎のフィギュア」として音乃木坂の七不思議になるのでした



おしまい



後書き

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

○海未ちゃんの誕生日に完結させまっす(・ω・)

○気に入って頂ければ高評価やコメント等、お願いします( •̀ω•́ )

◯ついったーに更新予定日を載せてるのでそちらをご覧ください(・ω・)
@sstoukourinnchanでございます


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2016-03-10 08:11:59

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2016-03-04 23:14:45

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