真姫「(...テスト一週間前か。)」
(投稿日4/19)
真姫ちゃん happy birthday!
○真姫ちゃん誕生日にあわせて作りました。真姫ちゃん誕生日おめでとう!
○日常系ssです。真姫ちゃんバースデーssではないのでご了承ください。
○基本的にラブライブのアニメのキャラで書きました。
○にこまき成分多めです。
○時折ネタも入ってますが気にしたら負けです。
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1年教室
真姫「...」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
りんぱな「ひいっ!」ダレカタスケテ-
真姫「....もぉぉぉぉっ!!凛のことなんて、ぜーーーんぜんっ知らないんだから!!」プイッ
凛「ち、違うの!真姫ちゃん、待っ...」
タッタッタッ....
凛「行っちゃった...」
花陽「ま、真姫ちゃん...」
凛「...」チ-ン
テクテクテク...
真姫「(...なんでなのよ)」
真姫「(何でこんなことになったのよ!!)」
ーーーーーーーーー
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時は戻り、一年教室
キンコ-ンカンコ-ン
先生「チャイムなったし、そろそろ終わるぞー」
真姫「(やっと放課後ね...どうせ放課後も勉強だけど。)」
先生「うん。先生今日もすごい先生してた。今日の先生の点数をあえてつけるとするならば99点だな」
真姫「(私は大丈夫だけど....メンバーの中で一人でも赤点とったら部活動停止だし、しっかり勉強教えてあげないといけないわね。)」
先生「残りの1点について教えてやろうか?この1点は明日への期待だ」
真姫「(...毎回のことだけど穂乃果、にこちゃん、凛が心配ね。)」
先生「本当は100点なんだがな...完璧を追い求めてこそ真の先生になれるってことよ」
真姫「(3年は3年、2年は2年で教えてるから、私はやっぱ凛に教えないと。)」
先生「先生ね、完璧なんてないとおもうんだよ。いつまでも完璧を追い求めて頑張る、そうそれが人間なんだよ」
真姫「(でも今回の凛のテスト対策は万全よ!凛にも解けそうな参考書もわざわざ買ってきてあげたし)」
先生「あ、今日でテスト一週間前だからな。勉強しろよ。先生今すごく先生らしいこと言った。完璧。やっぱり今日の先生は100点。では解散!」
ワイワイガヤガヤ...
真姫「(...頑張っていい参考書見つけたんだから。しっかり頑張ってもらわないと。)」
ドタドタ...
真姫「...」
真姫「(...何かが私に向かって走ってきてる気がする....)」
凛「真姫ちゃんまきちゃんまーきちゃん!」ドタドタドタドタ
真姫「(やっぱり!)」
凛「まーーきーちゃぁーーん!!」
ジャンプ!!!
凛「(あ、この勢いだと凛の腕が真姫ちゃんの顔に...!)」
真姫「もぅっ!毎回毎回何で大声だして走って....むぐっ」
真姫「...」バタッ
凛「あ、あぁ....」ガクガク
花陽「凛ちゃーん。これから勉強しないと駄目だよぉ...って、真姫ちゃん倒れちゃって...だ、大丈夫!?」
凛「り、凛の腕が...真姫ちゃんの顔にクリーンヒットして...」ガクガク
真姫「...」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
りんぱな「ひいっ!」ダレカタスケテ-
真姫「....もぉぉぉぉっ!!凛のことなんて、ぜーーーんぜんっ知らないんだから!!」プイッ
凛「...ち、違うの!真姫ちゃん、待っ...」
タッタッタッ....
凛「行っちゃった...」
花陽「ま、真姫ちゃん...」
凛「...」チ-ン
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放課後の帰り道
テクテクテク....
花陽「り、凛ちゃーん」
凛「...」
花陽「げ、元気だして...」
凛「...違うの」
花陽「...?」
凛「凛はテスト前だからノートを真姫ちゃんから借りたかっただけだのーっ!」
花陽「...そうだったんだ。」
凛「...」ドボドボ
花陽「(...凛ちゃん元気にならないかな...)」
花陽「(...そうだ!!)」
花陽「じゃあ、真姫ちゃんには明日に謝ろう?私も一緒に謝るから。」
凛「かよちん...」
花陽「...今日はラーメンでも食べて帰ろっか♪」
凛「....えっ、ラーメン!?凛も食べる!食べる!」パァァ
凛「凛、行ってみたいラーメン屋があるにゃー。かよちんも一緒に行こ!!」グイッ
花陽「もうっ、腕引っ張らないでよぉ〜。ラーメン食べたあとは勉強もしないといけないよ?って凛ちゃん聞いてるー?」
凛「聞こえないにゃ聞こえないにゃ〜♪早くラーメン食べにいっくにゃ〜!!」
花陽「べ、勉強しないとダメだよ〜?」
花陽「(でも、凛ちゃん元気になったみたいで良かった♪)」
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真姫の帰り道
真姫「...」
真姫「...」イライラ
真姫「(私は何も悪くないんだから!!いきなり飛び込んできた凛が悪いの!!)」
真姫「(いきなり飛び込んできた凛が...)」
真姫「...」
真姫「(言いすぎちゃったかしら...)」
真姫「(で、でも!悪いのは凛だし!せっかく参考書まで買ってきてあげたのに...!)」
真姫「(...参考書、どうしよう...)」
真姫「...」ハァ-
真姫「...」ドボドボ
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ーーーーーーーーー
翌日 学校
キンコ-ンカンコ-ン
先生「おし、チャイムが鳴ったな、今日の先生のお役目もここで終わりってわけだ」
花陽「(今日、凛ちゃんも私も一回も真姫ちゃんと話さなかったけど...)」
先生「しかしあえて言うとするならば、あえて言うとするならば今日の先生のお役目はまだ始まってないんだよね」ドヤァ
花陽「(やっぱり朝にでも、私から真姫ちゃんに声をかけたほうが良かったかな...)」
先生「終わりは新しいことの始まりだってね」フッ
花陽「(で、でもっ!放課後に謝るって決めたし...このまま仲悪くなっちゃうのも嫌だし、今からでもちゃんと謝らないと!)」
先生「あー先生今日も言っちゃった。先生今日も世界に名を残す格言を言っちゃった」メモメモ
花陽「(やっぱり二人を仲直りさせるのは私しかいないよね。花陽、がんばれ!)」
先生「でもテスト一週間きったからなー。しかも明日からお休みだ。勉強するだろうけど気を抜くなよ。じゃあ解散!!」
ワイワイガヤガヤ...
花陽「...凛ちゃん」
凛「...かよちん」
凛「かよちんありがとうね。でも、そもそも凛が悪いし...凛一人で謝ってくるよ。」
花陽「...大丈夫だよ凛ちゃん!私から話したほう真姫ちゃんも話しやすいと思うから、まずは私一人で話してきていいかな?」
凛「かよちん...」
凛「次は凛がかよちんにご飯食べに連れてってあげるにゃー!」
花陽「うん!ありがとう、凛ちゃん♪」
スタスタスタ...
真姫「...」グタ-
花陽「(ま、真姫ちゃん机で寝ちゃってるよぉ...だ、大丈夫かな?)」
花陽「(だっ、駄目だよ花陽!ちゃんと話さないと、凛ちゃんと真姫ちゃんのために!)」
花陽「...ま、真姫ちゃん...?ちょっと話が...」
真姫「...!」ガバッ!
花陽「」ビクッ
真姫「...」
真姫「...」フンッ
タッタッタッ...
花陽「....あっ...」
花陽「(行っちゃった...)」
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真姫の部屋
真姫「...」
真姫「(やっぱり凛や花陽と話さないと調子が狂うっていうか...今日は自分でも分かるぐらい落ち込んでたわね...)」
真姫「(でも私は、悪くないんだから...)」
真姫「...」
真姫「...」ハァァ
真姫「(私、なんであの時帰っちゃったんだろ...)」
真姫「(でも!朝とか昼休みに話しかけてこなかったのに、いきなり来てびっくりしたのよ...仕方ないじゃない....)」
真姫「(...明日から休みだけど、このままの状態じゃ...)」
真姫「(ど、どうしよう...)」
真姫「(...誰かに相談したほうが良いのかもしれないわね。でも、みんなテスト前で忙しいし...)」
真姫「...!」
真姫「(に、にこちゃんなら....!)」携帯ポチ
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放課後 某ハンバーガー店
希「...」カリカリ
にこ「...」カリカリ
希「...」ピタッ
希「...にこっちー?」
にこ「なっ、なによ。希」
希「いや、ずいぶん真面目に勉強してるなーと思って?」
にこ「ああ当たり前でしょ!私を誰だと思ってるの!?」
希「ふーん?」
希「なら、そのノート見せてくれへん?」
にこ「なななんで見せないといけないのよ」
にこ「(数学の答え写してたとか言えない)」
にこ「って...勝手にノートとらないでよ!!!」
希「えぇー、別にええやん。数学のノートやろ?」
にこ「ダメなもんはダメよ!な、中身見ないでよー...さっさと返しなさい」
希「...ふぅーん。ええんや〜♪」
にこ「なっ、何よ!」
希「にこっちはうちにワシワシmaxされてもええんや〜♪」
にこ「そそそそれだけは....やめて欲しいです」
希「じゃあノート見せて欲しいやん?」
にこ「...」
にこ「分かりました...」ガクッ
希「ふふっ、許してあげる〜♪」ノートペラッ
希「...」ペラペラ
希「...あれ?」
希「計算はどこでやってるんかな〜?にこっち」
にこ「あ、暗算で出来るわよそれぐらい!!」
希「ふぅーん?じゃあここの問題の答えは?」
にこ「ええっ!?えーっと、うーんと...」
にこ「....にこ、数学分かんなぁ〜い♪」
希「...」
にこ「...」
にこ「...にこっ☆」
希「...ふふふ...にこっち...やっぱり答え写してたんやね」ゴゴゴゴゴゴ
にこ「結局わしわしされることになるんじゃなあああああい」
ワシワシマックスヤァァァァ!!!!
イヤァァァァァァ
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
矢澤家
にこ「みんな〜。ご飯できたわよー!」
子供達「はぁ〜い!!」
イタダキマ-ス!!
モグモグ...
こころ「やっぱりお姉様の料理はとても美味しいですね!」パァァ
にこ「そんなのあったりまえでしょー?」ドヤァ
虎太郎「...おいしーい」
にこ「(...希のわしわしmaxに比べたら料理なんてちょろいもんよ)」
にこ「(希は天使のにこを虐めるために地獄からやってきた悪魔かしら)」
プルルルルルル....プルルルルルル...
にこ「(...ん?にこの携帯?)」
ここあ「あ、お姉ちゃん電話だぁー」
虎太郎「でんわー」
こころ「二人とも静かに!! お姉様の大事な電話ですよ!」
ここあ、虎太郎「はぁ〜い」
にこ「二人とも良い子ね〜。ちょっと静かにしててね。」ナデナデ
にこ「こころも二人を静かにしてくれてありがとうね!」ナデナデ
こころ「はい、お姉様♪」エッヘン
にこ「(...真姫から電話?珍しいわね)」ピッ
にこ「...もしもし?」
真姫「『も、もしもし』」
にこ「...何の用?私忙しいんだからさっさとしなさいよ」
真姫「(電話かけたのは良いけど...いざ相談しようとなると...どうしたらいいのかしら)」
真姫「『そ、そのっ』」
にこ「?」
真姫「『...ちゃ、ちゃんと勉強してる?』」
にこ「...はぁぁー?そんなこと言うためにわざわざ電話してきたわけ?勉強は希に教えてもらってるし、今は家のことで忙しいの」
真姫「『ちっ、違うのっ!!』」
にこ「じゃあ何よ?」
真姫「『ゔぇっ...』」
にこ「言いたい事はそれだけ?もう切るわよ?」
真姫「『も、もうっ!本当は言いたいことあったんだからーっ!』」
プツン
にこ「(あ、切れた。)」
にこ「(...何だったんだろう)」
ーーーーーーーーーーーーーー
にこの部屋
にこ「(...一通り家事も終わったし、子供達も寝たし...後はにこが寝るだけね)」
にこ「(にしても真姫からの電話、絶対に何かあるわよね...)」
にこ「...」
にこ「(ツンデレ真姫ちゃんがあんなに言い辛そうにしてたこと考えると、にこに何か相談したかったことのかしら?)」フフン
にこ「(でも作曲、作詞のことなら海未に相談するだろうし...あんなにモジモジすることじゃないわよね)」
にこ「(そもそも何か相談するなら、仲良し一年生の凛と花陽にするだろうし...)」
にこ「...!」ピコ-ン
にこ「(一年生じゃなくてにこに相談するってことは、一年生の中で何かあった可能性が高いわね。それが一番しっくりくるし。)」
にこ「(...穂乃果達はテスト前で忙しいだろうし、絵里や希も勉強するし...にこが一番暇そうだからとでも思ったのかしら)」
にこ「(...)」
にこ「(頼られたのは良いけどなんか嬉しくないわね...)」
にこ「(とりあえず、真姫に聞いても答えてくれないだろうから花陽に聞いてあげるとしますか)」携帯ポチ
プルルルル...
にこ「(...時間も時間だし、電話出るかしら)」
ーーーーーーーーーーーーーー
花陽の部屋
花陽「...」ハァァ-
花陽「(凛ちゃん、落ち込んでたなあ...)」
花陽「(テスト期間は何とかなったとしても、テスト終わって練習始まったらみんなにも分かるだろうし...)」
花陽「(色んな人を巻き込んで迷惑もかけたくないし...)」
花陽「(...真姫ちゃん、どうしちゃったんだろ...)」携帯パカッ
花陽「(電話もメールも怖くて出来ないし...悩んでばかりで中々寝れないよぉ)」ハァァ
ピロリン♪ピロリン♪
花陽「(電話...?にこちゃん...?夜遅いのに。)」
ピッ
にこ「『もしもーし』」
花陽「もしもし?に、にこちゃん...どうしたの?」
にこ「『...何でこんな時間なのに起きてんのよ?さっさと寝なさいよ』」
花陽「電話してきたにこちゃんもにこちゃんだと思うけどなあ...」アハハ
にこ「『アイドルたるもの、夜更かしの一つや二つできないと仕事にならないのよ!』」
花陽「そっ、そうなんだ...!」メモメモ
花陽「...それで、何か用事があるんだっけ?」
にこ「『あーそうそう。真姫のことなんだけどね』」
花陽「ギクッ」
にこ「『...やっぱ何かあったの?』」
花陽「そ、そうだけど...(何で知ってるんだろ)」
にこ「(やっぱりね)」ドヤァ
花陽「話さないと...駄目だよね....」
にこ「『...嫌ならいいけど、話してくれるとにこも助かる。』」
花陽「そ、その...実は....」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
にこ「『へぇぇー...そんなことが...』」
花陽「うん....」
花陽「そ、そのっ」ウルウル
にこ「『?』」
花陽「私は...っ...どうしたらいいか....ぐすっ...分からなくて..え..っ...」ボロボロ
花陽「相談したくても...っ...私達のことだし迷惑かけたく...なかったし...っ」ボロボロ
にこ「『...』」
にこ「『花陽。あのね?』」
花陽「...?」グスッ
にこ「『仲のいい友達だってたまには喧嘩するもんでしょ?だからそんなに心配することないわよ。』」
花陽「で、でもっ...」ウルウル
にこ「『はぁーー...面倒くさいわねぇ...あんたは明日の楽しいことでも考えてさっさと寝ればいいの。それだけ。わかった?』」
花陽「...にこちゃん...」
にこ「『あとは、変に仲が悪い状態で練習に来られたらこっちに迷惑かかるのよ』」
にこ「『...だから何かあったらちゃんと話しなさいよね。』」
花陽「...ふふふっ」
にこ「『な、何笑ってんのよ...』」
花陽「やっぱにこちゃんは優しいねっ」
にこ「『なっ...』」
にこ「『あ、当たり前でしょ!!私を誰だと思ってるのよっ!?』」
花陽「ふふっ、そうだねっ♪」
花陽「にこちゃんに話したら、私、だいぶ楽になったかも。ありがとうっ!おやすみなさい♪」
にこ「『はーい、おやすみ!』」
プツン
花陽「(にこちゃんって、言葉はキツく言ってるようだけど...)
花陽「(...すごく優しな。私も、あんな先輩になれたらいいなあ...)」
花陽「(....ふぁぁ...にこちゃんに話したら眠くなってきちゃった...おやすみ....)」
ーーーーーーーーーーーーーー
にこの部屋
にこ「あ、当たり前でしょ!!私を誰だと思ってるのよっ!?」
花陽「『ふふっ、そうだねっ♪』」
花陽「『にこちゃんに話したら、私、だいぶ楽になったかも。ありがとうっ!おやすみなさい♪』」
にこ「はーい、おやすみ!」
プツン...ツ-...ツ-...
にこ「...」
にこ「(ふぅ...まったく、一年生は面倒くさい子だらけね)」
にこ「(まあ、頼られたからには何とかするしか無いわね)」
にこ「(もう夜遅いし、真姫にメール送ったら寝よ)」ポチポチッ
にこ「(『明日の12時、○○駅前で待ってるわよ、にこと一緒にデートしよっ♪』...っと)」
ピッ...メールを送信しました。
にこ「(にこもそろそろ寝ないとね。明日は忙しくなりそうだし。)」ベッドドサッ
スゥ-...スゥ-...
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
翌日
真姫の部屋
コケコッコォォォォォ!!!!!
真姫「...zzz」
真姫「...う、う〜ん」ガハッ
真姫「もう朝ねぇ...ふぅ」ノビ-
真姫「(...あれ、携帯にメールきてる。にこちゃんから...)」携帯ポチッ
真姫「...」ジ-ッ
真姫「ゔぇぇ!?」
ーーーーーーーーーーーーーー
○○駅前
真姫「(ちょっと早めに着いちゃったわね...)」
真姫「(せっかく会うんだし...凛と花陽のこと...言えるといいけど。)」
真姫「(...というか何よいきなり!!デートとか!テスト前なのに!!)」フン
真姫「(どうせにこちゃんのことだから遊ぶとか言いだすわね...今日は徹底的に勉強してやるんだから!!)」
にこ「...ふぅー...到着到着。」
にこ「(希が今日、自分の勉強したいって言ってくれて助かったわね。)」
にこ「(...希からのメールが『土曜日遊んだらワシワシmaxやで』だったけど。)」
にこ「(...今日は勉強よりも真姫をどうにかすることが先に決まってるじゃない)」
にこ「(でも真姫からは返信無かったし...ちゃんと来るかしら...って)
にこ「真姫。いるじゃない!」
真姫「....ゔぇぇ!?に、にこちゃん!」
真姫「も、もうっ、テスト前ってこと分かってんの!?ちゃんと勉強しないと、にこちゃん成績悪いんでしょ!?」
にこ「(昨日と違ってトゲのあること言うわねこの子)」
にこ「...ま、まあ土曜日ぐらい遊んだって、何とかなるわよ!」
真姫「そんなこと言って、絶対大丈夫なわけないじゃない!」ムキ-
真姫「もーーっ!今日は遊ばないから!!!徹底的に勉強するんだから!!」フン
にこ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ真姫!」
真姫「何よ!?」
にこ「(ここは時間を稼いで真姫から勉強の気をそらすしかないわね)」
にこ「とっ、とりあえず時間も時間だし、ご飯食べない?」
にこ「勉強はその後でもいいんじゃないかしら!」
真姫「ま、まあ...そうね。」
にこ「(よし!)」
にこ「それじゃ、にこが行きたいとこあるから行きましょ。れっつごー♪」
真姫「れ、れっつごぉー」
にこ「真姫、もっと元気よくしなさい。ほら!れっつご〜♪」
真姫「れ、れっつごー!」
にこ「まだ駄目よ!れっつご〜♪」
真姫「れっつごー♪」
にこ「いい感じ!これで最後よ!れっつご〜♪」
真姫「れっつご〜♪」
真姫「...」
真姫「...って、何やらせんのよぉ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
某メイド喫茶
オカエリナサイマセ、ゴ主人サマ--
真姫「...にこちゃん?」
にこ「ん?」
真姫「一つ質問してもいいかしら」
にこ「何よ」
真姫「....何でメイド喫茶でお昼食べなきゃいけないのよ!!」
にこ「真姫、あんたはまだ分かってないわね」
真姫「何がよ!」
にこ「私はスクールアイドルと言えどアイドルよ?一つのアイドルらしさを学ぶ場所としてはうってつけじゃない!」
真姫「た、確かに...」
真姫「じゃないわよ!別にご飯の時までそんなこと学ばなくてもいいでしょー!?」ムキ-
ゴ主人サマ、ゴ注文ハイカガナサイマスカ-
にこ「ほらー。真姫が変なこと言ってる間に店員さん来ちゃったじゃないの」
真姫「変なこと言ってるのはどっちよ!?もぉーっ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
にこ「ふぅー。お腹いっぱいね」
真姫「意外と料理美味しくてびっくりした」
にこ「でしょ?次はゲーセン行きましょ、ここから近いし。」
真姫「う、うん...」
真姫「(何か忘れてる気が...)」
にこ「(勉強から気をそらす作戦成功。案外ちょろいわね)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
とある海岸
真姫「....疲れた。色んなところ行ったし。」
にこ「...」
にこ「...一つ質問いい?」
真姫「...う、うん」
にこ「...なんでにこ達は海にいるのよ!?」
真姫「...たっ、たまにはこういうのも良いんじゃないかしら!?ほら、海見てみなさいよ!」
ザァ-----...ザァ-----...
にこ「...なかなか癒されるわね。」
真姫「そ、そうね。」
真姫「(ここならにこちゃんと私だけだし...凛と花陽のこと...い、言えるかしら)」
真姫「(...どうでもいい話から入って、そこから...!!)」
真姫「....にしても、子供の相手はほんと疲れるわね!」チラッ
にこ「誰が子供よっ!あんたも楽しそうにゲームしてたじゃない!
ダンスゲームで思いっきり転んで周りの人に笑われてたのはどこのどいつ...むぐっ」
にこ「...もう、口ふさがないでよ!!」
真姫「その話は辞めてって言ったでしょ!?その話学校でしたら
にこちゃんがカラオケで小学生料金を請求されたこと言うから覚悟しなさいよ!!」
にこ「...」
ザァ-----...ザァ-----...
にこ「...真姫。お互いのためにこの事は秘密にした方がいいわね。」
真姫「う、うん...そうね。」
にこ「...」
真姫「(...どうでもいい話から繋ごうとしたけどやっぱ無理ね......)」
真姫「(も、もう。私、言うなら今しかないのよ...)」
真姫「...それでさ」
にこ「...なに?」
真姫「...そ、そのっ」
にこ「...」
真姫「...」
ザァ-----...ザァ-----...
にこ「...」
にこ「...」ナデナデ
真姫「...な、何?なんでいきなり頭撫でてくんのよ」
にこ「別に?何かは知らないけど、あんたが言い易いようにと思って。」ナデナデ
真姫「...」
真姫「...も、もうちょっと撫でてもらってもいいかしら」カァァ
にこ「べ、別にいいわよ?」ナデナデ
にこ「 (体育座りで顔隠してる...)」
にこ「...あんたってさ」
真姫「...何よ」
にこ「案外可愛いところあるのね」ナデナデ
真姫「...私を馬鹿にしてるの?」
真姫「私のこと何も知らないくせに...調子にのらないでよ!!!!」ガバッ!
にこ「...な、なによ。」ビクッ
にこ「(な、泣いてる...?)」
真姫「私だって!...っ...好きでこんなキャラしてるんじゃないわよぉっ...」ボロボロ
真姫「凛や穂乃果みたいに...っ...素直になれるんだったらなりたいわよ!!」
真姫「でも!!でも...お...っ...私は凛や穂乃果みたいになれないのよお...っ」
真姫「どうしても素直に...なれないんだから...あ...っ...仕方ないじゃない...っ...」ボロボロ
にこ「....」
真姫「でもそれで、凛や花陽のことを...傷つけちゃって...ぇ...」ボロボロ
真姫「どうしたら...どうしたらいいのよ...」ボロボロ
にこ「...」ナデナデ
真姫「うううっ...うう...」ボロボロ
ザァ-----...ザァ-----...
にこ「....」
にこ「...落ち着いた?」
真姫「...うっ...うん....」
にこ「(また体育座りで顔隠してるし)」
にこ「...あんたは馬鹿ねぇ〜♪」
真姫「....」
にこ「...あんたはそのままでいいのよ。凛や穂乃果みたいになろうとするなら、それは間違ってるわよ。」
真姫「なっ、何よいきなり...」
にこ「なんでスクールアイドル西木野真姫にファンがいると思う?」
にこ「あんたのことが好きだからに決まってるじゃない。何で好きかって言ったら、あんたの性格が好きだからよ?」
真姫「...」
にこ「凛も花陽も、ファンと同じだと思うわよ?だから自分の性格のことなんかでクヨクヨしないの。」
真姫「...」
真姫「...わかった。」
にこ「...」
ザァ-----...ザァ-----...
にこ「まったくぅー」
にこ「真姫ちゃんがロマンチックな場所に連れてくるから、愛の告白かと思ったじゃないーー♪」
真姫「もうっ、にこちゃんの馬鹿...」
真姫「...そんな事あるわけ無いに決まってるでしょ?」
にこ「どうせにこは馬鹿ですよーだ」
真姫「...あっ、開き直った。」
真姫「...って、今日勉強するつもりだったんじゃない?!」
にこ「えっ、えぇ〜。そうだったのぉ〜♪?」
真姫「...にこちゃん、絶対に分かっててご飯食べた後にゲームしに行こうとか言ったでしょ!」
にこ「えーっ?にこぉ、何のことか分かんなぁ〜い♪?」
真姫「もーーーっ!!希に言いつけてやるんだから!!!」
にこ「そもそも、にこに相談しようとした真姫が悪いんじゃないっ!!」
真姫「にこちゃんが暇そうにしてるから相談しやすいと思ったの!悪い?」
にこ「(やっぱりそうだったのね)」ガクッ
にこ「前言撤回よ。やっぱ真姫、あんたはぜんっぜん可愛くない!」
真姫「もうっ、意味分かんない!!もうそろそろ日も暮れてきたし、さっさと帰るわよ??」スタスタ
にこ「(...笑ってる)」
にこ「...ちょっと待ちなさいよ!?にこがあんたのそのひん曲がった性格直してあげる!!」
真姫「にこちゃんに言われたくないーっ!」
ワイワイガヤガヤ
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
テクテク...
にこ「...ここで帰り道分かれるわね。じゃあ、また来週ね。」
真姫「うん。また来週」
真姫「あ...別に明日は勉強見てあげてもいいわよ?」
にこ「一年生にそう言われると中々グサッとくるわね...」
にこ「大丈夫よ、今日は希も勉強してたけど、明日は希に捕まるだろうし。」
にこ「それに真姫も、明日はやることがあるんじゃない?」
真姫「...うん、分かってる」
にこ「...あんたも頑張りなさいよ。じゃあね」スタスタ
真姫「あっ...ま、待って!!」
にこ「?」ピタッ
真姫「そ、その...」カァ-
真姫「きょ、今日はありがとう...楽しかった」
真姫「また私に何かあったら...ちゃんと面倒みなさいよねっ」カァ-
にこ「(か、かわいい)」
にこ「...それぐらい分かってるわよ。」
にこ「にこからもお願い、いいかな?」
真姫「ゔえっ!?う、うん...」
にこ「...希に、今日はにこと一緒に勉強してたってメールしなさい!」
真姫「...」
真姫「もぉっ、変に期待して損したじゃない!!!」スタスタ
にこ「お願いっ!一生のお願いだからっ!」スタスタ
真姫「...はいはい、分かった分かった。今日だけは言うこと聞いてあげるわよ。じゃあね〜」
にこ「ホントぉ〜??真姫ちゃん大好き〜っ♪」ダキッ
真姫「ゔぇぇ!?も、もおっ、何よ!!じゃ、じゃあね!!」
タッタッタッ...
にこ「あ、逃げられた...」
にこ「(...まあ、希に何されようが)」
にこ「(真姫が自信もってくれたみたいだし、別にいっか。)」
ーーーーーーーーーーーーーー
真姫の部屋
真姫「...」携帯パカッ
真姫「(花陽と凛にメール送らないと...)」
真姫「(でも...大丈夫かしら...)」
真姫「(...にこちゃんと約束したし、絶対送らないと!)」ピッピッ
真姫「(...なんでにこちゃん、花陽と凛と色々あったこと知ってたんだろ)」
真姫「(そ、それはそれとして...メールの内容...も、もうこれでいいわよね!?)」ポチ
メールを送信しました。
ーーーーーーーーーーーーーーー
To:凛 花陽
件名:凛と花陽へ
学校では愛想悪くてごめん。
でもそれが私だから。
たまには仲が悪くなったりするかもしれないけど
そんな私でも良ければ、凛も花陽も明日勉強教えてあげてもいいわよ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
おまけ
某ハンバーガー店
にこ「...」カリカリ
にこ「(さすがのにこでもテスト前の土曜日勉強しなかったら、次の日勉強しないと危機感が沸くに決まってるじゃない)」カリカリ
スタスタ...
希「あ、にこっち先に来てたんや!やる気やね!」
にこ「あ、当たり前じゃない。私を誰だと思ってるの?」
希「...どーせにこっちの事やから、昨日勉強しなくて今日になって焦ってるだけちゃうん〜?」
にこ「(ば、バレてる...これがスピリチュアルパワー!)」
にこ「そ、そんな訳ないでしょ!ちゃんと勉強してたんだから!」
チャラリラ~ン
希「...ん?うちの携帯にメールや」
希「え、真姫ちゃんから?珍しいね」ポチッ
にこ「(ぎくっ)」
希「...へえ!にこっち昨日勉強してたんや。真姫ちゃんのメールに『昨日はにこちゃんと一緒に勉強してたわよ』
って書いてあるよー」
にこ「(ま、真姫...!あんたって子は...!)」パァァ
希「...え?『でもにこちゃんと勉強してたってのは嘘で』」
希「『勉強してたって希に報告しろってにこちゃんに言われたから、そういう風に書いてあげたのよ』やって。」
希「『本当はにこちゃんの遊びに付き合わされたの、それだけ。じゃあね。』やって...」
にこ「(ま、真姫...あんたって子は...)」ワナワナ
希「...」ゴゴゴゴゴ
希「なあ、にこっち?」
にこ「は、はい」ギクッ
希「....土曜日遊んだらワシワシmaxするって言ったやんな!?」
にこ「すいませんんんん希さぁぁぁんんん」
ワシワシマックスダフルコンソメパンチ味ヤァァァァ
イヤアァァァァァァァァァ
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真姫「(...テスト一週間前か。)」完
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このssは以下のssに関連があります!
そちらもご覧ください(=゚ω゚)ノ
絵里「...後輩に嫌われてる気がするわ」
希「ユニットの名前?」後編
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作者です。
にこの部屋の場面の
「答えてなさそうだし」を
「答えくれなさそうだし」に
訂正しました。
作者です。何度も申し訳ありません。
○概要の文章を前書きにコピペしました
○概要の文章を変更しました
○今後ssが増えてきた時に整理し易いようにするため、概要に投稿日を書き加えました
にこパイセン好き(*´ー`*)
久しぶりに読んで思ったけど、
なにこの神ss真姫ちゃんとかめっちゃかわいいしなんか泣けてくるし最高じゃないですか!
今後も素晴らしい作品期待してます!
はい!頑張ります!!!!!(=゚ω゚)ノ