2015-08-24 15:36:57 更新

概要

(投稿日5/7)(5/10完結)ラブライブのsolder gameが作られる過程を書いたssです(^ω^)(警告タグの再構成はミスです。なぜか修正できません)


前書き

○ラブライブのソルゲ組ssです

○深刻なボケ担当不在の為、エリーチカが賢くないです。特に終盤


ーーーーーーーーーーーーー


コツン...コツン...



絵里「ほ、ほら!今聞こえたでしょ!?絶対に女の子の幽霊よ...」ガクガク



真姫「な、なんでそうなるのよ...たまたま音が鳴っただけじゃない」ブルブル



海未「そうですよ!こ、こんな真夜中にこんなところに何もいませんよ...」ガクガク



コツン...コツン...



絵里「か、階段...登ってきてない?」



海未「確かに...そんな気が...す、するかもしれません...」



コツン...コツン...



...ドタン!!!



キャアアアアアアアアアアアアアアアア



ーーーーーーーーーーーーー


一日前 真姫の別荘



うみえり「「おおー!」」



海未「やはり真姫の別荘はすごいですね。」



真姫「...前の予選の曲作りの時にも来たじゃない...」



海未「確かにそうですが...やはり、何度見てもすごいものがあります。」



絵里「今回も曲を作らないといけないから、時間は無いけどね」フフフ



真姫「そうね。早く中に入りましょう。」



海未「はい!他のメンバーよりも早く曲を完成させちゃいましょう♪」



スタスタスタ...



???「...」



スタスタスタ...



ーーーーーーーーーーーーー


真姫の別荘 リビング



真姫「...」



絵里「...」



海未「...」



海未「なかなかいいアイディアが思いつきませんね...」



真姫「そうね...」ウ-ム



海未「絵里は何かアイディアはありますか?」



絵里「う、うーん。考えてはいるんだけど...難しいわね」



海未「そうですね。中々難しいですよね、三人って...」



海未「(いつもなら穂乃果を見てると思いつきますが...)」



真姫「にしても...な、なかなか珍しいわね。このメンバーって。」



絵里「そ、そうね。」



海未「そっ、そうですね。」




海未「(穂乃果は凛と先にデュエットを組まれましたね...)」



真姫「(花陽はことりと組んだし...)」



絵里「(希はにこと...)」



うみまきえり「...」



海未「わ、私達だけ三人ですし、ほ、他のメンバーよりも良いものを作りましょう!」



絵里「そ、そうね!!」



真姫「(べ、別に余り物同士集まった訳じゃないわよ!)」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー



海未「...やはり、案が思いつきませんね。」



真姫「そうね...」



絵里「...」ウ-ム



真姫「...エリー、どうかした?」



絵里「真姫や海未はミューズの中でもスタイルは良いほうね。」



海未「ま、まあ穂乃果やにこと比べれば...そうかもしれません」



真姫「(...さりげなくにこちゃんをdisったわね。)」



絵里「それで、かっこいい雰囲気の曲を作れれば面白いんじゃないかしら」



真姫「...確かに、アイドルっぽくないかっこよさを出してみるのは良い案かも。」



海未「かっこよさ...ですか...」



絵里「何か作詞の手がかりになった?」



海未「はい。ちょっと曲のイメージが浮かんできたかもしれないです。ありがとうございます。」



絵里「さすが海未♪この調子でやっていけばいいわね...って」



ホ-ゥ...ホ-ゥ...



真姫「...外も真っ暗。いつの間にか夜ね。」



絵里「そうね...全く気がつかなかったわ。」



真姫「ま、まあ着いたのが遅かったから仕方ないけど...」



絵里「...そろそろ、寝る準備をしないといけないわね。」



えりまき「...」



真姫「こ、今回は絶対一緒に寝ないからね!海未がまた暴走するのは嫌だし!...今回は布団は無いし。」



絵里「まあ、三人だけだし...そうね。って」



真姫「海未...?」



海未「...」



海未「...もうすこし、考えさせてもらっても良いですか?」



海未「真姫と絵里は、先に寝て下さっても結構です。」



絵里「...私も一緒に考えるわよ?」



海未「いえ、自分一人で考えてみたいので大丈夫です。」



絵里「...海未がそこまで言うなら分かったわ。じゃあ、おやすみなさい♪」



真姫「...じゃあ、寝る部屋は沢山あるから、どこでもいいから空いてる部屋で寝ちゃってね。」



絵里「(さすがお金持ちね)」



絵里「わ、わかったわ。」



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真姫の寝室



真姫「...」



真姫「(結局、三人で寝ることはなかったわね...)」



真姫「(ま、まあそんなのはどうでもいいけど!)」



真姫「(海未は...まだ考えてるのかしら)」



真姫「(ちょっと...リビングの方を覗いてみましょ...)」ガバッ



スタスタスタ...



絵里「...あっ」



海未「真姫も来ちゃいましたね...」



真姫「...エリーも起きてたの?」



絵里「やっぱり、海未が考えてるのに自分だけ寝るのはさすがに申し訳ないと思ってね...」



絵里「(周りが真っ暗で寝るのが怖いとか言えないわ)」



海未「す、すいません...」



真姫「謝ることじゃないわよ。みんなで作るものなんだし。」



海未「でも、もう夜遅くですし、私が考えたいというだけなのに...」



絵里「何なら、このまま朝になるまで考えてもいいわよ?」



海未「そ、それはいけません!!明日の朝は特訓をするんですから!」



絵里「(特訓するのね)」



真姫「(特訓するんだ)」



海未「それなら...も、申し訳ないですが」



真姫「ん?...何?」



海未「い、一緒に寝て頂けないでしょうか...?」



ーーーーーーーーーーーーー


寝室 ベッド



海未「...」



真姫「...」



絵里「...」



絵里「(...なんで三人同じベッドで寝ることになったのかしら)」



絵里「(ま、まあ...海未がそうしたいって言ってるんだし...)」



海未「...」



海未「(私一人で考えようとしても二人が起きてしまいますから、一緒に寝れば...二人とも寝れますね。)」



海未「(...作詞、どうしましょう...)」



真姫「...」



真姫「(海未とエリーに挟まれて寝るなんて新鮮ね...)」



真姫「(エリーは...寝てるわね)」



真姫「...」ジ-



真姫「(金髪って綺麗ね...)」ウットリ



真姫「(しかも...シャンプーのいい匂い...)」



真姫「...」ハッ



真姫「(わ、私は何を考えてるのよ...)」



真姫「...」



真姫「(海未は...どうしてるんだろう)」クルッ



海未「...」



真姫「(目を開けて天井を見て...起きてる?)」



真姫「お、おーい...海未〜」



海未「えっ!?あ、はい!何でしょうか真姫!」



真姫「しーっ!エリーが寝てるわよ...」



海未「し、失礼しました...」



真姫「...」



真姫「中々寝れないの...?」



海未「はい。普段はベッドに入ればすぐに寝れるのですが...」



真姫「...作詞が不安とか?」



海未「そうですね...何も考えないように頑張ってはいるのですが、中々...」



真姫「そ、そう...」



絵里「(...何か話してるわね、聞きましょう)」



海未「真姫も寝れないのですか?」



真姫「べ、別に私は寝れないわけじゃないけど...」



海未「ないけど...?」



真姫「そ、その...中々メンバーと一緒に寝るってのも珍しいじゃない」



海未「確かにそうですね。前の合宿でここに泊まった以来でしょうか...」



海未「にしても...絵里みたいに寝れませんね。」



絵里「(話は聞いてるけどね)」ドヤァ



真姫「そ、そうね...」



海未「...」



真姫「...」



真姫「(エリーが小さい声で何か言った気がする...)」



真姫「(もしかしてエリーも起きてる...?)」



真姫「(確かエリーって、暗いのが無理だったわね...なら)」



真姫「...海未?」



海未「はい、何でしょうか?」



真姫「このままじゃ寝れなさそうだし...」



真姫「...怖い話でもしてみる?」



絵里「ええっ!?」



海未「怖い話...ですか。」



真姫「...」



絵里「...」



真姫「...」ニヤニヤ



真姫「(海未には聞こえてなかったようね。)」



海未「確かに...逆にそういう話をすれば、寝れるかもしれません」



真姫「そうかもしれないわね。エリーも寝てるし。」ニヤニヤ



絵里「(真姫って意地悪なのね)」グスン



海未「た、確かに絵里は寝てますが...どんな話をします?」



真姫「...なら、ここの別荘の近くであった話でもしましょうか?」



海未「ここで...何かあったんですか?」



真姫「そうよ。」



絵里「(どうしよう...)」



真姫「今からずっと昔のことで、お母さんに聞いた話なんだけど...」



真姫「昔むかし...ここの近くの川沿いに家族が住んでたの」



真姫「でも家族は二人で、小さい女の子とそのお母さんだけ...移民する最中に民族からはぐれちゃった二人なの」



真姫「お母さんは元々病弱で...とうとうお母さんは家から出られなくなるぐらい身体が悪くなった。」



真姫「そうなってからしばらく経った日の夜...その家から、一つの煙が見えたの」



真姫「周りには森しかなくて、小さい女の子はその煙を人だと思って、煙のほうに近づいた。」



真姫「でも...その煙を追いかけた女の子は帰って来なかったんだって...」



真姫「...今でも、この近辺で女の子の幽霊が現れて悲鳴が...」



絵里「いやぁぁぁぁぁ!」電気ポチッ



絵里「はぁ...はぁ...」



真姫「...」



海未「...」スゥ-...スゥ-...



真姫「(まあ全部嘘だけどね)」



絵里「もうっ!真姫のバカ!!!」



真姫「はいはい。面白かったわよ。」ニヤニヤ



絵里「なんでそんな怖い話しないといけないのよ!!」



海未「...」スゥ-...スゥ-...



真姫「海未も寝てるし、さっさと電気を消して寝るわよ?」



絵里「電気を消したら寝れないじゃないの!」



真姫「...なんでかしら?」ニヤニヤ



絵里「真姫のせいでしょ!?」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー


チュン...チュン...



真姫「...」



海未「...」



絵里「...」



真姫「んっ...んー...」ノビ-



真姫「朝ね。」



海未「ふぁぁ...おはよう...ございます。」ノビ-



絵里「お、おはよう...」



海未「あれ、電気が付けっ放しですね。なんででしょう?」



絵里「!!!」



真姫「ああ、あのね...」ニヤニヤ



絵里「...」ジ-ッ



真姫「(エリーから昨日のことは言わないでという目線を感じるわ)」



真姫「と、とりあえずさっさと朝ごはん食べて、練習しましょ?」



海未「...そうですね!!!特訓頑張りましょう!!」パァァ



真姫「(嫌な予感しかしないわね...)」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー


別荘 屋外



海未「...ふぅー。疲れましたね。」



絵里「そ、そうね。」



真姫「...結構基礎練もしたし、そろそろ曲作りを始めてもいいんじゃないかしら」



海未「だ、だめです!まだ特訓メニューの十分の一しか終わってません。山登りもしないといけませんし。」



真姫「...それはさすがにキツいんじゃない?」



海未「そんなことありません!山を登ることのどこが疲れになるんですか!!」キラン



絵里「(変な方向にテンションが上がってるわ...)」



絵里「...真姫の言う通り、曲をそろそろ作らないと時間が無いわよ?だから、この辺で切り上げて...」



絵里「...?」



真姫「どうしたの、エリー?」



絵里「も、森から人影が見えたんだけど...」



真姫「こんなとこに人が居るわけないでしょ?気のせいじゃない...って」



絵里「...」ウルウル



真姫「(昨日の怖い話が嘘だって伝えるの忘れてたわね)」



真姫「...エリー、あの話はうs 絵里「は、早く中に入りましょう!!!」



スタスタスタ...



海未「...べ、別荘にもどっちゃったみたいですね。」



真姫「(話す前に逃げちゃったわね)」



海未「確かに絵里の言う通りだと思います...私も急がねば!!」



スタスタスタ...



真姫「もうっ、待ちなさいよー!」



スタスタスタ...



???「...」



???「作戦成功...みたいだね」



ーーーーーーーーーーーーー


別荘 リビング



バタン!!!



絵里「はぁー...はぁー...」



絵里「ま、まさか本当に女の子の影じゃないわよね...?」



絵里「と、とにかく、作詞作曲に集中よ!」



絵里「...」カキカキ



...ガチャッ



海未「あ、絵里...」



海未「(すごく集中してます!!私も頑張らないとですね。)」



海未「...」カキカキ



ガチャ...



真姫「もうっ、エリー!あれは嘘だから...って」


海未「...」カキカキ



絵里「...」カキカキ



真姫「...」



真姫「(二人ともすごい集中してるんだけど...)」



真姫「(わ、私も頑張らないといけないわね)」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー



真姫「...」カキカキ



海未「...」ウ-ム



絵里「...」カキカキ



海未「...真姫、作曲はどんな感じですか?」



真姫「...カッコいいってイメージをしたら、意外と思いついたわ。はい、楽譜。」バサッ



海未「おお、すごいですね。」



海未「(楽譜は読めませんが)」



真姫「あ、当たり前よ。それで作詞はどう?」



海未「そ、それが、全く...」



絵里「...あっ、作詞なら、私が書いてる途中よ。」



海未「(ふ、二人ともすごいです...)」



海未「み、見せてもらってもいいですか?」



絵里「はい、どうぞ。」バサッ



海未「ありがとうございます...」



海未「...」ジ-



海未「ラブソング...ですか?」カァァ



絵里「そうよ...海未はこういう曲の作詞は苦手そうだからね。」



海未「あ、当たり前です!ら、ラブソングなんて...破廉恥です!」



海未「で、でも...すごいです。」



絵里「そ、そんなにすごいかしら?」



絵里「(昨日の夜中に怖くて携帯で恋愛ドラマ見て正解だったわね)」ドヤァチカ



真姫「完成してきたから...曲、ちょっとピアノで演奏してみてもいいかしら?」



海未「もちろん!お願いします。」



絵里「そうね。お願い!」



真姫「わ、わかったわよ...じゃあ弾くわね?」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー


ジャ-ン



うみえり「...おおー!」パチパチ



真姫「な、なによ!...そんなに良かったかしら?」



海未「今までのミューズには無い雰囲気で、とても良いと思います!!」



絵里「私もそう思うわ。」



真姫「ほ、ほんとに...?あ、ありがとう...」



真姫「そっ、それで歌詞なんだけど...」



絵里「...もうちょっと歌詞に捻りが欲しいわね。」



海未「そうでしょうか?私は、とても曲に合ってると思いますが...」



海未「(ラブソングは...ち、ちょっと抵抗がありますが)」



絵里「歌詞に自分達らしさみたいなものを入れたらもっと良いものになると思うんだけど、どうかしら?」



真姫「確かに...メロディーだけじゃ自分達らしさを出すのは難しいし、もうちょっと作詞をアレンジしてもいいかもしれないわね。」



海未「そうですね...自分達らしさですか...」



絵里「そんなこと考えてる間に、また夜ね...」



海未「そろそろお風呂の時間ですね。お風呂に入りながら考えるのも良いでしょう。」



真姫「そ、そうね...」



ーーーーーーーーーーーーー


露天風呂



うみまきえり「ふぅー!!」



海未「やはり露天風呂は、疲れが取れますね〜」



海未「私、シャワーに行ってきますね!」



まきえり「はーい」



真姫「...」



絵里「...」



絵里「う、海未に言ってない...わよね?」



真姫「大丈夫。エリーが夜中に怖い話を聞いて叫んだことは言ってないわ」



絵里「い、いちいち言わなくていいわよ!」



真姫「はいはい」ニヤニヤ



絵里「...」



絵里「...」ウルッ



真姫「な、何よ。泣かなくてもいいじゃない。」



絵里「...下級生にバカにされる先輩の気持ちにでもなってみなさいよぉ...」グスン



真姫「あ、あの話は嘘だから...大丈夫よ?」



絵里「...」



絵里「余計にバカにされた気分だわ」ブワッ



真姫「(逆効果だったわね)」



絵里「しっ、仕方ないじゃない...怖いのはどうしょうもないじゃない...」



真姫「ご、ごめんなさいって言ってるわよ。私が悪かったわ」



絵里「どれだけ怖いか真姫には分からないのに...私をバカにしてっ」



真姫「(...エリーってこんな面倒くさい人だったかしら)」



真姫「だ、だから...謝ってるじゃない。」



絵里「...ん?」



絵里「...」ジ-ッ



絵里「あ、あそこに煙上がってない!?」



真姫「は、はぁ!?そんなわけないでしょ...って本当に...」



キャァァァァァァ!!!!!!



えりまき「!」



真姫「(別荘の中から...かしら?)」



絵里「ひ、悲鳴が...やっぱり女の子の幽霊だわ!」



真姫「だ、だからぁっ、あの話は嘘だって言ってるじゃない...」



絵里「そうやって嘘って言って私を安心させようとしてくれたんでしょ...?その気遣いが今は痛いわ...」ブワッ



真姫「もうっ、なんでそうなるのよ!?」



絵里「だって...現にこうして悲鳴が聞こえてきたじゃない!」



絵里「もーうっ...家に帰りたいわ...」アリフレタカナシミノハテチカ



真姫「お、落ち着きなさいよ。」オロオロ



ドタドタ...



海未「二人とも、大丈夫ですか!?悲鳴が聞こえてきたので...」



真姫「私は大丈夫よ。絵里は知らないけど」



海未「え、絵里は泣いてます...?」



絵里「真姫に泣かされたのよぉ...」ボロボロ



海未「と、とりあえず...悲鳴が聞こえてきた以上、屋外にいるのは危険な気がします!」



真姫「そっ、それはそうね...早く中に入りましょ!」



ーーーーーーーーーーーーー


別荘 寝室



真姫「も、もう今日はさっさと寝ましょ?」



海未「そ、そうですね...」



絵里「...」ギュ-



真姫「もうっ、エリー、抱きついてこないで!」



絵里「...何も聞こえないわ」ギュ-



真姫「(ついに現実逃避を始めたわ)」



海未「きょ、今日も三人で寝ましょうね。」



真姫「そ、そうね!じゃあ電気消すわよー」電気ブツン



シ-ン...



海未「...」



海未「...妙に静かではありませんか?」



真姫「そ、そうかしら...」



...コツン...



絵里「...今、何か聞こえなった?」



真姫「...エリー、何も聞こえないとかさっき言ってなかったかしら?」



絵里「うるさいっ!」ギュ-



真姫「もうっ、痛いから抱きしめてこないでよ!」



真姫「(エリーってこんなキャラだったかしら)」



コツン...



絵里「こ、こっちに近づいてきてるわよぉ」ウルウル



海未「そっ、そうなんですかねー!私にはあまりよくききき聞こえませんでした...」



真姫「き、気のせいよ...気のせいに決まってるじゃない」



コツン...コツン...



絵里「ほ、ほら!今聞こえたでしょ!?絶対に女の子の幽霊よ...」ガクガク




真姫「な、なんでそうなるのよ..たまたま音が鳴っただけじゃない」ガクガク



海未「そ、そうですよ!こ、こんな真夜中にこんなところに何もいませんよ...」ブルブル



コツン...コツン...



絵里「か、階段...登ってきてない?」



海未「確かに...そんな気が...」




コツン...コツン..



真姫「もう...すぐそこまで来てる音じゃない...」ブルブル



...ドタン!!!



???「...」



真姫「(お、お面を被ってる...誰!?)」



絵里「ごめんなさいごめんなさい」ダキッ



海未「もう何も見えませんもう何も見えません」ガキッ



真姫「あ、あなたは誰なの...よ...かかかかか顔を見せなさいよ!?」ブルブル



ザッ...ザッ...



真姫「ち、近づいて...こっ、こないでよ...」



ザッ...ザッ...ドン!!!



キャアアアアアアアアア





電気ピカッ



真姫「えっ...」ブルブル



真姫「(ビデオカメラ...?)」



凛「どっきり、大成功にゃ〜♪」



穂乃果「大成功だよ〜♪」



うみまきえり「...」



うみまきえり「...はぁ!?」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー



別荘 リビング



海未「もう...あなた達は...」



ほのりん「...」



海未「限度ってものが分からないのですか!!!!」



ほのりん「申し訳ございませんでした!!」



海未「いっつもいっつも遊んでばかりで...」ワナワナ



絵里「ま、まあ海未。落ち着きましょう?」



真姫「(一番落ち着いてなかった人に言われたくないわね)」



絵里「そ、それで...どうやって...?」



穂乃果「えーっと...真姫ちゃんのお母さんに協力してもらったの!」



真姫「なに協力してるのよお母さんは...」



凛「凛と穂乃果ちゃん、頑張ったんだよ?二人にバレないように必死に!」



真姫「...あの大きな悲鳴はもしかして凛?」



凛「そうだよ!家の中から大声で!」



凛「もうっ、穂乃果ちゃんのせいだよ!?」



穂乃果「ご、ごめんねぇ〜。凛ちゃん...」アハハ



絵里「...朝の人影も?」



穂乃果「うん!穂乃果達が真姫ちゃんの怖い話を聞いて再現してみたんだよっ!」



凛「ええっ!?そうだったの!?」



穂乃果「り、凛ちゃ〜ん。ここはそういう風にしといた方が面白いよ〜」コソコソ



凛「そ、そうなのかにゃ...?」



真姫「....そもそも、なんで怖い話したこと知ってるのよ!」



穂乃果「ふっふっふー。真姫ちゃん。真姫ちゃんのお母さんを舐めてもらっちゃ困るなあ」フフン



凛「寝室に盗聴器をつけといたんだよ?」ドヤァ



絵里「...ってことは」



絵里「あの怖い話は本当に嘘なの...?」



真姫「...だから言ってるじゃない...」



絵里「よ、よかった...」ホッ



海未「こ、怖い話とは...なんでしょうか?」



穂乃果「あ、真姫ちゃんが話してる途中に海未ちゃんは寝ちゃったからねぇ〜残念だったねぇ。」ニヤニヤ



海未「もうっ、なんで穂乃果にバカにされないといけないんですか!!」



凛「泣きながら真姫ちゃんに抱きついてる絵里ちゃんも海未ちゃんも可愛かったにゃ〜♪」



穂乃果「年上の二人が年下に抱きつくなんてねえ...」ニヤニヤ



うみえり「」ゴゴゴゴ



真姫「...穂乃果、その辺にしときなさい?私も怒るわよ?」



穂乃果「ご、ごめんなさい...」



真姫「(年下に怒られる年上もどうかと思うけど。)」



真姫「...そもそも、何でこんなことしようと思ったのよ?」



穂乃果「え、えーっと、暇だったというか...」アハハ



海未「...へぇ〜!二人とも曲も完成してもう暇だなんて!すごいですねぇ〜♪」ニッコリ



凛「きょ、曲は全くできてないというか...まあ仕方ないにゃ〜♪」



海未「」ゴゴゴゴゴゴ



ほのりん「ひいっ!」



海未「...もうこの二人は私には無理です。おやすみなさい...。」スタスタ



穂乃果「つ、ついに諦められた!」



絵里「...それで、二人はどうするの?ここで泊まる?」



凛「あ!あのね、実は昨日もこっそりここに泊まってたんだけどね!全然ばれなかったんだよ!!」ドヤッ



真姫「そんな...自慢するようなことじゃないでしょう?」



凛「ごめんなさいにゃ...」



絵里「ふぅ...まったく。二人ともちゃんと曲を作るのよ?心配だから、今日も泊まって、明日はここで曲作りしていきなさい。」



穂乃果「はぁ〜い...」



真姫「でも...これ、良いんじゃないかしら?」



絵里「ん?何に?」



真姫「...私達の新曲の作詞に!」



ーーーーーーーーーーーーー



ーーーーーーーーーーーーー


音ノ木坂学院 アイドル研究部 部室



録音機「『私はだ〜れでしょ知りたくなったでしょ〜♪』」



ジャ-ン!



真姫「...中々良い仕上がりなんじゃないかしら?」



海未「はい、とても良いと思います!」



絵里「そうね♪」



海未「にしてもあの二人組のお陰で、新曲が完成するとは...」スタスタスタ...



絵里「...そもそも真姫があんな話しなかったら何も起きずに済んだんでしょうけど。」ハァ-



真姫「だから謝って反省してるじゃない。」



真姫「でも、怖い話した時の絵里は面白かったわよ?」ニヤニヤ



絵里「...全然反省してるようには見えないわ」



真姫「...それで、絵里。一つ気になったことがあるんだけど」



絵里「なにかしら?」



真姫「煙が上がってたでしょ?お風呂の時に。」



絵里「そ、そうだったわね...」



真姫「凛は言ってたわよね?大声で叫んだ時、『家の中から』って」



絵里「...」



真姫「っていうことは...外から煙が上がったのは...穂乃果達のせいじゃないってこと...」



絵里「...真姫のせいで、今日も寝れなくなったじゃない!!!」



ーーーーーーーーーーーーー


絵里「お、おばけ!?」完


ーーーーーーーーーーーーー


おまけ


真姫の別荘



凛「...」



穂乃果「...」スヤスヤ



凛「穂乃果ちゃん!起きて〜!」



穂乃果「...ふぁぁ。り、凛ちゃんごめん。眠たくなっちゃった...」エヘヘ



穂乃果「って、そんな怖いお面を被ってどうしたの!?」



凛「もうっ、今日に真姫ちゃん達にドッキリしようって言ったの穂乃果ちゃんじゃん!みんなをびっくりさせるの!」



穂乃果「あはは、そうだったねぇ...」



凛「穂乃果ちゃんもこのお面被って、静かにして、もうそろそろ行くよ?」スタスタ



穂乃果「う、うん!」



穂乃果「...って、あ!てんとう虫だ!家の中に迷ってきたんだねえ」



凛「もうっ、どーしたの?穂乃果ちゃん、行くよ?」



穂乃果「みてみて!凛ちゃん、てんとう虫だよっ」



凛「え、む、虫...?」



穂乃果「ほらほら!」



凛「...いやぁぁぁぁぁ!!!!」



穂乃果「...あ、あれ?凛ちゃんって虫が苦手なんだったっけ?」



凛「もうっ!穂乃果ちゃんのせいで、絶対真姫ちゃん達に聞こえたよ!」フンス



穂乃果「あ、あはは...ごめんごめん」



凛「...ほら、真姫ちゃん達お風呂から出ちゃったよ!?もう一回態勢を立て直すよ!」



穂乃果「わ、わかったよ!」



END




ーーーーーーーーーーーーーーー




このssは以下のssに関連があります!

そちらもご覧ください(=゚ω゚)ノ


希「ユニットの名前?」後編


後書き

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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○作者のページに今後のssの予定を載せてますので、そちらもご覧ください(・ω・)


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