真姫「にこちゃんが...妊娠!?」
(投稿日7/22)(7/30完結)にこちゃんhappy birthday!
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廊下
テクテクテク...
にこ「...」
にこ「(に、荷物が...重い。)」
にこ「(なんで生徒会の荷物運びを手伝わなくちゃいけないのよ...)」
にこ「(まあ、仲良し二年と希や絵里が生徒会で忙しいのは分かるけど)」
にこ「(三年生から二年生への生徒会の引き継ぎ作業もあるらしいからね...)」
にこ「(最近は穂乃果達も部活に来てないし。)」
にこ「(それでも、こんな事をやらせるなんて間違ってるけど!)」
にこ「(...あっ)」ジ-ッ
花陽「ふぅ...今日も疲れたねっ」
真姫「そうね。大体あの先生話が長すぎるのよ」
花陽「凛ちゃんなんて爆睡してたからね...」アハハ
真姫「...そういや、凛はどこ行ったの?」
花陽「凛ちゃんは先に部室に行ってるよ。今日は練習したい気分なんだって」
真姫「全く...凛らしいわね。変に暴れて怪我しなきゃいいけど」
にこ「(真姫と花陽が居るわ)」
にこ「おーい!真姫ー!!花陽ー!!」
真姫「...ゔぇっ!?に、にこちゃん!?」
花陽「にこちゃん、こんにちはっ!」
真姫「(すごい数の書類を持ってるわね)」
にこ「こっちに来て荷物運ぶの手伝いなさいー!!!」
真姫「も、もう。廊下で大声で叫ばないで!」
にこ「わ、分かったから...手伝いなさい!」
にこ「(や、やばい、体制が...)」フラフラ
にこ「(このままだと倒れるわ...)」
真姫「倒れそうだけど...だ、大丈夫!?」タッタッタッ
にこ「おわっ!!」ドタン
真姫「...ああっ」
花陽「(に、にこちゃんが真姫ちゃんの所に倒れて...!)」
ブチュ-
ドン!!!!!
花陽「あ、あわわ...」オロオロ
花陽「二人とも...大丈夫!?」タッタッタッ
真姫「...」
にこ「...」
真姫「わ、私の唇が、にこちゃんの唇に...」オロオロ
にこ「キスしちゃった!?」
真姫「ど、どうしよう...」
花陽「二人とも怪我はしてないよね?」
真姫「怪我はしてないけど...」
にこ「に、妊娠したかもしれないわよね...?」
花陽「...えっ?」
にこ「だ、だから、キスしたんだから妊娠したかとしれないって...」
花陽「(ものすごい勘違いしてる...)」
花陽「き、キスしただけじゃ 真姫「花陽!?」
花陽「は、はいっ!!」
真姫「とりあえず、ミューズの皆に妊娠したかもしれないって言ったほうがいいと思うわ」
花陽「真姫ちゃんも勘違いしてるのぉ!?」
真姫「...凛が部室にいるはずだし、他の人も部室にいるかもしれないから...部室に急ぎましょう!!」
にこ「そ、そうね!!!」
タッタッタッ
花陽「ふ、二人とも〜...ちょっと待って〜!!」
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部室
凛「ええーっ!?キスしちゃったの!?」
真姫「...き、キスじゃないわよ!私の唇がにこちゃんの唇に当たっただけ!!」
にこ「それをキスって言うんじゃない...」
真姫「と、とにかく。それで妊娠したかもしれないの。」
凛「へええ、キスしたら妊娠するんだ...」
にこ「そうよ?これぐらい一般常識じゃない!」
凛「...でも、それならどっちが妊娠するんだろう...」
にこまき「...」
真姫「そ、それは、キスしてきたにこちゃんじゃない?」
にこ「えっ、そうなの!?」
真姫「そっ、そうじゃないの...?」
にこまき「...」
凛「分からないなら、希ちゃんに聞けば何でも答えてくれるにゃ〜♪」
真姫「で、でも...希って、生徒会で忙しいんじゃない?」
にこ「そんなこと言ってる場合?...妊娠したかもしれないのよ!?」
真姫「そ、そうね...」
ガチャッ
希「あ、にこっち発見〜」
希「生徒の資料は...おっ、机の上に置いてあるやん」
凛「あっ、希ちゃん希ちゃん!?ナイスタイミングにゃ!!!」
希「ん、凛ちゃん?...ごめんね。今日も忙しくて部活は...」
にこ「そうじゃなくて、一大事なの!!!」
真姫「に、にこちゃん...」
希「...何かあったん?」
真姫「えっと、そ、その...」
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真姫「だから、妊娠したんじゃないかって...」
希「(ものすごい勘違いしてる)」
凛「...希ちゃん、どっちが妊娠したとか分かるかにゃ?」
希「(でも...これは面白そうやね)」ニヤニヤ
にこ「希...?」
希「...うーん」
希「この場合だと、どっちが妊娠するか分かりにくいねん...」
真姫「...やっぱりそうなのね。」
希「でも、絶対に妊娠しなくなる方法はある!」
真姫「ほ、本当に!?...早く教えて!!」
希「分かった分かった。そんなに焦らなくても大丈夫やから。」
希「...もう一回キスしたら妊娠しないよ♪」
にこ「...えっ?」
希「だから、もう一回キスしたらええんやって♪」
にこりんまき「「そうなのぉ!!?」」
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真姫「...」
にこ「...」
真姫「(わ、私とにこちゃんがキスするのが恥ずかしいだろうからって)」
真姫「(希と凛は部室から出ちゃったけど...)」
にこ「...」
真姫「目をつぶってこっちに顔を向けて...どうしたのよ」
にこ「さ、さっさとキスして終わらせなさいよ!!!」
真姫「は、はあ!?...先輩のにこちゃんがこういうのはするべきじゃないの!?」
にこ「いつもは後輩みたいとか言う癖に...こういう時に限って何言ってんのよ!」
真姫「だから、後輩みたいって呼ばれなくなるチャンスじゃない!」
にこ「...へぇ〜。真姫ちゃんは、スーパーアイドルにこちゃんにキスして欲しいんだぁ〜」
真姫「違うわよ!...仕方ない状況なんじゃない!」
にこ「嘘ぉ〜。本当はして欲しい癖にぃ〜...じゃあするよぉ?」グイ-
真姫「ち、ちょっと待ってよ!!!」
にこ「...何かなぁ〜?」
真姫「そ、その...」
真姫「心の準備というか...」カァァ
希「あぁ...真姫ちゃん可愛いなぁ」ニヤニヤ
凛「希ちゃん...部室の外から盗み聞きして大丈夫なの〜?」コソコソ
希「本人達にバレなかったら別にええやん♪」
希「ついでに部室にカメラも置いといたから、後で楽しめるんよ♪」
凛「(さすが希ちゃんにゃ...)」
希「でも、こうやって二人の話を聞いといた方が良いやろ?」
希「あの二人だから、喧嘩とかにもなり兼ねないからね...そうなったら止められるし」
凛「た、確かにそうだね...」
凛「真姫ちゃんとにこちゃん...大丈夫かな?」
凛「高校生で赤ちゃんが産まれるって...聞いたことないにゃ」
希「(凛ちゃんも信じてる...可愛ええなあ)」
希「そんなに心配しなくても大丈夫やで♪」
凛「ほ、本当に...?」
タッタッタッ
花陽「にこちゃん、真姫ちゃ〜ん!!!」
凛「あっ...かよちん!!」
花陽「あ、あれ?凛ちゃんと希ちゃん!...部室の外でどうしたの?」
凛「にこちゃんと真姫ちゃんの観察をしてるんだにゃ!」
花陽「凛ちゃん?...き、キスしても子供は産まれな...」
希「...」ニコニコ
希「(花陽ちゃん。ちょっっっと静かにしてようか〜?)」
花陽「(の、希ちゃんからの圧力が...)」
花陽「...あっ、何でもないよ凛ちゃん!!何でもないよ!!」
凛「そ、そうなのかにゃ...?」
花陽「わわわわわ私ちょっと用事が出来たから!!じゃ、じゃあね!!」
タッタッタッ
凛「...なーんか怪しいにゃ〜。」
希「(花陽ちゃんは知ってるんか...花陽ちゃんには悪いことしちゃったね)」
凛「かよちん、嘘ついてるとすごい分かりやすいからねぇー。」
希「まあまあ、それは一旦置いといて...」
希「それより、二人の様子を見ないとあかんよ♪」
凛「...そ、そうだね!」
真姫「あ、あのさ...」
にこ「ど、どうしたのよ...」
真姫「...」
真姫「そっ、そもそもにこちゃんが悪いのよ!」
にこ「...はあ!?」
真姫「に、にこちゃんが倒れてくるから...」
にこ「...今更終わったこと言っても仕方ないでしょ。」
にこ「そうじゃなくて...他に言いたいことあるんじゃないの?」
真姫「ゔぇっ...な、何よ...」
にこ「...」
真姫「に、にこちゃんは...これで良いと思う?」
にこ「...どういう意味?」
真姫「このまま赤ちゃんが産まれないようにするのって...本当に良いのかって思わない?」
にこ「...とは言っても、高校生で子供持つのは無理でしょ」
真姫「そんなの分かってるけど...」
真姫「う、うちの家なら...面倒見られるし...」
にこ「本気で言ってるの...?」
真姫「...もし産まれてたらの話だけど」
にこ「真姫...」
真姫「にこちゃんは、将来アイドルになるんだったら、こういうのは駄目だろうから」
真姫「私一人で面倒みるから...」
にこ「だ、駄目よ!!...にこだって面倒みるわよ?」
真姫「...」
真姫「ほんとに...?」ウルウル
にこ「あ、当たり前じゃない...」
にこ「にこ達の...子供なんだから...」
真姫「でも、それだとにこちゃんのアイドルになるっていう夢は...」
にこ「...にこの夢なんてどうでも良いの」
にこ「子供の人生なんだし。」
真姫「...」ウルウル
にこ「な、何よ...泣いてんの?」
真姫「どうでも良くないわよ!!!!」
にこ「...」
真姫「にこちゃんの人生なの!...っ...にこちゃんに人生を無駄にして欲しくないの!...ひぐっ...」
真姫「私は、夢を追いかけてないにこちゃんなんて見たくないの!!...ううっ...」
にこ「ま、真姫...」
真姫「いつも言ってるじゃない!!...えぐっ...みんなを笑顔にしたいって...えっ...」
真姫「なのに、こんな事でにこちゃんがの人生を変えたくないのよお...っ...私が嫌って...言ってるじゃない...ひぐっ」
にこ「...」
凛「...真姫ちゃん。」
希「(なんか凄く言いづらい雰囲気になったんやけど)」
希「で、でも...これ以上は流石に可哀想やし。」
凛「?...希ちゃん、どうしたの?」
希「とりあえず...中に入ろっか。」
ガチャッ
真姫「...!?」
にこ「の、希と凛...。」
凛「希ちゃん、は、入っていいの...?」
希「えーっと...にこっちと真姫ちゃんは、すごい勘違いしてるっていうか...」あはは
にこ「ど、どういうこと?」
希「そんな簡単に子供は産まれないというか...」アハハ
凛「ええっ?」
希「キスしただけじゃ、妊娠せえへんよ♪」
真姫「...はあ?」
にこまき「はあぁ!?」
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真姫「まあ、最初からそれぐらい知ってたんだけどね。」
希「もう、真姫ちゃんは意地っ張りやなあ」アハハ
真姫「そもそも嘘をついて遊ばせた希が悪いのよ!!
にこ「そっ...そうよ!!」
凛「あ〜っ!キスきたら子供が産まれるのは一般常識とか言ってたくせに!!」
にこ「う、うるさいわね!!!」
希「まあええやん♪...真姫ちゃんの可愛い泣き顏も撮れたことやし♪」
真姫「は、はあ!?...いつ盗撮してたのよ!?」
希「ひ〜み〜つ♪...じゃあ、うちは生徒会室に行ってくるね〜!」
タッタッタッ...
真姫「ま、待ちなさいよ...録画消しなさい〜!!!」
タッタッタッ...
凛「追いかけっこにゃ!...希ちゃん、待つにゃ〜!!」
タッタッタッ...
にこ「...はぁ、あの二人も元気ね。」
にこ「(まあ、何も無くて一安心だけど。)」
ガチャッ
にこ「あ、あれ...?花陽?」
花陽「に、にこちゃん...」
にこ「...どうしたの?」
花陽「私が間違ってたのかなって...」
にこ「...えっ?」
花陽「キスしたら...子供が産まれるのかなって...」
にこ「はぁ?...ど、どうしたのよ」
花陽「だって...希ちゃんが...」ウルウル
にこ「も、もう...希ぃ...」
にこ「どうにかしなさいよぉ!!」
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真姫「にこちゃんが...妊娠!?」完
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作者の他のにこまきssです(^ω^)
にこ「卒業式」
真姫「(...テスト一週間前か。)」
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
○にこちゃん、誕生日おめでとうございます!!
○隔日22時頃に更新する予定です!是非見てください(。-_-。)
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○作者のページに今後のssの予定を載せてますので、そちらもご覧ください(・ω・)
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