2016-08-16 21:13:53 更新

概要

これは東方projectの二次創作です
苦手な方は回れ右で


前書き

登場人物

松嶋当麻 17歳 175㎝ 高校生
本作の主人公、天体に興味があり暇があれば自宅近くの長尾山《兵庫県 宝塚》に行き望遠鏡で夜空を眺めている
高校2年の最初まで剣道部に入っていたが、退部し自分のやりたい事に専念する

鈴仙・優曇華院・イナバ 157㎝ 玉兎

幻想郷から何らかの出来事で、みょんな事で白兎姿で外の世界に来てしまった
少し天然な部分がある為、よくてゐにイタズラの被害に合う

因幡てゐ 145㎝ 玉兎

位としては鈴仙の部下であるが、上下関係は無いに等しいイタズラ好きな兎
そのイタズラが行き過ぎて、師匠に怒られることもしばしば見受けられる

八雲 紫 163㎝? 妖怪

境界を行き来できるスキマを操る妖怪、この異変に関与しているかどうかは不明

射命丸 文 157cm 天狗

紫と一緒に外の世界で鈴仙捜索に協力する
外の世界に来たついでに、記者としての仕事魂に火がつき外の世界に残る

博麗 霊夢 156cm 人間

今回の異変を解決(金と欲望)の為に、動き出す、相変わらず貧乏巫女

霧雨 魔理沙 155cm 魔法使い

霊夢に頼まれ今回の異変を解決の為に動き出す
今回の1番の常識人

パチュリー ノーレッジ 152cm 魔法使い

紫の嘘の情報に乗せられて、呼び出された
魔理沙愛が異常な程満ち溢れている


夜 from 永遠亭


てゐ「…は?いきなりどうしたのよ?某アニメキャラみたいな言い方されても」


鈴仙「いやぁ前から気になっていたのよ!早苗さんの話によると向こうの世界と此処とでは全然違うらしいのよ!!」


てゐ「まぁそうらしいわね、実際に行った事ないからわからないけど」


鈴仙「行きたいと思わない!?」


てゐ「いや、充分ここでの生活で満足しているし、別に行きたいとも思わないけど」


鈴仙「え〜そんな!もしかしてそう思っているの私だけなの!?」


てゐ「私が知っている中では少なくとも貴女だけだよ、でも知ってると思うけど数日前から外の世界の物や人間が幻想入りする数が増加してきているみたいだよ

博麗神社の貧乏巫女が「お賽銭しない癖にやたらと人が来てウンザリだわ!!」って嘆いていたわよ」


鈴仙『本当あの人、神社の巫女さんですか…』


てゐ「昨日なんて勝手に発火する危険物が幻想入りしてかなり騒ぎになったらしいよ

後の調べで早苗曰くあればナパーム弾という爆弾で、外の世界では禁止されて使われていない兵器で此処に流れて来てもおかしく無いわね」


鈴仙「ちなみにこの状況って、異変なんじゃ?」


てゐ「どうだろ?幻想郷の安全を大きく揺るがすような事態に未だ達していないから、何とも言えないんじゃね?」


鈴仙「しかし、それらが過去の物なら現代の外の世界ってどうなっているのか見てみたい!」


てゐ「すげープラス思考だなオイッ!」


鈴仙「博麗神社に行けば外の世界に行けるかな?」


てゐ「いや!まずここでの仕事があるでしょうが!何サボろうとしてんのさぁ!」


鈴仙「そこは師匠の許可を得てry」


てゐ「許可出してくれるとでも?」


鈴仙「無理ですよね…」


てゐ『てか、本来イタズラのつもりで鈴仙を引き寄せて落とし穴にハメようと思ってたのに

まさか向こうから話しかけ来るとは思わなかったわよ!』


鈴仙「はぁ世知辛い世の中だわぁ…って!キャッ!!!!」ズポッ!!


てゐ『あっ、ひかかった。…なんだか面白くない結果だったけど、どれどれ間抜け面を拝みに行きますか……ってあれ?いない?鈴仙?れーせん!!!』


あれからしばらく経った頃、from 外の世界


??「はぁ、今日は満月で絶好の天体観測日和だと思ってたのに流れてきた積乱雲のせいで台無しじゃないか!だからこの季節は嫌いなんだよ」


山の開けた所で一人の少年、松嶋当麻は持参してきた望遠鏡を覗かせながら、ぶつくさと独り言を呟いていた

ゴロゴロと流れて来た積乱雲が雷を鳴らしながら接近して来ていた


松嶋「雷も鳴ってきたし今日はここまでだな、さっさと秋が来て欲しいものだな」ガチャ


自分と半分以上ある望遠鏡セットを片付け、背中に背よい近くに止めてあった自転車に乗り、その場を後にした


ポツポツと少し降り出し雨が、いきなりザーザー降りへと変わり土状の道の状態が悪くなりつつあった


松嶋「だぁ!!だからこの季節は嫌いなんだよ!」


ビショビショになりながら自転車を漕いでいると、雨水によって流れて来た鋭利な形をした石によって前輪のタイヤがパンクしてまった

地面が泥々なので松嶋は、アスファルトの道に辿り着くまで自転車を押して進む羽目になったのだ


松嶋「なんでこうも今日はついてないんだ….俺は何か悪いことでもしたか?名前が当麻という不幸そうな名前がいけないのか!?……ん?」


ぶつくさと愚痴を言っていると、道端に白い何かに気が付いた

気になった松嶋は自転車を止め、歩み寄るとそこには右足を負傷した白兎が倒れていた


松嶋「ウサギか…まぁ確かにここに生息していてもおかしないけど、足を切っているな血が出ている

お前もついてないんだなぁ、って気絶しているのか?」


その白兎は目を瞑っていたが、ビクビクと身体を震わせていてた

そのまま草むらに返してやるのも気が引けたので松嶋は白兎を拾い上げ、雨避けに使っていた自分の頭にのせていたタオルを白兎の身体に包むように巻き自転車のカゴに乗せる


松嶋「まぁ今日はお互いについてない者同士なんだし、今日は俺の家に泊まらせてやるよ

ちゃんと治療もしてやるから」


松嶋『しかし、今日は満月だから鶴の恩返しならぬ白兎の恩返しってあったりすんかなぁ、

まぁある訳無いか!』


カゴに白兎を乗せているので、しっかりとアスファルトで舗装されている道でも自転車を押し、ずぶ濡れになりながら自宅に帰った


from 自宅


松嶋「ただいま〜って言っても誰もいやしないけど」


自宅に明かりがついていない時点で、誰もいない事なんてわかるのだが

母親は海外出張で香港に滞在し、父親は自衛官で伊丹の駐屯地で勤務している

ほぼ向こうで泊まり込みなので普段帰ってくる事は無い


両親から仕送りを送られて来ているものの、中学の最後の大会や卒業式も高校の入学式も、両親の姿は無かった

そんな親に対して良く思ってなかったが、今となれば何とも思わない


松嶋が白兎をカゴから取り出し、自宅に入れてやると目が覚めたのか、白兎はタオルから飛び出した


松嶋「おっ、目が覚めたか〜余りはしゃぐと傷口が酷くなるぞ、治療してやりたいけど先に風呂に入ろうな〜、よいしょっと」ヒョイ


松嶋は暴れる白兎を拾い上げ風呂場に連れて行く、最初はジタバタしていたが風呂場に近づくに連れ大人しくなっていった

風呂場につくと松嶋は裸になり、白兎の身体をシャワーで流してこびり付いていた泥を落とす


白兎「クゥ〜」ブルブル


松嶋「どうだ?気持ちいだろ?本来の白い毛の綺麗さが戻って来たぞ、」


白兎「ウゥ〜」キョロキョロ


松嶋「なに赤く恥ずかしがってんだ、人間の女子みたいな兎だな、ほら今タオルで拭くから大人しくしろって!」バサバサ


白兎「プゥ〜」


松嶋「今から治療してやるから、それまでの辛抱だ」


自分も少しだけシャワーを浴び終わると、白兎を掴み上げ自分の部屋に連れて行く

少し眠たいのかスンナリと大人しくしていた


松嶋「これでよしっと、一様消毒して包帯巻きテーピングで固定したから直ぐに治るだろ

少しトイレに行ってくるから、その間にまた暴れるんじゃないぞ!」


五分位でトイレから帰ると、白兎は一丁前にベットの上でスヤスヤと寝ていた

これに松嶋は大きな溜息をついた


松嶋「たいした奴だよ本当に、態度がデカいというか、どうやってベットまで上がったのか知らないけど、もう俺も疲れたし寝よ」


部屋の電気を消して白兎を枕元に置くと、自分もベットに入り眠りについた


そして時間が経ち次の日の朝 from 自分の部屋


チュンチュン


毎朝雀の鳴き声と太陽の光で1日が始まる


松嶋「んぁ〜、もう朝かぁあと五分だけ〜」


松嶋は太陽の光から逃げる様に寝返りする


フニャ プニィ


松嶋「あぁ何で柔らかい枕なんだぁいい匂いがするわぁ」


モニモニ


??「んぁ///」


松嶋「暖かいなぁ〜…………ん?」


モニモニモニモニ


??「うぅぅ、あぁ!////」


松嶋「ん?何か聞こえる…………女の子の声……は?」


チラッ


恐る恐るまぶたを開けると、そこにはまるで男には生で見る事が無い

まるで桃源郷のように美しい物があった


松嶋「うぉ……」賢者タイム


??「すぅすぅすゃすゃ」


松嶋「じゃなくて!!誰だあんた!!!」


??「んぎゃぁあああ!!!!!何!?何?!

ビックリしたなぁもう!」ビクビク


松嶋「それは俺のセリフだ!!あんたこそ誰なんだ!!」


??「私?わたし……何者なのでしょうか?」


松嶋「いや、俺に聞かれてもわかる訳無いでしょうよ、てかいい加減人の布団から出ろ」


??「自分の名前以外、わからないの」


松嶋「んな都合のいい話があるわけが…あれ?白兎は?」


??「白兎?」


松嶋「そう、昨日助けた白兎………ん?」


??「?」布団から出ている兎の耳の様な物


松嶋「とりあえず、姿を現してください」


??「え?うん」ムク


布団から姿を表したその姿は、ナイスボディーと薄紫色の長髪に、お尻に兎らしき尻尾と頭には兎特有の長い耳

それより重要なのは、丸裸だったということ


松嶋「馬鹿ッ!!服を着ろ!服を!」///


??「貴方が姿を見せろって言ったんじゃない!?」


松嶋「そうだけどよぉ//// なんで装飾品があって服が無いんだよ!?」


??「装飾品なんて無いわよ?」


松嶋「何を言ってんだ!その耳と尻尾の事だよ!」


??「もしかしてこの尻尾と耳を信じてませんね!?」


松嶋「誰がこんな物を信じるか!!」


??「いいでしょう!今証明してみせましょう!!」


ピクピク ピクピク


松嶋「うおっ!?耳と尻尾がヒクヒクと動き出した!」


??「これで信じてくれますよね?」ドヤァ


松嶋「もしかして、昨日の白兎って…」


鈴仙「そうですよ、私が昨日助けられた白兎…鈴仙・優曇華院・イナバ、鈴仙と呼んでください…という物の昨日助けられた事しか覚えて無くてその前の記憶が無いんですけれど…」


松嶋『その前に服を着ようと思わんのかコイツは…どこの宇宙人のお姫様だよ』


鈴仙「どうしましょ…ふぇくちっ!!」


松嶋「ほら、服を着ないから…風邪を引くぞ」


鈴仙「…って、キャァアアア!!!!何で私裸なの!!?」////


松嶋「俺さっき言ったよね!?てっ服持って無いのか、したから何か取ってくるわ」


鈴仙「あ、大丈夫ですよ!ちゃんと何故かあったので!」制服の様な服


松嶋「どっからそんな物取ってきた?残念ながら俺に女装癖なんて無いからな」


鈴仙「私の枕元にあったの、なんでだろ?」


松嶋「ホンマにお前はあの時の白兎か?警察に突き出すぞ?」


鈴仙「ちょっ!?まだ疑ってるのですが!?」

ピクピク


松嶋「耳はもう疑っとらんわッ!!」


数分後………


鈴仙「もう大丈夫だよ」


松嶋「了解」クルッ


鈴仙「そ、そんなに見つめないでください!訴えますよ!?」


松嶋「さっきまで裸で平気だった癖に…」ボゾッ


鈴仙「何か言いました?刺しますよ?」ジト目


松嶋「あ○せさんは裏表無い美しい人です!」


鈴仙「何訳の分からないことを言っているのですか…」


松嶋「てか包帯してた右足は大丈夫なのか?」


鈴仙「あの擦り傷程度の怪我なんて直ぐに治りますよ!治療ありがとうございました!」


松嶋「それはいいんだけどよ、これからどうするつもりなんだ?」


鈴仙「これ以上お迷惑をかける訳にはいかないので、自分の記憶探しの旅に出ようと思っています」


松嶋「金もない癖に何を言っているんだ…しばらく俺の家にいてもいいんだぜ?」プイッ


鈴仙「それは悪いです!これ以上の」


松嶋「こんな状態の女子を野外に放つ方が迷惑だわ!!しっかりした策が出来るまではここにいなさい!」


鈴仙「…ありがとうございます、それではお言葉に甘えさせてもらいますご主人様!」


松嶋「ご、ご主人様!?ば、馬鹿!普通でいいって!」////


鈴仙『あら、照れた、かわいい』フフッ


鈴仙「それじゃあどう呼べば…」


松嶋「松嶋当麻、俺の名前だ好きな呼び方しても構わないよ」


鈴仙「それじゃあ当麻って呼ぶことにしますね!」


松嶋「お、おう分かった」


鈴仙「てか当麻!腹へったんだよ!」


松嶋「どこぞの腹ペコシスターだよ!?さっきまでの気遣いはどこに行った!?もう不幸だぁ!!」


こうして、みょんな事から兎耳娘がいる日常が始まるのだった…


from 梅田スカイビル


文「やっぱりここで間違いないみたいですよ!」バサバサッ!


偵察から帰ってきた天狗、射命丸 文は広げてた羽を収める


紫「幻想郷でうどんげが行方不明って大騒ぎになってるし、依頼があったから探してたけど、ここに居てたのね

別に連れ戻してもよかったけど、このままにさせてた方が面白い事が起きそうね」フフッ


幻想郷と外の世界を隔てる境界を自由に行き来できる能力を持つ妖怪

八雲 紫は不気味な笑みを浮かべながら、大阪の街並みを見落としていた


紫「因みにまだこの事を記事に出したり、くちに出したりしないでほしいのだけれど」


文「それは困りますよぉ!一様私は記者なので事実を報道する事が仕事なんで!」


紫「あら?多分この状態を維持していた方がより一層面白い記事が書けると思うのだけれど?」


文「報道規制という奴ですか…仕方がないですね」


紫「案外素直じゃない?」


文「反発したらどうなるか軽く予想出来たので、でもこれは貸しですからね」


紫「そもそも貴女の新聞、確か"文々。新聞"でしたっけ?嘘っぱちな記事ばっかりと聞くじゃない?」


文「何言ってるですか!私は清く正しい射命丸文ですよ!!」


紫「それはどうでもいいけど、恐らくこれから彼女だけじゃ無く、まだこの世界に流れ着く者が出てくるでしょうね

でもそれはそれでどうなるか、フフッ見物ね」


文「また何か良からぬ事を考えてるんですか?一様私は中立な立場でいるので、貴女の敵でもなければ味方でもありませんので」


紫「わかってるわよ、私は幻想郷に戻るけど貴女は?」


文「私はどうせ来たのですから、しばらくこの世界に滞在しようと思っています、恐らくここの方が面白いネタがありそうですし!」


紫「あらそうなの、精々"捕まらない"ように」


そういいながら彼女はスキマへと姿を消していった


文「…クゥー!!空気は汚いですけれど、これはこれで面白いそうです!」


from:幻想郷 博麗神社…………


永琳「うどんげが失踪してから2日目になるけど、やっぱり外の世界入りした説が有効ですか…」


霊夢「確信は無いけど、てゐの証言が正しければその可能性が高いわね

今、幻想郷入りが増加傾向にあるから逆パターンもありえない話ではないでしょうね」


永琳「本当に間違い無いわね?」ギロッ


てゐ(だったもの「ハイ…」コクコク


魔理沙「でもよぉ、今バBっあイヤ紫が外の世界を捜索してるけどよ」


霊夢『今絶対ババアって言いかけたわよね』


魔理沙「ここ幻想郷と違って膨大な広さがあるんだろう?どうやって見つけ出すんだ?」


紫「それが問題なのよねぇ」ヌゥ


魔理沙「うぉっ!そのスキマから前触れも無く出てくるの止めてくれよ!心臓に悪いぜ!」


紫「ごめんなさいねぇ〜それと聞き込みしようにもそれが正しいだなんて限らないのよね」


永琳「一様、ニトリに探査機を作るよう頼んでおいたから、それまでの辛抱よ」


霊夢「そういえば紫?文はどうしたの?」


紫「彼女なら向こうに残るらしいわよ」


霊夢「ちょっと無責任すぎない?文がヘマを外すとは考え難いけど…」


紫「あら?調査を依頼したのは霊夢、貴女よ?それに私は貴女が直々に、うどんげを探してほしいって言ったから手助けしてあげてるだけで、彼女がどうなろうが興味無いわ」


霊夢「あんたねぇ…」


魔理沙「てか霊夢、私はこんなにうどんげと文に対して心配をしている時点でビックリしたというか見直したぜ」


霊夢「魔理沙…私は今回の事は真剣に解決しないといけないの、分かるよね」


魔理沙「おぉ、勿論だぜ」


霊夢「だって!うどんげを助けたら永遠亭から高額の報酬がでるじゃない!?

それに文を連れ戻さないと、この前に賭け勝負して買った時の賭け金が手に入らないじゃないの!?」


魔理沙「少しでも見直した私が馬鹿だったぜ」


永琳「貴女には欲望と金しか脳に無いのかしら?」


霊夢「うるさいわね!!同情するならお賽銭箱に金を落として行けや!!」グワッ!


魔理沙「誰がこんな強欲貧乏巫女に同情するんだよ」


霊夢「この!鬼!悪魔!チルノ!」


魔理沙「流石に私は⑨ほどバカじゃないぜ?」


紫「盛り上がってるところ悪いけど、助っ人が一名来てるわよ〜」


霊夢「あ?こんな時に誰よ!」グワッ


パチェ「私の魔理沙に何してるのよ!!!」

ファイアー(魔法攻撃


霊夢「うげぇ!」ドカッン!


魔理沙「パチュリー!?おまっ!」


パチェ「魔理沙!大丈夫だった!?汚れて無い!?あぁ私の魔理沙がぁ!魔理沙魔理(ry」ギュー!


魔理沙「私の周りにはマトモな人はいねぇのかよ!」


霊夢「イテテ…誰か!だれよ!この暴力欲望女を呼んだの!?」


魔理沙「…お前が言うなよ、っていい加減にパチュリー離れろ!!」ドカッ!


パチェ「痛いわ魔理沙!悔しい!でも感じちゃう!でも貴女の為なら私は何でも!」ビクンッ


永琳「うわぁ…これは重症ね…」


紫「因みに呼んだのは私よ、彼女なら魔法を使って直ぐに見つけ出せると思ったの」


魔理沙「どんな理由で呼んだのか、聞いていいか?」


紫「えぇ、魔理沙が霊夢に殺されかけてるって伝えたの」


魔理沙「もっとマトモな理由は無かったのか!?」


紫「そっちの方が面白そうだもの」ニコッ


魔理沙「…もう帰っていいか?てか帰りたい」


パチェ「ハァハァ///もっと強く!」


魔理沙「勝手に興奮している所悪いけど、人の居場所を特定する魔法とか使えないのか?」


パチェ「へ?別に使えない事は無いわよ、誰か探しているの?…ハッ!もしかして浮気!?」


魔理沙「いつお前の恋人になったんだぜ」


パチェ「因みに誰を捜しているの?」


魔理沙「それは」


永琳「私が言うわ魔理沙、パチュリー?お手数おかけますが、うどんげをその魔法で捜して欲しいの、頼めるかしら?」


パチェ「あのウサ耳娘の事?家出でもしたのかしら?」


霊夢「それならまだ良かったんだけれどね、実は(ry」


パチェ「成る程ね、実際てゐは何も知らないのね?」


てゐ「うん、帰る所見てないから何とも言えない」


パチェ「誰かさんの仕業でも?」チラッ


紫「私じゃないわよ、私がしたところで何の利益も無いじゃない」


霊夢「実は私も少し疑っているのよね〜」チラッ


紫「ちょっと酷くないかしら?」


魔理沙「まぁ日頃の行いってやつだぜ」


パチェ「それじゃあ、まずは外の世界より幻想郷で捜してみましょう」


そういうとパチュリーは分厚い辞書らしき本を開き呪文のようなものを唱えだすと

足元に直径3メートル程の巨大な円形の魔法陣が出現した

その魔法陣が衛生写真のように幻想郷の地図が表示された


パチェ「これで幻想郷内にどこにいるか直ぐにわかるわよ」


魔理沙「それじゃあ早速うどんげを探してみてくれ!」


パチェ「まかせなさい魔理沙、ハアァ!」


パチュリーが念力を唱えると、魔法陣の中心から電波のような波が流れて行く

そして、至る所に赤い点のような物が浮かび上がる


パチェ「説明するわ、この赤い点が私が知っている人物の現在位置よ

博麗神社に赤い点が6つあるでしょ?それが私達の事を指しているの」


霊夢「でも、こんなけ沢山の点があったら探すの一苦労じゃない?」


パチェ「心配には及ばないわ、私には赤い点が誰なのかが分かるから一々一つ一つ探さなくて大丈夫よ」


霊夢「それなら問題ないわね」


永琳「どうなの?うどんげは見つかった?」


パチェ「それがうどんげが生命反応が幻想郷に無いのよ、天界に行ったわけでも地獄に行ったわけでも無いみたいね」


魔理沙「それじゃあ、うどんげは…」


パチェ「そう、霊夢の予想通りの外の世界に飛ばされた可能性が高いわね」


永琳「そんな…」


パチェ「…霊夢、思ったより事態は深刻よ…」


霊夢「へ?」


パチェ「消えたのはうどんげだけでは無いって事よ、地霊殿のお空と妖怪の山の華仙と妖怪のルーミアと同じく妖怪のぬえと神子が反応無いのよ」


魔理沙「ちょっとまて!消えたメンバーが常識が通じないヤツばっかりじゃないか!」


霊夢「お空に関しては地霊殿の原子炉で働いているのに何でアイツら気付かないのよ!」


パチェ「お空に関しては、さっきまでいた痕跡があるから、数分前に消えた事になるわ

恐らく原子炉が止まるから向こうの連中は今頃大騒ぎになっている頃ね」


魔理沙「パチュリー!外の世界も同様に調べられないか!?」


するとパチュリーは、申し訳なさそうに魔理沙の目を合わそうとしなかった


パチェ「それが…不可能では無いの、ただ外の世界は幻想郷と比べ物となら無い程膨な広さがあって月の4倍の大きさがあると言われているわ」


魔理沙「月の4倍だって!?」


永琳「確かに地球は月と比べると大きい天体よ、地球がスイカだとすると幻想郷は蟻かダニ並みの大きさしか無いわ」


パチェ「幻想郷全体を調べるのならまだいい、でもこんな膨大な広さを調べる事は魔力も足り無いし現実的じゃ無いのよ」


紫「ま、ニトリの機械が出来るまでの辛抱ね」


その頃、霊廟では………………


布都「神子殿〜!我腹減ったぞ!!飯はまだか〜!」ガラッ


調理場で切られた野菜と刺さったままの包丁がそのまま放置されていた


布都「あれ?神子殿!!どこに行ったのじゃ〜!!」


シーーーン


布都「……じ、」


布都「事件ジャーーーァア!!!!」ガビーン


一方で外の世界では………………


朝 from 松嶋自宅


鈴仙「なんかごめんなさい、任せちゃって」


松嶋「いや、別にいいんだけどよ」


松嶋『まさか朝から料理する事になるとは思わなかったぜ、何せ毎朝の食事なんて食パンを焼いてバター塗って終わりだもんな

普段、味噌汁なんて作らね〜よ!』


鈴仙「何か手伝う事ある?」


松嶋「いや大丈夫だ、もう少しで出来るからのんびりしていてくれ」


鈴仙「ハーイ」


松嶋『よかった〜今日が土曜日で、平日ならドタバタしてて構ってる暇なんて無かっただろうし』


松嶋「ほら、待ちに待った朝飯だぞ」


メニューは至ってシンプルで、白ご飯に卵とベーコン焼きとキャベツのサラダに味噌汁と塩魚焼きである


鈴仙「…意外にちゃんとしたメニューですね」


松嶋「作らせといて何を文句言ってんねん」


鈴仙「文句じゃ無くて、男の人が作るご飯って大雑把で焼いただけというイメージしか無かったけど、ここまで出来るとは」


松嶋「まぁ、長い間一人暮らしの生活を送っているからな、料理できて当たり前って感じ」


鈴仙「味もしっかりしていて美味しいよ」


松嶋「そりゃあどうも、毎度上がりよ!」


丁度食べ終わり朝のニュースを見るべくテレビをつける


鈴仙「これはなんです?」


松嶋「これはテレビってやつだ、液晶画面にry」


鈴仙「そんな技術があるなんて!知らなかったです!」


松嶋『この調子やと、この先思いやられるな…飛行機とか見たら発狂するんじゃねぇか?』


鈴仙「で?これからどうします?」


松嶋「その事だけど、もう少ししたらお前の服買いに出かけるぞ」


鈴仙「えっ!そんな申し訳ないですって!」


松嶋「同じ服で、ずっと着られるより色んな意味で服を買ったほうがマシだよ」


鈴仙「そうですか…それではお言葉に甘えてありがとうございます!」ニコッ!


松嶋「おぅ!その代わり家事は手伝ってくれないか?」


鈴仙「お安い御用です!」


松嶋「それじゃあ食器を洗っといてくれ、洗い方わかるよな?スポンジで食器についた汚れを…」


鈴仙「そんな事わからないほど記憶を無くしてませんよ!」


松嶋「そ、そうか…それじゃあ頼むな、俺は干してある洗濯物を取り入んでくるから」


鈴仙「はーい」


そして俺は二階のベランダに干してある洗濯物を取り入れ、衣類等折り畳みタンスに直す


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1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-07-28 02:54:32 ID: 2kWOySUN

ニセコイの続き書いてもらいたいです
はっしーさんが作るssはとても好きでとくにニセコイのやつなんかとってもはまってしまって、なので続き書いて欲しいです。お願いします


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