ラブライブxトーキョーグール 2nd
第6話「ゆめと傷無」
ああもうなんで俺ss投稿やってんだろこんなに投稿遅れるならやめたほうがいいのかチクショウ(錯乱)
〜???〜
凛と真姫の父、廉藏が研究室のような場所で話していた。
廉藏「死神が言っていた通りだ」
廉藏「作戦を開始する」
凛「でもまだ穂乃果ちゃんを回収してないにゃ!」
凛「回収してからでも遅くは…」
廉藏「これ以上待っている暇はない」
廉藏「彼女がいなくても”決行しなければ”ならない」
絵里「いや、回収はしたわよ?」
そう言うと、絵里はポケットから小さな袋を取り出した。
絵里「髪の毛2、3本でも大丈夫なんでしょ?」
廉藏「ああ…感謝する」
凛「…でも!」
「でもでもでもでも…うるさいナァ」
凛「…!!」
凛が慌てていると、部屋の奥からずるずると服を引きずりながら花陽が現れた。
花陽「凛ちゃあん…センセーの仲間になったんじゃないのォ?」
花陽「どうしてセンセーを止めようとしてるのかな〜」
凛「…っ!!」
凛「誰のためだと…」
花陽「そんなにみんなに会いたいの〜?」
花陽「μ’sのみんなに」
凛「!!!」
凛はその言葉を聞くと、花陽の元へ歩き出した。
しかし、それをすぐさま絵里が止めた。
絵里「止めなさい、凛」
凛「〜〜〜ッ!!」
絵里「ここで怒っても何もないわ」
絵里「第一、あなたが花陽に勝てるわけないでしょう」
凛「…!!」
気まずくなった空気を感じ、間に廉藏が割って入る。
廉藏「…作戦までは少し時間がある」
廉藏「各自、休んでいてくれ」
絵里「わかったわ」
花陽「はあ〜い」
凛「…」
〜凛〜
西木野 廉藏に言われた通り、凛は”自分の部屋”と言われる場所で休んでいた。
頭を抱え、少し前のことを考えていた。
あれは…西木野 廉藏に呼び出された日のことだった…
ーーー
ーーーーー
ー
〜とある研究所〜
花陽「えっと…ここのビルであってるんだよね」
凛「石川さんはここって言ってた!」
花陽「いや…本当にあってるのかな」
凛「凛を信じてないのかにゃ!?」
花陽「ち、違うヨォ!」
「いやぁ、君たちかな?真姫のお友達は」
花陽、凛「!!」
目の前に現れたのは真っ白な白衣を着た医者の様な人間だった。
花陽「あ、あなたが…」
廉藏「初めまして。西木野 真姫の父、西木野 廉藏です。」
爽やかな挨拶とともに、花陽と凛に握手をした。
廉藏「石川さんから話は聞いてるかな?」
凛「は、はい!研究の手伝いをしてほしいって」
花陽「研究の手伝いって…何をするんですか?」
廉藏「立ち話もなんだし、研究所の中で説明するよ」
そう言って、廉藏は2人を誘導した。
ビルの中に入ると、広がっていたのはホテルのロビーの様な光景だった。
何かの実験をしているとは思えない様な内装だ。
廉藏に誘導され、エレベーターに2人は乗り込み、下の階へ移動した。
廉藏「さ、着いたよ。」
廉藏「そこに椅子と机があるから、座って待ってて」
花陽「あ、はい…」
近くにあったとても綺麗な椅子に腰掛けた。
ふかふかで、まるでベッドのような柔らかさがあった。
凛「ねぇ、かよちん」
凛「真姫ちゃんのこと聞いてみる?」
花陽「うん…やっぱり知りたくてここにきたんだし…」
廉藏「真姫がどうかしたのかい?」
花陽、凛「〜〜〜〜ッッッ!?!?」
声にならない叫び声をあげた。
廉藏「あ、ごめんね。驚かせちゃったかな」
廉藏「これでも飲んで落ち着いてくれ」
廉藏はコップに入った2人分のジュースを差し出した。
凛「あ、あ、ありがとうございます…」
あまりにびっくりしたため、2人は汗をかいた。その分の水分を補給するようにジュースをゴクゴクと飲む。
廉藏「…やっぱり気になるか、真姫のこと」
花陽「…はい」
凛「あの日…どうしてグールと一緒にいたのか…」
廉藏「わたしなりに調べてみたんだが、どうやら真姫もグールになっている」
花陽と凛は、受け入れたくない現実を今一度耳に入れた。
頭を抱え、悩みこむ。
脳内で都合のいいように解釈してきた2人にはとても辛い事実であった。
廉藏「わたしの娘が今どこにいるかも、警察に調べて貰っている」
廉藏「君たちは心配しないでくれ」
花陽「は…はい」
凛「あれ…なんか…」
廉藏「うん…心配はいらない」
花陽「…ねむ…く…」
凛「っ…っ…」
廉藏「心配すべきは自分たちの身柄だよ」
悪魔が、ほくそ笑んだ。
ーーー
ーーー
凛「…ん」
凛「あれ、寝ちゃった?」
凛「…かよちん?」
凛「…真姫ちゃんパパ?」
薄暗い牢屋のような場所に閉じ込められていた。
凛がそれに気づいたのはすぐだった。
凛「…え?ここ、どこ…」
花陽「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
凛「!!??」
聞き覚えのある悲鳴が、すぐ近くから聞こえた。
凛「かよちん!?どうしたのかよちん!!」
凛「返事してっ!!」
廉藏「聞こえてないよ」
凛「!!」
檻の向こう側、凛が手出しできない先に廉藏と鎖で繋がれた花陽がいた。
花陽「がああああ、アアアアアッッッ!!」
廉藏「うむ…やはり薬が強すぎたかな」
凛「え…真姫ちゃんパパ…?」
凛「かよちんに何を…?」
廉藏「手術だよ」
廉藏「わたしの理想を叶えるための、ね」
凛は頭が回らなかった。
何を言ってるのか、何もわからない。
凛「かよちん…?」
花陽「ああああ、いんちゃ、いんぢゃアアアアアッッッ!!」
鎖で繋がれ、身動きが取れない常態の花陽。
病院でよく見る点滴のようなものが無数に取り付けられていた。
廉藏「状況が理解できたかな」
廉藏「君の友達は今”人質”だ。」
廉藏「”人質”を助けるためにわたしと交渉しないか」
凛「…交、渉?」
凛の身体から嫌な汗がダラダラと流れる。
脈は加速し、全身で血液が暴れまわっているのがはっきりとわかる。
廉藏「君があの子を救うんだ」
廉藏「そのために、わたしの部下になってほしい」
凛「部下に…?」
凛「…もし、断ったら…?」
廉藏「うむ…あの子は被験体の餌かな」
廉藏「このままでは手術も失敗に終わる。身体が拒絶反応を起こし始めたんだ。」
廉藏「止めるのなら、わたしの交渉に乗るのなら…今だ」
廉藏「乗るか反るか、君に任せよう」
凛「凛が…部下にならなければ…」
凛「かよちんが…死」
”その言葉”を口にした直後、凛は盛大に嘔吐した。
凛「…はっ、はあっ」
凛「(かよちんを助けなきゃ、凛が…かよちんを)」
廉藏「…どうする?」
凛「…かよちんを、助けたい」
廉藏「いい返事だ」
ーーーーーー
ーーー
ーーー〜
それから、凛とかよちんはグール化のための手術とゆっくりと行われ…
凛は西木野センセーの兵士となっていた。
身体に違和感を感じない。
赫子があることも、身体能力が高いことも。
もう戻ることはできない、凛は真姫ちゃんと同じ…
グールになってしまったんだ
ーーー
ー
ーーー
「貴様、グールだな!?かわいい猫ちゃんのマスクなんかつけおって!!」
「鬼龍上等!クインケ展開完了です!」
凛「(…ああ、そうか)」
凛「(真姫ちゃんも、きっとこんな気持ちだったんだね)」
凛「(ゴメンね、真姫ちゃん)」
「うおっ!?はや…」
「上等ォっ!!」
「つ、強すぎる!」
「うわあああッッッ!!」
「本部に報告を…ぐわああッ!!」
”あかいあかいゆかのうえ、ひとりでりんはたっていた”
”ひとりぼっちではない、こわれたおにんぎょうさんがたくさんおちてる”
”こわくない、こわくない”
”だってりんはもう”
ーー
ーーー
ー
廉藏「うむ、順調だね」
凛「…」
廉藏「君も1人では辛いかと思ってね、仲間を用意したよ。挨拶してね」
凛「…!!」
凛の目の前には、見覚えのある人が立っていた。
凛「…みん、な?」
廉藏「さて、今後の作戦内容を話しておこう」
廉藏「これからの実験に必要な人物がいて、その子を回収してほしい…」
ーーーーーー
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〜現在〜
「emergency、emergency(警告、警告)侵入者、侵入者アリ。ただちに捕捉、及び殲滅セヨ。emergency…」
凛の部屋に警報が鳴り響いた。
凛「…やっと来たんだ」
凛は部屋にあったローブを羽織り、猫のマスクを装着し、部屋を出た。
部屋を出て、すぐに通路に出る構造だったため、近くの部屋の絵里と鉢合わせした。
絵里「あら、準備が早いのね」
凛「…仕事だもん」
壁にあるモニターには、かつての友達が映っていた。
凛「穂乃果ちゃん…海未ちゃん…にこちゃん…」
凛「…ごめんね」
別室で、廉藏と死神がモニターを見ながら会話していた。
廉藏「さて、いよいよ敵が来てくれたことだが…」
廉藏「どうかな?最初から相手を潰しにいくというのは?」
死神「…勝手にしろ、俺は参加したくない」
廉藏「相変わらず自由だね…ま、わたしのプラン通りにいくとしよう」
廉藏「どうかな?」
無線を使い、ある人に問いかける。
廉藏「イケる?花陽ちゃん」
花陽「はやくしろ はらへったんだ」
うぷ主「緊張して吐きそう」
ダイヤ「…え?それだけ?…というか今回わたしだけですの?」
うぷ主「みんなお盆休みとってたから」
ダイヤ「」
更新乙です。
うおおおお!やめないでください!続きが気になってしまうではないですか!
一ヶ月気長に待ってるんで、頑張って
ありがとうございます!なるべく急いで更新しますのでよろしくお願いします!