一色いろは「先輩と付き合ってから」
大学に進んだ八幡といろはの物語。
俺ガイルのSS色々見ているので、もしかしたら似ているスレがあるかもしれませんが、決してパクリってわけではありません。
いろは「先輩起きないと遅刻しますよ~!!!今日1限だって言うから起こしてって言ったじゃないですか~!!」
八幡「あと、5分・・・」
いろは「もう!せっかくご飯作ったのに冷めちゃいますよ!起きてくださ~い!!」
私、一色いろはがなぜ比企谷先輩を起こしてるのかと言うと。
八幡「おはよう・・・いろは・・」
いろは「やっと起きた。先輩早く食べてください!時間ないですよ!」
八幡「いただきます。・・・やっぱり美味いな。いろはの作るご飯は。」
いろは「そりゃ先輩に食べてもらうから愛情注いでますから!・・って!早く早く!」
八幡「やべ!いろは早く行くぞ!」
いろは「先輩ちょっと待ってくださいよ~!!」
比企谷先輩と私、一色いろはは付き合っているのです。
私が先輩の事を好きになったのは多分、デスティニーランドの帰りに一緒に帰ってくれた事がトリガーだったと思う。
元々先輩の事は気になってたけど、あれをきっかけに気持ちが切り替わった。そこから先輩に積極的にアタックしていった。
そして先輩が卒業する日に告白した。結果は、今を見てもらえればわかると思う。
めでたく恋人になった。先輩と一緒の大学に行く為に必死に勉強して何とか同じ大学に入れた。
大学に受かったのを知った先輩の第一声は
八幡「・・おめでと。」
という少し素っ気ないものだった。でも頭を撫でてくれたから良しとしよう。
いろは「何とか間に合いましたね。明日から早く起きてくださいね?」
八幡「・・・・善処する。今日いろはって何限取ってんの?」
いろは「私は1限と、3限と5限です。先輩は?」
八幡「俺は1限と2限と4限だ。」
いろは「帰る時間バラバラですね・・・・」
八幡「ちょっと寄りたい場所があるから待ってる。大学前の喫茶店にいるから。」
いろは「終わったらすぐに飛んで行きます!」
八幡「大袈裟だな。まぁ、俺もうれしいが。じゃあまた後でな。」
いろは「はい!!ではまた!」
いろは(先輩・・・今日何の日か覚えてますかね・・・・?)
-大学の講義終了後-
いろは「先輩!お待たせしました!!」
八幡「おう。お疲れ。なんか頼むか?」
いろは「じゃあ、レモンティーをお願いします。これからどこに行くんですか??」
八幡「ちょっとな。一緒に来てほしい所があるんだわ。」
いろは「それはいいですけど・・・・」
八幡「よし。早速出発だ。」
いろは「ちょ!まだレモンティー飲み終わってないんですけど~!!」
-とあるレストラン-
いろは「先輩・・・・ここ大丈夫なんですか??高いんじゃ・・・」
八幡「気にするな。その・・・だな・・」
いろは「どうしたんですか・・・?」
八幡「いろは。誕生日おめでとう。」
いろは「先輩・・・・覚えててくれたんですね・・よかった・・」
八幡「忘れるわけないだろう。好きになった彼女の誕生日忘れるかよ。」
いろは「それならお家で言ってくれればよかったのに。」
八幡「家だと本当に言いたい事が言えないんでな。」
いろは「本当に言いたい事ですか?」
八幡「あぁ。すいません。準備いいですか?」
店員「かしこまりました。ゲストの皆さまを呼んできて!!」
いろは「え?え?何?何が始まるんですか??あ。」
雪ノ下「お久しぶり。一色さん。お誕生日おめでとう。」
由比ヶ浜「いろはちゃんやっはろ~!お誕生日おめでとう!」
小町「いろはさんおめでとうございます!!」
いろは「先輩方・・・それに小町ちゃん・・」
八幡「みんな来てくれてありがとうな。」
雪ノ下「比企谷君がお礼を言えるようになるなんて。」
八幡「まぁ、あのころとは違うからな。お互いに。」
雪ノ下「そうね。それで?もう言ったのかしら?」
八幡「どうせならみんなにも聞いてもらいたくてな。まだ言ってない。」
いろは「何をですか??」
八幡「いろは。いや、一色いろはさん。」
いろは「急にどうしたんです?突然フルネームで"さん"付けなんて・・・」
八幡「俺と一緒になってほしい。」
いろは「え・・?それって・・・」
八幡「俺と結婚してほしいんだ。」
いろは「う・・・・うぅ・・・・嬉しい・・・です・・・」
由比ヶ浜「涙でせっかくのメイクが台無しだよ~。いろはちゃんこっち向いて。」
いろは「ありがとうございます結衣先輩・・・・グスッ」
八幡「受けてくれるか・・・・?」
いろは「当たり前じゃないですか!!これからもよろしくお願いします!先輩!!」
そう言った瞬間周りのお客さん、店員さん、先輩方から大きな拍手が聞こえた。
八幡「よかった・・・・」
いろは「これで本当にずっと一緒になれるんですね・・・嬉しすぎて爆発しそうです。」
-回想-
雪ノ下「比企谷君がこんなサプライズを計画するなんて正直驚いたわ。でもそれだけ一色さんの事想っているのね。」
八幡「すまないな。忙しいのに。」
雪ノ下「構わないわ。私も参加できるのがすごくうれしいわ。由比ヶ浜さんは呼んであるの?」
八幡「あぁ。すでにメールしておいた。今日打ち合わせにこれなかったのは子供が熱出したらしい。」
雪ノ下「そう。心配ね。」
八幡「まぁ、あのテニス部で鍛えられた戸塚の強さが遺伝していれば大丈夫じゃないか?」
雪ノ下「それにしても由比ヶ浜さんが戸塚君と結婚して、比企谷君が一色さんと交際しているなんて・・・高校の頃では考えられないわね。」
八幡「そうだな。俺はボッチだったし。今思えばボッチっていうには周りに人がいてくれてたけどな。」
雪ノ下「あら。随分の捻くれがマイルドになったじゃない?」
八幡「守らなきゃいけないものができたからな。」
雪ノ下「その調子ならきっと大丈夫よ。じゃあ、また後日連絡頂戴ね。」
八幡「あぁ。ありがとな。雪ノ下。」
-回想終了-
いろは「計画してくれてたんですね。・・・・って!結衣先輩と戸塚先輩が結婚してたんですか!お子さんきっと可愛いんでしょうね~!!」
由比ヶ浜「いやぁ~。本当に可愛いよ~。今度会わせてあげるよ~!」
いろは「ありがとうございます!!」
八幡「みんな今日は来てくれてありがとな。結婚式の日が決まったら招待状送るわ。」
由比ヶ浜「うん!待ってるよ!ヒッキー!」
雪ノ下「仕事休んでも駆けつけるわ。あと由比ヶ浜さんは必ずお子さんを連れてくる事。」
由比ヶ浜「わかってるよ~!才加にも送るんでしょ?」
八幡「当たり前だ。俺にとって稀な同性の友達だ。」
由比ヶ浜「中2の事も思い出してあげようよ・・・・・」
八幡「材なんとかは今忙しいらしい。今や作品がアニメになるほどのラノベ作家だ。それも1作品にとどまらない。」
-材なんとかとの電話-
材なんとか「八幡か?久しぶりだな。何かあったのか?」
八幡「お前・・・・喋り方が普通の人に戻ってるぞ。」
材なんとか「いつまでも高校の時と同じではいられないんだよ。新しい作品を執筆するので時間がなくて中2を気取っている暇もない。」
八幡「そ、そうか・・俺、一色に結婚を申し込もうと思うんだ。」
材なんとか「結婚式は呼んでくれよ?・・・・と言いたいところだが残念ながらしばらくは暇になりそうにもない。だから祝い金だけでも送っておこう。日付が決まったらメールでも入れてくれ。じゃあ、連絡待っているぞ。」
八幡「おう。・・・・本当に材木座か?」
-回想終了-
由比ヶ浜「あとさ・・・・平塚先生なんだけど・・・・」
八幡「先生は・・・・・どうしよう・・」
いろは「一応送っときますか・・・?お世話になったのは事実なわけですし・・・」
雪ノ下「一色さん。考え直した方がいいわ。独身をこじらせて卑屈になり式を滅茶苦茶される可能性だってあるのよ?」
いろは「う・・っ。否定できないのが辛い・・・」
平塚「ヘックシュン!!!・・・誰かが私の噂でもしてるのか??・・・・比企谷・・・いつになったら私の専業主夫になるのだ・・・」
八幡「先生には報告だけしておこう。」
いろは「そうですね・・・・・」
色々雑談をしながら食べたご飯は凄く美味しくて楽しかった。
いろは「みなさん本日はありがとうございました。式の日程決めたらすぐに連絡します。」
雪ノ下「えぇ。楽しみに待っているわ。」
由比ヶ浜「お子さんできたら教えてね!」
小町「お兄ちゃん、ちゃんといろはお義姉さんの事幸せにして、自分も幸せになるんだよ!あ!今の小町的にポイント高い~!」
八幡「分かってる。ありがとな小町。行こうか、いろは。」
いろは「はい・・・これからもよろしくお願いします。八幡!」
書いていて、やっぱ一色いろは可愛いなって思いました。。
同じいろはす好きとして読ませてもらいました(><)
面白かったです(><)
面白い、死ぬまで書いてください。
コメントありがとうございます
死ぬまでですか・・・・
後日談でもいいですか?( ;∀;)
白恋さん>>コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ないです。
いろはす可愛いですよね(*'ω'*)
また書こうかな(*'ω'*)
静先生が生徒に先越されててワロタww
大学生で子持ちって普通なんですか?
個人差はあると思いますけど・・・・・実際に俺の周りでもいましたし。いるのではないかなと思います。