三浦「頭の中に流れてくる記憶」
三浦、川崎、雪ノ下、由比ヶ浜、折本の中に流れる不思議な記憶の話。
スマイルプリキュアに井上麻里奈さんが出ていたので書いてみました。ついでに俺ガイル出演者で他のプリキュア(妖精含む)に登場した人たちも巻き込んでみました。※プリキュアにはなりません。戦いません。折本は名前だけ出てきます。
三浦「・・・・なにこれ・・・」
最悪な目覚めだった。経験したこともないはずなのに、何かと戦っていた記憶。それが頭の中に流れ込んでくる感覚で起こされた。
三浦「すっごい気持ち悪い・・・・・」
その記憶の自分は緑色っぽい髪で、大家族の長女。何かに変身して戦っていて、ピンク・オレンジ・黄色・青色の髪の女の子達と力を合わせて戦っていた。
所々もやがかかっていて、それが原因かもしれない。
三浦「学校・・・・行かなきゃ・・・」
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学校に着くと結衣が来ていた。机に突っ伏していて調子が悪そうだった。・・・調子が悪いのはあーしもだっての・・・
三浦「おはよ・・・結衣・・・・」
結衣は力ない返事でおはよぉ~・・・・とだけ言った。
何とか授業を乗り切り、時刻は12:00、昼休みの時間だ。いつもならお母さんが作ってくれたであろう弁当を持って結衣は奉仕部の部室に行く。
だが、今日は違っていた。奉仕部の部室に行ったのは結衣だけでなくあーしと川崎沙希も一緒だった。どうしてこいつが?って思ったけど、見たところ調子が悪そうだった。その様子はなんとなくだがあーしと同じような感じだった。
奉仕部の部室につくとあの雪ノ下雪乃が机に突っ伏していた。
結衣「ゆきのん・・・大丈夫?」
雪ノ下はえぇ・・・とだけ言ってむくっと起き出した。
雪ノ下「彼女たちも・・・・なのね?」
一瞬なんのことかわからなかったが、すぐに似たような調子の悪さの事だと分かった。
三浦「いつから・・・・?」
あーしがそう聞くと、全員揃って朝からだと言った。何かと戦っていた記憶と、それが頭の中に流れ込んでくる感覚で気持ち悪いとも言っていた。まるっきり症状が同じだ。
しかし結衣だけは、戦っている誰かを応援している立場だったという。しかも人間ではない姿で。その時は何も解決しないまま昼休みが終わり、放課後になってしまった。
再び奉仕部の部室に集まったあーし達は、結局昼休みと同じくぐったりとしている事しかできなかった。
しかし、そこにヒキオこと比企谷八幡が部室にやってきた。
ヒキオは「うぉ!」と声をあげ、一瞬固まっていた。
八幡「ど、どうした・・・?揃いも揃って机に突っ伏して・・・・・」
結衣が朝から調子悪くて・・・・と言うと
八幡「そういえば由比ヶ浜も川崎も三浦も机に突っ伏してたな。・・・・雪ノ下もなのか・・・・」
そこで結衣に今朝の記憶の事を話してもらった。
八幡「何かと戦っている記憶・・・?いつから中二病に・・・・」
まぁそりゃ信じられないよね。あーし達だって何がなんだからわからないんだし。
八幡「って思ったが、冗談でも雪ノ下が人の前で突っ伏してるなんて有り得ないな・・・・」
ヒキオはしばらく考えた後、今日は帰ったほうがいいぞ。とだけ言い部室を出て行ってしまった。
結衣「ヒッキー・・・おいてかないでよ~・・・・」
と切なそうな声を上げていると部室の扉が開き、ヒキオが平塚先生と一緒に立っていた。
平塚先生は「うぉ!」とヒキオと全く一緒の反応をした。
その後、平塚先生の運転する車でそれぞれの家に帰されたあーし達は、その日の夜に真実を知ることになる。
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三浦「これが・・・・・あーし・・?」
流れてくる記憶が鮮明になり、もやがかかっている感覚はなくなった。
三浦「キュアマーチって一体・・・・」
記憶の中のあーしは、キュアマーチとなって戦っていた。
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翌日、学校に行くと早速奉仕部の部室に集められた。
それぞれの記憶が鮮明になり、もやが取れたらしい。
川崎沙希はキュアメロディ、雪ノ下はキュアフェリーチェ、あーしはキュアマーチという戦士だったが、結衣だけはパフという犬だった。
どうやらこの戦士たちはプリキュアと呼ばれており、世界の平和を守るために戦っていたらしい。
ちなみにその日の放課後、ヒキオから海浜総合の折本というヒキオの中学の同級生も同じようなことを言っていたと結衣から聞いた。
折本という子はキュアフォーチュンだったそうだ。
結局のところ、なぜこの記憶があーし達の中に流れ込んできたのかは卒業まで一切不明のままだった。
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