プライド革命
CHiCO withHoneyWorksさんのプライド革命の歌詞をベースに書いてみました。
出来は悪いですが見て頂けると嬉しいです。
別サイトで書いたものをそのままこっちに転載。
-理想だけを口にしてた過去-
-壁はどこにだって- -立ち塞いで手探りで生きていく-
俺の目の前にあったのは1本の木刀。その先には少年。
胸にさらしを巻いた少年だった。
「悔しくねぇのかよ。」
少年は言った。
・・仕方ないじゃないか、俺は弱い・・・だから・・・
「ほら、こっち。」
-紅い空が影をのばす-
-まだそれは頼りなくて自分勝手ため息をこぼす-
少年と俺は練習を繰り返した。
「くそっ!!なんで勝てねぇんだよ!!」
少年は強かった。・・・やっぱり才能なんてないのかもな・・・・
「やっぱ”俺”にはかなわねーなー」
「明日は絶対勝ってやるから・・・逃げんなよ!!」
-違う歩幅合わない呼吸でも-
-君はまっすぐにぶつかって側にいてくれる-
だけど俺とあいつはしばらく会わなかった。
「そうか・・お前は明日を自由に決めることができるんだよな・・・」
最後に会った日あいつはこう言ったんだ。
-すれ違い見渡せばそう取り残されていた-
-明日は見えてますかー
そう、だから俺は今ここにいる。
連れ去られてくあいつを放っておけない。
-暗闇かきけす-
『君の声が聞こえたんだ。』
「まってろ!!今助ける・・・!」
-弱くたって立ち向かうんだ-
「俺は弱いけど・・だけど仲間1人は守って見せる!!」
-理由なら君にもらった-
「俺はお前を仲間だと思ってる!!お前とまた笑いたい!!」
-わかってる、だから行くんだよ-
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
俺は勢いよく切り込んだ。
-今は苦しくて胸が痛いよー
-力なら君にもらった-
-守り抜くために行くんだよ-
「力はお前がくれた!!!だからこの力はお前を守るために使う!!!」
戦いながら過去のことを思い出してた。
あいつ・・着替えるとき毎回言ってたっけな。
「着替えてくるからついてくんなよ!!!!」
って。
俺は毎回「はぁ?行かねーよ」って言ってたっけ。
俺がおにぎり上げても
「お前も食えよ。」
「いや・・・俺はいい・・・」
って言ってたっけ。
-負けてばかり守るものもないー
「俺弱いな・・・守るものもないし、もういっか。」
ーそんな自信なくて試合放棄ー
「守ってみたいけど・・・俺には無理だ。」
ー言い訳をこぼす。ー
「よぇーぇー」
「お前弱いなー」
「才能ねぇんじゃねぇの?」
って言われたとき確かに俺には才能はないって思った。道場もやめてやるって思ってた。
ーどこからとなく耳を刺した声ー
でもあいつが現れた。
「悔しくねぇのかよ。まっすぐにぶつかってこい。」って言葉と一緒に木刀を突き付けてきた。
ー君は「まっすぐにぶつかれ」って悔しそうに嘆く―
それから仲良くなって、出かけるようになって。
ー触れ合えば胸の奥に土足で踏み込んでー
ー「明日は君が決めろ」-
ー暗闇かき消す君の声は″泣いていた”-
そう言ったあいつの頬には涙が伝ってた。
ー涙なんて振り払うんだー
「お前の涙は俺がぬぐってやる!!!」
-理由なら僕が作ったー
「お前には笑顔でいてほしいから!!!!」
ー分かってる、だから行くんだよー
あいつの笑顔を取り戻すために戦う!!
-今も怖くなって足がすくんでー
怖い・・・動けない・・・・
-本当は震えてるんだー
今すぐここから逃げ出したい・・・・俺って・・・弱いな・・・・
ー取り戻すために闘うよ-
今・・・行くからな・・・・
-「立ち向かう」-
今行くよ。
-「怖くない」-
待ってるよ。
-「君がいる」-
お前がいてくれたから。
ー「ここにいる」-
あなたがいてくれたから。
-「待っていて」-
待ってろよ。
-「大丈夫」-
信じてる。
-「負けないよ」-
分かってる。
ーさぁ踏み込んで進むんだー
「助けに来たぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
-届くまで笑え-
俺は叫んだ。
敵を薙ぎ払い、身をひそめながら来たけど・・・・ここまでか・・・見つ・・・かった・・・
-声にならない叫び声がー
ー胸の中震えてるんだ-
俺は殺される。
-分かってる、だから闘うよ- -今は-
「・・・・お前がいる。」
-一人じゃない胸が熱いよ―
俺は捕まえてきた連中を薙ぎ払った。
ー力なら君にもらった-
ー守り抜くために闘うよ-
お前にもらった力でお前を守るために!!!!!!!
そのとき着物を着たあいつによく似た少女が飛びついてきた。
「隠しててごめん・・・・俺・・・いや、私・・・・」
ー君とまた笑ってる―
どうやら俺はちゃんと守れたみたいだ。こいつ・・いや、この人の笑顔を。
普通にいい話ですやん