2017-07-10 22:36:34 更新

概要

シリーズなゆっくりコメディ。ふふっとした笑いを中心にお届けしております。艦娘の私生活の悩みをまるっと解決シリーズ。


前書き

新しく始めるに辺り過去作を読み返していって居ると合計PVが1万を越えて居ることに気付きました。

固定で読んでくださっている読者様ありがとうございます。

新規でお読みいただいて読者様。もしお時間宜しければほかのもどうぞお読みくださいませ。

では、恒例人物紹介

【 店主 】

東海道   御馴染みの姐御。しつこいようですが女性です。斜め上の回答で今日も悩みをズバット解決

東海道「できたらいいのになー。」

叢雲「ずいぶん消極的ねぇ。」


叢雲  まじめにお店を手伝う店主の相棒。隻眼。設定はいかされていない(笑)

叢雲「調理補助もしているわよ。」

東海道「こいつ実家が歴史ある料亭なんだぞ?凄いよね。」

電「なのです!」

電  おなじみのつっこみからボケまで何でもこなす便利さん。しかしてその実態は容赦なく毒を吐くプラズマである。

電「紹介が一番酷いなのです。」

東海道「恒例だなー。」

叢雲「ねー。」

以上の店員で今回もお送り致します。



相談者41人目  あなたは何をしていますか?



前回からのリクコメ。一人称が自分の名前の艦娘さん。

悩んだのですがリクコメを確認すれば誰か分かるので名前を出しています。



叢雲「秋深き 隣は何を する人ぞ。」


東海道「芭蕉か。晩年の作だな。お前さんにアンニュイな雰囲気は似合わないぞ。」


叢雲「私だってたまにはそんな気分に浸りたくなることもあるわ?」


電「お姉ちゃん達から夕張さんと秋刀魚漁をしていると先日手紙が来たのです。」


東海道「手紙か。メール等の手軽な媒体にない味わい深いものがあるな。


     ふふ。流石にレディの姉を持つだけある。なかなか趣が分かっているじゃないか。」




カラリ。




秋雲「ちわー、カツ丼ひとつー!」チッス!


叢雲「・・・・、なか卯のコラボ?いいの?」


秋雲「あー、あれね。あんまり同じ所のばかりだと飽きるってもんよー。」


提督「それは海軍が困るのだけれどね。」




カラリ。




秋雲「げぇ・・・。」


提督「一応企業とのコラボなんで他で食べるのは控えてもらいたい所ですかね。」マッタク


東海道「ですよねー。」


提督「ですのでこれをお願いいたします。」


東海道「はいよー、回鍋肉2人前」


秋雲「あー、にしてもあたしが薄い本しか書かないってイメージどうにもならないもんかねぇ。」


提督「まぁ、台詞でサークルとかいらっしゃいませーって言ってるから仕方ないよ。」


東海道「実際の所コミケでは薄い本以外の趣味を纏めた本とか色々あるのにな。」オマチ!


叢雲「そうね、確か公式絵師の先生が『 塩 』のことについてひたすら書いた趣味の同人誌を出していたわ。」


電「どうしても声が大きい部分が目立つのは仕方ないなのです。」


東海道「そだな。だが、それを不快に思う方々も多い。盛り上げすぎる余り他の興味ない人達も知っている形で話をしてしまう者も居る。


     その所為で思わぬしっぺ返しどころか規制などの方向に話が行くからほどほどでいて戴きたい物だな。」ヤレヤレ


叢雲「何事も節度を持ってというところね。」


電「紳士なら弁えるべきなのです!」


提督「そうですね。何事も節度が大事です。」


秋雲「つってもまぁ、この秋雲さんの絵の才能を生かせる機会が他に無いってのもねぇ。」ハァ


提督「彼女に触発されて私も絵を描き始めたのですがなかなか披露する場が無くて、


    そういう所への参加が手っ取り早いというのも如何にかしたものかと。」ヤレヤレ


東海道「ふむん。絵が上手い者は昔から色々重宝されるものなのだが・・・・。」




首かしげ   暫し黙考




東海道「 ! うん、そうだ。こんなのはどうだ?ちょっと耳を貸してくれ。」


コショコショ


提督「それは、面白試みですね。帰ってみたらやってみます。」


秋雲「たー、この秋雲さんの絵のセンスを問われる仕事だね。腕がなるよ!」


提督「では、料理も戴きましたので、これにて。」


秋雲「ごちした~!」


電「また来るなのですー!」手フリフリ





東海道は一体何をアドバイスしたのか?





その数日後とある鎮守府


ダダダダダダダダ!


加賀は全力疾走していた。


そう、自己の艦載機全てに加賀岬CDのジャケット絵がペインティングされていたからだ。


その原因に向けて彼女は全力疾走していたのだ。




執務室ドア  バーン!  



ドア大破!「グワァアアアアーー!」




加賀「秋雲さん!あなたですか、このペイントを施したのは!」ドハツテーン!


秋雲「そうだよ~。提督と艦載機に戦意高揚の為にノーズアートペイントをしようって話になってさー。


   搭乗員妖精さんにイラストの希望を取ったら全員一致で加賀さんの立ち絵をペイントしてくれって。」


秋雲「いや~。愛されてますね~。(笑)」


加賀「えっ、搭乗員妖精さん全員の希望なんですか?」アゼン


提督「そうですね。うちのエースである加賀さんの使う艦載機に試験的にやってみようとなりましてね?


   それで搭乗員妖精さん全員加賀さんの絵をペイントしてくれって即断でしたよ。後、私も手伝いました。ほら、良く描けてるでしょ?」


加賀「」




こうして痛艦載機部隊が爆誕した。


そのペイント効果は搭乗員妖精達に激的な士気高揚を与えた。




・ワ・「サスガニキブンガコウヨウシマス」


のワの「ジョウジョウネ!」




加賀のイラストに敵の銃弾を与えるわけにはいかぬと戦闘中には異常なまでの集中力の高まりを与える事に成功。


ある者は敵の眼前から瞬間移動したかと思わせるような動きを見せる。


そして、またある者は主翼にペイントされた加賀の絵に敵の撃墜数を着実に重ねていった。


その強さは凄まじくついにはネームド部隊『 加賀さんに愛され隊 』に格上げされた。




加賀「鎧袖一触よ。」 ゼンキハッカン!




『 加賀さんに愛され隊 』←艦載機胴体にでかでかと書いてあります。 ブロロロロロ!




・ワ・「ショウリヲカガサンノタメニ!」「オーー!」 ブロロロロロ!


瑞鶴「愛されてますね(笑)」


加賀「はう////。」赤面して蹲る。


瑞鶴(あれ、ちょっと可愛い・・。)




このペイント効果が鎮守府全体に広がるまでにそう時間が掛からなかったのは言うまでも無い。




日向「瑞雲にペイントをお願い出来るだろうか。」


龍驤「うちのにも宜しくお願いするでー!?」


翔鶴「あの、私の艦載機にもお願い出来ますでしょうか?」


赤城 瑞鶴 鳳翔「「「私のにもお願します」」」


秋雲「雁首揃えていらっしゃいましたーーー?!」





東海道「叢雲。最近艦載機にペイントするのが流行っているそうな。」


叢雲「へぇ。ノーズアートかしら?」


東海道「痛ペイントだそうだ。」月刊誌『 艦娘と生きるを 』見せながら


電「平和なのです!」


東海道「だな。」




おまけ   退役軍人 『 ながと 』 さん!




ながと「今日から暫く世話になる。宜しくお願いする!」


叢雲「あなたが先日傷病兵として退役した艦娘のながとね?ここの店主の右腕、叢雲よ。」


電「左腕の電なのです!」


ながと(Yes!駆逐艦!)




なぜ長門がここに居るのか?


それにはマリアナ海溝より深いわけがある・・・訳もなく艦娘として修復不能なダメージを負ってしまい退役という名で解体をされたからである。


そして、彼女は艦隊司令部の援助もあり東海道の店に料理を習いに来ていた。




東海道「でもなぁ、料理なら鳳翔や間宮、大鯨の方が向いていないか?」


ながと「うむ。店主の言うことももっともだ。だが待って欲しい、鳳翔、間宮、或いは大鯨といった者達には母性と言われるものが大いに備わっている。」


東海道「うむ。」


ながと「翻って私はどうだ?割烹着より捻り鉢巻でギャルソンエプロンとか前掛けの方が似合いそうだろ?」


電「確かにおかんの味の居酒屋よりがんこ親父のラーメン屋の方が似合いそうなのです。」ウンウン


東海道「ひでぇ。」


ながと「自分の容姿は自分が一番把握している。所謂おんな受けがしやすいイケメンという奴らしいことぐらいな。」グス・・・。


叢雲「自分で言って傷ついているわよこの娘・・・。」


東海道「まぁ、だいたいは分かった、頑張ればそのうち暖簾分けしてやるから暫く店の手伝い頼むぞ?」


ながと「まかせておけ!」


そして、ながとは頑張った。





時には店主の変わりに相談に乗り。




ながもん「ふむ、提督の自分を見る目が野獣の様だと。」


潮「はい・・・。」


ながもん「遠慮なく憲兵に相談するといい。知り合いの電話番号を教えてあげよう。」


ながもん「ん?なぜ知っているのか?」


ながもん「昔、世話になったことがあってだな・・・。ふふ。」





東海道「どっちの意味で『 世話になった 』なんだろうな?」


叢雲「そうね・・・。」





時には祝福し




ながもん「なに!陸奥と結婚(仮)をしただと!?」


提督「はい!このまま幸せを貫きます!」


ながもん「くぅ!めでたい!ここは奢らせてもらおう!」





叢雲「えんだぁぁああああぁああ。」


電 「えんだぁあぁぁぁあぁぁあ。」


東海道「給料から引いとくぞー。」





そして、あるときは店主に愚痴をいい。




ながもん「私だってな!可愛い物がすきなんじゃー!」ヒック ←酔っ払っています。


東海道「だからといって駆逐艦にリビドーをぶつけるのは・・・、なぁ。」


ながもん「腰部偽装煙突を明石に何度とりつけてもらおうかと思ったことか!」デェヘヘ


東海道「それいじょうはいけない。」




またあるときは雑談を。




ながと「ほう九州は全体的に料理が甘いのか。」


東海道「うむ。醤油が甘口の物が多いからな。関東の人間からしてみればなかなか異文化だと思うぞ。」


ながと「行って見たいな。」


東海道「退役したお前さんの羅針盤はお前さんが握っているんだ。艦娘時代みたく妖精に縛られることは無いんだ。


     お前さんが好きなところに旅に出るといいさ。」


ながと「ふっ。店主なかなか良いことをいう。」


叢雲「福岡から大分、宮崎、鹿児島を回って熊本、長崎、佐賀、福岡で一周かしら?」


東海道「太平洋側の大分、宮崎は交通の便が悪いからなぁ・・・。先に回っておかないと移動が不便なのよな。」


ながと「ふふ。それもまた一興。何、時間はあるんだ。気楽に周るさ。」




そして、彼女が店を手伝い始めて半年程。


東海道「お疲れ様。今日でうちに来て丁度半年かな。うちで教えてあげられる事はもうない。これが最後の給料だ。」


ながと「む?多くないか?」


東海道「何、新しい門出を祝うのもかねているからな。」


電「叢雲おねえちゃんと一緒に暖簾を作ったなのです!使って欲しいなのです!」


ながと「ふふふ。その様に言われては使わぬわけには行かぬな。ありがたく戴こう。」


東海道「では、良き門出に!」


叢雲「乾杯!」


電「ボンボヤージュ、なのです!」


こうして嘗て戦艦であった『 長門 』はラーメン店主『 ながと 』として人生を再スタートさせたの。





東海道「あっ、はい。すぐに伺いますんで。はい。」


叢雲「どうしたの?」


東海道「ながとが駆逐艦位の子供の後をつけてたとかで不審者として取調べをうけているんだそうだ。」ハァ


電「オチの所為でイイハナシだったのになー!なのです!」




【綺麗な料理だろ】嫁の飯がまずい42皿目【食えないんだぜこれ】




提督「ごはんが・・・・、ごはんが美味しい。」エグッエグッゥ


東海道「その、店で号泣は勘弁してもらえないか・・・。他のお客様の迷惑に。」ナッ?


叢雲「あなたの鎮守府には間宮さんや鳳翔さんは居ないの?」


提督「居ます!居ます!ですが、いや、店主、ここは男として譲れんものがあるのです。


    結婚(仮)までした娘が自分の為に料理を作って持ってきてくれている。それをまずいといえますか!?」


電「それで体調を崩していて元も子もないなのです。」ハァ


東海道 叢雲 「「ねー。」」


提督「分かってはいるんです。でも、彼女が笑顔で持ってきてくれている料理を食べずに捨てるなんて!」


東海道「天使の微笑、悪魔の一杯というやつだな。食べると死ぬというやつか。」


叢雲「鎮守府パロプンテといえばあの二人のどちらかかしらね。」


電「ある意味メガンテなのです。」


東海道「あー、まぁな。胃袋にジエットストリームアタック掛けてくるからな。で、お前さんの嫁さんは戦艦と駆逐艦のどっちなんだ?」


提督「駆逐艦の娘です・・・・。」




ポン。←肩に手を置いた音。




東海道「人生には時として諦めが肝心な時もある。」


電「骨はきっと拾って貰えるなのです。」


叢雲「二人とも止めなさい。根本解決にならないわ。」


東海道「叢雲は優しいなぁ。」


東海道「ところで何で結婚にまで?」


提督「駆逐艦が好きだから!」キリッ


電「憲兵さん直通電話はこちらなのです?」


東海道「うむ。遠慮なく通報しなさい。」


叢雲「やめて差し上げなさい。世の提督の9割9分4厘は駆逐艦嫁持ちなんだから。憲兵もいちいち全員逮捕して回るほど暇ではないわ?」


東海道「それもそうか。とりあえず料理の問題か。」


東海道「間宮、鳳翔に修行に出すのが一番だろ。全員分の料理を作る。


     今まで修行に出していたとしても大方、一人分か精々2~3人分程度の料理を作る量での練習だろうさ。」


提督「なぜ見てきたように分かるんですか!?」


東海道「料理、いや、これは多くの事に言えるのだけれど結局は回数に行き着くのよ。


     絵の上達であったり運動機能の向上とかはね。才能って物はその回数を減少させてくれる程度の物でしかないの。


     もちろん、あったに越したことは無いわな。でもね、努力型が才能に胡坐を掻いて何もしてこなかった天才を抜くなんてのもよくある話よ?」


東海道「まずは、量を料理しなさい!」


電「何気に韻を踏んでるなのです(笑)」


叢雲「そうね。あぁ、そうそう。食費問題にメスを入れたいなら彼女が調理補助した料理は空母とか戦艦の娘達用にしてあげるといいわよ。」


東海道(なんて恐ろしい・・・。)


東海道「それから最後に一つ格言を教えてあげよう。


     『 料理上手の匙要らず 料理下手の匙知らず 』 


     まずは正確に材料を計量する事の重要性を教えてあげるといいわ。」


提督「アドバイス有難うございます!」


電「頑張るなのですー!」手フリフリ




そしてその後の鎮守府では。




赤城「今日の料理はあの娘が調理補助ですか・・・・。」ゴクリ


加賀「胃薬は用意して有ります・・・・。」


パク!


パク!


赤城「・・・・・・!あっ、これ普通に大丈夫ですね。」モグモグ


加賀「確かに、問題は有りませんね。」モグモグ


赤城「フヘヘヘ これ!なんだか!凄くいい気分になってきました!」キラキラ


加賀「えぇ、上々ね!」キラキラ


もともと100人以上の艦娘達に料理を提供しているのだ。


それだけの量の食材の中にほんの少しの異質な物が混じったとしても砂漠の中に落とした砂粒の様なもので大して目立つことは無いのだ。


そして、間宮と鳳翔の熱血的指導及び毎食大量の食材の調理を行なった結果彼女の料理の腕前は人並み程度には進歩したのであった。


そして、提督にその腕前を披露し夫婦仲良く過ごしているそうである。


ただ、その上達までの道のりで所謂B級グルメハンター的な彼女の料理への中毒者を出してしまったのは一つの誤算であったかもしれない・・・・。



東海道「あれだな、ラーメン次郎が身体に良くないと分かっていても毎日1杯食べる人がいるみたいな奴だな。」


叢雲「脳内麻薬でも出る物質がはいっているのかしらね?」


電「平和であるなら問題ないのです!」


東海道「違いない。」



相談者43 みんなまとめて幸せになっちゃいな。




今回はリクエストお応え回でお送りさせていただいております。


ちょっと変化球気味なのは申し訳ありません。


また、名前もそのままで出ています。何卒御了承いただきますようお願い申し上げます。




北上「おー、大井っち、まだ店やってるよー。」


大井「あら、本当ですね。こんなに遅くまで良かったですね!北上さん!」


東海道「いらっしゃーい。ずいぶんとめかしこんでるねぇ。お嬢さん方。」


大井「えぇ、大本営の広報活動の一環で伝統と格式のある三越さんにお邪魔していたんです。」


北上「いやぁー。打ち合わせが長くなっちゃってねぇ。どこもお店をやってなくて。」


大井「困っていたところを此方を見つけまして。」


叢雲「あら、そうなの?で、注文はまだかしら?」


北上「おぉー。むらむらっちー。何~?バイト~?」


叢雲「従業員よ。余計な事は気にしないほうが身のためよ。」


大井「私の北上さんに・・・・。」


叢雲 ギロリ。


大井「申し訳ありませんでした。」


叢雲「いいのよ。分かれば。」


東海道「お客様を威圧してるんじゃありません。」


電「御注文はラーメン餃子セットなのです!」


東海道「了解した。」



20分後



東海道「おまち!スープはサービス!」


北上「おぉ。ありがとね。」


大井「ありがとうございます!」


北上「いやー、ラーメンは熱々を啜って食べるのが一番だねぇ。」


東海道「分かってるじゃないか。少し固めの麺を頼んで食べて居る間に程よい固さになる。これが理想だな。」


大井「あっ、分かります。」


東海道「どんな料理も熱々の間にいただくのが一番美味しい。」


北上「あー、凄くわかるねぇ。」


大井「でも、多摩姉さんは無理って言ってたわね。」


叢雲「あぁ、あの猫の。」


東海道「軽巡だろ。猫って叢雲・・・。」


北上「で、多摩姉ーちゃんは提督とまぁね?結婚(仮)してる訳なんだけどさ。提督が毎朝のお味噌汁が美味しいけど温いってこの間相談してきてねぇ。」


東海道「あぁ、猫舌・・・・。」


北上「そうなんだよー。で、しかも多摩姉―ちゃんはさぁ、猫な訳じゃん。だから気まぐれで。」


叢雲「結婚したのに夫婦としての生活が薄いというわけね。」


東海道「よく分かったわね。」


北上「なんだよー。折角大井っちが多摩姉を思って身を引いたのにさー。提督は幸せそうでなくてさー。」


大井「ちょっと、北上さん。そんな事・・・///。」


北上「あれー?提督の愚痴を毎日聞いてはやきもきしてるのは誰だったけー?」


北上「自分だったら提督を放っておかないのにーって溜息ついてるのは誰かなー?」


電「ごちそうさまなのです!」


大井 ///。


東海道「ふむー。」


東海道「愛が重い大井が惚れるとは出来た提督なんだろうなぁ。」


東海道「さりとて猫は気まぐれ・・・・。うん。そうだな。こういう解決方法はどうだ?」


東海道「ちょっと、耳を貸してくれ。」



コショコショコショ



電「久しぶりに悪巧みの香なのです。」


北上「ひゃぁー。痺れるほどの悪だねぇ。」


東海道「まぁ、やり過ぎには注意だな。」


大井「その、あんまりにも反応はなかった場合は?」


東海道「お前さんの愛が勝ってるってことだろ。後は好きにしなさいな。」


北上「まぁ、私はどっちも応援するからさ、頑張ってよー。」


北上「じゃ、ご飯も食べたし帰ろうかねぇ。」


電「ありがとうございましたなのです~!」手フリフリ


叢雲「で、何をアドバイスしたの?」


東海道「ん?ほらあれだ。猫って自分以外の猫を構うと強烈に腹を立てるだろ?」


叢雲「・・・・、血を見なければいいけれど。」




何をアドバイスしたのか?


そして、彼女達は何を実行したのか?




とある鎮守府の食堂


大井「はい、提督、あーん。」


提督「あーん。うん。暖かい味噌汁も美味い!」


大井「はい、あーーん。」


提督「モクモク。 卵焼も美味しい!」




??? 「卵焼き!?」 ガタッ!    


北上「あんたは座ってなややこしくなるから~。」





多摩「・・・・・・・。」




執務室


大井「提督?今日の書類はこちらです。」


提督「あっ、すまない。なんというかよく私が要るものが分かるな。」


大井「いつも見ておりますので~。」ハイライトOFF


提督「そかー、嬉しいなぁ(棒読)」





多摩「・・・・・・・・。」 ブチッ





多摩「大井、そこをどくニャ。多摩の提督をとるなんてとんだ泥棒猫にゃ。」


大井「あら?多摩姉さんこそ提督をほったらかしにしすぎていたのでは?」




Round 1 Fight !




提督「あわわわ。」


北上「提督、こっちこっち。いやぁー、大井っちも大胆だねぇ。」


提督「北上すまん!助かる。」


北上「んふふぅぅう~。提督を捕まえた~。」ンフ


球磨「提督を見事に釣り上げたクマ。」ニタァ


提督「あれ?」(助かってない?もしかして?)



多摩に自分の気持ちを気付かせる為に妹達があえて提督とイチャつくのを見せ付けることにより

多摩と提督をより親密にさせることにとりあえずは成功したのだった。



ガラリ


東海道「いらっしゃーい。」




20分後




提督「普通のご飯がうまい!」


東海道「?」


提督「いえ、最近妻が増えまして。毎日の食事が精力増強てきな食事しかでませんで。」


提督「しかも毎晩夜戦(意味深)の方で文字通り干からびそうなんです。」


東海道「贅沢な悩みだなー(棒読み)」


と、どうやら球磨型軽巡姉妹全員を嫁として結婚する事になったようであった。


ガラリ


球磨「こんな所にいたクマー。今夜も寝かさないクマァ。」ニタリ


提督「ひぃぃ!」


叢雲「お幸せにー(笑)」


東海道「今回の教訓は『 結婚(仮)は姉妹全員と! 』だな。うん。」


電「無理やりいい話にもっていったなのです。」


叢雲「まぁ、姉妹の一人だけ特別扱いはいけないわよね。」ネェ?


電「なのです!」



番外編  続!ギルドゲルマン!



※リクコメ対応回 今回は以前にやった番外の続きみたいな感じでございます。



東海道「いらっさーい。」


宰相「Guten Tag。 肉まん20皿、いいかしら・・・?」


叢雲「・・・・、奥の入り口へどうぞ。」


電「こちらなのです。」


宰相「伯爵は来て居るかしら?」


東海道「あぁ、今日も来ているぞ。」


宰相「Überlagert それなら中のカウンターで会えるわね。」




奥入り口から入った別建屋




伯爵「やぁ。時間通りだな。ここまでの尾行は?」


宰相「ないわ。怪しまれないように別々に鎮守府を出たかいあったわね。」


伯爵「うむ。今月の報償は外せないからな。」


宰相「そうねペア狩での闘技場の戦艦、空母部門の賞品は外せないわ。」


東海道「やはり今月の闘技場上位報酬が目当てかい。」


宰相「えぇ、闘技場の上位報酬。今月は戦艦向けが艦首波動砲。」


伯爵「艦載機はハウニブ。震電改ですら霞んで見える。」キラキラ


叢雲「今回は珍しく豪華ですものねー。」


電「Viel Glück なのです!」


伯爵「あぁ。行って来る!Lichten des Ankers!」


宰相「出撃するわ!抜錨!」


東海道「いってらー。」




♪ パープー




東海道「今月は報償が豪華だよねー。」


叢雲「そうね。」


電「なのです。」




5分後




東海道「おかー。」


伯爵「んふー。またしてもタイムを縮めることが出来たぞ。」


宰相「えぇ。これで今月の上位も確定ね。」フンス




黒幕「おめでとうございます。今月の上位入賞が確定いたしましたので此方の報償をお受け取りください。


    尚、こちらの兵装は当ギルドで御案内するクエストでのみ御使用いただけます。」



伯爵「了解した。むぅ、実に良い機体だ。ンフー。」キラキラ


宰相「うふふ。この重み。素晴しいわね・・・・。」キラキラ


伯爵「なぁ宰相よ、ちょっと新装備、試してみたくはないか?」ンフー


宰相「あら奇遇ね。私もそうと思っていたところよ。」ムフー


伯爵「行くか。」 ガタッ


宰相「えぇ。」  ガタッ


伯爵「・・・・、このクエなんかよさそうだな。」




『 討伐クエスト 戦々恐々、最恐コンビ 


  依頼主  怪しげなギャンブラー


  ヲ級フラッグシップ改3隻とル級フラッグシップ改3隻を相手して

  生き残る艦娘なんかいやしねぇ。賭け仲間であるアイツらがそう言ったから、

  つい、全財産賭けちまった・・・・。

  負けたら俺はすっぽんぽんだ。誰か、頼んだぜ、チクショー!』




宰相「相手にとって不足無し。出撃するわ!抜錨!」


伯爵「Lichten des Ankers!」


東海道「いってらー。」




♪ パープー




南方 とある海域



伯爵「敵艦隊発見か。よろしい。攻撃隊、発艦始め!蹴散らすぞ!」


フワァ(ハウニブが発艦しています。)


ヲf改「ヲ!?」×3 (訳 何あれ、初めて見る敵機)


制空権確保!


ヲf改「ヲ、ヲッ!?」(訳 そんな莫迦な!?)


伯爵「ふふ。愚かな、震電とは違うのだよ!震電とは!」




グラーフから発艦したハウニブ達はヲf改の艦載機を次々と落としていく。


まさしく一騎当千の動き。


敵の前に瞬間移動して撃墜したかと思えば次の瞬間には別の機体を落す。


その様はヘビー級世界王者対小学生。あまりにも力の差がありすぎた。




伯爵「稼動機は全部出せ!ハハッ!痛快だな!」


ヲf改「ヲーーーーーー!!」ボガーン!


ヲf改×3 撃沈!


伯爵「宰相、ヲf改は全部沈黙させたぞ。このまま制空権は確保しておく。貴様の新兵装の威力とやら。見せて貰おうか!」


宰相「ふふん。いわれずとも。装備妖精さん達、準備はいいかしら?」チャキッ


・ワ・「艦首波動砲、発射用意!」


のワの「エネルギー弁閉鎖!エネルギー充填開始!」


・ワ・「セイフティーロック解除!ターゲットスコープ、オープン!」


のワの「電影クロスゲージ明度20!エネルギー充填100%!撃てます!」


宰相「 Nein ! まだよ!」


・ワ・「エネルギー120%充填!」


宰相「今よ!  Feuer! 」



カキン! ピカッ!


海域周辺をまばゆいばかりの閃光が覆う。


ル級f改は応射を一度も交わすことなく文字通り跡形も無く消えた。




♪テッテレテーン テレッテテーレレレテッテ テン (MHP3 クエクリ音)



完全勝利S!



鎮守府軒 表側(一般店舗側)



宰相「いやー、実にスカッとしたわ!流石、波動砲!」


伯爵「あぁ!ハウニブは素晴しいな!勝利の後はビールが旨い!」


???「見つけたぞ!お前達!この間は俺の話を莫迦にしておきながらこんな所に出入りして!」


宰相「提督・・・。さっさて?なにのことかしら?」


伯爵「Admiral。一体何の事を言っているのだ?」


提督「お前らこの間、俺がビーム兵器とかファンネルとか憧れるって言ったら小莫迦にしてたくせに!


   波動砲とかハウニブって、俺が憧れるって言ってたSF兵器じゃねぇか!」


東海道「そこな提督よ?何を聞き違えたんだ?」


提督「え?」


叢雲「そうよ?彼女達は宇宙戦艦ヤマトの話をしていただけよ?」


電(話を合わせるなのです。)


伯爵「あっ、あぁ、そうだともAdmiral。先日ツターヤで借りた宇宙戦艦ヤマートの感想をだな?」


宰相「えっ、えぇ、そうよ?戦艦大和が改ニでああなるのかしら?って話をしていたところよ?」


提督「えぇ!?」


東海道「まぁ、早とちりは誰にでもある。グラーフ、ビスマルク。お前さん達の鎮守府の提督か?可愛いもんじゃないか。」


グラ子「すまない。普段からSFと現実の区別がつかなくて。」


ビス子「えぇ、まぁ。そういう可愛いところ、嫌いではないのだけれどね。」


グラ子「店主。迷惑をかけた。本日はこれにて退散させていただく。世話になった。」


ビス子「さぁ、提督。帰りましょう。一般の方に御迷惑をお掛けするのはよくないわ?」


提督「お前ら!?えぇ!?」



こうして提督は痛い人のレッテルを貼られ鎮守府へと連れ去られていったのだった。



東海道「あれだな。黒い烏を白にする方法と言う奴だな。」


叢雲「そうね。本人が幾ら正しいことを言っていても本人以外がそれを否定し続ければ


    本人も自分が間違って居るのではないかと思い出すという思考誘導の典型ね。」


電「洗脳の手段の一つなのです。」


東海道「世の中怖いねー。」




鎮守府にて




提督「くそ。なんで誰も俺のいう事を信用してくれないんだ!?」


提督「グラーフもビスマルクも超兵器を使っているって言うのに!」


提督「明石に相談してもビーム兵器なんて作れませんなんて言うし・・・・。」


提督「 ! そうだ!匿名による内部告発で憲兵に連絡して調べてもらえば・・・・。」


ガチャッ


提督「あっ、もしもし・・・。」


???「提督、その受話器を置いて下さい。」


提督「 ! 」



パン。


ドサッ。



???「まったく。勘の良い方には困ったものです。明石の仕事を増やしてしましましたね。」



そして後日



東海道「あぁ、そうか。明石の修理によって元気になったかー。そりゃ良かった。」


叢雲「世の中、触れないほうがいい物には触れるべきではないわね。」


電「なのです!」


伯爵「まったくだ。」


宰相「本当ね。」




事実を知った提督は記憶を操作されると言う。


最近、どうしても思い出せない事があるというあなた。


あれ?あの兵装どこだっけ?あら?あの新規艦娘、着任していたはずなのに?


そんな風な記憶の混乱があったりしたらあなたも記憶の操作を受けて居るかもしれません・・・。



Merry Chiristmas !




(Bgm  The Brian Setzer Orchestra  ♪ Jingle Bells )



それは外に粉雪がちらつくクリスマスの出来事。



東海道「ねぇねぇ、叢雲ちゃん。あれ、なんとかしてよ。」


叢雲「できたらなんとかしてるわよ・・・。」


電「なのです。」





今まで困った客でもなんなく捌いてきた3人を困らせている人物とは?




瑞鶴「だーーーれぇがぁ、しちめんちょーーぅでぇーーい。」ウイック


瑞鶴「わぁたーしぃをしちめんちょうというやつはこの橘花改で蜂の巣よぁー。」ヒック




瑞鶴だった。


そう、季節は巡り今年もクリスマスはやってきた。


クリスマスといえば異国の文化をチャンポンさせることが大好きな日本人お得意の分野。


アメリカ発祥の七面鳥を食べる文化が瑞鶴は気に入らなかったのだ。


鎮守府内では各所でクリスマスを祝い七面鳥に舌鼓を打つ。


そんな彼女達を瑞鶴はあろうことか爆撃してしまったのだ。


そして、気まずくなり鎮守府を出奔。


結果、現在に至る。



ハァ・・・。


溜息を一つ店主がつき、彼女は瑞鶴のもとへ料理を持っていった。



東海道「まぁ、色々あって七面鳥って言葉に反応するのは分かるわ。


自分に嘗て搭乗していたパイロット達が一方的に落とされた悲劇ですものね。


     その悲劇を笑いものにされたらそれは怒っても仕方ないわ。」


瑞鶴「てんしゅさん。」ウルウル




瑞鶴 ビェーーーン。




東海道「よしよし。」




10分後




東海道「落ち着いたかしら?」


瑞鶴「はい!おっぱい柔らかかったです!」ズビ


東海道「それはいいから///。」


叢雲「にしても、あんたなんでクリスマスに七面鳥を食べるか知ってるの?」


瑞鶴「・・・・、詳しくは・・・。」


電「なんでも面白ければ導入してしまう日本の悪いところなのです。」


東海道「まぁ、ちょっと食べてみなさい。」




スッ。




瑞鶴「うっ・・・。」




モグモグ・・・・。




瑞鶴「淡白な味わいですね・・・・。」


東海道「そういうものよ。現実的な話、そうね余り味が濃くはないわね。


     日本人の口には鶏なんかの味が濃い肉の方があってると思うわ。


     正直に言うと美味しいと感想を述べる人は少ないと思うわ。」


東海道「そもそもの七面鳥の習慣はアメリカが発祥でね?


     アイオワとかサラトガに聞いたらより詳しく分かると思うけど元々は感謝祭のものなのよ。」


瑞鶴「感謝祭?」


叢雲「そうよ。アメリカ大陸に入植したイギリス人が飢饉で死にかけた際にネィティブアメリカンが


    七面鳥とトウモロコシを恵んでくれたお陰で命を永らえたことから


    そのネィティブアメリカン達に感謝の祭を行なったのがアメリカの感謝祭の始まり。


    それから派生してお祝いの席に欠かせないものになった。っていうものなのねー。」


電「鳥の味自体は超淡白なのでソースで味を誤魔化すのが基本なのです(笑)」


瑞鶴「・・・・、私、何を怒ってたんだろ?」


東海道「まぁ、縁起物ってところでは瑞獣である鶴の共通点はあるかもしれないわね。」


叢雲「鶴肉は食べることは禁止されているけどねー。」


電「禁鳥(狩猟禁止鳥)なのです。」


東海道「そういった意味でもあなたと似て異なるものでしょ?」


東海道「艦隊にその制空力で幸運をもたらす瑞獣の鶴でしょ?あなたとその姉は。」


東海道「食べて味のない七面鳥なんかじゃないでしょ?」


東海道「誰よりもあなたが厄介な空母であることは先輩であるあなたが一番よく知って居るわよね?」


東海道「ねぇ、加賀?」


ガラッ。


加賀「気付いていらっしゃいましたか・・・。」


叢雲「えぇ、もちろんよ。」


加賀「後輩が御迷惑をお掛けしました。」ペコ


東海道「いつも口でなんだかんだ言いながらこうやって迎えに来るんだから、面倒見がいいわね。」


加賀「よそ様に御迷惑をかけてないか気がかりなだけです。」


電「頭に雪がつもっているなのです(笑)。」


東海道(外で入る機会を伺っていたのね。)


叢雲(可愛いところあるわね。)


加賀「そっそんなこと///。」ババババ(雪を払い落としています。)


瑞鶴「加賀さん、私、みんなに謝る!そして、一緒にクリスマスを祝う!」


加賀「えぇ、それがいいわね。私も一緒に謝ってあげるわ。」


加賀「店主さん。御迷惑をお掛けしました。」


東海道「気にしなくていいわよ。それより寒かったでしょ?これを飲んで帰りなさい。」



つ しょうが湯



加賀「温まりますね。」


加賀「では、失礼いたします。」


瑞鶴「いいお話、サンキュー!」


電「また来るなのですー。」手フリフリ




こうして加賀に連れられ鎮守府へと瑞鶴は帰っていった。




提督「おー、お帰りー。加賀、七面鳥って思ったより淡白で味がないなのな。」


提督「なので、思い切ってタレつけて串にさして焼き鳥にしてみたよ。」


加賀「」


瑞鶴「あっ・・・・。」


サラトガ「Japanの焼き鳥 デリシャスでーす!」


加賀「」


瑞鶴「あっ・・・・・。」





改めて鎮守府軒店内




加賀「私が・・、私が何をしたと!?」ヒック


東海道「うん、それは提督が全面的に悪い。」


叢雲「そうね10対0で司令官が悪いわね。」


加賀「わたしは・・・・わたしは・・・・!」


加賀 ビィェーーーン。


東海道「よしよし。」


瑞鶴「ねぇ、加賀さん、もう帰ろうよう。提督さんだって悪気があった訳じゃ。」


電「おまゆうなのです。」


瑞鶴「ですよねー。」


無神経な提督がこの日、医務室のベッドの上でクリスマスを過ごすことになったとかとか。


読者男性諸氏の皆様はこの時期の女性へ掛ける言葉は普段以上に気を使いましょう。


見えてる地雷は踏み抜いてはいけません。



年末ですよ!鎮守府軒




ダンボールA「こちらワイルドベア。無事鎮守府からの脱出に成功したクマ。」             ゴソゴソ


ダンボールB「こちらフルムーン。同じく脱出に成功。このまま目的地へ向かうよ。」          ゴソゴソ


ダンボールC「モストアドバンス、別ルートから脱出成功。ちょっとお腹がきついかも・・・。」     ゴトゴト


ダンボールD「スピードスターも脱出したよ!おせち食べたいー!」                   ガサゴソ




横須賀鎮守府


艦娘達の中でも精鋭と呼ばれる娘達が所属するエリート集団の鎮守府。


しかし、それはあくまでも戦闘においてのみ。


まさか掃除までエリート集団な訳も無く年末の大掃除という習慣は今年も幾人かの逃亡者を生み出していた。




横須賀鎮守府近く 鎮守府軒


叢雲「大掃除どうするの?」


東海道「ん?とりあえず、人材派遣に応援頼んでるわよ?」


叢雲「あら。人手が足りるかしらと思ってたのだけど。」


東海道「人手が足りないなら増やせばいいじゃない。ということよ。」


電「なのです。」


東海道「というわけで今日は臨時休業よ。掃除が終わったら皆で正月用の熊手を買いに行きましょう。」


叢雲「いいわね。来年もいい年を迎えられるように熊手を飾りますか。」


電「じゃ、暖簾片付けてくるです。」


東海道「えぇ、片付けたら着替えて少しずつ始めるわよ。」


電「なのです!」


ガラッ。


???「こんにちはクマー」


???「こんにちはだよー。」


???「こんにちはー。」


???「こんにちはー!」


東海道「と、噂をすれば。」


東海道「貴方達が艦娘社会復帰支援センターからの派遣の娘達かしら?」


東海道「手当ては弾むからしっかり手伝い宜しくね!」


叢雲「最近はレア艦娘もちゅうちょなく解体する提督が多いのねぇ。」


電「コモン駆逐艦の電達は何もいえねぇなのです。」


東海道「あら、着替えもって来てないのかしら?叢雲ちゃん、割烹着の予備あったわよね?」


叢雲「えぇ、とってくるわ。」


電「球磨さんに、阿賀野さん、望月さんと島風さんこちらどうぞなのです。」ニパァ


つ 割烹着 ×4




球磨「勘違いされているっぽいクマ」ヒソヒソ


望月「折角抜け出してきたのにこりゃないよー。」ヒソヒソ


阿賀野「ちょっと、食事できる雰囲気じゃなさそー。」ヒソヒソ


島風「おせちー!」ヒソヒソ




東海道「あっ、道具はこっちで用意しているのを使ってもらって問題ないわよ。」


球磨「あっ、申し訳ないクマ。来るの間違えたクマ。」


阿賀野「そういう事なのですみませーん。」


望月「じゃ。」


島風「バイバーイ!」



ガシッ!


ガッ!



東海道「あらあら、仕事はしなきゃと思うわよ?社会復帰の第一歩は重要と思うの。」


メリメリ。


球磨と阿賀野の頭に店主のベアークローがめり込む。


女性でありながらその怪力は何処から出てくるものなのか・・・・・。


深海棲艦の攻撃にも耐える彼女達の身体にダメージを与える店主。


一体何者・・・、望月はそう考えたが店主の後ろで槍を気配無く構える叢雲に気づき考えるのを止めた。


球磨「ごっ、ごめんなさいクマァ・・・・。」ミシミシ


阿賀野「ごめんなさいーーーーー。」メリメリ


島風 ガクブル


望月 ヒィィ



そして10分後


テテーン(全員 割烹着&頭に三角巾装備)


東海道「じゃ、掃除を始めるとしますか。」


叢雲 電 球磨 阿賀野 望月 島風 「「「「「「おー!(クマ!)(なのです!)」」」」」」


更に1時間後


球磨「油汚れがしつこいクマ・・・。」ゴシゴシ


島風「モップ掛けは私が一番だもん!」テッテレー


阿賀野「きらりーん。うん!綺麗になったわ!いいじゃない!」フキフキ


望月「あー、しんどい。」ゴシゴシ


更に1時間後


球磨「腕がだるくなってきたクマ・・・・。」


阿賀野「うふふ。いい運動になってきたかもー。」(目グルグル)


島風「」


望月「あー、めんどい。」


更に30分


東海道「よし!みんな終わったわよ!」


叢雲「ふぅ。今年もピカピカね。」


電「お店もきれいにして新年を迎えられるなのです。」



球磨 阿賀野 望月 島風 「」×4 チーン



東海道「じゃぁ、皆にお給料を・・・・。」


ガラッ!


北上 能代 睦月 天津風「「「こんな所に居た!」」」」


東海道「あら?」


北上 能代「姉が」


睦月 天津風「妹が」「親友が」


北上 能代 睦月 天津風「「「「御迷惑をお掛けしました!」」」」


東海道「まったく迷惑かかってないわよ?むしろよく働いてくれたといったところかしら?」


叢雲「えぇ、まったく持ってその通りね。」


電「なのです?」


ガラッ!


朝潮「御迷惑お掛けします!道が混んでおり到着が遅れました!」


不知火「申し訳ありません。不知火の落ち度です。」


陽炎「ううん、始めに遅れる事を連絡するのを怠った私が悪いの。」


東海道「あら?あら、あら、あら?」


叢雲「どういうことかしら?」


電「なのです。」


ちょっと話し合い。


東海道「なるほど理解したわ。つまりこの娘達は横須賀鎮守府を脱走してきた娘達と。」


東海道「そして、本来うちに手伝いに来てくれるはずだった退役艦娘ちゃん達は貴方達と。」


叢雲「・・・、大掃除終わっちゃたしねぇ・・・。」


電「どうするなのです?」


東海道「お仕事してないのにお給料渡すのはあれだし、実際に手伝っている娘達が無給ってのもねぇ。」


東海道「かといってわざわざ来て貰って居るのに手ぶらで帰す訳にも・・・。」


ポクポクポク。 (考えています。)


チーン!


そして彼女達がとった行動とは?


大淀「提督、本日急な面会の予定が入りました。」


提督「この年末に?誰?」


東海道「あら、ずいぶんね。」チャオー


提督「げぇぇーーーー!あなた様は!?」


大淀「閣下。わざわざお越しいただかなくても・・・・。」


東海道「千影から連絡はなかったかしら?」


大淀「艦隊司令部付の総括から直接御連絡いただいています。」


東海道「まぁ、建物が色々別だから面倒よねー。私が普段顔出してるのは海軍省の方だしー。」


東海道「とはいえ、自分の上官に当たる相手に茶の一つも出さないなんていい度胸ねぇ。査問委員会に出席したいのかしら?」


提督 ガクブル


東海道「まぁ、非礼を見逃してあげなくは無いけれどねぇ。一つお願いを聞いてもらえるかしら?」


提督「はい!よろこんで!」


そして、横須賀の提督となにやら打ち合わせをしたらしく、迎えるは大晦日のお昼時。


東海道「やまかけ1つあがり!」


電「3番テーブル追加できつねそばなのです!」


朝潮「食器さげてきました!」


不知火「こちらも食器の拭きあげ完了です。」


陽炎「1番テーブル追加でかき揚げお願いします!」


横須賀の年越しそばを作りに来ていた。


それも、調理補助に艦娘支援センターから追加の人手も頼んで。



叢雲「忙しいけど、みんな生き生きとしてるわね!」


東海道「球磨ちゃん達はうちの大掃除手伝いで一足早いお年玉。


     朝潮ちゃん達には今後もここの食堂の手伝いに入って貰うことで話はつけておいたわ。


     流石に横須賀程の大規模鎮守府になると食堂の利用者も半端ないからね。」


電「電達も年越しそばの大口注文で儲かったなのです!」


叢雲「まさしく、三方良し、ね!」


東海道「んー、ちょっと違うけど、まぁ、良しとしておくわ!」



こうして、大掃除を手伝った球磨達、手伝いに来た朝潮達、そして、鎮守府軒メンバーと皆が大晦日を過ごしたのであった。



叢雲「でも、一番得したの私達よね。掃除も手伝ってもらったし、大口注文も最後に受けてたし。」


東海道「しっ!またいい話だったのになぁ・・・、にしちゃ駄目よ!」


電「なのです!」



相談者44   言葉を喋るときは始まりと終わりにSirをつけろ!



東海道「新年早々何かお店の隅でどよどよした雰囲気の人が居るのだけど。」


電「鬼教官なのです。」


叢雲「そうね、二水戦旗艦を勤めた娘達は数いれど、あの娘程恐れられている娘はいないわね。」


???  ビクッ


???「やっぱり、私、怖いですか?」


叢雲「・・・・、自覚なかったのかしら?」


電「重症なのです。」


東海道「こらこら。でも、そうねぇ、ハートマン軍曹並に恐れられてわいるわよねぇ。」


???「やはりですか・・・・。」


???「昨年の秋に新規で鎮守府に着任した駆逐艦の娘にも恐れられていますし。」


東海道「あぁ、あのダドミラール製造機ねー。」




※山風は海外の4ch(2chの様な掲示板)で父性のDadと提督のAdmiralを足してDadmiralという造語が出来るほどの人気です。


  何でも父親として守らなきゃ!と言うことだとか・・・。何やってんだ海外の提督たち・・・・。




東海道「確か姉妹と一緒に第24駆逐隊として一時期二水戦にいたんだっけ。」


???「はい・・・。」


叢雲「一度苦手意識もっちゃうと中々払拭しにくいわよねー。」


電「なのです。」


???「 」ズーン ↓↓ 


???「そうですよね。鬼教官となんて仲良くしたくないですよね・・・。」ドヨドヨ


東海道(ほら、皆がそういう事いうからあそこにダークマターが集まって来てるじゃない!)


電(そうは言われてもなのです・・・。)


叢雲(ねぇ。)


東海道「とっ、とまれ、あれよ?駆逐艦の娘達を思っての厳しさってやつよね?」


電「なのです。」


叢雲「日々の鍛錬はいざというときに無意識下で身体を動かしてくれるわ。」


叢雲「だから厳しい訓練もある種間違えではないのよね・・・。」


???「でも、一水戦の阿武隈さんみたいに慕われたいです・・・。」ベソベソ


東海道「ふむん。今更イメチェンっていっても急に激甘になったりしたら。」


電「何か悪い物でも食べたか?なのです。」


東海道「だよねぇ。」


東海道「むむむむ。」




ポクポクポク




チーン!




東海道「こんなのはどうだろうか?」



ボショボショボショ



???「あの、ちょっと恥ずかしいような・・・。」


東海道「敵のど真ん中で探照灯をもってうろついていた貴方がそれをいうの?」


???「あう・・・。」


こうして東海道のアドバイスを彼女は実行した。


その結果、どうなったか?




♪BGM  Pacific Rim Main Theme




ル級「夜戦ニナッタカ・・・・。」




闇夜の中、突如として照明弾が上がり探照灯を煌々と照らし斬り込んで来る艦隊があった。


艤装は全て赤に塗られ本人達も赤色の外套を着込む。




リ級「アレハ!二水戦ノ赤備エ!」




背中には大きく金字の刺繍で『 ニ水戦 』そしてその字の上には菊花紋章。


そして額にはやはり赤色生地に白抜きで水雷魂と書かれた長鉢巻。


その速力は通常水雷戦隊の三倍。




タ級「赤鬼ドモガコノ海域ニダト!全軍撤退ヲ急ゲ!」




タ級の背後    カキン(主砲を構えた音)




???「手遅れですね。次発装填済みです・・・。」


タ級「グゥアァアアアアアー!」撃沈!


ル級「サヨナラー!」撃沈!




海軍最凶水雷戦隊。


赤備えの二水戦。或いは赤鬼水雷戦隊。


東海道のアドバイスに従った彼女の活躍により深海棲艦達を震え上がらす凶悪水雷戦隊が爆誕していた。




天龍「かー!龍田―!みろよ!あの赤で統一された艤装!格好いいなぁ!」




東海道のアドバイスは至極簡単なものだった。


『 今更イメチェンなんて無理なんだから鬼方向へ振り切っちゃいなさい! 』


その結果が赤備えなのだ。


赤備えは戦国の時代、武田信玄が特に武勲の高い者にだけ許した装束が始まりと言われる。


それを身に着けるという事は敵から狙われやすくなるもがそれを跳ね返せる程の強者でもあるという証明。


現状として戦いに生きる艦娘達にとってこれ以上の誉れは無い。


そして、厳密な区分で軍艦では無い駆逐艦の彼女達には菊花紋章は縁の無い代物。


それは船としての駆逐艦の時代からそうであったように艦娘として生まれ変わっても同じなのだ。


菊花紋章を戴く事が出来るのは軍艦(軽巡以上)のみ、それを外套に刺繍された物とはいえ掲げる事が出来るのだ。


渇望しない駆逐艦娘の娘達は居ない。


その為、彼女の鬼の様な訓練を耐え抜き外套と鉢巻を支給され、


艤装も所属を示す赤に塗り上げられる事は至上の誉れとなった。


さらに、二水戦のみに支給される外套と統一された赤備えの艤装は同じ駆逐艦でも制服が違ってくる彼女らに


部隊としての一体感を与え絆がより強固なになったのだ。




東海道「叢雲―。今月の『 艦娘と生きる 』にこないだの娘の特集記事がでてるぞ。」


叢雲「あら?どんな記事かしら?」




『 最凶 水雷戦隊の名を欲しいままに戦場を蹂躪する。 神速の赤備え戦隊に独占インタビュー 』




東海道「すごい見出しだな。」


叢雲「記事内容も凄いわよ。今や海軍内で最も敵撃破を誇る水雷戦隊だって。


    しかもその戦果に関わらず轟沈がいまだ0を更新し続けている・・・。」


電「流石なのです。」


叢雲「多くの駆逐艦娘達の憧れの部隊なんだって。」


東海道「ふむん。所属できる事が誉か。凄いな。」


叢雲「・・・・、でも、この格好・・・。」


電「なんというか・・・、レディース・・・なのです。」


東海道「それを言っちゃおしまいよ?」


とまれ最凶水雷戦隊は深海側に大きな恐怖を与え


深海棲艦達に赤い艦娘は3倍早いという新常識を植え付けることに成功したのだった。



相談者45 金剛石は砕けない。


※リクエストお応え回、お名前が後半で出てきます。御了承を!



ズギュ!


東海道「あのジョジョ立ちをしている艦娘さんは何があったのかしら。」


電「今にもスタンドが出てきそうなのです。」


叢雲「クレイジーダイヤモンドかしら?」クスッ


東海道「とりあえず、話を聞かないことには始まらないかな。」


東海道「注文の豚骨ラーメンいっちょー。」


???「店主~。私の話を聞いてください~。」


東海道「どうせバレンタインを勝ち抜くにはどうすればいいかでしょ?」


東海道「いや、なぜ分かったみたいな顔されてもねぇ。」


電「バレンタインって何なのです?」


叢雲「古来ローマの時代から続く意中の男性争奪戦よ。」


叢雲「チョコと呼ばれる武器を利用し敵の女を倒す。そういうイベントね。」


東海道「嘘を教えちゃいけませんといいたい所だけどあんまり間違えてないのが怖いわね。」


???「うぅー。私の提督にはライバルが多いデース。」


東海道「まぁ、提督業やってると提督LOVE勢を含むヤンデレ勢とまぁ色々好かれるからな。」


???「提督を独り占めしたいデース!」


電「いつも以上に積極的なのです。」


叢雲「でも、チョコは皆贈る物だし。」


???「うぅーーーー。」


東海道「まぁまぁ。何もチョコじゃなくても良いのよ?」


東海道「むしろ、チョコを贈らなければならないと思って居るのがいけないわ。」


???「?!」


東海道「そもそもねぇ、製菓業界の思惑に乗せられすぎなのよ。あんな甘ったるい物を幾つも食べさせられる方の身にもなってみなさい。」


東海道「と、いう事から導きだされる答えは・・・・、聡明な貴方なら分かるわよね?」


???「デース・・・・。」


東海道「分からないかぁ・・・・。仕方ないわねちょっと耳を貸しなさい。」


ボショボショ


???「なるほどデース!提督の心をバーニグゥ!」


東海道「燃やしていいのかしら?」


叢雲「さぁ?」




その後




とある鎮守府


提督「はぁ・・・、今年もこの季節かぁ・・・。」


提督「チョコ、いっぱい貰えるのは有難いけど色々体に問題がなぁ・・・・。」


???「ヘーイ!提督!そう言うと思って抹茶を用意しておいたヨー!」


提督「あっ、すまん。聞かれていたか。とっ・・・、抹茶か。紅茶ではないんだな。」


???「にゅふふふ。チョコで甘くなった口の中を引き締めるには苦めの物が一番デース!」


提督「確かに。流石金剛、気が利くな。」




東海道 Lesson1     相手がチョコにうんざりしている状況に漬け込み好感度Upを計る




提督「うん、口の中がすっきりしたよ。」


金剛「私からのバレンタインプレゼントはこれデース!」


提督「開けても?」


金剛「もちろんデース!」


提督「おっ、万年筆か。ありがとう。それと、腕時計。」




東海道 Lesson 2   チョコの様な食べて終わりの物ではなく普段使いの物を贈る。


               これにより相手に普段から自分の存在を意識させる事が可能になる。




金剛「腕時計付けてあげるデース!」


提督「あぁ、頼む。」


提督「うん、いい物だね。」


金剛「実は私の時計とペア物デース。」




東海道 Lesson 3    使用させた後に自分の持っているものとペアで或る事をばらしおそろいであるという事を意識させる。


               これを行なった後は他者へ提督が使用している物が自分の使用している物と対であるとアピールしておく事。




金剛「それにしてもチョコが多いですネー。お返しのプレゼントを選ぶなら手伝うヨー!」


提督「そうだな。先の事になるがその際は頼むよ。」




東海道 Leeson 4   善意に見せかけて自分とでかける口実を作ること。


               後は雰囲気作りを自分で行うべし!




こうして、緻密に計算された罠に提督は知らず知らずに嵌ったのだった。



叢雲「ペアウオッチとか使われてたら何も知らないとそういう仲になってると思うわよね。」


東海道「小悪魔ってやつよね。」


電「弾着観測射撃が決まると司令も流石に持たないなのです。」



1ヶ月程後に結婚式の招待状が届いたのはまた別のお話。




番外編! みんなで楽しく雛祭り




叢雲「 ♪ 明かりをつけましょ ボンバーイエィ!」


東海道「まって、それは何かおかしいわ。」


電「なのです。」


叢雲「あら?違ったかしら?」


東海道「それだと猪木が来ちゃうわよ?」ゲンキデスカー!


電「それにしても今日は暇なのです。」


東海道「まぁ、仕方ないわよ。いつものお客様も雛祭りの当日に出歩いたりはしないでしょ?」


東海道「女の子の多い職場なんだからみんな鎮守府で大人しくしてるわよ。」


叢雲「商売あがったりねぇ。」


東海道「こういう日は新商品の開発なんかに使ってもいいものよ。」



つ シェーカー



つ ピーチリキュール



つ トニックウォータ



つ メジャーカップ



叢雲「あら、カクテルでも作るつもりかしら?」


東海道「ふふ。たまにはいいでしょ?季節を感じる桃のカクテルなんてどうかしら?」


東海道「そして、できるのを待ってもらっている間にこちらの桃のタルトをどうぞ。」


東海道「というかお酒を飲めない電ちゃん向けかしら?叢雲はこっちね。」


叢雲「あら、桃のグラッセね。いつの間に作ってたの?」


東海道「内緒。」


東海道「と、話しているうちに出来上がりよ。」



つ フラミンゴレディ



叢雲「あら。ふふ、綺麗ね。」


東海道「気の利いた男ならそこで『 君の方が綺麗だ 』とかいうんでしょうねぇ。」


叢雲「昭和?」フルッ!


電「古いなのです。」


東海道「えぇ、やだ!?古い?!」


叢雲 電 「「そうね(なのです)」」



と、いつものメンバーで楽しく桃の節句を楽しんでいたときに奴等がやって来たのだった。


そう、アルコールの匂いを目ざとく嗅ぎつけた奴等が!


ガラッ!



隼鷹「カクテルの匂いが~。」ヒック


ポーラ「美味しそうな香が~。」ウィー


千代田「素敵に香ってきました~。」ウフフー


伊14「んっふふ~。いい匂い~。」ンンー


那智「邪魔するぞ!」


東海道「あら?のれん片し忘れてた?」


叢雲「ごめんなさい。」


東海道「まぁ、いいわ。お嬢さん達、注文はそこの食券で・・・・。」


既に食券のお酒メニューは全てが売り切れ表示になっていた。


東海道「頭痛がするわ・・・。」


電「飲み放題メニューの方がお得なのです?」


東海道「!?」


ポーラ「飲み放題があるんですか~?」キラキラ


伊14「おっ、いいねぇ。じゃぁ、それ、四人分で!」ンッフフー


東海道(あぁ、今日で店、終わっちゃったわね。)


叢雲(長く続けてきたけど流石に大赤字を出す事になっちゃだめよね・・・・。)


二人は天を仰ぎ見る。


電 ?


千代田「日本酒くださいね。」


那智「まずはビールだろう。」


こうして、酒盛りは始まってしまったのだ。


30分後


既にお酒の提供量は採算割れ


なおもお酒の量は増えていく。


飲み放題の価格はやや高めながらもビールはエビス、他の提供酒類にしてもフード類で元を取ることを目指している為


少しいい物を提供していたのが裏目に出た。



東海道「叢雲ちゃん、泣いていい?」


叢雲「仕方ないわよ。」


電「ごめんなさいなのです。」シュン



さらに30分後



東海道「いけない、あの辺りが警察に見られたら大変な状況になってる。」


叢雲「えぇっと、公然猥褻になるのかしら・・・・。」


電「文字だけで表すにしても危険なのです。」


東海道「お酒のストックが払底しそう・・・。」


叢雲「・・・・、そうなるわよね。」


東海道「うふふふふ。ちょっと、出て来るわ。」ニタァ



不敵な笑みを残し東海道は店を後にした。


なおも酒盛りは続く。



さらにさらに30分後



ポー裸「うへへぇへー、ポーラ、気持ち良くなって・・・・。」ヌギ


ガシッ ← 最後の一枚を脱ごうとする手を止めました


ザラ「改二になっての力をこんな事に使うことになるなんて・・・。」ハァ


ポー裸「あっ。」アワアワ


伊14「あっはっはっは。姉貴がきついと大変だねぇ。」グビグビ


ポンッ ← 肩に手が置かれました。


伊13「イヨちゃん。お姉ちゃん、提督だけでなく地域の方にも迷惑をかけちゃいけないって言ったよね・・・。」ゴゴゴゴ


伊14「げぇぇぇ、姉貴!?」アワワワワ


隼鷹「ちょっと、やばそだねぇ、こいつは。」ソソクサ


那智「あぁ、早めに逃げた方が。」ソソクサ


飛鷹「いいとでも?」ニタァ


妙高「思っているのかしら?」ニゴォ


隼鷹 那智 「「げえぇぇぇぇえ。」」コウメイノワナジャァー


千歳「じゃ、皆、私は・・・。」ソソクサ


千代田「おねぇ?」


千歳「今、帰る所よ。」目オヨギー


鳳翔「あら、そうでしたか。」ヒョコ


千代田「私だけだとおねぇにお灸を据えられないから来てもらいました!」


千歳「えぇぇ・・・。」


そして、酔いがすっかり覚めるまでみっちりと説教が行なわれたのは言うまでもない。


その後、保護者(?)にドナドナされていったそうである。


ガラガラ。


大淀「今晩は。保護者の方々、間に合ったみたいですね。」


東海道「えぇ、まぁ、おかげさまで。」


大淀「艦娘の飲み放題、食べ放題はお断りしていただいて大丈夫ですよ?」


叢雲「そうね、そうさせていただくわ。」


大淀「基本駆逐艦の娘達以外、鯨飲馬食が殆どですから。」


つ ちらし寿司


東海道「世話になったわね。流石に今回は店の最終回かと思ったわ。」


大淀「そんな事になると私が困りますので。」


東海道「それからこれも。」


つ 桃花酒


大淀「桃の節句ですもんねぇ。」グビグビ


大淀「ちらし寿司、美味しいですねぇ。」モグモグ


大淀「請求は元帥宛でお願いしますね。」


大淀「では。」


そう言うと大淀は直ぐに去って行った。


東海道「流石に海軍を実質的に仕切ってる大淀は怖いわねぇ。」


叢雲「いいじゃないの、うちにとっては上得意なんだから。」


東海道「・・・、それもそうね。」


こうして、桃の節句こと雛祭りの日は平穏無事(?)に過ぎて行ったのだった。



番外編!新商品は裏メニュー!


改二決定おめでとうございます


リクエストお応え回!



東海道「・・・・・。」


叢雲「・・・・・・。」


電「・・・・・・。」




三人が見つめるその視線の先には一杯のラーメンがあった。


その色は黒と呼ぶには黒々しく、漆黒というには禍々しさが足りない。


更には絶えず器のそこから紅色が湧き出でては消える。さながら噴火する火山の噴火口の様な様相であった。


しかしてそのラーメンはほかほかと湯気をあげ、何も知らない者には食欲をそそるであろう香を放っていた。


にも関わらず三人がただひたすら黙って見つめるのには訳があった。


そう、それは遡る事2時間前。




東海道「うちのお店ってラーメン店を謳っているのにラーメンの注文が少ない気がするわ。」


叢雲「それもそうね。」


電「なのです。」




という何気ない一言から始まった新商品開発、三人はとにかくインパクトを求めた。




東海道「熊本名物魔油豚骨ラーメンをベースにしようと思うの。」


叢雲「チャーシューを多めにどうかしら?」トントン


東海道「最後まで熱々状態で食べる為に石焼ビビンバの器でマグマラーメンとか?」ゴアァー


叢雲「麺は固めにしておかないといけないわね。」シターン


電「葱ともやしをたっぷりなのです。」バラバラ


東海道「ヘルシーさも重要よね。」ウンウン


叢雲「女性が気楽に食べれるっていうのは確かに重要ね。」ウンウン


電「とりあえず近くにあったこれを入れておくなのです。」ドザァ


東海道 叢雲 「「あっ。」」


電「なのです?」




そう、電が入れたそれは、見た目こそ普通のソース。


それは、アクセントとしての辛味を加えるためほんの少しだけ入れるつもりでおいて置いたもの。


以前の結晶から比べれば随分とましなのだが・・・・。




東海道「混ぜればきっと味も薄まるわ!」ガチャガチャ


叢雲「量を増やせばきっと味も薄まるわよ!」ドバドバ


電「ごっ、ごめんなさいなのです。」




結果、寸胴鍋一杯にラーメンのスープが出来上がってしまった。


スープが出来上がったのでとりあえず器に盛り付け更にトッピング。


すると、なんという事でしょう、見た目だけは流行り(?)の石焼ラーメンが出来上がってしまった。


しかし、その中身は激辛なんていう表現で済む辛さではない辛さ。


その為、誰が試食をするのかを三人は見つめあい牽制をしていたのだった。


ガラッ




鈴谷「ちーっす!鈴谷だよー!」


熊野「熊野ですわ。」


東海道「あっ、いらっしゃーい。」


鈴谷「今度鈴谷の改二実装のお祝い会をしたいので予約に来たよー。」


熊野「その後は私の改二も控えておりましてよ。」


鈴谷「とりあえず、お腹すいた・・・ってなんだー、美味しそうなのあるじゃーん。」


ヒョイッ


モグモグモグ


東海道 叢雲 電「「「あっ。」」」




鈴谷は沈黙した。まるで沈黙の詠唱魔法をかけられた魔法使いの如く。


器からは湯気がまだ立ち上り芳しい香が立ち上っているそして、その見た目に騙されたのか熊野もそれを食べてしまった・・・・。






鈴谷「やー、ここ何処だろうね?」キョロキョロ


熊野「見たことがない景色ですわねぇ。」キョロキョロ


鈴谷「おっ、あっちの方に建物あるじゃーん。」




二人は荒涼とした大地を歩く。


その視線の先には中華な建築物が立っていた。




???「お前さん達何者だ?」


鈴谷「何者って艦娘の鈴谷だよー。」チェキ


熊野「同じく熊野ですわ。」エッヘン


???「ちょっと待ってな。」




そういうと門番らしき者は中へと消えていく。




???「お前達、何ゆえこの様な所に居るのだ?まだ天命は尽きておらぬぞ?」




建物の奥からその巨躯を揺らしながら出てきたのは閻魔だった。




鈴谷「うそぉ!?鈴谷死んじゃったの!?」


閻魔「いや、まだ天命は尽きておらんな。ふむ、さながら臨死体験と言う奴だろう。」


閻魔「そこな嬢ちゃんもか・・・、まったく。少し目を閉じよ。生き返らせてやろう。」


鈴谷「あざーっす!」


熊野「ありがとうございましてよ。」






鈴谷「はっ!」


東海道「あっ!生き返った!」


叢雲「よかったぁ!」


熊野「とぉぉお↑おぉぉぉ↓」ハッ


電「こっちも生き返ったなのです。」


鈴谷「今、俺の身に 以下略 。」


熊野「あの世とやらを見てきましたわ・・・・。」


東海道「ごめんなさい。」


叢雲「ごめんなさいね。」


電「ごめんなさいなのです。」




こうして、このラーメンはお蔵入りに・・・・、なるはずだった。




加賀「地獄ラーメンを一つ。」


瑞鶴「あの世ラーメン一つ。」




轟沈のリスクなくあの世が体験できるラーメンがあると口コミで広がった結果、


地獄ラーメン、あるいはあの世ラーメン、臨死ラーメンといったありがたくない呼び名で注文される様になった。


常に死と隣合わせの彼女達にとって臨死体験をすると言うのは重要な意味があった。


臨死体験をすることにより死を迎えないようにする為にどうするかという事を全力で考えるようになるからだ。


そして、死地に赴く覚悟を表明する為にも臨死体験をするという事が重要視された。


生きて帰って来い、これを食べる為に各鎮守府から送り出される艦娘達には声がかけられる。


そして、今日もラーメンは作られる。




東海道「なんていうかすっごい複雑。」


叢雲「そうよねぇ、ある意味まず飯と言っているようなものよね。」ハァー


東海道「まぁ、方向性が違うというのはあるんだけどねぇ。」ハァー


大淀「実に美味しいですね。もう一杯いただけますか?」プハァ


叢雲「えぇ・・・。」


電「まじですかなのですぅ・・・。」


ただし、大淀には何の問題もなかったようである。



日本の調味料は海外の方に割りと人気




東海道「色々新メニューに挑戦しないと最近は舌の肥えたお客様が多くなってきたわねぇ。」




ここはラーメン店鎮守府軒、艦娘達の精鋭が集う横須賀鎮守府近くという好立地の為艦娘達の利用も多い。


そんなお店でメニューには無い隠れた売りが店主による悩み相談の受付。


人生経験豊富な店主が艦娘ならでは悩みをズバッと解決してくれるという事で人気なのだ。




???「ごめんください。」




今日もまた一人、そんな悩みを抱えた艦娘が店にやって来た。




電「いらっしゃいませなのですー。」


叢雲「あら、準レギュラー」


東海道「あら本当ね。すっかり常連の。」


電「艦隊のお艦なのです。」


叢雲「雷と同じ属性よねぇ。」


東海道「で、何が相談ごとなのかしら?お姉さん、がんばって解決しちゃうわよ?」




本日の悩める艦娘は艦隊のお艦として間宮、伊良子とともにその調理、食堂を一手に引き受ける彼女なのだ。




???「あっ、その、私が言うのもなんなのですが。最近来日された海外の方の食生活について少し止めていただきたい習慣がありまして。」


叢雲「最近来た海外艦というとロシアの娘ね。」


電「そういえばロシアに信じて送り出した響お姉ちゃんがメタボになって帰ってきた鎮守府があると聞くなのです。」




東海道は少し考え込む。




東海道「信じて送り出したってロシアにかしら?」


電「なのです。」


叢雲「船の時は戦時賠償艦としてだけど今は純粋に戦力の貸与だったと思うのだけど。」


東海道「メタボになるってどういうことなのかしら……。」


電「ロシアでの食事の殆どにマヨネーズがかかっていたそうなのです。」




うわぁという顔をする三人。


それもそのはず、ロシアは知る人ぞ知るマヨネーズ大国なのだ。


その消費量は一人当たり年間5.1kg、一人でである。


日本が1.2kgだが作者として誰がそんなに消費しているんだレベル。


そんな高カロリー&ハイファットを5.1kgなのだ。


しかもロシア料理は基本的に高カロリー料理。バターどーん、炭水化物どーん。


脂肪確認。


国民食(?)のマヨネーズに至っては日本の御家庭にあるチューブ一本を一日で使い切るなどざらなのだ。




???「おいしい料理を作っても全てにマヨネーズをかけてしまって。」


東海道「それは困るわね。」


叢雲「おいしい料理、もとい日本料理の繊細な味付けをマヨネーズ如きで否定するとは。」


電「ゆるすまじ!なのです。」


東海道「まぁまぁ、落ち着きなさい。あちらの国は寒さの所為でカロリーを取らないと体温の維持がしずらいのよ。」


叢雲「でも、ここは日本よ?」


電「なのです!」フンス


東海道「あっ、はい。ごめんなさい。」


東海道「それでマヨネーズの使用を禁止させるにはどうしたらいいかということね。」




うーんと全員は考えた。


マヨラーというのはマヨネーズだけで生きていけるのではなかろうかと思えるからだ。




東海道「あえてマヨネーズが合わない料理をだしてみるのはどうかしら?」


???「!」


東海道「汁物にマヨネーズを入れるなんて素っ頓狂な真似はできないでしょ?」


叢雲「後、マヨネーズはわざと高温になるところに保管しなさい。」


叢雲「食材を駄目にするのは気が引けるでしょうけど……。」


電「心を鬼にするなのです!」




こうして、ロシア艦のマヨラー卒業作戦は実施された。




東海道「そう、そう、それは、ええ。」




一週間後、東海道は先日の女性からの電話に対応をしていた。




叢雲「どうなったのかしら?」


東海道「あのね、マヨネーズをかけて食べるのを止めさせるのには成功したそうよ。」


電「でも、うかない顔なのです?」


東海道「今度はケチャップに嵌ったそうなの……。」


叢雲「日本の調味料は美味しいものねぇ。」


電「振り出しなのです。」


海外艦の娘達には日本の食文化は味のワンダーランドだったようである。




次回の更新まで店休とさせていただきます。


後書き

久しぶりの更新でございます。

4月にランカーやって、5月にイベントやって、6月と最近まで

少しずつレベリングしながら遠征コレクション状態。

大鳳ほしいんやぁーーー!装甲空母は五航戦が2人ともいますが大鳳も居るととれる戦略の幅がぐんと変わります。

ボーキを貯めてちまちま大型廻す日々。

ちがうちがうその時間じゃないと建造炉に文句を言っていますがなんで大型で通常建造出来る娘が出来るんだろう。

差額の資源、どこいった?こんな感じでプレイを楽しんでいます。

お悩み内容、登場艦娘のリクエスト、応援、評価。いただけると大変嬉しいです。

どうぞ、お気軽にコメント残してやってくださいませ。

では、では、また次回の更新でお会い致しましょう!


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2017-03-23 19:52:45

金属製の餅さんから
2017-02-14 18:07:33

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このSSへのコメント

25件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2016-10-29 14:41:02 ID: 2q5p1ve2

着艦先間違えたら絵を描かれる話とか面白いですよね

2: T蔵 2016-10-29 18:29:45 ID: w7gsCUg2

1番様

コメントありがとうございます。

米海軍の誤着艦機への落書きエピソードは色々ありますよね(笑)

空軍になっちまいな!とかとか。

ただ、艦これでそれしてしまうと翔鶴お姉ちゃんが悲しみの底に沈んでしまいそう・・・・。

イジメ駄目絶対!

ゆっくりとした更新ではありますが今後とも宜しくお願いいたします。

3: SS好きの名無しさん 2016-11-06 20:07:02 ID: 1YWe82iS

痛艦載機か~欲しいな~あっリクエスト受けてくださりありがとうございます
やっぱりセンスあるな~って思います
またリクエストですがかなり話題になった多摩をお願いします~
多摩姉たまんねぇってのがツボにはいっちゃいまして、、、、ね?
今回も提督を出していただければなぁと、新任提督が一目惚れ~とか、
提督が釣れたにゃ~とかたまらないっすね

4: T蔵 2016-11-08 14:45:33 ID: oA7Tt3pM

3番様

いつもコメント有難うございます。

秋刀魚漁の時のグラを見て、誰だお前!?になったのは内緒。

浴衣グラから胸部装甲が大分もら・・。

憲兵さん。私です。

リクエスト賜りました。ゆっくり更新ではございますが宜しくお付き合いお願いいたします。

5: 駄猫 2016-11-25 19:18:08 ID: Q9JU9COk

気が付けば新しいのが出来てたー!?

長くなるけどリクエスト、いいですか?

ロボヲタな提督とストッパーとして
ビスマルクとグラーフをお願いします
どんな風な感じでかと言うと
休憩中にふらっと立ち寄った提督が
(注文した物がやって来た所で)
店主達に、艦娘(主に戦艦)の砲塔から
ビームとか出たら良いよね!
とか、SFな話を暑く語る提督
一応、提督はバカでも
リアルでそれは不可能だと理解してる

話を聞いててハイライトオフになる
店主・叢雲・電(話に追い付けない)

途中から提督を探して止めにやって来た
ビスマルクとグラーフ・・・
どちらか片方が提督を羽交い締めなり
何なりで鎮守府まで強制連行
(それでも尚、提督は暑く語る・・・)
もう片方が謝りまくって代金も払う
そして根は良い人だけど暑く語るのは
発作的な物と説明する苦労人と言うのを
お願いします!!!

すいません、懲りすぎたリクエストで
出来たら出来た、無理だったら無理で
構いませんので・・・はい。

6: T蔵 2016-11-26 19:13:48 ID: CUM7WPMg

駄猫様

熱いお気持ち確かに戴きました。

どうなるかはあれですが・・・、リクエストには全力でお応えさせていただきたく。

次回の更新で掲載できるよう頑張ります。

7: 駄猫 2016-12-07 20:26:49 ID: Ry1ePueu

宇宙戦争特集だこれーーっ!?!?ww
デンドロ扶桑とか無くて良かった・・・
リクエスト、ありがとうございました

そして、新たなリクエスト
クリスマス・・・近いですね?
そこでリクエストを出させてくだせぇ
メインは瑞鶴で・・・
七面鳥(と呼ばれるのが)大嫌い瑞鶴が
クリスマス当日迎え、七面鳥が原因で
泣きながら鎮守府内を大暴れ
翔鶴や提督ですら止められねぇ
鎮守府全体に痛手を負わせて
泣いて出ていく瑞鶴
店で愚痴を言って同情される
(しかし、店主達の内心はどうしろと・・・的な意味で困惑)
その後、鎮守府に戻って和解
だけど、無邪気な駆逐艦達の一言のせいで
再び鎮守府に打撃と言うオチを一つ

8: SS好きの名無しさん 2016-12-08 07:19:43 ID: uiUfkibR

波動砲は艦載兵器だけどたぶんファンネルは艦載機の武装だからトチ狂って版権的な問題が解決しても艦娘には積めなさそう

9: T蔵 2016-12-10 09:59:03 ID: KG0oxdUK

駄目猫様

リクエストコメントありがとうございます。

もうすぐクリスマスですね。はい。

クリスマスグラで球磨の可愛さに、くらっと来ましたです。

改ニがますます遠ざかっているような気がしなくでもないですが。

リクコメ賜りましたです。

ありがとうございます。

8番様

感想コメントありがとうございます。

ファンネルはロマン・・・・。解決しても無理ですよね。はい。

これからのゆっくり更新はしていきますので宜しければお付き合い下さい。

10: 駄猫 2016-12-22 20:35:26 ID: rxHZ3mGx

リクエスト、ありがとうごぜぇます!!

思いっきり泣く加護さんに萌えた・・・
と言うと爆撃されるのでスルーして
(この後、彼は亡き者に・・・)
良い話だなぁ・・・が
良い話だったのになぁ・・・に
なった瞬間に思いっきり吹いたww

11: 駄猫 2016-12-22 20:46:53 ID: rxHZ3mGx

新たなリクエスト良いですか?

そろそろ年末ですよね?
・・・大掃除、有りますよね?
そこでこんなのどうでしょう?
メインは大掃除お断り勢の内の誰か一人
(出来れば球磨で・・・)
掃除に飽きた艦娘が鎮守府から逃げて
店の中へ・・・しかし、店も掃除中
後から来て逃げ出した艦娘を捕まえに来た
艦娘に脅・・・好意的に協力してる提督
それか、大掃除は真面目にやる勢の艦娘
が、現れて店主に事情説明
悪知恵が働く店主。逃げ出した艦娘に
大人しく鎮守府の大掃除をするか
店の中のキッツい大掃除を手伝わさせるか
と言う究極の二者択一を迫られる
・・・と言った内容のを
お願いします!!

12: T蔵 2016-12-23 20:24:54 ID: QNVCuTgK

駄猫様

いつも熱いコメントありがとうございます。

大掃除・・・、そんな季節ですねぇ。

自宅の掃除ですら面倒くさいのに・・・。

鎮守府のお掃除って・・・、なんだか色々大変そう。

年内でなんとかお応え出きる様頑張ります。

次回も宜しくお願いいたします。

13: 駄猫 2017-02-02 19:56:59 ID: -thg4GUt

久々に見たら更新されとった!!
リクエストどもです!
店主のアイアンくロー・・・恐るべし!

そして某軽巡の次女がまさかの・・・
大人しい見た目とは裏腹に…(ガクブル)

新しいリクエスト、良いですか?

バレンタイン、近いですね?
提督の心を鷲掴みにしたいと言う
艦娘が来て店に訪れる恋の相談
そんな内容の物をお願いします!!

14: T蔵 2017-02-04 10:21:39 ID: IctLb1-q

駄猫様

リクコメありがとうございます。

いつも時節に応じたリクエストありがとうございます。

そろそろ節分かバレンタインをネタに一つと考えていたところでした(笑)

頑張って対応いたしますのでゆっくりとお待ちいただけると幸いです。

15: SS好きの名無しさん 2017-02-22 17:44:08 ID: fWyOtRwY

バレンタイン・・うっ、頭が・・(空戦司令感)

16: 駄猫 2017-02-23 00:09:18 ID: ol5nog0Z

>>15 貴殿は空戦司令の方か!?
(元空戦司令)

それはさておきリクエスト良いですか?
ひな祭り、大分近付いて来ましたね
そこで今回は、客が一人も来ないと言う
まさかの事態(理由は各鎮守府ひな祭り)
そこで、店主達も雰囲気とか
そう言うので楽しもうかと言う
内容のを一つ・・・どうでしょうか?

17: T蔵 2017-02-25 11:09:59 ID: 526SnBGA

15番様

コメントありがとうございます!

気になったので調べてみたらバレンタイン戦線って・・・

おもっきし戦場になってるw

あかんw

とはいえチョコと徹鋼弾を間違えて装填しそうになる戦艦もいるからこっちも変わりないか・・・

駄猫様

いつもありがとうございます

ひな祭りですね、今年は菱餅イベントあるのかしら?

正月にほっぽちゃんとキャッキャッウフフしてたけど・・・・

リクエスト賜りました、ゆっくりお待ちいただけると幸いです

18: 駄猫 2017-03-04 19:12:35 ID: _nsygQV8

呑兵衛集団降臨・・・だと!?(吐血)
保護者のお陰で助かったか・・・怖いなぁ
基本とならにゃあならん大人達が
駆逐艦達に白い目で見られると言う
何もかも台無しな場が・・・
いや、何でもないwww

新しいリクエスト、良いですかね?
何時ぞやのデス冷麺有りましたよね?
アレが憲兵さん達の中では有名となり
新兵を鍛えるには持ってこいなのでは?
と言う考えの元で、鬼憲兵(教官)が
そのデス冷麺を憲兵(新兵)共に食わせては
ブラック企業も真っ青な運動量の訓練で
心身共に鍛えさせ屈強にさせる
と言う企画物の内容を一つ・・・
あっ、デス冷麺に魔改造とかやらかして
とてつもない一品ってのも・・・面白そう
リクエスト、出来たらお願いします!!

19: T蔵 2017-03-05 17:38:37 ID: kRElwbPW

駄猫様

いつもリクエストありがとうございます。

ボイスや酒に関する逸話を調べると、もしや、伊14が一番の飲兵衛なのでは?

と思ってしまうここ最近。

時雨なんかも佐世保の飲兵衛の異名があるので飲兵衛だったとしてもおかしくはないはずなんですが・・・・。

なんででしょうね?リクエスト賜りました、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

20: SS好きの名無しさん 2017-03-17 22:33:14 ID: s6-SEeTM

あれ、地獄がブラック企業化してるんじゃ・・

備蓄は大事ですよね(ありったけの燃料をバレンタインに使いきってからの15のコメントの20分後にメンテ明けたらランキング報酬の娘が来ててビックリした空戦司令官)

21: T蔵 2017-03-18 22:00:56 ID: swISd96n

20番様

いつもお読みいただき有難うございます。

空戦司令の方ではランキング報酬が娘なのですか・・・・

後々手に入らないとかがあったりすると恐そう・・・・

そして、言われて気づきましたが確かに地獄が大変そうですね

まぁ、あの世ですから仕方ないです、はい

ゆっくり適当な更新ではございますが今後とも宜しくお願いいたします

22: ムフロン 2017-03-23 19:55:31 ID: plHzRzzM

乙です。ダイエット中によんでしまい心がおれそうです。とりあえずダイエットは明日からにしてこれからラーメン食べてきます(笑)これからも頑張って下さい!

23: T蔵 2017-03-25 17:41:52 ID: xCgKUOTk

ムフロン様

コメントありがとうございます。

のんびりとやっていきますのでどうぞ、これからも宜しくお願いいたします。

24: SS好きの名無しさん 2017-07-13 13:50:12 ID: gHFr_w2Z

A 余らせた資材を趣味に使い込む工廠コンビ

B こっそりぽっぽちゃんやくちくいきゅうを匿うながもんによる銀蠅

C 両方

差額の資源っていろいろネタ考えるのに使えそうですね

25: T蔵 2017-07-16 11:22:21 ID: EpjwGeno

24番様

コメントありがとうございます

差額の資源、ほんと何処へ消えてるんでしょうね?

まるゆがでればまだB勝利なんですが……

提督が相談に来る感じで話を作ってみるのもいいかもですね

お読みいただきありがとうございました


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