2016-11-04 00:09:13 更新

概要

間宮さん好きなので書かずにはいられませんでした。



霜月二日

朝 0700

執務室


提督「マジで?」


伊良湖「はい、マジです」


提督「ヤベェ.....なんも祝う準備してへん…!!」


伊良湖「なら急いで準備しましょう」


提督「でも間宮さんに悟られたら意味無くね?」


伊良湖「大丈夫です、間宮さんは買い出しに行っているので!」


提督「なんで伊良湖は行かんかったん」


伊良湖「サボタージュです!」


提督「(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )」


伊良湖「冗談です! 怒らないでください〜(><)」


提督「で、間宮さんが戻んのっていつ?」


伊良湖「遠出すると言っていたので、午後九時くらいです!」


提督「よし、その間になんとかするか」


伊良湖「私も仕事があるので戻りますね!」ダッ!


提督「煤煙抑えろよ〜...ってもう行きおった」


提督「僕も出るかねっと」ガタッ



食堂


提督(とはいえ、間宮さんへのプレゼントか…どうしよ)


鈴谷「チーッスて〜とく〜!」


熊野「ごきげんよう」


提督「おう鈴谷に熊野か、おはよ」


鈴谷「ナニナニ〜? なんか悩んでる顔してたけどなにかあった〜?www」


提督「何でそんな嬉しそうなんやお前は」


鈴谷「だって提督だし、告ってふられでもしたのかな〜っと思ってね〜www」


提督「しばくぞコラ」


熊野「鈴谷、こういう時は気づかぬふりをして、そっとしておくのが礼儀とゆうものでしてよ」


鈴谷「あ〜そっか、ごめんね提督」


提督「ふられた事前提に話しとんちゃうぞテメェら#」


説明中


提督「てなわけ」


鈴谷「な〜んだつまんないの」


提督「旋毛(つむじ)」グイッ!


鈴谷「イッタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(>_<)」


熊野「プレゼントですか、難しいものですわね」


提督「二人はもらって嬉しいモンってないん?」


鈴谷「鈴谷は航巡に改装して欲しいな〜」


提督「練度上げような」


鈴谷「ちぇ〜」レベル15


熊野「私は高級アロマでしょうか」


提督「練度上げような」


熊野「関係ありませんわよね?!」


提督「ん〜、誰か参考になりそうな意見知ってそうなやつおらんかな〜」


鈴谷「あっそれなら…」



重巡寮


提督「つうわけでなんかええ案ない?」


衣笠「ん〜そうね〜.....」


提督「なんか無いんキヌガッサ」


衣笠「ポケモンみたいに言わないで、けど間宮さんか...」


提督「女子力高い衣笠ならええ案浮かぶと思ってんけど、無理があったか」


衣笠「間宮さんだと衣笠さんでも難しいかな〜.....」


提督「ん〜.....やっぱ自分で考えた方がええか…」


衣笠「それがいいかも」


提督「ちなみに衣笠やったらどんなことされたら嬉しいとかある?」


衣笠「私? 私は...なんでもいいかな」


提督「なんでも?」


衣笠「その人がお祝いしようと思ってしてくれることは、どんな事でも嬉しいよ」


提督「.....衣笠、やっぱ女子力パナイ」


衣笠「? それほどでも」


提督「やったらやる事は一つや! サンキューな衣笠!!」ダッ!


衣笠「いってらっしゃ〜い」


衣笠「.....あれ? たしか間宮さんの進水日って...」



数分後

甘味処 間宮


提督「...てな感じでいこうと思う」


伊良湖「なるほど、いいと思います!」


提督「そいじゃ厨房の一部借りるな、邪魔はせんようにするから」


伊良湖「了解です!」



数時間後

午後 0850


間宮「(ガラガラッ)ただいま」


伊良湖「おかえりなさい! 早かったですね」


間宮「良い食材が早く見つかったから、そんなにかからなかったの」


伊良湖「荷物裏に持っていきますね!」


間宮「ありがとう」


雷「(ガラッ)間宮さ〜ん餡蜜四つくださ〜い!」


電「なのです〜」


響「ハラショー」


暁「ちょっと置いてかないでよ!」


間宮「あっはいただいま〜」


伊良湖「間宮さん、帰ってきたばかりですし少し奥で休んでいてください」


間宮「えっ、でも…」


伊良湖「人が増えたらお呼びしますからその間だけでも!」


間宮「そう? じゃあ少しの間よろしくね」


伊良湖「はい!」



別室


間宮「ふぅ、少し仮眠でもとろうかしら」カチャ


提督「あ、おかえりなさい間宮さん」


間宮「あらっ提督? どうしてここに」


提督「伊良湖に頼みまして、間宮さんを待たせてもらいました」


間宮「私をですか?」


提督「はい、実はこれを渡そうと思いまして」スッ


かぼちゃ型饅頭 ジャック・オ・ランタン風


間宮「これは、和菓子...ですか?」


提督「今日が進水日だって聞いたので、厨房をお借りして作ってみました」


間宮「進水日? いったい誰の...」


提督「間宮さんの進水日」


間宮「.....ぁ...ぁ~」


提督「どうしました? もしかして和菓子嫌いとか...」


間宮「いえそうではないんですが…その.....」


提督「なにかありましたか?」


間宮「言いにくいのですが…私の進水日は、ちょうど一週間前なんです」


提督「..........一週間前?」


間宮「はい...」


提督「えっ...でも…伊良湖が今日やって.....」


間宮「伊良湖ちゃんドジっ子ですから…勘違いをしていたのかもしれませんね」


提督「.....」


間宮「提督?」


提督「...そうですか…勘違い.....でしたか…」


間宮「...提督」


提督「...ぅ....クッ.....」..ポロ...ポロ


間宮「.....」ヒョイっ パクっ


提督「え...間宮...さん?」


間宮「(こくっ)美味しかったですよ、ごちそうさまでした」


提督「...その.....すみませんでした...進水日、覚えてなくて...」


間宮「気にしないでください」


提督「でも…」


間宮「私はお祝いしようとしてもらえるだけで、とても嬉しいですよ...でも」


提督「でも?」


間宮「次は、覚えていて貰えると嬉しいです」にっこり


提督「…はい、もう忘れません」


間宮「では、私は仕事に戻りますね」


提督「はい、頑張ってください」


間宮「いってきます」


提督「いってらっしゃい、間宮さん」



間宮「ありがとう伊良湖ちゃん、私も入るわね」


伊良湖「あっ間宮さん、ゆっくり休めましたか?」


間宮「えぇ、十分に休めたわ」


雷「お勘定お願いしま〜す」


間宮「は〜い」


響「今日の餡蜜もハラショーだったよ」


間宮「ふふっ、ありがとう」


暁「あれ、間宮さん...」


間宮「どうかしましたか?」


電「はわわわ! 間宮さんがキラキラしてるのです!」


間宮(あら...私ったら///)


雷「間宮さん休憩中に何かあったの!?」


間宮「ふふふっ、秘密です♪」




後書き

本当は当日にアップする予定だったんですが…迂闊でした.....


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