曙のバレンタイン
一週間と一日遅れですが、バレンタインネタです。
曙ってこうゆうSSには最適なキャラだと個人的に思っています。
2月21日 2350
執務室前
曙「.....今日は、秘書艦はいない日...」
曙「多分、コレを渡せるとしたら.....今日しかないわね...」
曙(まったく、何で渡さなかったんだろ.....)
バレンタイン数日前
食堂
漣「ついに明日!バレンタインキタコレ!」
朧「バレンタインか〜、まあ誰にあげるかは決まってるよね」
漣「それは誰なのか、はい!潮ちゃん!」ビシッ!
潮「フェ⁉︎しししりぇいかん!」
漣「噛んだwwwww(笑)」
朧「動揺しすぎ」
漣「それも当然、何故なら!潮ちゃんはこっそりと間宮さんにチョコの作り方をおs」
潮「やめて〜〜〜〜!!!言わないで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
曙「くっだらないわね、クソ提督にチョコを渡すなんて、わかりきってる事じゃない」
漣「お? ぼのさんもしかして?」ニヤニヤ
曙「誰がぼのさんよ! アタシがクソ提督にチョコなんて渡すわけないでしょ⁉︎」
朧「あげないの?」
曙「アタシがわざわざ渡さなくても、金剛さんや夕立が猛アタックするだろうし、それでクソ提督も満足でしょ」
朧「でも、いつものお礼も込めてさ、形だけでも渡そうよ」
曙「.....仕方ないわね」
漣「ツンデレwwwww」
曙「うっさい!」
潮「じゃ...じゃあさ、駆逐艦のみんなで集めて渡すってゆうのは、ど...どうかな?」
朧「いいんじゃない?」
金剛「ホウホウ、それは良いアイデアデース」
潮「えへへ、ありがとうございま...って金剛さん⁉︎」
金剛「Goodmorning 潮! 間宮さんに教えてもらったchocolateはできましたカー?」
潮「こっ金剛さん!!こんな所で言わないでください!!!!」
金剛「oh sorry」
朧「金剛さんも間宮さんに教わったんですか?」
金剛「Yes‼︎」
漣「ちなみに潮ちゃんはどんなチョコを?」
金剛「それはもうハーt」
潮「やめてくださ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!」
曙「.....」
曙(バレンタイン...か.....)
バレンタイン当日
鈴谷「て〜とく、ハッピーバレンタイ〜ン!」
提督「おう、サンキュー鈴谷」
鈴谷「ホワイトデーのお返し、期待してるからね〜www」
提督「それ狙いかよwww」
加賀「提督、私からもどうぞ」
提督「お⁉︎ 加賀もくれんのか.....これって」
チロルチョコ(コンビニ販売)
加賀「赤城さんが、なんでも良いから渡すべきだと言うので、仕方なくです」
赤城「加賀さん⁉︎ それは言ってはダメですよ⁉︎」
提督「大丈夫や赤城、全然気にしてへんから」ホロリ
赤城「泣かないでください提督!」
提督「泣いてねぇし!」フキフキ
香取「提督、加賀さんは事実を言っているだけですし、私からもチョコはありますから泣き止んでください」
提督「香取先生、チョコは嬉しいんですけど、傷をえぐるような事は言わないで頂けるとありがたいです」
香取「これは失礼しました」フフッ
響「Счастливые Валентина(ハッピーバレンタイン) 司令官、私達も用意したよ」
提督「お〜! すごい量やなぁ」
響「駆逐艦全員からだよ、それぞれオススメのチョコを入れたんだ」
提督「マジか、みんなありがとうな〜!」
嬉しいです! ぽい! いっちばーん!
漣「潮ちゃんは渡さないの?」
潮「わ、私は後で.....」
曙「.....」
朧「どうしたの曙」
曙「別に、クソ提督のにやけ顏が気持ち悪いと思ってただけよ」
朧「ひどいな〜」
曙(何よ、あんなに嬉しそうに.....)
曙「.....クソ提督」ボソッ
曙(あの時からヤキモキして.....気がついたらもう一週間...イヤ、日付が変わるから八日か)
曙(チョコ.....腐ってないといいけど...よしっ)
曙「(コンコンッ)クソ提督、入るわよ」ガチャ
曙「.....クソ提督?」
提督「zzZ zzZ zzZ」眠
曙「.....♯」
曙(何で寝てんのよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!(怒))
曙「せっかくアタシが来たのに.....と言うか、仕事サボってソファーで居眠りとは良い度胸じゃないの.....♯」
曙「さっさと起こ.....し......て.....」
提督「zzZ」
曙「.....もう...」
曙(そんな寝顔でいられたら.....起こすものも起こせないじゃない.....)
曙「ちょっと...カワイイかも」ボソッ
曙「って! 何を言ってんのよアタシは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
提督「ん〜」
曙「⁉︎」
提督「ん〜 zzZ zzZ」
曙「び、ビックリした〜〜.....起こしちゃったかと思ったわ.....」
曙「.....ってイヤイヤ!何言ってんのよ、起こそうと思ってたんだから起こして良いのよ」
曙「起こしても.....良いの.....よ.....」
曙(.....まったく、大口叩いてるくせに...肝心な時に勇気がないんだから)
曙「チョコ.....どうしよう.....」
コンコンッ
曙「⁉︎ 誰か来た!」
?『提督、いますか?』
曙(どっどうしよう⁉︎ こんな所、誰かに見られたくないし.....!)
?『(コンコンッ)提督、入りますよ』
曙(そうだ! 机の下に隠れよう!)
ガチャ
?「失礼します、あら.....お休みなのね」
曙(この声...加賀さん? )
加賀「仕事中に居眠りとは.....良いご身分ね」
曙(アタシと似たようなこと言ってる.....)
加賀「けど、ちょうど良かったわ」
コトッ
曙(何かを置いた?)
加賀「自分で言うのは癪なのだけど、面と向かって渡すことはできないから」
提督「zzZ」
加賀「一週間遅れでごめんなさい、感謝の気持ちです.....提督」ナデナデ
加賀「さて、誰かに.....五航戦の娘に見つからないうちに帰りましょう」
ガチャ バタン
曙「.....行った...かしら」
曙「加賀さん、何を置いて...って、これ」
提督「包みからして、チョコっぽいな」
曙「加賀さんがチョコ.....を.....っ⁉︎」
提督「どうしたんや?」
曙「チョッ⁉︎ 起きてたの⁉︎」
提督「さっきたまたま目が覚めた」
曙「い、いつから起きてたのよ」
提督「「クソ提督、入るわよ」のあたりから」
曙「最初からじゃないの!!!」
提督「いつ起きようかタイミングが掴めんかった、反省はしてへん」
曙「酸素魚雷を喰らわせるわよ!!!」
提督「待て待て! 暴力反対! とゆうかそれ叢雲のセリフ!!」
曙「............ほしい?」
提督「へ?」
曙「許して.....ほしい?」
提督「ま、まあできるんであれば.....うん」
曙「ふ〜ん.....じゃあ、ちょっと目をつむってなさい」
提督「なんかイヤな予感しかせえへんねんけど」
曙「酸素魚雷」
提督「つむります」つむり
曙「開けちゃダメよ」
曙(クソ提督にあげようとしたチョコ.....)
パク コリッコリッ
曙(にっが.....ちょっとキツイ...)
提督「なんの音や?」
曙「黙って」
提督「ハイ」
コリッコリッ モグモグ ごくん
曙(もう...良いわね.....)
ガシッ
提督「え? 何で頭を掴む?」
曙「覚悟しなさい.....クソ提督」
提督「え? え? なにを」
曙「んっ」chu
提督「んむ!?」
曙「んっ れろっ んふ」
提督(え! え!? 僕、今...曙に...)
曙「んはぁっ はいお仕置き終わり、チョコ風味のキス、味わったかしら」
提督「きっキスでビックリして味なんぞわからんかった」
曙「そう、残念ね、せっかくチャンスを作ったのに.....無駄にしたわね」
提督「チャンスって.....」
曙「ふんっ、しらけちゃった、アタシは帰るわね」
ガチャ バタン
提督「.....まだ...感触が...残ってる.....」
廊下
曙「.....」
曙「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!」バタバタバタバタバタバタバタバタバタッ!!!
曙(やっちゃったあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
曙(何がお仕置きよ!!! 何がチャンスを作ったのによ!!! ただアタシがキスしただけじゃないのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!)
曙「はぁ.....もう、吹っ切れたわね」
曙(でもやっと、アタシの気持ちも固まったし)
曙「アタシは.....アタシの想いを伝えるだけ」
曙「提督を一番好きなのは.....アタシなんだから」
曙の不器用な恋は、少しずつ...少しずつ進み始めた
「駄作だこれ」とゆう読者の声が聞こえそうで怖いです。
可愛い。
私も、曙はこうだと思う(こうあって欲しい)、曙、不知火、加賀しゃん最高なのです。