いろは童話:2話
ちょっと八色のファンタジーを書きたくなり、書きました。二番煎じかも…
こんにちは!nikehideです!
いろは童話の続きです!
さよならのゆくえの途中ですがどちらも最後まで書くつもりなのでぜひ読んでいただければ嬉しいです。駄文ですがよろしくお願いします。
いろはside
「ん……」
それは決して気持ちいいとは言えない目覚めだった。例えるなら土日を終え、はぁ…今日からまた学校か…とため息の出るような月曜日の朝の目覚め。
まぁもちろん人それぞれ目覚め方は違うだろうが、わたしはとりわけ朝が弱い。
なのでいつもは起きてから体が動くまでラグが生じる。所謂あと五分…というやつだ。
しかし、今回の目覚め方はそれと似ているが、少し違った。いや、不快感で言えば似てはいるが状況はまったく違うと言っていい。
いつもわたしに居心地と睡魔をくれる敷布団と、ぬくもりと怠惰をくれる掛布団がない。そう、わたしはカーペットの上で一晩寝かされていたような感覚に気が付いた。
見渡す限りの緑。ふわふわとした感触。そこは有り体に言って森だった。そして今の今まで寝ていたのは芝生のようだ。
「ここは…どこ?」
わたしは夢でも見ているのだろうか。それにしては感触がリアルだし…いつものふわっとした感じもない。
これはわたし的な主観だが、夢は何か自分をいつもとは違う視点から見ている感覚だ。第三者視点という感じでもあり、そうではない感覚。
また、一点だけははっきり見えるが周りはどこかぼやっとした感じの感覚。
わたしが見る夢とはだいたいこんな感じ。だが今見ている景色や感触は本当に自分の目で見て、そのままわたしの頭に流れ込んでくる感じだ。
「夢…じゃないよね…」
じゃあここは一体どこなのだろう?こんな辺り一面が森や草原のところは少なくともわたしの住んでいる千葉近郊ではないし、見たこともない大きなキノコや変な形の木がそこかしこに生えている。
まるで、わたしが小さい頃に読んでいた絵本の世界のようだ。
「まさかね…」
場所は分からない。そもそもなんでこんな所にいるのだろう…わたしは確か…
「先輩と」
今日あった出来事を思い出そうとしたその瞬間頭に強烈な痛みが走った。
「痛った…!っう…!」
少し休むと痛みは治まりもう一度記憶を辿る。
「確かわたしは とイベントのために資料集めに図書館に行ったんだよね…?」
おかしい。
記憶の断片にノイズが走る。
わたしは誰かと図書館に行った。それは覚えてる。でも誰かがまったく思い出せない。
思い出そうとするとそのビジョンが真っ黒くなっていく。
しかもそれを思い出そうとすると先ほどの頭の痛みがまた襲ってくる。
「っ!」
なんだろう…なんか気持ち悪い…しかも頭だけじゃない…なんか胸がキュッと痛む…
大切な事のはずなのに…あれ?なんでそれが大切だと思うんだろう?分からない…でも大切だと…感じる…
頭に手を当ててうずくまっていると、それと同時に目から一滴、また一滴と涙が溢れてくる。
「あ…れ…?なんで…?」
涙がぽたぽたと地面を濡らし、少しずつ少しずつ渇いた土にシミを作っていく。
するとわたしの視界に小さな布のような物が映る。先ほどまでわたしの視界にはそんな物は入っていなかったがどうやらそれはこちらへ少しずつ近づいてきたようだ。
「なにこれ?」
わたしはヒョイっとその布を拾い上げると、そこには絵本で見るような妖精が何人かいて、わたしが布を取ったと同時にすぐさま近くの切り株へと隠れてしまった。
「え!?何今の!?」
驚き、妖精が隠れた切り株を見ると、こちらの様子を伺うようにしてこちらを見る妖精達。すると妖精達はわたしと目があったことに驚いたのかそのままどこかへいなくなってしまった。
「…妖精…?いや…でも妖精なんている訳ないし…」
どんどん頭がこんがらがってくる。ここは一体どこで、なんでここにいるのか。そしてあの妖精達は何だったのか。やはりここは…
しかし、そんな事と食欲は別なようで
-グゥ~…
無情にもお腹の音が森に響いた。
「…///まぁ…こんなこと考えてても埒あかないし、周りを調べるのとなんか食べ物探そう!」
持ち前の図々しさとポジティブな思考がわたしを行動に移させる。
少し歩くとどこまでもそこは緑。緑。緑。幻想的な大自然だった。
「う~ん…どこかに食べれそうなものないかな~…」
辺りに食べれそうな物はなく、キノコはあるがどれもカラフルで不気味。それに生であんな物は食べれない。信じられないが増々ここが異世界だと感じさせる。
気を取り直して引き続き食べ物を探していると、どこからかいい匂いがする。
「いい匂い~…」
匂いのもとを辿り、歩くとそこには小さなログハウスのような建物が見えた。
近くにはいくつかのハンモックがありどうやら誰かが住んでいるようだ。
「やった♪これは食べ物にありつけるチャンス♪この可愛いいろはちゃんが頼めば多分食べさせてくれるでしょ♪」
「すいませ~ん」
ログハウスの建物のドアをノックする。しかし中からは返事はない。
「あれぇ~?」
しかし、中からはいい匂いがしてくるし、備え付けられた煙突からは湯気がたっている。とりあえず中の様子を見ようとわたしはドアを開ける。
「失礼しま~す……あれ?やっぱり誰もいない」
中は大して広くもなく、一目で誰もいないことがわかる。木製で出来たテーブルとイス。キッチンのようなところにあるのはかまどや、歪な形をした鍋のような物やフライパンだった。
と、わたしは先ほどから美味しそうな匂いのしていた物をようやく発見することができた。キッチンに備え付けてあるサイドテーブルのようなところに7つの色違いの皿が置いてあり、その中から湯気がたっていて中を見るとそれはどうやら現実世界で言うシチューのようなものだった。
「うわぁ~!美味しそう~!」
と並べられたシチューを見渡す。並べられた皿は左から黒・ピンク・白・茶・緑・赤・そして一際目立つのがなんか所々に黒が入った黄色の皿。わたしの知っているマックスコーヒーのような色だ。
「食べてもいいかな…?うーん…ま、いっか!後で謝れば許してくれるよね♪いただきま~す♪」
とわたしは一番右にあった変な色の皿を取り、近くにあったスプーンのようなもので食べる。
「う~ん♪♪おいしい!!やっぱこれシチューだ!!」
その食べ物は見た目通りシチューの味をしていて、少し甘い気もしたが暖かくほっとさせる味だった。
「ご馳走様でした!!ふぅ~♪おいしかった~♪」
満足満足といった顔をしてくつろいでいると、さっきわたしが入ってきたドアが開く。
するとそこには子ども?がいて、こちらを凝視して口をあんぐりと開けている。
「…あっはは~…」
わたしも突然のことに渇いた笑いで対応することしかできない。泥棒とかが家主に見つかった時ってこんな感じなんだろうか?
「お、おまえ!誰だべっ!」
「い、いや勘違いしないで!?怪しい者じゃないから!?」
人の家に勝手に入り、あまつさえくつろいでご飯まで食べているのだから怪しい者ではある。異議あり!むしろギルティ!
「し、しかもなんか飯まで勝手に食ってっしよ!べ~わ~!まじべっー!」
携帯があるなら即刻警察に連絡します!って感じでその子どもはこちらを見て喋っている。ってかなんか喋り方が妙にムカつくというか、殴りたくなるというか、ってかまずその髪切れ!このロン毛!って感じ。
「どうしたの~?トベッチ?」
と、今度は後ろからまたさっきと同じようなサイズの子どもが入ってきた。髪をサイドで結って前に垂らしているなんだかほんわかした可愛らしい女の子だ。
「ほぇ~、美人さんがいる~」
むっ。わたしはどちらかと言えば可愛い系ですよ?あ、でもこの子たち小さいからわたしが大人びて見えるのかも。
「あ、メグリン聞いてくれよ~、なんかあいつ帰ってきたらなんかここにいてよ~。しかもなんか勝手に俺たちの飯食ってんだわ~。マジっべー」
「お姉さんは一体誰なの~?なんでここにいるの~?」
メグリンと呼ばれている子はわたしに聞いてくる。なんかこの子ほんわかしてて…なんかとりあえずこの子も苦手だ…
「どうしたのかしら?騒がしいけれど…トベッチ、メグリン」
とまた違う子が中に入ってきた。
「…あなたは誰かしら…?」
わたしと目が合った瞬間こちらに虫を殺すような目で睨むこれまた女の子。さっきの女の子とは違ってこの子は綺麗な黒髪ロングで見た目は子どもだが、大きくなれば超美人さんになるだろう。まぁ先ほどの子よりもさらに胸は慎ましやかだが…
「…何かしら?」
「ヒッ…!」
そんな事を思っているとこちらを害虫を殺すような目でこちらを見てくる。いや睨みつけてくる。なんだろう…この子怖い…なんか氷の女王みたい…
「待ってよユキノ~ン」
と続いてぴょこぴょこと後ろから一緒にもう一人入ってくる。これまた子どもなのだが、茶色の髪とおっぱい。そして可愛らしい顔立ちとおっぱい。そしてあとチャームポイントになっているお団子ヘアーとおっぱい。
いや、まじ子ども!?わたしよりはるかに大きいんですが…え?なんなんですか?当てつけですか?
「ちょっとユイユイ…あまりふっつかないでくれるかしら…それとその無駄な脂肪近づけないでくれるかしら…」
ほら、ユキノンとやらが怒ってますよ…それはもう鬼の形相で。今にも泣きだしそうな目をしながら。
「ユキノン酷すぎない!?ってあれ?誰?」
ユキノン、ユイユイに続き、ぞろぞろと三人の子どもたちが中に入ってくる。
「いや~今日も疲れたね~ハチマン!」
「あぁそうだな。戸塚。俺と結婚しよう。」
「フモンフモン。ヨシテルのぉ~帰還どぅえあーる!!控えおろぅ!」
一人は銀髪の超絶美少女。えっ!?わたし、なんか負けてる気がするんですけど!?しかも幻覚じゃなければ背景に華が見えるよ!?天使!?
もう一人は目がすっごい濁ったというより腐った黒髪アホ毛の男の子。
あれ?…なんだろう…このアホ毛の男の子がかっこよく見える…わたしこんなに趣味悪かったっけ?
最後にちょっと小太りの白髪眼鏡。以上。
「ん?お客さん?」
トツカ?ちゃんが周りに聞いている。それに反応するように
「ちげぇんだよートツカっちー。なんかぁ~こいつ帰ってきたら家ん中にいてよ~。しかも勝手に人の飯食ってんだわー」
とトベッチだかが説明する。すると他の六人もこちらを見てくる。
「ち、違うの!お腹がすごいすいて死にそうで、そしたらいい匂いがしてきてつい食べちゃったの…」
「そう…そうね。とりあえず、縄で足を括って引きずりの刑ね」
えっ!?この子やっぱり鬼なの!?殺される!!
「いや、さすがにそれはヤバいだろ雪ノ下」
「ユキノシタって誰よ。わたしはユキノン。それにわたしだって鬼じゃないわ。女性を引きずる訳ないじゃない。引きずられるのはあの人じゃないわ。…あなたよ」
「え?そうだっけ?…まぁいいや。ってか俺が引きずられるのかよ…」
どうやらあの目の腐った男の子はわたしをフォローしてくれたらしい。見ず知らずなのに…ちょっと優しい子だな。
「ん?…食われてんの俺の皿じゃね?」
とハチマンはわたしが空けた皿を見て驚いている。
「…そうみたいだね…ハチマン…ドンマイ!!」
それをすかさずトツカちゃんが慰める。
「舐めてんのかこのアマぁ、マジぶっ殺すぞ」
はい。前言撤回。めっちゃ怖い子でした。
「まぁまぁみんな~許してあげようよ~。悪い人じゃないみたいだし~。それにすっごい反省してるみたいだしさ~」
とメグリンちゃんがみんなをなだめてくれている。
「ほんとにごめん!…えっとハチマンくん?だっけ…ほんとにごめんなさい!すっごいお腹減ってて死にそうだったの!」
わたしは精一杯の気持ちをこめてハチマンくんに謝る。
「…まぁ…腹減ってたらしゃーねぇよ…気にすんな」
ぶっきらぼうに、そして照れくさそうにハチマン君は許してくれた。なんかその時わたしは心が満たされるような気がした。
(…あれ?)
「とりあえずさ!ご飯も冷めちゃうし、ご飯食べながら事情聞こうよ!ハッチーにはあたしから少し分けたげるからさ!」
「お?マジか…わりぃな。由比ヶ浜」
「ユイガハマ?だれ?それ。あたしユイユイだよ?なんか今日ハッチーおかしくない?」
「…あ、そうか。わりっ…なんか今日変なんだよな…」
(…?なんだろう…あの子がさっきから間違えた時の名前をどこかで聞いた気が…)
「それでお姉さんはなんて名前なの~?」
違和感を感じ、その違和感の正体を考えているとメグリン?から質問を受けた。
「…ん?あ!そうだよね!自己紹介がまだだったもんね!わたしの名前は一色いろはって言います!よろしくね♪」
「イッシキイロハ?随分長い名前だな…」
「そうね。この辺りでは貴族以外でそんな長い名前は聞いたことがないわ」
「そうだね~僕たちはせいぜい4文字くらいだもんね!」
「あなたは貴族の家の人なのかしら?」
とユキノンはこちらを訝しげに見ている。
「貴族?お金持ちの家の子って事?いやいや全然違うよ!わたしはお金もなければ住む家すらないんだもん…」
冷静になって考えてみるとここが異世界ならば、わたしの住む家はない。どうしよう…
「そう。貴族じゃないなら良かったわ…」
「…」
貴族という言葉を聞いた途端全員が暗い顔を見せる。何かあったのだろうか…
「…ちょっと聞いてもいいかな?その、貴族の人達と何かあったのかな?」
「そうだね~…この人悪い人には見えないし、言っちゃおうか?」
めぐりんは他のみんなの顔を見る。するとそれに返事をするように一同が少し間を置いて頷く。
「えっと…あのねお姉さん。お姉さんは私達小人族とは違って人間だから知らないかもしれないけど、私達小人族は人間にこの森に追いやられたんだよ…」
「…ちょっと待って?まず一つ聞いていいかな?小人族というのは?」
「…あなた何も知らないのね。ほんとにこの世界の人?小人族というのは私達のように背が小さく、いくら歳をとってもこれ以上は大きくなれない人種のことよ」
「あぁ!だからこんなにみんな小さいんだ!」
「…話がそれたわね。それでその人間というのが貴族の連中だったという訳。まぁこれも後でわかったことなのだけれどね…」
「そっか…それは大変だったね…ごめんなさい…わたし何も知らないでずけずけと聞いて…」
「ううん。お姉さんは一目見たときから悪い人じゃないってわかってたし、それに私達はこの生活に満足しているんだよ。ね!ユイユイ!」
「うん!そうそう!」
この子たちはこんなに小さい身体をしていても、心はわたしなんかよりずっと強いんだな…なんかこの子達の雰囲気ってまるで『あの場所』に似ているかも…
…え?今のって…?
わたしはなぜかその時、一瞬頭の中に長い机を中心に囲んでいる三人の良く見知った人たちの顔が浮かんできた。
「…」
しかし、それも一瞬でノイズが走ったかのように消えていく。何故かは分からないがそれが今のわたしには辛い…
「どうかしたのか?」
顔に出ていたのかハチマンくんが心配してくれた。
「え?ううん。何でもないの…と!わたしさ!ハチマン君のご飯食べちゃったじゃない?それでわたしに何か罪滅ぼしさせてよ!」
わたしは誤魔化すように話を持ちかけた。
「いや、気にすんなよ。こうしてみんなが分けてくれたし」
「いや、でも…」
「気にすんなって。俺そんな腹減ってなかったし」
むぅ…意外に強情だな…この子。
「でもハチマンさっきお腹減った~お腹減った~って言ってたじゃない♪」
「いや、トツカそれ言わないで?恥ずかしいから」
あ、この子気使ってくれたんだ…
「まぁまぁ。でもイッシキイロハさんって今住む家とかも無いんですよね?」
「あ、うん…ってイロハでいいよ?」
ほんとどうしよっかな…家…
「あ、はい。で、イロハさん。提案なんですけど、この家狭いですけど、ここに住むってどうかな~って。」
「え?」
「こらユイユイ。勝手に誘うんじゃありません。ちゃんど面倒見れないでしょ!」
「いや、ハッチーなんで急にお母さん口調だし…だってあたし達基本外でいろいろしなくちゃなんないじゃん?」
「そうね。食材集めや薪とかも集めなければならないものね」
「うん。それでイロハさんにここに住む代わりにご飯を作ってくれればいいんじゃないかな~って。さっきの月滅ぼし?とかってのも含めて」
「いや、罪滅ぼしな?月滅ぼしってなんだよ…何?フリー〇様なの?それともビ〇ス様?…って誰だこれ?」
「いや知んないし!ってかハッチーうざい!キモい!いやマジキモいから…」
「キモいとか言うのやめようね?俺泣いちゃうよ?ってかお前そうやって言うけど自分がただ料理したくないだけだろ?」
「ヒュー…ヒュー…」
ユイユイは口笛を吹こうとしているが全然吹けてない…誤魔化すの下手ぁー!
「でもユイユイ。あなたにしてはとてもいい提案だと思うわ」
「だよね!だよね!ありがとうユキノン~!」
「えぇ。…これで死人を出さなくて済むもの…」
「褒めてもらったと思ってたら貶されてた!?」
「すまん。イロハよろしく頼めるか!?…これ以上犠牲者は出したくないんだ!!」
ハチマン君が今までにないくらい必死に訴えてくる。
「なんでそんな必死だし!!うぅ…みんな酷い…」
どうやらこのユイユイという子。壊滅的に料理が出来ないみたい。あと頭もちょっと足りてないのかな?
「でも、ほんとに頼めないかな~?私達も結構料理とか作ってたら毎日大変でね~」
「いやいや!頼まれるどころかわたしから頼みたいくらいだし!あの…じゃあみんな。わたしで良ければお願いします!」
そうしてわたしはこの不思議な七人の小人たちと暮らすことになったのであった。
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一色いろはが小人たちの家で住むようになってから約一週間が過ぎたころ。とあるお城の一室。
???「…魔法の鏡よ。この世で最も美しいのは誰か?」
魔法の鏡「…それはこの少女にございます」
???「…おい。誰かいるか?」
???「お呼びでしょうか!女王陛下!」
女王陛下と呼ばれる者「この女を探せ。この女を見つけた者は私が特別に褒美をやろう」
???「は!即刻緊急捜索いたします!」
女王陛下と呼ばれる者「…許さぬ。私より美しい者がこの世にいてたまるものか…」
魔法の鏡「…」
魔法の鏡はもう喋らない。喋らないがそこに映し出されているのは不気味な笑顔をした女王陛下の姿ではなく…
一色いろはだった。
いかがだったでしょうか!ついにいろはが異世界転生です!
七人の小人たちは皆さんお分かりでしょうがあの七人がモデルです。
ファンタジーって結構難しいですね…想像力に欠けているわたしには厳しいです…
では次回の更新もなるべく早く頑張りますのでよろしくお願いします!
このSSへのコメント