加賀「なんでそんなことも出来ないんですか!」
短めです。
ADHD気味な提督の救われない話。自分の体験談を鬱にした感じにしてみました。
希望があれば救われる話も書きます。
俺には分からない。人に馴染めない…最低限のこともできない…何で生きているのかすらもわからない……
加賀「新海域にかなりの敵勢力を確認、早期に叩くのが望ましいかと」
提督「…」(ボー
加賀「幸い大和型が出撃可能ですのでただちに戦艦編成により……聞いてますか?」
提督「…」(ボー
加賀「提督!」(バンッ
提督「…!は、はい…聞いてます聞いてます…」
加賀「じゃあなんの話か言ってみてください。」
提督「え〜確か新型空母の…」
加賀「全然違います。新海域にかなりの敵勢力を確認したので即座に叩くのが望ましいという話をしていたんです。」
提督「…そ、そうだったな…じゃあ早速大和を向かわせよう」
加賀「ではその予定で。明日の0600に作戦開始でよろしいですか?」
提督「あぁ…多分、大丈夫だ…」
加賀「曖昧な返事ですが、まあいいでしょう。では職務に戻りましょう。」
カキカキ〜
提督「(そういえば二十六年式拳銃のモデルガンの再販いつだったかな〜」
カキカキ
提督「(新年早々からやってるんかな〜」
提督「(あぁ〜早く欲しいなぁ〜」
加賀「さっきから手が止まっていますが?」
提督「うぉい! 」
加賀「それとここ字が間違ってます。」ペラッ
提督「…」
加賀「あと字が汚い…これとかなんて読むんですか!」
提督「あぁ…それは……何て読むんや?」
加賀「自分で書いた字も読めないとは……普通ここまで汚くなりませんよ?もうちょっときれいに書いてください。」
提督「いや、綺麗に書こうとしてもきれいにk」
加賀「言い訳は結構。いいですか?今度汚い書類を提出したら大本営に言いつけますから。」
提督「そ、そんな…」
加賀「後やる気がなさ過ぎです。人の話も聞いているかもわからないし、もっとしっかりしてください。」
提督「…」(ウルウル
加賀「何泣きそうになってるんですか!私何か間違った事言いました?」
提督「…」(フルフル
加賀「じゃあこれからもっとちゃんとしてください。」
提督「…はい…」
加賀「これから私は遠征に行きますが、ちゃんと残りの書類やっててくださいね?」
提督「り、了解いたしました…」
ガチャ バタン
提督「…はぁ…ちゃんとやろうと思ってるのに何でできないんだ…」
提督「…とりあえず書類だけでm ドドドドドドッ ガチャン! なんだ!?」
夕張「はぁっ はぁっ…提督!いつになったら開発許可くれるんですか!」
提督「え!?今日だったっけ?」
夕張「はぁ…また忘れたの….」
提督「スマンスマン…いいよ、資材もたっぷりあるし開発許可しよう。」
夕張「やったー!提督、ありがとう!」
ガチャ バタン
提督「ふぅ…ちょっと散歩でも行くか〜」
〜間宮の店〜
間宮「あら提督。いらっしゃい。」
提督「甘いものとコーヒーをくれ…死にそう…」
間宮「あらあら、お疲れのようですね
。」
提督「そうなんです…加賀さんにいろいろ言われて人格否定までされてもう…」(ポロポロ
間宮「そ、そんなに泣かなくても…」(フキフキ
間宮「確かに提督は忘れっぽい人ですが、誰にでも優しくていい人ですよ。加賀さんは自分にも他人にも厳しい人ですから…」
提督「そうだといいんだが…」
ーーーーーーーーー
加賀「…あれほどやっておけと言ったのにまたいない…」
加賀「本当に…だらしない人…」
ガチャ
提督「ちょっと話しすぎたな〜ウォッ!加賀さん!」
加賀「お帰りなさい(怒」
加賀「で、書類はできたんでしょうね?」
提督「あっ……」
加賀「期待してないのでいいです。また忘れたんですよね。」
提督「すいません…」
加賀「貴方にはガッカリしました。あれだけ言ってもまだ治らないとは…」
提督「いや、自分で気をつけてもできないんだよ…」
加賀「言い訳は結構。それに資源も開発につぎ込んだそうですね。明日は新海域を叩くというのに…」
提督「しまった…」
加賀「もういいです。私が何とかしますからもう寝ててください。」
提督「…ッ」(ポロポロ
加賀「役立たず」(ボソッ
提督「…」
ガチャ
提督「うワァァァァァーーーー」
ドドドドドドッ バタン
加賀「…少し言い過ぎました」(シュン
ーーーーーーーー
〜港〜
提督「(分かってるのに、何でできないんだろう」
提督「(昔からそうだった、聞いてるのに聞いていないと言われ…」
提督「(出来ないのはお前が甘えているからだと」
提督「(でも無理だ…やろうとしても無意識のうちに意識が変なとこに行ってしまう…」
提督「(自分で止めようのないことをどうやってやれと……」
提督「はぁ…」
川内「(ん?あれは…チッ…役立たず提督か…」
川内「(前も夜戦の予定忘れやがった…」
川内「おい!」
提督「…!」(ビクッ
川内「また夜戦の日程間違えて入れたな?」
提督「…ッ!ご、ごめん…うっかりして」
川内「もういいよ、提督には期待したこともないしこれからもしないから。」
提督「…」(ウルウル
川内「クズが」(ボソッ
提督「…」(グスッ
トボトボ…
提督「もう死のうか…」
提督「誰も悲しまないだろう…」
提督「そもそも親が提督だったからって自分が提督になれるわけがなかった…」
提督「そして多分生きるのにも向いていなかった…」
ガチャ
提督「加賀は…もう寝たのか……」
提督「ん…引き出しに何か…」
『これで自分の頭でも撃ちぬけよクソ提督』つ 二十六年式拳銃
提督「……」
カチャ
ドンッ…
ーーーーーーー
加賀「…提督……ごめんなさい………私はやっぱり感情表現の下手な冷酷な女ですよね…」
加賀「私も……そっちに今逝きます…」
スッ
終
こんな話を書いたら失礼だとか言われそうですが、それも意見として受け入れます。ただ私は自分が提督になった場合はこうなるんじゃないかと思い書きました。
また様々なタイプがあるため必ずしもこれがADHDだ!というものでもありません。多動など様々なタイプがあります。この提督は衝動性と不注意っぽく書いてみました。
もっと続くのかと
例えば病院行って頑張って治療するとか
これの提督に合った療法による改善(ADHDは治療とは呼ばない:当方当事者)話も読んでみたいです
もっとも、パートナーとかの理解がどうしても必要になるですけど(実体験談)
「拳銃使って自分で死ね」って
感情表現が下手だとかそんなレベルじゃないと思うんですが気のせいッスかね
拳銃使って死ねと言ったのは加賀さんじゃない他の艦娘ですよ。安心してください、そこまでひどくない(´・ω・`)
最後の文章は咄嗟に曙かと思った。
いや…
普通に辞表を出せよ…
辞表は反逆罪(ブラック企業並かん
…なるほどね