３４６プロダクション

社長室

社長「・・・・・・」

社長「・・・なんでこんなことになってしまったんだ」

私は３４６プロダクションの社長である

なんだかんだでアイドル事業が波に乗り、ここまで大きくなり社長として任されて十数年、彼、P君の頑張りもあってここまで大企業になれた

しかし、彼がまさかね

モバP「結婚ですか、あいにくまだ考えてないですし、それに自分にいい相手が見つかるかどうか」

この言葉がきっかけだった

誰が聞いたのかこのことがアイドルに漏れ、更にP君に聞く者が現れ、その時も

モバP「ごめん、アイドルと付き合うことはできない」

と彼なりにやんわりと返したつもりだったが

この時にアイドル達に火がついてしまった

このことがきっかけでアイドル達が動き始めた

あるものは大金を用意し

あるものは怪しげな薬を用意し

あるものはPにもっと構うようになぅた

そして私は

ちひろ「すみませんが社長、あなたを特別会長に任命します」

社長「なんだそれは、ふざけているのか」

ちひろ「ふざけておりません、そもそもあなたにはもう権限などありませんよ」

社長「何、それはどういうことだ」

ちひろ「あなたが持っている株をこちらが買い占めました」

社長「なっ、そ、そんなこと」

ちひろ「できますよ、私の力とアイドル達の力を使えばね」

社長「ぐっ」

そうだった、アイドル達の中には大企業の大物の娘さんや天才や人気アイドルが大勢いる、そのアイドル達の力があれば確かに

ちひろ「社長、その気になればあなたをこの会社から追い出すこともできたのになぜしなかったと思いますか」

社長「・・・なぜしなかった」

ちひろ「一応、最低限の役職と顔建てがあった方がいいと思って、さすがにあなたを追い出してどこかにリークされても困るので」

社長「・・・飼い殺しにする気か」

ちひろ「まぁ、そうとも言えますね、でもご安心を、社長はそこの席から動かずいればいいだけの簡単な仕事なんですよ」

社長「・・・なぜこのようなことをした」

ちひろ「それはPさんとアイドルのためですよ」

知っていた

アイドルの子達がP君の事を愛していることは知っていた

社長「しかし、ここまでせずとも私は恋愛禁止にはしていないが」

ちひろ「社長、何か勘違いしていませんか」

社長「何をだ？」

ちひろ「私達は全員でPさんと幸せになりたいんですよ、誰か１人がPさんと結ばれるわけじゃなく」

社長「なっ、そ、そんなこと認められるか、P君は１人だけなんだぞ、そんなことをしたら」

ちひろ「そんなことをしたらPさんが壊れてしまうと、言いたいんですよね」

社長「そうだ、それはいずれどこかで破綻になる、わかっているだろ」

ちひろ「大丈夫ですよ、社長さん、私達はPさんが壊れるほどの事はしませんよ」

ちひろ「それにもう、計画は進んでますので」

社長「何だ、計画とは」

ちひろ「それは言いませんよ、ではこれからはここにお勤めくださいね、特別会長さん」

社長「ま、待て、待つんだ、ちひろ君」

ちひろ「・・・何ですか、これから忙しくなるんですから」

社長「彼、P君がそんなに欲しいのか」

ちひろ「はい、とても❤」

社長「なっ」ゾクッ

ちひろ「だってもう、我慢できないんですよ、みんなも、私も」

社長「・・・もし私がP君に他の女性を進めていたらどうしていた」

ちひろ「邪魔なので消しますよ、殺さない程度に」

社長「・・・・・・」

ちひろ「私達ならより取り見取りですし、Pさんの期待にも応えることができます」

ちひろ「ですので他の部外者はいりません、いいえ邪魔ですね」

社長「・・・変わったな君は」

ちひろ「えぇ、Pさんと出会えてよかったです❤」

ちひろ「ではもう行きますね、またお会いしましょう、会長さん」

ガチャッ

・・・・・・

私はどこかで間違えたのだろうか

もう私の力では止められない

本当に済まないと思っている

許してくれ、こんな愚かな私を

モバP「・・・最近、社長見かけないな」

ちひろ「Pさん、最近住む所に困ってましたよね」

モバP「えっ」

続く？