2018-07-31 21:17:37 更新

概要

提督と艦娘たちが鎮守府でなんやかやしてるだけのお話です

注意書き
誤字脱字があったらごめんなさい
基本艦娘たちの好感度は高めです
アニメとかなんかのネタとかパロディとか
二次創作にありがちな色々


前書き

60回目になりました
楽しんでいただければ幸いです お目汚しになったらごめんなさい
ネタかぶってたら目も当てられませんね

それでは本編を始めましょう


 ↑ 前「提督とお昼寝」

 ↑ 後「提督と水鉄砲」




提督と集積地



暁「なによっ。暁が護衛じゃ不満だっていうのっ!」


海の上。いつもの様に暁が憤慨して…いや、いつも かはわからないけど

少なくとも卯月の中の暁は大体がそうだった

たとえそれが自分のせいであったとて、省みる、なんて事がある訳もなく

火種に油を注いで煽り続けるのが卯月だった


卯月「不満なんて言ってないぴょんっ。ただちょっと…」


だって面白いんだもの、打てば響く太鼓のような

そして、太鼓を前に叩かない子供がいるかって話


暁「ちょっと…なんなのよ?」


丸めた手で口元を隠し、申し訳なさそうに顔を伏せる卯月


卯月「ううん。ちょっと 不安 なだけだ ぴょん」

暁 「おんなじようなもんじゃないのっ!」

卯月「おんなじな訳無いでしょっ。暁はおバカなのっ!」

暁 「バカってなによっ。そっちこそ毎度毎度っ、バカの1つ覚え何じゃないのっ!」

卯月「何一つ覚えられない暁よりマシだぴょんっ」

暁 「なっ、なっ、なっぁぁぁぁっ!?」


言葉に詰まる、開いた口が塞がらない

言い負かされた、なんて認めたくはないけれど、頭に血が昇る度に真っ白にもなっていく

言い返そうと言葉を浮かべるけど、その端から どんどん どんどん 消えていっては、開いた口から漏れていった


どうしてこの娘はこうも口が回るのか?

合う度に口喧嘩をして、その度に言い負かされて。今だってまた、手の平を握りしめている

ダメだと分かってはいる。そんなの大人の、レディの対応では決してない

もっと優雅にエレガントに、龍驤さんみたいに、どんな時でも笑って済ませる余裕がほしい

分かってる、分かってるのよ、それを分かるのよ暁

けれどそう、次の瞬間、アイツの口から「ぷっぷくぷー」とか言われたら、きっと…


卯月「ぷっぷくぷー♪」


やだな。暁はまだまだ大人には慣れないみたい

ぎゅっと拳を握り込み、その拳に手が重ねられた


響「ストップだ姉さん」

暁「なっ、放してっ、放しなさいよ響っ」


アイツのウサギ顔一発くらい叩いてやらないと気がすまないったら


響「ダメだ」


小さく首を振って否定する

理屈で言えば作戦行動中だ。こんなバカな真似を続けさせて良い理由がない

それに、うーちゃん の言い分も分かる。私達が補給線で被害を出してしまったのは事実だし

それでウサギの手を煩わせたのは一定の事実ではある


けど、ソレは良い。卯月達と一緒と聞いた時点でこうなる気はしていた

だからそう、せっかくの機会だ。うちの姉には もう一歩大人になって貰おうと思う


暁「なんでよっ」


首を横に振った途端に噛み付いてくる、まったくの単細胞ぶりだ

今は うーちゃんを叩きたくて仕方ないんだろうが

一度手を出させてしまうと、引っ込みが付かなくなって終いには日が暮れるし

そんなものにまで付き合う義理はまったくなかった


響「アレでも暁を心配してるんだよ、うーちゃんは」

暁「はっ!? そんな訳無いでしょうっ」


案の定認めるわけもないが、それでも心に出来た隙間の様に、固く握られていた拳が僅かながらに緩んでいた


響「良いかい暁? うーちゃんは 不安 だと言ったんだよ? 不満ではなくね?」


そっと出来た拳の隙間に指を忍び込ませる


暁「それが許せないって言うんでしょうっ。また暁の事バカにしてくれちゃってっ」

響「素直じゃないだけさ? 照れてるんだよ」

暁「素直じゃない? 照れてるですって?」


さらに開いた隙間に押し入って、指と指とを絡め合う

力の入った指を揉みしだき、心も体も解すようにゆっくりと、しっとりと、ねっとりと…


響「だってそうだろう?」


怒る姉の肩に頭を乗せて、その耳元で囁いた


響「暁と一緒にいるのは嬉しいけれど。暁が怪我をしないか心配だって、うーちゃんはそう言いたいのさ」


不満でないが不安ではある


暁が護衛で満足ではあるが、それで暁が怪我をしないか心配だ


つまりはこういう事。いや、こういう風にも取れるというだけだが、これで十分ではある


暁「…そっか、うん」


暁の肩から力が抜けた


さて、後はダメ押しをするだけだろう


響「うーちゃんは素直ではないからね。姉さんが安心させて上げないと?」


「それがレディってものだよ?」まるで悪魔の囁きの様にその言葉は暁の心に染み渡っていった




弥生「やってくれたね…」

響 「どうして止めないかな…君は?」


見守る暁の背中の後ろ

ひっそりと視線も合わさずに会話をする二人


弥生「卯月はあれでいいから…」

響 「なくしてからでは遅いよ?」

弥生「なくさないと分からない事もあるって」

響 「泣き顔は、見たいものじゃないな」

弥生「どっちの?」

響 「どうだろうね…」


暁の…は、もちろんそうだけど

どうだろうね、ホント。弥生の言う通り、一度大喧嘩でもすればいいってのも分かる

けどそれで二人が泣くっていうのは…どうかな

あまり想像できないが、涙を浮かべる うーちゃん というのも見てて面白いものではないはずだ


おかしいな?


それは弥生も同じだと思っていたけれど、意外と違う事を考えているのだろうか?


こっそりと、彼女の横顔を盗み見る

相変わらずの無表情。そこはあまり人に言えるものでもないが

同類だからって、分からないものは分からない

彼女の素顔を見た事もないし、今だって何を考えているのか測りかねている

単純に、気を許されてないだけか。うっすらと感じる壁のようなもの

感情を汲み取ろうと手を伸ばしても、薄氷一枚に阻まれて 手が滑っている感じだ


響 「君は、うーちゃんが泣いても良いっていうのかな?」

弥生「バカ言わないで」


静かな言葉に、静かに離れていく背中


弥生「それでも卯月は可愛いんだよ?」

響 「…」


「バカ言わないで」一瞬、その言葉に安心もしたが

肩越しに振り返った彼女の言葉に、たまらず眉間にしわが寄っていた


弥生「ふふっ。変な顔…」

響 「…」


ふっと、無表情の上に浮かぶ微笑

なんだろうね、私はからかわれたのだろうか。流石は うーちゃんの姉君というだけはあるのかな


響 「一つだけ」

弥生「なに?」

響 「うーちゃんの泣き顔も、あまり見たいとは思っていないよ」

弥生「…」


今度は彼女が黙る番のようだ

肩越しに振り返ったまま、少しばかりの沈黙は、驚いている、そんな風にも感じられた


「そっか…ありがとう」


不意に動き出す彼女

その表情こそは変わらなかったが、何処か浮ついてる様にも見受けられる

例えばそう…


響 「もしかして…照れてるのかい?」

弥生「しらない。勝手なこと言わないで…」

響 「それは悪かったね…」

弥生「なに?」


含みのある言葉が気になったのか、不満げに目が細くなっていく


響「いいや」


ああ、そうか

自分だってそうだった。無表情だからって感情が無いわけではないんだ

むしろ表に出ない分だけ、内心 捻じくり返ってるってのは分かる話

だから、あとはきっかけだけ。感情の読み取り方さえ分かったのなら


響 「意外と、表情豊かなんだなって」

弥生「今日はよく喋るね…」

響 「友人を前にすれば、口だって軽くなるさ」

弥生「…」

響 「おや、また照れたね?」

弥生「しらない。勝手なこと言わないで」

響 「それは悪かったね…」


「なに?」と、同じ様に向けられる視線

それのくすぐったさも手伝って「いいや」と口にしながらも、思わず笑っていた




瑞鳳「なによ…」

卯月「別に…」


暁から離れた卯月が、瑞鳳に引っ付きながら その影に隠れていた


ケンカ別れしたわけじゃない

ただちょっと…別になんでもないけれど、なんとなくだ


「安心なさい、暁が ちゃんと守ったげるからっ」


そんな事を言っていた、無駄に自信満々でだ

ぐっと握られる拳。腕まくりで出来た力こぶ 貧相ものだったけれど

朗らかな笑顔に、なんだろう、何故か、何処か、安心みたいなものを感じていた


やりづらい…


そうだ、言ってしまえばそう言う事

あんな口喧嘩した後で、そろそろ手の一つも出る頃だと思っていたのに

返ってきたのはあの笑顔。もうちょっと突っ掛かってくれないと困るのに

そんな風に笑いかけられたって、うーちゃんは別に…


「ばーか」


ふいに、聞こえて来た声に顔を上げた

見上げる瑞鳳の顔はこっちを見るでもなく 前を向いたまま


ばーか、ばーか、ばーか…


心に出来た隙間に響くようだった

何度も何度も、その言葉が繰り返されるうちに不思議に思えてくる


なんで? どうして? うーちゃんは罵倒されたの?


卯月「…そんな事言っちゃいけないって、大鳳に習わなかったの?」

瑞鳳「あんたには良いの」

卯月「なにそれ…」


それじゃあ、まるで、瑞鳳が…


卯月「瑞鳳は…うーちゃんの事嫌いなの?」


ぎゅっと、袖を引く

あっちを向いたままの顔を、こっちに向けたくて

うーちゃんの方を見てほしくって、袖を掴む指先に力を込めた


瑞鳳「好きよ?」

卯月「ぇ、ぁ…そう…」


とんっと、心臓が跳ねたような気がした

素直な、瑞鳳にしてはあまりにも素直な感想に拍子抜けする

そんなんだから、うーちゃんだって、つい、口を滑らせてしまっても


卯月「う、うーちゃんも…ずいほーの事、す…」

瑞鳳「なーんてっ、うっそぴょーんっ♪」

卯月「うぷっ」


大げさに笑った瑞鳳が、卯月のほっぺたを引っ張っていた


卯月「ぷーっ!?」


イラッとした、イラッとしたぴょん


うーちゃんがせっかく素直に…素直に…?

まっさっかっ、うーちゃんがそんな訳ないもの

気の迷いっ、世迷い言だもの。これは、しゃこーじれいと言えるはず


だいたいっ、人のほっぺを笑いながら引っ張ってくるような娘にっ

好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのっ、ずいほーだぴょんっ、断じて、うーちゃんではないんだぴょん


卯月「もうっ、なんなのっ!」

瑞鳳「なによ?」


瑞鳳の手を振り払う

さんざ弄ばれた ほっぺが むにむに するし、なんか もかもか するのもきっと瑞鳳のせい


卯月「どうしてっ瑞鳳は うーちゃんに ばっか意地悪するのっ!」

瑞鳳「卯月が可愛くってつい…。ごめんねっ♪」

卯月「いいよっ♪ なんて言うわけないでしょっ。瑞鳳なんて、瑞鳳なんてねっ」




「昆布に足引っ掛けて転べば良いんだぴょんっ」


そんな捨て台詞を最後に、卯月の背中が離れていった


瑞鳳「だれか転ぶかって…」


手間のかかる娘…。しかし、これでやっといつもの調子に戻せた

テンション上がってる時は強いのに、調子崩すと酷いもんだから

メンタルケアの重要性…以前に、なんで私 こんな事してんだろ


作戦のため、か? 割り切るならそれも良いんでしょうけど…

さっと、頭の中を見回した。それらしい理由はないもんかと


「う、うーちゃんも…ずいほーの事、す…」


瑞鳳「言わせるもんですか…」


そんなの、今度は自分がどんな顔していいかわからなくなるって


瑞鳳「っとっとっ」


変なことを考えていたせいか、何かに蹴躓く

まさかの昆布? 一瞬の冷や汗、そんなもの卯月に見つかったら煩くてしょうがなくなる

だが、よくよく考えなくても昆布で蹴躓くなんてありえない、スクリューに絡まるならともかくだ


傾く体に見えてくる足元

浮かんでいたのはドラム缶…。中に何を詰めたのか、頭だけが顔を出すようにと中途半端に沈んでいた


瑞鳳「…なによ?」

弥生「…べつに?」


犯人は…思いの外近くにいた

というか、こんな事をする娘はそう多くもないし

それを しれっとやるから質が悪い。生来の無表情も合わさって、一見そうと見えないのも嫌らしい


弥生「ただ、ドラム缶ならコケるかなって?」

瑞鳳「あんた、私のこと嫌いなの?」

弥生「好きだよ?」

瑞鳳「あ、そう…」


よく分からん

小首をかしげて可愛らしくも見えるが、それが無表情なんだから感情が読めない

むしろそのせいで、からかわれている気さえする


弥生「卯月と、司令官と、睦月と如月と…(以下姉妹)の次くらい?」

瑞鳳「それは…どうなの?」


よく分からん

提督とか姉妹達が先に来るのは分かるけど…その次くらいと言われた私はどんな反応をしたら良いのよ


弥生「どうかな?」


なんか笑われた気もするし

多分絶対、からかわれている。何でって言われたら卯月のせいなんだろうけど


瑞鳳「そんなんだったら、面倒くらい自分で見なさいよ」

弥生「そうだけど。近すぎるのも考えもの…」


そう言って、卯月の背中を追いかける視線

何を考えているのかよくわからないが、慰めの言葉の1つもかけるべき、なんかそんな気はしたから


とりあえず、ほっぺを引っ張っておいた


やられたら やりかえす

わりと鎮守府(うち)では当たり前のことだった


「ひどい…。瑞鳳は弥生の事嫌いなの?」

「好きよ? 卯月と…」

「卯月?」

「あ、いやっ、いまのは…」

「良いけど…」



ーー



「ヤメロ…ヤメロ…」


基地の最深部、白い少女は歯噛みする

大事に大事に抱えたドラム缶。それが拉げていくのも気づかずに、じっとりと腕に力が籠もっていく

メガネの奥、青白い瞳は恐怖に揺れていた

自身が傷つくことへの、もちろんそれも合っただろう

だが それ以上に、失う事を恐れていた

集めて守ってきたものが、次の瞬間には焼き払われている

そんな喪失感と無力感に、ただただ身を震わせていた


基地が揺れる


その度に1つ、また1つと、小鬼たちの反応も無くなっていた

全ては時間の問題。時期を待たずに艦娘共が此処に雪崩込んでくるのだろう


それが恐ろしい、何よりも恐ろしい


「モエル…モエテ…モエテシマウ…ナクナッテ…ウシナッテ…」


全部が無駄になることよりも、全部が奪われる事よりも

弾の1つも、油の一滴も、仲間に…なか、ま? ナカマ…ナカマ…ッテ…?


基地が揺れる


「ハッ…!?」


慌てて顔を上げた

今のは外からの衝撃じゃなかった。内側から だんだんと近づいて

速い、自分が予想していたよりもだ。外の戦闘が終わった訳じゃないのなら


そしてそれは今をもって


一際、大きな衝撃

あからさま な金属音と同時に、隔壁の真ん中が盛り上がる


いっそ砲弾で穴を開けられた方が良かった

いっそ部屋もろとも爆破された方が まだ清々しい

見間違いであった欲しかった

見間違いだと言い聞かせるために、何度もソレを見つめ直す


拉げた隔壁。張り出した金属板に浮かび上がっているのは人の…


あぁ、そうだ…


あれは、人の掌だ


さらにもう一度部屋が揺れる

右か左か、ついには両手の後が隔壁の上に刻まれる


でもだ。だからどうだ? いくら艦娘とはいえ人の手で破壊されるようになんて…


「ウッオオオッ!」


悲鳴を上げたのは何時ぶりだろう…いやきっと、生まれて初めてのはずだ

あまりにも大きな声に、感じた喉の痛みでようやく口を閉じられる程


動いていた


拒絶するように嫌な音を立てながらも、隔壁がゆっくりと持ち上がっていく

何度閉ざそうそしてもエラーの表示が止まらない


出来た隙間に飛び出す つま先。後は呆気ないものだった


「クゥゥゥゥゥマァァァァァァッ!!」


隔壁が跳ね上がり、勢い余って天井に突き刺さる


「ヒィィィィッ!?!?」


生まれて2度目の悲鳴

信じがたい物を見た時、思考が止まるのだと思い知らされる


「バカ、ナ…」


だってそうだろう…

大和型の主砲にすら耐えうる隔壁を、艦娘の細腕1つで抉じ開けられて、そんな理不尽


「待たせたクマ」


こともなげに、そいつは ずれた靴を治すみたいにつま先を叩いて踏み込んでくる


「マタ…モヤスノカ…」


向けられた砲口に、睨み返すだけが精々の自分が口惜しい

あぁ、視線だけで、憎しみだけで、敵を殺せたらどれ程楽だろうか

そんな弱音を、そんな泣き言を…


「なにを訳の分からん事を」


そいつ は事もなげに吐き捨てる

そうだろう、敵の言葉に耳貸すなんてこと


だったら後は…


抱えていたドラム缶を持ち上げる

投げつけて、飛びかかって、アワヨクバ、一矢報いる事ができたなら

この憎しみも幾らかマシになるんじゃないだろうかって


「ッ!?」


ままよっ

覆せない戦局に引導を、せめての、最後の、それさえも…


放り投げる その手前

一発の砲弾と、爆発するドラム缶

飛び散る破片が全身に突き刺さり、体から力が抜けていった


とんっと、何かが床に降り立った

耳に響く足音。軽い、軽い、子供の様な足音が、秒を刻むように近づいてくる


とんっ、とんっ、とんっ、とんっ…とんっ…


倒れた体。視界の端に紛れ込む小さな足、覗き込んできたのは場違いな笑顔と栗色の長い髪の先


「あなたには2つの選択肢があります」


平和には程遠いピースサインを掲げて、その艦娘は言葉を続けた


「1つは抵抗して球磨さんに倒されるのとー、もう一つはこのまま無抵抗で文月さんに倒されるか、だよ?」


おすすめ前者だと、それは付け加えてきた


「何処から入ってきたクマ…」

「裏口とか通風孔とか(乙女の秘密だよ)?」

「乙女はそんなとこ通らねぇクマ」

「お転婆なのも偶には かわいいよっ」

「よく言う…」


気に入らない

私なんて倒したと、もう終わった事にされている


「マダ…ダッ…!」


床に手甲を打ち付けて、なんとか立ち上がる

それでどうにかなるとも思えないが、無いもしないでもいられない


「ねぇ、お姫様。ほんとはね、文月さんは今日 秘書艦のハズだったんだよ?

 それを司令官んが どーしてもっていうから仕方なく こんな所までやってきてさ?

 ううん、分かって欲しんじゃないんだよ。お互い事情ってあるからね 分かる分かる

 だからこれは仕方のない事なんだよ?それで提案なんだけどね?」


言ってる意味が分からない。口調こそ、陽気に残念そうではあったがそれだけだ

だが、そうであると分かったのは、自分もそれにとらわれているからか


「どうかな? 抵抗を止めてくれたら文月さん は、引き上げるんだけど? 今すぐね…」


手甲を握り込む

そんな恨み言を聞かされて、はいそうですかって手を下ろせるわけがない

仮にコイツの言葉が本当だとしても、もう一人がすぐさま殺しに来るのがわかりきっている


「コト…ワルッ!」


全身全霊、正真正銘の最後の一撃

すでに死に体であったとしても、こんな小娘一人くらいは持っていけると


「あっそ。それじゃ…エンゲージ♪」

「ナッ!?」


桜色に燃やされた

空目ではあっただろうが、その瞬間に体の感覚が消えていた

視界を埋め尽くすその光、熱くて暖かいその光に伸ばした指先さえも溶けていく

自分が焼け落ちていくような錯覚は、最後に1つだけ


「きれい…?」


そんな事を思っていた気がする



ーー



作戦自体は簡単なものだった

瑞鳳さんとボクらで暴れているうちに、球磨が正面から忍び込むってそれだけの

気づけば文月も居なくなっているけども、まぁ あの妹の事だ上手いことやっている気はする


皐月「榛名さん、まだ金剛さんと喧嘩してるの?」


作戦の合間、何処か浮かない榛名さんに声をかける


榛名「あ、いえ、榛名は…」

皐月「大丈夫に見えないから聞いてるの」

榛名「あ、う…」


「大丈夫です」と、言いかけた口に蓋をする

そんな遠慮されるくらいなら、比叡さんみたく無駄に張り切って自爆でもしてくれた方が見てる分には楽だ


皐月「パンツ見られたって訳でも無いんでしょ?」

榛名「それはっ。見られてたらもっとじゃないですか…」


想像したのか、榛名さんの頬がうっすらと赤くなっていた


榛名「それに、そうは言いますけど。皐月さんだったら、良いんですか?」

皐月「ボクかい?」


そんな今更過ぎる質問だった

一つ屋根の下、そう言うことだってあるだろうし、実際見られたことだって1度や2度じゃない

どころか積極的にスカート捲ってくるし…。と、此処まで考えて ふと思う

そういえば、最近スカート捲られてないなって…

いや、捲って欲しいとまでは言わないけど。あれで、少しは大人になったのかな?

なんて一抹の寂しさくらいは…いや、ないない。大人になってくれたのなら それが良いに決まってる

面白半分にガングートさんのスカート捲った日には、きっとその場で銃撃戦。考えるのもイヤになる光景だ


皐月「ふふっ…」


でもなんでかな?

そんな光景を思い浮かべて、それがなんか面白かった


榛名「皐月…さん?」


急に笑いだしたボクを不思議そうな顔で覗き込んでくる榛名さん


皐月「ううん。ただ、司令官なら良いかなって思っただけだよ」

榛名「えっ、それは、つまり…えぇっと…」


大丈夫じゃなさそうな困り顔。どこに思い至ったのか何となくでも察しが付く

からかうつもりはなかったんだけど、面白いものが見られたしまぁよかったかな


皐月「さて。それじゃボクは駆逐艦らしいことしてくるから」


雑談はお仕舞い。一段落する頃にはまた小鬼(PTボート)がワラワラと

曰く、PTボートを駆逐する艦とは誰が言ったか

今では大物狩りやら、対潜・対空・輸送と持て囃されているけども、基本に立ち戻るのもたまに良い


皐月「榛名さんは基地への攻撃よろしくねっ」

榛名「は、はいっ。皐月さんもお気をつけて…」

皐月「うんっ。まっかせてよっ」


軽く握りこぶしを作って見せて

そのまま、PT群に飛び込んだ




電「ごめんなさいっ。ごめんなさい なのです…」


やっぱり、何度やっても慣れるものじゃなかった

いっそイロハ級の駆逐艦みたいな形をしていたらまだよかったのに

なんで、あんなに小さな女の子のような形をしているのか

とりわけ「キーキー」と鳴き声が耳に残るのがイヤだった

いつかそれが、悲鳴に聞こえてしまったら もう撃てなくなるような気がして


それが気に入らなかったのでしょうか…


ゆー「貸して…」

電 「え、あ、ゆー…さん?」


突然、横合いから伸びてきた小さな手に主砲を掴まれると、強引に操作を奪われる


電 「ま、待って、待って欲しいのです」

ゆー「ゆーの知った事じゃありませんって」

電 「あ、あぁぁ…」


連射、斉射、掃射

砲身が焼き付くまで撃ち続け、水柱が上がる度に小鬼達が渦の中へと飲まれていく

情けも容赦も欠片もない。いえ、本当なら電だってこうするべき…ですが


きー…きー…きー…


悲鳴に聞こえてしまった。足から力が抜けそうになり、とっさに掴んだ ゆーの小さな手


ゆー「なに?」

電 「ご、ごめんなさい なのです」


覗き込んでくる白い横顔

それが怖かった。敵を恨むとか憎むとかなんもなくて、淡々と まるで人形の様


ゆー「良いけど。それと、返すね…」

電 「はわわっ」


投げ返すように主砲から手を放した ゆーさん

後には、小鬼だったものが辺り一面に浮かんで…


電「ゆ、ゆーさんっ、前っ!!」


飛び出していた

向かってくる魚雷、それはもちろん怖いけど、居ても立っても居られなかった


なのに


手首を掴まれて後ろに投げ飛ばされた

庇うつもりが庇われ…いえ、なんでしょう…。魚雷が海から蹴り出されていました


ゆー「こんなものはね…こうすればいい…って」


更に一蹴。蹴り上げた魚雷を蹴り飛ばし、辛うじて浮いていたPTボートのもとに叩き返していた


ゆー「これが球磨型の闘争ってやつですって」


えっへん と、言えば可愛らしいのでしょうが

それよりも、小さな胸を張る その娘に言わなければ いけない気がします


電 「待って、ゆーさん は潜水艦なのですっ。忘れないで欲しいのですっ、思い出して欲しいのですっ」

ゆー「…軍艦なんてどれも同じでしょう?」


とてもとても、呆れられた声で返されました


電 「ダメなのですっ。それを艦娘(私達)が言ったら絶対ダメなのです」

ゆー「…わがまま」


顔を背けたと思ったら、とてもとても つまらなそうに言い捨てられた


電 「ケンカなら買ってやるのですよっ!」




雷「やれやれね…」


肩をすくめるしか無い

我が妹ながら、良くあんなものに突っ掛かっていけるものだ

一度ひどい目に合わされたのは忘れてしまったのか

それとも、自分の妹の胆力を見直すべきなのか


雷「止めるこっちの身にもなりなさいよね…」


だからって、止められる自信も無いけども


雷「…」


ダメね。弱気になってるのは自分でも分かる

けど、あの ゆーを倒せって言われたら無理って言うしか無い、あんなネジの外れたの…

指輪でも使えばケンカにはなるんでしょうけど、向こうにだってそれはある

そうなったら手がつけられないのなんのって


「どうでもいいけど「ちゃん」を付けて」

「そんなのどっちだって良いのですっ」

「わがまま…」

「どっちがですかっ」

「どっちだって良いんでしょう?」

「むっかーっ!」


雷「…あの煽り方、卯月にそっくりね…」


誰かあの娘に常識を教えなさいよ、常識を…


呆れて、匙を投げ捨てたと同時に通信が入った


雷「はいはい、雷様ですよー?」

 「はいはい、文月さんですよー」

雷「文月? あんた勝手に居なくなって、大丈夫何でしょうね?」

 「へーきへーき。もう終わったから」

雷「そう…。早かったわね…怪我はない?」

 「わざと怪我して司令官に構ってもらおうとは思ったよ?」

雷「それを言えるなら平気だわ」

 「あははははっ。それじゃ、爆発するから逃げてね?」

雷「は? 爆発? 何が?」

 「何って? 基地だよ? 巻き込まれないようにね?」

雷「ちょっ、文月っ、待ちなさ…切りやがったわ」


なに、あの? 「基地って爆発するものでしょ?」みたいな言い方

そもそも奪われた物資を奪還するってのに、基地を爆破って…正気?


ゆー「雷? 文月ねーさん、なんて?」

雷 「え、あー…。いや、なんか爆発するから逃げろって…」

ゆー「・・・。はい、それじゃ ゆーは逃げますって。ばいばい…」


そう言った彼女の行動は早かった

音もなく潜航し、そのままどこぞへと姿を消す

まるで、今の言葉を本気にしたような対応の速さ


電「雷ちゃん?」

雷「いや、冗談…でしょ?」

電「だと思うのですが…」


にしては、胸騒ぎがする、嵐の前の静けさ とでも言うのでしょうか?

小鬼達がまだ残ってるのに、妙な静けさが海域を覆っているような


榛名「あ、あの皐月さん? そんなに引っ張らなくても榛名は…」

皐月「大丈夫じゃないから引っ張ってんのっ。ほら、二人も早く離れて離れてっ!」

雷 「ちょっ皐月までっ!? 一体何だって…」


どーんっ!!


電・雷「…」


そのバカみたいな衝撃に、思わず振り向いていた

空が割れている、大地が泣いている、世界の終わりを表現したかのような


何をどうしたらこうなんの?


基地の動力部に? ありったけの弾薬に? 浴びるほどの燃料か?

あぁきっと全部だ、一斉に火を付けやがったな あの おバカっ


雷「てっ、てっしゅーっ!!」

電「爆発オチなんて最低なのですぅぅぅぅっ!!」



ーー



文月「ねーねー司令官。国土地理院から苦情が来てるよ?」

提督「なに、その強そうなの?」


執務室。珍しく机に座っている提督は、さらに文月に座られていた


文月「えっとねー、太閤検地とかする所かな?」

提督「年貢の収め時って?」

文月「それは別件かなー?」

提督「別件?」


取り留めのない会話で遊んでいると、また1つ問題が舞い込んできた


文月「うん、榛名さんからね、お米分けてって?」

提督「榛名、大丈夫じゃありませんって?」

文月「もう無理だって」

提督「ふふふっ。素直だこと、どんな顔してるか見てみたいわ」

文月「じゃー、榛名さんの困り顔と交換って事にしとくね」

提督「そーして、そーして」


慣れた手付きで書類の穴を埋めていく文月

最後に、提督の手を掴み、ハンコを握らせ、書類に判を落とした


提督「自分でやればいいのに」

文月「二人の共同作業?」

提督「新婚さんだ」

文月「らぶらぶだね」


赤くなった頬に手を添えて、楽しそうに身を捩る文月

揺れるポニーテール指を伸ばし、なんともなしに毛先を弄ぶ


提督「それで、太閤様はなんて?」

文月「ああ、それねー。地図の書き換えが必要だってさ」

提督「派手に燃えたらしいね?」

文月「いわゆる コラテラル・ダメージってやつ?」

提督「じゃあ、しょうがない」

文月「しょうがない、しょうがない」


ごめんなさいと形だけ

申し訳程度の反省文を送り返す楽な仕事だった



ーおしまいー




後書き

文月「いやぁ、まさか自爆するとは思わなかったねっ」
雷 「誰が信じるってのよ、それ?」
文月「でも、誰も証明できないでしょう? 全部焼けたし?」
雷 「…榛名さん、すっごい顔してたわ…」
文月「米がないなら、小麦を食べれば良いんだよ」
雷 「お米よりよく燃えたでしょうよ」
文月「一体誰がそんな事をっ」
雷 「あーんーたっよっ!」



文月「そんなことより、コメント返ししよ?」
雷 「そんなことって…良いけど」

・榛名

文月「強くて優しい榛名さんっ」
雷 「強くて可愛い榛名さんっ」
文月「困らせたくなるよねっ」
雷 「ならないわっ」

・ジャーヴィス

文月「だが待って欲しい。抱きまくらにしたら色々触ったり合ったたりするのは仕方ないのでは?」
雷 「もう、そうやって言い訳するのが嫌だわ。触りたいならドーンって行きなさいっドーンって」
文月「はいたっち♪」
雷 「…ドコ触ってんのよ」
文月「だって触っていいって」
雷 「そうね。けど怒らないとは言ってないわっ」
文月「きゃー♪」
雷 「まったく」

・多摩

多摩「多摩に惚れた? またメルヘンな事を…」
雷 「あんたも、やればできるんだからさ」
多摩「やらないなら出来ないのと同じ。多摩は面倒はゴメンだにゃ」
雷 「そうやって、後回しにして。後で面倒が増えても知らないんだからっ」
多摩「その時はその時考えるにゃ…」

・だってキャラ濃い

JVS「ほーらーっ、金剛がしっかりしないとっRoyal Navy全部が変に思われるじゃないっ」
金剛「あなただって似たようなものじゃないですかっ」
JVS「だからって、だからってウォースパイト達までそんな風に思われたらっ」
金剛「はいっ。今呪いかけました、ウォースパイト達がちゃらんぽらんになる呪いをかけましたー」
JVS「あーっ!?なんてことっ」

雷 「何、アレ…? 子供なの?」
文月「そうだよ? だって金剛さんだもん」
雷 「…いや、まぁ」
文月「笑いも取れるし、シリアスも出来る。金剛さんは素敵な娘だよっ」
雷 「笑いしか取ってるの見たこと無いんだけど…」
文月「あははははっ♪」



ここまでご覧いただきありがとうございました
また、いつも コメント・評価・応援も合わせ、重ねてお礼申し上げます

艦これカレンダー7月の秋月姉妹…とても良い
家具を文月セットに模様替えしたら全体的に黒っぽいのは何でだろう? 本人は茶色系なのに


ー以下プロフィール(長いー


提督
練度:神頼み 主兵装:刀 物理無効・神出鬼没
「触らぬ神に祟りなしって、言うだろう?」
長髪の黒髪、何時も気だるげな表情をしてる癖に、人をからかうときだけはすっごい楽しそう
一応、白い制服を着けてはいるが、上から羽織っている浴衣が全てを台無しにしている、不良軍人
そもそも、軍人どころか人ですら無い、元土地神様
覚えている人もいなくなり、ようやく開放されたと思えば、深海棲艦が湧いてきて…
3食昼寝付きの謳い文句も手伝って、提督業を始めだした
性格は、ほとんど子供。自分でやらないでいい事はまずやらない、明日できることはやらないで良い事
悪戯好きで、スカートめくりが好きなお年ごろ
また、結構な怖がりで、軽度は人見知りから始まり、敵は全て殲滅する主義

三日月と一緒にお風呂に入れる券;残り…

皐月ー愛称:さつきちゃん・さっちゃん・さっきー
練度:棲姫級 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「え、司令官かい?そりゃ…好き、だよ?なんてな、えへへへ♪」
初期艦で秘書艦の提督LOVE勢。提督とは一番付き合いの長い娘
その戦闘力は、睦月型どころか一般的な駆逐艦の枠から外れている程…改2になってもっと強くなったよ
「ボクが一番司令官の事を分かってるんだから」とは思いつつも
まだまだ照れが抜けないせいか、ラブコメ時には割とヘタレである

睦月ー愛称:むつきちゃん・むっつー・むっつん
練度:褒めてっ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「提督っ、褒めてっ!」
わかりやすい提督LIKE勢、「ほめて、ほめて~」と、纏わりつく姿は子犬のそれである
たとえその結果、髪の毛をくしゃくしゃにされようとも、撫でて貰えるのならそれもよしっ
好感度は突っ切っているが、ラブコメをするにはまだ早いご様子

如月ー愛称:きさらぎちゃん・きさら
練度:おませさん 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「司令官?ふふ…好きよ?」
提督LOVE勢。良い所も悪い所もあるけれど
むしろ、悪い所の方が目立つけど、それでも あなたが大好きです
だから、何度でも言いたいし、何度でも言われたいの、ね?司令官?

弥生ー愛称:やよいちゃん・やよやよ・やーよ
練度:無表情 主兵装:3式爆雷 好感度:★9
「司令官?好きだよ、普通に」
普通の提督LOVE勢。変わらない表情をそのままに平気で悪戯をしてくる娘
表情が変わらないならと、大袈裟なリアクションも いつもの澄まし顔で本気に取ってもらえない
結局は卯月の姉、卯月絡みで何かあったら半分くらいは弥生のせいと思っていい

卯月ー愛称:うーちゃん・バカうさぎ、うーちゃんねーさん
練度:ぴょんぴょん 主兵装:超10cm高角砲★MAX 好感度:★7
「司令官?そんなの大好きに決まってるぴょんっ」
ぴょんぴょんする提督LIKE勢。毎日ぴょんぴょんと、あちこちで悪戯しては怒られる毎日
主な対象は瑞鳳、「だって、からかうとおもしろいだもん」なんのかんので構ってくれる瑞鳳が好き
口が滑る水無月と違って、一言多いタイプそれもわかった上、いらん事をよく言う2人である

水無月ー愛称:みぃ・みーな
練度:うん、わかるよ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★8
「司令官、呼んだかい?」
よく笑う提督LOVE勢。艦娘として姉として妹として仲間として
頼って欲しいと自己アピールは欠かさない。欠かさないけど裏目にでる
胸を張った途端の平謝りが板についてきた
一言多い卯月と違って、よく口が滑るタイプ、いらん事を良く言う2人である
自分が結構ツンデレ気味のやきもち焼きだと気づいたこの頃、降って湧いた恋愛感情と格闘中

文月ー愛称:ふみ、ふーみん、文月さん
練度:ほんわか 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「しれいかん?えへへー…なーいしょっ♪」
ふんわりとした提督LOVE勢。ちゃっかりと美味しい所はいただくタイプ
ラブコメをする姉妹たちの背中を押したり、喧嘩の仲裁に入ったり
緩衝材みたいに立ち回りつつ、実際はプロレスのロープみたいに跳ね飛ばしてくる
二人っきりになるとそこはしっかりと、ラブコメだってやってみせる
本人曰く「大福餅」白くて甘くて…その先は内緒

長月ー愛称:なつき、なっつん、なっつ
練度:頼りになる 主兵装:5連装酸素魚雷 好感度:★8
「司令官…いや、まあ…いいだろ別にっ」
おでこの広い提督LOVE勢。司令官に ちゅーしてこの方
自分の感情を見ない振りも出来なくなり、最近は割りと素直に好意を見せてくれたりもする
自分の感情に振り回されるくらいにはラブコメ初心者。あと、シスコン(菊月)

菊月ー愛称:菊→菊ちゃん→お菊さん→きっくー→くっきー
練度:威張れるものじゃない 主兵装:12・7cm連装砲B型改2★MAX 好感度:★8
「ながなが?ながなが ながなが」
箱入り提督LIKE勢。おもに長月に過保護にされてるせいでラブコメ関連はさっぱり
しかし、偶に見せる仕草はヘタなラブコメより攻撃力は高い。やっぱり如月の妹である
大艦巨砲主義者、主兵装は夕張に駄々を捏ねて作らせた。それとシスコン(長月)
最近、司令官との共通言語が出来た。合言葉は「ながなが」

三日月ー愛称:みつき・みっきー
練度:負けず嫌い 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「し、しれいかん…そ、その…好きですっ!」
おませな提督LOVE勢。どこで仕入れたのか変な知識は一杯持ってる
そして、変な妄想も結構してる。すぐ赤くなる、可愛い、むっつり
提督と望月に、からかわれ続けたせいで、たくましくなってきたここ最近
ラブコメモードは基本に忠実

望月ー愛称:もっちー、もっち
練度:適当 主兵装:12・7cm連装砲(後期型  好感度:★MAX
「司令官?あー、好きだよ、好き好き」
適当な提督LOVE勢。とか言いつつ、好感度は振り切ってる
だいたい司令官と一緒に居られれば満足だし、司令官になんかあれば不言実行したりもする
ラブコメには耐性があるが、やるとなれば結構大胆

球磨ー愛称:ヒグマ・球磨ちゃん
練度:強靭・無敵・最強 主兵装:46cm…20.3cm(3号 好感度:★MAX
「提督?愚問だクマ」
突き抜けてる提督LOVE勢。気分は子グマの後ろに控えている母グマ
鎮守府と提督になんか有ろうものなら、のっそりと顔を出してくる、こわい
積極的にラブコメをすることもないが、昔は提督と唇を奪い合った事もある
大艦巨砲主義者。最近、私製46cm単装砲の命中率があがった、やったクマ

多摩ー愛称:たまちゃん・たまにゃん
練度:丸くなる 主兵装:15・2cm連装砲 好感度:★6
「提督?別にどーとも思わないにゃ?」
気分は同居ネコ。とか言いつつ、なんのかんの助けてくれる、要は気分次第
絡まれれば相手もするし、面倒くさそうにもするし、要は気分次第
特に嫌ってるわけでもないし、いっしょに昼寝もしたりする、要は気分次第
ラブコメ?何メルヘンなこと言ってるにゃ

北上ー愛称:北上様・北上さん
練度:Fat付き 主兵装:Fat付き酸素魚雷 好感度:★9
「提督?愛してるよん、なんちって」
奥手な提督LOVE勢。気分は幼なじみだろうか
このままゆるゆると、こんな関係が続くならそれで良いかなって思ってる
初キッスはチョコの味がした

大井ー愛称:大井さん・大井っち
練度:北上さん 主兵装:北上…53cm艦首(酸素)魚雷 好感度:★8
「提督?愛してますよ?」
分かりにくい提督LOVE勢。そうは思っていても口にはしない、絶対調子に乗るから
足と両手が埋まったなら、胸…艦首に付ければいいじゃない、おっぱいミサイルとか言わない

木曾ー愛称:きっそー、木曾さん
練度:悪くない 主兵装:甲標的 好感度:★7
「提督?まあ、アリなんじゃないか?」
カッコイイ提督LOVE勢。提督に赤くさせられたり、提督を赤くしたりと、まっとうなラブコメ組
そういうのも悪くはないが、本人はまだまだ強くなりたい模様
インファイター思考だけど、甲標的を使わせたほうが強いジレンマ

金剛ー愛称:こう・こうちゃん・こんご
練度:Burning Love 主兵装:Burning…46cm3連装砲 好感度:★MAX
「提督…Burning Loveです♪」
分かりやすい提督LOVE勢。提督の為ならたとえ火の中水の中
何時からだったのか、出会った時からか
ならそれはきっと運命で、この結果も必然だったのだろう
けれど、鎮守府ではオチ担当、艦隊の面白お姉さん、取り戻せ、お姉さん枠

見た目の割に子供っぽい

瑞鳳ー愛称:ずいほー・づほ姉ちゃん
練度:卵焼き 主兵装:99艦爆(江草 好感度:★6
「だれがお姉ちゃんよっ」
気分は数ヶ月早生まれな幼なじみ。ラブコメルートもあった気がしたけど、何処行ったかな
卯月にからかわれて追っかけまわすのが日課。弥生に唆されてモヤモヤするのも日常
だからって、別に卯月を嫌ってるわけでもなく実際はその逆である

夕張ー愛称:ゆうばりん
練度:メロン 主兵装:軽巡に扱えるものなら何でも 好感度:★6
「ゆうばりんって…気に入ったのそれ?」
気分は一個上のお姉さん。卯月や菊月の駄々に付き合ったり
球磨や提督の無茶振りで、アレな兵装を作ったりと、信頼と安心の夕張さんである
特に決まった装備は無く、戦況次第でなんでも持ち出すびっくり箱、安心と実績の夕張さんである

大鳳ー愛称:大鳳さん
練度:いい風 主兵装:流星改 好感度:★9
「提督、愛してるわ」
素直な提督LOVE勢。金剛見たいにテンションを上げるでもなく、息を吐くように好意を伝えてくる方
ラブコメに悪戯にと我慢強い方だが、許容量を超えると…
その落ち着いた物腰からは、艦隊の保護者っぽくなっているが、内心は見た目通り歳相応だったりもする

見た目以上に大人気ない

U-511ー愛称:ゆー、ゆーちゃん
練度:ですって 主兵装:WG42 好感度:★8
「Admiral…提督さん、次は何をすれば良い?」
好きとか甘いは良く分からないけれど、Admiralの お手伝いが出来ればいいなって思います
素直、とても素直、素直すぎてすぐ手が出るくらい素直
鎮守府の番犬・猟犬・あるいは狼も通り越して、やっぱり番犬の位置に落ち着いている
如月に貰った三日月型の髪飾りは宝物

ポーラ-愛称:ポーラさん
練度:赤ワイン 主兵装:白ワイン 好感度:★7
「提督さん?面白い人ですよねー」
ゆーの舎弟。あんまりな言い方をすれば、そういう立場
酒は飲んでも飲まれるな。口も態度も緩くなるが、意外と理性は残ってる


このSSへの評価

このSSへの応援

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: 十六夜月乃 2018-07-16 15:58:27 ID: Lct6DcVt

こんにちは、アーケード提督です。
今回はふみーが活躍した回でしたね!自爆ってさあ…自爆って言うけどさあ…ほんとにぃ…?

うーちゃんと暁がイチャイチャしてて目の保養になりました。イチャイチャ、なんて言ったら二人は即座に「違う!」とか言いそうだけど(笑)
そんで、弥生が照れててっ…!ありがとうございます…ありがとうございます…っ!

いいなあ~皐月の家具とか欲しいんだけどな~運営さん出してくれないかな…

次も楽しみにしてます!頑張ってください!


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください