2018-11-20 01:06:00 更新

概要


ふとした出来事でケッコン後の生活が気になった提督と艦娘の純愛系物語


各方面のネタを盛り込んでますので、許容できない方はご遠慮ください。

前書きと後書きも見てね




前書き



どうも、かむかむレモンです。初めましての方は初めまして。そうでない方はまた見てくださりありがとうございます。


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提督「気になる…気にならない?」


大淀「…唐突過ぎて話が見えません」


提督「いやね、俺の友達全員新婚でさ、みんな見計らったかのように結婚式の招待状送り付けてきやがったの。見てこれ」ズラッ


大淀「は、はぁ」


提督「俺も世間で言う結婚適齢期だしさ、ここは流れに乗るつもりだったけど、軍人だと聞くとみんな引き気味になってね」


大淀「…ちょっと待って下さい、いつの間に婚活を?」


提督「実は大本営の帰りに結婚相談所に行ってたんだけど、全部ボツになってな…」


大淀「…」ホッ


提督「お?何で安堵してんの?泣いていい?」


大淀「い、いえ、そういうのじゃなくて…それより、本題に入りましょう」


提督「んん?ああ、自分で言うのはあれだけどさ、一部の艦娘ってさ、俺に好意的だったりするよな?」


大淀「…そ、そうですね」


提督「俺もはっきり言って艦娘は好きな方だし、近頃ケッコンカッコカリの報告も上がり始めてるからさ。仮とはいえケッコンしたらどんな生活を送れるか気になってな」


大淀(こ、これは…チャンスと考えていいのでしょうか!)


提督「つーわけで、ウチの鎮守府の工作艦とその優秀な助手に結婚後の生活を見れるシミュレーションシステムを作ってもらいました」ゴトッ


大淀「わ、私でよろし…え?」


提督「ん?何?」


大淀「…何でもありません」ムスッ


提督「お、おう。それで、このVRゴーグルみたいなやつで見れる。音声か視認で見たい艦娘を入力するらしいぞ」


大淀「…そうですか」ムスッ


提督「なんで怒ってんの…とりあえず使ってみるか。とりあえず大淀な」スチャ


大淀(…そんな事しなくても、今すぐ指輪を渡してもらえば生で見れるのに…)ズ-ン










***










大淀『…あ、提督、おかえりなさい』パタパタ


提督『疲れた~、ただいま』


大淀『もう夕食の支度は出来てますから、ゆっくり食べましょう?』


提督『おお、ありがとう』


大淀『…あ、あと、忘れてますよ』チュッ


提督『…いつもありがとな』ナデ


大淀『…朝から居なくて、寂しかったです』ギュ


提督『ごめんな。でもその代わり良いニュースがあるんだ』


大淀『…良いニュース?』


提督『大淀の戸籍の手続きが済んだ。俺とは婚姻済みの状態にしておいたが…大丈夫だったか?』


大淀『…という事は』


提督『ああ、晴れて正式な夫婦だ』


大淀『…』ポロポロ


提督『え!?や、やっぱり勝手にやったのはまずったか!?』


大淀『…違います、これは…嬉しくて』ポロポロ


提督『…?』


大淀『ずっと…カッコカリのまま終わってしまうのではないかと…不安でした…でも、そうじゃなくなってよかった…』ポロポロ


提督『…』


大淀『カッコカリの状態のままでは、いつまた軍に接収されるかわからない身だったので…離れ離れになりたくないって、ずっと…』グスッ


提督『…もう、いいんだ。これからは…じゃないな。これからも、ずっと俺の傍に居てくれ』ギュ


大淀『はい…!』ボロボロ


提督『…愛してるぞ、大淀』


大淀『はい、提と…いえ、あなた…』











***











提督「…」スチャ


大淀「…どうでしたか」ムスッ


提督「…やべぇな」


大淀「…何がやばかったんですか」ムスッ


提督「…見ている時の大淀と、見た後の大淀の膨れっ面のキャップがやばい」


大淀「…酷いです」ブス-ッ


提督「…これって艦娘が俺を見ても使えるのかな」


大淀「…それは気になりますね」


提督「丁度いいや。使ってみ」スッ


大淀「…失礼します」スチャ


提督(もし見えてたら、見終わるまでのんびりしてよっと)







そして…








大淀「…」スチャ


提督「おお、どうだった?」


大淀「…これは、内容を話したら実現しなくなる、とかありませんよね」


提督「それについては聞いてないなぁ。後で明石たちに確認取ってみるけど」


大淀「…何にせよ、見えましたから」


提督「おお、艦娘側も使えるのか」


大淀「…あ、あくまでシミュレートなので、過度な期待は禁物ですからね!」スタスタ


提督「行っちまった…あいつどんなのが見れたんだろ」






大淀(…け、ケッコンじゃなくて、本当に結婚したような光景でした…)ドキドキ


大淀(…あ、あなた、なんて…うぅ、顔が熱い!)キャ-キャ-


大淀(…あなた、か…いつか言えたらなぁ)













提督「さて、確認を取るか…」つスマホ


雲龍「提督、失礼しますね」ガチャ


提督「あ、雲龍か」


雲龍「新しい艦載機について…って、それは何ですか?」


提督「ん?ああ、VRゴーグルってやつだ」


雲龍「新しい玩具ですか」スチャ


提督「迷わず付けるのか…(困惑)」


雲龍「へぇ、案外良く見え…あら?」ピピピ


提督(あ、起動したのか?)


雲龍「これは…っ!?」











***












雲龍『あなた、あなた』ユサユサ


提督『んん…』


雲龍『起きて、あなた』


提督『今日は休日だから…』モゾ


雲龍『…そうだけど、起きて』ユサユサ


提督『んぐ…まだ七時ぐらいじゃん。まだ寝るよ』


雲龍『…なら、私も寝るわ』モゾモゾ


提督『二度寝?』


雲龍『それもあるけど、二人きりなら、あなたの傍に居たいわ』モゾモゾ


提督『そりゃ嬉しいな』ギュウ


雲龍『ん…温かい』






提督『雲龍はふわふわしてていい匂いがする』ナデ


雲龍『…そう?まだあなたの匂いが付いてないのね』シュン


提督『俺はこの匂い、好きだな』


雲龍『…じゃあ離れないとだけど、離れたくないわ。難しいわね』ムギュ-


提督『匂いだけじゃない、白くて綺麗な髪も、澄んだ黄金色の瞳も、優しく透き通る声も全部好きさ』ナデ


雲龍『…よくそんなにスラスラ言えるわね』カオマッカ


提督『常々思っている事だから』


雲龍『私は…その、そんなに器用に表せないわ。ただ、愛してるとしか…』


提督『十分さ』


雲龍『…ありがとう、あなた』


提督『それほどでも』


雲龍『あなたと結ばれて、私、幸せよ』


提督『…俺だってそうさ』


雲龍『…ねぇあなた、もっと強く抱き締めて』


提督『?』


雲龍『もっとあなたの温もりが欲しいの。あなたに包まれてると、とっても幸せだから』


提督『苦しくなったら言えよ』ギュウ


雲龍『んんっ…大丈夫』


提督『…あったかいな』


雲龍『…うふふ、甘えるって、いいものね』


提督『ああ。これからも遠慮すんな』


雲龍『ありがとう、あなた…』










***












雲龍「…」


提督「おーい、雲龍!」


雲龍「…はっ」ピクッ


提督「ゴーグル返してくれる?」


雲龍「…あ、そ、そうね。ごめんなさい」スチャ


提督「そんで…何か用があったんだっけ?」


雲龍「用…何だったか忘れてしまったわ」


提督「?」


雲龍「思い出したらまた来ますね」スタスタ


提督「…顔真っ赤だったな。どんなの見たんだろ」









雲龍(…あれは、夢?)


雲龍(…わからない。でも…夢だったなら、醒めたくなかった)


雲龍(…提督と結ばれたら、あんな生活を送れるのかしら)


雲龍(…顔が熱いわ)










提督「うーん、見たシミュレーションの記録とかしてないんかな」


萩風「司令、いますか?」チラッ


提督「おーはぎぃ」


萩風「な、何ですかその呼び名は」


提督「嵐が言ってたから」スチャ


萩風「もう…って、何を付けてるんですか」


提督「これはな、目が良くなるゴーグルだ(大嘘)」


萩風「え!?そ、そうなんですか!?」


提督(ふっふっふ、この隙に萩風とケッコンしたらどうなるか見てやるぞ!)ピピピ









***










萩風『司令、ご飯の用意が出来ました』


提督『ありがとう。でも、次は俺がやるよ』


萩風『うふふ、そうなる前に先に作っちゃいますから』


提督『いつも作らせて悪いだろ』


萩風『あら、私は好きでやってるんですよ?だから、悪いだなんて思わないで下さい』


提督『…なら、次は一緒に作ろう』


萩風『わかりました。さ、食べましょう』






___






提督『ご馳走様』


萩風『お粗末様です』


提督『毎日こんな美味しい食事が出来て幸せだよ。ありがとう』


萩風『い、いえ、それほどでも…』


提督『…ふう、食べたら少し眠くなってきたな』


萩風『あ、なら座って少し待ってて下さい。出来れば胡座がいいですね』


提督『ん…わかった…』ドサッ


萩風『…よし、今行きます』


提督『何かするのか?』


萩風『…ふぅ、では失礼します』ポスッ


提督『…萩風?』


萩風『はい?』


提督『…いや、萩風って俺の上に座ってくるような子だったかなって思っただけ』


萩風『…うふふ、睦月型の子たちをこうして座らせてた時から、気になってたんですよ?』


提督『それはあいつらが勝手に…』


萩風『…んん、何だか私も眠くなってきました。一緒に寝ましょう?』


提督『それは名案…ふぁぁ』ゴロ


萩風『それでは、腕を借ります』ゴロ


提督『萩風って甘えるイメージ無かったから意外だ』


萩風『あ、い、嫌でしたか?』


提督『まさか。甘えて貰えて嬉しい限りさ』


萩風『よかった…んん、瞼が重たいです…』


提督『俺も…』


萩風『…司令、あったかいです…』


提督『…』zzZ







萩風『…毎日、幸せですよ。司令』


萩風『あの暗い海から救ってくれたあの日から、ずっと…』


萩風『あなたに寄り添える時間が、一番好きです』


萩風『おやすみなさい、私の王子様…』チュ












***












提督「…」スチャ


萩風「司令、目は良くなりましたか?」


提督「…やべぇ、眩しすぎて目が潰れたわ」


萩風「えぇ!?だ、大丈夫ですか!?」


提督「ものの例えだ。だが…」チラッ


萩風「…?」


提督「…やっぱシンドイワシ、つらたにえん」


萩風「なんですそれ…」


提督「気にすんな。てか萩風はどうしたんだ?」


萩風「え…あ、そうでした!お茶でも淹れて差し上げようかなと…」


提督「…ええ子や」


萩風「あ、ありがとうございます…では準備してきますね」スタスタ


提督「…駆逐艦でも、陽炎型はセーフ…だよな?」











提督「はぎぃのお茶クッソ美味かった…」ホンワカ


提督「俺が淹れても苦いだけだし、やっぱ可愛い子補正なるものがあるに違いないな!」


提督「さて、次のターゲットは誰になるか…」


子日「ていとくー!遊びに来たよー!」トテトテ


提督「提督特有のこのタイミングの良さよ」


子日「提督、今日は何して遊ぶ?」


提督「どうすっかなぁ」


子日「んー…あ!それ、まさかP○VR!?」


提督「んん、確かに形はそっくり…てか丸パクリだなこれ」


子日「わーい!子日やりたーい!」


提督「…ま、いいか!」


子日「何が見れるんだろ~」スチャ









***










子日『ねぇ提督、今日は何の日かわかる?』


提督『え?そ、そうだな…』


子日『正解したら、子日が豪華なプレゼントをあげるね』


提督『結婚記念日?いや、それはもうすぐだが今日じゃないし…子日の着任日?それも違うな…俺の誕生日でもないし、子日の進水日でも…何だ…?』


子日『ふっふーん、どう?難しい?』


提督『…すまない、思い当たる節が無い』


子日『じゃあ正解を言いまーす。提督、耳貸して』クイクイ


提督『んん?』








子日『今日はね、昨日よりも提督の事を好きになった日だよ?』ニコ







提督『あ、え?』


子日『えへへ、どう?難しかった?』


提督『…その発想は無かったなぁ』


子日『むー!ひどーい!』プク-ッ


提督『だってお前…』


子日『…じゃあ、次はちょっと簡単にする』


提督『…よしこい!』


子日『明日は何の日がわかる?』


提督『え…えぇと…』


子日『ヒント!さっき子日は何て言った?』


提督『え?そりゃ…あ、もしかして…』


子日『わかった?』


提督『…今日よりももっと好きになった日って事か?』


子日『…せいかーい!』パチパチ


提督『子日…』


子日『じゃあ続いて問題!更にその次の日はどんな日?』


提督『…次の日よりももっと好きになる日?』


子日『正解!』


提督『…そっか、ありがとうな』


子日『提督は飲み込みが早いねー!』


提督『…子日、本当に…?』


子日『…うん///』


提督『…愛い奴』ギュ


子日『…子日ね、提督と結婚してからね、前よりもずっと好きになってきたんだよ?』


提督『…うん』


子日『毎日提督と新しい日を迎えられて、前の日よりももっと好きになれて、幸せだよ?』


提督『…あーもう、わかったから』ギュウ


子日『うぅ、提督ってば照れてるよね』


提督『んなこと言われて照れねぇ奴が居るか』


子日『そういう所も、全部大好き!』


提督『わかった、わかったから…』


子日『えへへ、提督。こっち向いて』


提督『…?』


子日『正解したから、ご褒美』チュッ


提督『子日…』


子日『えへへ、大好きだよ、提督…///』











***












子日「…」


提督「おーい、そろそろゴーグル返してくれ」


子日「いや!まだ見たい!」


提督「それは困るんだが…」


子日「むー!」


提督「…仕方ないな。もう少しだけだぞ」


子日「ありがとー提督!」




子日(ふぁぁ…いいなぁ、見てるだけで幸せな気持ちになれたなぁ)


子日(うー、でも顔が熱いし、絶対真っ赤だよぅ…恥ずかしいなぁ)











提督「満足したのか子日は戻りました」


提督「マジで履歴見てみてぇな…」ポチポチ







択捉「司令!対潜任務完了しました!」


提督「え?あ、おかえり」


択捉「なんですかそのメガネ…にしては大きすぎますね」


提督(海防艦遂に来ちゃったかぁ…危ない扉、開けちゃおうかな…じゃねぇ!)


択捉「司令、何ですか?メガネじゃないですよね?」


提督(えぇい!もう構うものか!択捉の場合を見てやる!)ピッ











***











提督『練度限界、おめでとう』


択捉『は、はい!ありがとうございます!』


提督『それじゃ、手を出して』


択捉『は、はい!』


提督『…よし』スッ


択捉『わぁ…これが…結婚…』


提督『ああ。ケッコンカッコカリだ』


択捉『…』ドキドキ


提督『これからもよろしくな』ナデ


択捉『…え?』


提督『え?』


択捉『…終わり、ですか?』


提督『終わりって?』


択捉『私、その、結婚、したんですよね?』


提督『…カッコカリ、な』


択捉『そ、それなら、誓いの、その…アレは無いんですか!?』


提督『…え!?』


択捉『ど、どうなんでしょうか…』ウルウル


提督『…す、すまない。ケッコンとはいえカッコカリだから、そういうのは無しだと…てか、誰からそんな事聞いたんだ…』


択捉『つ、対馬ちゃんです』


提督『うーむ…』


択捉『無し…何故ですか!?択捉には出来ませんか!?』


提督『んん…さっきも言ったけどカッコカリだし、それに憲兵に知られでもしたらなぁ…』


択捉『そんな!仮でも結婚ですよ!?誓いのキ、キスをしてはいけない理由なんてどこにあるんですか!』ウルウル


提督『…』


択捉『私の姿がダメなんですか!?幼いからですか!?そんなの理不尽ですよ!酷すぎます…!』ポロポロ


提督『択捉…』


択捉『司令の事が好きになって、叶わないと思ってた夢が叶ったのに…こんなのって…』ポロポロ


提督『…っ!』ダキッ


択捉『えっ…』チュッ











択捉『え…あ、あの…』


提督『…誓いのキスじゃないから、おでこで我慢してくれ』


択捉『し、司令…』


提督『…ごめんな、択捉』


択捉『…』


提督『これが俺の出来る最大の譲歩だ。これ以上は流石に憲兵案件になる』


択捉『…』


提督『…でも、約束するよ。戦争が終わったら、改めて君に指輪を贈る。カッコカリじゃない、本物の指輪を』


択捉『本物…』


提督『だから、一刻も早く戦争を終わらせよう』


択捉『…』


提督『…』


択捉『…ん!』ピト


提督『え、択捉…?』


択捉『…ぷはっ』


提督『…?』


択捉『…わ、私はほっぺで我慢します』


提督『…』


択捉『…わかりました。終戦までカッコカリということにしておきます』


提督『…すまない』


択捉『だから司令、早く戦争を終わらせましょう!時間は有限です!今すぐ次の作戦を練りましょう!』


提督『ちょ、択捉、今日の出撃は終わりだぞ』


択捉『なら明日からの作戦です!』


提督『…それならいいかな』


択捉『必ず、戦争に勝利して、司令のお傍に添い遂げてみます!』












***












提督「おのれ憲兵!」ダンッ!


択捉「」ビクッ


提督「軍規の守り人が邪魔な事この上ない…だが居なければ軍内の規律が乱れる…うぐぐ、悩ましい…」


択捉「し、司令?どうしました?」


提督「それに死亡フラグがビンビンでいらっしゃる、折って差し上げろ…」ブツブツ


択捉「あ、あの…」


提督「…択捉、一刻も早く戦争を終わらせないとな」


択捉「え?そ、そうですね!」


提督「よし、来る最終決戦に向けて頑張るぞ!」


択捉「は、はい!」


提督(恐らく択捉に限らず他の艦娘も終戦までイチャラブはしにくい…そんなん嫌だ!)


択捉(さ、流石司令…もう最後の決戦まで見据えて…私も頑張ろう!)












提督「とは言ったものの、大規模作戦終わっちゃったし、資源も心許ないからなぁ」


提督「まずは備蓄。そしてこれの履歴の閲覧方法が知りたいぃぃ!!」ポチポチ


提督「明石に連絡したい所だが、俺のテイトクセンサー(非売品)が艦娘の接近に反応している!」






満潮「なーに一人で騒いでんのよ」


提督「満潮…かぁ」


満潮「何よその言い方。私が来ちゃ迷惑?」


提督「いやむしろ大歓迎!みっちーが来て迷惑とか人間として有り得なくね?」


満潮「急に饒舌になったわね。胡散臭いわ」


提督「辛辣っすね…」


満潮(いやいや何言ってんのよ私。あんたは大規模作戦終わらせた司令官を労う為に来たんでしょ)


提督(満潮かぁ…正直この子苦手なんだよなぁ。いっつも感じ悪いし…)







満潮「…で?大規模作戦終わってのんびりしてるバカ司令官は新しい玩具でも買ったのかしら?」


提督「ば、バカじゃねぇし…ボケだし…」スチャ


満潮「どれも同じよ」


提督「満潮が虐めてくる…もぅマヂ無理…現実逃避しよ…」ピッ


満潮「…あっそ」


満潮(…あれ、何か詰んだような気がする…)


提督(…あ、そうだ。恐らく嫌われてるであろう子でもシミュレーションが見れるか確かめてみよう)










***











満潮『…ねぇ司令官、まだ起きてる?』ガチャ


提督『ん?どうしたこんな時間…ああ、そうか、またか?』


満潮『…嫌な夢見たから』


提督『そうか…いや、先に寝ておけと言ってごめんな』


満潮『…バカ』


提督『さ、おいで』


満潮『うん…』ギュ


提督『よしよし』ナデナデ


満潮『…また、みんな居なくなる夢だった』


提督『…そっか』ナデナデ


満潮『朝潮型のみんなも、西村のみんなも、司令官も…』


提督『…』ナデナデ


満潮『一人で寝ると、いつもその夢…』


提督『…ごめんな。すぐに残ってる書類終わらせるから』


満潮『…こうして、待ってる』ギュウウウウ


提督『わかった。でもちょっと苦しいかな』


満潮『…ダメ』


提督『了解』







___








提督『…思ったより時間掛かったな』


満潮『…ちょうど眠くなってきたからいいわよ』


提督『それじゃ、寝ようか』


満潮『…うん』


提督『今度は見なければいいな』ナデ


満潮『…もう見ないと思う。今は司令官がいるから』


提督『…そうか』


満潮『…ねぇ』


提督『ん?』


満潮『…司令官、急に居なくなったりしないでよね』


提督『…ふふ、嫌な夢で不安になったか?』


満潮『…』


提督『大丈夫さ。俺は満潮も、皆も置いて先に消えるつもりは無い』


満潮『…口では何とでも言える』


提督『残念だが、今は口でしか証明出来ない』


満潮『…嘘だったら後追うから』


提督『それ二度と言うなよ』


満潮『…やだ』


提督『はぁ』


満潮『言ったでしょ。もう一人は嫌』


提督『…誰が後なんか追わせるかっての。俺の死は老衰以外認めん』


満潮『…何か安心した』


提督『…さて、そろそろ寝ないと明日に響く』


満潮『その前に…キスして』


提督『…』チュッ


満潮『んっ…ありがとう』


提督『…ん』


満潮『あなたがキスしてくれた後の朝は…とても寝覚めがいいの』


提督『…ふふ』


満潮『…寝る前に、あと一つ、いい?』


提督『?』


満潮『…愛してる、司令官』










***













提督「…」ポカ-ン


満潮「現実逃避は済んだかしら?」


提督「…」


満潮「その呆けた顔、とっとと直しなさいよね」スタスタ


提督「…」


満潮(労うタイミングを完全に逃した…)ズ-ン






提督「…幸せにしなきゃ(使命感)」












提督「俺の事そんな好きじゃない艦娘でも見れる事がわかった」


提督「そう思うとこれは面白くなってきたな。誰を見ても問題無いみたいだ」


北上「ほうほう、それならこの北上様も問題無いわけだ」


提督「その通り!(児玉清)」


北上「よーし、ならどんとこーい」


提督「ファッ!?いつの間に!?」


北上「ついさっき来たばっかだよ。暇だし」


提督「大規模作戦じゃお世話になりました」


北上「ふっふっふ、面を上げぃ提督よ」


提督「ふぅ…んで、話を聞いてたんだな?」


北上「うん」


提督「…まあいいか。それなら早速見させて貰うが、いいか?」


北上「いいよー」


提督「…いや、その、恥ずかしいとか無いの?」


北上「大丈夫だよー。あたし割と提督の事好きだし」


提督「真顔で言われるとどう捉えていいのか…」


北上「どうでもいいからとりあえず見てみなよ。あたしはその後に提督を見るから」


提督「あ、はい」スチャ










***












北上『ていとくー』


提督『どうした』


北上『暇だよー』両手広げ


提督『俺はまだ仕事があるんだが…』


北上『今やらなくてもいいやつじゃーん』


提督『…まあそうだが』


北上『可愛い嫁が暇だと言ってるんだぞー』


提督『そんなに暇ならどこかに行くか?』


北上『そういう気分でもない』


提督『んん、てかいつまで両手を広げて…』


北上『ダメだなぁ。まだあたしの事分かってないなぁ』


提督『?』


北上『暇だから構ってって事だよー』


提督『あ、そういう…』


北上『北上様は既に準備万端なんだよー』


提督『わかったよ』ダキ


北上『おぉう、これを待ってたよ』ホンワカ







北上『さあ提督、ただハグしただけではこの北上は満足しないよ。ここからどうする?』


提督『…』ナデ


北上『んっ…無難だねぇ』


提督『北上の耳真っ赤だな』


北上『それは気のせいって事にしといて』


提督『余裕そうに振舞ってて実はめちゃくちゃ恥ずかしがってる所は変わらないな』ナデナデ


北上『うっさいなぁ』


提督『俺は結構好きだけどね』


北上『んん』


提督『ゆったりとした雰囲気とか、猫っぽい気まぐれさとか、甘えん坊なところとか、全部好きだよ』


北上『…んん、スラスラと言うね。練習でもしたの?』


提督『まさか』ナデ


北上『…んへへ。何だか温まってきた』ニヘラ


提督『北上様は褒められると体温高まるからな』


北上『…余はナデナデだけでは満足しませんぞ』


提督『お次は何を?』


北上『そうねぇ…ちゅーして』ン-


提督『キス好きだな…』チュ


北上『んん…』ウルッ


提督(涙…?)


北上『…んはぁ?』プハッ


提督『お前、泣いて…』


北上『んん?ああ、気にしないで。幸せ過ぎて感極まっただけ』


提督『…』


北上『…女の子はね、大好きな人と居る時って常に心臓バクバクなわけよ。イチャついてる時なんかそりゃもうときめきの嵐なわけ』


提督『…ふむ』


北上『何より、どんなに時が経っても、初恋がずっと続いてる気分なの。だから、胸の奥が切なくなったり、温かくなったりと忙しいわけ』


提督『…ずっと顔が赤いのは、その為か』


北上『そうだよ。もう顔燃えそうなぐらい熱いって自分でもわかる。つーか提督のキスはすっごく熱くなるからヤバいの』


提督『…可愛いなぁ』ギュウ


北上『んんっ、提督はそうじゃないわけ?まだ余裕そうだけど』


提督『胸に耳あてりゃわかるよ』


北上『どれどれ…おお、早鐘みたいだね』ピトッ


提督『俺だって同じさ』


北上『…だが、スーパー北上様よりかは動けるって事ね。流石あたしが惚れた提督だよ』


提督『北上様に好かれて光栄です』


北上『んへへ…』


提督『…北上』


北上『…あたしさ、今提督から片時も離れたくないんだよね。だからさ…』


提督『…俺も同じこと思ってた』


北上『やっとあたしの事分かってきたねぇ。じゃあ、もっとイチャつきましょー』


提督『了解』


北上『…もっかい、ちゅーして?』ン-












***












提督「あまぁぁぁぁぁぁいッッッ!説明不要ッッッッ!」パッ


北上「最大トーナメントかな?」


提督「いやーええもん見せてもろたわ」


北上「よーし、次はあたしの番だね」スチャ


提督「ならその間に明石に履歴の閲覧方法を教えてもらおう」ピピピ









そして…









北上「…ふぅ」パッ


提督「どうだった?」


北上「いやーダメだわ。全部見きれなかった」


提督「え」


北上「ずっと見てたら目が潰れてた」


提督「…ふふ、耳が赤くなってますぞ」


北上「っ…そういうのはわかってても言わないのがマナーだって」


提督「恥ずかしがってる北上様可愛い」


北上「…まあ、悪くはなかったかな」ボソッ


提督「え?なんて?」


北上「なんでもないですよーっと」


提督「?」


北上「…暇つぶしにはなったからそろそろ行くね」


提督「お、おう」


北上「あたしはいつでも指輪待ってるからね~」スタスタ


提督「…やったぜ」グッ







北上(…何であたしが思ってたこと全部再現されてんのかなー)


北上(もしかしてあれ全部提督も見てたんかな)


北上(あーやば、こりゃ今日は眠れないかな…)


北上(…いや、いっそ提督のとこに行っちゃおうかな)












提督「うーん、甘ったるいもんばっか見てたらしょっぱいものが食いたくなったな。飯でも食うか」


提督「ついでに明石に履歴の閲覧方法も聞こう」スタスタ











浜風(…行きましたか)コソッ


浜風(…ふっふっふ、提督はしばらく執務室には戻らない。つまり…)


浜風(フィーバータイムです!)






浜風「ふぉぉぉぉ!提督の椅子!座り心地最っ高ですね!」


浜風「そしてこの匂い…癒されますねぇ!」クンカクンカ




浜風(普段は提督に甘えたくても皆さんの目がありますし、提督にも恥ずかしくて見せられませんからね)ンフ-


浜風(こうして皆の目を盗み、提督が戻るまでの間に私の欲望を満たす…罪悪感と背徳感が鬩ぎ合いますが、ガス抜きは必要ですからね)ハスハス






浜風「んん~…あら?何ですかこれ」スチャ


浜風「新種のアイマスクですかね…はっ、提督の匂い!」ピピッ


浜風「え?何か起動して…」









***











提督『なあ浜風』


浜風『何でしょうか?』


提督『確かに今日の執務は早めに終わったから自由時間にしたけど』


浜風『はい』


提督『わざわざこのまま執務室でイチャつく必要は無くない?』


浜風『いいえ、自室まで我慢出来ません』ギュウ


提督『…ずっと同じ態勢だけど、疲れないの?』


浜風『疲れません』


提督『俺は脚が痺れてきた』


浜風『私は痺れてません』


提督『そりゃ俺の膝の上に乗ってるからだろ』


浜風『向かい合いながら抱き合うのは最高ですよ』


提督『…せめてソファーに移させてくれ』


浜風『なら、お姫様抱っこしてください。それ以外だったらダメです。艤装展開しちゃいます』


提督『わかった、わかったから』ヒョイ


浜風『あっ…♪』







提督『ふう、やっぱり座るならソファーだな』ドサッ


浜風『駆逐艦と言えど、軽く持ち上げるんですね。素敵です』ムフ-


提督『浜風軽いじゃん』


浜風『ありがとうございます。さて、まだ満足してませんから』ハスハス


提督『どうせ飯時までこのままなんだろ?』


浜風『何故わかったんですか。まさか浜風の思考をお読みに?流石提督ですね。結婚しましょう』


提督『ケッコンならしてるじゃん…』


浜風『いいえ、イントネーションが若干違います。結婚ですよ、結婚』


提督『んー、戦争が終わったらじゃないとなぁ』


浜風『くっ、深海棲艦め。私と提督の結婚を妨げているというのですか。許せませんね』


提督『でもあいつら出てなかったら浜風とも出会えてないんだよなぁ』


浜風『深海棲艦に感謝ですね』


提督『手のひら返すの早すぎぃ』


浜風『細かいことはいいんですよ。ほら』チュウウウ


提督『吸うな』


浜風『…ぷはっ、美味しかったです♪』


提督『…あー、まあ服で見えないところだからまだいいか』


浜風『…提督、浜風にもキスマーク、付けてください』


提督『えぇ?』


浜風『提督に愛されているという証が欲しいです。嫌でしょうか』


提督『…綺麗な肌に斑点付けるのは少し気が引ける』


浜風『私は気にしません。だから…どうぞ?』ヌギ


提督『…はいはい、失礼する』チュウウウ


浜風『あっ…ありがとうございます、提督…?』ゾクゾク


提督『…ったく、こんなん付けなくても十分愛してるよ』


浜風『言葉だけでは足りないんです。目に見えるものも必要ですから』


提督『…他には?』


浜風『…では、寝転がって、恋人繋ぎで、濃厚なキスを…?』











***












浜風「うへへ…はっ!?」パッ


浜風「なな、何ですかこれ…私の望む提督とのイチャパラシチュがそのまま見えてしまいました」


浜風「…ていうかまだ途中じゃないですか。最後まで見せて下さいよ」シュン


浜風「…仕方ない。また妄想で我慢しますか…はぁ、提督と結婚して思う存分イチャつきたいですね…」









提督「はー食った食った。明石からも閲覧方法聞いたし…ん?」


浜風「っ!?!」ガタッ


提督「浜風?」


浜風「おお、おかえりなさい提督」


提督「…お、おう」


浜風「さ、最近冷えてきたでしょう?なので、その、い、椅子の方を温めておきました」


提督「木下藤吉郎かお前は」


浜風「そ、それでは、私はこれで、し、失礼しますね」ピュ-


提督「…何であんな焦って…あれ、ゴーグルが…」


提督「…さてはあいつ、使ったな?」











提督「さてと、俺がいない間にどんなのを見たんだ…?」ピピ


提督「履歴モード…んん?動かねぇな」






大井「てーいーとーくー!」ドタドタ


提督「うっ!?お、大井?何!?」


大井「北上さんに何をしたんですか!?」バァン!


提督「何って…思い当たる節が無いんだが…」


大井「執務室から戻ってずーっと上の空なのに、しらばっくれるんですか!?」


提督(…大井かぁ、この子苦手なんだよなぁ。北上絡みでめちゃくちゃ突っかかってくるし、陰口すっごいし)


提督「…ならこれか?」ゴト


大井「何ですかそのゴーグル」


提督「ケッコン後の生活が見れるっていうシミュレーションシステムだ」


大井「…それを北上さんに着けたんですか!?」


提督「いや、自分から着けてたし…」


大井「~!!もう!寄越しなさい!」グイ


提督「あ、おい」


大井「そんなデタラメがあるわけ…」ピピピ











***











大井『今日もお疲れ様です、提督』


提督『うーん…』


大井『最後の作戦も無事に完遂しましたし、これでようやく…』


提督『終わったのか…』


大井『はい』


提督『大井っち、何か作ってくれるか』


大井『夕食ならもう済ましたでしょう』


提督『何だろうな、今お前が作ったもんが食いたい』


大井『…ふふ、わかりました』










大井『夕食後ですから軽いものですけど』


提督『ありがとう』モキュモキュ


大井『…どうしたんですか。夜食なんて普段摂らないでしょう』


提督『安心感というか、何というか』モグモグ


大井『なんですか』


提督『…これで大井の手料理が最後になるかもしれないし』


大井『は?』


提督『戦争終わったろ?だから退役するかもしれないだろ』


大井『は?』


提督『そうなったら艦娘は解体、俺は辞令待ち』


大井『…何を言ってるんですか?』


提督『これから起こるであろう事』


大井『…有り得ませんね』


提督『え』


大井『艦娘が解体とか馬鹿なんですかね。そもそもまたあいつらが湧き出てくるかもわからないのに早計過ぎませんかね』


提督『そこは大本営のお偉いさんたちが決めることだしなぁ』


大井『それに、私と提督の生活が無いじゃないですか』


提督『んん…』


大井『こんな悪趣味なもの支給しておいて、私をその気にさせておいて、そんな道理が罷り通ると?』キラッ


提督『それは…』


大井『というか、提督はその起こる事に対して平気で頷けるんですか』


提督『…』


大井『…何か言ってくださいよ』


提督『…嫌に決まってるだろ』


大井『…』


提督『俺だって嫌だよ。艦娘のみんなもだが、何より大井と離れたくないし、お前の作る飯もこれからも食っていきたいし、やりたい事なんか数えきれないぐらいあるんだ』


大井『…何かヒモみたいですね』


提督『俺は真面目な話を…』


大井『…冗談ですよ』


提督『お前…』


大井『ちゃんとこれからも私が料理を作りますし、家の事は全てお任せ下さい』


提督『家…か』


大井『さて、私はやるべき事が見つかりました。あなたはどうですか?』


提督『…俺は外か』


大井『ええ。仮にも夫なんですから、可愛い嫁と家を守ってください』


提督『自分で言うのか…』


大井『あら、違うんですか?』


提督『…何かお前と話してたら悩んでるのがアホらしくなったわ。よし、やるか!』


大井『…うふふ、頑張って下さいね』


提督『おう』


大井『帰ったらあなたの好きな料理を作って待ってますから』












***











大井「ぶほぁ!!」パッ


提督「!?」


大井「なな、何ですかこれは!北上さんと私のが流れないじゃないですか!」


提督「無茶言うなよ…」


大井「どうして提督と私のが流れるんですか!拷問か何かですか!?」


提督「あ、これマジ拒絶だわ。泣いていい?」


大井「知りません!」ズカズカ


提督「はは、泣こ」グスン








大井(な、何なんですか本当に!あんな長年連れ添った夫婦みたいに!)


大井(…あーもう!何で顔が熱くなってるのよ!)














提督「やっぱ大井には嫌われてんな。目の前で拒絶されると流石にキツイ」グスン


提督「履歴見る気力すら無くなった。もうダメみたいですね(諦観)」グデ







秋津洲「提督ー、近海警備終わったかもー」ガチャ


提督「お、おお、あきつしま…」


秋津洲「どうしたの提督、何か変かも」


提督「…まあ、少し心に致命傷を負ってな」ズ-ン


秋津洲「そ、それ大丈夫じゃないかも!今すぐ明石さんに診てもらった方がいいかも!」


提督「いや、大丈夫だ。これは時の流れが癒してくれる…」ドンヨリ


秋津洲「あ、なら待ってて!今から元気になるもの持ってくるかも!」パタパタ







提督「…秋津洲かぁ。幸い彼女は俺を嫌ってないようだが…どうなる?」スチャ










***











秋津洲『ていとくー!準備出来たかも!』


提督『早いなぁ。ありがとう』


秋津洲『んふふー!秋津洲は出来る子かも!』


提督『…誕生日なんて、親以外に祝ってもらえるとは思ってなかった』


秋津洲『これからは毎年お祝いするかも!』フフ-ン


提督『…見事に俺の好物ばかりだな』


秋津洲『提督の好きな食べ物は全部覚えたかも!』フフ-ン


提督『これじゃ幸せ太りしちゃうなぁ』


秋津洲『そしたら毎日私と運動するかも!』


提督『家の事全部任せっきりなのに、大丈夫なのか?』


秋津洲『大丈夫!』


提督『…かもって付けないんだな』


秋津洲『もー!本当に大丈夫!』


提督『はは、じゃあ食べようか』


秋津洲『一杯食べてね!あ、でもお残しは許さないかも!』


提督『わかってるよ。頂きます』


秋津洲『頂きます!』






___







提督『ふう、ご馳走様』


秋津洲『ちゃんと全部食べて偉いかも!』ヨシヨシ


提督『秋津洲が作ってくれたんだ。残すのはもったいない』


秋津洲『嬉しいかも~♪』


提督『後片付けは俺がやるよ』


秋津洲『ダーメ!提督はそのままゆっくりしててほしいかも!』


提督『でもなぁ』


秋津洲『…そう言ってこないだお皿割ったの誰?』


提督『うぐっ』


秋津洲『それじゃ、片付けるね』







提督『後片付けも早いなぁ』


秋津洲『秋津洲は出来るお嫁さんだから!』


提督『…ほんと頭が上がらないよ』


秋津洲『…ねぇ提督』


提督『ん?』


秋津洲『指輪、贈ってくれてありがとう』


提督『どうした』


秋津洲『ほんとはね、私、選ばれないと思ってたかも。戦闘はまるでダメだし、哨戒ばっかりで目立たないし』


提督『…』


秋津洲『ねぇ、どうして私を選んだの?気になるかも』


提督『…んー、わからない』


秋津洲『えぇ!?』


提督『ただ、気が付いたら目で追ってた、としか言えないな』


秋津洲『…』


提督『後は…そうだな、よく作ってくれる料理が不思議と…他の子よりも美味しかったとか?』


秋津洲『…じゃあ、秋津洲の魅力と、提督の胃袋を掴んだからってこと?』


提督『じゃ、そういうことにしといて』


秋津洲『何よそれー!』ポカ


提督『痛い』


秋津洲『…でも、ちょっと安心したかも』


提督『殴らなくとも…』


秋津洲『それは別かも』


提督『手厳しい』


秋津洲『…よし、これからはもっと提督を魅了させるぐらい頑張るかも!』


提督『もう十分してるよ』


秋津洲『出来るお嫁さんは旦那さんの為に自分を磨き続けるの!』


提督『…はは、負けてられないな』


秋津洲『旦那さんを奮い立たせるのも良いお嫁さんかも!』













***














秋津洲「提督ー、お菓子持ってきたかもー」


提督「」ボ-


秋津洲「提督?寝てるの?」


提督「…んあ」


秋津洲「あ、起きてた。というかそれ何?新しいアイマスクかも?」


提督「ん、いや…違うが、それはいい」


秋津洲「ふーん」


提督「…ちょっと元気出た」


秋津洲「まだお菓子食べてないのに?」


提督「え?お菓子?マジか」


秋津洲「疲れた時こそ甘いものかも!一緒に食べるかも!」


提督「…やべ、泣いていい?」


秋津洲「何で!?」











提督「秋津洲のお陰でかなり癒された」


提督「やっぱ指輪渡すならああいう子がいい…良くない?」


提督「今は甘えたい系のシミュレーションが見てぇな」






ザラ「提督!聞いてくださいよー!」ドタドタ


提督「ザラ姉様!」


ザラ「え?ポーラの真似?」


提督「違います(平沢)」


ザラ「あ、違うんですね…って、そうじゃなくて!ポーラがまたお酒を隠し持ってたんですよ!」ゴト


提督「またか…もうここまで来たら放っといていいレベルだな」チラ







ワイン棚と化した戸棚「お、そうだな」







ザラ「提督からも注意してくださいよー!」


提督「俺が言ってもどうにもならない気がするんですがそれは…」


ザラ「流石に提督が言えば何かしら変化はあると思います!」


提督「うーん、じゃあ会ったら言っとくよ」


ザラ「今すぐお願いします!」


提督「…今すぐは少し厳しいな」スチャ


ザラ「え?何ですかそれ」


提督「ちょっとこれを見終わったらな!」ピピピ










***












ザラ『提督、ザラの作った夕食、美味しかったですか?』


提督『ああ。とても美味かったよ』


ザラ『Grazie!なら、食後にお酒でもどうですか?』


提督『…頂こうかな』


ザラ『直ぐに持ってきますね!』スタスタ









提督『…ザラも酒飲むのかな』


ザラ『持ってきました!』


提督『ん、おかえり。酒なんて持ってたのか』


ザラ『ポーラのを頂きました!』


提督『えぇ…』


ザラ『いつもワガママしてるんだからこのぐらい大丈夫です!』スポン


提督『強引だなぁ』


ザラ『ザラは粘り強さだけじゃないんです。さ、頂きましょう』トクトク


提督『…いい香りだ』


ザラ『この種類のワインは甘いので提督の口に合うかどうか…』


提督『ん…美味しいな』ゴク


ザラ『よかった!私も頂きます!』ゴク


提督『ザラも酒を飲むのか』


ザラ『少し嗜むぐらいです。ポーラは飲みすぎですけど』フ-


提督『ふむ…もう一杯貰えるかな』


ザラ『…提督、私、やってみたい事があるんです』


提督『?』


ザラ『その、クチウツシと言うんですか?それを、その、やって欲しいかな、なんて…///』モジモジ


提督『…』


ザラ『あ、嫌なら大丈夫です!変な事言って…』


提督『…』グビッ


ザラ『ごめんなさ…え?』グイ


提督『んっ!』


ザラ『っ!?』クピクピ


提督『…ぷはっ、割と炭酸が効くな』


ザラ『…』ポ-


提督『ザラ、大丈夫か?』


ザラ『…てーとくぅ///』ダラリ


提督『お、おい』


ザラ『ひとりでのむときより、とってもおいしかったですぅ///』ニヘラ


提督『顔赤っ』


ザラ『んふふ、こんどはザラがやってあげますね///』グビグビ


提督『ちょ、待てっ!』ガシッ


ザラ『ん~♪』


提督『んくっ…』クピクピ


ザラ『んはぁ…もっと~♪』ムチュ


提督『んんっ!』ジタバタ


ザラ『ん~♪キス、とってもおいしいです~♪』


提督(何だ、酔いが急に回って…)グラッ


ザラ『まだまだ行きますね~♪』グビ


提督『んあ…』ボ-












***











提督「…」スチャ


ザラ「もう!提督、早く行きますよ!」


提督「…ザラってさ、酒飲む?」


ザラ「ふぇ?ま、まあ飲みますけど、ほんとに少しだけですよ」


提督「…酔った時の記憶ってある?」


ザラ「んー、わからないです。あんまり覚えてないですね」


提督「…よし、見せるか」


ザラ「え?」


提督「これ着けてみ」


ザラ「あ、はい…だから何なんです…かっ!?」ピピピ


提督(どういう反応するか楽しみだぁ)恍惚







そして…








ザラ「~!///」スチャ


提督「どうだった?」


ザラ「な、何なんですかこれー!私、提督と飲んだことないのに、何であんな光景が…///」プシュ-


提督「ふふふ、実はな、それはケッコン後の…」


ザラ「もう!提督のバカー!恥ずかし過ぎますぅー!///」ドタドタ


提督「…逃げられたか。でもいつか晩酌に付き合わせてやる」










提督「よし、だいぶ俺のメンタルも回復してきた」


提督「秋津洲とザラが来てくれてよかった。家庭的な子は癒されるからね」


提督「さあ、この流れに続いて次は誰が来る?」








白露「提督ー!遊びに来たよー!」


提督「おっほっほっほ~元気だ( ^ω^)」


白露「提督、PSVR買ったんだってね!あたしにもやらせて!」


提督「伏字くん迫真のサボりですね…って、誰から聞いた?」


白露「子日ちゃんから」


提督「…ままええわ。やらせてもいいけど先に俺からでいいか?」スチャ


白露「うん!」


提督(白露かぁ…大体見当は付くが、実際に見てみないとな!)ピピピ










***













白露『んふふ~♪』ゴロゴロ


提督『なあ、今日はデートって聞いたけど』


白露『うん、初デートだよ?』ゴロゴロ


提督『白露の部屋で?』


白露『いいじゃん部屋デート!』


提督『てっきり外行くんかと思ってた』


白露『外は次から!』


提督『…まあいいけど』


白露『ほらほら、提督近う寄れ~♪』ヒラヒラ


提督『何でしょうかっと』


白露『休日は部屋でゴロゴロするのもいいものだよ?』


提督『…久々の休暇だし、それもいいかもな』ゴロ


白露『スキあり!ダーイブ!』ペタン


提督『いきなりはやめて』


白露『ごめんね。身体が勝手に』


提督『はいはい、そういうことにしとくよ』


白露『ん~♪この瞬間が一番幸せ』


提督『?』


白露『提督の一番近くで、提督の暖かさに触れてる時』


提督『んん…』


白露『提督の心音とか聴きながら微睡むのとかも好き。平和だし、大好きな人の音を聞いて眠るって幸せじゃない?』


提督『…』


白露『提督?』


提督『…あっ、寝てた』


白露『ちょ、恥ずかしいじゃん!』ポコ


提督『程よく暖かいから眠くなってた』


白露『むー!』


提督『…ああ、でもわかったわ。こりゃ幸せだな』


白露『え?』


提督『起きたらすぐ白露の顔が見れた』


白露『い、いきなりそういうのは…反則!』カオマッカ


提督『あー、白露が暖かくなってきたしまた眠くなってきた…』


白露『もう…』


提督『大丈夫、いつもみたいに離さないから』ギュ


白露『…なら、許す』


提督『おやすみ』ウトウト


白露『…バカ、目が冴えちゃったじゃん』






白露『…お返しだよ』チュ











***











提督「…青春だなぁ」スチャ


白露「えー?何やったのー?」


提督「…よし、次は白露の番だな」


白露「楽しみー!」スチャ


提督(さて、どういう反応を見せてくれるかな?)







そして…







白露「…」スチャ


提督「どうだった?」


白露「ねぇ提督、これ何てゲーム?」


提督「ん?」


白露「すっごいドキドキした!」


提督「…あー、そういうパターンか」


白露「え?だってこれ…」


提督「実はな白露、これはあのゴーグルじゃなくて、ケッコン後の生活シミュレーションが見れるというゴーグルなのだ!」


白露「え、ええ!?ケッコン!?」


提督「だから、白露の見たそれはゲームではないのだ」


白露「じゃ、じゃあ提督とケッコンすると…ええええ!?」カオマッカ


提督(おお、見事なまでに俺が望んでた反応をしてくれる。これぞ愉悦!)


白露「…提督とケッコンしたら、あんな感じになるんだ」ボソッ


提督「ん?」


白露「…私、急いで練度限界になる!」


提督「え」


白露「一番最初に指輪貰って、提督の一番になってみせるから!」ドタドタ






提督「…やっべー、シミュレーションだから現実じゃないって言いそびれちまった」


提督「…まあ指輪が来たら白露に渡してもいいんだけど、罪悪感が…おごごご」







白露(…すっごく素敵で胸が高鳴ったなぁ…まだ胸の奥がむずかゆい)


白露(…あんなの見たら、もっと好きになっちゃうじゃん、提督…)













提督「俺のメンタルもだいぶ復活してきた」


提督「何か取り返しがつかない事が起こった気がするが、次行こうぜ(ヒゲクマ)」







敷波「司令官、いる?」


提督「提督スキルの一つ、千艦万来(大嘘)」


敷波「何言ってんの。もうすぐ夕食だよ」


提督「マジ?もうそんな時間が経ってたのか」


敷波「…時間を忘れるぐらい楽しんでたみたいだね」チラッ


提督「ん?」


敷波「あ、新しいゲームなんて買っちゃってさ、さぞかし楽しかったんでしょうね~」チラッ


提督(…わかりやすいなぁ敷波は)スチャ


敷波「!」ピクッ


提督「ああ、すげぇ楽しんでるよ」ピピピ


敷波(き、来た!)ドキドキ











***











敷波『…あたしに構うより、他の子の方に行ったら?』ツ-ン


提督『何で?』


敷波『だって、さっきまで、報告だけでいいのに、頭とか撫でてたじゃん…』ツ-ン


提督『MVPの子だけな』


敷波『ちょっとニヤついちゃってさ、仲良さそうにしちゃって』


提督『なら、今二人きりのこの空間で、敷波は何もしないのかい?』


敷波『…ん』コテ


提督『ごめんな、書類仕事ばかりで。次は演習にでも…』


敷波『…そしたら、司令官から離れちゃうじゃん』ムスッ


提督『どうすりゃいいんだ…』


敷波『…立場上仕方ないから我慢するけどあたしにも構って』グイ


提督『おっとっと、わかったけどいきなり手は引っ張らないでね』


敷波『…ん』頬添え


提督『敷波のほっぺは柔らかいな』ムニ


敷波『そ、そっちこそいきなり動かさないでよ』スリスリ


提督『不可抗力だ』


敷波『…ま、まあいいけど///』スリスリ


提督『おお、耳が赤くなっていく』サワッ


敷波『ひゃっ、いきなりはやめてよ』


提督『不可抗力ってやつだ』


敷波『…司令官、手袋外してよ』


提督『はいよ』スッ


敷波『…司令官の手、やっぱり大きい』ニギ


提督『敷波は小さくて綺麗な手だ』


敷波『…指、絡ませて』


提督『はいよ』


敷波『…ほんと、ただ手を繋いでるだけなのに、心が一つになってるみたいな気分』


提督『俺もそうさ』


敷波『…んん』俯き


提督『どうした』


敷波『…今の顔、見られたくない』ニヘラ


提督『…どれ』クイ


敷波『あ、バカ!見ない…でよ』ウルウル


提督『笑顔なのか泣きそうなのかわからないな』


敷波『うっさい…』


提督『敷波はわかりやすくて可愛いな』ナデ


敷波『か、可愛くなんて…』


提督『もっと自分に自信を持った方がいい』


敷波『…ありがと』


提督『ほら、顔上げて』


敷波『…』


提督『大好きだ、敷波』チュ


敷波『ん…///』










***











提督「…たまらねぇぜ!」スチャ


敷波「…げ、ゲームはもう満足したでしょ」ソワソワ


提督「…敷波もやりたい?」


敷波「えっ、な、なんでよ。もうすぐ夕食だって…」


提督「…ならやめとくか」


敷波「あ、で、でも少しぐらいなら大丈夫、かな?」ソワソワ


提督「おし、じゃあ使い終わったら机に置いといてくれ。俺は少しトイレに行ってくる」スタスタ


敷波「…早く見ないと!」スチャ








敷波(…!うわぁ…!や、やば、何これ…///)


敷波(あたしと司令官…こんなに近くで…うわー!///)


敷波(…いいなぁ、いつかこんな日が来るといいなぁ///)











提督「トイレから戻ったら敷波はいなかった」


提督「ゴーグルも机に置いてあるし、使い終わったみたいだな」


提督「飯ん時にいじってやろ」スタスタ






夕立「提督さーん!見つけたっぽい!」ムギュ


提督「夕立か」


夕立「ご飯に行くっぽい?」


提督「そうだ」


夕立「なら一緒に行くっぽい!」


提督「おう」


夕立「そういえば子日ちゃんから面白い話を聞いたっぽい!」


提督「…ゴーグルか」


夕立「それ!夕立もやりたいっぽい!」


提督「まあいいけど、飯の後な」


夕立「やったっぽい!」


提督(今度は夕立かぁ…ある意味予測出来ない分、面白そうだな)







そして…







夕立「ゴーグルどこ?」


提督「机に置いてある」


夕立「楽しみっぽい!」スチャ


提督(終わるまで何してよっかな)










***











夕立『提督さん、ねぇ提督さん』


提督『ん?』


夕立『そこ、座っていい?』トスン


提督『言う前に座ってるじゃん』


夕立『いいよって言うかと思ったから』


提督『まあ、そうだけど』


夕立『わふ~♪』


提督『ほんと、ワンコっぽいな』ナデ


夕立『提督さんのワンちゃんなら、なってもいいっぽい』


提督『それは無理かなぁ』


夕立『え?』


提督『犬じゃ指輪渡せなかったろ』


夕立『ん、そうっぽい…んふふ♪』キラッ


提督『…ふふ、そんなに喜んでくれると思わなかった』


夕立『提督さんから貰った時、すっごく嬉しかったっぽい…じゃなくて、嬉しかった!』ンフ-


提督『…そっか』


夕立『ずーっと、ずーっと、初めて会った時から好きだったから!』


提督『…』


夕立『提督さん照れてるっぽい』


提督『うるせっ』ワシャワシャ


夕立『きゃー♪』


提督『まったく…』


夕立『うふふ、大好き!』


提督『…あーわかった、俺の負け』ギュ-


夕立『んん…提督さん、このままずっと抱き締めてて』


提督『あいよ』


夕立『提督さんに包まれてると、胸の奥がジンジンするの』


提督『…』


夕立『提督さんの事が好きだから、こうなってるのかな』


提督『…ふふ』


夕立『提督さん?』


提督『お前と居ると、不思議と和む』


夕立『不思議じゃないっぽい!』


提督『悪い悪い』ナデ


夕立『夕立から出るユウダチウムが和ませてるっぽい!』


提督『なーに言ってんだお前は』ワシャワシャ


夕立『きゃー♪』


提督『ほんとに犬っぽいな』


夕立『犬ならこうしてやるっぽい!』ペロ


提督『うおっ、顔を舐めるな』


夕立『違うっぽいー、キスっぽいー』


提督『いや、明らかに舐めてた!』


夕立『むー!言い訳無用っぽい!』ペロペロ


提督『ちょ、ぽいぬ!』


夕立『むふー♪まだまだー♪』











***











夕立「ぽい!?」パッ


提督「あ、終わったか」


夕立「な、何これー!すっごいリアルっぽい!」


提督「…白露と同じ感じか」


夕立「まだ続きは出来るっぽい!?」


提督「んー、その前にネタばらしを…」


夕立「え?」


提督「それな、実はゲームじゃなくてな、ケッコン生活が見れるっていうゴーグルだ」


夕立「え!?」


提督「だから、ゲームじゃないんだ」


夕立「ぽいいいい!?」


提督(ふふ、驚いてんな)


夕立「すごいっぽい!そんな事出来るの!?」


提督「え?あ、ああ…」


夕立「早速再現したいっぽい!」


提督「ちょ」


夕立「提督さんの膝乗せて!」


提督「白露型グイグイ来すぎぃ!」












提督「夕立に構ってたらもう深夜近くなってきた」


提督「とりあえず自室に帰したけど、もう消灯時間過ぎてるし、軽くシャワー浴びて寝るか」







暁「…し、司令官」ガチャ


提督「んん?」


暁「ちょ、ちょっといいかしら」


提督「…消灯時間過ぎてるんだが、どうした」


暁「え、そ、その、鎮守府の見回りしてたら、ここだけ明かりがついてたの!」


提督「…ふむ」


暁「し、司令官も、消灯しなきゃ、ダメでしょ!?」アセアセ


提督(…このパターンは、怖い夢でも見たか?)


暁「だ、だからレディーが司令官が寝るまで居てあげる!」


提督「いや、俺これからシャワー浴びるし」


暁「じゃ、じゃあそれまで待ってあげるわ!」


提督「…まあいいか」スタスタ







暁「うー…怖い夢見たから司令官の所に来たけど、また一人ぼっちになっちゃった…怖いよぉ…」ブルブル


暁(…な、何か周りを見るのも怖いわ。これでも被って気を紛らわして…)スチャ


暁「…って、これも周りが見えちゃうじゃない!司令官、早く戻って…あれ?」ピピピ










***










暁『司令官、こっちにきて』


提督『ん?おお』


暁『さ、ここに頭を置いて』ポンポン


提督『よいしょ』ゴロン


暁『いつもは暁がやってもらってるから、今度は暁がやってあげるわ!』ナデ


提督『ありがとう』


暁『ふふん、まるで大きな弟が出来たみたいね!』


提督『それはないかなぁ』


暁『何よー!』ペチ


提督『幼妻が頑張って甘やかそうとしてるようにしか見えなくてな、ごめんな』ナデ


暁『ふぁぁ…って、何で暁が撫でられてるのよ!』プンスカ


提督『手が勝手に』


暁『もう!これじゃいつもと同じじゃない!』


提督『それでもいいじゃん』


暁『ダメなの!今日こそはレディーらしく…』


提督『いいじゃん』グイ


暁『ひゃっ!』ドサ


提督『あーやっぱこっちのがしっくりくる』ムギュ-


暁『んみゅ…』


提督『それにしてもいきなり膝枕とは、どうしたんだ?』


暁『…いつも甘えてばかりだったから、いつかお返し出来たらなって思ってたの』


提督『偉いなぁ』ナデ


暁『んっ…司令官も…その、レディーって口だけしか言ってないの…嫌じゃない?』


提督『いいや全然』


暁『…どうして?』


提督『背伸びしてて可愛いじゃん』


暁『何よそれー!』ジタバタ


提督『それにさ、無理に背伸びなんてしないで、ありのままの暁で居てくれた方が嬉しい』


暁『ありのまま?』


提督『俺さ、そっちの方がよっぽどレディーに見える』


暁『…甘えてばかりなとこ?』


提督『それ以外にもあるじゃん。頑張って書類とか出撃とかやっててさ、MVP取ると内心嬉しそうにしたりさ、ここ最近だと料理とか触り始めてるでしょ』


暁『んんっ…』


提督『そういうひたむきな所とか、すっごい好きだよ』


暁『…そうなの?』


提督『そうなの』


暁『…膝枕、迷惑だった?』


提督『まさか、嬉しかったよ。子供の頃から久しくされてないからな』


暁『…んふ///』ニヨ


提督『…だが、残念ながら今からは俺のターンだ。全力で甘やかしてやるからな』


暁『ふぁ…///』ビクッ


提督『遠慮はしなくていいからな』ナデ


暁『ふぁい…///』













***











提督「はーさっぱりした」


提督「さーて暁を自室へ…ん?」






暁「んへぇ…///」zzZ






提督「ゴーグルを付けながら寝ている…」カチャ


提督「…この寝顔は俺の記憶フォルダーに永久保存しておこう」ヨイショ


提督「次はいい夢だといいな」スタスタ










翌朝…








まるゆ「隊長~、おはようございます~」ガチャ


まるゆ「朝からすいません、まるゆのゴーグルが見つからなくて…あれ?まだ寝てるのかな」キョロキョロ


まるゆ「うーん、困ったなぁ、今日は皆さんと出撃予定なのに…あっ」


まるゆ「ちょっとこのゴーグル借りようかな。サイズは合ってるかな…」スチャ


まるゆ「…うん、丁度いい感じ。隊長、少し借り…え?」ピピピ










***













まるゆ『隊長、もっとゆっくり…』


提督『おお、ごめんな。思ったよりも飲み込みが早かったからつい…』


まるゆ『…ぷはっ、まだ早く泳げないですー!』


提督『次はもっとゆっくりやろう』


まるゆ『その前に…ちょっと休憩したいです~!』


提督『了解』ザパッ








まるゆ『ふー、疲れましたよ~』


提督『結構上手くなってたぞ』


まるゆ『そ、そうですか?ならよかった』ニコ


提督『…今更だが、今日はいつもの水着とは違うんだな』


まるゆ『あ、そうですよ。なんでもビキニって言うらしいですね!このヒラヒラは何だか分かりませんけど』


提督『…そのフリル付きのビキニはまるゆが買ったのか?』


まるゆ『いえ、潜水艦の先輩たちです』


提督『…うーむ』


まるゆ『あ…嫌でしたか?』


提督『んなわけない。可愛いよ』ナデ


まるゆ『あ…///』モジ


提督『いつもと違ったから新鮮だ』


まるゆ『ほ、褒められると、その、恥ずかしいですね…///』モジモジ


提督『恥ずかしがんなくても大丈夫だよ』


まるゆ『…隊長も、その、カッコイイです///』


提督『お、おう』


まるゆ『あ、隊長もちょっと照れましたね』


提督『ん…そんなことは、無い!』ワシャワシャ


まるゆ『ひゃ~♪』










***











まるゆ「ひゃ~!な、何これ!」パッ


まるゆ「ゆ、夢?いや、まるゆ起きてますし…え?」






提督「ふぁぁ、眠…ん?」


まるゆ「あ、隊長!」パタパタ


提督「おはよ~」ウトウト


まるゆ「隊長!このゴーグル何ですか!?少し借りようと思ったら何か見えたんですよ!」


提督「ゴーグル…ああ、それまるゆが思ってるものじゃないぞ」ウトウト


まるゆ「えぇ~!?じゃあ今日の出撃はどうしたら…」


提督「どうした?」


まるゆ「え、ええと、その、まるゆがいつも持ってたゴーグルが、どこかにいっちゃって…」


提督「落し物なら大抵工廠に行けば明石が保管してるぞ」


まるゆ「あ、わかりました!ありがとうございます!」パタパタ


提督「…あいつも見たのか」ポリポリ











提督「朝早くからこれの利用者が出るとはな…」


提督「まるゆは…うーん、指輪が欲しいならあげるつもりだが…うーん」


提督「陸軍ブチ切れそう…」







綾波「司令官、おはようございます~」ガチャ


提督「おお、おはよう」


綾波「朝早くから失礼しますけど、昨日敷波ちゃんと何かありましたか?」


提督「…何故?」


綾波「昨日司令官を呼びに行った後、ずっと顔が赤いままだったし、ボーッとしてたし、朝だってずっと布団にくるまってたんですよ」


提督(かわゆっ!)


綾波「これは、司令官と何かあったなと思ったんですけど、どうですかね?」


提督「んー、これの事かな?」ゴト


綾波「…あー!子日ちゃんや夕立ちゃんが言ってたのってそれだったんですね~」


提督「駆逐艦内の情報伝達早すぎぃ!」


綾波「という事はー、敷波ちゃんも使ったんですね?」


提督「そうだよ(便乗)」


綾波「んー、気になりますねー、使ってもいいですか?」


提督「いいよ」


綾波「や~りま~した~!」スチャ


提督「かわゆ」


綾波「何が起こるんでしょうね~」ピピピ









***













綾波『しれいかーん、起きてくださーい』ムクッ


提督『』zzZ


綾波『朝ですよ~、綾波が起こしてますよ~』


提督『』zzZ


綾波『早く起きないと、ちゅーしちゃいますよ~』ボソボソ


提督『それ賛成』グイ


綾波『ひゃんっ!?』ンチュ


提督『…おーし、アヤナミン補給』


綾波『い、いきなりはやめてほしいです…///』


提督『ごめんな、嫌だったか』


綾波『い、嫌ではないですけど、恥ずかしいですね』


提督『そうか、わかった』


綾波『…司令官の腕の中にいると、とっても癒されます』


提督『んっ…』


綾波『キスも嬉しかったですけど、こうして司令官の一番近くに入れることが、何よりの幸せです』


提督『あーダメダメ、それ以上言うとアヤナミン過補給になる』


綾波『…摂りすぎると、どうなるんですか?』


提督『どうにもならないけど、もっとイチャつきます』プニ


綾波『あ、あの、だからいきなりだと照れちゃいます…///』


提督『ほっぺ柔らかいなぁ、何でだろ』


綾波『そ、それは私にもわかりません…ぅぅ…///』モジモジ


提督『きっと可愛さと優しさと愛が詰まってるんだろうなぁ』ムニムニ


綾波『ふぁ…///』トロ-ン


提督『マシュマロみてぇだ…っと、綾波?』


綾波『えへへ…しれいかん…すきぃ///』ニヘラ


提督『…今日は思ったよりも早いな。これもテイトクニウムというやつの仕業か?』


綾波『もっとさわってもだいじょうぶですよ~?』スリスリ


提督『それじゃ、お言葉に甘えて…』










***












綾波「ふぁぁぁ~!」パッ


提督「あ、終わったのか」


綾波「これは確かに、顔が熱くなりますね~」ホワホワ


提督(あら、もっと狼狽えると思ってたが…)


綾波「ん~、朝から良いものが見れた気がします」ホワホワ


提督(…ま、いっか!可愛いし!)


綾波「こちら、頂けませんか?」


提督「それはダメ」


綾波「残念です…なら、また見に来ても大丈夫ですか?」


提督「それならいいよ」


綾波「ありがとうございます!それでは綾波はこれで失礼します~」スタスタ


提督「…んん、終始落ち着いてたな」ウ-ム












提督「つか腹減った。朝から二人も来るとは思わんかったし」


提督「とっとと飯食ってゴーグル使い倒すか」スタスタ











翔鶴(…おはようございます、私、翔鶴型航空母艦一番艦の翔鶴です。私は今、提督が朝食へ向かうのを外で待っていました)コソコソ


翔鶴(何故かと言うと、昨日から雲龍さんの様子がおかしいのです。普段からボーッとして何を考えているか分からないですが、昨日だけは、一人で笑っている所が多く見受けられました)


翔鶴(その時の表情は、恋をしているような乙女の顔でした。あれほどわかりやすかったら、何かあったと疑います)


翔鶴(昨日、執務室から戻った後からずっとそうでしたので、理由をそれとなく聞いてみたら、大きなメガネのようなものが原因らしいです)


翔鶴(雲龍さんが何を見たのか、何をされたのか、私は気になって仕方がありません)


翔鶴「これかな…?」






ゴーグル「とんでもねぇ、待ってたんだ」ピピ






翔鶴(電源は…ついてるようです。メガネと言うより、ゴーグルでしょうか)


翔鶴(…とりあえず付けてみましょう。何が見えるのでしょうか…)スチャ


翔鶴(…起動しない?何か条件…)







提督「やっべー忘れてた、ゴーグルの充電…んん??」


翔鶴「ひゃっ!?」ビク


提督「翔鶴…か?」


翔鶴「あ、あの、これは、その…あら!?」ピピピ











***











翔鶴『…』







指輪『』キラッ







翔鶴『…うふふ///』


提督『ずっと眺めているようだな』


翔鶴『ええ、だって幸せなんですから』


提督『そんなに気に入ってもらえるとは思わなかった』


翔鶴『どうしてですか?』


提督『…カッコカリだし、本物とは違うから』


翔鶴『そんなの関係ありませんよ。たとえ仮でも、提督は私に贈ってくれたんです。それとも、提督は戦力強化の為だけに私に?』


提督『何?』


翔鶴『それはそれで、私を選んでくれて有難いですけど…』


提督『それは違う!俺は、一人の女性として…』


翔鶴『その言葉だけで、充分じゃないですか』


提督『ん』


翔鶴『その気持ちだけでも、私は充分に幸せです』


提督『…ああ』


翔鶴『不幸艦と呼ばれていた私が、あなたと出会って、ずっと沈まずに戦い続けて、指輪まで頂いて…この指輪を見る度に、今までの思い出が流れ込んできている気がして…』


提督『…』


翔鶴『だから提督、私は仮でもいいんです。でも、願わくは…その…』


提督『わかってるさ』


翔鶴『ほ、本当ですか…?』ウルッ


提督『…何なら、今でも』スッ


翔鶴『え』


提督『…あー、突然で悪いが…』


翔鶴『お、お受けします!』ガバッ


提督『ちょ、まだ俺言ってない…』


翔鶴『私…嬉しいです…』ポロポロ


提督『…ああ、結婚しよう』


翔鶴『はい!』










***












翔鶴「ひゃっ!?」パッ


提督「」ビク


翔鶴「こ、これは…」カオマッカ


提督「あー、それはだな…」


翔鶴「…そ、その、勝手に使ってすいませんでしたぁ!!」ピュ-


提督「…逃げたか」









翔鶴(あ、あれは一体…何なんですか…!)


翔鶴(あれを、雲龍さんも見たということでしょうか…)


翔鶴(あ、でも…何となく、気持ちは分かってきた気が…)


翔鶴(ど、どうしよう、少なくとも今日一日は、提督の顔をまともに見れる気がしません…)













提督「ゴーグルは充電したが、まさか翔鶴が使うとはなぁ」


提督「朝飯時に聞いてみようと思ったがまた逃げられたし、ダメみたいですね」


提督「…まあ履歴見れば分かるんですけどね、初見さん」ピピ






矢矧「提督、少しいいかしら」ガチャ


提督「oh…」


矢矧「あら、それが噂のゴーグル?」


提督「噂?」


矢矧「ええ。駆逐艦たちの間で話題になってるわ。提督が面白いゴーグルを持ってるってね」