2019-12-10 19:23:51 更新

概要

カイン「君が道に迷ったなら」


前書き

皆さんこんにちは!初めての方は初めましてメットールと申します。
今回はデート回ですが何分こういう話は初めて書くので甘く出来るか心配ですが頑張ります!駄文を始め誤字脱字はありますがどうぞよろしくお付き合いください!





「……!」




私はまたあの夢を見てしまい飛び起きるように起きてしまった。身体中には玉のような汗がびっしょりとかいていた。

今の時刻を確認すると0311、総員起こしの時間でもない。ましては身支度をするのにもまだ早いがすることにした。

また寝ようにもあの夢を見てしまいそうで怖かった。


…久しぶりに見てしまった「あの夢」。あの時は眠ることが怖かったことを覚えている眠る度に見てしまっていたからだ。最近は見ずに眠れていたのだが今日に限って見てしまった。ふと




「私は…、榛名は幸せになっていいのでしょうか……?」




そんな事を言っても誰も答えてくれない事は私は知っている。知っているが無意識に溢してしまった。




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0850鎮守府入り口付近




第3鎮守府提督のカインは気が気じゃない状態だと自分でも思っている位ソワソワして愛車ハリアーの車中にいた。別に女性と2人っきりで出掛けるのは初めてではない。初めてではないが妙に緊張していた。

その理由は昨日のこと




榛名「提督、もしよろしかったら明日一緒にお出掛けませんか?」




榛名からの一言だった。カイン自身からしてみれば買い物に付き合う感覚だった故微塵も意識していなかったのだが




ドレイク隊隊員「中佐殿!デートですか?」




とこの一言で端からみればデートだと初めて気が付いてしまい榛名を意識し始めてしまったのだ。ちなみにそのドレイク隊の隊員は夕食の時なぜか前元帥から「よくやった!」と言われ前元帥や仲間達とどんちゃん騒ぎをしていたのを思い出した。そして




カイン「もしかして、今まで2人っきりで、如月さんや鈴谷さん達とのあれもデートだったんでしょうか…?」




車中でポツリと呟いた。




そんなカインを…




如月「む~。司令官、私とデートした時と明らかに違うんですけど~」プクー




自分の時と明らかに様子が違うカインを見て如月は頬をプクーと膨らませて不機嫌になっていた。




瑞鶴「何人当てはまるかしらね?それ」




鶴姫「多分、全員カナ?」




瑞鶴「じゃ何で提督さんの様子が今日に限って変わるのよ?」




鈴谷「前元帥とドレイク隊の人らでしょ?どんちゃん騒ぎしてたの関係ありそうじゃん?」




と鈴谷達4人は私服姿で髪型も変えカインから死角の位置で様子を観察していた。




如月「おそらく今までデートって意識されてなかったって事でしょうね」二つ結い




鶴姫「デ、ドレイク隊ノオ兄サン達ニデートッテ言ワレタカラ意識シタ?」髪おろし




鈴谷「そんなとこじゃん。そう言えば白露は?」ポニテ




瑞鶴「朝武蔵さんに執務室に連行されてたわ…」髪おろし




鶴姫「アララ…」




如月「どうやら山風さんを泣かしたみたいで…」




鈴谷「どんな頼み方したら泣かれるのよ、あの娘はもう~、とと榛名さんが来たよ~鈴谷車とってくるから~」




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榛名「すいません!遅れてしまいましたか?」




カイン「いえ、大丈夫ですよ。車の暖気をしながら待ってただけですから、乗ってください」ガチャ




榛名「はい、失礼しますね」バタン




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如月「30分前からずっとソワソワして待ってたわよねぇ」(¬_¬)




鶴姫「如月チャン、ドウドウ……」ハラハラ




瑞鶴「ここは耐えなさい如月、鎮守府を出てから本番よ…」





カインと榛名を乗せたハリアーは門の詰所をパスしそのまま出ていった。




瑞鶴「よし、出てったわね。鶴姫ー鈴谷は?」




鶴姫「来タヨー」




鈴谷「お待たせー乗って」




そこに車を取ってきた鈴谷が3人の側に横付けし乗るように指示をした。




如月「意外ですね、鈴谷さん車好きなんですか?」




鈴谷「熊野の影響でねー。なんで?」




瑞鶴「好きじゃなきゃ女の子がランエボなんて乗んないでしょ」




鈴谷「そーなの?カッコいいのに…」ランエボ9の青




瑞鶴「まず判断基準が違うわよ……」ハァ




3人は鈴谷の車に乗り込み、車中で確認を行き先の確認を始めた。




如月「で、今日はどちらに行くんでしたっけ?」




瑞鶴「鶴姫ーお願い」




鶴姫「今日ハマズショッピングモールデ散策シテソノママランチ、ソノ後榛名サンガ楽器店二行キタイソウナノデ楽器店へ、夕方ハ海浜公園二行クソウデス」




鈴谷「流石だねールカさん情報っしょ?」




鶴姫「ウン」




如月「やっぱりデートに一枚噛んでましたか。いきなり榛名さんが動いたからおかしいと思いました」




鈴谷「いいじゃんいいじゃん、最初はショッピングモールでしょ?ナビセットしてと」ポチポチ




瑞鶴「ルカさんだけじゃなくてタキさんも、ひいてはミズキさんも噛んでるわよ?」




如月「まず間違いないですね」




鈴谷「まあそのお陰でみんなで出掛けるんだからいいじゃん。皆外出許可書あるねー?シートベルトいいねー?出すよー」




3人「「「お願いしまーす」」」




そうして確認を終えた鈴谷は車を発進させて詰所の横に車を着けた。




鈴谷「すいませーん!確認お願いしまーす!」




「あいよー!おおっ!鈴谷ちゃん達か!」




鈴谷「あれ?ドレイク隊のお兄さんじゃん。今日の訓練は?」




ドレイク隊隊員(ドレイク4)「ああ、義足の定期メンテ出すの忘れてな、隊長にバレて戦闘用と生活用の義足全部メンテ行きになっちまって今日はここの当番にされまったよ」アハハ




と、そう言ったドレイク隊の隊員の側に一組の松葉杖があり、その彼は右足の膝から下がなかった。




如月「いけませんよ、メンテナンスはちゃんとしませんと。イザって時に大変ですよ?」




ドレイク隊隊員「嬢ちゃん達も言うの止めてくれ…、さっき隊長にしこたま言われたから……」




瑞鶴「ゲンナリするぐらい言われたのね…」




ドレイク隊隊員「ああ、全く隊長もあれくらい言えるならさっさとルカちゃんに告れっての」




鈴谷「あはは、そういうお兄さんはどうなの?ネルちゃん(重巡ネ級)とは?」




ドレイク隊隊員「上手くいってるとは思うよ」




鶴姫「ソレニシテモ人間ト深海棲艦ガオ付キ合イスル時代ナッタンデスネー」




ドレイク隊隊員「ぶっちゃけ前元帥がああだからね、俺から言っちまえば夕禅中将達がいた頃の第3鎮守府にいた娘達は恩人だからなー」




瑞鶴「そっか、そういえばそうだったわね」




ドレイク隊隊員「俺としてはここにいる深海棲艦の娘達皆容姿いいし性格いいし料理上手いしでむしろ女いない隊の連中からすればもう争奪戦だよ」アハハ




鈴谷「勝ち組特有の余裕だww」




如月「単純なのね」




ドレイク隊隊員「男は単純ぐらいが丁度いいんだよ。ほれ外出証人数分。気を付けてなー」




鈴谷「ありがとー!行ってきまーす」




鈴谷は外出証を受け取り車を出した。その中では




如月「鶴姫さん、あのお兄さんとネルさんってどうなんですか?」




鶴姫「イイカンジダヨ。ネルチャンオ弁当作ッテタ」




瑞鶴「ネルちゃんは気づかい上手だもんねー」




鈴谷「鈴谷達は鶴ちゃん以外がその逆だからねー、いいじゃん細かいとこは」




如月「うふふ、そうですね」




こうして一行は賑やかに尾行を始めるのだった。




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そして運転から1時間、提督達が行くショッピングモールに到着し、鈴谷は辺りを確認する。




鈴谷「提督の車ある?」




如月「ええ、外の駐車場にありましたよ」




瑞鶴「黒のハリアーは目立つから助かるわね」




鶴姫「流石二気付カレテナイヨネ?」




鈴谷「途中でガソスタによってるし大丈夫じゃん?この場合なら立駐にと、4階なら大丈夫か」




瑞鶴「なんで4階なのよ!」




鈴谷「しょーがないじゃん!鈴谷の車目立つんだから!」




瑞鶴「青のランエボに乗ってるからでしょうが!」




鈴谷「じゃあ熊野の車のほうが良かった?」




瑞鶴「…あっちよりましだわ」




鈴谷「でしょー」




鶴姫「エット、ナンダッケ?シ、シル」




如月「シルビアのS15型、でしたっけ?赤の」




瑞鶴「2人して目立つ車を目立つ色で…」




鈴谷「そんな事熊野に言ったらビンタされるよ、はいオッケーだよ降りた降りた!」




4人は車から降り、提督達が行くであろう店を確認する。




鈴谷「まずここ4階は駐車場のスペースになっててテナントは入ってないからまず来ない。それに提督達の性格から考えてまず1階から見て回る」




如月「そうですね、鶴姫さん榛名さんが行きたいって言ってた楽器店って3階のこのお店ですか?」




鶴姫「ウン、ソノ弦楽器ノオ店」




瑞鶴「なら、最初は3階の吹き抜けになってるこの辺りから1階の様子を見ましょう」




鈴谷「くれぐれも気付かれないように距離を置くこと!2人に近付いたりしたら絶っっ対バレるからね!」




3人「「「ウィルコ」」」




かくして4人のスニーキングミッション?が始まったのである。




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提督side




カインと榛名は鈴谷達の予想通り、1階のテナントから見て回っており今は雑貨屋で小物類を物色していた。




カイン「こうして見ると色々あるんですね、勉強になります」




と言いカインは東南アジア民族の置物をまじまじと見ていた。




榛名「ここの雑貨屋さんは色々ありますね、その置物気になるんですか?」




カイン「ええ、この置物はどういう意図で作られたのかとつい考えてしまって」




カインはまるでウキウキしている子供の様に答えた。サングラスをしているがその目は笑っていることは榛名は分かっている。




榛名「でも、サングラスのままだと見えずらくありませんか?この雑貨屋さん少し照明暗いですし」




カイン「大丈夫ですよ。それにサングラスをしていないと周りの方がビックリしてしまいますから。」




カインはそう言うとイタズラっぽくおどけてみせた。確かに端からみれば瞳が赤色と金色のオッドアイは明らかに奇異の目を向けらるだろうと榛名は思う。




榛名「提督はお優しいのですね、そうやってお考えになられて」




カイン「ん~考えてと言うか自分だったらなーとふと思って、それにこの服装ならサングラスしてもあんまり浮きませんし」




と、カインが言うと改めてカインの服装を見た。フライトジャケットにインナー、ボトムスはカーゴにブーツと纏まっているが白髪と合わせて少し目立っている。




榛名「よくお似合いですね」




カイン「ありがとうございます。榛名さんもよく似合ってますよ」




榛名「あ、ありがとうございます」///




カイン「見た時ドキッとしましたから」ボソッ




カインは榛名に聞こえない様に呟いた。いつも鎮守府で見ているはずだが今日の榛名の服装、白い薄手のコートに黒のワンピース姿の榛名を見て自分でも良くわからない感情が沸き上がっていた。




榛名「?どうしました提と」




すると何かを思い出したのかカインは榛名の口の前に人差し指を立てた。




榛名「!」ドキッ




カイン「今はカインで構いませんよ」




カインの言葉に戸惑う榛名だったがカインの言葉の意図を理解したのか首を縦に振り




榛名「わかりました。カインさん」///




カイン「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ




榛名「ふふっ」ニコッ




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4人組side




瑞鶴「どう見てもお似合いよねぇ」|д゚)ジー




如月「瑞鶴さん、押さえましょう?バレます」(小声)




と、2人の状態を見て瑞鶴が不満たらたらな状態で呟いた。今4人がいるのは3階の1階が見える吹き抜けに面している所で2人がいる雑貨屋が見える位置だった。




鈴谷「そうだよ、少し抑えて……!」(小声)




と鈴谷が言いかけた時カインが榛名の口前に人差し指を立てた時であり




鈴谷「ちょちょ、今提督なんて言った!?」(小声)




如月「鈴谷さんも落ち着いてください!」(小声)




カインの行動を見て焦る鈴谷と瑞鶴だが




鶴姫「大丈夫ダヨ。榛名サンガ提督ッテ呼ビソウニナッタカラカインッテ呼ンデッテ言ッタダケダヨ」(小声)




如月「流石鶴姫さん」(小声)




鶴姫「読唇術ハ任セテ」(小声)(o^-')b




瑞鶴「…ありがと鶴姫。あんたがいて良かったわ」(小声)




鈴谷「流石だよね~、と2人が移動するよ。って!?」(小声)




4人が移動しようとした時だった。雑貨屋を出て来た榛名がふと上を見てきたのだ。反射的に身を隠す4人。




瑞鶴「まさかバレた!?」(小声)




自分達の事に気付かれたと思っていたのだが如月が違和感を覚えた。




如月「いえ、如月達の方向は見てないわ。見てるの2階?」(小声)




鈴谷「だとしても少し距離置くよー、流石にバレそうだからね」(小声)




3人「「「ウィルコ」」」




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提督side




榛名「?」




カイン「どうしました?榛名さん?」




榛名「いえ、今誰かに見られてたような…」




カイン「誰かに、ですか?」




榛名「ん~、人が多いので多分榛名の思い違いかもしれませんね」




榛名の言葉に対してカインは




カイン「…少し警戒が必要か……?」




と、カインは今後の行動含め少し考えた、好戦派か?

だとしたらどうするか、だが相手がまだ何者か分からないので少し泳がせるようにした。

折角の榛名とのデートで無粋な事はしたくない、何よりも今の榛名の笑顔を曇らせる事だけはしたくなかった。




カイン「…何か動いたら対処しればいいか。ありがとうございます榛名さん。ん?」




榛名「カインさん、どうしましたか?」




と、榛名はカインが見てる方向が気になりそちらに目を向けた。見ていたのはアクセサリーショップで主に天然石やシルバーを使った物を扱っているお店だった。




榛名「あのお店のテナントも入ってたのですね」




カイン「知ってるお店ですか?」




榛名「はい、以前住んでいた所にもありました」




カイン「ふむ、気になりました。行きましょう」サッ




と榛名はカインから差し出した手を




榛名「はい」ギュ///




照れながらも握り返した。




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??side




??『すいません、多分気付かれました』




??「モウ駄目ジャナイ、榛名ハスルドインダカラ~」




??『はい…迂闊でした』




??「ドウスルノ?」




??『これ以上行うと在らぬ疑いをかけられてしまいますからショッピングモールを出ておきます』




??「ソレガ懸命ネ」




??『はい、それと私以外にも提督達を見てる人達が…』




??「アッチハ多分鈴谷達ヨ、青ノランエボガ出テッタッテネルガ言ッテタカラ」




??『わかりました、では』




と向こうからの連絡が切れると後ろからやれやれといった感じで声をかけられた。




「アノ娘二尾行サセルノハ趣味悪イワヨ、タキ」




タキ「モウ~ルカハ、「アノ娘」ガカイン様二思イヲヨセテルノ知ッテルクセニ~」




ルカ「ソレデ御2人ノデート風景ヲ写真デ撮ッテキテ欲シイッテモウ当テ付ケヨ」




タキ「コレデ何ニモ感ジナイナラソレハソレデヨシ、ソウジャナイナラ「アノ娘」二モ参戦シテモライマショウ♪」




ルカ「ヤレヤレ、チナミニ「アノ娘」ノ事ハミズキ様ハ…」




タキ「多分感ヅイテルワネ、私達ガ「アノ娘」二頼ムノモ」




ルカ「ミズキ様ニハ敵ワナイワ」




タキ「仕方ナイワ~、アラ?モウ休憩オワリジャナイ!イソグワヨ!」




ルカ「ソレデ呼ビニキタノヨ!モウ!」




と、2人は厨房へ急ぐのだった。そしてこちらは……




??「……」




2人の仲睦まじい様子を見てひとまず安心したがそれは最初だけで後は胸が痛かった、痛いと感じてしまい自分のカインに抱いている感情がわかってしまった。何故自分があの人の隣にいないのだろうと。




??「…私も、提督のこと好きなのね……」




とうとうその事実に気がついてしまった。その想いを自覚しショッピングモールの2階出口から出ていった。




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4人組side




鶴姫「…?アレ?」




瑞鶴「どうしたの鶴姫?」




下の、2階の出口付近を見ていた鶴姫に瑞鶴が声をかけた。




鶴姫「エッ?今出テッタ人見タコトアッタ気ガシテ…黒ノライダース着テタ人」




瑞鶴「黒のライダース?そんなの着てたのいたっけ?」ウーン




鈴谷「2人共置いてくよー」




瑞鶴「ごめんごめん、ほら行くよ鶴姫」




鶴姫「ウン」




如月「それで、この後はどうしますか?」




鈴谷「どうしましょうかね~今の時間はと……」




皆の先頭を歩いていた鈴谷がくるりと3人に向き直りつつ時計を確認した。時刻は11時半過ぎ、これを確認した鈴谷は




鈴谷「ちょっと早いけどお昼にしよっか。フードコートもあるし」




如月「そうですね、提督達はお店の中に入ってしまいましたし、混む前にお昼ご飯にしましょう」




瑞鶴「でも提督さん達より先にご飯って大丈夫なの?」




鈴谷「と思うじゃん?」




鈴谷はよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに瑞鶴の疑問に答えた。




鈴谷「鶴ちゃん、ここ3日間の献立の傾向って覚えてる?」




鶴姫「献立?エットソノ日ハ漁師サンカラサンマヤイワシヲイッパイ頂イタノデオ魚中心デス。頂イタ日ハ生デシタ。昨日ノ夜ゴ飯二久シブリニオ肉ガ出タグライカナ?」




鈴谷「その通り!新鮮なのは美味しかったけど続いたからね~」




瑞鶴「で?」




鈴谷「三階フードコートってさ鎮守府で食べたようなの多いし親子連れとかも多いじゃん、だから食事なら1階のレストランにするだろうし、それに提督の事考えるとこうゆうの食べに行きそうじゃん」




と鈴谷は瑞鶴にショッピングモールのパンフレットを見せた。そして鈴谷が指を指していた店は点心系を中心に出している中華料理の店だった。




瑞鶴「確かにね、提督さん珍しいの好きだしこうゆうの行くって言いそうね」




鈴谷「そそ、それに榛名さんってあんまり食べないし異論無いなら断らないっしょ、こういうのなら食べやすいし」




鶴姫「如月サンスイマセン、コノ点心ッテドンナ料理デスカ?」




如月「点心と言うのは中華料理のことで主に軽食やお菓子のことですわ。小麦粉を使った皮の中に餡を入れて蒸したり焼いたりと、分かりやすく言うとちっちゃい肉まんや餃子みたいな物ですね」




鶴姫「成程」




鈴谷「それにこの時間で済ませちゃえばブッキングしないでしょ、じゃ適当に場所取っといてね~鈴谷食べたいの買ってくるから」




と鈴谷は説明するだけしたら昼食を買いに行ってしまった。




瑞鶴「全く鈴谷も自由にやるわ」ハァ




如月「まあまあ、如月はどうしようかしら?」




瑞鶴「私は…、どうしたの鶴姫?」




鶴姫「瑞鶴ーアレナニ?」ユビサシ




瑞鶴は鶴姫が指差したお店を見てみると…




瑞鶴「あれはうどん屋さんよ鶴姫」




鶴姫「ウドン?」クビカシゲ




瑞鶴「小麦粉から作る麺よ。まあ、鎮守府はご飯ばっかだからないかぁ、1から作るのも手間かかるし。食べてみたいの?」




鶴姫「ウン!」




瑞鶴「なら如月ちゃん先に行ってきて。私達は場所取ってるから」




如月「いいんですか?如月まだ決まってませんが」




瑞鶴「私達のは全然並んでないしすぐ買えるから後でも大丈夫よ」




如月「なら如月は先に買ってきますね」




如月と別れ瑞鶴と鶴姫は空いているテーブルを探す。




瑞鶴「まあ、この時間じゃ空いてるとこ結構あるし、あの辺にしましょうか」




鶴姫「ウン♪」




瑞鶴「楽しそうね、鶴姫」フフッ




鶴姫「皆トゴ飯ダカラ♪ドンナ食ベ物ダロウ、ウドン♪」




瑞鶴「鈴谷か如月ちゃんのどっちか戻って来たら行こうね」フフッ




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提督side




こちらカインと榛名はアクセサリーショップに入ってから10分程たった。カインは色とりどりの天然石を見て気になった物を榛名に質問していた。




カイン「興味深いですね、誕生月や星座で縁のある石があるとは。榛名さんはどれになるのですか?」




榛名「榛名は4月生まれになりますから、こちらの水晶になりますね」




カイン「水晶、この透明な石ですね」




カインは水晶の1つを手に取って観察していた。何の色もついていない透明な石、何にも染まっていないこの石にカインは興味津々に見ていた。




カイン「不思議ですね、やっぱり知らない事ばかりです。僕もまだまだ勉強不足ですね」




そう言ってカインは榛名に笑顔を向けた。榛名はカインの、年不相応な少年の様な笑顔に思わずドキリとしてしまったが彼の笑顔につられ笑ってしまった。




榛名「カインさん楽しそうですね。榛名も嬉しいです」///




カイン「なら良かったです。榛名さんも楽しんでもらえて」




と2人は話していたときに店員が2人近寄り声をかけてきた。




店員「お客様、こちらお気に召しましたか?」




カイン「ええ、なかなかに興味深いですね。つかぬことお伺いしますがこちらを使ったアクセサリーなどはありますか?」




店員「こちらの水晶でしたら…」




店員はカインの質問にすぐそばのショーケースのアクセサリーを紹介した。




店員「丁度こういったネックレスもありますが、水晶ということはお誕生日は4月でしょうか?」




カイン「はい」




店員「プレゼント用に?」




カイン「そうですね」




店員「ふむ、それでしたらこちらはいかがでしょうか」




と店員が次に薦めてきたものを見て榛名がギョッとしてしまった。




榛名「!」




店員「こちらもいかがでしょうか?人気のアナイス調のダイヤモンドのネックレスになります。ダイヤモンドも4月の誕生石としては有名でしてこちらは18カラットのダイヤモンドを使用したものになります」




榛名(そうでした!このお店は宝石も扱ってたのを忘れてました……)




この事態に榛名は狼狽える、かつて姉と呼んでいたコングもとい金剛なら買ってとなるが榛名は厚かましくない。そもそも榛名は艦娘となる前音大に奨学生として通っていた身だったので宝石などが手に届くものではなかった。




カイン「ふむ…」ジー




カインはそれを見て何かを考える様にジーとダイヤモンドのアクセサリーを見ていた。そして榛名は




榛名(これはマズイのでは?カインさん、提督の事をお考えになると買ってしまいそうな気が…)




と心配する榛名をよそにカインの口から出たのは……




カイン「すいません、僕、まだ宝石などは勉強不足でしてまた別の機会にさせてもらいます」




と店員に差し支えないように対応して榛名の手を取り




カイン「行きましょうか、お腹空きましたし」




榛名「は、はい!」




カイン「またの機会に」




カインは店員に軽く挨拶をしそのままアクセサリーショップを榛名と共に出ていった。




榛名「いいのですか?」




カイン「ええ、紹介された時榛名さんの顔が強ばってましたし、そもそも天然石を見てたのに宝石を紹介されても、ね」




カインがやれやれと言わんばかりに肩を竦めてみせて




カイン「おそらくお金がありそうに見えたからだと思いますが…ふふっ露骨ですよね?」




そんなカインの様子を見て榛名は




榛名「ふふっ、そうですね」




カインにつられ笑いながら寄り添う様に歩き




榛名「カインさん、さっきお腹空きましたって言ってましたが?」




カイン「あれは本当ですよ、丁度いい時間ですしこのまま行きましょうか」




このまま2人は1階のレストランエリアに行き鈴谷達の予想通り点心系の中華料理店に入っていった。

理由はカインが「食べてみたい」の一言で




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4人組side




一方こちらは鈴谷達4人。3階フードコートの4人テーブルで各々食べたい物を食べていた。




如月「で、この後はどうしましょうか?」つ鉄板ピラフ




鈴谷「ここはもう一歩踏み出そうか…」つBLTサンド




鶴姫「踏ミ出ス?」つかけうどん+ちくわ天、かき揚げ




鈴谷「2人の食事の様子見よっか」モグモグ




瑞鶴「よし乗った!」つ釜玉うどん+かぼちゃ天、かき揚げ




鶴姫「瑞鶴即答!?」




鈴谷「乗ってくれると思ってたよ瑞鶴!」




如月「あのお店なら外からガラス越しに見えますね。この間睦月ちゃん達と来たときもこの時間から混み始めますし丁度いいかも」




鈴谷「そ!それに人が多いからさっきみたいにしなきゃ大丈夫!」




瑞鶴「そんなもんなの?」




如月「ええ、それにそのお店時間制限コースがあるお店だから滞在時間も分かりやすいんですよ」モグモグ




瑞鶴「成る程、時間も決まってるなら大丈夫か、提督さん急かす人じゃないし」ズズッ




鶴姫「コレサクサクシテ美味シイ」




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一方その頃……




ドレイク隊隊員「あぁ、ネルちゃんの弁当美味いわー」モグモグ




ネル「ソレハヨカッタデス」ニコニコ




そこは鎮守府の詰所、守衛をしていたドレイク隊の隊員の元にお弁当を持ってきたネルこと重巡ネ級が詰所にいた。




ドレイク隊隊員「それにしてもこの弁当箱よく知ってたね、味噌汁入れられるやつ。死んだ釣り好きのじいちゃん思い出したわ」ズズッ




などと詰所で談笑していたらネルは近くに置いてあった書類に気がついた。




ネル「コレハ、外出記録表デスカ?」




ドレイク隊隊員「ん?そうそう出るのに外出許可書もらって番号が付いた外出証を渡したらかくんだよ」




ネル「成程、ン。鈴谷サン達ノ名前モ」




ドレイク隊隊員「ああ、瑞鶴ちゃん達と青のランエボでね」




ネル「サッキノ鈴谷サンノ車デシタカ、アレ?」




ネルはそこに以外な人物の名前が有ることに気がつき、その様子を横でお弁当を食べながら隊員が話した。




ドレイク隊隊員「ホント艦娘の娘達すごいよなー、ランエボだけじゃなくてハーレー乗ってる娘もいるんだからなー」モグモグ




と喋っていたがネルは何故か気になった。と言うのも鈴谷達が出てから10分後に外出し未だに戻っていなかった。

普通ならおかしな事はないがネルは彼女が用もなしにぶらぶらしてるのが想像出来なかった。




ネル「ナニシニ行ッタンデショウ?能代サン」




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??→能代side




ショッピングモールから少し離れた所にある海浜公園。そこにライダースとジーパン姿で自身の愛車に腰掛けていた能代が先程撮影した2人の写真を確認していた。




能代「……」ピッピッ




写真は問題なく撮れていた事を確認した。が能代は少し複雑な感情が自身の中にあることがわかった。




能代「…なんでだろう、榛名さんが立ち直ってくれて嬉しいのに」




榛名と初めて会ったのは能代が暁達4人と協力して前元帥に保護されていた港湾棲姫を連れて大本営から第3鎮守府へ逃げて来た時だった。


…あの時の榛名の事は覚えている。

自分の今までやって来た事が全て否定され自暴自棄になっていた事。自分の戦いを否定され絶望していた事。あの時の榛名は憔悴しきっていて何もかもが見ていて危なかった。




能代はそんな榛名の世話を自らやっていた。姉の阿賀野とは別の意味でほっとけなかった。阿賀野はほっといたら肥るだけだが榛名は何処か遠くに行ってしまいそうだった。




最初は榛名に疎ましくされていたが甲斐甲斐しく世話を焼くうちに少しずつ会話も増え、ルカやタキも協力してくれたことで次第に笑顔も見せる様になってきた。今では榛名の趣味のバイオリンがきっかけで4人で4重奏をやる位に仲良くなった。




だからこそカインに対しての好意が自分にも榛名にもあることに思うところがあり、一歩踏み出せずにいた。




能代「…私も難儀な性格ね」




いっそ開き直れば楽なのかとつい思ってしまう




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4人組side




鈴谷「はぁ、はぁ、撒いたかな?」ハァハァ




鶴姫「モ~鈴谷アレハヤリスギダヨ~」ハァハァ




鈴谷と鶴姫がいるのは隣のショッピングモール2階のゲームコーナー付近。2人共走っていたようで服が多少乱れており息切れしながら会話をしていた。




鈴谷「しょうがないじゃん!あのチンピラ達しつこいしさー、それに鶴ちゃんだってあいつらの1人の顔面に頭突きして殴り飛ばしたじゃん!」ハァハァ




鶴姫「ダッテ瑞鶴二乱暴シヨウトシテタモン!鈴谷ダッテ股関二蹴リ入レテ飛ビ蹴リシテル!」ハァハァ




何故このような状況になったのかと言うと少し遡り食事が終わり尾行を再開しようとした時で




「なぁ姉ちゃん達」




後ろから声をかけられた。鈴谷達が振り向くといかにも柄の悪い男達だった。その対応をしたのは瑞鶴。




瑞鶴「何かしら?」




チーマー「今暇?俺達と遊ばない?」




瑞鶴「悪いけど私達用があるから他の人誘いなさい」




ヤンキー「連れねえなぁ、いいじゃねぇかよ」




瑞鶴「あんたらと違って私達暇じゃないのよ。じゃあね」




チンピラ「うるせえなあ!とっとと来いよ!」グイ




瑞鶴「何すんのよ!」




とここで男達の1人が瑞鶴の腕を掴み強引に連れて行こうとした。この行動に




ガシッ!




チンピラ「あん!?」




鶴姫「手ェ離セ」<⚫><⚫>




如月(あっ、マズイ)(・・;)




鶴姫が瑞鶴を掴んでいた男の腕を掴み本来可動しない方向にギリギリと腕をひねった。




チンピラ「いでででっ!?何だこのガキ!離しやがれ!」




鶴姫は言われた通り手を離し




チンピラ「ぶへっ!」




チンピラの鼻っ柱に頭突きをお見舞いし




鶴姫「フン!」




強烈な右ストレートで追い討ちして殴り飛ばした。




スカウト「じゃあお前でいい!来い!」グイ




鈴谷「私に触ってんじゃねぇよ!」




と鈴谷は鈴谷で掴んで来た男に




スカウト「おうっ!?」




金的をかまし




鈴谷「うりゃ!」




男の顎を捉えた飛び蹴りで蹴り飛ばした。




チーマー「おい!てめえら!」




と残った男達が鈴谷達にくって掛かろうとするが




警備員「そこで何をしてる!」




ここで警備員が来てしまったのだ。どうやら周りにいた野次馬が呼んでしまったようだ。




鈴谷「やばっ!」




如月「逃げちゃいましょうか」




瑞鶴「逃げるが勝ち…!姫!」




鶴姫「ウン!」




ここで4人は二手に別れその場から逃走、絡んで来た男達を置き去りにしてとんずらした。




チーマー「おい!待ちやがれ!」




警備員「待つのはお前達もだ!」




チンピラ共はそのまま警備員に捕まったようだが見てる暇はない4人共全力で走って逃げた。




特に鈴谷と鶴姫は相手に手を上げた事もありしっちゃかめっちゃか逃げ回り隣接している隣のショッピングモールまで逃げていた。




鈴谷「とりあえず大丈夫っしょ」ハァハァ




鶴姫「コレカラハ?」ハァハァ




鈴谷「一回外出て迂回する感じで向こう行こっか」ハァハァ




鶴姫「ワカッタ」




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提督side




4人がすったもんだどったんばったんしている頃、カインと榛名は悠々と食事をしていた。食事はバイキング形式となっておりカインは興味あるものをどんどん皿にのせていた。




カイン「色々ありますね、あっこれも美味しそう」ヒョイ




榛名「カ、カインさんそんなに食べるんですか?」




カイン「ん?はい、寧ろおかわりすると思いますよ」




ウェイター「お客様、こちらの小籠包出来立てですがいかがでしょうか」




カイン「あっ、それならせいろ1つ頂きますね」ヒョイ




榛名「あはは…」(^^;




榛名は呆気にとられながら2人は取ってきた料理をテーブルに並べ頂くことにした。カインは出来立ての小籠包に手を伸ばし




カイン「いただきます」




小籠包を一口で食べようとし




榛名「カインさん待って下さい!」




カイン「?」




時既に遅し、カインは一口で食べてしまった。




カイン「!!!」




出来立ての熱々の小籠包。そもそも小籠包は中に具と共に熱いスープを包んでいる。それを知らないカインは噛んだ瞬間予想外の熱さに食べながら悶絶していた。




榛名「だ、大丈夫ですか!?」




カイン「み、みずを……」プルプル


後書き

少しずつupしていきます。まさかのもう1名追加です。
リアル都合で更新遅れてしまい申し訳ありません!ここに出ているショッピングモールは越谷レイクタウンみたいな感じです。
榛名の服装は一言で言って三越コラボの服装です。


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2019-12-08 21:39:50

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1: SS好きの名無しさん 2019-11-11 18:21:40 ID: S:MDsh8p

榛名

重い女と化すとウザくなる。

2: 暗闇(くらや) 2019-11-11 22:07:20 ID: S:QSqk7i

甘々な展開をブラックコーヒー片手に待ってますよ。
更新頑張って下さい!!


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1: SS好きの名無しさん 2019-11-11 18:21:15 ID: S:iaLks1

深海鶴棲姫を『生け捕り』にして、加賀専用『サンドバッグ』として弓道場の『入口』に吊るしておけば良い。


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