深海棲艦ストーリー 居酒屋「シンカイ」
ここは、深海棲艦が営み、深海棲艦による深海棲艦のための深海棲艦の居酒屋
ここでは、深海棲艦のわずかなプライベートが垣間見える一時の場所でもある・・・
今度は、深海棲艦側の視点で書いてみました
極力、前作と話を繋げてみようと思います
主にタ級とル級が主人公です
本作品は、前作『衣笠「あんまり触ってると~触り返すぞ~」』の話しと繋がっています。なので、分からない方は前作を見よう!!
……
~居酒屋『シンカイ』~
タ級「まじあいつらなんなの!!ちょっとさ、あまりにもわたし達の事憎悪しすぎじゃね?」
ル級「わかるわ、どう考えてもあいつらよりわたし達の仲間の方が轟沈数多いっての」
タ級「しかもあれわかる?南西鎮守府奇襲作戦」
ル級「あー、あんたが参加した作戦でしょ?結局撤退する事になったってやつ、あ、すいません生1つ」
タ級「あ、私も。そうそう、あれさ、朝奇襲かけてあいつらの鎮守府が昼頃にはほとんど壊れてさ、「よっしゃ、もうちょっと!」ってところよ?いきなりどこから現れたか分からない艦娘が立っててさ、せっかくヲ級のとばした最後の艦載機を撃墜したの。そっからよそっからわたし達が負け戦となったのは」
ル級「加古ってやつでしょ?チ級が言ってたわよ、「あの加古ってやつちょっと頭おかしい、あいつの頭ハッピーセットだよ。単艦で乗りこんできてわたし達の戦力半分以上持っていかれたわ」って」
タ級「そいつの名前はしらないけど、加古っていうんか。あのやろう、今度会ったら絶対轟沈させてやる」
ル級「なになに、そいつがどうかしたの?」
はいよー、生二つお待ち
タ級「そいつほんとにおかしい、なんか動きがヤバイの。ほら、私速度が31ノットは出るじゃん?その加古ってやつ、目測でも50ノットはでてたね。なんだよあの動き、早すぎてまったく攻撃が当たんないの」
ル級「はぁ?なにそれ、艦娘にそんな速いいんの?」
タ級「さぁね、しらないけど、あんな速いやつはじめて見た。しかももっとグロい話しがあってさ」
ル級「お、なになに?」
タ級「そいつ主砲をチ級の口に突っ込んでぶっ放しやがった」
ル級「うっわー・・・グロすぎるだろ」
タ級「他にもあれだね、夕方あたりにかな、その加古ってやつの仲間らしきやつら来て合流したのよ。それで仲間がまずメガネをつけてるやつを襲いかかった瞬間に、加古ってやつが仲間の首を締めて海の中でおぼれさせてた」
ル級「なんだそいつ、もうはや化け物じゃん。うっわ、私その加古ってやつに会敵したら絶対逃げるわ。」
タ級「ま、それからはその合流した奴らが少なくなったわたし達を掃討する感じで戦闘になって、結局、絶対勝てるであろう奇襲作戦が、負け戦となりましたとさ。しかも加古ってやつ、終始笑ってたし」
ル級「それであんたは命からがら生き延びたと」
タ級「まぁね、ほんと悔しいったらありゃしないわ」
中間棲姫「ほんろよね!もーやってられないったら無いわ!」
タ級「あ、中間姉さん、ほんとですよね!」
ル級「姉さん、結構飲んでますね」
中間棲姫「ほんなことわね!ろーれもいいろよ!!ただね!わらひも不満はあるわ!!」
タ級「お、中間姉さんの愚痴聞いてみたい」
中間棲姫「なんれこう・・・まいかいまいかい・・・わらひの随伴艦はこんなにも弱いろよ!あとあれよ!おかげでねぇ・・・わらしは敵からしゅーちゅー砲火をあびてるんらからね!せっかくHPがキャラクらー中最高なのに・・・まるれ意味らいじゃない!あろ何たこ焼き姫っれ!?たこ焼きなんて食べたことも・・・らいわよ!!」
ル級「あーほら、どうどうどう、中間姉さん飲みすぎですよ」
中間棲姫「あろ勘違いしてる・・・してるひろもいるかも知れらいけど・・・中間は・・・中間ボスって意味じゃらいわよ!!!」
(※後勘違いしてる・・・してる人もいるかもしれないけど・・・中間は・・・中間ボスって意味じゃないわよ!!!)
タ級「え」
ル級「え」
中間棲姫「中間われ・・・ほんろうろ意味は・・・みっろうぇーって意味よ!!」
(※中間はね・・・本当の意味は・・・ミッドウェーって意味よ!!)
タ級「・・・」
ル級「・・・」
中間棲姫「・・・ひっく・・・ん・・・何よ・・・まさかあならたち・・・」
タ級「いやー、本当ですよねー!知らないやつは本当に失礼ですよね!!」
ル級「本当ですよ、まったく中間姉さんの言うとおりです!!」
中間棲姫「・・・ふふふ・・・やっわり・・・持つべきもろは・・・仲間・・・ね・・・」
(※・・・ふふふ・・・やっぱり・・・持つべき物は・・・仲間・・・ね・・・)
バターン
タ級「あぁ、もうほら姉さん、こんなところで倒れちゃ駄目ですってば」
ル級「そうですよ、ほらもう帰りましょう」
中間棲姫「うー、やらー、もっと飲むろー・・・」
(※うー、やだー、もっと飲むのー・・・)
タ級「あー、もうだめだ、出来上がっちゃたよ」
ル級「わたし達でおうちまで運ぼうか」
中間棲姫「・・・れぇ・・・タ級・・・ル級・・・」
タ級「はいはい、今度はなんですか」
中間棲姫「わらしはね・・・いつか・・・れったい・・・勝つわよ・・・らとえ・・・1人にらっても・・・れったいに・・・勝つわ・・・」
タ級「・・・」
ル級「・・・」
タ級「・・・もちろんですよ。わたしだって負けたりなんかしませんから」
ル級「わたしだって、最初から負ける気なんてありませんよ!」
中間棲姫「・・・ふふふ・・・その意気だわ・・・」
タ級「んじゃ、帰りましょうか」
ル級「えぇ」
「ありがとうございましたー」
ル級「カンパーイ!」
タ級「カンパーイ!」
ル級「いやー、今日も疲れたね」
タ級「ほんとね!でもあれよ、今日私大破5隻出してやったからね」
ル級「おー、すごいじゃん、何、調子が上がった感じ?」
タ級「まぁ、私にかかればこんなもんよ!」
ル級「おー・・・あ、そういえばさ、私も面白い情報を手に入れたわよ」
タ級「あら、何かしら?」
ル級「今日はね、地上ではどうもバレンタインデー、という日らしいわ」
タ級「何それ?」
ル級「何でも、好きな人にチョコを渡す日、らしいわ」
タ級「渡すのは誰でもいいの?」
ル級「うーん、どうなんだろ。そこらへんはよく分からない」
タ級「なるほど・・・つまりルゥ(ル級の愛称)はこう言いたいのね?」
ル級「うん、だからね、地上の行事にちなんで、私もチョコを買っ」
タ級「その行事をメチャメチャにしてやろうと!」
ル級「は?」
タ級「いやー、ルゥもなかなか残酷な事を考えるわね、要するにあれでしょ?バレンタインデー浮き立っている奴らを奇襲かけてしまえば!奴らの士気も下がるし!私たちの強さも見せつけられると!」
ル級「いや、その、違」
タ級「でももう夜だからねー、今できることと言えば・・・あれね!夜の闇に紛れた奇襲作戦ね!いやー、すごいわルゥも、そういう地上の行事でさえも作戦に繋げてしまうところがね」
ル級「だぁかぁら!違うって!」
タ級「!・・・びっくりしたぁ」
ル級「いや、そうじゃなくてほら」
タ級「・・・チョコ?・・・は!あんたまさか!地上に触発されて!」
ル級「違うって!・・・だから、これ」
タ級「・・・何、私にくれるの?」
ル級「うん、地上だと好きな人にあげる日らしいし」
タ級「・・・は!?あ、あんたまさか、わ、わ、私の事・・・」
ル級「うん、私ターちゃん(タ級の愛称)の事好きだよ?・・・あれ?今まで気づかなかった?」
タ級「・・・気づくわけないでしょうが、ばか・・・///」
ル級「へっへっへー、それじゃあ来月待ってるね」
タ級「来月?来月なんかあったっけ?」
ル級「来月はね、地上ではホワイトデーと言って、バレンタインのお返しを・・・」
軽巡棲鬼「やっほー軽巡棲鬼だよー☆」
軽巡棲鬼「今日は皆と交流を広げるために、ライブをしに来ましたー!」
タ級「・・・」
ル級「・・・」
軽巡棲鬼「あれあれー☆みんな元気がないぞー!」
ほっぽちゃん「ナガノ・・・!ナガノ・・・!」
ル級「すいませーん、なんか1人騒がしいのがいるんで憲兵とか呼んでもらっていいですかー」
軽巡棲鬼「ちょっとー!憲兵とか呼ばないでよー!」
タ級「いや、だってうるさいし」
軽巡棲鬼「えぇ!そんなぁ!!・・・でも棲鬼ちゃん、へこたれない!!」
ル級「てかあんた何しに来たのよ、何、わざわざ居酒屋で歌おうって?」
軽巡棲鬼「むー、今の居酒屋はね、歌ったりするところもあるんだよー!」
タ級「ここは舞台とか設けて無いじゃん、ほらほらアイドルなんでしょ?さっさと家に帰ってお肌のために早く寝な」
軽巡棲鬼「まだ7時だよー!」
ル級「うるさいわねー、五月蝿くするなら出て行くか、おとなしくご飯でも食べるかどっちかにして」
軽巡棲鬼「むー」
ほっぽちゃん「アガノ・・・!アガノ・・・!」
軽巡棲鬼「ん、きゃーかわいいー、何々?私のファンだって?嬉しいなー、こんな小さい子にも愛されてるなんて、やっぱり私はアイドルだよね!」
タ級「ルゥ、ちょっと待ってて、こいつつまみ出してくる」
ル級「OK」
軽巡棲鬼「あぁごめんなさいごめんなさい!引きずらないで、あ!すいません、ビールビール!生!生!」
ル級「え、あんた酒飲めるの?」
軽巡棲鬼「飲めるよー」
ル級「え、あんた何歳よ」
軽巡棲鬼「今は2・・・永遠の17歳だよー☆」
ル級「ターちゃん、やっぱ私が」
軽巡棲鬼「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
タ級「・・・まぁいいわ、とりあえず20代なんでしょう」
軽巡棲鬼「はい、そのとおりです」
タ級「別にねぇ・・・年齢なんてばれてもなんとも無いでしょ?」
軽巡棲鬼「む!アイドルにとってはバレると死活問題なんだよ!」
ル級「大して売れてなくせに・・・」
軽巡棲鬼「これからだよー!こういう業界はね、下積みが物を言うんだから!」
ル級「ちなみに先月のCD売り上げは?」
軽巡棲鬼「8640円です・・・」
ル級「売り上げ枚数は?」
軽巡棲鬼「8枚です・・・」
ル級「先月のライブの回数は?観客数は?」
軽巡棲鬼「15回です・・・50名程です・・・」
ル級「駄目だね」
タ級「こりゃあ駄目ね」
軽巡棲鬼「むー!これからだもん!!棲鬼ちゃん、これから売れるんだもん!」
はいよー、生おまちー
軽巡棲鬼「んく・・・んく・・・っはー!・・・それにしても、何がいけないんだろう」
タ級「何が?」
軽巡棲鬼「アイドル」
ル級「だってこんな有事の時にアイドル活動なんてね・・・あんただって今回の作戦に駆り出されたでしょう」
軽巡棲鬼「あ、そうそう今回の作戦ね、なんか私に似た敵をね、2人見かけたんだよー」
タ級「へぇ、どんな」
軽巡棲鬼「なんかね、1人は、私みたいに頭に団子を作ってる子で、もう1人は、私にみたいにロングだった」
ル級「じゃあ足したらあんたになるかもね」
軽巡棲鬼「それだけじゃないよ!戦艦水鬼さんいるじゃない?」
タ級「あぁ、姉さんな、今回の作戦で大部隊引き連れていったな、私ですら引くぐらいの」
軽巡棲鬼「水鬼さんに似ている敵も見かけたんだよ!しかも同じ戦艦!」
ル級「へぇ・・・そりゃ、珍しい事もあるものね」
タ級「そのうちわたし達のそっくりさんも現れるんじゃないかしら」
軽巡棲鬼「生まれ変わりだったりしてー☆」
ル級「んなばかな、私やターちゃんが元々地上の生き物だってか」
軽巡棲鬼「えーでも私はそっちの方がよかったなー、たくさんファンが出来そうだし」
タ級「面白そうではあるがな」
軽巡棲鬼「あ!大事な事忘れてた!!」
タ級「今度はなんだ、また騒がしい事でもするのか?」
軽巡棲鬼「違うよー!ほら!」
タ級「・・・?」
ル級「・・・なんだ?ジョッキを持ち出して」
軽巡棲鬼「もー!作戦完了の乾杯だよー!!」
タ級「・・・はぁ」
ル級「・・・ったく」
軽巡棲鬼「作戦完了を祝って!カンパーイ!!」
タ級「乾杯!」
ル級「乾杯!!」
ほっぽちゃん「ナガノ・・・!ナガノ・・・!カンパイ・・!カンパイ・・・!!」
タ級「……」
ル級「おっす!!ターちゃん、店の前で何してんの?入らないの?」
タ級「あぁルゥお疲れー、いやなんかね、お店今日休みみたい、ほら」
ル級「どれどれ?」
『本日は、まことに勝手ながら臨時休業とさせていただきます。しばらくの間、料理人としての腕を極めるべく、旅に出ようと思います。どうか皆様、御了承の方をお願いいたします。 開店時期・未定』
ル級「えー、主人さん旅に出ちゃったの?しかもお店がいつ開くか分からないみたいだし・・・」
タ級「はー、仕方ないわね。しばらくは熱のお店に行くかぁ・・・ここの料理、美味しかったんだけどなぁ・・・」
ル級「ねー・・・あ!じゃあさ、久しぶりに私のおうちで宅飲みしようよ」
タ級「お、いいねぇ・・・じゃあコンビニでお酒買わなきゃね」
ル級「ねー、よしそうとなれば早速コンビニに行きましょう!!」
タ級「・・・でさぁ、あの時のカメラマン、変な目で私をみてさぁ」
ル級「うわぁ・・・それは悲惨だったね・・・・あれ?」
タ級「ん?どした?」
ル級「あれ・・・電気が・・・」
タ級「ん?・・・」
ダダダダ ガラガラ
タ級・ル級「開いてる!?」
空母水鬼「あ、いらっしゃいませー」
タ級・ル級「遅い!!」空母水鬼「ひっ!?」
タ級「リアルタイムでほんとに臨時休業してるんじゃないわよ!」
ル級「ちょっと(作者)やる気あるの!?私らがこのお店で食べれない事がどれだけ苦痛だった事か!」
タ級「何最後の開店日(更新日)が2月25日って!?」
空母水鬼「い、いや・・・それはほんとにすいませんでした・・・ただ、私(作者)の方も長くお休みしていたので、そのどういうお店の流し方(ストーリー)だったのか忘れてしまったのか大目に見てもらえないでしょうか・・・?」
タ級「・・・ふぅ・・・まぁいいわ、久しぶりに店主の料理食べられるんだし」
ル級「そうね!もうチューハイの日々とはおさらばだわ!」
空母水鬼「お詫びとしてなんですが・・・今日は全てタダで提供させていただきます」
タ級「マジデ!?生も!?」空水「はい」ル級「ほんとに!?」「はい」
タ級「やったー!今日は食べまくるぞー!」
ル級「飲みまくるぞー!!」
空母水鬼「私も修行の成果、発揮しますよ!」
タ級「酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~♪酒が飲める飲めるぞ~♪酒が飲めるぞ~♪」
ル級「ちょ、何よその歌w」
タ級「なんか地上で流行ってるっぽい」
ル級「地上人も変な歌作るのね……」
タ級「さぁて!今日も飲むぞー!!」
ル級「おー!!」
-居酒屋 シンカイ-
タ級「どうもー!」
空母水鬼「いらっしゃーい」
ル級「生!生生生!!」
空母水鬼「はいはい、そちらは?」
タ級「私も生!」
空母水鬼「はい、少々お待ちを」
ル級「いやーそれにしても……とうとう始まったね、作戦(秋イベント)」
タ級「そうね、今回は敵の輸送を妨害みたいな感じらしいけど、今回は上手くいくかしら」
ル級「絶対上手くいかせるわよ!万年負け続きの私たちじゃないわ!」
タ級「そうね!その意気よ!」
空母水鬼「はい、お待たせしましたー」
ル級「キタキタ、それじゃ今日も」
タ級「お疲れ!」
タ級・ル級「カンパーイ!!」
ル級「……ンク……ンク……はー!このために生きてるって感じ……」
タ級「ほんとそれだよねー……あ、所で最近出撃どう?順調?」
ル級「まぁぼちぼちねー、空母が来た時は最悪だけど」
タ級「あー分かる分かる、出会いがしらのいきなりの魚雷はやめて欲しいわー」
ル級「まぁ、わたし達の言えたことじゃないけどね」
タ級「まぁね」
ル級「ふぅ……あ、ターちゃんも生切れちゃった、おかわりする?」
タ級「あー……えーっとねぇ……今日は気分を変えて……えっとすいませーん、ここってカクテルって出来ますか?」
ル級「ちょ、ターちゃん、居酒屋なんだからそんなもの出来るわけ……」
空母水鬼「できますよー」
ル級「うそぉ!」
タ級「えとねー……じゃあラムコーク!」
空母水鬼「はい、ただいま」
ル級「……いやー頼んでみるもんだね」
タ級「そうだねぇ」
ル級「そういやターちゃんってカクテル飲めたっけ?ターちゃんがカクテル飲んだの見た事無いけど……」
タ級「いや飲んだ事無いよ?」
ル級「へ?」
タ級「いやー、この前テレビでね、地上のお酒特集なるものやっていたからさ、その中でカクテルを特集していたから、その時紹介されていた『ラムコーク』って奴飲んでみようかなーって」
ル級「あぁそうなんだ……」
タ級「そういえばルゥはカクテル飲んだ事あるの?」
ル級「ん?そうね……ターちゃんと一緒に飲めない日なんか結構カクテル飲んだりするわね」
タ級「へー……ところでルゥ、聞きたい事があるんだけど」
ル級「ん?」
タ級「ラムコークって何?」
ル級「は?」
タ級「いや、ラムコークってカクテルがあるのは知ってるんだけど、テレビではどんなものかまでは紹介されて無かったし、ただ黒くてなんか美味しそうだなーって」
ル級「あんた、知らないでカクテルを……えっとね、『ラムコーク』ってのは、文字通り、『ラム』をベースにコーラを混ぜたカクテルよ。私は飲んだ事無いけど結構甘くて美味しいみたい。あ、ちなみにラムコークってのは別名で、正式名称は『キューバリブレ』ね」
空母水鬼「はい、お待たせしましたー」
タ級「おぉ、これがラムコーク……ほんとに黒い」
ル級「まぁどっちかというと褐色を濃くした感じね」
タ級「よし……じゃあいただきまーす!!……ンク……ンク……」
ル級「あ、いやカクテルは基本ロングドリンク……」
【ロングドリンクとは、長い時間をかけて飲むカクテルのこと。その逆にショートドリンクと言って、少ない量を一気に飲むものもある(簡単に言えばショットグラスに入ってるお酒)】
タ級「……っぷはー!これおいしー!マスター!ラムコークおかわりー!」
ル級「あー……知らないぞー……」
~15分後~
ターちゃん「あははは!ルゥが2人いりゅー!(ルーちゃんが2人いるー)」
ル級「ほうら、いわんこっちゃない……ラムコークは甘いくて美味しいけど、度数は12度近くあるのに……しかもあんなペースで……20分も経ってないのに5杯も飲んじゃって……」
ターちゃん「あれー、今度は3人にふうぇた!(今度は3人に増えた)」
ル級「はいどうどう……」
ターちゃん「わらしはうまららいよ!(私は馬じゃないよ!)」
ル級「はぁ……間違いなく二日酔いだわこれ……」
ターちゃん「むふー……ルーちゃんしゅきー」
ル級「あーはいはい、私も好きだよ」
ターちゃん「……ねぇルゥ……」
ル級「はいはいどうしたー」
ターちゃん「今度の作戦…作戦……絶対に……頑張ろうね……」
ル級「……」
ターちゃん「……」
ル級「……そんなこと、言われなくたって当然よ」
ターちゃん「……えへへー……やっぱりルゥしゅきー……」
ル級「……」
ターちゃん「……すぅ……すぅ……」
ル級(ラムコーク……カクテル言葉は確か、『もっと貪欲にいこう』だったかしら……)
ル級「……すいませーん、私にもカクテルを1つ……」
空母水鬼「何にいたしますか?」
ル級「……ここは『カミカゼ』は作れるかしら?」
『カミカゼ』
【戦後、米軍占領時代に横須賀基地で作られたとされる。その味の切れ味の鋭さから、旧日本軍の神風特攻隊を彷彿とさせることからこの名がついたとされる。
ウォッカをベースに、コアントローとライムジュースを混ぜたカクテル】
カクテル言葉は……【あなたを救う】
タ級「ルゥちゃん」
ル級「zzz」
タ級「ルゥちゃん、ルゥちゃんってば!!」
ル級「zzz……んあ……」
タ級「ルぅちゃん、ほら、閉店時間だから帰るよ」
ル級「あ……んあぁぁぁぁぁぁ……おはよう」
タ級「はいはい、おはよう、ほら帰るよ」
ル級「……今何時?」
タ級「今?今はね……」
「2017年8月17日だよ」
ル級「……は?」
タ級「ほら、明日も作戦で欧州(夏イベ)に行かないと行けないんだから、早く帰って明日に備えるよ」
ル級「……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!????」
タ級「だから、明日からは記録(SS)も頻繁に更新しなきゃね」
ル級「……は、はは……はい」
タ級「……提督さん、よろしくね?」
作者「はい」
【今回は作者の別作品『ゴルゴ13「戦艦レ級……」【艦これ×ゴルゴ13】』とのクロスオーバーとなっております】
タ級「もってこーい!ハイボールドンドンもってこーい!!」
ル級「ターちゃん飲み過ぎだって……」
タ級「飲まずにいられるかぁ!!忌々しい艦娘共め!!毎日毎日レベ上げできやがって!!こっちはあんた等の経験値を稼ぐためにいるんじゃないっての!!」
ル級「それでも今日はすごいお酒進みすぎだって、またいつかの時みたいに記憶なくなるよ!」
タ級「構わないわ!あんな忌々しい奴ら、忘れたいぐらいよ!」
ル級「あらら……こうなったらもう聞かないからね、ターちゃんは……」
タ級「んぐ……んぐ……ぷはぁ!ハイボールおかわり!」
ル級「あーもう駄目だ……」
タ級「……あー、でもイヤな事ばかりだけどイヤな事ばかりじゃないわ……イヤな事ばかりだけど」
ル級「どっちよ……」
タ級「艦娘共の本拠地から機密書類やらなにやら盗みだしてやったわ」
ル級「あー、最近短期出張とやらで忍び込んで奴?」
タ級「そうそう、海軍に忍び込んでスパイとして活動する奴、とある軍人の身内として動くからあまり深くまでは探れなかったけど、その代わり、相手の重鎮を全て把握する事ぐらいはできたわ」
ル級「短期としては中々じゃない?」
タ級「でも最後の最後でしくじったわ……身内として動いていた家の妻と旦那を殺す事は出来たけど、とある男に最後に邪魔されてね」
ル級「とある男?」
タ級「たかが人間に蹴りいれられた」
ル級「え!?私達深海棲艦よ!?」
タ級「軍人の旦那が持っている書類を持ち出そうとしたのだけれど、そいつに邪魔されたわ……旦那の同期と言ってたけど、私が調べてた中でのそんな同期はいなかったし、軍人らしいけど、あれは正規の海軍の人間じゃないわね……私がその男を襲おうとした瞬間に両眼に銃弾を撃ち込まれたし」
ル級「その男何者……」
タ級「結局長期戦になるのを不利になると感じた私は、そのまま敵前逃亡したと言うわけです……さぁ笑いなさい!!こんな惨めな私を!!」
ル級「あ、これメンドクサイ奴だ」
タ級「私は結局最後の書類を手に入れる事も出来ずに逃げ出したのよ!!笑うがいいわ!!」
ル級「はいどーどー」
タ級「ハイボール!!」
空母水鬼「ターさん、今日はちょっと飲み過ぎですよ……」
タ級「いいのよ!!今日はぶっ倒れるまで飲んでやるんだから!!」
空母水鬼「もう、知りませんよ……」
ル級「こうなったターちゃんは何も聞かなくなっちゃうんです……あと1杯だけお願いします」
タ級「ルゥちゃん!」
ル級「はいはい、何ですか、ターちゃん」
タ級「絶対に……艦娘共に勝つわよ!!……絶対に……」
ル級「……はいはい」
空母水鬼「おまたせしました、ハイボールです……ってあら」
タ級「……スー……スー……」
空母水鬼「……結局寝ちゃいましたね……まぁ、いつも飲み過ぎるとこうなるって分かってるんですよね……」
ル級「ほんとですよ、そうやって最後の一杯はいつも私が飲むんですから」
空母水鬼「それじゃあ、今回もお願いしますね」
ル級「はーい、いただきまーす」
ル級「……まったく……あんたが頑張ってるのは私が一番知ってるわよ……馬鹿みたいに頑張って、時には空回りして、そんでもって夜にはこうして酒を飲んで、暴れて、最後にはいつもこうやって眠っちゃうんだから……」
ル級「ターちゃんが勝利したい気持ちも誰よりも知ってるつもりよ、だから……」
ル級「だから……んぐ……んぐ……はー!水鬼さん、会計お願いします。ほらターちゃん、帰るよ」
ル級「帰って、明日もここに飲みに来るわよ!」
最後の更新が2015年11月って……
初めまして。深海棲艦側の女子会。
微笑ましいですね。応援しております。
見ていてニヤニヤしてしまうほど、微笑ましい……。
応援してます~
・・・すごく・・・微笑ましいです!
応援してます!!
とっても微笑ましい女子会です…
応援してるので頑張って下さい!
このまま和解すればいいのに…笑