魔法少女チトゲ 「え？女性ユーザーだけを？」

ラクサマノアイサイ弓士マリカ 「ええ、女性ユーザーだけを狙ってチャットをして、言葉巧みに仲良くなり現実世界で呼び出していかがわしい写真を隠れて撮る方がいるらしいのです………なんでもその方のせいで女性ユーザーが少なくなってるとか。」

魔法少女チトゲ 「許せないわね！純粋にゲームを楽しんでる女の子を狙うなんて！

楽、そいつ私たちでどこの誰か突き止めてゲームに通報するわよ！」

召喚士ラク 「………橘、そいつ女だけ狙って呼び出して写真を撮るんだよな？」

ラクサマノアイサイ弓士マリカ 「えっ？あ、はい。」

召喚士ラク 「そのユーザーが現れたら、結構簡単にどこの誰か特定できそうだな。」

魔法少女チトゲ 「えっ！？楽あんた心当たりあるの？」

ラクサマノアイサイ弓士マリカ 「流石ですわ楽様！」

召喚士ラク 「いや………心当たりっつーか、お前らも多分週に何日も朝の電車で会ってるぞ？」

魔法少女チトゲ 「え？私達も知ってる人？」

ラクサマノアイサイ弓士マリカ 「それは誰ですの楽様？」

召喚士ラク 「いや、それがな………」

？ 「ちょーっと、そこのお二人！」

チトゲ・マリカ 「？」

魔導師マイコ 「実はこちらにいいアイテムがあるので、ゲームアドレスを教えて欲し………って、アレ？」

召喚士ラク 「やっぱお前か………」

魔導師マイコ 「えっ、楽？何故ここに？」

魔法少女チトゲ 「舞子くんなの？」

ラクサマノアイサイ弓士マリカ 「舞子さん………あなたまさか………」

召喚士ラク 「なぁ千棘、このゲームってプレイヤーが許可したらメールボックス見せ合えるんだよな？」

魔法少女チトゲ 「うん、出来るけど。」

召喚士ラク 「集、ちょっとお前のメールボックス見せてくれ。」

魔導師マイコ 「えっ！？いや、それは………(汗)」

召喚士ラク 「別に何もなければ見せてもいいだろ？」

集のメールボックス 「いや〜リナさん、いい人だね〜。どう？今週の日曜日凡矢理公園で会わない？」

「明日、いい映画のチケット手に入ったんだけど、来ない〜？」

召喚ラク 「…………………」

魔法少女チトゲ 「…………………」

ラクサマアイサイ弓士マリカ 「…………………」

魔導師マイコ 「あっ、いやこれは………」

召喚ラク 「やっぱりお前だったか………」

魔法少女チトゲ 「舞子君の変態っぷりと来たら、一度鉄拳制裁しないと直らないかしら？」

ラクサマアイサイ弓士マリカ 「同情の余地はありませんわね。」

？ 「よくやってくれたわね、一条君。」

召喚士ラク 「？」

格闘家ルリ 「やっぱりあなただったのね。集君。」

召喚士ラク 「宮本！」

魔法少女チトゲ 「えっ！？るりちゃんなの？」

魔導師マイコ 「えっ！？るりちゃん、最近レベル以上な速さで上がってたから、もっと先のダンジョンにいるんじゃあ………」

格闘家ルリ 「私がレベル上げに励んだのは、最近噂の変態盗撮魔の犯人を見つけた時………」

ゲームの文章 「最強スキル ルーリン破壊拳」

格闘家ルリ 「こうするためよ！」

魔導師マイコ 「ギャーー〜！！」

ゲームの文章 「まどうしまいこはへんじがない ただのしかばねのようだ」

格闘家ルリ 「今度同じことしたら、実家に帰らせて貰うわ。」

第46話 完