第1巻 第83話 サンニチ
9月1日 スペクトル凡矢理 705号室
楽 「う、うーん………」
千棘 「あ!蒼也くん、楽がやっと目を覚ましたよ!」
蒼也 「ホントですか?良かった〜〜」
楽 「アレ?何で俺、マンションの方の部屋にいるんだ?確か発電所であの派手な金髪の星神と戦ってて………」
千棘 「楽ぅ〜〜〜………」
ギュッ
千棘はベッドで寝ていた楽に抱きついた
楽 「わわっ!?」
千棘 「良かったよぉ〜〜、このまま楽が目を覚まさないかと思った………ホントに良かったよぉ〜〜」
蒼也は楽に自分がエレキテルに気絶させられてからの事を話した
楽 「じゃあ俺、あの電撃グラサンの終の札喰らって今まで気絶してたのか?」
蒼也 「うん。ユスフ・エレキテルは俺とお嬢で退けた。
楽のレオンも光化させられたけど、あいつの金星シカも光化したから3日間は動けない筈。」
楽 「あ!そーだ、あの雷の技喰らってから レオンが星匣から全然出てこれないんだ!
一体どうしたんだ?」
蒼也 「言ってなかった?契約星獣は戦いに負けると星匣に「核」があるから野生の星獣みたいに完全に光化はしないけど、3日間、再構築する為に星匣内にこもるんだよ。
その間、星神は一切の星札や星体技(せいたいぎ)も使えない。」
楽 「そーなのか?」
蒼也 「その間に星獣が現れたら楽はお嬢に守って貰いなよ。
お願いします、お嬢。」
千棘 「分かった!こんなモヤシ1人私が守ってあげるわよ!」
楽 「わりーな、千棘………」
楽 (すまねぇレオン………俺が感情的になったばかりにお前まで………)
蒼也 「俺たちの判断ミスでもあるよ、発電所全体の電気を奪った金星属性の星神相手じゃあ、まだお二人に任せるのは早かった………
楽が気絶したままじゃあ、集英組が騒ぎになると思ったから、マンションの方に移しといたから、後は頼みますよ。」
スタスタ………
そういうと蒼也は去って行った
千棘 (楽がレオ君を使えない3日間、私が楽を守らなきゃ!)
第83話 完
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