第1巻 第49話 サンニン
凡矢理大学 前期試験終了
楽 「ふ〜〜、終わった〜〜」
楽 (しかしあの紅介って奴、一体何なんだ?
考えてみたら俺、あいつの事蒼也の双子の兄貴って事以外殆ど何も知らねーんだな………蒼也は戦闘と星神の事以外全然教えてくれないし………)
タンッ
? 「あれ、アレって………」
? 「あのー、あなたちょっといい?」
楽 「?何ですか………!」
秋花 (やっぱり、覚醒してますね。)
楽 「あんた、この感じ………」
秋花 「アレ?もう星の光の感知神経までそんなに研ぎ澄まされてるんだ。
意外ね、まだ覚醒して3ヶ月そこらの筈なのにその星の光の量も見た感じだと星光量の平均初期値の100の5〜6倍はもうあるわね。」
楽 「あんた、星神か?」
秋花 「ええ。そうよ。」
楽はその突然話しかけてきた少女から確かに普通の人より明らかに多くの星の光を感じ取っていた。しかも、今まで感じた事が無い初めて見る属性の
秋花 「でも、やっぱり地球属性の星神や星獣は私が始めてみたいね。
無理もないわ、あなたたち太陽と同じくらいレアだから。」
楽 「地球?あんた地球属性なのか?」
そういうその少女は、ミルクティーを思わせる鮮やかな薄茶色のロングヘア、薄い灰色の瞳、千棘と同じくらいのスタイル、
千棘と同じくらいの美しい少女だった。
秋花 「はい。私の名前は遊原 秋花(ゆばら しゅうか)、あんたと同じ様なマフィアの頭の娘よ。」
楽 「遊原?あんた何者なんだ?紅介の時も思ったがなんでギャングの奴が普通に大学通ってるんだ?」
秋花 「それは今言う必要はないわ。
私を含めた3人を今日まで気付かなかったあんたにはまだね。」
楽 「え?」
楽は星光の感知神経を全開にした。
確かに、この大学内には目の前の遊原と紅介意外にも2人、水星属性と土星属性の星の光が走っている
秋花 「やっと気付いた?零と牡丹の星の光に。」
楽 「え?あんたこの2人の星神と知り合いなのか?」
秋花 「まあ、それは次会った時に、今日はこれでバイバイ。」
楽 「ちょっ、待てよ」
カシャンッ
「流の札(ナガレノフダ)」
楽 「わっ!?」
いきなり青い光が流れたと思ったら、秋花はそこからたちまちいなくなっていた
楽 (遊原に紅介、それに零と牡丹………一体あいつらは………)
楽は1日にテストの問題より遥かに大きな問題を2つも出された
第49話 完
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