艦隊レジスタンス最終話 別れ
大将「・・・プリンツ、ビスマルク。今すぐ鎮守府に防衛線を築け。」
プリンツ「何事ですか?」
大将「周囲の鎮守府が制圧された。今度は俺らが潰される。」
プリンツ「分かりました。」
ビスマルク「他のものに連絡をしておきます。」
~鎮守府付近~
飛燕「作戦は簡単。侵入してぱっぱと制圧して大将を倒す。」
猫擬き「少しきついきが・・・」
飛燕「何名かに別れ、攻撃する。そして大将のところに集まることだ。奴は執務室にいる。」
内通者からの情報だ。
猫擬き「分かった。」
飛燕「猫擬きは長門と武蔵は共に正面から突撃。元憲兵はケンペイニンジャ達と共に裏から。俺は食堂内から侵入する。制空権を取り次第に空挺部隊投下を開始する。作戦開始!」ヒュン!
天龍「待ってくれよ!俺達はどうするんだ?」
飛燕「ご自由に?」
天龍「はぁ!?鳳翔さんや土佐さんも何か・・・」
飛燕「二人ならもう突撃したぞ?」
天龍「ッ~!なら俺は提督についてく!」
飛燕「分かった。」
~食堂~
飛燕「よいしょ。」
窓空いてる・・・何か仕掛けられてるな。
天龍「良し扉を開けて突撃だ。」
飛燕「待て。」ガッ
・・・扉が開きにくいな。罠か?
飛燕「ちょっと離れてろ。」
天龍「え?」サッ
飛燕「・・・」ガチャ!
竹槍「」ヒュン!
・・・やっぱりだが罠としては簡易的だな。速攻で使った物だろう。すぐ罠を作れるやからを俺は一人だけ知っている。
飛燕「居るんだろ?神通。」
神通「・・・気づいてましたか。」ガッ!
天龍「!?」バタッ
飛燕「天龍を一瞬で制圧するとはな。不意討ちとはいえ中々だ。」
神通「お世辞は結構です。」ダッ!
飛燕「戦闘は避けられないか。」
武器を持つと一目でバレるそうだから武器を持たず最低限の戦闘で終わらせたかったが・・・。
飛燕「仮想擬装展開。」さっ
神通「フン!」ヒュン!
飛燕「っと」ガキン!
神通は大本営所属の艦娘だが、非常に強い艦娘だ。正直、一番会いたくなかった奴だが・・・
神通「はぁ!」ブン!
飛燕「」さっ!
神通「本物はこっちです!」ズバァ!!
飛燕「ッ!?」ザクッ!
神通「・・・」ニヤ
飛燕「ガフッ!」
毒を塗ったな!?
神通「毒を盛られた体で何時まで持ちますかね。」
飛燕「・・・」フラフラ
即効性の強い猛毒か・・・なら
飛燕「!」ヒュン!
神通「!?」
飛燕「オラァ!」ガシッ!
神通「グァ!」ビタァン!
一撃で決める!
神通「」気絶
飛燕「悪く思うなよ。おい起きろ。天龍・・・ゲホッゲホッ!」
クソ!
天龍「大丈夫か!?」
飛燕「神通に毒盛られた。だが大丈夫だ。早く行くぞ。」
・・・
~猫擬き達~
猫擬き「あの馬鹿は俺達を囮にしてんのか?」
長門「だろうな。」
猫擬き「・・・一番会いたくなかった奴にあっちまったよ。」
武蔵「・・・」ゴゴゴゴゴゴ
長門「・・・どうする?」
武蔵(擬装がない方)「私が倒しておく。任せろ」だっ!
猫擬き「・・・任せた。」
長門「良いのか!?」
猫擬き「あいつならやってくれる。」
~元憲兵達~
元憲兵「ハァ!」メキャァ!
憲兵「グハァ!」
元憲兵「オラァ!」ブォン!
憲兵「ギャァ!」ビタァン!
憲兵達「取り押さえろ!」
元憲兵「若造に負けるかってんだ!」杖ブン!
憲兵達「ギャァ!」吹っ飛ばされた
ケンペイニンジャ達「あれ?私達いらなくない?」
~飛燕達~
飛燕「・・・執務室だ。」
天龍「・・・」
飛燕「開けるぞ。」ガチャ
プリンツ「・・・」
ビスマルク「・・・」
大将「・・・」
・・・三人か。
天龍「・・・俺が二人を相手する。」
飛燕「・・・その前に天龍。」
天龍「?」
飛燕「今までありがとう。俺の約束を守っててくれて。」
天龍「・・・ッ!?/////」
天龍「何で今言うんだよ!」
まさか指輪を首飾りにつけるとは思わなかったな。
飛燕「さ、行こうか。」
天龍「・・・あぁ」
飛燕「・・・」ヒュン!
大将「止まって見えるぞ。ノロマ」ブン!
飛燕「ガフッ!」
天龍「提督!」
プリンツ「余所見してる暇が」
ビスマルク「有るかしら?」ブン!
天龍「ッ!」サッ!
飛燕「・・・こいつ・・・人間なのか?」ブォン!
大将「ッ!」バキッ!
首が曲がり倒れる。
飛燕「・・・死んだか?」
大将「なんちゃってな!」ガバッ!
飛燕「ッ!」サッ!
大将「フン!」ガシッ!
飛燕「グァ!」ギュゥゥゥ!
くそ!このままじゃ・・・・
飛燕「仮想擬装・・・!」ザクッ!
大将「ッ!」パッ!
飛燕「ハァ!」ブン!
大将「ガフッ!」ドゴォ!
天龍「こっちは終わらしたぞ!」
二名「」気絶
飛燕「分かった。そいつら連れて脱出しろ。」
天龍「え?」
飛燕「・・・俺はこいつと決着をつける。」
天龍「待てよ!どうするつもりだ!戻ってきたのに!俺との約束を守って帰ってきてくれたのに・・・また居なくなるのか!?」
飛燕「・・・今までありがとう。天龍」
天龍「おい!」
土佐「行くぞ。」
飛燕「・・・あれは設置したよな?」
土佐「あぁ。ほれ」起爆スイッチ
飛燕「ありがとう」パシッ
大将「・・・何する気だ?」
飛燕「全兵士に次ぐ。今すぐ鎮守府から脱出しろ」無線on
天龍・・・さようなら。ありがとう。嘘つきの俺を信じてくれて・・・
土佐「・・・」バリィン!
元憲兵『・・・こちら元憲兵。鎮守府内にはお前らしかいない。とりあえず暴れてるお前の兄と天龍は取り押さえた。』
飛燕「ありがとう」
大将「何するつもりだ!」
飛燕「お前を地獄に送る準備だ。」
・・・死神が向こうで笑ってるぜ?
カチッ!
~天龍視点~
轟音と共に鎮守府が吹き飛ぶ。
天龍「提督!」
ブイン端っこ基地提督「・・・あいつ・・・」
土佐「・・・」
鳳翔「・・・」グスッ
・・・また俺のところから居なくなって・・・その後鎮守府から二人の遺体は見つからなかった。すぐに元帥が見つかり、元帥は飛燕の墓に敬礼をしていた。
~七年後~
龍驤「赤城、結婚したらしいで。」
皆それぞれの道を歩だした。深海棲艦との戦闘はマスコミ等がはやし立てたとかで激化するばかりだが元帥の意思で私達の中で希望者は艦娘から退役することを許された。一部の艦娘は戦うことを選んだが私は退役することを選んだ。
龍驤も同じだ。彼女は夢だったお好み焼き屋を始め、俺は龍驤と一緒に働いている。
ピンポーン
龍驤「ん?頼んだピザが来たみたいやな。天龍取りいってくれへん?はい、これお代や」つお金
天龍「分かった。」スタスタ
~玄関~
天龍「・・・」ガチャ
飛燕「ペパロニのピッザだぁ!激ウマだでぇ!」
天龍「!?!?!?」ガタン!
天龍「・・・」
え?あれ?見間違えか?提督が見えた気が
天龍「・・・」ガチャ
飛燕「いきなり閉めることはないだろ?」
天龍「・・・あれ?」
飛燕「・・・?」
天龍「生きてたのか!?」
飛燕「生きてなかったら今ここにいない」
天龍「・・・提督!」ダッ!
飛燕「待て待て待て待て!」
龍驤「なんやなんや・・・て天龍が言ってた提督か!?」
飛燕「とりあえずピザ持って!」
龍驤「感動の再開なんやがな~・・・再開が再開なだけあって感動半減やな。」
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