2018-07-13 11:54:42 更新

前書き

投稿遅れてしまいました・・・ただえさえ小説投稿遅かったのに天龍改二が来てさらに遅延してしまいました。本当に申し訳ない(博士並艦)


      

実験


戦艦棲姫「・・・さっき騒ぎを起こすと言っていたよな?」


飛燕「あぁ。」


戦艦棲姫「・・・頑張って」ボソッ


飛燕「え?」


戦艦棲姫「何でもない。」


飛燕「そうか。んじゃ行ってきますか。」ヒュン!


      ~茜鎮守府近海~


飛燕「ヲ級。偵察機の準備は?」


独眼ヲ級「大丈夫てす。」


飛燕「んじゃ、やりますか。」


無理な攻撃の必要はない。偵察の時間を稼ぐ。それだけだ。刀も・・・この銃も今は要らない。


飛燕「・・・」ヒュン!


・・・あれは霧島か。それと白露・・・あれは、この鎮守府に昔から配属されてた・・・確か阿賀野とか言ってたな。


独眼ヲ級「後方から敵艦確認。」


飛燕「・・・了解。敵艦との接触は避けろ」


独眼ヲ級「分かりました。」


飛燕「!」


ヤベッ!


飛燕「」ヒュン!


・・・霧島と白露への攻撃は悪手だな。


飛燕「グッ!」バァン!


独眼ヲ級「大丈夫ですか!?」


飛燕「何とかな・・・」


!白露が砲撃してくる!なら・・・


飛燕「」ヒュン!


阿賀野「オラァァァ!」ドォォン!


飛燕「・・・」ヒュン!


・・・こいつは近接も出来るし、高速移動でも場所をすぐ特定される。なら・・・


阿賀野「そこだ!」バキィ!


飛燕「・・・」バシッ!


弾いて・・・


飛燕「・・・」振り上げ


振り上げ・・・


飛燕「・・・」ドォォン!


強風で吹っ飛ばす!


飛燕「・・・」


気絶したな。後はあの二人か・・・


???「攻撃隊!全機発艦!」


飛燕「クソ!」バァァン!


例の敵艦か!


飛燕「ヲ級。撮れたか?」


独眼ヲ級「はい。」


飛燕「撤退するぞ。」ヒュン!


独眼ヲ級「了解」


飛燕「・・・」


・・・仮想擬装発動。デコイ展開


ドォォン!


飛燕「危な・・・」ヒュン!


・・・空母達には見えてたみたいだな。まぁ良い。帰るか


       

襲撃


       ~深海基地~


戦艦棲姫「じゃぁこの映像を解析してくる。」


飛燕「あぁ。」


姫「・・・飛燕。」


飛燕「ん?」


姫「貴方なら一人であの程度壊滅させられたんじゃない?」


飛燕「目標は偵察。強襲、壊滅じゃない。空母や戦艦相手に一人で挑むのは愚行だ。」


姫「・・・」


飛燕「次は他の鎮守府に攻撃を仕掛けようか。」


・・・この鎮守府は俺はよく知ってる。何度か視察に来たことがある・・・ブラック鎮守府だ。腐りきった海軍には大量にいる・・・破壊しつくしてやる。


姫「ふぅーん。どうして?」


飛燕「あくまで潰すのは腐りきった所だけだ。あそこはまだ良いだろう。だがここは潰す。」


独眼ヲ級「じゃぁ私が!」


飛燕「そうだな。だがあそこは空母が多い・・・姫。」


姫「了解~♪」


戦艦棲姫「私はまだ出番はないのか?」ガチャ


飛燕「・・・良いのか?」


戦艦棲姫「邪魔にならないならな。」


飛燕「・・・まぁ良いか。」


      ~ブラック鎮守府~


飛燕「と言うわけで夜間にやってきたが・・・」


戦艦棲姫「凄い航空機の数だな。」


飛燕「・・・夜間攻撃機がもう普及されてるとはな・・・ほとんど出回ってなかったはずだが・・・」


戦艦棲姫「私達の支部には無いからな・・・」


飛燕「あいつらは一応出来るが・・・やりにくいとは言ってたな。」


戦艦棲姫「持って帰れそうだったら何機か持ってて研究するか。」


飛燕「分けてもらえばすむ話な気もするがな・・・」


戦艦棲姫「そう言うわけにも行かない。危険性が高いからな・・・」


・・・危険性・・・運送中の襲撃とかか・・・


???「・・・」


飛燕「あれ空母か?」スタタ


空母?「・・・?」


飛燕「・・・」キュッ!


空母?「!」


飛燕「箱にしまってと・・・行くぞ」


戦艦棲姫「・・・こいつはどうするんだ?」


飛燕「・・・全く考えてなかった。」


戦艦棲姫「・・・」


飛燕「とりあえず置いとこう。触らぬ空母に祟り無しってな。」


深海には連れてけ無いしな。他鎮守府配属になるだろう。


        ~鎮守府内~


飛燕「・・・執務室は・・・と。」ガチャ


電「はわわわ!」


飛燕「・・・提督はいないのか。」


電「・・・」


戦艦棲姫「あ?」


電「・・・」ガタガタ


飛燕「落ち着いてくれ。用があるのはここの提督だけだ。正直に教えてくれれば危害は加えない。」


電「・・・貴方は?」


飛燕「今の海軍を恨んでる元人間だ。ここの鎮守府がブラック鎮守府だと言うことは知ってる。だからその提督を潰しに来た。」


電「・・・提督は自室なのです。」


飛燕「そうか。感謝する。」


電「・・・本当にあの提督を倒してくれるのですか?」


飛燕「あぁ。」


電「・・・ありがとうございます・・・なのです。いつか恩返しするのです。」


飛燕「人を殺してありがとうとは・・・言われて気分の良いものではないな。まぁ良いか。君がまたこんな鎮守府に送られないよう祈るよ。」敬礼


電「・・・」敬礼


       ~提督自室~


戦艦棲姫「・・・ここだ。」


飛燕「オラァァァ!」メキャァ!


ブラック提督「!誰だ貴様!」


飛燕「ん~?ねぇ戦艦棲姫」


戦艦棲姫「何でしょうか?」


飛燕「普通、俺が誰か聞くよりこれからどうなるかこいつは考えるべきだよね~?」


戦艦棲姫「仮にも司令官やってるのにこんな判断もつかないなんて馬鹿ね~」


飛燕「そんな司令官は・・・」


ま、ブラックだからどうだろうと殺すけど。


飛燕「この世に要らないかな。」ガチャ!


ブラック提督「ヤメロォォォォォォ!」


チュドォォォン!


・・・調整ミスったな。かなり響いたぞ?これ。


戦艦棲姫「・・・」


飛燕「面倒ごとになる前に撤収だ。」ガラッ!バッ!


窓枠から飛び降りますか。


     ~ブイン端っこ基地~


チュドォォォン


ブイン端っこ基地提督「・・・高雄。」


高雄「はい。何でしょうか?」


ブイン端っこ基地提督「今日花火大会何かあったか?」


高雄「いえ。今日はありません」


ブイン端っこ基地提督「・・・となると・・・」望遠鏡確認


やっぱりな。あの提督の自室が吹き飛んでる。何で提督だけ狙ったかわからんが・・・


ブイン端っこ基地提督「あの戦艦棲姫が指揮を行ってる基地にミサイルを撃ち込むぞ。」


高雄「!まだ手を出すなと言われています!!」


ブイン端っこ基地提督「大丈夫だ。『事故』と言っておけばすぐこの問題は軍が揉み消す。」


高雄「・・・」


ブイン端っこ基地提督「あいつが昔使ってた濃縮核だよ。あれより範囲は広いが火力は十分だ・・・さて撃ちますか。」ポチッ


おぉ~飛ぶ飛ぶ。ま、深海棲艦には十分な牽制なんじゃないかな?


       ~基地近海~


飛燕「!お前ら!離れるぞ!」


戦艦棲姫「・・・?どうかしたのか?ん?基地の見張りが見えないようだが・・・」


姫「・・・あっ(察し)」


独眼ヲ級「とりあえず逃げましょう!」


   ~少し離れたところにあった無人島~


ドォォォォォン!


戦艦棲姫「・・・あれは?」


飛燕「海軍の野郎!やりやがったな!」


姫「・・・濃縮核・・・もう量産されてるの?」


戦艦棲姫「濃縮核?」


姫「飛燕が仮想擬装でよく使う兵器よ。爆風が小さいけどその分火力が跳ね上がるのよ。」


・・・開発に乗り出したとは聞いたが・・・


独眼ヲ級「とりあえず地下豪に無線を繋ぎましょう!」


戦艦棲姫「えぇ。そうね。」ザザッ!


戦艦棲姫『こちら戦艦棲姫。聞いているなら誰か応答を。』


レ級f『こちらレ級。こちらは無事だ。海面基地は吹っ飛んだけどな。』


飛燕『とりあえず、犯人は大体想像ついた。復讐したいがとりあえず海面基地を建て直そう。建て直せそうな奴って居るか?』


レ級f『お?俺が他支部にいる間に飛燕が深海棲艦になってたのか?』


飛燕『詳しくは戻ってから話す。』


・・・とりあえず戻るか。


        ~地下豪~


戦艦棲姫「・・・」ガチャ


集積地棲姫「もしもし?」


戦艦棲姫「集積地棲姫か?ちょっと頼みたいことがある。」


集積地棲姫「・・・おや?おやおやおや?戦艦棲姫が私に頼み事?何時もお姉ちゃんに頼ってくれない戦艦棲姫が私に!?イヤッホォー!」


戦艦棲姫「うるさい。」


集積地棲姫「(´・ω・`)」


戦艦棲姫「んで頼み事だけど、海面基地が吹っ飛ばされちゃったのよ。そんで新しく着任した提督が吹っ飛ばした犯人に激おこで・・・建て直してから反攻作戦を開始するって。そこで、直してほしくてね。」


集積地棲姫「ほほ~ん?どれくらいで?」


戦艦棲姫「一日」


集積地棲姫「(出来)無い!」


戦艦棲姫「」ガチャン


飛燕「何だって?」


戦艦棲姫「大丈夫だそうだ。」


    ~一方、集積地棲姫の方は・・・~


集積地棲姫「~♪お姉ちゃん!妹のために頑張っちゃうぞ~♪」上機嫌


チ級「・・・なぁ。」


ル級「ん?」


チ級「何か姫様、上機嫌じゃないか?」


ル級「妹の戦艦棲姫様に頼られて上機嫌何だろ。」


チ級「まぁあの方とくに姫様には頼りたがりませんからね~。」


ル級「いやーあの方、姫様の前では良いとこ見せようと頑張ってますからね~。」


チ級「可愛らしいですよね~。」


ル級「分かる分かる。」


        ~地下豪~


戦艦棲姫「・・・誰かが噂してる気がする・・・」


飛燕「電話相手の方の奴が噂してんじゃないか?」


戦艦棲姫「・・・確かに・・・あいつなら・・・五月蝿いだろうな・・・」


飛燕「・・・?」


どんな奴なんだか・・・戦艦棲姫がこんな反応示すなんて・・・嫌な予感が・・・ん?


コマリマスヒメサマ! ウルサイウルサイ!ハヤクイモウトニアイタイノ!


・・・何だ何だ?


集積地棲姫「イヤッホォー!お姉ちゃんが遊びに来たよぉぉぉぉ!」バタァン!


飛燕「」


姫「」


戦艦棲姫「・・・」擬装展開


集積地棲姫「待って待って!死んじゃうから!それ死んじゃうから!」


飛燕「・・・え~と状況の整理が追い付かないのですが・・・」


ル級「姫様!」ゼエゼエ


チ級「いきなり走らないでくださいよ・・・」


集積地棲姫「およ!?貴方が新任の提督さんですか!」


飛燕「えぇ。まぁ」


集積地棲姫「いつも妹がお世話になってます!」ペコリ


飛燕「いえいえ。」ペコリ


レ級f「・・・これまた厄介なの来たな~・・・」


集積地棲姫「酷い!(´;ω;`)」


レ級f「いやだって戦艦棲姫関連になったら煩いし。」


集積地棲姫「可愛いから仕方ない!」ウンウン!


レ級f「自己解決すんな。」


集積地棲姫「むぅぅぅぅ・・・」


レ級f「・・・ほっぽの嬢ちゃんの保護者やってる港湾だってもうちょいマシだぞ?」


集積地棲姫「他所は他所!うちはうち!」


レ級f「・・・」はぁ~・・・


飛燕「・・・」


姫「・・・」


うっわ相手したくねえ。そりゃ戦艦棲姫もあんま良い反応示さねえわ。


集積地棲姫「まぁ、妹とイチャつくのは後にしといて・・・海面基地の再建でしょ?任せといて!」


飛燕「あぁ。」


不穏なワードが聞こえたがきっと幻聴だ。うん。戦艦棲姫からすっごい殺意感じるが気のせい気のせい・・・うん、大丈夫・・・だよね?


ル級「・・・あの方は妹の事になるとあぁですからね~・・・」


飛燕「そうなんですか?」


ル級「普段はあぁじゃないんですけどね。至って真面目です。」


チ級「確かに。姫様はそう言う点除けば良い人なんですよ?」


飛燕「・・・」


確かに建築に取りかかってるけど真面目だな。


ル級「それじゃ私たちもやりますか。」


チ級「怒られちゃいますからね。それでは。」


飛燕「あぁ。」


戦艦棲姫「・・・」


飛燕「なぁ、戦艦棲姫。」


戦艦棲姫「何だ?」


飛燕「集積地棲姫て何者なんだ?あの二人には姫様とか言われてるけど。」


戦艦棲姫「・・・私の知ってる限り、部下がとても少なくて引きこもり気味だが、敵は圧倒的力でねじ伏せてきている。昔に海軍倒壊事件を引き起こした直接的な原因だ。」


・・・海軍倒壊事件・・・確か俺がまだ陸軍だった頃、海軍に居た提督と艦娘のほとんどが1体の姫級に虐殺された事件だったか・・・確か、世界中の人間が記憶改ざんを行われ、その事件は闇に葬られてたか・・・その犯人が・・・て、は?


飛燕「・・・マジで?」


戦艦棲姫「最近は戦闘は少ないが、今でもかなりの実力者だ。」


ル級「それでも、とある提督とその艦娘は倒せなかった。私達の前に壁のように立ちはだかり鬼のような強さだった。確か一部の人間からは鬼神とか言われてるそうだ。」


飛燕「・・・ファッ!?」


確かにあいつ強かったけど!そんなことしてたのかよ!何で教えてくれなかったんだろ・・・?


集積地棲姫「はーいそこサボらな~い。」


ル級「それでは私は仕事に戻ります。」ダッ!


・・・あいつ元気にしてるかな。まぁ、もう会いにいけないけど・・・


戦艦棲姫「・・・」


独眼ヲ級『・・・提督。』無線


飛燕『何だ?』無線


独眼ヲ級『何か提督に会いたいとか言う艦娘が・・・』


飛燕『今そっちへいく。』


・・・さっきの鎮守府の奴か?・・・流石にそれはないか。


        ~海面~


電「はわわわ・・・」


レ級f「・・・」臨戦態勢


集積地棲姫「・・・」ハァハァ


独眼ヲ級「・・・」航空機準備万端


ル級「・・・」主砲構え


チ級「・・・」魚雷発射準備


飛燕「・・・何事?」


電「あ!司令官さん!」


飛燕「お前の司令官ではねえからな・・・」


電「司令官さんのために知りあいを連れてきたのです!」


飛燕「・・・艦娘か・・・」


電「警戒しなくてもこの人は司令官さんの味方です!」


青葉「ども~!青葉です!貴方が元人間の提督さん?」


飛燕「あぁ。」


青葉「電さんをブラック鎮守府から助けてくれたと聞いたので、そのお礼もかねて!まぁそれでもインタビューとかさせてもらいますけどね。」


飛燕「それはありがたい。」


インタビュー?


青葉「・・・それにしてもこの海面基地何があったんですか?」


飛燕「ブイン端っこ基地て知ってるか?」


青葉「そりゃぁ知らない人は居ないと言われるぐらいの戦力を持つ所ですからね~。」


飛燕「そこから、ミサイルが飛んできてな。その結果だ。今は反攻作戦を行うために基地の再建を行っている。てかインタビューて、新聞かなんかでも作るのか?」


青葉「一部は昔のように深海棲艦との共存を目指してる人達も居ましてね。その人たちが結構読むんですよ。」


飛燕「へ~」


青葉「・・・誰かを強く憎んだりしてません?」


飛燕「・・・?」


えらく唐突な・・・


飛燕「どうしてそう思ったんだ?」


青葉「記者の勘ですよ。とても目が冷たい気がして・・・」


飛燕「・・・目に関しては仕方ない。まぁ艦娘で憎んでる奴は居るな。あいつらは死ぬより恐ろしい目に会わせてやりたい」


青葉「・・・何があったかは聞かないでおきます」


飛燕「それがいい。まぁそいつらについての情報が欲しいんだ。確か艦娘が提督をやっている。提督は大和だ。」


青葉「・・・聞いたことはありますね。場所は分かりませんが・・・調べてみます!」


飛燕「ありがとう。」


青葉「それでは早速調べてくるのでそれでは!」


飛燕「あぁ。」


姫「・・・恨んでる艦娘?聞いたことなかったけど・・・」


飛燕「・・・何時のまにいたんですか?」


姫「結構前から。」


飛燕「・・・ふぅーん。」


・・・寝よ。もう夜だ。


        

悪夢


???「・・・」


提督?「・・・」スタスタ


???「・・・見つけました。」ガチャ!


ズダァン!


提督?「!」


???「・・・貴方は、邪魔なんですよ。提督。」ガチャ!


ズダァン!


飛燕「!」ブン!


戦艦棲姫「・・・」パシッ!


飛燕「・・・」


戦艦棲姫「魘されてたが大丈夫か?壁に穴開けそうな勢いで壁殴ってたから来てみたら・・・」


飛燕「すまんな。昔の事が夢に出てきた。」


戦艦棲姫「それはお前が・・・提督になってすぐの頃の話か?」


飛燕「・・・」


戦艦棲姫「・・・まぁ聞かないでおこう。」


飛燕「俺としてもあまり思い出したくない。」


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