浜風「ちょっと浦風、どういうこと！？」

浦風「うちに言われても困るよ、さっき知ったことじゃし」

「うちが聞いた話によるとこの前の鎮守府移転の事後処理がごたごたしとってそのあと予定しとった作戦開始が遅れてそのあおりで秋祭りも遅れるんじゃと」

「ついでにその間はまだ水着を着るんじゃて」

浜風「9月いっぱい水着なの？さすがに寒そうなんだけど」

浦風「今年の夏は暑かったから残暑も長引くんじゃないかねえ」

浜風「水着は着っぱなしなのに浴衣が着られないって納得がいかない」

浦風「じゃからうちに言われても困るんよ、うちも浴衣着たかったし」

浜風「結局のところあと1ヶ月は秋祭りが開催されないってことね」

浦風「残念ながらそうじゃねえ」

浜風「なんてこと...浴衣姿で提督と屋台めぐって色々ごちそうしてもらうつもりだったのに...」

浦風「あのなあ浜風、そういう魂胆は人前で言わんほうがええよ」

「というか給金はもろうとるんじゃから自分の分くらい出さんかい」

浜風「浴衣で一緒に歩いていると気前よく出してくれるから甘えてるだけですー」

浦風「まあ提督が好きでやっとるんならそれでいいんかもしれんが...」

浜風「あと秋祭りはいつもと違った楽しみ方があるというか何というか」

浦風「あー、確かにあれは秋祭りの時期にしかやらんからうちも楽しみじゃ」

浜風「しかし毎年同じ場所でするというのも少し趣に欠けるのでは」

浦風「そうは言うても秋祭り会場の近くであんまり人が来ん場所となると他に無いからねえ」

浜風「提督がいなくなると気付いた艦娘がちらほら見に行くのは半分常識化していて知らないのは提督ばっかりという状態なのがなんともね」

浦風「見られとるのを承知の上で誘いに乗るし今さら場所を変えんでもええんじゃないかねえ」

浜風「秋祭り、楽しみにしてたのになあ」

浦風「こればっかりはうちらじゃどうにもならんけえ待つしかないよ」

浜風「浦風はやっぱり今年も射撃？」

浦風「やっぱしそうじゃねえ、浜風は何を食べるんじゃ？」

浜風「そうね、とりあえずチョコバナナかフランクフルトね」