舞風「性欲の強いのわっちが接近中」
台風野分
駆逐艦の練度は99です
野分「なに誤解されそうなこと言ってるの」
「勢力の強い台風でしょ」
舞風「え~、のわっちのことには違いないでしょ」
野分「のわっちってあのね…確かに台風のことを古くは『野分』とも呼んだらしいけど舞風は今そういう意味で言ったんじゃないでしょ?」
舞風「そうだねー、舞風が『のわっち』っていうのはのわっちだけだもんねぇ」
野分「じゃあやっぱりさっきのは誤解になるってことじゃない」
舞風「どうかなぁ?意外と事実かもしれないよ?」
野分「バカなこと言ってないで寝るよ」
「風もだんだん強くなってきたし今夜は荒れそうね」
舞風「ねぇ、もう少し起きてちゃだめかな?」
野分「今夜中に通過するみたいだから明日はいつもの時間に起床なんだけど」
舞風「舞風ね、このちょっとざわついた感じの空気けっこう好きなんだ」
「普段見ている海や空がいつもと違った雰囲気になる感じがね」
野分「今回のは少し逸れてるけど直撃コースだったらそんなのんきなこと言ってられないよ?」
舞風「あはは…まあそうなんだけどね」
「のわっちはさぁ、こういう空気は嫌い?」
野分「嫌いもなにも今までそういうことを気にしたことがなかったからよくわからないかな」
舞風「そっかー、それならこれからは舞風と一緒にちょっと味わってみてもいいんじゃないかなぁ?」
野分「それも悪くないかもしれないけどとりあえず、今日はもう寝るよ」
舞風「はいはいわかりましたよっと」
野分「じゃあ電気消すよ」
カチ
舞風「…ねぇ、のわっちさ」
野分「…なに?」
舞風「明日一緒に踊らない?」
野分「そうねぇ、」
「晴れたらね」
台風一過で晴れますように
現実問題
『戦闘意欲』と『性欲』は比例関係にある。