白露「メリ~クリスマ~ス!」
クリスマス芋mode白露
白露はケッコン艦です
駆逐艦の練度は99です
白露「なんだか楽しいよねークリスマス、一年でいっちばん好き」
時雨「…」
村雨「…」
夕立「…」
白露「ほらほら~、どうしたの?チキンもケーキもあるんだし食べようよ~」
時雨「…」
村雨「…」
夕立「…」
白露「あっそっか~、プレゼントか~。大丈夫、大丈夫、ちゃんと提督に行って用意してもらってあるから」
時雨「…」
村雨「…」
夕立「…」
白露「ほんとどうしたかな~?せっかくのクリスマスなのに、夕立だってパーティー楽しみにしてたでしょ?」
夕立 ビクウッ
夕立「た、楽しみにしてたっぽい、けど…」
白露「村雨も提督になにかプレゼント用意してたよね?」
村雨「え、あ、あれは、え、その…」
白露「秋口にはマフラーも編んでたのに抜け目ないよねー村雨は。こういう時きちんとできてあたしも鼻が高いよ」
村雨「いや、だから、えっと、あの…」
白露「時雨もせっかく着替えたんだしもっと楽しもうよ、ほら」
時雨「この格好は、えっと…別に、その、ほら…」
白露「いや~それにしても毎年毎年こんなに準備してもらって提督には悪いよねー」
「あたしがクリスマス好きだからって張り切りすぎだよ」
時雨「…」
村雨「…」
夕立「…」
白露「だからみんなにも楽しく過ごしてもらえればって思ってるんだけど」
「あたしは別に一人焼き芋食べてても気にしてないからさ…」
時雨(いやいやいやいや、気にするよ)
村雨(提督ったら落ち込みよう相当酷かったし)
夕立(あんな死んだ目をした提督さん初めて見たわね)
時雨(というか姉さんも目が全然笑ってないから)
村雨(結局プレゼント渡せてないって)
夕立(こんなパーティーになるなんて…)
白露「それにしても12月になってクリスマスムード一色になる中まさかまだ焼き芋を食べることになるとは思ってもみなかったよ」
「いやー別に焼き芋は嫌いじゃないしむしろ好きだよ、提督も美味しいって言ってくれてたし」
「でも物事には時季ってものがあると思うんだよね」
時雨(なんで僕サンタの格好なんてしてるんだろ…)
村雨(今年はマフラーだけにしておけばよかった)
夕立(特型のパーティーに交ざりたい)
白露「まあこんなこと言っててもしょうがないんだけど、しょうがないんだけど…」
「よしわかった、今年のクリスマスパーティーはあたしもう抜ける」
「ついでに提督も抜けさせるから後はよろしく!」スタスタスタ
夕立「行っちゃった…」
村雨「はぁ~、やっと息がつけるわね」
時雨「今年のはどうにもならないよ。実際僕らどころか鎮守府全員に変な緊張感が漂ってたし」
夕立「提督さんも抜けさせるって言ってたけどあれって今から」
村雨「みなまで言わないの。あー今年こそはお姉ちゃんより先に仕掛けようと思ってたのにとんだ誤算だったわ」
夕立「村雨も交ざってきたら?」
村雨「嫌よ、提督三人でするのあんまり好きじゃないから」
夕立「提督さん体力ないからねー」
時雨 モジモジ
村雨「もしかして時雨ちゃんまだ提督としてないの?いい加減してきたら?今からとか」
夕立「この前も春雨に注意されてたよね」
時雨「なんで二人から責められるみたいな流れになってるのさ」
夕立「だってこじらせてるから時雨は毎日あんな感じなんでしょ?」
村雨「もう時雨ちゃんぐらいしか残ってないからね?」
時雨「それはなんとなく知ってはいるんだけど、ってやっぱりそうなんだ…」
夕立「今度私と村雨とで連れてってあげるよ」
時雨「ちょっと待ってよ。それに提督ってそういうの好きじゃないってさっき村雨が」
夕立「ちょっと勘違いしてるっぽいけど私たちは連れて行くだけで交ざらないから」
村雨「あーなるほど」
時雨「それってどういう」
村雨「つまり私と夕立は提督と時雨ちゃんがしてるところを見てるってことでしょ?」
夕立「ぴんぽーん!さっすが村雨、大正解」
時雨「え、あの」
夕立「それにさあ時雨、」
「時雨はそういうの多分すっごく好きっぽい」
来年は普通のクリスマスをしたいです
期待