駆逐艦提督と白露型の日常【1】
駆逐艦提督が着任して1年、深海棲艦の勢いが弱まり、比較的平和になった世界での白露型との日常話です
今回はコメディを意識して、一話ごとに書いていきます。一応、誰でもすぐに読めるように書いていますが、もし、どういう物語かを知りたい方はまず【駆逐艦提督と白露型】と【駆逐艦提督と白露型~その後の話~】を見て頂けると幸いです。
駆逐艦提督︰ラバウル基地の提督。激戦の末に一度沈んだが、母の血により蘇った。以前より髪を伸ばし、左目を前髪で覆っている
五月雨︰白露型駆逐艦6番艦。白露型お馴染みのドジっ子で肝心なところでよくコケる
海風︰白露型駆逐艦7番艦。改白露型では1番艦。普段は真面目だが、経験が未熟な為、戦闘ではすぐに疲れる
山風︰白露型駆逐艦8番艦。改白露型では2番艦。普段は大人しいが、提督を前にすると甘える
江風︰白露型駆逐艦9番艦。改白露型では3番艦。何事にも挑戦をしようとする。そのせいで海風にいつも心配をかけている
涼風︰白露型駆逐艦10番艦。改白露型では4番艦。江戸っ子で訛りがかなりある。夕立と並ぶくらいに元気な艦娘
これから始まる話はとある別の鎮守府からスタートします…
~とある鎮守府~
とある提督「頑張れー!あともう少しだー!」
海風「ハア…ハア…」
江風「姉貴もう終わりかよ?もうちょい頑張ろうぜ」
海風「わ、分かってます…ちょっと待ってください…」
五月雨「もう少しです!って…わあぁー!?」ツルッ
山風「ちょっとさみ姉、こっちに転ばないで…!」
五月雨「すみません!気をつけます!」
涼風「てやんでーい!こんなのすぐに終わらせようぜー!」
ここではある場所へ行くことを目標に演習が行われていた
とある提督「よぉーし!終了ー!みんなお疲れ様!」
海風「ハア…ハア…終わった…」
江風「姉貴バテすぎだって…」
五月雨「私も疲れました…」
山風「さみ姉はずっと転んでたでしょ…」
涼風「あたいは楽しかったぜー!」
演習が終わり、休憩している艦娘達にとある提督は1つ問いかけた
とある提督「みんな、ここで質問だけど、どうして君達だけこういう演習してるか分かるかい?」
江風「提督のスパルタとかじゃないのかい?」
とある提督「な訳ないだろ!君達がある場所に行くためだよ!」
五月雨「ある場所…どこだろう…」
涼風「新しい鎮守府とかかい?」
とある提督「おっ涼風鋭いね!じゃあどこの鎮守府かは分かるかい?」
山風「うーん…」
江風「あまり思いつかねぇなぁ…」
とある提督「それじゃあ答え!あのラバウル基地です!」
江風「え?は?」
海風「…へ?ラバウルってあの…」
とある提督「そう!君達のお姉ちゃんがいて、そしてさらには人類最強と言われる提督もいる伝説の鎮守府だよ!」
五月雨「そ、そんなすごい場所に私達が行くんですか!?」
とある提督「というより、向こうの提督からのご所望でね、君達が選ばれたんだよ!」
涼風「かー!こりゃ光栄だね!あたいらが選ばれるなんてさ!」
山風「なんで私達が選ばれたの…?」
とある提督「ラバウル基地の提督によると、きっとお姉ちゃん達みたいな強さにさせてやるってさ」
江風「そっかぁ、姉貴達にも会えるのか…そりゃいいねぇ!」
海風「江風、失礼のないようにしないと…」
江風「わーってるって姉貴」
とある提督「それじゃあ今日の演習はここまで!各自ゆっくり休憩をとってね」
夜…
~五月雨及び改白露型の部屋~
江風「ラバウルかぁ〜どんな所なんだろうな!」
五月雨「姉と会えるなんて楽しみですね!」
海風「でもやっぱり緊張しますね…人類最強と言われる提督の鎮守府へ異動だなんて…」
山風「私も…うみ姉と同じ…もしかしたら提督が怖いかも…」
江風「とある提督によると向こうの提督は優しい人だって言ってたけど、まだ分からないからなぁ」
五月雨「やっぱりここが良かったなんてことにはなりませんよね…?」
涼風「心配すんなって!いざという時はあたいが守ってやらぁ!」
山風「涼風、あなたじゃ頼りにならないわ」
涼風「てやんでー!そんな事言わないでくれよぉ!」
海風「どういう所なのかは行ってみてから確かめるしかないですね」
その後、数日の猛烈な演習を重ね、1日空けた朝、出発の日が訪れた
とある提督「それじゃあ行こうか!みんな準備は大丈夫?」
海風「はい、全員大丈夫です」
とある提督「よし!それじゃあ出発!」
五月雨「うぅ…緊張でお腹が…」
とある提督「そんなに緊張することじゃないって!比較的平和になってるんだし、きっと大丈夫だよ!」
海風「私も五月雨姉さん同様少し緊張してます…」
とある提督「少し緊張なら仕方ないかな〜…実は僕も少しだけ緊張してるんだ…」
山風「提督も緊張してるの…?」
とある提督「だってあのラバウルだよ?緊張するに決まってるじゃないか…」
江風「みんな緊張してるんだなぁ〜」
涼風「このくらいじゃへっちゃらだねぇ!」
五月雨「2人とも元気ですね…」
江風「むしろ楽しみなんだよ、どういう所かってね」
涼風「あたいもさー!」
海風「そんな元気が少し羨ましいです…」
~ラバウル基地~
とある提督「着いたね…」
五月雨「はぅ…お腹がぁ…」
海風「…」ドキドキ
江風「姉貴、緊張しすぎて顔が引きつってるぞ…」
海風「だ、大丈夫です!行きましょう!」
ラバウル憲兵「…!何者だ」
とある提督「あぁ!えっと、今日はここの提督に頼まれて来たとある鎮守府の提督です」
ラバウル憲兵「おっとこれは失礼、今日は遠くからわざわざありがとうございます」
とある提督「提督はいらっしゃいますか?」
ラバウル憲兵「えぇ、ご案内します。こちらへどうぞ」
~執務室~
ラバウル憲兵「ここが執務室です」
とある提督「いよいよラバウルの提督とご対面か…みんな身だしなみは大丈夫…?」
海風「は、は、はい…」
五月雨「だだだ大丈夫です!」
山風「…」ブルブル
江風「震えすぎだろ姉貴達…」
ラバウル憲兵「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。まあしてても向こうの姿を見ればほぐれるかもしれないでしょうが…」
とある提督「え…?」
涼風「さー!提督!行こー!」
とある提督「う、うん…!失礼します!」ガチャッ
シーン…
とある提督「あ、あれ…!?いない…?」
ラバウル憲兵「(あぁ…あの人…)」
海風「ど、どこにいるんでしょう…お留守でしょうか…」
ラバウル憲兵「いえ、きちんといますよ」
とある提督「でもどこにも…」
提督「上から失礼するゾ」プラーン
とある提督「…」
提督「…」ピュルルル
とある提督「ででで出たーーーー!!!」
五月雨「きゃあっ!」
提督「人をお化け呼ばわりするなよ…せっかく緊張解してやろうと思ってたのに…」
提督「よっと、君がとある鎮守府の提督だね、よろしく。俺がラバウル基地の提督だ」
江風「なんで上から…」
とある提督「は、はい!よろしくお願いします!あなたに会えて光栄です!」
提督「そんな高く上げないでくれ…それで、そっちの子達が白露型の?」
とある提督「はい!五月雨、海風、山風、江風、涼風です!ほらみんな、紹介して!」
五月雨「し、白露型駆逐艦6番艦の五月雨です!い、一生懸命頑張ります!」
海風「白露型駆逐艦7番艦…改白露型では1番艦の海風です…よ、よろしくお願いします!」
山風「白露型駆逐艦8番艦…改白露型は2番艦の山風…よろしく…」
江風「白露型駆逐艦9番艦、改白露型は3番艦の江風だ!よろしくな!」
涼風「白露型駆逐艦10番艦、改白露型は4番艦の涼風だよー!あたいがいれば百人力さぁ!」
とある提督「以上5人です!この子達をよろしくお願いします!」
提督「ほぉ…これまた個性の強い子ばかりだな」
江風「そういや姉貴達はいないのかい?」
海風「ちょ、ちょっと江風!いきなり提督に失礼でしょ…!」
提督「ん?あぁ、あいつらか。妹達が来るってこと知ってるし、楽しみにしてたからもう来るんじゃないかな」
江風「?」
ドタドタドタ
山風「…!?な、何の音…!?」
白露「いっちばーん!」バーン
時雨「に…2番…」
村雨「3番!うふふ♪」
夕立「4番!ぽい!」
春雨「5番です、はい」
とある提督「わあ…(この子達がラバウル基地の白露型の5人…思ってたのと全然違う…)」
提督「お前達の妹が来てるぞ」
白露「あー!妹達がこんなに!」
江風「こりゃあ、我ら白露型の長女さんじゃないか」
時雨「すごい…みんないるじゃないか…」
村雨「感動の再開ね♪みんな久しぶりね!」
海風「姉さん達…」
夕立「みんな久しぶりっぽい!」
山風「夕立姉…久しぶり…」
五月雨「春雨ですか!?お久しぶりです!」
春雨「はい!五月雨も久しぶりですね!」
提督「白露型姉妹の再会、いい光景だな」
とある提督「えぇ…みんな喜んでますね」
提督「あぁ…この子達は任せてくれ。きっと姉達のように強くさせてみせるから」
とある提督「はい!お願いします!それじゃあ、みんな、しっかり新しい提督の言う事を聞くんだよ」
涼風「がってんでい!」
山風「うん…分かった…」
とある提督「よし!それじゃあね!」
海風「提督…今までありがとうござました。また会える日を待っていますから」
とある提督「うん、僕もだよ。ありがとね」
江風「せめて心配はさせない程度には大人しくしておくよ」
とある提督「変なことしてこっちに連絡こないようにね!」
提督「今日はありがとう。また会える日を楽しみにしてるよ」
とある提督「はい、僕もです。では!」
提督「…よし、それじゃあ新しく入った5人はお姉ちゃん達に色々教えてもらってくれ」
時雨「あっ、提督が教えないんだね…」
提督「いやここは久しぶりに再開したんだし、お姉ちゃんが案内するもんじゃないの」
白露「提督はどうするの?」
提督「何もないから寝る」
村雨「ダメよ、提督もついてくるの」
提督「なんで俺まで行かなきゃいけないんだよ…」
夕立「大丈夫っぽい!これで提督さんは着いてくるっぽい」ガバッ
提督「うぐぇ!いきなりおんぶはきつい!」
春雨「夕立姉さん今日も元気ですね」
夕立「毎日元気いっぱいっぽーい!」
海風「て、提督!大丈夫ですか!?」
白露「大丈夫だよ。提督は頑丈だから」
海風「え…?が、頑丈…?」
涼風「かー!熱いねー!」
提督「いじるでない…」
村雨「それじゃあレッツゴー!」
提督「なんで俺まで…」
~白露型の部屋~
提督「ここが君達の部屋だ。よし次行くぞ」
白露「はやっ!」
提督「だって他に言う事ないんだもん…」
時雨「確かに部屋だという認識だけで十分だけどね…」
村雨「というか私達と共同部屋なの?」
提督「まあここに来たらもう家族みたいなものだし…ね?」
五月雨「か、家族ですか…!?」
提督「昔はちょっと前まで他の艦娘がいたんだが、異動して今は白露型だけなんだ」
江風「お〜いいねぇ、白露型姉妹全員いるんだし、家族ってのも悪くないねぇ」
提督「ちなみに俺もここで寝させてもらってる。先に言うけど、俺からじゃなくてこいつらから呼ばれたんだからな」
五月雨「わあ…家族らしいですね…」
山風「家族…ということは…提督は…パパ…?」
提督「!?パ…!」
村雨「あらあら、いいんじゃない?パーパ♡」
提督「やめろォ!そういういじり方は反則だぞ!」
白露「パパー!次行こー!」
提督「白露ー!」
山風「でもママは誰なの…?」
敏感な白露型達「…」ピク
提督「(やばい…俺の死亡レーダーが反応してる…)」
提督「…ちょ、ちょっと夕立降りてもらえる…?」
夕立「…?ぽい」
提督「山風…世の中には言って大丈夫なのとまずいものがあってだな…」ヒソヒソ
山風「…?」
提督「さあー!次行こうか!次!モタモタしてると置いていくからな!」
春雨「…は、はい!」
五月雨「ま、待ってください!」
時雨「待ってよ、提督…」
村雨「うふふ…パパァ…どこ行くの…?」
提督「(目が死んでる…!)」ダッ
夕立「提督さん!早すぎるっぽい!」
~食堂~
提督「ここが食堂だ…2人とも頼むからもう離れてくれ…」
時雨「ふふふ…提督…」
村雨「うふふ…だーめ♡」
春雨「姉さん達、べったりしすぎですよ!」グイッ
白露「もう、提督が歩きづらいでしょ」グイッ
夕立「妹達の前で恥ずかしいっぽい」
提督「ふう…助かった…山風、パパはいいけどママという言葉は禁断症状を起こす子がいるから言っちゃダメだぞ…?」
山風「うん…分かった」
五月雨「あっ間宮さんだ!こんにちは!」
間宮「あらあら、新しい子ですか?」
提督「今日からここに着任することになった5人です。これからお世話になるのでよろしくお願いします」
間宮「はい!みなさんよろしくお願いしますね♪」
江風「間宮さんの料理食べれるのかぁ!こりゃいいねぇ」
海風「ま、間宮さんの料理なんて…私達がいいんでしょうか…」ゴクリ
提督「ここに入ったらみんな同じ飯を食うんだから当然だろ」
春雨「あっ、でもたまに間宮さんがいない時があるのでその時は私と提督が作ります」
海風「ほえ?提督もですか?」
提督「んまあ一応」
江風「へえ〜意外だなぁ〜」
五月雨「楽しみですね!」
涼風「提督の料理なんて、期待しちゃうねー!」
提督「ほどほどにな…さて、次に行こうか」
~風呂場~
提督「ここが風呂場だ。昔は入渠とかにも使ってたけど、今はもう入浴にしか使ってないかな」
村雨「最近じゃ提督も一緒に入ってくれるのよ」
海風「!?提督が…!?」
提督「こらー!説明もなしに言ったら誤解されるだろ!」
村雨「あら、ごめんなさい。一緒に入るっていっても強制じゃないのよ?嫌だったら嫌って言えばいいわ」
山風「それってお姉達はみんな嫌じゃないから一緒に入ってるってことなの…?」
村雨「当然よ。もちろん憲兵さんにもちゃんと許可はとっているからね」
江風「はえ〜大胆だねぇ」
提督「言っとくが、俺から頼んだ訳じゃないからな!ここ重要!勘違いするなよ!」
春雨「それとみなさんちゃんとタオルを巻いていますからね…」
時雨「約一名を覗いてだけどね…」
夕立「?」
提督「目のやり場に困るし…風呂場で飛びついてきた時はマジでヒヤヒヤしたな…」
~提督の記憶(風呂場にて)~
夕立「提督さーん!」バッ
提督「!?うわあぁ!夕立全裸で飛びついてくるなぁ!」
バシャーン
春雨「司令か…あ〜…」
提督「…」ブクブク
白露「お風呂の中で浮かんじゃってるよ…」
村雨「あれはノックアウトしたね…」
夕立「提督さ〜ん♪」スリスリ
時雨「あれはもう色々アウトだね…とりあえず夕立を引きはがそうか…」
~提督の記憶終了~
五月雨「提督が大変な目にあっていることは分かりました…」
提督「というわけで、こういうちょっとした事故もあるので風呂場での男女混合が嫌な子は素直に報告するように。よし、次だ」
~工廠~
提督「ここが工廠だ。装備の開発や修理を行ってる場所だな」
明石「あっ、提督!こんにちは!そちらは新しい艦娘ですか?」
提督「白露型の妹達だな、これから世話になるからよろしく頼む」
明石「みなさんよろしくお願いします!」
海風「よろしくお願いします!」
山風「これ、新しい装備…?」
明石「あぁそういえばこれ、提督の新しい装備なんですよ!」
提督「え、何それ聞いてないんですけど…」
明石「サプライズです!今までの装備から新調しているので、良かったら演習などで装備してみてください!」
提督「全然違うな…ほんとに何もかも新しくなってる…」
春雨「これどれぐらいの武装があるんですか?」
明石「えぇとまず、右に連装砲で…」
提督「いいじゃないか」
明石「左手にガトリングに…」
提督「!?」
明石「足の魚雷は5連装酸素魚雷で…」
村雨「そこは純粋に上位互換になっただけね…」
明石「近接武器にトマホークを2本追加しました!」
提督「遠距離のトマホークじゃないの…?」
明石「違いますね」
提督「多スギィ!」
明石「それとシールドも2つ付けちゃいました☆」テヘッ
時雨「暁達や睦月型の子達が付けてるやつだ…」
提督「お前、俺が駆逐艦のプロトタイプだということを忘れてないか?」
明石「大丈夫ですよ!なるべく軽量化を図るために設計されてて、水上エンジンも強化しました!」
提督「へ、へぇ〜…」
明石「それにほら、プロトタイプ、試作型ですから試しに…ね?」
提督「おい」
五月雨「すごい武装ですね…ちょっとかっこいいかも…」
時雨「ロマンだけは抜群な武装だね…」
明石「見た目にはかなり力を入れていますよ!」
提督「力入れてるところ絶対間違ってるから」
江風「このマントはどうするんだ?」
明石「それは適正の距離だとカモフラージュを発動してレーダーに探知されない特別なマントです!提督は近接攻撃が多いので奇襲をかけられるようにと作りました!」
提督「大分俺の事研究してるみたいだな…」
白露「かっこいいー!提督これいっちばんかっこいい装備だよ!」
提督「いや確かにかっこいいけど装備するのに難があるだろこれ…」
明石「それはぜひ演習で使って確かめてみてください!」
提督「アッハイ…とりあえず、大きなところは一通り紹介したから、一度執務室に戻ろうか…」
~執務室~
提督「大体の設備は紹介したな。どうだった?」
江風「設備紹介より、提督と姉貴達のイチャイチャっぷりの方が目に入ったんだよなぁ」
五月雨「確かにそうですね…」
提督「…やっぱり俺いない方が良かったじゃないか…」
山風「でもパパが怖い人じゃないって事は分かった…」
海風「私も提督に緊張していましたけど、少し安心しました」
涼風「あたいも安心したよー!」
夕立「提督さん人気っぽーい!」
提督「…それならいいんだが…」
時雨「みんなこれからよろしくね」
海風「はい!よろしくお願いします!」
白露「提督、もう案内は終わりだよね?妹達を部屋に連れて行っていい?」
提督「どうぞ」
白露「よーし!みんな競走だよ!ゴールは部屋まで!いっちばーん!」ダッ
夕立「今日は勝つっぽーい!」ダッ
海風「ふえ…!?ちょっと私走るのは…!」
江風「まあまあ、行こうぜ姉貴。妹でもこういうのは負けてらんないよ」ダッ
海風「ちょっと江風ー!?」ダッ
村雨「はいはーい!村雨も行っきまーす!」ダッ
五月雨「わ、私も負けませんから!」ダッ
春雨「五月雨はこけちゃうから危ないですよー!」ダッ
涼風「あたいの出番かーい?負けてられないねー!」ダッ
提督「元気のいい子ばかりだな」
時雨「うん、みんな変わってなくて安心したよ」
山風「しぐ姉も変わってなくて良かった…」
時雨「山風、ありがとう」
提督「よーし今度こそ俺は寝るぞー最近よく寝れなかったからな」
時雨「僕達は邪魔にならないように部屋に行こうか」
山風「うん…話したいこといっぱいあるから…」
時雨「僕も沢山あるんだ。それじゃあ行こうか」
提督「…zzz」
こうして新たな白露型が5人が着任し、姉妹が揃った白露型。喜ばしいことだが、俺の生活がここからエスカレートし、さらにカオスな日常になることは予想していなかった…
~1話が終わり…~
白露「いっちばーん!1番の白露だよ!いやー提督、日常話始まったね!」
提督「そうだな。これから新しい白露型と一緒に俺達の日常が描かれる訳だ」
白露「やっぱり私が1番出るよね!1番艦だし!」
提督「えっ?うん…」
白露「何その反応!?すごく不安なんだけど!」
提督「ま、まあこれから色んな所で出てくると思うから次回もお楽しみにー!」
白露「変な所で切られたー!みんなお楽しみにー!」
提督「いくぞ白露、次回も…」
提督・白露「いっちばーん!」
駆逐艦提督と白露型の日常1話終了です。これからのんびり書き上げるので、2話以降もよろしくお願いします
ママ名乗るにはまだ幼いしなぁ。時雨も村雨も背伸びしてる少女って
感じだし
だが、それが良い…と思う俺がいる。
今後の白露達が楽しみです。