駆逐艦提督と白露型の日常【8】
駆逐艦提督と白露型【7】の続きです
~白露型の部屋~
白露「明けましておめでとー!」
提督「…」キーン
時雨「明けましておめでとう」
白露「新しい年だよ、提督!」
提督「そうだな、おめでとう。けど耳元で叫ぶのはさすがにおかしいから」
春雨「明けましておめでとうございます。これからもよろしくお願いします」
村雨「明けましておめでとう!今年はもっといい感じに過ごしましょう!」
夕立「明けましておめでとうっぽーい!」
江風「あけおめあけおめ〜」
海風「明けましておめでとうございます」
涼風「明けましておめでとー!」
五月雨「明けましておめでとうございます!今年はコケません!」
山風「明けましておめでとうパパ」
提督「みんなおめでとう。さっ寝るか」
白露「はやっ!もう寝るの!?」
提督「正直言って年越しそば食ってた時から眠気が限界でした」
村雨「え〜もうちょっと頑張ろうよ〜」ユサユサ
提督「無理限界」
時雨「この後提督と夜戦する予定だったのに」
涼風「夜戦かい?こりゃ気合い入れるしかねぇなぁ!」
提督「待て涼風。時雨の夜戦は夜戦じゃない」
涼風「?」
時雨「提督、夜戦は夜戦だよ」
村雨「ややこしいわね…」
夕立「初日の出が見たいっぽーい!」
提督「じゃあ夕立一緒に寝るか」
夕立「ぽーい♪」
江風「もう寝ちまうのか、まあ初日の出を見るなら寝るしかねぇよな」
山風「…zzz」スー
海風「もう山風寝ちゃってますね…」
江風「仕方ない、江風達も寝るか」
春雨「ふわぁ…私も眠いので寝ますね」
白露「みんなもう寝ちゃうんだ…」
時雨「提督の寝込みを襲うチャンス…」
提督「聞こえてるぞ時雨」
時雨「ふふふ…聞こえるように言ったんだよ提督」
提督「なん…だと…」
村雨「はいはーい、時雨姉さんももう寝ましょうね」グイ
時雨「ちょっ!村雨!待って…!」
白露「みんな消灯するよー」カチッ
提督「はいおやすみー」
2時間後…
スヤー
提督「…zzz」スピー
時雨「…提督」ヒタヒタ
提督「…う…ん…zzz」
時雨「…時雨は可愛い…」ボソ
提督「…時雨は可愛…い…?」
時雨「…時雨愛してる」ボソ
提督「…時雨…愛して…る…」
時雨「時雨ケッコンしよう」ボソ
提督「時雨…ケッコン…はっ!」ガバッ
時雨「あっ」
提督「…何してんだお前」
時雨「いい夜だね」
提督「ゼロ距離で俺に近づいといて何言ってんの」
時雨「…提督の顔にホコリがついてたから取っていたんだよ」
提督「どうやったら顔にホコリが乗るんだよ」
~~
提督「何か言うことは?」
時雨「すみませんでした」正座
提督「…んで、俺に一体何してたんだ?」
時雨「提督に暗示をかけていました」
提督「年明けて早々暗示をかけるな」
時雨「提督に振り向いて欲しくて…」
提督「…そんな事しなくても声掛ければいつでも振り向いてやるよ」
時雨「ほ、ほんとに…?」
提督「当たり前だ。無視なんかする訳ないだろ」
時雨「それじゃあ夜戦でもし」
提督「さて寝るか(無視)」
時雨「無視してるじゃないか!」
提督「んなもん聞けるか!」
時雨「数秒前に無視しないって言った傍から無視するなんて…」
提督「いや聞ける頼み事じゃないから」
時雨「それじゃあ手順を踏んでまずはキスから…」
提督「うんちょっと待って?」
時雨「どうしたんだい?」
提督「どうしたんだい?じゃねぇよ。何平然とした顔してんだよ」
時雨「だってハグまで手順は踏んだじゃないか」
提督「あれは久々の再開のハグだろうが!夜戦向きのハグじゃねぇよ!」
時雨「やっぱり服を脱いだ方がいいか…」ヌギ
提督「ストーーーップ!!」ババッ
時雨「あぁ…いいところだったのに…」
提督「いいから早く寝ろっての!」
時雨「そんな簡単に寝れないよ…」
提督「俺の隣夕立いるけど片方空いてるし、寝ていいから」
時雨「すぐに寝るよ!」
提督「暗示と夜戦はなしな」
時雨「むぅ〜…」
さらに数時間後…
提督「…はっ!日の出!」ガバッ
目覚まし時計「そろそろやで」
提督「よし…安全確認!」バッ
夕立「ぽにゃ〜…zzz」スピー
提督「夕立は寝てるな…時雨は…」
時雨「おはよう提督…」ヌッ
提督「おわぁぁ!びっくりした!後ろから脅かすなよ…」
時雨「もうすぐ初日の出だよ」
提督「…みんなを起こさないとな」
~数分後~
村雨「ここのベランダは良く見えるね〜」
提督「いつも朝早く起きれば日の出が見れて気持ちいいぞ」
春雨「司令官いつも早く起きてたんですか?」
提督「たまにな」
江風「さすが提督だねぇ」
五月雨「ということは私達の寝顔が…」
提督「安心しろ、みんな可愛かった」グッ
海風「み、見られてたんだ…///」
白露「みんな!明るくなってきたよ!」
提督「おっ、そろそろか」
時雨「で…出る…」
提督「誤解を招く言い方やめい」
夕立「初日の出っぽーい!」ピョンピョン
春雨「うわぁ…!」
江風「おぉ…」
涼風「綺麗な初日の出だー!」
村雨「わあ!すごーい!」
提督「綺麗だな」
時雨「ロマンチックだね」
提督「夕日ちゃうよ?」
白露「今年もいい事たくさんあるかな?」
村雨「きっとたくさんあるはずよ!」
提督「悪い事がありませんように」
村雨「それは…分からないわね…」
提督「数時間後の初詣で頼むしかない」
数時間後…
~鎮守府の外~
提督「うぅ…寒い…」ブルブル
春雨「もう少し厚着しても良かったんじゃないですか?」
江風「そういや提督は普通に寒いんだったな」
提督「環境適応能力俺も欲しいんだけど…」
山風「パパ…暖めてあげる…」ギュッ
提督「!!」ズキューン
白露「山風も大胆になったね」
山風「パパだけだから…」
時雨「山風だけずるいよ。僕も暖めてあげるから」ギュッ
提督「便乗するなよ…って!痛い痛い!時雨力が強いから!」
村雨「それじゃあ私も♪」
夕立「夕立も抱きつくっぽーい!」
提督「あー!また白露型包囲網じゃねぇかー!」
江風「提督も苦労人だな」
涼風「姉達の愛が重すぎるよ…」
海風「姉さん達…」
五月雨「今年も去年とあまり変わりそうにないですね…」
春雨「変わらないと思います…」
江風「そういやここラバウルだろ?神社あんのか?」
提督「あ…」
みんな「…」
提督「…みんな、艤装の準備だ」
~海~
提督「うおぉぉ!さみいいぃぃぃ!!」ブルブル
村雨「提督頑張って!」
時雨「なんなら僕が暖めてあげるよ」
提督「その姿が周りからどう見えるか考えて発言しなさい」
時雨「そりゃあもう熱々の夫婦みたいで最高じゃないか」
提督「お前と考えて喋ることはやめることにする」
五月雨「まさか新年いきなり海を渡ってお参りだなんて…」
春雨「新年早々大変ですね…」
提督「ラバウル毎年大変じゃねぇか…」
~大本営~
提督「よーし、着いたな」
白露「先に大本営に行くんだね」
提督「元帥殿に挨拶とアイツらも呼んで神社に行こうかなって」
涼風「噂をすれば来たんじゃないかい?」
提督「おっ、ほんとだ」
軽巡提督「よお、明けましておめでとう」
空母提督「明けましておめでとうございます」
重巡提督「あけおめーっす!」
戦艦提督「明けましておめでとう!これからもよろしくな!」
提督「明けましておめでとう。早速元帥殿のとこに行こうぜ」
戦艦提督「待てって!もう一人いるぞ!」
潜水提督「明けましておめでとー!」
提督「…うん、明けましておめでとう…」
潜水提督「なんで素っ気ないの〜?今年は仲良くやろうよー!」
提督「順序を踏め」
軽巡提督「みんな明けましておめでとう。駆逐艦提督に変なことされてないか?」
白露「明けましておめでとう!そんな事ないよ!」
提督「むしろ俺がされてる側だから」
軽巡提督「山風、明けましておめでとう」
山風「え、うん…おめでとう…」
提督「おい、山風困ってるだろ」
軽巡提督「普通に挨拶しただけだったんだかな…」
重巡提督「軽巡提督は相変わらず山風なんすね〜川内がいるのに」
軽巡提督「だからそうじゃねぇって…」
阿武隈「あっ!提督!明けましておめでとうございます!」
提督「おぉ、阿武隈じゃないか。久しぶりだな」
阿武隈「ご無沙汰しています!」
鈴谷「提督じゃ〜ん!お久ー!」
古鷹「提督!明けましておめでとうございます!お久しぶりです!」
提督「鈴谷と古鷹まで…懐かしいな」
飛龍「明けましておめでとうございます提督!」
蒼龍「これからもよろしくお願いします!」
提督「二航戦まで…また酒でも呑むか」
飛龍「近いうちにぜひ誘ってください!」
榛名「明けましておめでとうございます!今年も榛名をよろしくお願いします!」
提督「榛名まで…あぁ、よろしく頼む」
重巡提督「懐かしい再開っすね!」
提督「いやぁ…ちょっと感動しちゃうな…」
春雨「司令官、ハンカチです」
提督「ありがとう…」
軽巡提督「んじゃ、感動の再開もできたことだし、元帥殿に挨拶しに行くか」
戦艦提督「そうだな!」
~元帥の部屋~
コンコン
元帥「入れ」
提督「失礼します。駆逐艦提督、他数名元帥殿へ新年の挨拶を交わしにきました」
元帥「おぉ、お主らか。待っておったぞ」
軽巡提督「(待っていたのか…)」
元帥「明けましておめでとう。今年もお主らのおかげで平和な1年になりそうじゃ」
重巡提督「それじゃあ何かご褒美くださ」
提督「ありがとうございます」バシッ
重巡提督「いっつ!?」
元帥「では記念に酒でも」
提督「こいつに釣られて酒出すのやめてください」
元帥「冗談じゃ。半分」
空母提督「半分本気だったんですね…」
軽巡提督「(呑んべぇじいさんめ…)」
元帥「お主らにはお年玉でもやろうかと思ってな」
潜水提督「お年玉…ですか?」
重巡提督「金っすか!?」
提督「うるせぇ」バシッ
重巡提督「いつ〜!」
空母提督「それでそのお年玉とは…」
元帥「憲兵よ、あれを」
憲兵「はっ!」
憲兵が出ていって数分後、数人の憲兵と共にいくつかのケースが運ばれた
戦艦提督「な、なんだこれ!」
軽巡提督「ケースか…?中身は…」
提督「元帥殿、これは一体…」
元帥「うむ、お主らプロトタイプは戦力が十分な今、この先もう戦いに投じることはないだろうと思ってな。普通の人間と同じ身体にできる薬を入れておる」
潜水提督「いつの間にそんなものが…」
元帥「お主らは本当によく頑張ってくれた。感謝してもしきれないぐらいじゃ」
提督「元帥殿…元帥殿から感謝をいただけるとは正直思ってませんでした」
元帥「やかましい。どういう意味じゃそれ」
軽巡提督「同意だな…」
重巡提督「そっすね…」
元帥「だぁー!とにかく!お主らはもう戦いには投じる必要はないんじゃ!命が散る心配も減るんじゃ!どうじゃ?」
戦艦提督「それは…」チラッ
空母提督「…」チラッ
潜水提督「…」チラッ
重巡提督「…」チラッ
軽巡提督「駆逐艦提督…決めてくれ」
提督「…そりゃまあ、お断りしときますよ」
戦艦提督「だな!」
重巡提督「さすが駆逐艦提督っす!」
空母提督「ふふっ…考えてたことはみんな同じでしたね」
軽巡提督「当然だな。艦娘達が戦う時は俺達も戦う」
提督「あぁ、同じ気持ちを背負ってるんだ。今更やめるなんてことは絶対にしないさ」
元帥「…やはり、お主らは立派じゃな」
提督「元帥殿、わざわざ用意してくださった事にも関わらず断ってしまい申し訳ありません」ペコ
提督達「申し訳ありません」ペコ
元帥「いいんじゃよ。実はワシもあまりこれを勧めたくはなかったんじゃ。これからも日本の為…世界の為に戦ってくれるか?」
提督達「はい!」
元帥「その心意気や良し!では解散!」
~神社~
山風「この10円玉をあそこに投げるの?」
提督「そう、こんな感じにな」ポイ
山風「うん」
提督「そしたら鐘を鳴らす」ガランガラン
提督「そしたら二礼二拍手一礼ってのをやるんだ」
山風「にれ…?」
提督「…まあ見といて」ペコペコ
提督「…(今年は白露型と楽しくそして不幸になりませんように…)」パンパン
提督「…」ペコ
提督「…こんな感じだ」
時雨「なるほどよく分かったよ」
提督「あ、あれ!?山風が時雨に!?」
山風「パパ…こっち…」
提督「あっ移動してたのね…」
時雨「これって確かお願い事をするんだよね」
提督「あぁそうだ」
時雨「なら僕はもう決まってるからやるね」
提督「なんだろう、不思議と時雨の願い事が分かってしまう」
時雨「考えてることが分かるなんてやっぱり提督と僕は一心同体だね」
提督「うんそうだね(思考停止)」
山風「パパ…参拝見てて…」
提督「あぁごめん!お前達の姉の相手は大変だからな…」
時雨「失礼だね提督、愛を伝えてるだけだよ」
提督「ちょっと静かにしてなさい」バッ
時雨「むぐぐ…!」
山風「これを投げて…」ポイ
山風「鐘を鳴らして…」ガランガラン
山風「二礼…」ペコペコ
山風「二拍手…」パンパン
軽巡提督「(参拝に一生懸命な山風も可愛い…)」
提督「(軽巡提督がまた見惚れてやがる…)」
提督「…そこでお願い事をするんだ」
山風「…(パパとたくさん遊べますように…)」
時雨「…(提督とケッコンカッコガチできますように)」
提督「(二人ともじっくりと瞑ってるな…時雨は…うん…)」
山風「…」ペコ
提督「おっ終わったか」
山風「ちゃんとできてた…?」
提督「完璧だったぞ。えらいな」ナデナデ
山風「えへへ…」
時雨「僕も撫でて欲しいな…」
提督「はいよ」ナデナデ
時雨「ふふ…嬉しいな…」
春雨「司令官、時雨姉さんと山風を撫でてるみたいですが…」
村雨「ここから見ると参拝できた子どもを褒めてるお父さんね」
白露「早くおみくじしたいな〜」
江風「提督〜!江風達待たせんなよ〜」
提督「あっ悪いすぐ行くよ」
時雨「江風、タイミングが悪いよ。せっかくいいところだったのに…」
江風「時雨の姉貴のタイミングってなんなんだ?」
時雨「それはもちろん…」
春雨「時雨姉さんストップです」バッ
時雨「むぐっ…!春雨…」
提督「たくっ…他のやつがいるのに危ないやつめ…」
空母提督「元気があって何よりです…」
戦艦提督「駆逐艦提督との愛はよく伝わったぜ!」
時雨「ほんとかい?それは良かったよ」
提督「おい」
白露「提督〜おみくじ引こうよ〜」
提督「え?あぁそうだな」
~~
白露「何が出るんだろ〜」
夕立「楽しみっぽい〜」
提督「大吉は俺であって欲しい」
時雨「僕は愛吉がいいな」
提督「聞いたことねぇぞそんな吉」
村雨「そういえばおみくじなんて初めて引くわね」
春雨「確かにそうですね。いつも鎮守府か海でしたから…」
海風「え、そうなんですか?」
村雨「あぁ、海風達は知らないよね…」
海風「え?え?」
五月雨「な、何があったんですか…?」
提督「この世には知らない方が得する時もあるんだぜ」
五月雨「や、やめときます…」
春雨「ま、まあ大変でしたね!忙しくて行く暇がなかったっていうか…」
村雨「そうそう!そんな感じ!」
五月雨「な、なるほど…」
涼風「そう言われると逆に気になっちゃうよな〜」
提督「気持ちは分かるが、聞けば姉達と接しづらくなるかもしれんぞ」
涼風「え、どういうことだい…」
江風「ま、要するに聞かなきゃいいんだろ?」
提督「あぁ、もう過ぎ去ったことだしな」
白露「やったー!大吉だー!」
提督「な、なんだとぉ!」
時雨「僕も大吉だったよ」
提督「(しまった…豪運艦…)」
夕立「夕立も大吉っぽーい!」
提督「さ、3人連続…」
村雨「吉ね、まあまあかしら」
春雨「中吉です。はい」
五月雨「小吉でした!」
海風「中吉です」
山風「末吉だった…」
江風「おっし!大吉だぜ〜!」
涼風「吉かー」
提督「…お前らどうだった?」
重巡提督「中吉っすね〜」
空母提督「小吉でした」
戦艦提督「吉だ!」
潜水提督「大吉だったよ!」
提督「あれ?軽巡提督…は…」
軽巡提督「…」orz
提督「…凶…」ピラッ
重巡提督「あちゃ〜…」
川内「小吉か〜ま、夜戦ができたら大吉だね」
軽巡提督「な、何故だ…」
提督「今年は大変な1年になりそうだな」
軽巡提督「…お前はどうなんだ」
提督「そうだ…俺は…」ピラッ
軽巡提督「…」
提督「おっ!大って書いてる!悪いな軽巡提督!大吉はいただきだ!」
軽巡提督「なんだとーーー!?」
提督「よっしゃー!これで俺も晴れて幸せな生活だぜー!」ピラッ
白露「今回は大吉多かったね〜」
春雨「ラバウルは良い1年を過ごせそうですね」
提督「…」
時雨「提督、どうしたの?固まってるけど…」
戦艦提督「お前まさか…」
重巡提督「あー!大凶ーー!!」
村雨「えぇ〜!?」
軽巡提督「お前…俺よりひどいじゃないか…」
空母提督「吉だと思って油断してたんですね…」
戦艦提督「逆に大凶を当てる方がすごいんじゃないか…?」
提督「軽巡提督…明日は俺達の上から槍が降ってくるな…」
軽巡提督「間違いねぇ…」
山風「二人とも元気出して…」
海風「大凶ってそんなに当たらないんですか?」
戦艦提督「まあ少なくとも大吉より確率低いな」
涼風「かー!提督は運が良いのか悪いのか分かんねぇなー!」
~執務室~
提督「もうダメだ…どこにも出れない…」
村雨「そんなに信じなくてもいいじゃない!…と言いたいところだけど、大吉より確率が低い大凶出てしまうと…ねぇ…」
提督「もうえぇんや…それより、この後今年初演習だろ?準備して行こうぜ」
村雨「周りには気をつけてね?」
提督「…一応警戒しとく」
その後の演習で見事に大凶の効果が現れたのか、装備が不良、爆発し、駆逐艦提督は演習で大破した
~8話が終わり…~
山風「白露型駆逐艦…8番艦…改白露型は2番艦の山風…パパ…」
提督「何も言うな」ボロボロ
山風「やっぱり入渠してきた方がいいんじゃない…?」
提督「どうってことないぜ」キリッ
山風「そんなボロボロの状態で言われても説得力ないよ…」
提督「大凶って本当にあるんだな…初めて見て実感した…」
山風「やっぱり簡単に出るものじゃないんだね…」
提督「あぁ…とりあえず、少なくともいい事があるようにあれしとくか…」
山風「うん…」
提督「それじゃあ山風、次回も…」
山風・提督「いっちばーん…!」
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