艦これss 冬谷「歩いて、立ち止まって、また歩いて。」1
彼は呆れ、怒り、進む。
第2部が始まりました。
登場人物
緋瀬 冬谷 14歳 男
本作の主人公。
黒髪黒目で毛先が赤みがかっている。
純高ミスリル製の鉄パイプ(重さは30㎏)を2本持っている。
愛知県から艦娘の妹を探しに、舞鶴へ行っている。天然女たらし。
菊月の想いに気付く。
誕生日は7月29日。
睦月(本名 緋瀬 結会) 12歳 女
冬谷の実の妹。横須賀鎮守府所属。
元々は一般人だったが、幼少期に記憶を消され、艦娘になった。
そのせいか、今の睦月は上手く艤装を展開出来ない。
艦娘コードネームは駆逐艦睦月型1番艦 睦月。練度は63。
誕生日は7月23日。
菊月 11歳 女
舞鶴鎮守府所属。
とても静かな性格をしている。
数ヶ月前に姉の如月を亡くしており、そのショックで感情をほぼ表せなくなった。
鎮守府に住み着いている猫と遊ぶのが日課。
冬谷の事が好きになった。
好きな物はチョコ。嫌いな物は納豆。
艦娘コードネームは駆逐艦睦月型9番艦 菊月。
練度は58。
誕生日は5月15日。
長良 15歳 女
呉鎮守府所属。
元気で強い。たまに怒られる。
艦娘コードネームは軽巡洋艦長良型1番艦 長良。
誕生日は4月25日。
五十鈴 15歳 女
呉鎮守府所属。
ツンデレ。結構ボーイッシュ。
そっけない感じだが、仲間思い。
艦娘コードネームは軽巡洋艦長良型2番艦 五十鈴。
誕生日は10月29日。
由良 13歳 女
呉鎮守府所属。
雷、鳳翔と続いて面倒見がいい。
だが、少しズレている一面も。
艦娘コードネームは軽巡洋艦長良型4番艦 由良。
誕生日は2月15日。
衣笠 12歳 女
呉鎮守府所属。
青葉と並んだ通称『マスコミ』。
見たまんまを記事にする青葉とは違い、しっかり事実を探るタイプ。
これでも呉鎮守府の主力艦娘。
艦娘コードネームは重巡洋艦青葉型2番艦 衣笠。
誕生日は10月24日。
その他艦娘達(また別に出します)
1話 歩け、進め、立ち止まるな
〜呉鎮守府〜
「ねえねぇ聞いた〜?」
「どうしたの?」
「舞鶴鎮守府の所でさ〜卯月ちゃんが怒られたらしいよ〜?」
「えっ、あの卯月が⁉舞鶴の誰に怒られたの?」
「いや〜それが何か変でね〜」
「え、じゃあそこの提督…」
「でもなくって〜…通りすがりの男の子らしいんだよ〜」
「え"」
「だよね〜わたしもびっくりしちゃったの〜」
「何で一般人の力だけで卯月を伸せられたのさ…」
「そこも変でね〜ぬいぬいの話によると〜…」
「不知火さんがどうしたの?」
「『純高ミスリル製』の鉄パイプを持っていたの〜」
「えっ、純高ミスリル製って、私達の艤装に使われている?」
「そうそう〜面白いよね〜しかもその時、青葉さんも怒られたんだよ〜?」
「あー…新聞に何か書いちゃったんでしょ…」
「そうなの〜だからここにも来ないかな〜って思って〜」
「まぁ…一度、会ってはみたいね…あっ、そろそろ遠征だよ。行こう、文月!」
文月「分かった〜皐月ちゃん〜」
皐月「司令官にいい所見せないとね!」
ーーそんな二人の無垢な願いが、近いうちに叶う事を、今の二人は知らない…
〜道中〜
冬谷「はっくしゅ!」クシャミ
冬谷「風邪でもひいたか…?」
って、あ。
憲兵「ねぇ、君。ちょっとこっちで話を聞いても…」
まーたーだー……
冬谷「何で…」
憲兵「その鉄パイプ…銃刀法違反だよ?」
冬谷「ハァ…ほらこれ、後余り大きな声出さないで〜」つ鉄パイプの許可書
憲兵「あっそうなんだ。ごめんね。ここらへんの他の憲兵にも言っておくから、気を付けてね。」
冬谷「お願いします…それじゃ」
これで……8回目……
冬谷「...袋、買うかな…」
ちなみにあの後、さらに4回憲兵に引き止められた。
〜袋屋〜
カランカラン
店員「らっしゃっせー」
冬谷「すみません、これを入れる袋を二個欲しいんですが…」
店員「……これ、良い鉄パイプだね。素材は多分…」
冬谷と店員「「純高ミスリル製」」
店員「そうそう。これは憲兵避け?」
冬谷「ご最もです…」
店員「はっはっは。結構止められたんだね、その表情を見ると。」
冬谷「はい…所で、店員さんも純高ミスリル製を知ってるんですか?」
店員「うん。俺は前、鎮守府の工廠で工作員をしていたんだ。五年だけだったけどね。」
冬谷「へぇ、そうなんですか…じゃあ、緋瀬勝谷っていう工作員をご存じですか?」
店員「え、君も緋瀬さんを知ってるの?あの人凄く想像力が豊かでねー、よく変な物作ってたよ…それじゃあ、君は…」
冬谷「緋瀬勝谷は父なんです。」
店員「そうなんだー!あの人ね、今も大本営勤務だよー」
冬谷「そうなんですか⁉凄いですね…」
店員「うんうん。しぶとく残ってるよ…でも、この素材を見るの、久しぶりだなぁ…」シミジミ
冬谷「これってあれなんですよ。艦娘に近接戦闘用の武器を作る計画の失敗作なんですよ。」
店員「えーこれが⁉凄いもんこれ。キズや凹みが一切無くて、真っ直ぐなのに…」
冬谷「でも父が『これは重すぎた』って言ってたんですよ。片方だけで30kgですよ?」
店員「あーそりゃ失敗作になるわな。さて、そろそろ袋を持って来るよ。」ガサゴソ
店員「これでどう?」つ黒の袋
冬谷「おお…いいですね。ありがとうございます。あ、これ代金…」つお金
店員「いーよいーよ。緋瀬さんの子供さんってことでタダにしてあげるから。」
冬谷「え、あ、ありがとうございます。それじゃ、さようなら。」カランカラン
店員「あざっしたー」
冬谷「やったぁ、これで憲兵に捕まらなくなる…」
「ごめん君。ちょっといいかな?」
まーたーだー(二回目。)今度こそ…
冬谷「あの、すいません。憲兵さんはちょっと…」
??「憲兵じゃないよ…」アキレ
冬谷「あっほんとだ。すみません。俺、冬谷って言います。あの、貴女の名前は?」
??→由良「長良型4番艦、由良です。こちらこそ。」
冬谷「で、どうしましたか?」
由良「冬谷君、これ、落とさなかった?」つ三日月のキーホルダー
冬谷「ええ⁉なんで落ちて…」
由良「ごめんね。ちょっとぶつかっちゃって…」
冬谷「よ、良かった…だ、大丈夫です。ありがとうございます。これ大事な物なので…」
由良「そうなんだ。それじゃ「あっいた由良〜!」」
冬谷「…増えた…」ボソッ
由良「どうしたの、長良姉さん。」
長良「いきなり居なくなっちゃうからさー、探したよ〜?…おや、この男の子…」ジロジロ
冬谷「な、何でしょう?」
長良「その三日月のキーホルダー…黒髪に先っちょが赤い…変な袋…君…」ジロジロ
冬谷「……ば、バレた?」
長良「貴方…駆逐艦の娘を誑し込んだ冬谷って子?」
冬谷「いやいや何で知ってるっていうか誑し込んだは酷いですよ!!」
由良「えっ、君が?」
冬谷「まぁ…はい…」
長良「……ちょっといいかな…」アサリアサリ
冬谷「ちょ、何をするんですか!」
長良「あっ…た!これ!」つ主砲のキーホルダー
由良「」ガクゼン
冬谷「ああぁぁぁ……何故それを…」ガックシ
長良「いやぁ~...ちょっと小耳に挟んでね~...あっ、五十鈴来た~!」ノシ
五十鈴「お姉ちゃんどこにいたのよ...あれ、お姉ちゃん何を持っているの?」
長良「へ?...い、居な~~い!!!」(゚д゚)!
~西舞鶴駅前~
タッタッタッ...
冬谷「はぁはぁ...よし、取り敢えず次の目的地は「呉鎮守府」そうそう呉鎮しゅf...え”、誰...」クルリ
長良「や♪」ピース
冬谷「...すみまs「逃がさないよ♪」...oh...」ツカマリ
由良「ごめんなさい...止められなかった...」←止められなかった人
五十鈴「...この子、誰?」←止めなかった人
冬谷「何でここが分かったんですか...」
長良「女の勘ってやつ?」(^_-)-☆
冬谷「そ、そうですか...で、皆さんの所属は...」
三人「「「呉」」」
冬谷「ありゃま...後、誰から俺の事を?」
五十鈴「これ見て」つ雑誌
それを見ると。
舞鶴提督『いや~これね、つい先日の事なんだけど、うちの卯月と青葉が怒られたんだよねー。』
舞鶴提督『その怒った子が、男の子なんだけど...』
舞鶴提督『え?名前?だめだめ。教えられないよ。』
舞鶴提督『特徴か...黒髪なんだけど、先っちょが赤みがかっていたな...』
舞鶴提督『あ、後、三日月のキーホルダーを身につけていたような...』
冬谷「...俺だ...」
いや待てよ。この記事青葉のじゃなくないか?誰が...
『制作者 衣笠』
冬谷「なあ、衣笠って、呉?」
由良「あ、うん。」
冬谷「その衣笠って奴に『そっち行ったら覚えてろよ』って伝えてくれ...行き先が正式に決まった。」
五十鈴「...うん。伝えた。で、その行き先って...」
冬谷「勿論、呉鎮守府」
~呉鎮守府~
衣笠「...はっ!」ビクッ
加古「んぉっ、どーした衣笠?」
衣笠「なんか今身の危険を感じた気が...」ピロリン
加古「そーか...LINE来たぞ?」
衣笠「え、あ、ホントd...」ピタッ
加古「...どーした?」
そのLINEには、
五十鈴『「そっち行ったら覚えてろよ」って言ってたよ』
と書かれていた。
ー2話に続くー
早速冬谷キレたなぁ...
陸奥「戦艦、陸奥よ。」
58「伊58、ゴーヤでち。」
陸奥「SS第2部が始まったわね。」
58「でちね。でもまた怒ったでちね...」(´Д`)ハァ…
陸奥「衣笠も馬鹿な事するわね...」(´Д`)ハァ…
58「またお忍びで行ってもいいでちか?」
陸奥「うーん...ちょっと提督に聞いてみようかしら。」
58「お願いするでち。」
陸奥「それじゃあ、」
陸奥と58「「ばいば~い(でち)」」
2部も楽しみに待てるストーリーですね。楽しみに待ってまーす
見てたらワクワクして来ます!