艦これSS 冬谷「設定、用語集。」
注意
本作はこのSSにおける設定のまとめです。
ネタバレが少々あるので、先に本編を見て頂く事を強く推奨します。
特に書くことない…
·艦娘について
艦娘は、海軍が深海棲艦に対抗する為の最後の生命線。
彼女らは体内に『艦因子』を宿しており、その種類は様々。(戦艦や駆逐艦等)
大抵の艦娘は『建造による転生』であるが、稀に一般人に艦娘の適性がつく場合がある。
その場合、海軍によりその適合者は記憶の全てを消され、『艦の記憶』を持った『艦娘』に転生される。
適性確認は決まってはいないので、大人や子供も適性される場合も。(その場合は、その適合者のDNAを採取、それを媒体として建造する)
艦娘になった時、記憶は全て消えるが、その一方、記憶が戻りそうになる時が極稀にある。
その場合、記憶は何かをトリガーとして戻るが、記憶の断片が強い時は、そのせいで艤装が展開出来ず、出撃が出来なくなる。
艦娘になる前の記憶が戻っても、出撃等にはそれほど支障はない。しかし、海軍は何らかの理由でそれを禁じている。
·深海棲艦について
深海棲艦とは、簡潔に言うと『艦の怨念』。
沈んだ艦がその時の怒りや憎しみを具現化させたのが、今の深海棲艦。
深海棲艦を撃沈及び撃破するには、通常の銃等は意味を成さない為、『純高ミスリル製』の武器を使う。
純高ミスリル製の武器は艦娘以外の一般人には到底持てる物ではない。しかし、艦娘と、その親族は使える例がある。(緋瀬冬谷がその一例)
深海棲艦を撃沈させると、稀に艦娘がその場に出てくる場合がある。(これを『ドロップ艦』という)
深海棲艦の中には、会話や接触できるタイプの物もある。一部の提督内では、深海棲艦と会話をして和解を目指す者もいるが、殆ど進展がない。
·冬谷の赫眼について(第1部5話参照)
これについては、まず艦娘の適性と家族構成についてから。
艦娘と一般人の間に子供が出来ると、女の子は大抵艦娘の適性がつく。
男の子はつかないが、母親(艦娘)の影響を受ける事がよくある。
その場合、艦娘の何らかの特徴が男の子の方につく事が多い。
冬谷の母親は(元艦娘の)夕立。
ちなみに夕立は改二で目が赤くなる。(戦闘時のみ)
夕立の赫眼は、本人曰く「なんかゆっくりな感じっぽい」と言っている。
その為、戦闘シーンの「視界の全ての物がスローになる。」というフレーズは夕立の赫眼を引き継いでいる、という事。
·冬谷の深海棲艦化について(第2部後半1話深海側参照)
そもそもの所、深海棲艦は男女どちらでもなる事が出来る。
しかし、深海化するにあたって、精神が弱い人は深海化する前に深海因子に精神を蝕まれてしまう。(つまり治療不可能な心神喪失状態になる事)
でも、逆を言えば精神が強い人、即ちタフな人なら、深海化は成功する確率が上がる。
しかしそこで問題が。深海化すると、それまでの記憶と、感覚のどこか一つが失われるのだ。(この現象は何故か一般の男性のみに現れる)
冬谷の場合、彼は記憶と声帯機能を失った。
·隠岐泊地について(第1部外伝1話参照)
隠岐泊地は元々戦争推奨派の泊地だったが、反戦争派が反乱を起こし、反戦争派の泊地にした。
そこからは人間と仲良く暮らしていた。(一般人も一緒に暮らしていた)
しかし、10年前の事件(戦艦レ級の暴走)で、隠岐泊地と共に隠岐にいた人達も姿を消した。
表向きには『謎の爆破』と報道されてたが、隠岐にいた人達も姿を消したのはおかしいと思わないか?
それは、外伝1話にて隠岐泊地の管理人をしていた者が研究員と共に『一般人の深海棲艦化』の実験をしていたから。
その時に造られたのが、『被験体№005、個体名《戦艦レ級》』である。
隠岐泊地の事件の時、レ級は泊地を壊滅させたが、その時泊地の地下に、隠岐にいた人達が幽閉されていた牢屋があった。
レ級は暴走時、その牢屋も全て壊したとされる。(『歩いて、あった物を壊す。歩いて、動くモノを撃つ。』というフレーズは、その事を表している)
·冬谷の強さの位置づけについて(第1部2、3、5話、第2部前半4話参照)
皆思う筈。「こいつ(冬谷)強すぎねーか?」
それもそう。1本30kgの鉄パイプを片手に1本持ち、音速レベルの弾を弾いて、艤装をベッコベコにする奴に、そういう質問はしたくなる。
冬谷はそもそも、11年前に結会と会うという決心をしていて、その為に強くなっている。(鉄パイプはその時に父から貰った)
唯、その鉄パイプを振り回すには、筋肉と遠心力、そしてそれに反応する動体視力と反射神経が必須である。
たった11年でそれをマスターした冬谷は、おそらく
冬谷>艦娘≧深海棲艦>一般人
という様な位置づけになる。(最強かよと思いきや、冬谷は極度のカナヅチであり、泳げないので、陸上なら最強と言える)
·セレン基戦艦レ級について(第1部外伝1話、第2部2話参照)
上で記述したとおり、戦艦レ級は元々一般人。
艦娘と似ているとは思うが、ここで決定的な違いが。
艦娘はDNAを採取して建造、転生させるが、深海棲艦化の方は深海因子を無理矢理体内に入れるのだ。
つまり、深海棲艦の方は深海因子を体内に入れると、どんな年齢でも14歳前後になるのだ。
そう考えると、セレンの姿は深海因子が衰弱して、元の一般人の姿に戻りかけている、という事になる。
〜4/3(水)更新〜
·艦因子及び深海因子について
艦因子とは、『艦娘のDNA』の事を指すことが多い。深海因子も同様の解釈をする。
上の「艦娘について」に書いた通り、艦娘は年齢に合わない時期に適性反応が出たとき、その適合者のDNAを採取、それを媒体として建造、転生させる。(その場合、媒体となった適合者の性格が出る場合が稀にある)
他人に艦因子を入れると、通常の血液と同様の反応(人体の免疫力が落ちるetc…)が起こる。
深海因子については、血液型等の影響を受けないが、「冬谷の深海棲艦化について」に書かれている様な現象が起こる。
ちなみに壱岐泊地にあった深海因子のサンプルは、深海棲艦から採取したDNAをコピーさせた物。
·無形棲姫について(第2部後半1話深海側参照)
無形棲姫は駆逐棲姫の深海因子を受け継いでおり、色々な所で駆逐棲姫の面影がある。
頭に付いている帽子は全く同一のものであり、頭部左側の髪が僅かに長い。頭髪の色は白が主だが、やはり毛先は赤く色付いている。(やっぱり冬谷だから)
服もノースリーブのセーラー服だが、腕には左右上腕、左右前腕の合わせて4ヶ所にプロテクターが付いている。(ちなみに下半身はスカートではなく、ぶかぶかのズボンを履いています)
脚部分や腕に付いている主砲や魚雷発射管等は、離島棲鬼から「これ動かないわ」とバッサリと言われた為、全て外している。(でもしっかり磨いている)
駆逐棲姫には足が無いが、無形棲姫には足がある。
顔の左側は、目から蜘蛛の巣に似た罅の様な模様が付いており、左目の白目が黒くなっている。右目は白目が白い。(瞳孔は少し青い)
離島棲鬼が最初に無形棲姫を見た時は、「この子駆逐棲姫かしら」と本気で思った程。
〜4/8(月)更新〜
·棒術《土雷》(どらい)について
このSSに出てくる棒術は、冬谷が独自に考案した護身術の様なもの。
意外と海上でも使える。
土雷は、地面の上にいる時限定で使う。
①1歩目で下斜め45度の方向に鉄パイプを突き刺す。
②2歩目と同時に鉄パイプの角度を45度から35度に倒す。
③3歩目と同時に鉄パイプを振り上げる。
この手順でやるのだが、②のタイミングが結構シビアで、倒し過ぎたり倒しきらなかったりするとうまく出来ない。
·棒術《剛破》(ごうは)について
これも同じく護身術の一つ。
①1歩目で鉄パイプを下から後ろに持っていく。(この時にスピードに乗せておく)
②2歩目で鉄パイプを後ろから上に持っていく。(この時にスピードはMAX)
③3歩目で鉄パイプを遠心力と共に振り下ろす。
これは上手く行けば深海棲艦も一撃で倒せる。
·棒術《風爆》(ふうばく)について
同じく護身術の一つ。
①1歩踏み出すと同時に屈む。
②地面スレスレで鉄パイプを構える。
③①で踏み出していない方の足を軸にして、遠心力と共に一回転。
これは地上では自分の周りに砂埃を起こして目くらましにして、海上では水面に衝撃を起こして壁を作ったりする。
殺傷能力はある。
〜4/22(月)更新〜
·棒術《白纖》(はくせん)について
護身術の一つだが、これは冬谷が無形棲姫の時に編み出した。
①赫眼を起動した状態(台詞のかぎ括弧が【】の時)にする。
②飛び道具の距離、スピード、大きさ等を把握する。
③赫眼の遅延速度を最大にし、全て弾き落とす。
これは一般人にはとても出来る技ではない。
夕立の赫眼を引き継ぎ、深海棲艦になって、そして艦娘に転生した冬谷だから出来る棒術である。
·無月について(第2部後半5話深海側参照)
艦娘コードネーム、『未完体特殊型壱番艦 無月』。
特殊体深海棲艦、『無形棲姫』の体を媒体とし、艦霊(艦娘が沈んだ時にごく稀に出来る幽霊)の『如月』と融合した艦娘。
名前の由来は無形棲姫の無と如月の月を繋げて、らしい。
服は睦月型の制服を少し着崩していて、髪の色は黒ベース。少し白く色付いている所もあるが、毛先の赤色は健在。
ちゃんとズボン。(艦娘になってスカートなんてヤバイからね)
顔の罅や左白目が黒い等は引き継いでいる。
艦娘に転生したことにより、動体視力や反射神経等の運動神経も急激に発達。
コードネームの『未完体特殊型』については現在は不明。
ちなみに罅と黒い白目は隠すことができる。(戦闘時に赫眼と一緒に出る事が多い)
〜4/28(日)更新〜
·冬谷もとい無月の性別等について(第2部後半5話深海側参照)
皆思う筈。「こいつ男?女?」(多少のデジャブ感)
そう。冬谷もとい無月は元々男。しかし如月と融合して艦娘になった。そう考えると、どっちだとなる。
それに答える前に、体内の艦因子の割合について。
艦娘には、「通常因子の割合」と「艦因子の割合」というのがある。
建造による転生の場合、艦因子の割合は90%を超える。残りの10%は通常因子の割合になる。
適性からの転生は艦因子と通常因子の割合の比が5:5になる。
それに対し冬谷は、艦因子と深海因子と通常因子の割合の比が2:1:1という、特例なのだ。
深海因子は無形棲姫から、艦因子は如月から。(ちなみに如月は建造による転生で、艦因子の割合は96%)
深海因子は深海棲艦、つまり女性から採取される。(深海棲艦は基本女性がなる)
つまり冬谷の男性と女性の割合の比は、1:3となる。
このことから、冬谷もとい無月は事実上「女」となる。しかし、陰茎はあるので、両性具有となる。
あー頭が痛い。疲れてきた。けど頑張る。
陰茎はあるが、水着とかを着る時はどうすれば良いかと如月に(勇気を振り絞って)言った所、『隠せるわよ?』とあっさり答えられた。
冬谷は勇気を振り絞った事をちょっと後悔した。
·大本営直属特殊任務部隊『FRACK』について(第2部後半4話艦娘側参照)
FRACKとは、嵐斗が所属している特殊部隊の事。
大本営から出る特殊司令(内偵、悪行の鎮圧、危険海域の偵察、及び停戦交渉等)を担当する。
海域に出るので、FRACKの隊員達は特殊な艤装(一般人でも展開、操作できる)を着用する。
FRACKの隊員はそれで生き残れる者だけがなるので、よく艦娘の親族が隊員になる。
その中でも嵐斗は、隊長を務める。(つまり一番強いが、あまり隊長はやりたくなさげ)
しかし無形棲姫の資料を見た瞬間、「こいつはライバルだ」と心に決めた。
FRACKには階級制度があり、上から順に黒→赤→青→白という風になっている。
この部隊は表には全く出ないので、ニュースには出ない。しかし報酬金がウマい。(良い司令だと10万は軽く超える)
〜4/30(火)更新〜
·艦霊について(第2部後半4話深海側参照)
艦霊とは『深海棲艦になれなかった艦娘』の事。
艦娘は沈んだ時に深海棲艦になるが、怨念が弱い等の異例があると、稀に幽霊となる。
いくつかの艦娘から目撃情報があるが、今までしっかりと確認できた事はない。
しかしここで登場したのが如月。
これまでにない艦霊のタイプで、会話が出来て目視出来る。
これは佐世保提督によると「バレたら大本営に直行されて他の鎮守府に行けなくなるんちゃう?」との事。
つまり今の冬谷は大変危険な状態という事。
〜5/22(水)更新〜
·旧大湊鎮守府について(第2部外伝参照)
旧大湊鎮守府はいわゆる「ブラック鎮守府」。
提督は萩幸一と嵐斗の実の父親、萩雅之。
彼は数年前迄は真面目で優しい提督だったが、妻の萩真波(旧姓 野崎真波)との関係が拗れ離婚、戦績も下がり、遂には「捨て艦戦法」にまで踏み込んだ。
それに逆らう艦娘を薬漬けにし、暴行を繰り返し、彼自身の手で殺害もしてしまう。
罪状は、「文書の偽装」、「艦娘に対する暴力や薬の使用」、「『捨て艦戦法』による艦隊の軽視」、「殺人」、「艦娘の買収」、「資材の違法売買」の6つ。
彼はFRACKにより処刑、処分され、新しい提督の鳥羽圭人が着任した。
今の新大湊鎮守府はブラック鎮守府の様な事は無く、健全な鎮守府として稼働しているという。
〜5/29(水)更新〜
·菊月について(第2部後半参照)
菊月は強くなった。(唐突)
第2部が終わった時点で既に練度は88に達している。
理由は、後半2話艦娘側から分かるように、冬谷の赫眼を受け継いだから。
どうやって?っていうのは、1部の5、6話のキス。
そこから冬谷のDNAが入っていったと思われる。
(2回もキスしてるからね)
その赫眼が底上げされて、練度が異常に上昇した。
もちろん本人は気付かない。(冬谷も未だに気付かない)
また更新します。
本編を出すごとに更新するので質問待っています。
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