2019-05-20 22:11:10 更新

概要

もう一人、見据えた者。


前書き

※注意

このssには本別とは違い、過度なグロテスク描写が書かれております。
グロテスクなのが大丈夫ではない方はご注意下さい。

ミア·フォルティス·差崎 13歳 女

FRACKのナンバー2。
機械弄りが得意。嵐斗とはパートナー。
ハーゲンダッツが大好き。
だから嵐斗にいつも買って貰ってる。(代金は帰って来てから渡してる)
犬派。
誕生日は9月30日。



※お知らせ※


先日、ハーメルンで小説の執筆を始めました。

世界観はここと同じですが、時間をバラけさせた短編集みたいなものになっています。

そちらもぜひご覧下さい。

↓ハーメルンの小説のURL↓

https://syosetu.org/novel/191367/

(リンクをコピーして開いて下さい)

ユーザー名→llight

小説名(長くてすみません)→『零度の一途で二極化した三先、四凶に誘われ五光を灯す。六天の下で七賢の知を受け、八色、九霄に渡る。』



外伝3話 優しい「破壊者」


ザザ…ガガーッピピピピ…


『聞こえる?』


「おーう感度良好。大丈夫さー」


『うん…じゃあ、いつものようにどーぞ。』


「ねー、これって良かったら殺っちゃって良いのー?」


『大丈夫よ。上からそう言われてる。』


「ありがとー…んじゃ、15…いや、10分で終わらせるわ」


『はいはい。それじゃまた』


「ういー」


プツン


「さってと…まずは門番だな。」タッタッタッ



12月29日、22:50。


世間では大晦日や新年に向けての仕事やらなんやらで大忙しな時期だ。


そんな一般の方を守るための組織、軍。


俺が所属しているのは海軍の…えっと、……(名前何だっけ)……そうそう。大本営直属特殊任務部隊『FRACK』。


なっがい名前だけどちゃんと部隊としては機能してる。(6人位しか居ないけど)


結構検査とかも厳しくて、学力、体力、瞬発力とかを200点満点で検査してもらうんだ。


俺はそこをトップ通過している。(適当にやってただけなのに…)


まぁその話は置いといて、今日はその部隊での指令をやってる所。


場所は大湊鎮守府。


表向きは評判が凄いんだけど、艦娘の轟沈報告が何か合わなくてね…


考えられるのは、「捨て艦」戦法。


本当は頭が痛くてやりたくなかったんだけど、本営からやってほしいと言われてね…


(本当は違う理由だけど)


あーヤバイ。何か色々思い出してきた。



話は変わるけど、俺には幼馴染が居るって本編で言ったよね?


そうそう。紫音の事。


あいつは艦娘になる前、すっごい甘えん坊だったんだよ。


今じゃあ殆どしなくなったけど、たまに甘えて来るのは可愛い。


夜なんて手を繋いで歩かないと部屋に行けないって言ってとても苦労したよ…


紫音は艦娘になっても記憶が残ってる『特例』で、それで人に対しての当たりも柔らかい。(何か他の鎮守府ではとんでもないらしいけど)


まぁそんなこんなで、この関係になった。海軍所属の兄妹ってな。


……ん?俺が海軍所属になった理由?


……えー…聞きたい?


つ[聞きたい]


……本当にってかどっからカンペ出たんだよ。


……まぁいっか。理由だけど、紫音が艦娘になった時だから、6年前かな…



〜6年前〜


らんと(8歳)「しおん早く大人になってくれ…」


しおん(6歳)「えっ何で?」


らんと「ずっとくっつかれるとね?大人になれないんだよ…」(´Д`)ハァ…


しおん「大丈夫!しおんはお兄ちゃんにくっついたまま大人になるもん!」フンス


らんと「それは大人じゃ無いと思う」


しおん「じゃあお兄ちゃんはしおんの事が嫌いなの?」ウルウル


らんと「そういうことじゃない」


…結構疲れたよ。


おっと、そろそろこっち(大湊鎮守府)も見たいでしょ?



嵐斗「…これでも使うか」煙玉


憲兵「…眠…」フワァ


モクモク…


憲兵「…?ヤバイ、周りが…」カマエ


嵐斗「おやすみなさい」ヒュッ


トンッ←憲兵を気絶させる


憲兵「おごっ…」ドサッ


嵐斗「……おーい?反応あるー?」


ザザザ…


??『はいはい』


嵐斗「今から潜入するよー」


??『はいよー』


嵐斗「帰ったら何か買ってこよーか?」


??『ハーゲンダッツ』


嵐斗「即答かよ…分かったから、な?『ミア』」


ミア『ちゃんとクッキークリームにしてよ?』


嵐斗「わーったわーった…そんじゃ。」


ミア『はいよ。いってらー』プツン


通信機からの声は、ミア·フォルティス·差崎。


FRACKのナンバー2。機械とかに優れていて、俺のパートナーみたいな奴。


でも何回か体術でぶちのめされた記憶があって…うっ、頭が…


キィー…


嵐斗「…地下か」


タンタンタン…


ガコンッ


嵐斗「…酷いな…」


これは酷い。艦娘を薬漬けにしているのか…


何人いるんだこれ。ざっと…40かな?


憲兵2「…誰だ!」ガチャッ


おっと憲兵だ。まぁ向こうは一人。だから…


嵐斗「さようならー」ヒュッ


ゴシャッ


壁に憲兵の頭を叩きつける。たったそれだけ。それだけで、憲兵の頭は豆腐の様に潰れる。


憲兵2「オブゥ」


ザッザッザッ


「こっちか?」「ああ。この下…」「見つけ次第殺せ!」


嵐斗「…典型的ブラック鎮守府だ」チャキッ


手持ちのナイフを逆手に持ち、もう片方の手に拳銃『プファイファー·ツェリスカ』を構える。


プファイファー·ツェリスカって世界最強の拳銃って言われてるんだよね。象の頭蓋骨貫通出来るんだよ?


まぁそれは置いといて、そろそろかな?


カウント…


ザッザッザッ


3…


「憲兵は?」「応答がありません」


2…


「死んだか?」「恐らくですが。しかしこの人数なら…」


1…!


「よし、何処に居るかわからないから慎重に…」



0。



バッ


憲兵3「⁉何時から」バッ


嵐斗「フッ!」ガチッ


ドバンッ!


やっぱりプファイファー強いな。一発で憲兵の頭吹き飛ばしたぞ…


憲兵4「くっそ…」スッ


嵐斗「そこか」ヒュッ


後ろに回った憲兵は、ナイフで応戦。まぁ…


ザクッ←首にナイフを刺す


憲兵4「おごぉ…」


すぐ殺すから良いんだけど。


憲兵5「くっ…こいつ何者だ!?」


嵐斗「いーわないっと!」ビュッ


ズブッ


憲兵5「ごぉ…」


嵐斗「…あれ、これだけ?」


あらら。もう居ない。


嵐斗「…まいっか。えーとワクチンワクチン…あった。」ゴソゴソ


プシュッ


艦娘「ぅぁ…」カクンッ


嵐斗「…気が遠くなりそう」


〜20分後〜


嵐斗「やっと終わりかな…?さて、軍用救急車の要請っと…」ポチポチ


ミア『もう終わったの?』


嵐斗「うん」


ミア『今日はいつにも増して速かったわね』


嵐斗「まぁねー…あ、ここの提督さんどうする?」


ミア『それなんだけど…元帥からで「殺してしまって構わない」ってさ。』


嵐斗「オッケーオッケー…そーいやどしたん?さっきから」


ミア『いや、その…』


嵐斗「ここの提督さんが何か問題あり?」


ミア『その…大湊の提督さん、貴方の父親…』


嵐斗「…あー、うん」



嵐斗「殺すわ」



ミア『(ホッ)分かった。ハーゲンダッツ、宜しくね?』


嵐斗「分かったから。んじゃ」プツン


俺の父親ってこーさん違うよ?こーさんは兄だからね?


嵐斗「よーっし…何処だっけ」テクテク


〜10分後〜


嵐斗「…」キキミミ


「まだ捕まえられないのか!」


「申し訳ありません!」


「ちっ…ったく、使えない奴らめ…」


嵐斗「…(つくづく、腐ってんね…)」


コン コン


大湊提督「…誰だ」


嵐斗「はいるよ」ガチャ


大湊提督「!!…お前…嵐斗か…?なんでこんな所に…」


嵐斗「えー、大湊鎮守府提督、萩雅之。度重なる文書の偽装、艦娘に対する暴力や薬の使用、捨て艦戦法による艦隊の軽視などなど…計6の罪で、只今よりFRACKの名の元に制裁を下させて貰う。」ガチャッ


大湊提督「は…?」


憲兵6「証拠は何処にある!」


嵐斗「資料室の奥から3番目、上から4段目の右から6冊目の本の裏にあるボタンから、地下室を発見した。」


大湊提督「……それで、お前は実の父親を殺「違うよ?」」


嵐斗「父さん…じゃないや。お前はもう、犯罪者だよ。さよなら」ガチッ


バゴンッ!


大湊提督「あがっ…」


憲兵6「提督殿⁉き、貴様…」


ザクッ


憲兵6「あ…ぁあ?」


嵐斗「もう君達は、助からない。」


ドサッ


嵐斗「ミアー?終わったよー?」


ミア『はいはい…じゃあ、いつものやるの?』


嵐斗「やるに決まってんじゃん」カチッ←放送器具のスイッチオン


嵐斗『あーあー聞こえるー?』


ザワ…ザワ…


嵐斗『俺はここの鎮守府の提督を殺した。勿論合法でな。』


嵐斗『憲兵も同罪として皆殺し。地下室に幽閉されていた君らの仲間も無事だ。』


嵐斗『後日君達の所に、信頼出来る新しい提督を置くから、ゆっくりしてて良いぞ、出撃も当分なしだ。』


嵐斗『あ、言い忘れてたわ。』



嵐斗『君等はたった今から「自由」だぞ。』




ワァ…ホントニ…?


嵐斗「ミア?これから帰るよー」


ミア『はいはい。』


嵐斗「んじゃ」プツン


……という事で、この事件は終わり。


知ってる?これだけで10万は普通だよ?


あ、俺はちゃんとATMに入れてるよ?


さて、帰ってハーゲンダッツ買わなきゃ…


嵐斗「…明日はオフにしてもらお」


ー終ー


後書き

次回で遂に第2部が完結!

嵐斗「嵐斗でーす」
ミア「ミアよ」
嵐斗「聞いた?大湊鎮守府、凄くホワイトになったんだよ」
ミア「そうなの?薬漬けにされてた娘達も?」
嵐斗「完治して頑張ってるらしいよ」
ミア「そうなの…良かったわね。」
嵐斗「そーだな。所でミア、第2部がもう終わるぞ?」
ミア「私出てないわよ」
嵐斗「早めに出れると良いな」
ミア「…そうね。それじゃ、さようならー」ノシ
嵐斗「バイバーイ」ノシ




嵐斗「…はいよ、ハーゲンダッツのクッキークリーム」つハーゲンダッツ
ミア「…ありがと」モライ
嵐斗「さて、食うかー」
ミア「…それ何味?」
嵐斗「ん?抹茶」
ミア「…少し交換する?」
嵐斗「良いよー」


このSSへの評価

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SS好きの名無しさんから
2019-07-12 07:06:51

SS好きの名無しさんから
2019-05-20 22:23:37

このSSへの応援

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SS好きの名無しさんから
2019-07-12 07:06:52

SS好きの名無しさんから
2019-05-20 22:23:35

このSSへのコメント

1件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-05-20 22:24:06 ID: S:5Cn-dx

面白かったです‼︎
次回も楽しみです‼︎


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