東方宴会劇 プロローグ
あらすじ
みんなで宴会しようぜ
注意点
東方Projectの二次創作です。原作設定との乖離やキャラ崩壊が見受けられるかと思いますがご了承ください。以上の点をご理解頂いたうえで読んでいただけると幸いです。
一言
プロローグなので短めです。
では、参りましょう。
〜博麗神社〜
魔理沙「おーい、霊夢ー。」
霊夢「ん…。」
魔理沙「なに軒先で寝てるんだよ。」
霊夢「ふぁぁ…、別にいいでしょ。やることは、やったわよ。」
魔理沙「ったく、相変わらずだな。」
霊夢「ほっとけ。」
魔理沙「…なぁなぁ、今朝の新聞見たか?」
霊夢「新聞?あぁ、ざっと見たけど…。で?」
魔理沙「ほら、新聞に面白そうな事書いてあったじゃんか。」
霊夢「え、あったっけ?」
魔理沙「ちゃんと見ろよ〜。ほら、ここだよ、ここ!」
霊夢「ん?『満月の夜に宴会開かれる』…。満月の夜っていったら…あ、明日ね。明日宴会って急ねぇ。でも、これがどうかしたの?」
魔理沙「この記事、おかしくないか?いつもなら場所とか時間とか決められてるのにさ。」
霊夢「まぁ確かに変っちゃ変ね。文のミス?…いや、無いか。あいつ話をおかしくしたりすることはあるけど、こんなミスは絶対にしないものね。」
魔理沙「霊夢、問題はそこじゃないぜ。重要なのは、開催場所が書かれてないことだ。」
霊夢「はぁ。」
魔理沙「つまり、誰でも宴会を開催出来るってことだぜ。」
霊夢「…どういうこと?」
魔理沙「この記事には開催場所が書かれてないだろ?なら、開催します!って、言った所が開催場所になるわけだ。」
霊夢「まぁ、そうね。」
魔理沙「じゃあもし、2ヶ所、あるいは3ヶ所が同時に開催宣言すれば、どうなると思う?」
霊夢「…会場が2、3ヶ所出てくるわね。」
魔理沙「そう!ってことは、うまくいけば、幻想郷全土で大宴会ってことになる可能性もあるんじゃないか?」
霊夢「まぁ…ないわけじゃないけど…、そんなに開かれる?」
魔理沙「普通にはキツイと思うぜ。普通には、な。」
霊夢「…わかった。あんたが焚きつけて色んな所に宴会開かせるってわけね。」
魔理沙「そう!ただ、一つ言わせてもらうと、私と、霊夢でな。」
霊夢「はぁ!?なんで私がそんなことしなきゃいけないのよ!」
魔理沙「いいじゃんかよ〜。楽しそうじゃん、大宴会。」
霊夢「別に。私はどのみち宴会準備もしなきゃいけなくなったわけだし、そんなことする時間もやる気もないわ。」
魔理沙「なんだよ、ノリ悪いな〜。」
霊夢「…」
霊夢「…待って、大宴会ってことは色んな所で宴会が開かれるわけよね?」
魔理沙「お、おう。」
霊夢「ってことは、博麗神社でわざわざ宴会開く必要も無いわよね。」
魔理沙「まぁ、他が開いてるからな。」
霊夢「じゃあ私はただでお酒とご飯にありつけるってわけよね!?」
魔理沙「ま、まぁ。」
霊夢「その話乗った!いいじゃない、大宴会!」
魔理沙(本当、現金なやつだ…。)
魔理沙「ま、理由はどうであれ、乗ってくれるに越したことは無いけどな。」
霊夢「行きましょ、魔理沙!まずはどこ?紅魔館?」
魔理沙「そうだな、あそこは宴会開くか?って言ったら二つ、いや一つ返事で開きそうだしな。」
霊夢「じゃあ行きましょ!」
魔理沙「おう!」
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