2019-04-21 16:23:32 更新

概要

あらすじ
みんなで宴会しようぜ

注意点
東方Projectの二次創作です。原作設定との乖離やキャラ崩壊が見受けられるかと思いますがご了承ください。以上の点をご理解頂いたうえで読んでいただけると幸いです。

一言
萃香「宴会は誰一人欠けちゃいけないのさ!!」
自分(全キャラ出せと…)

では、参りましょう。


~博麗神社~

ガラッ

魔理沙「おい、霊夢!宴会だぜ!!」

霊夢「…ふぁぁ。何よ、魔理沙。まだ朝よ…」

魔理沙「いやー、予想以上に大宴会になりそうでさ、居ても立っても居られくなってな。」

霊夢「わからなくも無いけど、にしても早すぎ。ちょっとは落ち着きなさいよ。」

魔理沙「わかったよ。ってか霊夢、一緒に焚きつけるって話だったのに全然ついて来てくれなかったじゃないか。紅魔館でずっと喋りやがって。」

霊夢「悪かったわよ。私としては一ヶ所でもお目当ての宴会場が見つかれば良かったから、紅魔館が開くってのを聞いた時点で役目は終わってたのよ。」

魔理沙「まったく、寂しかったぜ〜。」

霊夢「思っても無いくせに。で、どうだったの?焚き付けの結果は。」

魔理沙「上々だぜ!私が焚き付ける前から宴会開くって言ってるところもそれなりにあってな。」

霊夢「そうなの?じゃあ今頃ほかの所は宴会準備の大詰めってところかしらね。」

魔理沙「だな。きっと忙しいだろうな。」

霊夢「本当にね。」

霊夢「それじゃあ宴会が始まるまで、他の所の様子、聞かせてもらえる?じっくりと。」

魔理沙「ったく、のんびりしてるな。」

霊夢「まぁね、今回は私はお客様だからね。」

魔理沙「確かにな。じゃ、宴会が始まるまで、のんびり雑談だな。」

霊夢「頑張るのよ~、他の宴会主催者さん達。」






~人里~

神子「さて、二人とも。最後の一仕事、頑張るよ。」

屠自古「はい、太子様。」

布都「しっかりと宣伝しますぞ!」

?「あら、豊郷耳さん。」

神子「ん?」

聖「ごきげんよう。」

神子「これはこれは、どうも。」

聖「いよいよ宴会当日ね。」

神子「えぇ。まぁ悔いのないように、せいぜい尽力してくださいな。どこかの宴会には負けぬように。」

聖「あらあら、流石ですね、豊郷耳さんは。その余裕たっぷりの表情、羨ましい限りだわ。まぁ、その余裕な顔がいつまで続くかはわかりませんけど。」

村紗「自分たちで言うのもなんだけど、結構いい宴会になりそうだよ。」

一輪「せいぜい頑張るのよ、そっちも。」

布都「ふん、我らだって最高の宴会を準備したぞ。のぅ、屠自古?」

屠自古「だね。はっきり言って、負ける気しな…」

布都「…ん?どうした、屠自古?」

屠自古「え、なに…」

一輪「ふん、実力差にやっと気づいたみたいね。はっきり言って…」

村紗「一輪、ちょっと…」

一輪「なに、村紗?」

村紗「あれ…」

一輪「あれ?」


ガヤガヤガヤガヤ


早苗「さぁ皆さん、どうですかー!!宴会の朝に、飲む焼き芋、いかがですかー!」

穣子「秋の実りを使って作ったジュースもありますよー!」

里の人1「え、これはただでもらっていいの?」

静葉「はい、宴会の朝のサービスですよ!」

里の人1「へぇ、すごいね。じゃあ飲む焼き芋、一つもらってもいいかな?」

静葉「はい。お燐ちゃん、お空ちゃん。」

お燐「お空、今!!」

お空「はい、いっちょあがりーー!!」

里の人2「へぇ、これはうまいなぁ。」

里の人3「これで仕事にも精が出るな。」


村紗「いや、確かに今日は宴会だけどさ…」

屠自古「まさか朝から動くなんて…」


里の人4「しかし、凄い品揃えだなぁ。ちなみに、お酒なんてものは置いてないかい?」

早苗「はい、秋の神様直伝の日本酒を用意させてもらってます。さすがにお酒は朝からは配れないので、皆さんの仕事終わりに配りますね!」

里の人4「へぇ、お酒まで配ってくれるのか、凄いな!」

穣子「ちゃんとみんなの分作ってるから、安心して待っててくださいねー!」

里の人5「宴会ねぇ…」

赤ちゃん「あーっ!あーっ!」

里の人5「おぉ、よしよし。」

にとり「あの、良かったら、これをぜひ…」

里の人5「これは…?」

早苗「それは赤ちゃんにも使える防音機能抜群の耳栓です。きっと宴会中は騒がしくなるので、赤ちゃんを寝かしつけるときにぜひ使ってください!」

里の人5「あら、助かるわぁ。ありがとうね。」

早苗「もし他の方で静かに夜を過ごしたい方がいたらぜひ遠慮なく使ってくださいね!!」

里の人6「すごいな、至れり尽くせりだな。」

里の人7「本当だな。これは、守矢神社か?」

里の人6「だな。俺、今日から守矢神社信仰しよっかな。」

里の人7「俺も俺も。」

早苗「さぁさぁ、皆さん。いかがですかー!」

穣子「…ふぅ、凄い盛況だね。」

静葉「えぇ、本当に。」

にとり「あぁ、緊張した…」

にとり「にしても、早苗、やるね。まさか宴会の朝からこんな人里で炊き出しするなんて。」

穣子「きっと誰も思いつかなかったよ。」

早苗「そうですね。新聞には宴会が今日とは書いてありましたが、今日のいつとは書いてませんでしたからね。」

静葉「宴会は普通夜なのにね。」

穣子「本当、常識にとらわれないなぁ。」

お空「お燐、疲れたー!」

お燐「私もへとへと…」

穣子「二人とも、もう少しだから頑張って!」

静葉「…あら?」


神子「…」

聖「…」


静葉「あちらに別の宗教家さん方が茫然と見てらっしゃるけど、どうします?」

穣子「挨拶してきたらー?」

早苗「クスッ、そうですね。」


早苗「お疲れ様です、豊郷耳さん。聖さん。」

神子「ど、どうも…」

聖「これは、どういったことを…?」

早苗「見ての通り、秋の実りを配ってるだけですよ。あと、夜にはここ人里で日本酒を配ろうと思ってます。」

神子「日本酒を、」

聖「配る…」

早苗「そういえば、お二方は今晩宴会を開くんでしたっけ?私たち守矢神社も一応宴会は開きますけど、そちらのような本気の宴会会場には到底敵いません。ですので、私たちには構わず気兼ねなく宴会を開いてください。」

神子「あぁ、うん…」

聖「えぇ、そうね…」

早苗「そちらも、信仰を獲得するため…、いえ、里の人に喜んでもらうために宴会を開くんですよね。方法は違えど、お互い里の人に喜んでもらえるよう頑張りましょうね。」

早苗「では、失礼します!」

タッタッタッタッ

屠自古「まさか、守矢神社が…」

村紗「完全に眼中に無かった…」

布都「これでは、もう…」

一輪「…」

神子「…完敗、だな。」

聖「…ですね。」

神子「聖さん、ちょっと、相談があるのだけど。」

聖「何かしら、豊郷耳さん。」

神子「今日、そちらの宴会を訪ねてもいいかしら。ちょっとやけ酒したい気分で。」

聖「…奇遇ね、私も同じ気分だわ…」






~魔法の森~

ネムノ「よっ、このっ」グサッ

アリス「あ、鹿が…」

成美「アリス、大丈夫?顔真っ青だけど…」

アリス「ごめん、慣れてないのよ。生き物の死ぬとこ見るの…」

成美「へぇ、アリスにも意外な弱点があったのね。」

ネムノ「ほい、いっちょうあがりだべ。」

成美「ありがとー。」

アリス「あ、ありがと。よくできるわね…」

ネムノ「これぐらい大したこと無いべ。こっちだって生きるためにやってるんだ、仕方ないことだ。」

アリス「そうよね…」

成美「まぁその分感謝していただかないとね。」

アリス「…そうね。」

ネムノ「ところで、そこの妖精たちは何してるんだ?」

アリス「あぁ、あの子たち?」


ラルバ「いいー?まず、チルノがここでさ…」

チルノ「へぇ、なるほど…」

ラルバ「で、サニーちゃんがここでさ…」

サニー「ふむふむ…」

ラルバ「リリーちゃんもこうやって…」

リリー「…ん?わかった…、ふぁぁ…」

大妖精「レティさんにも手伝ってもらった方がいいかな?」

ラルバ「だねー。あと、私も手伝うよ。」

チルノ「うーん…」

大妖精「チルノちゃん、大丈夫そう?」

チルノ「うん、任せて!よくわかんないけど、とりあえず凍らせればいいんでしょ!!」

大妖精「いいの、それで!?」

ラルバ「www」


アリス「なんか宴会が始まる前にやりたいことがあるんだって。」

ネムノ「へぇ、やりたいことか。何をするつもりだべ。」

アリス「それは私にもわからないわ。」

成美「いいの?アリスは何もしなくて。」

アリス「いいのよ、むしろ私が余計なことすると興が冷めるわ。あの子たちに任せるのが一番よ。」

成美「なるほどね。」

アリス「ま、もし万一おかしなことになったら、その時はなんとかしなきゃだけどね。」

成美「尻拭いね、了解。」






~夜雀の屋台~

ミスティア「~♪」

ミスティア「…ふぅ。どうだった?」

橙「はい、すごくきれいでした!」

幽々子「流石ねぇ。」

紫「宴会のつまみに聞きたいものだわ。」

ミスティア「ごめんなさいね、今晩は別のテイストの音楽をやろうと思っててね。」

紫「…あぁ、あれね。」

幽々子「私は嫌いじゃないわよ。」

橙「どんな歌なんですか?聞いてみたいです!」

ミスティア「じゃあ、今晩ぜひ人里の演奏会を聞きに来てね。私も出るから!」

橙「はい!」

隠岐奈「…」

紫「隠岐奈、調子はどう?」

隠岐奈「うーん、妖夢と藍に扉の確認をしてもらってるんだけど、魔法の森と守矢神社がねぇ…。扉をつけた人がまだ会場にいないから動作確認のしようがないのよね。」

紫「なるほど。でもまぁ、仕方ないわよ。」

幽々子「まだ時間はあるのだから、焦らなくていいんじゃないかしら?」

隠岐奈「そうねぇ、本当は早めに終わらせたかったのだけど…」

バタン

妖夢「戻ってきました。」

藍「お疲れ様です、ただいま戻りました。」

隠岐奈「お疲れ様、どうだった?」

妖夢「紅魔館、大丈夫です。」

藍「命蓮寺は大丈夫でした。しかし、神霊廟が諸事情により会場提供をやめるそうです。」

隠岐奈「なるほど、なるほど。」

幽々子「じゃあ四か所ってことかしらね。」

紫「そうね。」

妖夢「隠岐奈さん、他にやることはありますか?」

隠岐奈「そうね、もう特には無いかしら。紫、幽々子、あとは私が何とかするかわ。」

紫「そう?じゃあ先に戻ってるわね。」

幽々子「妖夢~、お腹空いたわ~。」

妖夢「わかりました、戻ってお昼ごはんにしましょう。」

橙「藍しゃま、私もお腹空きました!」

妖夢「あ、橙ちゃんも来る?」

橙「やった!行きます!」

藍「もう、こら、橙ったら…」

幽々子「大丈夫。紫、一緒にお昼ごはんにしましょ。」

紫「ありがと、では遠慮なくそうさせてもらうわ。藍も、来なさい。」

藍「迷惑にならないのであれば、ぜひ行かせていただきます。」

幽々子「隠岐奈も、来る?」

隠岐奈「いや、私はもう少しここで仕事してるから、気にしないで。」

幽々子「そう、わかったわ。」

紫「宴会が始まったら、またここで落ち合いましょうか。」

隠岐奈「えぇ、よろしく頼むわ。」






~永遠亭~

清蘭「てゐちゃん、いいでしょ?せっかくの宴会なんだし。」

鈴瑚「お願い~。」

てゐ「嫌だよ、めんどくさい…」

レイセン「まぁまぁ…」

鈴仙「まったく…」


輝夜「仲良いわねぇ。」

豊姫「本当ですね。」

永琳「鈴仙とてゐは普段月の兎には会えないから嬉しくなってるのよ。特に鈴仙は。」

依姫「月の兎達も、ずっと鈴仙含めた地上の兎に会いたがってましたよ。」

永琳「あら、そうなの。」

依姫「にしても…」


清蘭「ねぇ〜」

依姫「こら清蘭、それに鈴瑚。厚かましいお願いをしない。」

清蘭「はーい…」

鈴瑚「わかりました…。」

永琳「てゐも。いいじゃない、案内してあげれば。」

てゐ「いやいや、師匠。いくら長生きしてる私だって今日の宴会は特別。私だって楽しみたいんですよ。」

永琳「はぁ、まったく…」

鈴仙「てゐ、あんた昨日宴会の下見してたんでしょ?なら案内してあげればいいじゃない。」

永琳「あ、そういえばそうだったわね…」

てゐ「うっ…」

鈴瑚「え、そうなの?」

清蘭「なんだ~、案内してくれる気満々じゃん。」

てゐ「いや、それはそれ、これはこれというか…」

輝夜「てゐ、これはもう逃げれないわね。」

てゐ「ぐっ…」

てゐ「…なぁ鈴仙、一緒について来てくれないかい?私一人だけじゃ不安というか…」

鈴仙「えぇ、私も?いや、私はその…」

豊姫「クスッ」

豊姫「うどんげ、あなたが行く必要無いわ。代わりにレイセン、あなたが行ってあげればいいじゃない。」

レイセン「え、私ですか?」

依姫「そうだね。うどんげは地上の友達と遊びたいだろうしね。」

鈴仙「あ、すいませんわざわざ…」

レイセン「わかりました。自信は無いですけど…」

永琳「大丈夫よ、何かあったらうどんげが責任取ってくれるから。」

鈴仙「あ、そうなるんですか…」

清蘭「そっかぁ…。じゃあ鈴仙、時間があったら一緒に飲もうね。」

鈴瑚「飲もー!」

鈴仙「そうね、ぜひ。」

清蘭「じゃあてゐちゃん、散歩行こっか。」

鈴瑚「行こー!」

てゐ「はいはい。」

レイセン「あと一時間強で日も暮れますけど、どうしましょう。夜までに戻って来た方がいいですか?」

豊姫「いえ、気にしなくていいわ。好きに動きなさい。」

レイセン「わかりました。では行ってきます。」

依姫「うん、いってらっしゃい。」

鈴仙「あ、いざとなったらてゐは倒れない程度に殴っていいからね。」

レイセン「え、えと…」

てゐ「鈴仙、なんて非情な…」

鈴仙「ふん、普段の行いのせいよ。反省しなさい。」

てゐ「…問題起こして連帯責任で道連れにしてやる。」

鈴仙「うわ、ずるっ!!」

永琳「ほら、早く行きなさい。日が暮れるわよ。」

てゐ「はい、行ってきますよ。鈴仙、せいぜい楽しむんだよ。」

鈴仙「まったく、あんたもね。」






~博麗神社~

針妙丸「もう日も暮れてきたね。」

正邪「ったく、わざわざこんな時間にめんどくせぇ。あいつらのことなんて放っておけばいいのによ。」

針妙丸「駄目だよ、あの人すごく急いでたのに私のために動いてくれたんだもん。」

正邪「ったく、お人好しだな。」

針妙丸「そういう正邪だって、結局動いてくれてるじゃん。」

正邪「おい、潰すぞ。」

針妙丸「やめてよ!せっかくケガが治って…」

針妙丸「…あ、いっぱいいる。」

正邪「お、本当だ。お前の言ったとおりだな。」


萃香「おい、博麗神社で宴会開かれないってどういうことだー!!」

あうん「いや、私も知らなくて…」

勇儀「やっちゃったなぁ…」

華扇「あぁ、しっかり霊夢に確認しておくべきだったわ…」

蛮奇「あーあ、せっかく準備したのに…」

影狼「しょうがないとは言ってもねぇ…」

わかさぎ姫「楽しみだったのになぁ…」

パルスィ「まぁ、他の所を回るか、こじんまりとここでやるか…」

ヤマメ「回るっていっても、こんな大人数匿ってくれるところあるかなぁ。」

キスメ「…わかんない。」


針妙丸「あ、あの!!」


華扇「あれ、あなたは…」

勇儀「ちっこいの、それにお尋ね者かい。」

萃香「なんだい?今私は宴会が無くなって機嫌が悪く…」

針妙丸「あの、ぜひ紅魔館に行ってあげて!」

勇儀「紅魔館?」

キスメ「紅魔館の、宣伝?」

パルスィ「なんであなたが…?」

針妙丸「門番の人に聞いたの、紅魔館も宴会を開くらしいんだけど、人が全然来なくて困ってるって…。」

針妙丸「だから、ここにいる人みんなで紅魔館に行ってあげてほしいの!」

萃香「なるほどなぁ。」

勇儀「紅魔館か、いいじゃないか!」

華扇「そうね、この人数を受け入れてくれる場所といったらそこぐらいしかないかもしれないものね。」

ヤマメ「いいね、紅魔館!」

キスメ「行きたい…!」

針妙丸「あ、ありがとう、みんな!」

勇儀「いやいや、むしろこっちも助かったよ。」

華扇「紅魔館のこと、教えてくれてありがとうね。」

萃香「よし…」

萃香「お前らっ!!気合い入れて乗り込むぞぉ!!!」

ヤマメ「おー!!」

勇儀「よしきた!!」

キスメ「おー…!!」

蛮奇「乗り込むって、城を攻め落とすわけじゃあるまいし…」

影狼「でも、楽しみね。紅魔館。」

わかさぎ姫「うん!」

あうん「あの、私も行ってもいい、のかな…?」

萃香「当り前だろ!!宴会は誰一人欠けちゃいけないのさ!!何回言わせんだっ!!!」

勇儀「よく言った!!」

あうん「初めて言われたけど…」

パルスィ「ここまで来ると、もはや口癖なんじゃないかな…」

華扇「まぁまぁ、一緒に来なさい、多分霊夢も何も言わないから。仮にもし万が一霊夢に何か言われたら、私達が庇ってあげるからね。」

あうん「あ、ありがとうございます!」

萃香「よし、行くぞ!!」

ダッダッダッダッ

正邪「…ふぅ。」

正邪「帰るぞ。」

針妙丸「え、紅魔館行かないの?」

正邪「いいだろ、別に。あれだけいりゃ集客云々も十分だろ。」

針妙丸「そうだけど、私達は…」

正邪「とりあえず、帰って二人で飲むぞ。騒がしい所は嫌いなんだよ。」

針妙丸「正邪…」

正邪「…なんだよ、なんか文句あるのか?」

針妙丸「…ううん、わかった!」






~紅魔館~

小悪魔「…今来てるのは霊夢と魔理沙だけ。結局、ほとんど集客できませんでしたね。」

パチュリー「そうね、さすがに当日ともなると屋敷の準備で大変だからね。」

パチュリー「だから、これで少しでも悪あがきを…」

小悪魔「あ、花火ですね。」

パチュリー「えぇ、そうね。これで、」


ヒュ~~~ ドーーーン!!!



早苗「みなさーん、豊穣の神様の作った日本酒は…」

穣子「あ、花火!」

静葉「綺麗ねぇ…」

穣子「本格的に、宴会って感じがしてきたね!」

早苗「ですね、私達も負けてられませんよ!」

早苗「みなさーん、どうですかー!!」


橙「藍しゃま、花火!花火ですよ!!」

藍「あ、本当だ。綺麗だな〜、橙。」

橙「はい!!」

紫「綺麗ねぇ。」

藍「えぇ、本当に。」

藍「そろそろですかね、紫様。」

紫「えぇ、そうね。」


清蘭「あ、花火!てゐちゃん花火!!」

てゐ「言われなくても見えてるって。」

レイセン「綺麗だなぁ…」

鈴瑚「…いよいよ、かな。」

清蘭「だね!」



小悪魔「…凄い綺麗ですね、パチュリー様!」

パチュリー「まぁ、ざっとこんなものよ。」



~魔法の森~

成美「あ、花火!」

幽香「あの方向は…、紅魔館ね。」

アリス「流石ね、パチュリー。」

アリス「さて、出番よ、みんな。」

ラルバ「よし来た!まずはチルノ!レティ!!」

チルノ「さぁ、アタイの力を見るがいい!氷符『アイシクルフォール』!!」

レティ「はぁ…、よし。寒符『コールドスナップ』!!」

ヒュゥゥゥゥゥ

ラルバ「よし、次!サニー!」

サニー「はい!虹光『プリズムフラッシュ』!!」

ピカッ!!

ラルバ「よし、リリー、いくよ!!蝶符『アゲハの鱗粉』!!」

リリー「春符『サプライズスプリング』!!」

フワッ

メディスン「すごい…」

成美「こ、これは…」

アリス「言うなればダイアモンドダスト…」

幽香「春風のダイアモンドダストってところかしらね。」



お空「お燐、見てよあれ!」

お燐「すごい、綺麗…」

にとり「幻想的…、さっきの花火に負けずとも劣らず…」

お空「私、あそこ行ってみたい!!」

お燐「駄目だって、まずさとり様に会ってから!」


小鈴「な、なにあれ!?」

阿求「魔法の森、妖精たちかしら…」

霖之助「ただの花火とは訳が違うみたいだな…。」

マミゾウ「これは、そんじゃそこらの魔法や科学じゃ作れん代物じゃのう。」

菫子「うわー、写メしたい!写メしたい!!」


小悪魔「な、なんですかあれ…。凄く綺麗ですよ…!」

パチュリー「え、嘘、何あれ…」

小悪魔「パチュリー様、これじゃ私達ぼろ負けじゃないですか!?」

パチュリー「予想外のこと、多すぎ…」



スター「すごい、綺麗!」

ルナ「すごい、すごいすごい!!」

ルーミア「綺麗だなー。」

サニー「ラルバ、やるね!」

ラルバ「まぁね~、私の力にかかればざっとこんなもんだよ。」

大妖精「チルノちゃん、やったね!」

チルノ「うん、アタイの力にかかればざっとこんなもんだよ!」

レティ「同じこと言ってる…」


ネムノ「すんげぇな、あいつら。」

成美「頑張ることに全力、侮れないなぁ。」

アリス「でしょ?」

幽香「本当に、私たちの想像から外れてくるからね。」

メディスン「幽香、綺麗だね!」

幽香「えぇ、そうね。」

幽香「…ほら、メディ。あの子達に混ざってきなさい。」

メディスン「うん…。」

メディスン「…わかった!」


チルノ「やっぱりアタイの力が100%だね!」

サニー「いや、私だって頑張ったよ!」

スター「まぁまぁ、二人とも。」

大妖精「チルノちゃん、落ちついて。」

メディスン「あ、あの!」

サニー「うん?」

チルノ「ん?誰だ?」

メディスン「あの、私も混ぜてもらってもいいですか!!??」

一同「…」

チルノ「…え、何言ってるんだ?」

メディスン「やっぱり、駄目……」

チルノ「まったく、駄目な理由が無いだろ!ほら、一緒に飲むぞ!!」

メディスン「!!」

サニー「よし、一緒に楽しも!!」

ラルバ「飲むぞー!」

ルーミア「飲むのか~。」

スター「あ、私幽香さんのお花畑の話聞きたいな。」

ルナ「あ、私も!」

メディスン「え、あ…」

メディスン「ありがとうございます!!」

アリス「ふふっ」

アリス「ほら、みんな。そろそろ宴会始めるわよ。」

一同「はーい!!」






~妖怪の山~

文「はたて、準備いい?」

はたて「あぁ、うん。大丈夫。椛は?」

椛「はい、大丈夫です。」

文「じゃあ、花火もあがったことだし…」

文「行きますか。」

はたて「えぇ。」

椛「はい、行きましょう。」

バッ!






~人里~

雷鼓「さて、花火もあがったし、そろそろ頃合いかな。」

弁々「そうね。トップバッター、準備いい?」

ミスティア「うん!」

響子「もち!」

雷鼓「一応、猿楽組も準備いいかい?すぐ出番だからさ。」

里乃「大丈夫!」

舞「問題なーし!」

八橋「こっちも大丈夫だよ。」

こころ「うむ、我々も問題ないぞ。」

雷鼓「よし、じゃあトップバッター、頼んだよ!」

八橋「音量の心配もしなくていいからガンガンやっちゃって!」

響子「おっけー!行こうか、ミスチ!」

ミスティア「行きますか!!」

ダッ

響子「みんなー、盛り上がってるー!!??」

パチパチパチパチ

響子「ミスチ、いいね。」

ミスティア「うん、おっけ!」

響子「よし、じゃあみんないくよ!!」


響子「宴会、スターーートっっ!!!!」


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2019-05-06 12:19:00

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