2019-05-15 08:47:24 更新

2017年10月21日(土) AM:11:00


凡矢理ウォーターパーク


水上アスレチック


千棘 「へーー、こんなのもあるんだ。

水の上にある、ジャングルジムね!」


楽 「ジャングルジムなんて、

幼稚園以来だな。」


千棘 「よーし、まずは私から登るわよ。

ついてらっしゃい、楽。」


楽 「おう。」


ガジッ


千棘は、水上アスレチックの棒を掴んで、

上に登った。


楽 「んん?」


グイッ


楽 「げげっ!?」


千棘が上に登ろうとして、片足を上げて腰を落としたので、

水着が食い込んだお尻が楽の頭上に広がった。


楽 (千棘のお尻が、

俺の目の前にこんな近くに………

濡れてて柔らかそう………。)


千棘 「ん?どーしたの、楽?」


楽 「な、なんでもねーよ!」



楽と千棘は、水上アスレチックの上まで来た。


千棘 「へーー。

結構良い眺めだね、楽!」


楽 「もし、手や足を滑らせても、

プールの水がクッション代わりになってくれるしな。」


千棘 「そーれー!」


グルグル


千棘は水上アスレチックの手すりを掴んで、

体操の選手みたいに鉄棒回りをしだした。


楽 「おい!

お前、危ねーって!」


千棘 「大丈夫よ!

もし落ちても、下のプールの水がクッションになってくれるもん。」


楽 「お前、やっぱり猿みてーだな………。」


千棘 「何ですって!?」


楽 「わりーわりー、冗談だよ!」


千棘 「まったく………

あんた、彼女になんて事言うのよ。」


子供A 「ママーー、見てーー。

あのお姉ちゃん、すごーい。」


母親A 「すごいわねぇ。

きっと、体操の選手なのよ。」


千棘 「どーも、どーも!」


ブンブン



千棘は、自分を褒めてくれた親子に手を振った。


楽 (千棘のやつ、ホント単純だよな………。)


千棘 「よっと!」


ガジッ


千棘は、今度は頂上の少し下の縦の棒を両手両足で掴んで、

動物園の猿のように、水上アスレチックの棒にしがみついた。



楽 (あいつ、ますます猿みてーだな………。

言ったらまた怒られるから、言わねーけど………ん?)


ムニュッ


千棘の胸の谷間の間に、しがみついてる縦の棒が入って来た。


楽 (うお〜〜。

千棘の胸の谷間に、水上アスレチックの棒が………

なんか色っぽいな………。

俺も千棘の胸に挟まれてーー………。

って、なに考えてんだ俺は!)


千棘 「楽ーー!

あんたも早く、こっち来なさいよーー!」


楽 「ん?お、おう。」


ガジッ



楽も水上アスレチックの棒を掴んで、千棘のいるアスレチックの頂上に行こうとした。


千棘 「わーー!

楽、このウォーターパーク全体の、

子供達が遊んでる景色がここから一望出来るわよーー!

すっごい楽しそうーー!」


千棘は、水上アスレチックの頂上に身を乗り出して、腰を上げてウォーターパーク全体の景色を眺めた。


楽 「ん?」


グイッ


楽 「ぶほぉっ!」



楽は、水上アスレチックの中から上に上がろうとしたので、

水着のパンツが食い込んだ千棘のお尻が、

すごいアングルで見えてしまった。


千棘 「ん?どーしたの楽、

大声出して。」


楽 「いや、なんでもねぇ………。」


楽 「……………。」


楽 「なあ、千棘。」


千棘 「ん?なーに?」


楽 「なんか、水上アスレチックって、

いいよな。」


千棘 「?そ、そうね………。」


第1巻 第212話 完


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