【R-18注意!】双成峙(そうせいじ)鎮守府の爛れた日常
転生ふた●り提督×ふたな●艦娘=\(^q^)/射☆●☆地☆獄
概要欄で書いた通り、頭ワルワルな、ご都合主義万歳クソSSです。覚悟と性根を据えてご覧下さい(笑)
なお、鎮守府のシーンまで幾分か長いかもですが、状況説明の為、やむを得ず長くなっております。何とぞご了承下さいませ。
『名は体を現す』、この言葉は俺、肝嗚太郎を現すのにぴったりくる言葉だ。
親は優秀で美男美女の夫婦だったにも関わらず、俺はどちらにも似ず不細工で、かろうじて昔亡くなったという叔父にそっくりだという祖父の言葉で養子に出されずにすんだが、後から産まれた弟と妹は親に似てイケメンと美少女で、なおかつ優秀だった為に、俺は最低限の事しかされずに育った。
美男美女で優秀な弟妹に比べて不細工で何をやらせても人並みの俺に家族は冷たかった。
それでも何とか愛されるように色々努力したが、何の反応もなく、終いには飼っていた犬(ダックスフント)にすら食事の順番を後にされ、完全に俺は家族の中では一番下、特に母と妹にとっては『居ないもの』という扱いをされてきた。
学校でもそうだった。
真っ先にイジメの対象になり、巻き添えを恐れてまわりに人は寄り付かず、弟妹はセレブや、芸能人の子供が通う有名進学校に通っていたのに、俺だけ地元の小・中・高校、さらに当時は荒れていた時期だった為、毎日傷や、破かれた教科書や、ノートを1人で抱えて帰っていた。
そんな日々を何とか生きてた高校生の時、妖精が見える事で、提督としての適性を見いだされ、提督になる為に家を出た。
俺は喜んだ!
『アイツらに無いものを俺は持っていたんだ!』と心の底から叫びたかった。
でも、それがぬか喜びだった事に気づくのに時間はかからなかった。
毎日毎日訓練につぐ訓練、同期にイジメられ、ちょっとした事で毎日教官に怒られ、ここでも俺はトイレの住人として1人孤立した。
今考えれば幼い頃からの回りからの圧力でマヒしていたんだと思う。次第に何も感じなくなっていった。教官に毎日殴られ、同期に靴のままで蹴られ、1人で罰をこなす日々を送った。
やがて、俺のような者でも何とか一通りこなせるようになり、同期の誰とも連絡先を交わす事なく学校を卒業した。
そして…鎮守府に着任してからは、また地獄だった。
毎日毎日秘書艦には『仕事が遅い!』『こんな事もまともに出来ないのか!』と叱られ、ベテラン勢からはすれ違う度に「はあ…」とため息をつかれ、口が悪い娘達からは『もっと好い人居なかったの?』『早く別の人来ないかな?』と堂々と叩かれる。
…俺が悪いのか?
確かに実力が無いのは認めるし、イケメンでもないさ。でも、ここまでされるほどの事なのか!
好きこのんで不細工になったんでもなければ、力がないわけでもない!
俺は疲れ果てていた。
そんな、ある日の事だ…
深夜、執務室
カリカリカリカリ…
「えーと、これはこれで、後これは…」
1人しか居ない執務室に明かりが灯り続けてはや数時間、秘書艦…等という贅沢な存在はおらず、提督は1人、山積みの書類を淡々とこなしていく。
「ふう…まだまだあるな…」
皆が皆、報告書や各種書類を一斉に期限ギリギリで提出してくるため、着任してから自室でまともに寝れた日は1日としてなく、仮眠用の寝袋でしか寝れていない。
最近は所属する艦娘が増えた為、書類の量も半端ではない。
「ちょっと腹も減ったし何か食べるか」
食事も、コンビニ飯とカップ麺、コーヒーに栄養ドリンクと、ジャンク系マシマシな食生活が板についていた。
「げ、買い置きが無いや。仕方ない、栄養ドリンクだけにするか…」
パキパキッ!チャラッ
ゴク、ゴク、ゴク、ゴク…
「ぷあ!」
ビンの中身を飲み干す
「ある程度金も貯まったし…もう辞めようかな」
毎日毎日ストレスが限界まで襲ってくる鎮守府生活が6年、限界を感じていた。
しかし…その生活が変わろうとしていた。
ズキッ!
「ううっ!」
突然、肝嗚の後頭部に激痛が走った!
ドタッ!
「あ、あぐ!あう!」
その場に倒れこみ頭を抱えようとするも、身体が動かない。
(痛い痛い痛い!頭が!頭が!)
助けを呼ぼうにも、提督との不意の遭遇を嫌がって、見廻りはここまで来ない。
段々意識が遠くなっていく。
(こんな…形で…死ぬ…のか?)
(死ぬ…なら…もう仕事しなくていいんだ…)
(もう…いいや。疲れた…)
提督は目を閉じて、そのまま動かなくなった。
ーーー
………ろ…きろ…
「ン、んん…」
「おい、起きろ源吹(もとぶき)!」
「ンあ?あれ?も、源吹?誰それ?」
気がつくと、机に顔を突っ伏して寝ていた。
「何寝ぼけてんだよ!そろそろ教官が来るぞ!」
誰かが自分をさすりながら言った。
「ううん…き、教官?」
「そうだよ!」
(教官?そうだ、俺の時の教官は男で『ゴリ吉』ってあだ名がつくほどのガチムチだったな)
肝嗚は混乱する頭を何とか整理しようと脳をフル回転させていた。
「わ、わかった…」と上の空で答える。
ガヤガヤ…
(どうなってるんだ?俺は確か執務室で倒れたはず。それに…ここはどこだ?)
キョロキョロと周りを見渡すと、明らかに普段見ている景色ではなかった。しかし、全くの未知という訳ではなく、むしろ懐かしさすら覚えた。
(ええと…確か…あ!?思い出した!ここは、提督になるために入った養成学校の教室だ!)
(何故養成学校に?それより俺は一体どうなったんだ!?)
いきなりの変化に戸惑いながらも何とか取り乱さないように努める。
(しかし懐かしいなこの教室。もう、何年ぶりだろう?)
身体を起こそうと起き上がると
たゆん❤️
「ん?」
ふと、下を見ると、見えるはずの机が半分くらいしか見えてない。それに胸が重い。
「んん?」
何かついてるのかと思って退けようとすると、それは…
(お…俺に、む、むむ、胸!?確かに不摂生な生活で外人並みのメタボディになってたけど、ここまでなかったよな!?)
さらに、頭にも違和感があった。ペタペタと触ってみると
(何だこれ?髪をアップで纏めてる?)
訳が解らなくなり、(とにかく姿を確認しよう!)と思い、立ち上がり、教室を出る。
ちょうど真向かいのトイレに入り、鏡を見た。
そこにいたのは…
幼さの中に美しさを持つ美貌
某二航戦のダブル・ドラゴンに迫るほどの巨乳に、絞られた腹部と腰まわり
スカート越しにも解る豊か、かつキレイなラインを持つヒップ
パンツのダイレクトな肌触りからわかる、一本の毛もない、いわゆるパイパンのおま●こ
まるで男の欲望を形にしたフィギュア人形のような美少女がいた。
ただし…
サワサワ❤️
「こ、この感触は…」
股間にぶさらがる感触、男ならば誰しもが持つ玉と竿、『ナニ』がなければの話だが。
「ゑ、えええええええええええええええええええええええええええええええええええ!なんじゃあああああああこりゃああああああああああああああああ!」
そして、改めて自分を見ると、左胸に紅白のリボンで飾られ、『卒業生・源吹雪絵(もとぶきゆきえ)』と書かれた名札があった。
「ど、どうなってるんだ…」
ーーーー
ワイワイ…ガヤガヤ
相変わらずうるさい教室に戻り、源吹・もとい肝嗚は今置かれている状況の把握に全ての思考を集中させていた。普通なら混乱し泣き叫ぶだろうが、長年の鎮守府生活の中で培った、耐久性抜群の精神が不測の事態にも何とか考えるだけの理性を残させていた。
(とりあえず、今わかっているのは…俺があの後、恐らく死んだことだ。あの痛みは恐らく、急性のくも膜下出血による脳溢血のはずだ。かなり痛かったし、あの時間だと、艦娘達が来るまでにかなりの時間があったから、恐らくは間に合わなかっただろう。んで、何故か養成学校の卒業式の時までタイムスリップ?して、さらに黒髪巨乳のふたな●美少女になってた。何度考えてもさっぱりわからん!)
ガラガラ!
「よーし、お前ら席に着け!」
教官が勢いよく入って来ると、皆は蜘蛛の子を散らすように席に着く。
(やっぱりゴリ吉だ。じゃあ身体が変わっただけじゃなく、タイムスリップもしたのか!?)
肝嗚はますます混乱してきた。
シーンとなった教室を見回すと、教官は『別れの言葉』もそこそこに、これからについて説明を始めた。
「お前達にはこれからすぐに任地へ向かってもらう。荷物は既に輸送済みだから、現地に到着次第、直ちに確認するように。いいな!」
『はい!』
「うむ、海の平和をしっかり守ってくれ。頼むぞ!」
一同の揃った返事に、教官は満足そうな笑顔を浮かべて言った。
「では、1人づつ着任地と迎えのバスの番号を発表する。まず相原…」
「はい!」
教官が名前を読み上げ、生徒が答え、出ていく。
肝嗚はそんな中思考を巡らせていると
(あ!そうだ日記だ!確か小さい頃から日記をつけていて、養成学校にもUSBにして持ってきてたんだ!もし、こいつが書いていれば、この世界の情報が手に入るかも!)
やっと糸口を見つけて安心すると、いつの間にか、教室には誰もおらず、源吹と教官だけが残されていた。
教官は押し黙ったまま、俯いていた。
「き、教官?」
「も、源吹…」
「はい!」
「…そ、双成峙(そうせいじ)鎮守府への着任を命じる…」
「は、拝命いたします!」
「なお…お前は都合により、移動は夜行列車とバスを利用するように。これが行き方を書いたメモとチケットが入った封筒だ。失くすなよ。あと、列車に乗る前に晩飯と歯磨きセットを買っておけ。」
「はい!今までお世話になりました!」
一応の社交辞令として感謝を述べ、教室を去った。
「行ってしまった…」
ガチムチ教官は名残惜しそうに、しかしまた、哀れむように
「しかし大本営も酷いことをする。あんなに良い奴を野獣の巣窟に送るなど…」と呟いた。
その呟きは、肝嗚の耳に届く事はなかった。
ーーーガタンゴトン!ガタンゴトン!ガタンゴトン…。
肝嗚を乗せて出発した夜行列車は都会を離れ、外は行けども行けども列車が放つ光を吸い込むような暗闇に包まれていた。
私服に着替え、車中の人となって暫くたち、ベッド型の座席に寝ころび、スマホで近代の歴史、特に深海棲艦と人類の歴史を検索しつつ、買い込んだチューハイを飲む。
車両の中は肝嗚1人だけで誰も居なかった。
「うーん、歴史上の出来事は俺の知ってる世界と誤差は無いようだ」
スマホを頭上に置き、天井を見上げる。が、慣れない胸の重みが息苦しさをもたらし、横向きになる。
「何で…何で俺はここに来たんだ?あのまま死ぬはずだったのに?ここは死後の世界なのか?それに俺がいるという事は、『本来の源吹雪絵』はどうなったんだ?」
想像しただけで恐怖がよぎり、気をまぎらわそうしてもなかなか寝つけない。
「はあ…」
ため息をついて、またチューハイをあおる。
(わからない事だらけの状況だけど、どうせ鎮守府に着任したらまたイビられるんだろうし、ある程度やったらさっさと退役して誰も知らない場所で過ごそう)
そう自分に言い聞かせて目を瞑り、肝嗚は無理やり寝る事にした。
しばらくして、ようやくアルコールが効いてきたのか眠気に誘われ、肝嗚は夢の中へと向かった。
ーーーー
『おーい』
「ん?」
『肝嗚太郎くーん!』
「んあ?」
気がつくと、肝嗚は真っ白な空間に漂っていた。
自分の名を呼ぶ方へ顔を向けると
『ヤッホー!』
という気の抜けた声で初心者マークがついた帽子をかぶった女の子がいた。
「……誰?あんた?」
『私?私はエラー妖精でーす!』
「妖精?」
妖精は鎮守府時代沢山見てきたが、こんな格好して、さらに何故か心の底から怒りが沸き上がる妖精は見た事がなかった。
『いやー、君がやっと寝てくれたからようやく状況説明ができるよ!』
「状況説明?」
願ってもない事だった!訳のわからない事だらけで、いい加減頭がパンク寸前だった肝嗚はわずかな希望を覚えた。
『うん、君が置かれている状況を説明してあげるよ。でも、時間がないから簡潔に話すよ、だから話は最後まで聞いてね』
「わ、わかった」
『まず本来の君は、君が予想した通り死んじゃった。過労とジャンクフード生活、過剰なストレスが原因で脳の血管がプチン♪といっちゃったんだ』
肝嗚は(やっぱり…)と思うと同時に、(人事だと思って軽く言いやがって!)と怒りがさらにこみ上げるが、何とか我慢する。
『んで、君は本来そのまま魂だけになって、また新たな生命になりにいく予定だったんだ。あ、言っておくけど、それは全ての生命が体験していることで特別珍しい訳じゃないよ。ただ、自殺した魂は気が遠くなるような年月の間生命体に宿ることなく、漂い続けるよ。自殺した事を後悔する位の痛みを抱えたまま』
(つらいからって自殺しなくてよかった!)
『んでこっからが本題なんだけど、本来の雪絵ちゃんの魂は、何故か君と入れ替わりで身体を出ていっちゃったんだ』
「はあ?何故だ!?って言うか、本人の魂はどうしたんだよ!?」
『入れ替わった理由も、雪絵ちゃんの魂の行方も、それはどちらも私にはわからない。でも肝嗚太郎が死亡して、雪絵ちゃんの魂が既に去ってしまった以上、今はっきりしているのは、君は源吹雪絵として生きていくしかない、って事だよ』
「そ、そんな!」
『なら自殺する?おすすめはしないけど』
「ぐっ!」
普通の人間の口からならともかく、妖精から言われた以上、自殺した後の苦しみが果てしない事だという事は疑いようがない。
『ともかく雪絵ちゃん、というか雪絵ちゃんの身体はまだ死なせる訳にはいかないの』
「…教えてくれ、俺はタイムスリップとかしたんじゃないのか?」
『違うよ、雪絵ちゃんは同じ世界の君の養成学校の後輩で、タイムスリップしたっていうのは君の誤解だよ』
「そ、そうか…」
『とにかく、こうなった原因はこちらで調査しておくから、君がやるべき事は鎮守府に着任して源吹雪絵として提督業に励むこと、わかった?』
「か、勝手な事言うな!それに、お、女?男?なのかわからないけど、ブラジャーの付け方一つ知らないんだぞ!?」
『大丈夫、私の力で脳に残ってる雪絵ちゃんの記憶の中で、女性生活に関する記憶を君にインストールしておくから、ぎこちなさは暫く残るけどブラジャーの付け方から化粧の仕方まで朝になればできるから』
「いや、そういう問題じゃ…ってこの身体はパソコンかよ!」
『あーっと、ここでタイムアップの時間が来ちゃった。残念、まったね~♪』
「ちょっと!?待てえええええ!」
ーーーー
ピーンポーン♪パーンポーン♪
『ご乗車のお客様、お早うございます。当車両は間もなく予定どうり到着致します…』
「………はあ~~~」
アナウンスに起こされ、『肝嗚』いや、『雪絵』は目を覚まし、ため息をついた。
(…あいつは『また』って言ってたから、次に会える時まで待つしかないか。後、本来の源吹雪絵の魂がどうなったかもわからないけど、俺がどうこうできる事じゃないから、考えないようにしよう)
心の中で一応の気持ちの整理をつけて、雪絵は「よし!」と気合いを入れて準備にかかった。
エラー妖精の言葉どおり、多少はもたつくものの、女性としての身だしなみの準備はできた。
肝嗚だった頃に身につけた強靭な精神的耐久力と切り替えの早さは今、かなり役にたっていた。
そして準備が終わった頃
ブーッ!ブーッ!
スマホをみると見知らぬアドレスからメールが来ていた。
タイトルに『追伸』と書いてあり
『色々大変だと思うけど、頑張ってね♪後、いくつか『オマケ』をつけといたから。執務室に着いたら引き出しの奥を探ってみて、きっと役に立つから』
と書いてあった。
「ふーん、オマケね…というか、夢じゃなくてもメールできるじゃん!」
あわてて返信するものの、送り先不明で送れず、雪絵は諦めた。
「これから…どうなるんだろう?」
不安が一杯だったが、それと同時にはち切れそうな巨乳の奥に、極わずかに湧いた、ワクワクする気持ちがその不安を薄めてくれた。
ーーー
「やっと着いた…」
朝、まわりはまだ薄暗い駅に着き、朝食に駅の立ち食い蕎麦を食べてから時間を潰して鎮守府行きのバスに乗り、揺られる事数時間。終点2つ前、『双成峙鎮守府前』のバス停に着いたのは昼近くだった。
「止まるバス停少ない癖に距離が長いから座ってるのがキツかったわ…お尻と腰が痛い…」
「ん?今、私女言葉…あれ?」
(あ、そうか、雪絵の知識とかがインストールされた時に一緒に移ったんだ。まぁ困る訳じゃないし、いいか)
切り替えの早さ、というよりは諦めに近い感情で受け入れ、雪絵は鎮守府の正門を目指す。
正門前まで来た時、詰所から1人の少女が出てきた。
「あ、あの…本日着任の司令官さん、ですか?」
「そうよ、本日着任の源吹雪絵よ。よろしくね。貴女は?」
「と、特型駆逐艦・暁型4番艦の「電」なのです。よ、よろしくお願いします。司令官さん」
「はい、よろしくね♪(良い子ね♪)」
二人はお互いに敬礼し
「電は、司令官さんに鎮守府の中をご案内するように言われているので、まずはお荷物を部屋に置いてから周りましょう。あ、鞄をお持ちするのです」
「ありがとう」
部屋に荷物を置きに鎮守府の中を歩いて行く。だが…
(隠れて見てるのがチラホラと、上の階から覗いているのが少し…視線がかなりピリピリくる、あまり歓迎されてないのかしら?)
実は、肝嗚の頃に着任した鎮守府は元・ブラック鎮守府で、そこで散々苦労した事があり
(もしかしたら?と思ってたけど、ここもブラック鎮守府だった可能性が高いわね)
と、ある程度覚悟は決めていたのだ。
(でも、肝嗚の頃だったらまだしも、今はちょっとやそっとで凹む雪絵姐さんじゃないわよ!)
「し、司令官、さん?大丈夫ですか?」
「ゑ!?ええ、大丈夫よ。さて、荷物は置いてきたから、まずは執務室からね」
「はい、ここなのです」
ガチャン!と、重たいドアが開くと…
パン❤️パン❤️パン❤️パン❤️
「あ❤️あん❤️あん❤️や、やめ…❤️明石いぃい❤️提督があ!提督が来ちゃふううう!」
「そうは///言っても///このラブジュース出しっぱなしのキツキツ❤️おまん●が離してくれないのよ、大淀!それに、大丈夫よ、まだ来やしないって❤️」
パチュ❤️パチュ❤️パチュ❤️パチュ❤️パチュ❤️
「ああん❤️ら、らめえ///らめえ///明石の固くて❤️ふっとぉおい❤️鋼鉄お●んちん❤️お●んちん❤️気持ちいいのお!」
執務室の一人用ソファーで、工作艦の明石が腰掛け、軽巡の大淀がその上にまたがり、明石の股間についてないはずの男のシンボルが大淀の膣内を突き上げ、また大淀のスカートが脱ぎ散らかされてあらわになった股間にも、体格よりは小さめだが、立派にその存在を主張するシンボルが、ロックのリズムにノってるかのように、下から突き上げられる度に竿も玉も上下に激しく揺れていた。
とっさに電の眼を手で覆い見せないようにした雪絵だったが、放送禁止用語丸出しな会話までは防ぐ事はできなかった。
パチュ❤️パチュ❤️ドチュ❤️ドチュ❤️
大淀の羞恥に震える声に興奮したのか、分泌される愛液が増えてピチャピチャと水音は増し、それに伴い明石の下からの突き上げピストンは、ますます激しくなった。
「ほら、ほおら、こうされるのがいいんでしょ?こうやって!大股開きの恥ずかしい格好させられて!姿見でつながってるとこを私に見られながら、おまん●下からパンパンされるのが好きなんでしょ!?」
「あん❤️あん❤️あん❤️そ、そうでしゅ❤️おおよどは❤️ひゃあん❤️恥ずかしいことされながらパンパンされるのがだいしゅきな❤️だいしゅきな変態眼鏡なんれしゅううううう❤️❤️❤️んほああああ❤️❤️❤️」
(側面の姿見に向けて椅子を向けてるから、まるで気づいてないわ…)
(はわわわわ…び、びっくりしたのです)
「と、とりあえず静かに出るわよ電」
雪絵は電の耳元で囁いた。
「ひゃうん///は、はいなのです」
コソコソと引き下がりまたドアを開くと…
ガチャン!と、さっきより大きめな音が鳴り
ガバッ!と、ソファーに座ってた明石と大淀が振り向き、眼が合う。
「あ、あの、これは、その…」と説明しようとする明石と
「////…」黙りこみ、下を向いたままの大淀に
「え、えーと…じ、邪魔して、ご、ごめん…なさい。ご、ごゆっくり?」と、すっとんきょうな言葉をかけて雪絵と電が退室し、ドアが閉まりきると、執務室から
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!と、二人分の叫びが防音扉を突き抜けて聞こえてきた。
「と、扉は防音だけど、壁は違うのね…」
「な、なのです…」
とりあえず執務室の中は後まわしにして、雪絵と電はまず、工廠へと向かっていた。
「す、すみません司令官さん。いきなりあんな事に…」
「貴女のせいじゃないでしょ?謝る必要は無いわ」
うつむきながら謝る電に、雪絵は優しく言った。
「あ、ありがとうございます」
(それにしても…私といい、あの二人といい、本来なら遭遇する確率なんて宝くじの一等なみにあるはず無いのに、どういうわけ?)
「あ、あの…司令官さん」
「ん?なあに?」
「司令官さんは…あまり驚かれないのですか?」
「え?」
「い、今まで来た司令官さん達は…その…ああいう光景を目にされて、かなり驚かれていたので…」
「いや、吃驚はしたわよ。まさかあんなとこで盛ってるなんて思わないわよ」
雪絵は、若干顔をひきつらせながら努めて冷静に答えた。
「い、いえ、そうではなく…あ、あの、その…お、おちんちんがあった事にあまり驚かれていないようだったので」
「ああ、そっちか…って言うか待って!今まで着任した人達って全員アレ見たの!?いや、見ちゃったの!?」
「は、はい…そのせいで、ウチの鎮守府は司令官不在歴が海軍1長い鎮守府なんです」
「何やってんのよ…」
雪絵は頭を抱えた。
ある程度のブラックぶりは覚悟していたが、まさか先代達が艦娘側からのカウンターアタックを喰らっていたとは夢にも思わなかった雪絵だった。
「来た司令官さん達は…皆、『騙された!』とか『詐欺だ!』とか言って鎮守府を去って行きました」
「あー…ええと…」
(私が肝嗚のまま来ていたら、多分同じ反応するわね)
「司令官さんは…司令官さんは、こんな鎮守府は、嫌、ですか?」
うつむきながら、そして絞り出すような、小さな声で、電は雪絵に尋ねる。
(でも…)
雪絵は深呼吸をすると、立ち止まった。
「司令官、さん?」
電も立ち止まり、雪絵を見つめる。
「確かに吃驚はしたけど、日々の生活や戦闘、訓練その他に支障は無いんでしょ?だったらそれは私がここを去る理由にはならないわ」
「えっ!?」
電は目を見開いて雪絵を見つめる。
(この様子じゃあ、すぐに転属するか退役するかされると思ったのかしらね?)
「ただ、所構わず盛るのは止めさせないと流石に不味いわね。あ、後であの2人は何かしら処罰しないと」
流石にそれには苦笑いしながら電に微笑んだ。
「し、司令官さん…」
「さ、マゴマゴしてると日が暮れちゃうわ。サクサクとまわりましょ?工廠はあそこね?」
「は、はいなのです!」
電の目には喜びが溢れていた。
ーーー工廠
機械が唸りをあげ、ハンマーが金属を叩く音が響き、妖精達が忙しなく働く中を二人は歩いていた。
「さっき明石さん…が執務室にいましたから、多分工廠には開発担当の夕張さんがいるはずなのです」
「開発担当?じゃあ明石は?」
「明石さんは建造と艤装の修理・改造を担当しているのです。ただ、明石さんが忙しい場合は、夕張さんも手伝っているのです」
「それは良いことね。んで、肝心の夕張はどこかしら?」
雪絵と電は工廠の中をぶらつきつつ夕張を探した。
「どこにも居ないのです…」
「あれ?あそこは?」
「設計図や、資料を置いておく部屋なのです」
「ふーん」
何の気なしに雪絵はその部屋のドアを開けた。
「「「「「んほああああああああ❤️❤️❤️い❤️いいいいぐうううううううううう❤️❤️❤️」」」」」
パチャ!ペシャ!
とんでもなく下品な雄叫びの合唱と共に、雪絵の顔と制服の上半身に白濁液がかかった。
「司令官さん?どうし…」
様子を伺おうと覗きこんで、電はそのままフリーズした。
ドアに向かって4人、ドアに背を向けて膝立ちになっているのが1人いた。
背を向けているのは緑色の髪と同じ緑色のリボンのポニーテールから、お目当ての夕張と判明した。
そして雪絵と電と同じようにフリーズしていたのは、睦月型の駆逐艦、睦月・如月・皐月・望月の4人。いずれもガチガチの、立派なナウい息子♂を夕張に向けていた。
「はあ~…駆逐おちんぽせーし❤️んちゅ❤️くちゅ❤️ヂュルル!」
夕張は駆逐達からかけられた命の源を指ですくい、舐め取った。
「はあ、はあ、おいひい…んん~❤️」
チュバ!チュパ!
静まりかえった部屋の中で、夕張の発する淫美な音だけが聞こえた。
やがて違和感に気づいた夕張は「ん?どうしたの皆?」と訪ねた。
そして4人の視線が後ろに向いている事に気づいて
「?後ろに何か…」
そこには無表情のまま固まっている、本日着任の提督と、案内役の電がいた。
振り向いたまま、夕張も固まった。
2~3分ほど経過したのち
「あ、あの…その…」
夕張は一同の代表としてとっさに言葉を出そうとするが、声が出ない。
それはそうだろう。勤務時間中に、駆逐艦相手に多人数プレイをしていただけでも問題なのに、あろう事かそれを一番の責任者たる提督に見られ、さらには顔から制服からぶっかけして精子まみれにしてしまったのだ。軍法会議無しで即解体・追放処分を喰らっても文句は言えない。
雪絵は無言で近くにあったティッシュを使って、かけられた精子を拭き始めた。
電がそれに気づいて手伝い始めても、5人は固まったまま動けなかった。
やがて、一応全てを拭き取った雪絵は
「これから2時後に全員を講堂に集めて着任の挨拶をするから、その後で全員執務室に来なさい。1人でも欠けてたら、全員連帯責任よ」
と告げて、ドアを閉めて去った。
ツカツカと無言で歩く雪絵に、電は「すみません、すみません、すみません…」と、何度も謝っていた。
雪絵と電は雪絵の自室に戻った。
雪絵は機械音声のように、「着替えてくるから待ってて」と告げ、部屋に入った。
(あの声の具合では…もう…おしまいなのです…)
部屋の扉の前で待っている電の心に絶望が走った、どころか爆走していた。
司令官不在では、資材の面や演習の依頼で他の鎮守府に比べて遥かに制限されてしまう。
それでも正規秘書艦として何とか司令官に着任してもらえるように、あちこちに頭を下げて回った。
時には罵倒され、笑われ、それでも『鎮守府と皆の為に』と奔走した長年の努力が、F1レースのチャンピオンもびっくりな早さで霧散しようとしているのに、平然としていられる者がいるだろうか?
当たり前だが、居ない。居たとしたら余程特殊な精神構造の持ち主しか居ない。
(…これで…全部…)
電の心はボッキリ折れていた。
涙も出なかった。
電が絶望にうちひしがれている頃、雪絵は…
(したいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたい…)
外の電の事など思う暇もなく、雪絵の心はある事に占められていた。それは…
(ああああああああ!セックスがしたい!)
誰かに聞かれたら、間違いなくドン引きされる事だった。
先ほど、駆逐の4人にぶっかけされてから身体が熱くなり、性欲が一気に爆発寸前まで追い込まれた。
(いや、セックスじゃなくてもいい!とにかく射精したい!あああああああ!射精したいいいいい!)
先ほどの電に対する機械的な態度は、ただ単に性欲を必死に抑えていただけである。
「どうしよう…と、とにかく着替えないと」
雪絵は、バッグの中から寝巻き兼訓練用のジャージを取り出し、ベッドに放ると、制服を脱ぎ捨てた。
ふと、部屋にある姿見を見ると、上下の下着だけの姿が写る。
童顔を化粧で何とか大人びさせてはいるが、女性の中では中位の背丈に、豊かな乳と尻、太ももを備え、お腹はバキバキとまではいかないが、ちゃんと鍛えてる事がわかる絞り具合。まさに非の打ち所がない身体だ。
(改めて見ると…股間の一物以外はまるっきりパーフェクトなのよね、この身体。私なんかが使ってていいのかしら?)
妖精の話を信じるならば、本来の雪絵の魂はどこにいるかわからない状態である。
(まぁ、私が雪絵になった以上は、ベストを尽くさないと…それより)
雪絵は血管を浮き上がらせながらパンティを押し上げ、テントを張ってるご立派さんを見つめた。
「何とかしないと」
思案にくれていた時、
ガチャ!とドアが開き、電が入ってきた。
雪絵とっさにズボンだけを履いた。
「どうしたの?何かあった?」
電は俯いたまま無言だった。
「もうすぐ着替え終わるから、外で待ってて」
そう言って後ろを向いた瞬間、電は雪絵に後ろから抱きついた。
「い、電?」
「ごめんなさい、なのです」
グイッ!と強い力がかかった思った瞬間、雪絵はベッドに放り投げられて寝転び、電がその上から覆い被さる形になった。
「ちょっと!電!?何をしているの!?上官を襲うなんて、冗談ではすませられないわよ!?」
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
電は俯きながら呟くと
チュッ❤️
「ンム!?(く、駆逐艦にキスされた!?)」
電は雪絵の唇に、唇同士のキスをした。
「ンム!ひょ…ひなづま…やめ…んん!」
「ンチュ…ンム…ひれいかんはん…」
チュッ❤️チュッ❤️チュッ❤️
電は何度も軽いキスをしながら艦娘特有の通常の人間より強い力で、逃れようともがく雪絵の腕を押さえつけながら、バタバタと暴れる脚も自分の脚を絡めることで無力化していた。
(これしか…これしか方法がないのです)
ーーー時間をちょっとだけ遡り、雪絵が着替えに入った直後
「…」
部屋のドアの横の壁にもたれながら体育座りでしゃがみ込んだ電は、黙ったまま、死んだ魚のような眼で前を見つめていた。
ぼっきり折れた心は、一度座り込んだ身体すらまともに動かなくさせていた。
あまりのショックに涙すら出ない。
(せっかく、せっかく優しそうな司令官さんが来てくれたと思ったのに…思ったのに…)
それだけが頭を占めていた。
もはや打つ手は残されていなかった。
ー『本当に?』
かすかに、かすかに残った、頭の中の冷静な部分がささやく。
ーー『本当に打つ手はないのですか?』
その囁きはだんだんと電の心に、ひび割れた石の中に流れ込む水のように染み込んでいく。
ーーー『あの司令官さんを逃したら、もう二度と誰も着任なんかしてくれないのに?』
諦めに占められていた心が、その囁きに耳を傾けだす。
ーーーー『幸いあの司令官さんは女性なのです』
優しい囁きは、諦めていた心に悪魔的な考えを提示した
ーーーーー『ならば、司令官さんを徹底的に犯して、電のおちんちんの虜にして、鎮守府から逃げられなくすればよいのです』
ピクン!と一瞬、電の股間の一物に力が漲る。
ーーーーーー『あの司令官さんは優しそうな方です、攻めて攻めて攻めまくってしまえば、堕とすのは容易いのです』
一物に段々と力が漲っていくと同時に、一物はパンツを押し上げ、股間にテントを張るのにさして時間はかからなかった。
ーーーーーーー『見回りは後にして、全員が講堂に集まるまでに2時間、モタモタしてはいられないのです』
「…いか…なきゃ…鎮守府が…皆が…」
電はドアノブに手をかけた時に感じた罪悪感をねじ伏せるように、ドアを開けた。
ーーー
「はあ、はあ、司令官さん」
「電、やめ…やめて…」
スリスリ
電は腰を前後に動かし、雪絵の引き締まったお腹に自らのナニをこすりつける。
スリスリスリスリ
スカートとパンツ越しに、雪絵の引き締まったお腹の感触を感じた後
ズリッ!
「きゃあ!」
「すごい…大きなおっぱいなのです」
乱暴に雪絵のブラジャーを上にまくりあげ、空母や戦艦に負けず劣らない見事な大きさを誇る、形は半分に切ったラグビーボールを彷彿とさせる巨乳をまじまじと見つめた。
「いやぁ…見ないで…恥ずかしい…」
身体の自由を奪われ、羞恥で真っ赤になった顔を見て、電は説明のつかない激しい感情を覚え、気がつくと
パクっ❤️
モムニュ❤️モムニュ❤️モムニュ❤️
「いや///あん///そんな///」
左側のおっぱいに顔を埋め、歯をたてないように唇でガードしながら大きく口を開いたり閉じたりしつつ、雪絵の素晴らしいおっぱいの感触を顔いっぱいに受け止めた。
「ンモ!ンモ!フモ!」
「電、いい加減にして!」
雪絵の説得は届かず
モグニュ❤️モグニュ❤️モグニュ❤️
「いやあん///」
電の小さな舌は乳首にターゲットを絞り、時折
カリッ❤️
「んにゃあん///駄目え///ちくび///かまないでえ///」
雪絵が痛がらない位の甘噛みを加え、緩急をつけて、敏感な胸を攻め立てる。
モグニュ❤️モムニュ❤️カミカミ❤️
「んん///やあ///」
「司令官さんのおっぱい…まるでパン生地か、つきたてのお餅みたいにあったかくて、柔らかなのです♪」
モニュン❤️モニュン❤️
「いや////そんな///おっぱいばかりぃい///」
電はおっぱいとおっぱいの間に顔を埋め、所謂『ぱふぱふ』を楽しんでいた。
雪絵は何とか逃れようと試みるも、艦娘の力と、ますます強くなる身体の疼きに身を委ねようとする心を理性で抑えるのに手一杯で意識を集中できず、電のなすがままにその豊乳を弄ばれていた。
その力の抜け具合を電は見逃さなかった。
「このまま…」
右手を雪絵の下半身にすべらせていく。
「いや!駄目!やめて!それは!」
手の行きつく先を理解し、一瞬気が戻った雪絵は抵抗したが…
「え?これって…」
わずかな差で間に合わず、電の手は、雪絵の股間の一物に気がつくと、動きを止めた。
「し、司令官さん…って、まさか…」
その時
ドックン!
(な、何!?)
雪絵の中で何かが動き始めた。
ドックン!
(こ、怖い。何!?この違和感!?)
ドックン!
それは雪絵の頭の中で段々と形を形成していき
ドックン!ドックン!
(何か嫌な予感がする!このままじゃ取り返しがつかない事が起こりそうな気がする!)
やがて
ドックンドックンドックンドックンドックンドックンドックン!
(嫌!嫌!やめて!止まって!止まって!)
その『何か』ははっきりとした形となり
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン!
拍動が極限に達した時
『ハア…仕方ないわね。ちょっと寝てなさい、後はやっておいてあげるわ』
(え?)
『それ』が放った言葉と共に雪絵の意識は闇に飲まれた。
ーー
「え…?」
電は夢中になっていた。
触り心地抜群の決め細やかな肌
どこまでも優しく受け止めてくれるような、温かさと柔らかさを兼ね備えた豊満なバスト
女性らしさと強さを、ギリギリのラインで保つ、引き締まったお腹
まだ触っていないが、思わずわし掴みしたくなるヒップ
(他の人の身体がこんなにいいなんて…)
だが、雪絵の股間についた一物が、電を現実に引き戻した。
「こ、これって、まさか…」
自分と、いや、自分達と同じ者だった事に
電は混乱していた。
その時
『そう、おちんちんよ。童貞ちゃん♪』
電が顔をあげて雪絵を見る。
先ほどの慌てぶりが嘘のように落ち着き、妖艶な笑みを浮かべていた。
「ち、違うのです!電は童貞ではないのです!」
『そうムキにならないの。悪い事じゃないんだから』
「違うったら違うのです!」
電は嘘をついた。実際、電は童貞かつ処女だった。
他の艦娘達が姉妹や仲の深い者とセックスを楽しんでいた時、電は正規秘書艦娘としての仕事に忙殺され、さらに姉妹の暁・響はいち早くお互いのみの肉体関係となり、雷は、いきさつは不明だが、吹雪型の初雪といい仲になり、気がつけば嫁ぎ遅れのお局OLのように相手が居ない状態になっていた。
『ふーん、なら童貞じゃないって証明しなきゃね』
ふにゅん❤️
「はわわわ!?」
雰囲気の変わった雪絵はそう言うと、電の一物を解放された左手でパンツごしにソフトタッチした。
『あらあら、もうすっかり臨戦態勢じゃない』
「はうう///」
電は顔が熱くなるのを感じた。
ふにゅん❤️ふにゅん❤️
『フフフフ、可愛らしいタマタマね♪』
「あ///あう///あう///」
(な、何で!?何で竿や亀頭でもないのに///こんなに気持ちいいのですか!?)
雪絵にパンツごしに睾丸を揉まれて、電の力はだんだんと抜けていった。
『あらあら、もう我慢できなくなっちゃった?これから、たあああっくさん❤️精子をぴゅっぴゅ❤️しなきゃいけないんだから、タマタマをモミモミして、い~っぱい精子を作りましょうね~♪』
「せ///せーし///」
電が精子の一言にドギマギしていると、雪絵は自分の顔を電の顔に近づけ、そのまま口づけをすると
グヌニュル❤️
「んん!?」
電の口を舌でこじ開け、そのまま電の口内で舌を暴れさせた。
グヌニュル❤️グヌニュル❤️ぬちゅ❤️ぐちゅ❤️
「ん!んん!?ふぅ///ううん///」
『んふ、ンム、ンム、ンム』
それだけで電の頭は既に限界寸前だった。
今までした事もないディープキスをされながら優しく睾丸への優しい刺激が続いた。
(さ、さっきとはまるで違うのです!どういうことなのです!?)
そんな電の頭にわいた疑問は、
グチュル❤️ヌニュル❤️
絡み付くディープキスと
ふにゅん❤️モミモミ❤️サワサワ❤️
「んんふ///んんふ///んん❤️」
『プアっ!フフフフ、可愛いわ、電』
「はう///あう///」
『フフフ、もっとキスしてあげる♪』
ムチュ❤️ヌニュル❤️ヌニュル❤️
「んんん///ん!んん///ん!」
与えられる未知の快感と刺激に、身体の力と共に抜けおち、いつの間にか雪絵を抑えていた左手は離され、電の頭を後ろから右手でがっちりホールドされてキスから逃げられないようにされていた。
そんな状態が10分も続き、電の身体の力は完全に奪われ、雪絵は上に乗っていた電を逆にベッドに寝転ばせた。
そして、中途半端にされていたブラを脱ぎ捨て、ジャージのズボンも脱いだ。
「はあ///はあ//はあ///はあ///」
『さあて、私だけが脱いでちゃフェアじゃないわよね?』
「はあ///はあ///ふえ?」
シュルシュル…バサッ!
「い、いや///駄目///駄目///」
雪絵は着せ替え人形の服を脱がすように、あっという間に電を下着だけにした。
『あらあら、女の子にしては地味な下着ね』
電の下着は黒のスポーツブラと同色のお子さまパンツだった。
「はうう///は、恥ずかしいよお///」
『そんなに恥ずかしがらないの♪私はこういうシンプルなのも好きよ?』
「す///好き!?」
『ええ、好きよ』
(す、好き…好きって…)
「好き」の一言に電は心の奥底に熱いものを感じた。
第一正規秘書艦娘として鎮守府の諸問題に全力を尽くした。
時に影に時に陽に、鎮守府存続の為に全てを捧げていた。
それを省みる事なく周りはカップルばかりでセックス三昧。
そんな毎日に、心が本人も気づかない内に荒み、次第に周りと距離を置くようになっていき、周りは気にも止めなかった。
1人で寝て起き、仕事も訓練も休むのも1人だった。
『孤独』がいつしか『孤毒』となり、電の心を蝕んでいたところにかけられた『好き』の一言。
例えそれが下着の事であっても、ずっと欲しかった一言だった。
「う、うう、グシュ!」
鼻の奥がツーンとして、一瞬で眼に涙が溢れた。
『あ、あら?』
「う~///うえええええん!」
『ああ、ご、ごめんなさい!まさか泣くほどショックだなんて思わなかったから!』
「えええええん!グシュ!グシュ!」
『はいはい、泣いちゃ駄目よ?可愛い顔が台無しになっちゃうわ』
まさかの事態に慌てた雪絵は電に添い寝しながら優しく頭を撫でた。
電は赤ちゃんのように雪絵の胸に顔をうずめて泣いた。
「グシュ!グシュ!うう~」
『ごめんなさいね、電。ちょっとからかいすぎたわ』
「うう///い、電も…ご、ごめんなしゃい、司令官しゃん。司令官しゃんに、司令官しゃんにひどい事を」
『あ~、まぁ、そうね。でも貴女を泣かせるつもりはなかったの。本当よ』
「司令官しゃん…」
電の涙と鼻水で濡れた胸を気にするそぶりも見せずに、雪絵はあやすように電に語りかける。
『じゃあ…そろそろいいかしら?』
「ふえ?」
雪絵は電の下半身に向かって下がっていき、お子さまパンツごしに膨れ上がった一物に顔を近づけた。
「し、司令官しゃん!?」
『泣かせちゃったお詫びよ。たあっぷり可愛いがってあげる♪』
すりすり❤️
雪絵はパンツごしに頬ずりをし始めた。
『んん~♪』
「ひゃう///司令官しゃん!」
『安心して、ちゃああんと、せーしぴゅっぴゅ❤️させてあげるからね』
すりすり❤️すりすり❤️
『ああ~、固くて熱いのが、ビぃン❤️ビン❤️になってるわね。嬉しいわ♪』
「司令官しゃん…」
雪絵は頬ずりを止めると、そのままの状態で、電の肉竿を咥える。
「ひゃあ///」
「はむっ❤️んも❤️フム❤️」
(パ、パンツごしなのに!この気持ちよさ!たまらないのです!)
肉竿を咥えながら睾丸をふにふにと軽く刺激し、電の射精を促そうとする。
「ひゃう❤️あう❤️司令官しゃん!司令官しゃん!らめ❤️らめ❤️せーしがれちゃいましゅ❤️」
『んん~?もう出ちゃう?じゃあ…』
雪絵は電のパンツを下に下ろすと
『まずは一番搾り、いただきまーす♪』
パクっ❤️ズルルルルルル!
「はああああああん❤️」
雪絵は電の一物を咥え、口をすぼめて所謂ひょっとこ顔になりなって、そのまま顔を前後に
グポ❤️グポ❤️ジュポ❤️ジュポ❤️ジュポ❤️ジュポ❤️
「はにゃあああああ❤️らめへええええ❤️いぐうううううう!」
電の限界は一気に訪れ
ドプピュル❤️!ドプピュル❤️!ドプピュル!ドプピュルルルルルルルルル!
『んぷ!!』
「んにゃあああああ❤️らめへええええ❤️止まら❤️止まらにゃいひい❤️」
ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️ゴクッ❤️
『んんんふ!んふ!んん❤️』
止めどなくあふれでる精子を、雪絵は苦もないように、いや、まるでカラカラに渇いた喉を潤すように飲み干していく。
やがて射精が止まり、電は「はあ…はあ…」と息を荒くしながら射精の余韻に浸っていた。ふと下を見ると、雪絵が一物から口を離し、わずかに口から溢れた精子を舐め取っていた。
『あふ…ンム…』
「し、司令官さん…」
『チュム…はあ。まずは、ごちそうさまね、電』
「あ、あの、もしかして、電のせーしを」
『ぜぇん❤️ぶいただいたわ。ずいぶんと溜まってたみたいね?ネバネバしてて飲むのに手間取っちゃった』
「はわわ///恥ずかしいのです」
『ふふふ、元気な証拠よ。さて…』
雪絵は電の眼をじっと見つめて尋ねた。
『まだいける?』
その、何者をも魅力し、だが、言い知れない怪しさを宿した瞳の前に抗う事もなく
「は…はい、電は司令官さんにもっと、もっと可愛いがってもらいたいのです」
電は求めた。愛を、優しさを、そして甘えられる相手を。
『いいわよ、お腹いいいい❤️っぱいになるくらい私に甘えなさい♪』
「し、司令官さん!」
電は雪絵に抱つき、雪絵もまたそれに応じるように優しく抱きしめた。
「んん~♪司令官さん…♪」
『あらあら、すっかり甘えん坊さんになっちゃって…』
「うう~///い、いいのです!電は司令官さんと二人っきりの時だけ甘えん坊さんになりたいのです!」
『解ったわ。いいわよ♪私が甘えさせてあげるからね♪』
「司令官さん❤️」
その時こそ、電にとって幸せな時間が始まった瞬間だった。
『じゃあ、今度は電の女の子の部分を可愛がってあげるわね』
雪絵は電のスポーツブラを脱がせると
『ふふふ、さくらんぼ色の可愛い乳首ね』
「はうう///恥ずかしいよお///」
『感度はどうかしら?』
パクっ❤️チュム❤️チュム❤️
電の左の乳首を口に含み、右の乳首を左指でピンピン❤️と弾いたりする。
「はん❤️やん❤️あん❤️」
電はベッドのシーツを掴み、与えられる快感を、その幼い体に一身に受けた。
『んん~❤️ん❤️』
カリッ!と咥えた乳首を甘噛みする度に
「んにゃあ❤️ああん❤️」と電は敏感に反応してくるので、雪絵は余っていた右手を太ももに這わせた。
気持ちよさとくすぐったさに背中がゾクゾクと震えっぱなしになっているところに
サワサワ❤️
「~~!?❤️❤️」
太ももに這わせていた右手でパンツをずらして、女性器を優しく撫で始めた。
「し、司令官しゃん❤️しょこは❤️」
『言ったでしょ?女の子の部分を可愛がってあげるって♪』
少しずつ愛液が分泌され、潤っていく電の女性器。
幼い喘ぎ声が途切れること無く続き、雪絵もまた興奮の度合いが増していく。
そして、雪絵は自分の指を舐め、唾液をまとわせると
クチュ❤️
「は❤️やあ///❤️」
いよいよ電の割れ目の攻略に踏みきった。
クチュクチュクチュクチュ❤️
「やん❤️やん❤️あん❤️にゃあん❤️」
「あら、ちょっと触っただけなのにもう濡れてるじゃない?」
「ら、らって❤️司令官しゃん❤️が❤️可愛がってくれるかりゃ❤️うれしくて❤️うれしくて❤️たまらにゃいんれしゅう❤️」
『すっかり舌ったらずになっちゃって。そんなに気持ちいいの?』
「ひゃい❤️気持ちいいれしゅ❤️司令官しゃんの指も❤️ベろ❤️も気持ちいいれしゅうううう❤️」
今まで我慢していた反動なのか、電の甘えっぷりが半端ではなくなっていた。そして雪絵も
「冥利につきるわね、嬉しいわ」
そんな電の姿を嬉しく思った。そして、両乳首と割れ目への攻めは段々とペースを上げていった。
クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ!
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!
クリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリ!
「んにゃあ❤️りゃめへえ❤️あたまが❤️あだまが気持ちいいで❤️気持ちいいで❤️いっぱいになりゅううう❤️ばかになりゅううう❤️」
『いいわ、馬鹿になって堕ちなさい。私に堕ちなさい』
なおも激しい三点攻めは続く
「司令官しゃん❤️司令官しゃん❤️」
全てを忘却の彼方に置き去り、電は快楽の虜になっていた
『そう、私だけが貴女を気持ちよくしてあげる、気持ちよくしてあげられる』
『私が貴女を幸せにしてあげる』
だが、三点攻めは続いているはずなのに、電の頭に雪絵の絡み付くような甘ったるい声が響く
『さぁ、貴女を気持ちよ~くして、幸せにしてくれる人の事を…貴女は何て呼ぶ?』
その声に、子宮付近が熱く疼いた。
「ご…」
一瞬、本能的なのかどうかはわからないが、電の心が、口に出そうとした一言に対して壁のようにストップをかけようとする。
しかし、心も体も身体も開ききり、雪絵に全てを明け渡し、支配される喜びは、その壁をあっさり打ち砕き
「ご主人しゃま…❤️」
その一言を放った瞬間、電の下腹部に複雑な紋様が浮かぶ。
『はい❤️よくできました♪』
雪絵は優しく電の唇にキスをする。
「んん❤️れるあ」
電が、主人の舌を求め、絡めたその瞬間、気持ちいい熱さと共に下腹部の複雑な紋様は強く光輝くと、はっきりと現れた。
「ご、ご主人しゃま…これ…」
電が不安そうに雪絵に尋ねると
『それはね、貴女と私の証。電がずっと、ずっと、ず~っと❤️私のものになった証よ♪』
雪絵は電の耳元で、呟くように優しく教えた。
「あは❤️電はご主人しゃまのもの❤️ご主人しゃまのものれしゅう❤️」
電は嬉しそうに雪絵に抱きついた。
『ふふふ、安心しなさい。私は一度手に入れたら最後まで可愛がってあげる主義だから』
「やったぁ❤️ご主人しゃまとずっと一緒れしゅう❤️」
もはや電の心と身体は雪絵に捧げられ、電と雪絵を阻むあらゆる障害に対しての躊躇いを捨てさせた。沈んだ敵も助けたいと願った少女の優しさは残っているが、それは『自分と雪絵に害がおよぶ事がない限りは』という大前提がつき、電は完全に雪絵に服従した。
『じゃあ、電が私のものになった記念に』
雪絵は電の上に乗り、所謂騎乗位の体勢になった。
『電の童貞卒業式をしてあげるわ♪』
「わあ❤️ご主人しゃまあ❤️あ、ありがとうございましゅう❤️」
自分で否定していた童貞をあっさり認め、電は喜びにうち震えた。
雪絵は電のぺニスを秘部にあてがい
『さあ、いくわよ電』
ヌププププププ❤️
「ああ❤️ああ❤️いなじゅまのおちんちんが❤️ご主人しゃまの中に❤️」
ずっぷん❤️
『んん❤️はあ~❤️』
「んにゃはあ❤️あああん❤️」
雪絵が艶かしいため息を吐き、電が気持ちよさに叫ぶ
『フフフフ、童貞卒業おめでとう❤️どう?女の膣内(なか)は?』
「ふ、ふうわあ❤️ああ❤️きも❤️きもぢいいれしゅ❤️きもぢいいれしゅ❤️ご主人しゃまあ❤️」
『女として、冥利につきるわ。じゃあちょっとだけサービスよ。そのまま動いちゃ駄目よ?』
グニュグニュ❤️
「んはあ!❤️にゃに❤️にゃに❤️こりぇえ❤️どっちも動いてにゃいにょに❤️おちんちんが❤️おちんちんが❤️中でモグ❤️モギュ❤️されてりゅうううう❤️」
『フフフ、私は膣内を自由に動かせるの。気に入ってくれたかしら?』
「んぎいいい❤️んぎいもぢ❤️ぎいもぢいひいいいいい❤️❤️」
『良かった♪でも、忘れてないかしら?』
「はえ?」
雪絵は電の耳に顔を近づけた。
『これだけでも気持ちいいのに、腰を動かしたら…どうなっちゃうのかな~?』
幼稚園児を相手にするかのように優しく、だが、繋がった相手を翻弄するかのように囁く。
ぞくぞく~ッ!!❤️
電の腰から背中、首筋が震えた。
『きっと、気持ち良くって気持ち良くって、せーし❤️ぴゅっぴゅ❤️が止まらなくなっちゃうかも❤️』
「あ、あう、あう」
電は想像しただけで気がおかしくなりそうになりそれに耐える為かのように雪絵にしがみついた。
『じゃあ…いくわよ!』
ジュプン❤️
雪絵は、電のぺニスを咥え込んだまま、腰を上下させた。
「あ❤️ングウ!」
ぴゅぶ❤️プビュ❤️プビュ❤️
『あん❤️熱々せーし❤️きたあ❤️』
たった1往復にすら耐える事が出来ず、電は射精した。
「しゃ、しゃしえ❤️しちゃったあ…」
『あらあら、お楽しみはこれからよ?』
「へ?」
『さあ、一気にいくわよ!』
ジュプ、ジュプ、ジュプ、ジュプ!
『あん❤️あん❤️あん❤️あん❤️』
プビュ❤️プビュ❤️プビュ❤️プビュ❤️
『ひっ❤️ぎっ❤️あ❤️ん❤️』
一突きごとに搾り取られるように射精していく。
電の頭は、今まで知らなかった快楽の虜となり、通常ならあり得ない位の射精量に疑問すら抱くことなく射精し、主人に精を捧げる。
そして主人たる雪絵もまたそれを楽しんでいた。
ズプズプズプズプ!
上下のストロークは激しさを増し、一突きごとの射精は段々と間隔が長くなっていった。
ズプズプズプズプ!
『ああ❤️あん❤️いいわあ❤️電❤️もっと気持ち良くなりなさい』
「あん❤️あん❤️あん❤️ご主人しゃま❤️ご主人しゃま❤️らいしゅき❤️らいしゅきれす❤️」
雪絵は電の快楽に溺れきった表情に満足そうに微笑んだ。
膣壁はあらゆる角度から電のぺニスを舐めあげ、シゴき、更なる射精を促す。
ジュップジュップジュップジュップジュップジュップジュップジュップ!
「ご主人しゃま❤️ご主人しゃま❤️いなじゅまは、いなじゅまは、もう❤️いぎ❤️そうなのでしゅ❤️」
『いいわよ、出しなさい?貴女の寂しん坊おちんちんからせーし出しなさい、ほら♪ほら♪ほら♪ほら♪』
ズプズプズプズプズプズプズプズプ!
「はにゃあ❤️しょんにゃ❤️パンパンはげしひい❤️らめへえ❤️いぎゅ❤️いぎゅううううう❤️ご主人しゃまああ❤️愛してましゅううううう❤️」
『私もよ、電。さあ、イきなさい!』
どぷびゅ❤️どぷびゅどぷびゅ❤️
「かはっ❤️ああ❤️」
『ああん❤️ぴゅっぴゅ❤️きたあ❤️』
どぷびゅ❤️どぷびゅどぷびゅ❤️
『おいひい❤️寂しん坊せーしおいひい❤️』
「あう❤️が❤️ほお❤️」
ビュル❤️…ビュル…ビュ…
「はあ…はあ…」
『はあ…はあ…電』
雪絵は電の顔を見た。
「ごしゅりんたま❤️…ごしゅりんたま❤️」
最早言葉すら上手くだせない位に溶けきった、だが、頼れる存在を見つけ、受け入れてもらえた喜びに満ちた電に、雪絵は事後のディープキスを与えた。
「ンチュ…ンム…ごひゅ…たま…」
『ちょっと疲れちゃったわね。少し寝なさい?時間が来たら起こしてあげるわ』
雪絵は、また電に添い寝し、電は赤ん坊のように雪絵に抱きつき、眠ってしまった。
ーーー
「やってしまった…」
雪絵は激しく動揺していた。
実は、意識が無くなった後、VRでも見ているかのように電との行為を見ていたのだ。
そして、電が眠った後から、身体が元のように動くようになったのだ。
『ふぅ、楽しかった♪』
「!?誰!?」
どこからか声が聞こえたが、周りには眠っている電以外は居ない。
『誰って?私は貴女で、貴女は私よ』
「何ですって!?」
『あまり騒いじゃ駄目よ?電が起きちゃうし、私の声は貴女にしか聞こえないから、端から見たら1人で叫んでる危ない人にしか見えないわよ?』
「え…?」
『まぁ、貴女が欲しい情報は執務室にあるから、私は寝るわ。じゃあね♪』
「ちょ、待ちなさい!」
『あ、言っておくけど、私は貴女の敵じゃないわ。それだけは解っててね。じゃ』
「はあ?」
「言うだけ言って何の反応もしなくなっちゃった…」
雪絵は暫く考えを巡らせたが、『執務室に答えがある』という声に従い、着替えを済ませ、再びジャージ姿になると、執務室に向かった。
 ̄ ̄ ̄
執務室は、先ほどの明石と大淀の痴態の後は微塵もなく、静まり返っていた。
「流石に呆けたままって事はないわね」
執務机まで行くと、引き出しを調べ、手前にある引き出しの中に、『雪絵さんへ』と書かれた封筒があった。
「これね」
急いで封を開け、中身を開くと
『説明書』と書かれた紙が出てきた。
「説明書?何の?」
『これで貴女もハーレムクイーン!!サイ・キュバスモードの使い方』
「ハーレム?サイ・キュバスモード?」
『貴女に搭載された能力『サイ・キュバスモード』は、簡単に言えば、『セックスをすると、どんなに貴女を嫌っている相手も必ず心酔するという能力です!』
「はい!?セックス!?」
『しかも、発動するとサポート用人格が様々なサポートをしてくれます!』
「じゃあ、あれサポートの一環だったの!?」
『発動の仕方はとても簡単!一定の興奮状態になるだけ!これだけです!』
「え?じゃあ、興奮する度にあれになるわけ!?何その危ない能力!?せめてオンオフ機能つけてよ!運動してて興奮したら目も当てられない痴態を晒す事になるじゃない!」
『さらに!発動した時から、貴女の身体から特殊なフェロモンが発せられ、それを浴びた相手はクモの巣に捕まった獲物のように動けなくなり、さらに催淫効果もあるため、相手は10分もしない内にAV女優もビックリなおねだりさんになります』
「もしそれが人間相手だったら大変な事になるわよね!?」
『サキュバスのように枯れるまで絞り尽くすもよし、インキュバスのようにおちん●で突きまくって性奴隷のようにしてやるもよし、まさに、相手を貴女好みに堕とせる素晴らしい能力なのです!』
「どこが素晴らしいの!?」
『しかも今回は、特別プレゼントとして、どれだけ射精されても妊娠しない子宮と、催淫効果を更に高める、無精子ザーメン大量作成能力が貴女に付加されています!』
「あ、それは安心」
正直、着任したばかりで孕ませるのも孕ませられるのもごめんだった。
『なお、妊娠したい、させたい場合は、夢の中で、エラー妖精に申請してください』
「しばらくは無いわね」
『では、素敵なハーレムライフを!』
「え?これだけ!?」
説明書はそこで終わっていた。
(次にあの妖精が夢に出たら、オンオフ機能つけてもらおう)
能力を消してもらわないあたりはちゃっかりしている雪絵だった。
 ̄ ̄ ̄
「す、すみません、司令官さん。起こしてもらって」
「いいわよ、気にしないで」
集合時間が迫り、雪絵は電を起こして身支度を整えさせた。今は講堂に向かって、2人で歩いている。
(何とか都合よく、セックスしたことを忘れててくれないかな~)
「司令官さん」
「ん?何?」
「い、電の処女は///いつ、貰って下さいますか?」
(駄目だわ、しっかり覚えてるわこの子)
「そ、そうね。しばらくは忙しいだろうから、落ち着いたら、ね」
「電はいつでもお待ちしています。ご主…いえ、司令官さんがお望みならば、いつでも捧げる覚悟なのです」
「あ、ありがとう…」
(どうしよう…)
雪絵があれこれ考えを巡らせている内に、講堂にたどり着き、中は艦娘で埋めつくされていた。
「総員、起立!」
電が突如として大声で起立を促す。
その眼には迷いも不安もなく、逆にその迫力に座っていた艦娘達が驚いて一斉に起立した。
「司令官に、敬礼!」
ザッ!と一糸乱れぬ敬礼に、雪絵もまた敬礼を返す。
「直れ!着席!」
皆が皆、信じられないものを見るように電を見つめながら着席する。
「これより、新たに着任された司令官さんより、着任のお言葉をいただきます。しっかり拝聴するようにして下さい。では、司令官さん、お願いします!」
(さあて、まずは一番、しっかり挨拶しなきゃ!)
雪絵は壇上に上がり、マイクを調整すると、講堂にいる1人1人を見回すと、話を始めた。
「えー、この度着任した源吹雪絵です」
ヒソヒソ…ボソボソ…
すると、一部の艦娘達が憚る事なくヒソヒソ話を始める。
「静か…」
「止めなくてもいいわよ、電」
「でも!」
「どうせ、『どのくらいここにいるかな~?』とか、『それで賭けでもしようぜ』って話でしょ?その位解るわ」
ヒソヒソ話をしていた艦娘達は話をやめ、無表情で雪絵を見つめた。
「あら、色々言いたそうな眼をしているわね。『こうなったのは自分たちを放っておいた人間達のせいだ!』とか、『今さらお前が来て何になる?』ってところかしら?」
「解ってんならさっさと帰んな。ここはお前みたいな甘ちゃんが来るところじゃねえよ」
話をしていた1人が立ち上がり、雪絵に告げる。
「初対面でしょ?自己紹介くらいしたらどう?」
「アタシは摩耶、高雄型の三番艦だ。さぁ、自己紹介はしてやったんだからさっさとこの鎮守府から出ていけ!」
摩耶の強気な言葉に煽られたのか
「そうだそうだ!」
「アンタなんか、いらないわよ!」
と罵声が響く。
「……」
それに対して、雪絵は黙ったままだった。
「どうした?優しく受け入れてくれると勘違いしてたか?」
摩耶がニヤニヤとしながら聞く…が
「いいえ、これだけ『想定内』だと、呆れちゃって、逆に笑えるわね」
雪絵はオーバーリアクション気味に言葉を返した。
「何だと?」
「私がすごすごと立ち去ったら、またアンタ達はそこらかしこでセックス三昧なんでしょ?野山の猿だってそこまで色狂いじゃないわよ?」
「ああん?お前死にてえのか!」
摩耶のボルテージが一気にあがる。それに対して雪絵は
「駆逐艦1人に仕事押し付けて色ボケしてるボンクラに私が負けるとでも?」
馬鹿にするかのように壇上から言葉を投げつける。
「んだとコラあ!」
ダダダダダ!
「なめんな!」
ブオン!
摩耶は一直線に駆け上がり、雪絵の前に立ち、大きく振りかぶって右ストレートパンチをお見舞い…
「甘い!」
しようとしたが、雪絵は寸前で右にかわし、左手で摩耶の『手首』を、右手は『摩耶の右側の襟』を取り、そのまま腰に乗せて背負う形になり、そのまま右足の裏を摩耶の脚に当てて後ろに払った!
「だありゃああああ!」
「うわあああああ!」
摩耶の視界は突如目まぐるしく変わり
ズダーン!
頭に強い衝撃を受け、天井をあおいでいた。
「ぐあ、ああ…」
「あら?やりすぎたかしら?手加減はしたんだけど。まぁ、摩耶が先に手を出したから正当防衛ってことで」
ザワザワ…
「う、嘘でしょ!?」
「に、人間に投げられた!?」
先ほどまで罵声を浴びせていた者達どころか、ただ黙って見ていた者もざわつき始めた。
パンパン!
雪絵は手を叩いて注目を集めると「ハイハイ、おしゃべりは後々!!これから色々話さなきゃならないんだから!」と皆に注目を促した。
「電、悪いけど摩耶をそこら辺に寝かせといて。その内気づくでしょ?」
「了解なのです」
ズルズル…ゴツッ!ゴツッ!
電は摩耶の足首を掴むとそのまま引きずりながら壇上を降りていった。
(扱いがひどい!!)
そんな姿に全員が心の中でツッコミをいれた。
「はい、じゃあ静かになったところで…」
ゴゴゴゴゴゴ…
「黙って…聞いてね?」
ニコニコしてはいるが、目が笑っていない雪絵に対して、一同は襟をただして聞く姿勢になった
「よろしい♪」
雪絵の目が三日月の形になり、満足そうな顔になった。
そして、(もしかしたら、とんでもなくヤバい奴が来たんじゃ?)、というのが電を除いた全員の見解だった。
ーーー
「ふぅ、疲れた…」
「お疲れ様なのです、司令官さん」
あの後、一通りのテンプレな挨拶と、鎮守府の今後の方針を軽く語ってお開きにした。
(ちょっとやりすぎたかしら?あの後、皆が皆、※『ダンボ君』見た客なみにひいてたからなぁ~)
※千原ジュニアが脚本を書いたコント。本人は爆笑間違いなしと思ったが、実際はドン引きされた人を選ぶコント。動画サイト等にアップされているので、気になったらチェック!笑えないけど、『ああ!そういう事か!』という感じにはなる。似たようなコントをアンジャッシュがやっているが、これは腹を抱えて笑った)
椅子に座って考えていると
「司令官さん、お茶をどうぞなのです」
電がお茶とせんべいを雪絵に差し出した。
「ありがとう、電」
ずずず…
「うん、今の私には染み渡る美味しさだわ」
「恐縮なのです♪」
バリバリと、お茶うけのせんべいを齧りながら、雪絵は今後の事に頭を巡らせていた。
コンコン!と戸を叩く音に「入りなさい」と雪絵が答えると、大淀を先頭に明石、夕張、睦月、如月、皐月、望月がぞろぞろと入ってきた。
「来たわね」
一同は横並びになり、敬礼をする。
「あの、提督…」
大淀が代表して話そうとするのを、雪絵は手を前に出して止めた。
「私が貴女達を呼び出したのは…察しがついてるわよね?」
「はい…」
「あれだけ言い訳のしようのない事だから、私は貴女達に処罰を与えなければなりません。覚悟はいいですね?」
『は、はい…』
一同は恐怖に震えながら沙汰を待った。
「さて、貴女達には罰として…」
ゴクリと息を飲む。
「『特別慰安室』、平たく言えば『ヤリ部屋』を作ってもらうわ」
「「「は?」」」
「セックス自体は否定しないわ。仲間と繋がって絆を深め、それが結束になるならやるべきよ。ただし!今日までみたいにあっちゃこっちゃで盛られてちゃ流石に不味いから、空いてる部屋を改築して、それ専用の部屋を作ってちょうだい」
「よ、よろしいのですか?」
大淀がおずおずと聞くと、「どうせ禁止したってヤるんでしょ?なら、発散させておく方が健全よ」と事も無さげに雪絵は笑いながら答えた。
「とりあえず、仮の慰安室として使える場所を今日中に決めてちょうだい。正式に決定して作った後は、当面の間、貴女達に清掃係をしてもらう、それを貴女達への処罰とします」
大淀達は信じられないものを見るような眼で雪絵を見た。
「電から、歴代の司令官が貴女達のセックスを禁じていたのは聞いたわ。後、その他諸々もね。今回はこれくらいにするけど、次また工廠やら執務室で盛ってた場合は厳しく処罰するから、その旨を皆に伝えて。いいわね?」
「り、了解しました…」
「なら早速頼むわよ、総員下がってよし!作業にかかれ!」
『ハッ!』
一同は再び敬礼した後、速やかに退出した。
「ま、最初はこんなものかしら?」
「はい、なのです♪」
やるべき事は山ほどあるが、まずは一山越えたか?と胸を撫で下ろす雪絵だった。
「しかし…歴代の司令官は、本っ当に最低限の事しかしてなかったのね」
チラッと横を見ると、山積みされた未了承の書類が山積みだった。雪絵は書類の一枚を取って入念に読む。
「えーと、鎮守府の各資材の状況は…もらうのも最低限だったけど、出撃もしてなかったから、それなりに貯まってるわね。まぁ、使い始めたらあっという間に足らなくなるけど」
「それは何処でも同じなのです」
「ま、皆練度がまだ高くないから、当面は練度の向上と、それに伴う日常生活の改善が急務ね」
雪絵が電とお茶を飲みながらしゃべっていると、再びドアがノックされ、今度は軽空母『鳳翔』が入ってきた。
「軽空母鳳翔、お呼びにより参りました。」
「お疲れ様、忙しいところ来てもらって悪いわね。実は…」
「解っています。今すぐご用意致しますので…」
シュルシュル…
鳳翔は突然着物を脱ぎ始めた。
「え?ちょ!待っ!!何してんの!?」
「ご安心下さい、女性相手は不慣れですが、必ずやご満足いただけるご奉仕を…」
着物を脱ぎながら鳳翔は雪絵の座る場所へと歩を進めた。
「はあ?何いきなり訳の解らない事言ってるの?いいから服を脱ぐのを止めなさい!」
「そうです!司令官さんへのご奉仕は電だけでいいのです!」
「アンタも何言ってんの電!?」
電と雪絵は鳳翔を止めた。
「放して下さい!私が!私がやらなければ!」
「やらんでいいから落ち着きなさーい!」
ーーー
「す、すみません、取り乱しました」
しばし後、何とか鳳翔を抑えて説得してソファーに座らせた。
「ふぅ、びっくりした」
「鳳翔さんがあそこまで思い詰めるなんて、何があったのです?」
電が尋ねた。
「実は…」
鳳翔が語るところによると、雪絵の先代の提督は、日常に必要なものを鳳翔の奉仕によって引き換えにしていたのである。
「し、知らなかったのです…」
「全く…ゲス野郎ね、そいつ。ちなみに何されたの?」
「い、いわゆる授乳手コキとか、脇でおちんちんをシゴいたりで、セックス自体はありませんでした。『溜まるものは処理したいが、股間にぶら下げているものを見ては萎える』と言われて…」
「直接の性行為が無かっただけマシか。でも、何でそれが今に繋がるの?」
「先ほど…」
ーーー少し前、食堂
「はあ…やっぱり食糧が足りない…」
司令官不在から大分経ち、鎮守府に支給される食糧もかなりの不足が目立ち、最近では浜辺で採れる貝や海草、非番の娘に釣りをしてもらって食糧を確保していたが、それらも不足していた。
「お腹すいたよ~」
「ち、力が…でない…」
食堂で暇を潰していた娘達の言葉が、食堂を預かる身として胸に刺さる。
(このままでは、出撃より前に栄養不足で皆が動けなくなってしまいます)
「私は…何て無力なんでしょう。お腹を空かせた子達に、何もしてあげられないなんて…」
鳳翔がうちひしがれていた時
「ごめん下さーい!」
作業服を着た男が調理場の入り口から入ってきた。
「はい、何でしょうか?」
「ご注文の品をお届けに参りました!」
「は?」
「ちょっと量が多いんで、運び込んじゃいますね」
男は、外に「おーい、いいぞ!」と指示を出すと…
ぞろぞろ…ドサドサッ!ドサッ!
「こ、これは…?」
大人数の男達が次から次へと野菜や肉、魚、卵、その他諸々を運び込んでくる。
「え?聞いてませんか?こちらの鎮守府の提督さんからご注文をいただいて、揃えさせていただきました」
「で、でも…支払いが…」
鳳翔は真っ先にそれを心配した。こんなに買い込む予算なんて鎮守府には無かったからだ。
「ああ、それでしたら、えーと、提督さんのお名前は、と…源吹雪絵様から代金はいただいてますから大丈夫ですよ」
「源吹…提督?」
「ええ、『食糧が不足してるんだけど、大本営に話を通している時間が無いから、早急に用意して欲しい』とご依頼がありまして、ありったけをかき集めてきました!もちろん、品質も保証しますよ!」
「ええ…?」
鳳翔の頭は混乱していた。
確か新任のはずの若い提督に何故こんな事ができるのか?と。
「しかし、羨ましいですな」
「え?」
「提督さんが直々に私どものところにおいでになられて、最初は断ったんですが、『こうしている間にも、私の部下が腹を空かせているんです!予算はいくらかかろうと問わないから、今すぐお願いしたいんです!』って言って、大量の札束並べて頭を下げられましてね。それを見て社長が我々がやってた仕事を止めて、『ウチをできる処と見込んで頼んで下さったんだ、これに答えられなきゃウチの名が廃るぞ!』って言って、社長直々に陣頭指揮を取ったんです。お金もそうですけど、あの真剣な顔と、提督という立場にもかかわらず私どもに頭を下げて下さる態度に皆が感服してましたよ。『若いのに大した人だ』ってウチの社長も誉めてましたよ」
男は嬉しそうに笑いながら話していたが、食糧の搬送が終わると、「ありがとうございました!」と一言残して去って行った。
先ほどまで、鼠すら近寄らないほど何もなかった調理場と食糧保管庫にギッチリ詰め込まれた食糧。
「夢でも…見ているのでしょうか?」
何はともあれ、これ程の事をしてもらったならば、その見返りを要求されるのは至極当然の事だ。ならば…
「…言われる前に動いたほうが良いですね」
ーーー
「という考えになり、今に至るという事です」
鳳翔の独白を聞いて、電は「し、司令官さん…私達の為に…」と感激していた。
そして雪絵は
(え?そんな事した覚え無いけど?)
1人、頭の中でパニくっていた。
『ああ、その事?』
頭の中に、サブ人格のユキエが答えた。
(あんた知ってんの!?)
『恐らく私の作り主のオマケの一つよ。言ってたでしょ?『いくつか』オマケをつけるって』
(た、確かに…でも、サイ・キュバスモードだけじゃなかったの?)
『あの人サプライズが好きだから、大方アンタに変装してやったんじゃないの?』
(全く…してくれた事には感謝するけど、サプライズは勘弁して欲しいわ)
「司令官さん?具合でも悪いのですか?」
心配そうに電が声をかけてきて
「え?ううん、何でもないわ」と慌てて返す。
「提督…」
「なに?」
「何か、私に要求がありましたら…仰って下さい!何でもしますから!だから、だから、皆に!皆に優しく接してあげて下さい!」
「鳳翔…」
「あの娘達だって、好きでああなった訳じゃないんです!理由があったとはいえ、心が荒れてしまって…それであんな態度に…」
気がつけば、鳳翔は泣いていた。
荒れていく皆を見ていながら何もできなかった。
次第に自身も荒れかけたが、食堂を預かる身が何とか耐えさせた。
司令官がいる今、それらが混ざりあった複雑な感情が爆発して、涙は止めどなく流れた。
「鳳翔…」
雪絵は鳳翔の頭を抱きしめ、優しく撫でた。
「ふ///ふえっ///!?て、提督!?」
「貴女達を随分待たせて…辛い目にあわせてしまったのね。ごめんなさい」
「て、提督が謝る事では!」
「私が言いたいからいいの。鳳翔…」
雪絵は鳳翔から離れ、位を正した。
「はい」
「ならば、あの食糧に対する見返りを貴女に要求するわ」
「司令官さん!?」
突然の要求に、電は驚いた。
「いいの、電ちゃん。私ができる事で、この恩返しができれば…」
「要求は2つ、一つは、食糧を私が用意した事は誰にも言わない事」
「な、何故なのです!?」
電はさらに驚いた。
「金と飯で吊ったように思われるのは心外だからよ。私は自分の言葉と行動で皆の信頼を勝ち取りたいの。だから、電も言っては駄目よ。いい?」
「納得はいきませんが…理解はしたので、了解なのです」
「ありがとう。2つ目は…」
「夜伽でしょうか?」
「それは電がするからいいのです」
「提督…ロリコ」
「それ以上言ったら怒るわよ?」
鳳翔の真剣な問いかけに、雪絵はストップをかけた。
「2つ目は…皆が笑顔になれる美味しいご飯を作る事、できるかしら?」
雪絵は優しく微笑みながら問いかけた。
「…はい!この鳳翔が、腕によりをかけて!!」
「ならいいわ、今夜から期待してるわよ?」
「おまかせ下さい!では、これから夕食の献立を早急に作り直します!」
「足が早い食材もあるから、なるべくそれらを使うようにね。じゃあ、頼むわよ!鳳翔!」
「はい!失礼します!」
鳳翔は足取り軽く執務室を後にした。
「ふふふ、今夜は楽しみね」
「その後は、電を食べて欲しいのです」
「アンタ急に変わったわね!?」
「そんな事ないのです」
(ご主人様の性奴隷は電だけでいいのです!皆は姉妹でイチャイチャしてれば良いのです!)
しかし、電の願いは虚しいものだったと後に電は理解する事になる。
パン❤️パン❤️パン❤️パン❤️
「あん❤️あん❤️あん❤️あん❤️ひ、ひびきい❤️ひびきい❤️もっと❤️もっとおちんちんで❤️バックから突いてえ❤️パンパンしてえ❤️」
パン❤️パン❤️パン❤️パン❤️
「まった…く、欲しがり、だね、暁は」
パチュン❤️パチュン❤️パチュン❤️
日が沈みかける夕暮れ。
駆逐艦寮の最上階、外れにあるトイレの個室内、暁型1番艦『暁』と、同2番艦『響』はお互いを貪り合っていた。
暁は和式便器の壁に手をついてお尻を突きだして股を開き、響は後ろから肉棒で暁の秘部を突きまくる。
「あん❤️あん❤️ああん❤️だって、だって響のおちんちんが❤️気持ち良すぎるからあ❤️いけないの…」
ずうっぷん❤️
「ほ!ほおおああん❤️い、いき、なり、はげ❤️しいいい!」
ドチュ❤️ドチュ❤️パチュン❤️パチュン❤️
「自分が淫乱なのを人のせいにするからだよ」
「や、やら❤️やら❤️そんな❤️」
響のストロークは激しさを増し、暁の膣内は、肉棒が与える快感を逃がすまいと締め付ける。にもかかわらず、響は涼しい表情を崩さない。
「レディたるもの、人に責任を押し付けてはいけない。いいね?」
「は、はひい❤️わかり❤️ました」
「それでこそレディだ。じゃあ、そろそろフィニッシュといこうか」
プボ!ズポ!グボジュボブュボ!
「や❤️あ❤️あ❤️らめ❤️やめ❤️おぐまで❤️おぐまでづかれでえ!いっぢゃううう!!」
パチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュンパチュン!
「よし、イく、イくよ、暁、だすよ!」
「らしてえ❤️らしてえ❤️あへあああ!なかにひいいいい!」
「うっ!」
イく瞬間、響は暁を後ろから逃がすまいとしがみつくと
ブボビュル❤️どぶびゅる❤️びゅるるるる!!
駆逐艦に似合わぬ大量の精子を暁の膣内めがけて容赦なく放った。
「あはあああ❤️なかに❤️でてりゅうううううう❤️」
びゅる!びゅる!ぴゅる、ビュル…
「はあ…はあ…ああ…」
「はあ…ああ…ひび…きい…❤️」
ぬぽ❤️ボヂョ、ボヂョ、ボヂョ
響が暁を離し、肉棒を引き抜くと、暁の膣内から精子が溢れだし、便器に落ちていく。
「はあ❤️あう❤️」
「暁、掃除だよ」
響はいまだ硬直を保つ肉棒をそそり立たせながら暁に促すと
「ふあむ❤️ンン❤️」
グポ、グポ、じゅるる❤️ムチュッ❤️
暁は先ほどまで自分の中にあった肉棒を愛しげに、丹念に舐め、肉棒についた精子や愛液を舐めとっていく。
「んも❤️ふも❤️んむ❤️」
夢中になっている暁を差し置いて、響はチラッと下を向いて暁を見た。
(いつまで経ってもツボを解ってくれないな、このレディ(笑)は)
何回やっても成長しない暁の奉仕に若干イラついていた。
グポ!グポ!グポ!グポ!ジュポ!
「んむ❤️んむ❤️ふうう❤️」
(はあ…)と心の中でため息をつき、ある程度綺麗になると
「もういいよ、暁。後片付けを頼むよ」
「ぷあ、ふぁい、わかりまひた…❤️」
そう言うと、響は暁を残してトイレを去った。
階段を降り、寮の物置部屋の前にさしかかると駆逐艦『島風』が待っていた。
「おっそーい!」
「すまない、ちょっと野暮用だった」
「んもー!」
島風は響の腕を掴むと、そのまま壁に押し付けて抱きつく。
「そんなに引っ張らないで、私は逃げないから」
チュッ❤️チュパ❤️
「ん、いきなりだね、島風。こんなところで」
島風は響を壁に押し付けて、キスを繰り出す。
「んふう❤️らって❤️ひびきが遅い…んむ❤️ンチュ❤️からあ、我慢が限界なの❤️」
それを証明するように、島風は響に身体を擦り付けた。
「寂しかったのお❤️寂しかったんだよ!ひびきい❤️」
島風は自らの肉棒を響の太ももに擦り付け始めた。
「ああ❤️ひびきのすべすべな太もも❤️たまんないよお❤️」
むくむく❤️
島風は腰を屈めては伸ばしを繰り返しながら、股に血を通わせ、スカートでは隠しきれない程に肉棒を勃起させていく。
端からみたら、普段から着ている衣装も相まって、本場のポールダンスの踊り子のようだった。
「はあん❤️あん❤️すりすり気持ちいい❤️」
腰をくねらせて自分の肉棒を響の太ももに擦り付け、快感を得る島風
に対して
(…何か最近うざったくなってきたな)
響の心は冷めきっていた。
元々響は暁とだけ肉体関係を持っていたが、暁が遠征で響が別行動をしていた時に、誰ともつるまずひとりぼっちでいた島風に暇潰しに声をかけ、話の流れで『セックスの相手が居ない』という島風の話に『じゃあ私としてみるかい?』と誘ったらホイホイと話が進んで島風は響に処女を捧げ、響は島風の肉棒を手や、島風持参のオナホールでシゴいて射精させていた。
この事を、『暁は知らない』
「島風、ここでは見つかる。中に行こう」
「うん❤️島風のおちんちんとおまん●を沢山いじって❤️」
既に興奮状態になっていた島風は、カビの匂いが漂い、ホコリが舞う物置部屋のドアを開けて、響を中へ誘う。
響は何度入っても馴れない部屋の空気に顔を一瞬歪めた。
「早く早くー!」と島風が手を引く中
(たまにはゆっくり休みたい)
響は心の中でぼやいた。
(暁は子どもっぽい癖に大人扱いされたがってとんちんかんな事をするからフォローが大変だし、島風は私に頼る、というよりは依存してきている。いい加減に控えて欲しい)
(それに、2人とも肉感が無いから抱いてもすぐ下が骨ばってるから痛い。たまには潮や浜風みたいな肉がたっぷりある娘としたい。肉に埋もれて癒されたい)
そう思っていた響は、ふと、ある事に考えがいった。
(そうだ、あの新しい司令官はなかなか良さそうな身体をしていたな)
(挨拶の時何故ジャージだったのかは解らないけど、抱き心地は良さそうだ)
(よし、次は司令官だ。そうと決まったら、さっそく準備をしないと)
響は前を向く島風に解らないように僅かにニヤリと笑いながら、物置部屋に入り、ドアを閉めた。
ーーー
ダス!ダス!ダス!ダス!
トレーニングルームのサンドバッグを、摩耶はグローブをはめて叩いていた。
ドスン!ドスン!
テクニックも何もない、ただ力任せにぶん殴る。
「くそっ!くそ!くそ!くそ!」
バスンバスンバスンバスンバスン!
そして何度か素早く叩いた後大きく後ろに振りかぶり
「くそがああああああ!」
ドオスウウウウウン!
ジャララ、ジャラ、ジャラ、ジャラ…
「はあ…はあ…はあ…」
渾身の一発を放つと、そこで一旦サンドバッグから離れて息を整える。
あの一撃で相手が沈むはずだった。
自分のパンチに『人間ごときが敵う訳がない』と思っていた。
だが結果は、相手に投げ飛ばされて気絶するという、艦娘たる摩耶のプライドを粉々に砕くには充分なものだった。
「はあ…はあ…」
膝を軽く曲げ、膝の頭に手をついて下を向く。
「随分荒れてるわね~」
「まぁ、あれの後では仕方がないでしょう」
「なんだ…姉貴達か」
摩耶が振り向くと、そこには姉の高雄と愛宕がいた。
「なんだは無いでしょ~?ぁあんな無様な負けっぷりを皆の前で晒しちゃって、傷心してる妹を慰めに来てあげたのに~?」
愛宕は摩耶に近づきタオルを差し出す。
「余計なお世話だ!」
と言いつつも、差し出されたタオルは乱暴に取らずにきちんと受け取る。
摩耶はタオルで顔や腕を吹きながら
「あれはアタシの油断だった!次は絶対に負けねー!」と息巻く。
「油断?馬鹿めと言って差し上げますわ」
「んだと!?」
高雄の一言に、摩耶は反応した。
「普段の戦(いくさ)で、油断などという言い訳が通用すると?随分余裕ですわね。摩耶」
「うぐっ!」
摩耶は何も言い返せない、戦場で油断は禁物だ。
「しかも人間とはいえまだ実力が未知数の相手に、事もあろうに挑発にのって挑んで、手玉に取られた挙げ句に敗北。これはゆゆしき事態ですわ、摩耶。わたくしの『教育』が足りてなかったようですわね」
「そ、そんな事ねーよ!」
「いいえ摩耶、人間に負けた貴女は今、この鎮守府で『1番弱い』とみなされてしまっています。このままでは、駆逐艦にすら嘗められる始末になりかねませんわよ?」
「う、うう!」
人間に負け、更に姉にボロクソに言われ、摩耶の目には涙がたまっていた。
「ハイハイ、高雄ちゃん。そこまでよ」
そんな二人に愛宕が割って入り、摩耶を抱き締めた。
「愛宕、貴女が摩耶と鳥海を甘やかすからこういう事になるのですよ」
「んも~、高雄ちゃんは固いわね~。硬いのはおちん●だけでいいのよ~?」
そう言いながら愛宕は摩耶を正面から抱き締め
「大丈夫よ~、お姉ちゃんは摩耶ちゃんが強いってちゃーんと知ってるからね~❤️」
慰めながら頭を撫でる。普段なら、『止めろ!』と撫でている手を振り払う摩耶が、今は撫でられたままだ。
「ふぅ…とにかく、高雄型の面子にかけてこの汚名を返上なさい。いいわね?」
「グスッ!…わかってるさ、この落とし前は必ずつけてやる!」
「その意気よ~❤️摩耶ちゃん❤️」
(その為には…アイツを…)
摩耶は1つの決意を胸に抱いた。
ーーー
「ふんふふーん♪」
音が絶えて久しかった調理場に、上機嫌な鳳翔の鼻歌が聞こえてくる。
ザクザクザクザク!
新鮮な野菜が刻まれ
クツクツクツクツ…
一つを残して使われなくなっていた大型炊飯器が、全力稼働で米を炊き
ジュワアア!
フライパンの上で肉が踊り
グツグツグツグツ…
具をたっぷり入れたシチューが煮え立つ
「ふぅ!久しぶりに腕がなります!」
忙しいにも関わらず、鳳翔は充実していた。
「鳳翔さん!こちらは準備できました!」
「私の特製最中もOKです!」
そしてそれは手伝いをしている間宮と伊良湖にも伝播していた
「はーい!ふふふふ♪」
そんな忙しさの中でも鳳翔の笑みはやまない
「間宮さん、鳳翔さんの笑顔が戻って良かったですね!」
「そうね、伊良湖ちゃん♪」
そんな鳳翔を、二人は優しい笑顔で見つめていた。
そして当の本人はと言えば…
(ああ!初めてお会いしてまだいくらも経っていないのに!まだ胸のドキドキが止まりません!)
(私達のような者に真摯に対応して下さる優しさ、そしてそれをひけらかそうとしない謙虚さ、それだけでも嬉しいのに!)
(私を撫でて下さったあの柔らかな手!抱きしめて下さった時に感じた優しい匂いとジャージ越しに解るたっぷりの胸!!)
執務室の事を思い出す度に、股間の肉竿に血が通い、固く大きくなっていく。そして肉竿が作業している際に、着物で擦れる肉竿が、雪絵に対する思いを如実に鳳翔に自覚させる。
(や///やだわ、私ったら。しっかり準備しなくちゃいけないのに、提督の…いえ、『雪絵さん』の事ばかり考えてる)
『頼むわよ、鳳翔』
そんな鳳翔の心の中で雪絵の声がリフレインする。
(はい♪提督!鳳翔は頑張っちゃいます!)
『頼むわよ、鳳翔♪』
(はい!提督!いえ、雪絵さん♪)
『流石ね、鳳翔♪』
(雪絵さんのためなら!いくらでも頑張れます!)
『ふふふふ、そんな頑張り屋さんなところも可愛いわ』
(そ、そんな///わ、私みたいな地味な艦娘を///か、可愛いだなんて///)
『あ、そうそう、リクエストをお願いしたいんだけど、いいかしら?』
(な、何でしょう?雪絵さん)
『夕食の後のデザートに…鳳翔さんが、た・べ・た・い・な❤️』
(ええ///それって///)
『駄目?』
(いえ、駄目じゃ///ありませんけど///まだ心の///準備が///)
『ならいいじゃない?私はいつでもいいわよ?』
(ああ///雪絵さん///)
『鳳翔…おいで❤️』
(ゆ、雪絵さーん!)
「ふふ、ふふ、ふふふふふ…」
間宮と伊良湖に背を向けて、鳳翔は1人、妄想の雪絵と戯れていた。
それでいながら、料理の手は抜かないのは流石としか言い様がない。
ーーー
夜、雪絵は執務室で早急に出さなければならない書類の山と格闘していた。
「ああーーもお!何でこんなに溜めてたのよ!先任どもは!」
「ご、ごめんなさいなのです司令官さん」
「え?ああ、ごめんごめん!電の事じゃないから気にしないで!」
「で、でも」
「デモもストライキも無いの!私が怒ってるのは先任の提督達にだから、ね?」
「は、はいなのです」
雪絵は電を慰めると「ひとまず休憩しましょ?そろそろ夕食でしょ?」と電に声をかけた。
「わ、解りました」
「じゃあ、食堂に行っていいわよ。電」
「え?司令官さんはどうするのです?」
雪絵はコーヒーを作る準備をしながら、
「私、ご飯食べると眠たくなっちゃうのよね。でも、書類がまだ残ってるから、終わったら食べるわ」
と電に説明してお湯を沸かす。
「だ、駄目なのです!食事は疎かにしてはいけないのです!」
電があわてて説得するも、「食事は疎かにはしないわ。終わったらちゃんと食べるし、いざという時は鳳翔にお弁当でも作ってもらうから安心しなさい」と優しく返す。
「でも」
「心配しないで?さ、早く行きなさい」
「わ、解りました。でも、でも、必ず食べて下さいね!司令官さん!」
雪絵は苦笑いしながら「解ったわ」と答えると、電は退室した。
湯を沸かす音が鳴り、インスタントコーヒーを取り出す。
雪絵はコーヒーを作ると執務用の椅子に腰掛け、一息ついた。
「ふぅ、やっと少し休めるわ」
『雪絵、ちょっといいかしら?』
突如、サブ人格のユキエが話しかけてきた。
(いいけど、なに?今書類の山に辟易してるんだけど?)
『気づいてる?』
(何が?)
『監視カメラと盗聴器よ』
(…やっぱりあるのね)
まだ雪絵が肝嗚だった頃、各地の鎮守府で、盗聴器や隠しカメラ等が決め手になって逮捕されたブラック鎮守府の提督の話は上層部から散々聞かされてたし、自身も艦娘側から発信機をつけられて、なるべく出会わないように位置を知られていた過去があり、通路を歩く度に、自身から駆け足で遠ざかる足音を何度も聞いたものだ。
『私の『透視』で部屋を一通りみたら、まぁ、あるわあるわで笑っちゃう位よ』
(透視って、あんたエスパーか何か!?)
『そんなもんよ。で、どうする?』
(何が?)
『このままほっとくの?』
(下手に潰して闇雲に疑わせるのもなんだし、私は悪い事してないから別にいいんじゃない?)
『そうね』
(でも聞かれっぱなしはシャクね。何か手はある?)
『あんたの好きな落語でも流しとけば?』
(カメラはどうするの?)
『カメラの方は、私が念力で潰しておいたから、今は音声しか拾えないわよ』
(もはや何でもありね、あんた…まぁ助かってるからいいけど)
ーーーこうして執務室には雪絵が持ち込んだ落語が四六時中流れる事となった。
ーーー
「どう思う?翔鶴ねえ」
瑞鶴は、向かい合って座る姉の翔鶴に尋ねた。
「どう思う?って、何の事かしら?」
「あの新任提督さんの事!」
「ああ…」
今日の食堂は、かつてのにぎやかさが戻っていた。
鳳翔曰く『他の鎮守府に手違いで届いていた補給物資』がようやくこちらに回ってきた為、夕食がようやく皆の腹を満たせるレベルになり、心に余裕ができた艦娘達は、食後の会話に花を咲かせていた
となると、話題となるのは自然と新任の提督になるのは当然の流れである。
あちらこちらでその話題でもちきりだった。
「そんな事を急に言われても、まだしっかりとお話もしていないのだから…」
「甘い!甘いよ翔鶴ねえ!」
バァン!と机を叩くと、瑞鶴は声を荒げた。
「あの人は何かおかしい!」
「確かに…着任当日の挨拶にジャージで出てくるなんておかしいわね」
「いや、それもそうなんだけど!」
「じゃあ何がおかしいの?瑞鶴?」
「それは解らない、でも私のカンが何かおかしなものを感じるの!絶対あの人はおかしいよ!」
「瑞鶴、会って間もない人をいきなり怪しいなんて言うものじゃないわ」
「でも!」
「あまり騒ぐものではないわ、五航戦」
瑞鶴が振り向くと、後ろに大量の食べ物をトレイに載せた加賀がいた。
「何よ!加賀さんには関係ないでしょ!」
「いいえ、貴女がオモチャを買ってもらえずに駄々をこねる子どもみたいに騒ぐ事で、私達空母の評判に傷をつけられたらたまったものではないから言ってるの。騒ぎたかったら自室で壁に向かって叫んでいなさい」
「それこそ頭おかしい奴じゃない!!」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて」
そこに割って入ったのは、空母グループのトップ、赤城だった。例によってこちらも山盛りの食べ物を持っていた。
「赤城さん、こんばんは。今からお食事ですか?」と翔鶴が挨拶すると
「ええ、明日の用意が終わったので」となごやかに返す。
二人の空気に加賀も瑞鶴も毒気を抜かれたように「「はあ…」」とため息をつく。
赤城と加賀は翔鶴・瑞鶴の隣に座った。
「瑞鶴さん」と赤城が瑞鶴に声をかけた。
「…何でしょう」
「そういう事は、こういう皆がいる場所でむやみやたらに声高に言うべきではありませんよ。不用意な一言が重なれば、艦隊の連携を崩しかねないわ」
「す、すみません」
「でも、瑞鶴さんが何かを感じたように、私も違和感を感じたわ」
「え!?赤城さんも!?」
「ええ。普通、新人の提督なら、多少の緊張や、ぎこちなさがあるものだけど、あの人は全くそんな事を感じさせない、まるで長年勤めたベテランのような喋り口だったわ。それに摩耶さんを下したあの手練手管もかなりの修練を積んでいると見ていいでしょう」
「やっぱりあの人には何か秘密が…」
「ただ、あの人は着任したばかりで、まだ人となりが解らないのも事実だから、しばらくは様子を見ましょう」
「…はい」
(…赤城さんはああ言ったけど、やっぱり気になる)
瑞鶴の胸は晴れなかった。
ーーー
夜中、執務室にはまだ灯りがついていた。
雪絵は1人椅子に座り、作ったはいいが、書類作業に夢中でさめてしまったコーヒーをすすっていた。
書類作業は終わったが、やるべき事、考える事は山ほどある。その中でも…
(本来の私、つまり肝嗚太郎がどうなったか?確認すべきかどうか…)
そう、元の自分がどうなったか?については、エラー妖精の説明だけで、実際どうなったかは確認してみないとわからない。
だが、それは雪絵にある種の恐怖を抱かせた。
それを知ってどうなるか?
万が一生きていたら、それは誰なのか?まさか本来の雪絵か?
「はぁ…」
(とりあえずそっちについては、鎮守府の諸問題を片付けてからでいいかな?)
コンコン!
「はい、開いてるわよ」
入ってきたのは…
「邪魔するで~」
「邪魔するんなら帰って~」
「ほな、さいなら~…って何帰そうとしてんねん!」
「アハハハ!テンプレでしょ?龍驤」
軽空母・龍驤だった。
「はあ…まぁええわ。ちょい話があんねんけど、ええ?」
「いいわよ、何?」
「まぁ話ぃ言うより釘を刺しに来たんよ」
「釘?」
「せや。昼間の摩耶を見れば解るように、この鎮守府はあちこちから弾かれた連中が集まった場所でな、基本的に人間を憎んでいる連中ばっかりや。ウチらを使うには並大抵な事やないって話や」
「………」
「あ、ただ仕事はするで。それ以外はあんたの干渉は受けへんけどな」
「それはいいけど、仕事するのは当たり前でしょ?物資だけ貰って仕事しないニートを置いとく余裕はウチには無いわ」
「へえ~、新人のクセに言うやん」
「新人だろうとベテランだろうと、ここを預かった以上、ここのトップは私よ。貴女達が私に言うべき事を言う権利があるからには、私にも貴女達に言うべき事を言う権利があるわ」
「ま、それはそうやね…って言うか、あんた変わり者て言われた事ない?」
「え?無いわよ?」
「ここに来る提督は、『艦娘は道具だ!』って考えの連中ばっかりで、皆ウチらを下に見てたんやけど、あんたからはそういう感じがせえへんわ」
「上司と部下という線引きは必要だけど、見下すのは筋が通らないわ。ま、今の人間を憎んでいる貴女達に最初から信用してもらおうなんて虫のいい事は期待しないわ」
「…やっぱり『君』、変わり者や」
「褒め言葉と受けとっておくわ」
ガチャ!
「失礼します、司令官さん…って、龍驤さん?」
入ってきたのは電だった。
「ありゃ、デンちゃん。どないしたん?」
「鳳翔さんが『司令官さんが夕食を取って無いから』って言ってたので、夕食をお持ちしたのです」
「何や君ィ、夕飯食べてへんかったんか?」
「いやぁ~書類が思ったより多くて夢中になってたら、つい」
「もう!電には食べさせて、自分が食べないんじゃ意味がないのです!反省するのです!」
「ご、ごめん…電…」
「アハハハハ!何やおもろい人が来たな~!早速秘書様の尻にしかれとるわ!アハハハハ!」
(まだわからん事は多いけど…少なくとも、悪い人ではないかもな♪)
龍驤の胸に僅かな期待が宿った。
ーーー
ズン!ズン!ズン!ズン!
「あ!が!は!ぐ!」
「ふん!ふん!ふん!ふん!ふん!ふん!」
「な、なが…と…さん…ぎ、ぎづいです」
ドチュ!ドチュ!ドチュ!ドチュ!
「あああああ!いやあ!激しい!だめえ!おし、おひりい!こわれぢゃううううう!」
「まだまだいけるだろう?吹雪?」
戦艦長門は、駆逐艦吹雪を部屋に連れ込んで、情事に耽っていた。
ベッドに吹雪を四つん這いにさせ、バックから巨根で吹雪のアナルを激しく攻め立てる。その度に吹雪の一物も激しく前後する。
「いや!駄目!ああん!もうだめえ!」
「ならばお前以外の駆逐艦で遊ぶとしようか」
「!!そ、それだけは!!」
「ならばしっかりケツを締めろ!」
ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!
「おふう!おふう!あひい!」
「ふふふふ!さっきより締まりが良くなったじゃないか。しっかりキープしないと、今度は白雪辺りを…」
きゅっ♪
「やはり妹が心配か?流石は特型の一番艦、妹思いなのは良い事だぞ!はははははははは!」
ズコズコズコズコ!
「も、もう…らめえ!いいいぐううう!おひりで!おひりでいいいぐううう!」
「私も、そろそろだ、しっかり受け止めろ!」
ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!
長門が一物を打ち込むテンポをあげ、さらに奥に叩き込んだその時
ドポプビュ!ドプビュ!ドプビュ!
「うう!」
長門が吹雪のアナルに大量のザーメンを発射し
「あひいいいいいいい!」
プビュ!プビュ!プビュ!
吹雪もまた、触っていない一物から発射した。所謂『トコロテン射精』である。
「はあ、はあ、…気持ち良かっただろ?吹雪?」
「はあ…はあ…」
「返事はどうした?」
「は…はひ…気持ち…グスッ!よがったです」
「ふふふふ、可愛いな」
(最初に手を出した甲斐があったというものだ)
(だが、そろそろ他の駆逐艦も試してみたい)
(さあて、次は弥生と卯月の姉妹丼といこうかな?)
雪絵の着任から1ヶ月の時が流れた。
相変わらず艦娘のほとんどが雪絵と仕事だけの付き合いだったが、肝嗚だった頃に比べれば、陰口や嫌がらせ等が無い分遥かに良いと雪絵は考えていた。
ーーー執務室
「司令官さん、報告書ができたのです」
「ありがとう、電」
夜、雪絵は電と書類作業に追われていた。
「司令官さん、最近お休みは取っているのですか?」
「え?ああ~、ある程度区切りがついたら取ってるわよ」
提督が着任した事により鎮守府の稼働体制が通常通りになってから、溜まりに溜まっていた仕事が一気に噴出し、雪絵は何日も徹夜が続く日があった。が
(ユキエと交代で作業してるから、身体の辛さはあるけど、そこまでキツくないのよね)
雪絵はユキエに出来る限りの事を教えて、交代交代で作業していたのだ。
「…嘘はよくないのです」
「へ?」
「電は、司令官さんが電を帰した後も作業しているのを知っているのです。今日で何日執務室から出てないのですか?」
「え、えーと、その、み、3日?」
「一週間なのです!!」
電が怒りを露にした顔で雪絵に迫った。
「え?そんなに!?」
(あっちゃー、ユキエと交代で休んでたから時間感覚がおかしくなってたわ)
『それよりどうするの?秘書艦様がお怒りよ?プンプンなんて可愛い方じゃなくて、激怒の方よ』
「今まで黙っていたけど、もう限界なのです!今日はもう終わりにして、お風呂に入って寝るのです!」
「いや、でも、もう少しで全部終わるから」
「デモもストライキもねーです!いいから来るのです!」
ガシッ!ズルズル
「え?ちょ、電さん?ま、待って!?」
「待たねーです」
雪絵は電に軽々と引きずられて行った。
ーーー慰安室
慰安室は、個室と大部屋があり、個室には妖精さんの協力で、お風呂が用意されていた。
二人は今、個室に入っている。
「ね、ねえ、電」
「何でしょう?司令官さん」
「こ、この時間て、慰安室使えたっけ?」
「秘書艦特権で時間を延長したのです」
「何秘書艦の権限を強引に使ってんの!?私は自室にシャワー室あるんだから別にいいのに!?」
「湯船に入れば、身体を洗うだけよりもリラックス効果が上がるのです。」
「ま、まぁ、それはそうだけど」
「いいから今日は電の言う事を聞くのです!今はお風呂でさっぱりするのです!」
「わ、解ったわ(下手に言い返すとマズイからここは従っておきましょ)」
「お風呂で身体をスッキリさせたら、セックスで心もスッキリするのです」
「うん、わか…って、アンタやりたいだけでしょ!?」
「何か問題が?」
ギロリ!と電に睨まれた雪絵は
「い、いえ、何でもありません」と返すしかなかった。
ーーー
ゴシゴシ、ゴシゴシ
「司令官さん、背中の垢が面白い位に落ちるのです」
「あ、あまり言わないでよ////恥ずかしいから」
「お風呂からあがったら、もっと恥ずかしい事するんだから今さらなのです」
雪絵は電に背中を洗ってもらっていた。
「司令官さん、痛くないですか?」
「大丈夫よ。気持ちいいわ」
ゴシゴシ、ゴシゴシ
「じゃあ、今度は」
電は自分の身体に石鹸をつけると雪絵の身体に密着し
ぬりゅ❤️ぬりゅ❤️ぬりゅ❤️ぬりゅ❤️
上下に動き始めた。
「んん❤️ん❤️んん❤️司令官さん❤️司令官さん❤️」
「ちょっと電、そんなのどこで覚えたのよ!?」
「んん❤️あん❤️み、皆が読んでる本を見て勉強したのです」
(何やってんのよ、ウチのエロ猿どもはー!)
ぬりゅ❤️くちゅ❤️ずりゅっ❤️
「ごめんなさい、司令官さん。電が愛宕さんや高雄さんみたいな身体だったら、もっと司令官さんを気持ちよくしてあげらるのに」
電は申し訳なさそうに呟いた。
「気にしなくていいのよ、電が心を込めて洗ってくれるから気持ちいいんだからね♪」
「し、司令官さ…」
「あら?二人っきりで慰安室にいるときは私の事はな~んて呼ぶんだっけ?」
「あ!…ご、ご主人様あ❤️」
ぎゅっ❤️
チュッ❤️チュッチュッ❤️
電は雪絵を抱きしめて、首スジにキスの雨を降らせた。
「あん❤️もう。ふふふふ、甘えん坊さんね、電は」
「ご、ご主人様が甘えん坊さんにしたのです!」
「あら?元々電は甘えん坊さんよ?さぁ、今度は前を洗ってちょうだい」
「は、はい、ご主人様♪」
電は雪絵の前に回り込む。
「し、失礼します。ご主人様」
電は、手に石鹸の泡をのせると優しく雪絵の胸を洗い始めた。
むにゅん❤️もにゅん❤️
「んん❤️あん❤️」と雪絵が嬌声をもらす。
ぐにゅん❤️もみにゅん❤️
「ご主人様のおっぱい❤️ご主人様のおっぱい❤️あったかくて❤️気持ちよくて❤️ずっとさわっててもまだ足りないのです❤️」
「ち、ちょっと///電❤️あん❤️触り方が、ん❤️うん❤️イヤらしいわよ///」
雪絵の言葉に耳を貸すことなく、電は上下左右に縦横無尽に雪絵の胸を攻め立てる。
「今日は電の『女の子の初めて』をご主人様に貰っていただくので、気合いと真心を込めるのです」
電は胸から手を離すと、雪絵に抱きつく形になり、再び上下に動き、雪絵に身体を擦り付けてきた。
ぬりゅ❤️ぬりゅ❤️くちゅ❤️ぐちゅ❤️
「んん❤️はあ❤️あん❤️電ぁ❤️」
「ご❤️ご主人様❤️ご主人様あ❤️ちゅー❤️を❤️ちゅー❤️をして欲しいのです❤️」
チュッ❤️
雪絵は電を抱きしめて動きを止め、電の唇にキスをした。
チュッ❤️ちゅ~❤️チュッ❤️
お互いに抱きしめ合い、軽いキスの応酬を続け、そのうち
ぐぬにゅ❤️
「んふ!ごひゅひんはま(ご主人様)❤️ごひゅひんはまあ(ご主人様あ)❤️」
雪絵がさきがけて電の口を舌でこじ開けて、電の幼い舌をディープキスで犯していく。
「んふ❤️んふ❤️んふお❤️ごひゅひんはま❤️」
「んん❤️ん❤️ひなつまあ(電あ)❤️」
れろ❤️んちゅ❤️チロチロチロ❤️チュッ❤️チュッ❤️
二人は舌を絡め合い、口づけをしつつ、お互いの興奮の度合いを高めていく。
そしてそれは二人の肉竿に血を巡らせ、痛いほどに、お互いへの思いが目に見えることになった。
キスの応酬を最初に絶ちきったのは電だった。
「今度はこちらのご主人様にご挨拶なのです」
ヌチュ❤️ヌチュ❤️ヌチュ❤️ヌチュ❤️
膝立ちになり、右手を雪絵の肉竿に手を纏わりつかせてシゴき、左手で2つの玉を揉みしだき始めた。
「はあ❤️いいわ❤️いいわよ❤️電❤️貴女の柔らかい❤️小さな手で触られるの❤️たまらなくいいわ❤️」
「嬉しいのです♪もっとも~っと❤️気持ちよくなって下さい、ご主人様♪」
クチュクチュクチュクチュ!チュコチュコチュコチュコ!
肉竿に対する刺激は一段と増した。
「い、電!ちょっと///ちょっとストップ!」
「どうしたのですか?」
「せっかく貴女の初めてを貰うんだから、私も貴女の中に一番搾りをあげたいわ❤️だから続きはお風呂からあがってからしましょ❤️時間はたあっぷり❤️あるから、ね♪」
「は、はい!」
こうして二人は身体を洗い合い、湯船に浸かってクールダウンした。
ーーー
「ちょっと眼を瞑って待ってて下さいね♪」
お風呂からあがり、身体を拭き合ってた時、電は一言告げて雪絵に頼んだ。
雪絵は大人しく待った。そして
「お待たせしました、ご主人様♪」
雪絵が眼をあけると、そこにはお尻の部分に可愛らしい巻き尾がついたマイクロビキニと、髪止めを外して、尻尾と同色の犬耳付きのカチューシャを着けた電が立っていた。
最早水着の意味を成さない位の極小ビキニは、電の胯間でいきり勃つ肉竿と、びんびんに立った乳首がよく見えた。
「い、電、それは?」
電はベッドに座る雪絵の前に膝だちになり
「き、今日のい///電は///ご主人様に///可愛がってもらいたい///ワンちゃんなのです//わ///わんわん///」
顔を真っ赤にして、しかも上目遣い、更に期待に潤んだ瞳で見つめられた時
プっツン!という音が雪絵の中で何かが切れた。
(どうしようユキエ、私、最後まで優しくやれる自信が無いわ)
(『安心なさい、私も無いわ』)
「ご、ご主人様?どうしたのですか?や、やっぱり電みたいなちんちくりんな身体じゃあ」
雪絵は立ち上がり、個室に備え付けのタンスの引き出しを漁った。
そしてお目当ての物を見つけると、両手で電に見せた。
「ご主人様がいるワンちゃんなら、これは必須よね♪」
「く、首輪…」
「どうする?自分で着ける?それとも私が着けていいのかしら?」
「く、クゥウウウん///」
電は顔をあげて首を晒した。
「ふふふふ♪いい子ね♪」
雪絵は優しく撫でると、電の細い首に、従属の証たる首輪を巻いた。
「これで今から電は、私の可愛い可愛いワンちゃんよ?わかった?」
「は、はい…じゃなくて、わん♪」
「良くできました♪」
チュッ❤️
雪絵は電に口づけをしつつ抱き寄せ、そこから背中や腕、脇腹等あちこちを撫でまわした。その度に
「んん❤️ふうむ❤️きゅうん❤️」
電の口から甘い吐息が漏れる。
「んむ、んちゅ❤️ぷあ❤️はあ❤️はあ❤️可愛いわよ電。もっともっと、私に甘えなさい♪」
「クゥン❤️クゥン❤️」
ぴちゃぴちゃ❤️れろ❤️れろ❤️れろ❤️れろ❤️チュパ❤️チュパ❤️
互いに舌を絡ませ合い、やれる身体をまさぐり合い、気持ちを昂らせていく。
そんな中、雪絵の手は
もにゅん❤️ぐにゅぐにゅ❤️
「きゃふうん///」
電の胸に伸び、揉みしだく。
「ふふふ、小さいけど、感度は抜群ね♪」
「ち、小さいは///余計なので」
くりくりくりくり❤️ぴんぴんぴんぴん❤️❤️
「ひゃあん❤️ち///乳首、くりくり///したり///指で弾いちゃ////だめえ❤️」
「あらあら?じゃあこれはどうかしら?」
雪絵は電のビキニ越しに吸い付いた。
パクっ❤️ぢゅるるるるるる❤️モグモグ❤️もにゅもにゅ❤️
「んん❤️ふぅ❤️ろお(どう)?ひなつま(電)?ひもちひひ?(気持ちいい?)」
「はにゃあん❤️」
ビキニ越しに揉まれ、吸い付かれ、乳首を舌で転がされ、電の頭を快感で埋め尽くそうと、雪絵は執拗に攻めた。
「んにゃ❤️んん❤️ひゃうん❤️」
雪絵は電の左胸に吸い付き、左手で右胸の乳首を攻め、右手は
さすさす❤️さすさす❤️
電の肉竿を優しく上下に擦っていた。
「んふうん❤️はあん❤️や❤️やあ❤️おち❤️おちんちん❤️おちんちんが❤️」
電の肉竿は、玉を除いて既にビキニから露出し、先端から透明な液体が滲み、快感に我慢ができないかのようにぴくぴく❤️と脈打っていた。
「ンヂュルルルルルル!ぷあ❤️おちんちんは、もうすっかり準備OKね♪触ってみて解るわ」
「はあ❤️は❤️はあう❤️クゥン❤️きゅうん❤️わふう❤️」
電は雪絵の愛撫に耐えるように、胸を吸う雪絵の頭にしがみついていた。
「でも、今日は電の女の子の初めてを貰うんだから…」
雪絵は肉竿をシゴいていた手を、玉の下に隠れた秘部に移した。
クチュ❤️クチュ❤️クチュ❤️クチュ❤️
「おちんちんいじりはちょっと休憩ね♪」
「はあうん❤️ああん❤️」
「あら?、もうすっかり中がびちゃびちゃじゃない♪そんなに待ち遠しかったの?」
クチュ❤️クチュ❤️クチュ❤️クチュ❤️
もにゅん❤️ぐにゅん❤️れろ❤️れろ❤️
「あんん❤️ああん❤️そうなのです❤️電は❤️電は❤️ご主人しゃまに❤️ご主人しゃまに❤️可愛いがってもらいたくて堪らなかったのです❤️」
「あら?ワンちゃんがしゃべっていいのかしら?」
グチュグチュグチュグチュグチュ!
「んにゃあ❤️はあ❤️ご、ごめんらしゃい❤️ごめんらしゃいご主人しゃまあ❤️」
「ふふ、冗談よ。さあ、今度は」
雪絵は立ち上がり、今度は電をベッドに座らせた。
「電?貴女の初めてを貰うご主人様の『これ』に、何をすべきか解るかしら?」
「あ、ああ///」
電の眼前には、いきりたった肉竿があった。
(あ、改めて見ると、すごく…大きいのです)
雪絵は胸もお尻も大きく、女性らしさが溢れている中、肉竿はそれらに相反するように太く、長く、逞しく、男らしさに溢れており、電の全力勃起など話にならなかった。
クンクン、すんすん
電は顔を近づけ、匂いを嗅ぐ。
(ああ///何だかくらくらしてくるのです///)
肉竿に鼻がちょっと触れる度に、ぴくんと肉竿は反応する。
(こんな大きなものが…電の中に///)
パート2に続く
誠にすみませんが、入力が怪しい為?次に移行致します。よろしければ、次もお付き合いください。ありがとうございました!
相変わらずのブレなしの
超濃厚SSありがとうございます!
頑張って下さい!!
1氏、ご覧いただき、また、コメントいただきありがとうございます!
本来はもうちょい書いてから出す予定でしたが、ついうっかり公開して、忘れていました(汗)
現在本公開に向けての準備も進めております。よろしければお付き合い願います!頑張ります!
胆鳴と雪恵が同じ時代と言うことは、胆鳴の死因も、胆鳴の鎮守府のその後も解るのですか?
アナザーサトシ氏、ご覧いただきありがとうございます!
肝嗚の死因と鎮守府のその後は、そう遠くない内に出そうかと思っています。本人的にも気になるところでしょうからね。
なるべく早く本公開できるよう励みますので、よろしくお願いします!
お久しぶりです。
これまた好みにドンピシャな作品を・・・続きが楽しみです!
電ちゃんが報われて幸いです。というより、電ちゃん一人差し置いて肉欲浸りとは、結構ひどいような・・・。
めっちゃ面白いです
50AEP氏、お久しぶりです、そして、ご覧いただきありがとうございます!
電ちゃんが報われるように、他に対して『落とし前』は必要ですよね…(ニヤリ)
ニンニク2氏、ご覧いただきありがとうございます!
精進していきますので、お付き合いいただければ幸いです。