ArkResona〜キャラストーリー〜side †アヤト† 後編
スマホゲームアプリArkResonaのifストーリー 二次創作
祓魔師を名乗る少年と共に暗黒吸血騎士は元凶を追い詰めるが…
エイジス帝国 城下町 裏路地
アヤト「ふ…祓魔師…だと!?」
パイク「あ?んだよ」
アヤト「この俺を祓いにきたか、いいだろう」
パイク「なにいってんだお前?」
アヤト「暗黒吸血騎士となったこの俺の闇の力…とくと味わうがいい」
アヤト「ククッ…はーっはっはっはっはごほごほっ!!?」
パイク「お、おい大丈夫かよ」
パイク「(なんなんだこいつは)」
アヤト「くっ、不覚…これも祓魔師の力か!!」
パイク「お前が勝手に咽せただけだろ!」
パイク「後お前人間だろ、人間は祓えねぇよ」
アヤト「ふっ、俺がただの人間だとでも?」
パイク「は?そーだろーがよ」
アヤト「俺は闇を纏いしダークナイト…」
アヤト「いや、ダークナイトヴァンパイアだ!!」
パイク「は!?どうみても仮装してるだけの人間だろーが!喧嘩売ってんのか!?」
パイク「後なんで吸血鬼が十字架のピアスしてんだよ!」
アヤト「これはただの十字架ではない…月夜の光を蓄えた闇なる十字架だ」
パイク「それ十字架としての役目終わってねぇか?」
アヤト「ククッ、闇の力は偉大なのだよバッドボーイ」
パイク「ばっとぼ…誰が不良だテメェ!ぶっ飛ばすぞ!」
シュウウウウウン……
パイク「!?」
アヤト「!!」
パイク「ちっ、お前の相手は後だ。まずは悪魔共を片付けねぇとな」
アヤト「同感だ、闇の住人を鎮めることを優先しよう」
魔南瓜「「「キャハハハハ!!!」」」
パイク「いくぞ悪魔野郎ぉ!!」
パイク「おらぁ!!」ボコォ!!
魔南瓜「ギャァァァァ!!!」シューン…
アヤト「共に行こう、麗血剣"ブラッディエミリー"!」
アヤト「はぁっ!」ザンッ
魔南瓜「ギャァァァァ!!!」シューン…
パイク「!!」
パイク「お前、格好はふざけてっけどやるじゃねぇか」
アヤト「ふっ、君こそ見た目とは裏腹に真っ直ぐでいい拳だ」
アヤト「さっきのバッドボーイは取り消そう」
アヤト「君はピュアボーイだ」
パイク「おい変な呼び名で呼ぶんじゃねぇ!」
パイク「は…恥ずかしいじゃねぇかよ」
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エイジス帝国 城下町 裏路地
アヤト「ところでピュアボーイ、君は何故ここに?」
パイク「おう、俺は元々カルヴァンプールに住んでんだけどよ、毎年この時期になるとこっちに邪気が集まっていくのがわかったんだ」
パイク「そして今年は特にやべぇ、俺はその邪気を祓いにきたってわけだ」
アヤト「ククッ、そうか…祓魔師のいうことなら間違いはなさそうだ」
アヤト「原因はわかっている、謎の男がなにやら闇の住人を召喚する術を持っていた…負を糧としたマキナと言っていたか」
パイク「まためんどくせーことになってんな、さっさとそいつぶん殴って捕まえてやる!」
アヤト「そうだな、俺も任務を果たさなければ...」
パイク「任務だ?」
アヤト「そう、俺はエイジス帝国の…」
シュウウウウウン…
パイク「くそ、またかよ!」
魔南瓜「「キャハハハハ!!!」」
アヤト「やはり俺には障害が多いようだ…ククッ」
パイク「んなこと言ってる場合かよ!」
パイク「仕方ねぇ、ちょっと本気で行くぜ!」
パイク「悪魔野郎を清めやがれ!」ピカーン
パイク「ホーリーブロォォォ!!」
魔南瓜「「ギャァァァァ!!!」」シューン…
アヤト「ほう…」
パイク「はっ、口程にもねぇ悪魔共だ」
アヤト「これが祓魔師の本気、とてもエレガントだ」
パイク「そ、そんな褒めんなよ…照れるじゃねぇか」
アヤト「やはりピュアボーイだ…ところで、いつまでそこに隠れているつもりだ?」
謎の男「」ギクッ
パイク「なんかいんのか?」
アヤト「顔を出す気がないのならこちらからいふぐぅっ!?」ドテッ
パイク「なっ、大丈夫かよお前!」
謎の男「(こ、こけやがった…)」
パイク「なにこけてんだってこの足元の、さっきの悪魔の頭…南瓜じゃねぇか」
アヤト「ククッ…ちょうどこのクールな地面に火照った身体を冷やしたいと思っていたところだった」
パイク「すげぇこいつ、こけたことに微塵も羞恥心を感じてねぇ…」
パイク「ほら、手貸すからさっさと起きろ」
アヤト「感謝する、ボーイ」
パイク「お前意外とドジなんだな」
アヤト「ふっ、なにをいうむしろこれは俺の…」
アヤト「チャームポイントだ!」
パイク「(すげーポジティブだなこいつ!?)」
パイク「てかさっきなんかいるって言ったよな?」
パイク「なんかそこにいんのかよ!」
謎の男「ひぃっ!?なんで変なやつのほかに不良男が増えているんだ!」
パイク「てめっ、誰が不良だ!」
謎の男「ひっ、お前しかいないだろ!」
パイク「んだとぉ!テメェぶっ飛ばしてやる!」
謎の男「そうはさせない、これだけは使いたくなかったが…」モヤモヤモヤ…
パイク「な、なんだあのきめぇの」
謎の男「全ての負のエネルギーを注ぎ召喚する…いでよ!キングザパンプキン!」
シュウウウウウン……
魔王南瓜「ギャハハハハハ!!!」
パイク「うおっ、さっきの悪魔共の何倍もでけぇ!」
パイク「くそ、こんなの俺の力じゃ…」
アヤト「キング…だと?」
パイク「??」
謎の男「そうだ!お前らじゃ絶対に敵わない!ほんとはもっと騒ぎを起こしてからだすつもりだったんだがな!」
アヤト「ふふふ…はっはっはっはっ!!」
謎の男「な、なにがおかしいんだ!」
アヤト「それはキングなどではない…」
謎の男「な、なんだと?」
アヤト「なぜなら今宵の俺は、ダークナイトヴァンパイア…」
アヤト「闇を支配せし王だからだ!」
謎の男「こいつはなにを言っているんだ…?」
パイク「無茶だ!あんた強ぇけどそれでも…!」
アヤト「ボーイ、君はエイジス帝国の民ではないがこの国にいる限り守るべき者として俺は盾になる」
パイク「は、はぁ?」
アヤト「ククッ…見せてやろう、本物の"正義の闇"を」
謎の男「なにをいってやがる!やっちまえキングザパンプキン!」
魔王南瓜「ギャハハハハハ!!」ブォン!!
アヤト「ふんっ!」ザンッ
魔王南瓜「ンギャァ!?」ボトッ
謎の男「なに!?腕を一太刀で!?」
アヤト「これで終わりではないぞ」シュン!!
魔王南瓜「!!?」
パイク「は、はええ!」
アヤト「この一撃で、ジ・エンドだ」
アヤト「闇夜に沈め、地を這う剣…」
アヤト「バァァァムクゥゥヘェェェンンンン!!!!!」ズバババッ!!
魔王南瓜「ギャァァァァ!!!!!!」ズドーン…
パイク「すげぇ、ほんとに倒しやがった…」
謎の男「ば、ばかな!全ての負のエネルギーを積んだんだぞ!?」
アヤト「俺とブラッディエミリーが合わされば、敵う者などいない…ククッ」
アヤト「この辺でフィナーレといこうか」
謎の男「そんな、そんなことって…」
パイク「逃がさねぇぞ、覚悟できてんだろーなぁ?」
謎の男「ひっ!や、やめ…」
謎の男「ァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
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エイジス帝国 城下町 裏路地
謎の男「」チーン
パイク「まさかお前が帝国の騎士だったなんてな、驚いたぜ」
アヤト「秘密保持のために正体を明かすわけにはいかなかった、許してくれボーイ」
パイク「別にかまわねぇよ、助けられたしな」
アヤト「ふっ…」
パイク「周りの邪気も晴れたし、俺は帰るとするか」
アヤト「そうか、今宵は楽しめたぞピュアボーイ」
パイク「俺もだ、楽しかったぜ」
アヤト「またいつでもエイジス帝国に来るといい…ククッ」
パイク「おう、機会があったらな」
パイク「んじゃぁな!」
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エイジス帝国 城下町 裏路地
謎の男「」
アヤト「さて、俺もこの悪人を騎士団に送り届けなくては…」
アヤト「……」
アヤト「…ククッ」
アヤト「はっはっはっ!!」
アヤト「……」
アヤト「帰り道がわからない…」
謎の男「」
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エイジス帝国 騎士団領内
上官「ーーで、だ」
上官「お前はここに来るまでに明け方までかかったと?」
アヤト「ふっ…これもまたディスティニー、闇なる道は俺を狂わせる」
上官「ただ迷子になってただけだよね?自分の国のことくらい把握しようよ?」
上官「まぁここ数年の元凶を捕まえてきてくれたことには評価するけど」
上官「そこに関してはよくやった」
アヤト「当然のことをしたまで、それが俺の使命なのだから…」
上官「お、おう…」
アヤト「それでは今日は失礼させてもらおう。朝日を浴びたせいで闇の力が弱まっている…回復しなければ」
上官「(眠いんだな)」
上官「わかった、今日は休みをやるからしっかり休むといい」
アヤト「上官殿の心意気に感謝する」
アヤト「ククッ、では…」
上官「……」
上官「ほんと仕事はきっちりこなす真面目なやつなんだけどなぁ」
上官「やっぱ変なやつだわ」
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アヤト「(しかし、気づけばこの衣装も一日中着ていてしまったな)」
アヤト「暗黒吸血騎士はしばし眠りに着く…」
アヤト「……」
アヤト「また来年…」
アヤト「また来年の収穫祭に、再び目覚めるとしよう」
アヤト「ふむ、先の戦いで所々解れているな」
アヤト「後であそこの店のレディーに直してもらうとするか…」
アヤト「今は…休息に入る…」
アヤト「目覚めた時、また任務へと赴こう」
アヤト「次は相棒と一緒に…」
アヤト「……」
アヤト「…zzz」
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衣装屋
店主「あー、酒が美味い!」グビグビ
店主「来年は何縫おうっかなー」
店主「たのしみ♪」
Fin.....
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