2020-04-27 01:52:24 更新

概要

横須賀鎮守府の副司令であった提督、しかし左遷によりオンボロ鎮守府へ。着任先でのバーや不可解な出来事が提督を襲う果たして提督は見事鎮守府を成長させることはできるのか!?

※提督「これが鎮守府とは認めんぞォ!」のシリーズ版です。


前書き

突如横須賀鎮守府の副司令を首になった提督、左遷先での不可解な出来事に対応し、鎮守府を立て直すことができるのか?

※文豪というかライターみたいな感じのssを書きたいなー、と思って書いた作品なので主人公の一人称が俺だったり私になったりしてますが、ある程度は区別しながら書いているので、多少はご了承ください。








叫んだ、俺はそう叫んだ







提督「これが鎮守府とは認めんぞォ!」


提督「ふざけるな!!」


そうして、私は激怒した。私は元々横須賀鎮守府の副司令をしていたのだが、遂に総司令官に見限られて、この鎮守府に異動となった。


提督「驚いたさ…これが鎮守府だって言うんだもんな…」


鎮守府「」


私の前には寂れたトタン小屋がただ、ポツンとあるだけだった。


提督「周囲を見渡しても人っ子一人いないし、建物すら見当たらない…」


提督「ただの異動だと思っていたが…左遷だったようだ……」


提督「クソォォ!!!!!!!!!」


俺はそう、甲高く叫んだのだった…







一一数時間後一一一一一一一一一一一一







提督「喚いていても仕方がない、取り敢えずここを執務室……いや執務小屋とする!」


提督「…とは言ってもなにすりゃいいんだ?」


副司令であった私だが天才という訳ではない。流石になにかしら言われなければ仕事も出来ないだろう。


提督「そういや、本部から書類を結構貰ったな…なんか書いてあるかも」


提督「えーと…俺が持ってきた書類にはなんか書いてあるだろうか?」


そう言いかけた瞬間だった。


提督「うお!!!」


提督「なんだこの突風は!!」


突風が吹いた、周囲に風を遮る物も無く、海に面している為だろうか。普通の建造物ならビクともしない風である。しかし、トタンを吹き飛ばすには充分すぎる威力であった。



鎮守府「」ゴバァァァン!!!



提督「あぁ!?」


鎮守府「」倒壊


提督「俺の執務小屋がぁぁ!!!」


泣いた、この世界の理不尽さに俺は泣いた。






一一数時間後一一一一一一一一一一






提督「そう喚いていてもなにも変わらない」


私はそう思い、鎮守府もとい執務小屋を修理した


提督「倒壊と言っても、幸いトタン小屋だから修理は簡単だったな」


提督「しかし、問題はそこじゃないんだよなァ…」


そう、私が持ってきた書類が全部突風によって吹き飛ばされたのだ!


提督「ま、いっか」


私は楽観主義である。故に些細なことなど気にしない。


提督「取り敢えず、艦娘を建造しなくてはな…」


提督「港はあるのだろうか?」


私は海まで歩くことにした







一一数分後一一一一一一一一一一







提督「…」


絶句、それが相応しい感情表現であろうか?私が目にしたのは、手つかずのビーチだった。


提督「港すら無いのか…」


提督「…」


絶望、その一言が脳内を支配する。流石に鎮守府は小屋でも港ぐらいはあると思っていた。しかし、そんな儚い思いは跡形もなく砕かれた。


提督「建造ドックはどうだろうか?」


通常、建造ドックは港から離れた場所にある。もしかしたらそこに港もあるかもしれない。


提督「行こう」






一一数分後一一一一一一一一一一






提督「…」


なんだこれは?その言葉が脳裏を駆け抜けた。


提督「…建造ドック???」


私の目の前にあるのは建造ドックでは無くバー?らしきものだった。


提督「艦娘バー、アトランティス」


私は看板に書いてある不思議な文字を読み上げた。


提督「入ってみよう」


それは単なる好奇心だった。しかし、後々この行動に絶望することになる。 


提督「…」コツコツ



ギギギギ



提督「なんて硬いドアだ」 


かなり年季を感じる建物の中に入っていく。


提督「暗いな…」


「あら!いい男!」


提督「ん?」


「あんた、その格好…提督?」


提督「よく分かりましたね」


「ここのマスターは艦娘なのよ!だから分かるのよ」


提督「はぁ…」


そうオカマに話しかけられた、奥にも数隊オカマとババアの混合編隊が見える。


提督「…」


提督「マジか…」


そう絶望した時、前から見覚えのある声が聞こえた


???「提督!?」


提督「ん?」


???「私よ!覚えてない?」


提督「この声は………足柄?」


???→足柄「そうよ!横須賀の私よ!」


提督「もう横須賀ではないだろう」



彼女の名は足柄、私が横須賀で副司令をしていた時、彼女は出撃をサボり婚活に走っていた。それで解雇されたのであるが…まさかこんなところで会うなんて…



足柄「それより…なんか飲んでかない?」


提督「ん?これがメニューk…


その言葉を言う前に私は恐怖した。メニューに書いてある殆どにカツカレーと言う文字が入っていた。


提督「…」


足柄「私のオススメはタピオカ・カツカレーよ」


提督「じゃっ…じゃそれで」


足柄「分かったわ!」


流石に店にも入って注文せず帰るというのは無礼であろう。


提督「…」


足柄「…」シャカシャカ


提督「タピオカなのにそれをするのか?」


足柄「やらないといけないのよ」


提督「そうか…」



周囲を見渡す。



提督「…」キョロキョロ


提督「…!?」


私は見てしまった…カツカレーをミキサーに入れて液体状にし、飲み干すオカマ達を。


提督「なぁ…タピオカ・カツカレーってのはあいつ等みたいにカツカレーをミキサーで液体状にして飲むのか?」


足柄「えぇ、そうよ」


提督「」


絶望、迷うことなき絶望だった。カツカレーにタピオカを入れる、考えただけで恐怖である。


足柄「はいどうぞタピオカ・カツカレー」


提督「」


大体、何故バーにタピオカがある。流行の品とは言えどタピオカなぞ若者の流行りである。何故だ…そう絶望しながら私はタピオカ・カツカレーを口に運んだ。


提督「!?!?」


美味しい!!そんな訳も無く、気持ちの悪い食感とタピオカが流れ込んでくる。飲まなきゃ良かった…そう絶望しながら視界は暗転した。







一一病院一一一一一一一一一一







提督「はっ!」


目が覚めると、病院にいると分かった。


提督「たしかカツカレーを飲んで…」


提督「グッ!?」


瞬間、何故か腹に激痛が走った。私の消化器官がタピオカ・カツカレーを拒否しているようだ。


提督「正露g…………


正露丸と言いかける前に私は深い眠りについてしまった。









一一翌日一一一一一一一一一一一一一









提督「ん?」


やっと起きることが出来た。どうやら気を失ってから数日経ったらしい。


提督「お腹に激痛は無いな」


どうやら、あの異物も消化できたようだ。あの悲劇の産物を私は忘れないだろう。


提督「さて、鎮守府に戻るか…」







〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「はぁ!?入院費だとぉ!?」


「はい、きっちり払ってもらいますよ」


提督「くっそぉ!」


どうやら私は結構な時間入院していたらしい。しかも、どうやら保険外だと。


提督「チッ!」


舌打ちをつき、悪態を晒しながら私は病院を去った。二度と行くか、あんな病院。


提督「…鎮守府に戻るか」


私は鎮守府へ向かった。






一一鎮守府一一一一一一一一一一一一






提督「やっと、戻って来れた…」


私はここの土地に慣れて無いので、随分と時間がかかった。と言うより本当にこの辺りには人が住んでないらしい。


提督「さて、なにするかn……



その瞬間だった。



提督「……元帥?」


???→元帥「如何にも」


提督「元帥殿が何故こんな辺境に…」


元帥「君に用事があってね」


提督「元帥殿が直々に来るほどの?」


元帥「あぁ…」


提督「何でしょうか?」


私は息を飲んだ。


元帥「君にここの鎮守府を開拓してほしいのだ」


提督「…意味が分かりませんね」


元帥「そのままの意味だ、ここは戦略的互恵関係に恵まれいる。ここに鎮守府を建てることで我々としても助かるし地域としても助かる」


提督「では、何故鎮守府がトタン小屋なのですか?」


元帥「予算不足でな、我々とて苦労してるのだ」


提督「はぁ…用件はそれだけですか?」


元帥「あぁ…この鎮守府の成長を期待している」


提督「は!」ビシッ!



ザッザッザ



提督「元帥殿は行ったか…」


提督「やれやれ肝が冷えるよ」


何故元帥程のお偉いさんが来るかは知らんが、この鎮守府を成長させろと言うことらしい。


提督「無理じゃね?」


そう、この鎮守府には港も無ければ造船ドックもない。所謂詰みと言う奴だ。


提督「どうすれば…」


提督「…」




提督考え中




提督「あ!そうだ」


提督「そういえば士官学校のころ艦娘の建造方法を習ったなぁ…」


提督「たしか、建造以外の方法だと…ドロップだっけな?深海棲艦を倒せばいいのか…」


提督「よしドロップを狙おう」


通称ドロップ、深海棲艦を倒すと稀に艦娘が出てくるらしい、それを狙おう。


提督「ビーチでもボートぐらいは出せるだろう」


提督「武装もどうするか…」


そう言いながら私はホームセンターへ向かった。







一一数時間後一一一一一一一一一一






提督「ボート買ってきた」


新品で30万もした、高けぇ!


提督「しかも、伸ばし棒付きのこぎりも買ってきた」


これで深海棲艦を……少しおぞましいが臆することは無い、どうせ深海棲艦なのだから。


提督「でけた!」アル中


提督「さて、抜錨!」






一一数時間後一一一一一一一一一一 






提督「…」


いない、深海棲艦が居なかった。重要拠点がこの周辺に無いからか?


提督「…」キョロキョロ


提督「いた…」


やっと見つけた…イ級だ。


提督「おら!!」ギコ


イ級「イィィィィ!!???」


提督「ひぇぇぇぇぇ!!!」ギコギコ


グロい、グロかった。イ級の中って、あぁなってんだ。


提督「…やったか?」


提督「よし、ドロップこい!!」


邂逅のあれが流れた。


提督「誰だ?」



???→吹雪「特型駆逐艦、吹雪です!」



提督「おぉ、吹雪かよろしく」


吹雪「よろしくお願いします!」


やった、吹雪が来た。


吹雪「ところで………」


提督「どうした?」


吹雪「初期艦の方は?」


提督「君が我が鎮守府初の艦娘だ」


吹雪「え?深海棲艦は………」チラッ


伸ばし棒付きのこぎり「」ドヤッ


提督「そいつで殺った」


吹雪「えぇ…(困惑)」


提督「鎮守府へ帰ろう」


吹雪「はい…」








一一数時間後一一一一一一一







提督「着いた…」


結構長旅をしていたようだ、遠かった。吹雪も満身創痍みたいだ。何回も襲われたしな。


吹雪「提督…鎮守府に帰るだけで練度が十も上がったんですけど…」


提督「良かったじゃないか」


吹雪「最後の方、弾薬が足りなくて素手で殴って殺してましたよ……」


提督「近接戦闘に向けての訓練だ」


吹雪「はぁ……」



グゥゥ~~……



吹雪「…///」カァァ


提督「お腹減ったな」


吹雪「はいぃ…」


提督「ただ、どこで飯を食えばいいんだろうなぁ…」


吹雪「え?鎮守府で……」


提督「言ってなかったな、俺達の鎮守府はあれだ」指差し


トタン小屋「」


吹雪「えぇ!?」


提督「おう」


吹雪「おう、じゃないですよ!!!あれなんですか!?」


提督「見ての通り鎮守府だ」


吹雪「いや…どう考e……


提督「うるさい」


まぁ…動揺するのも分かるが、それより飯だ。


吹雪「えぇ…」


提督「夕飯ねぇ…」


あそこしか無いか………


提督「よし、正露丸を鎮守府から取ってきてくれ」


吹雪「え?分かりました…」



スタスタ



吹雪「よいしょ」


吹雪がドアを開けようと、したが……


提督「あっ…」



鎮守府「」ドガァァァアァンン!!!



吹雪「へ?」






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






提督「何してるんだ」


吹雪「すいません………」


吹雪が鎮守府を壊してしまった、残念ながら鎮守府の扉は何故か押し戸だ。スペース的にも引き戸の方がいいだろうに……


提督「まぁいいや、それより行くぞ」


吹雪「何処へ?」


提督「飯だ」


吹雪「提督の奢りですか?」


提督「勿論だ」


吹雪「ありがとうございます!じゃあ提督のあだ名はメッシーですね!」


提督「お前後で覚えとけよ」


吹雪「すいません…」


メッシーなんて勘弁である。まぁ、それよりも勘弁なのはタピオカ・カツカレーだがな。


提督「行くぞ」


吹雪「はい!」


私達は例のバーに向かった。







一一数時間後一一一一一一一一







提督「…」ゴクリ…


吹雪「えっ……」


提督「…行くぞ」


吹雪「いや…これは流石にヤバ……


提督「ここでしか飯が食えんのだ…」


吹雪「えぇ…(困惑)」


そう、背に腹は変えられん。


吹雪「怖っ…」



ギィィィ……



提督「…」


黙々と進む……するとやはり奥にはババアとオカマの混合編隊が見える。


提督「やぁ…」


足柄「あら?久しぶりね、あの時は倒れてビックリしたわよ…」


提督「ははは…」


吹雪「…」


足柄「あら?その子は初期艦?」


吹雪「そうですけど、そうじゃないデス……」


足柄「?」


提督「…ババアは理解力が足らんな」ボソッ


足柄「あ?」


提督「ひっ…すいません!」


怖っ!地獄耳ってレベルじゃねぇぞ!俺は悪くない!


提督「じゃっ…じゃあカツカレーをくれ…」


吹雪「わっ…私も…」


足柄「ハイよ!!」ドンッ!!


提督&吹雪「ひっ!」







〜〜数分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「なんて旨さだ……」


吹雪「こんなにも美味しい料理は初めてです!」


足柄「そうでしょ」


意外だ…タピオカ・カツカレーはゲロ不味だったが、カツカレーの方はとても美味かった。


提督「ご馳走さま、前回の分のお代も置いておく」


吹雪「ご馳走さまでした!」


足柄「はーい、またね!」


そうして私達は鎮守府へ向かった。







一一鎮守府一夜一一一一一一一一一一一一







提督「さて、鎮守府に着いて修理は完了したが…」


吹雪「眠い」


提督「だが、どこで寝る?」


吹雪「あれですよ、床で」


提督「うーむ……」



どうすれば安眠出来るのだろうか?



提督「そうだ!」


吹雪「なんか思い付きましたか?」


提督「よし、吹雪くん」


吹雪「なんですか?」


提督「お前外出て眠れ、俺鎮守府の中で寝るから」


吹雪「いやいや…そこはレディを優先すべきだと思うんですが…」


提督「うるさい、出てけ」


吹雪「じゃけん提督が外出ましょうねぇ〜」追い出し


提督「あ〜れ〜」



ドア「」バタンッ!



提督「どうしよ」


普通に追い出されてしまった。生憎と私には野外で寝ることに馴れていない。


提督「まぁ、いいや…草のクッションで床で寝るよりマシかもしれん」







〜〜翌日〜朝〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「うっ……」


やはり外で寝るのは間違いだったようだ、虫が多いわ、地面は硬いわ……


提督「ふー……」


提督「さて、書類取りに行くかな」


本来なら書類が本部から送られてくる筈だが、流石にこんな辺境にまでは送れないだろう。


提督「ん?いや…ポストに入ってるな」


提督「ポストっていうか……あれだな」



そう、あれである。それにしても、こんな辺境にも書類を配達にくるのか、俺は外で寝てるんだから声ぐらいかけてもいいだろうに……



提督「いや、普通寝てる人起こさないか」


かくして結論に至ったため、仕事を開始しようと思い、執務小屋に入る。


提督「おっ…」


提督「吹雪ー」


提督「吹雪ー、起きろー!」


吹雪「」グガァ~~ 


こいつは息でも詰まってるのだろうか?幸せそうに眠っているため起こそうにも起こせない……しょうがないと割り切り執務を開始したが、彼女のいびきは相当なものだった。


吹雪「」グガァ~~!


提督「…」カキカキ







〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜







吹雪「ん……おはようございます」


提督「遅い」


吹雪「今何時ですか?8時ぐらい?」


提督「んなわけ無いだろう」


吹雪「まぁまぁ、はやく」


提督「十一時だ」


吹雪「寝ましたねー」


提督「呑気だな」


吹雪「そういう性格なので」


提督「そうか」


まぁ、自分も呑気なので人の事は言えないが…さて、時間も丁度よいので昼食を取ることにしよう。 

提督「吹雪くん、昼食を食べないか?」


吹雪「え?いいですけど」


提督「ここに出前表があるがなにか食べるか?」


吹雪「いいですね!じゃ炒飯で!」


提督「よし、俺は中華そばだな」



と頼んだが、横須賀にいた頃の出前表だ。流石に出前はとれなかった。当然か。



吹雪「なぁーんで、地元の出前とろうとしてんですか?アホですか?」


提督「そうですね」


辛辣だ…なんか吹雪の当たり方が厳しい気がする…気のせいか??


吹雪「で?何処に食いに行きます?」


提督「街に出よう」


そうして私達は街へ向かった。







〜〜街〜昼〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「おぉ…文明だ!」感激


吹雪「えぇ…なんですか?その反応…」


提督「いやな…ビルを久々に見て興奮してしまった」


そう、永らく文明に触れていないとビル如きで感動してしまう。幼い頃、親無しの集団キャンプ旅に2泊3日で参加したが、それでも感動してしまった。


吹雪「あっ!あの服可愛い!」


提督「買ってやってもいいが、鎮守府に置けるか?」


吹雪「服を保管するスペースすら無いのか…」


提督「当然である」


吹雪「えぇ…(困惑)」







〜〜レストラン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「何食べる?」


吹雪「じゃあ、このA5ランクのぶ厚ステーキ」


提督「高そうだなぁ…」


吹雪「意外と安いですよ」


提督「うわ…3000円もするじゃん、アホくさ」


吹雪「えー」


提督「お前は適当にドリアでも頼んどけ」


吹雪「って、一番安い奴じゃないですか!?」


提督「奢ってやるだけ、感謝しろよ?」


吹雪「じゃあ、このパスタでいいです」


提督「俺はマルゲリータだな」








〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜








提督「…何時間買い物してんだよ」


吹雪「すいません…」


提督「こんだけ見歩いて、何一つ買ってないんだぜ?無駄だと思わないか?」


吹雪「無駄ではないですよ…まぁ、いいや早く帰りましょ」


提督「うい」







〜〜鎮守府〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜








提督「あぁ…疲れた」


吹雪「同じく」


提督「もう寝ようぜ」


吹雪「まだ16時ですよ」


提督「そうだ密林でベッド買っとこ」


吹雪「密林?」


提督「A○azon」


吹雪「あぁ…」







〜〜数時間後〜〜〜〜〜〜〜〜〜







提督「夕飯どうする?」


吹雪「メロン」


提督「は?」


吹雪「メロン食べたい」


提督「夕飯だぞ?」


吹雪「メロンが食べたい」


提督「草でも食っとけ」


そう言った瞬間吹雪に殴られた。艦娘の力は恐ろしい……トタン小屋ごと吹き飛んだぞ。しかも、結局メロン買いに行かされたし。








一一翌日一一一一一一一一一一一一







提督「結局俺は外で寝るの固定なのね」


憂鬱である。


提督「と言っても、不自由無いんだけどね」


楽観主義である。


提督「さて、書類書類」



パカッ



提督「おっ、今日は少ない」


提督「さて、入るぞー」


そう私はトタン小屋へ叫ぶ。


提督「入るねー」



ドア「」ガチャ



吹雪「おはようございまーす」


提督「おう、おはよう」


吹雪が着替えてる途中…なんてラブコメでありそうな事は無く、平凡に挨拶を交わす。


吹雪「提督、事実は小説より奇なりって諺知ってます?」


提督「あぁ、そもそもお前らみたいな人智を超える存在がいるからな」


吹雪「そう、だから運命の恋だったり…空から女の子が降りてきたり…」


提督「おう」


吹雪「だから人生って素晴らしくないですか?」


提督「どうした?頭でも打ったか?」


突然吹雪がポエムというか、名言的な事を言い出した。どっちかって言うと迷言だ。それに話が壊滅的に噛み合ってない。


吹雪「失礼な、ただ思っただけですよ」


提督「そうか」


吹雪「はい」


提督「そうだ、今日の執務手伝ってくれ」


吹雪「え?いいですよ」








え!?今日の更新って、これで終わり!?









後書き

さぁて、また勢いで書いちゃったよシリーズ第一弾です。前作を書いていて楽しかったので修整&ストーリー追加しました。結構長作になりましたね。それでは、また次回!


このSSへの評価

5件評価されています


DELTA ONEさんから
2020-05-20 11:08:22

朝潮型は天使さんから
2020-05-10 20:10:32

ぴぃすうさんから
2020-03-21 01:30:40

SS好きの名無しさんから
2020-03-14 19:09:21

大鳳可愛いぃさんから
2020-02-08 00:53:02

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DELTA ONEさんから
2020-05-20 11:08:24

ぴぃすうさんから
2020-03-21 01:30:42

SS好きの名無しさんから
2020-03-14 19:09:18

大鳳可愛いぃさんから
2020-02-08 00:53:03

このSSへのコメント

17件コメントされています

1: 大鳳可愛いぃ 2020-02-08 00:54:24 ID: S:v8S7L1

貴様これじゃなくて他のをだね…
面白いからよき
ってなんで艦娘が語録使ってんですか!まずいですよ!
まぁ体調と時間気にしながら毎㍉秒投稿しろ()

2: hg提督 2020-02-08 07:22:54 ID: S:EZfiu3

すまない…書いてて楽しかったんだ…
次は零の翼あたり投稿しようかな?
あと、せめて毎秒にしてくだぁさい…

3: 大鳳可愛いぃ 2020-02-08 23:49:19 ID: S:n8Neg9

お?毎秒なら投稿するんか?()

4: hg提督 2020-02-09 07:57:55 ID: S:He7Vjo

毎秒投稿するとは言っていない。

5: 大鳳可愛いぃ 2020-02-10 03:31:53 ID: S:P8e_KP

アイエェェ...
ていうかコメントしてるの俺だけなの草生える()

6: hg提督 2020-02-10 20:42:22 ID: S:yheYdC

気にしないで…

7: 大鳳可愛いぃ 2020-02-16 01:26:42 ID: S:7OHQ2I

報告があるンゴ、ようやっと2-4クリアしたゾ
やったゾ報告はそれだけだゾ

8: hg提督 2020-02-18 06:55:28 ID: S:A8pjag

おめ、2-4は鬼門だからなぁ…
そこ抜ければ後は楽よ。

9: ぴぃすう 2020-04-28 02:03:54 ID: S:mmwjtR

hg提督さんこんばんは♪

メロン買いに行かされる提督…理不尽だけどそれが良い(笑)

それはそうと密林は便利ですな!最近は注文したマスクが一向に届きませんけどね…仕事すんなって神の思し召しか?(笑)

10: hg提督 2020-04-29 21:42:37 ID: S:SBMVqQ

おっ、こんばんは!いつもお世話になっております。マスク品薄ですからねぇ…感染リスクを避けるためにもマスクは必需品ですよね!お仕事頑張ってください!

11: 朝潮型は天使 2020-05-10 20:11:08 ID: S:e53Sj2

やっぱり吹雪は可愛いなぁ…

12: hg提督 2020-05-10 21:53:14 ID: S:byy9xP

忠犬みたいで可愛いよね

13: DELTA ONE 2020-05-20 11:10:04 ID: S:0AY2TH

不憫すぎるが面白いですヾノ≧∀≦)
吹雪は個人的に嫁なので登場した時は、嬉しかったです(∩´∀`∩)

14: hg提督 2020-05-20 17:51:24 ID: S:G-obk1

自分も初期艦が吹雪なので、可愛いですよね。

15: DELTA ONE 2020-05-20 21:23:29 ID: S:uP7XZ6

ですですヽ(≧▽≦)/
めっちゃ可愛いです!

16: hg提督 2020-05-21 02:28:09 ID: S:HgXa62

( ´∀`)bグッ!

17: DELTA ONE 2020-05-21 17:18:41 ID: S:vb6MCB

( *˙ω˙*)و グッ!


このSSへのオススメ

2件オススメされています

1: 大鳳可愛いぃ 2020-02-08 00:54:35 ID: S:i5Gdnn

イイゾォ〜これ

2: DELTA ONE 2020-05-20 11:11:42 ID: S:84QTcn

個人的には最高です!(b`>▽<´)-b


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