榛名「最悪の未来を繰り返さないように...!」
榛名はいつも健気でとても良い娘です(泣)
このssはここで終了です
続編を公開しました。どんどん更新していきます
後日談はリクエストがあれば書きます
皆が沈んだ過去を榛名が変える物語です...
たまに、ルート分岐があります
そこは皆様に選んでもらおうと思っています
最初の内は、選択の時にアシストが付き簡単ですが、終わりに近付くと榛名の知っている未来では無くなってくるので、アシストがつかなくなります…ご注意です...
(未来が変わればですが...)
「どうして...」
「どうして...!」
「榛名は...こんな結末を...!」
「迎えたくは...なかったのに...!」
1945年、日本の広島、長崎に原爆が落とされ、日本は敗戦し、第二次世界大戦は幕を閉じた...
しかし、それから67年後…海に突如謎の生命体、深海棲艦が現れ制海権を奪われた…
日本政府は、先の大戦での戦艦や空母、駆逐艦などの記憶を持った少女達を艦娘と呼び、制海権を奪還すべく、戦いを挑んだのだが...
史実を繰り返すかの様に、艦娘達は深海棲艦に敗れ、制海権を取り返せなかった…
「何で…!何で…!!」
『それは、君達が弱かったからだ』
「誰…!!」
『名前は無いよ、悔しくはないのかい?大切な姉妹を失い、仲間を失ったのに』
「悔しいですよ!金剛お姉様も比叡お姉様も霧島も大切な仲間を失って!榛名だけ生き残ってしまったんです!」
『ついておいで…君には、仲間を助ける義務がある』
「どうやって!過去は巻き戻せないのよ!?」
『大丈夫、僕は君の味方だ、君の願いを叶えてあげるよ」
『さぁ、君の願いを言ってごらん?』
「榛名は...!」
「榛名は!過去に戻ってお姉様達を!仲間を助けたいんです!」
『いいよ、じゃあ目を瞑って』
「こう...ですか?」
『うん、行くよ…』
「お願いします...」
『3.......2.........1........」
「..........っ!」
「..................っ?」パチッ
「ここは...榛名が居た鎮守府…」
「本当に…戻ってこれたの…?」
金剛「オーウ、榛名こんな所に居たですカァ?これから私の部屋でティーパーティーを行うのですが榛名もどうですカ?」
榛名「お姉様…!お姉様ー!!」ダキッ
金剛「は、榛名?どうしたデスカー?」(焦)
榛名「榛名は!金剛お姉様に会えて感激です!」
比叡「あ、榛名!ずるーい!私も金剛お姉様に抱きつきたーい!」
榛名「比叡お姉様も!」ダキッ
比叡「わぶっ、は、榛名?」
榛名「き、霧島は!」
霧島「私を呼びましたか?」クイッ
榛名「霧島!」
霧島「どうしました?私が沈んだかのような…」
榛名「皆、ちゃんと生きてる...!ちゃんと生きてるよ…!」ウルウル
金剛「は、榛名?怖い夢でも見たのデスカー?」
榛名「榛名はっ...!榛名は大丈夫です!」ポロポロ
金剛「おちついて榛名、私達はずっとずっと一緒デース♪」
榛名「はい…!榛名がお姉様方を守って見せます!!」
金剛「その意気ネ♪」
提督「おーい、榛名ー!」
榛名「提督も生きてる…!」ダキッ
提督「うおっ!?」
榛名「提督…!提督!!」
提督「ど、どうしたんだ?榛名」
榛名「榛名は、提督とまた会えて感激です!」ダキッ
提督「なぁ、金剛、榛名は何か怖い夢でも見たのか?」
金剛「その様デース、提督、優しくしてあげて下さいネ♪」
提督「いつもしてるだろ…」ナデナデ
榛名「て、提督…?」
提督「あ、すまない…つい...」
榛名「いえ、もっとしてください…」ギュッ
提督「お、おう…」ナデナデ
榛名「~♪」ギュッ
金剛「オーウ、榛名もなかなかやりますネ~♪」
提督「なぁ、榛名、何があったんだ?」
榛名「…言いたくありません…」
金剛「まあまあ、テイトクー、榛名が言いたくないんだから、其処までにしてあげなヨー」
提督「そうだな」
榛名「提督、この鎮守府での沈んだ艦娘は…?」
提督「何を言っているんだ?秘書艦の榛名が一番知っているだろ?まだ沈んだ艦娘なんていないじゃあないか、まだできたての鎮守府だしな」
榛名「良かった...!間に合った...!」
榛名「提督!次に行う作戦は何ですか!?」
提督「次の作戦は、沖ノ島海域の奪還だな」
榛名「(確か、この作戦では、第六駆逐隊の皆が沈んでしまう...!)」
榛名「提督!次の作戦では、もう1つ参加する艦隊を増やしてもらってもいいでしょうか!」
提督「どうしてだ?」
榛名「お願いです!じゃないと第六駆逐隊の皆が...!」
提督「わかった、そこまで言うなら参加する艦隊を増やそう」
榛名「榛名もこの作戦に参加します!」
提督「お前を艦隊に入れるのは決定事項だが?」
金剛「やけに榛名、気合いが入っていますネ~♪」
榛名「当然です!榛名は皆を守る為に居るんです!」
提督「そうか、頼もしいな榛名♪」
大淀「提督、少しよろしいですか?」
提督「ああ、すまない皆、少し席をはずさせてもらうよ」
榛名「分かりました」シュン...
提督「そんなに落ち込まないでくれ、な?」ナデナデ
榛名「!はい!」パァァァ!!!
提督「じゃあ、行こうか大淀」
大淀「はい」
タッタッタッタッタッタッ
榛名「少し、トイレに行って来ます」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「本当に、過去に戻ってこれるなんて…」
『ね、言っただろう?僕の力を使えば過去に戻るなんて簡単なことさ」
榛名「…また、お姉様達と会えて…いつもの様にまた会話出来るなんて...」
『さあ、君はこれからどうするんだい?』
榛名「決まっているわ!お姉様達を沈めない様に榛名が、助けるんです!」
『いくら、君が未来を知っていようとも、逃れられない未来もある…』
榛名「そんなことはありません!必ず助けてみせます!」
『君は二つのことを一人で出来ると思っていると思っているのかい?』
榛名「そ、それは...」
『それに、君が過去を変えて行くと、深海棲艦の行動も変わってくる…君の知っている未来じゃ無くなって来るんだ...』
榛名「そんな...」
『だから、君は仲間を見捨てなければならない時もある…』
榛名「榛名が皆を助けるのは、出来ないのですか...」
『うん、『榛名』だけならね…』
榛名「え?」
『聞いてなかったのかい?』
榛名「もう一回言ってくれませんか?」
『『榛名』だけなら仲間を皆を助けることが出来ないって言ったんだ』
榛名「榛名だけなら...?」
『うん、そうだよ、君の秘書艦という立場を使えば、出来ないこともできる…』
榛名「榛名の立場...」
『そう、だから頑張って榛名、僕からの助言はここまでだよ…』
榛名「待って!貴方は一体...!」
『じゃあね、榛名、君の幸運を祈ってるよ…』
榛名「あ...」
~沖ノ島海域攻略作戦、当日~
提督「これより!沖ノ島海域攻略作戦の出撃艦隊を発表する!」
提督「主力艦隊!金剛!長門!赤城!加賀!北上!大井!」
提督「第二艦隊!蒼龍!飛龍!翔鶴!瑞鶴!
吹雪!睦月!」
提督「別動隊!暁!響!雷!電!川内!那智!」
提督「警戒艦隊!瑞鳳!龍禳!摩耶!榛名!長良!五十鈴!以上で出撃メンバーの発表を終わる!」
榛名「(未来を変える為に提督に無茶言って、この艦隊に入れてもらったからには、必ず!第六駆逐隊を助ける!)」
提督「それでは全員!抜錨だ!」
「「「「おおおーーーーー!!!」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
摩耶「たくよ~、私まで駆り出されるとはな~…」
瑞鳳「そんなことを言わないで下さいよ~…」
龍禳「せやで、文句言わんと頑張り~や」
長良「今日はランニングしそこねたなぁ~」
榛名「(榛名の記憶が正しければそろそろなのですが...)」
摩耶「ん?どうしたんだ?そんな顔して」
榛名「い、いえ…」
五十鈴「!主力艦隊より入電!゛我、敵空母機動部隊ト遭遇、未ダ敵主力艦隊ヲ発見デキズ゛」
五十鈴「続けて別動隊より入電!゛我、敵重巡艦隊ト遭遇、コレヨリ交戦スル゛」
摩耶「なぁ、これってどっちか助けた方が良いんじゃないか…?」
榛名「(ここで、私の取るべき行動は...!)」
~運命のターニングポイント~
1.主力艦隊に救援に向かう(別動隊が壊滅)
2.別動隊に救援に向かう
~2選択~
榛名「別動隊の方へ向かいましょう!主力艦隊には第二艦隊が向かっているはずです!」
摩耶「 わかった、全員!別動隊に救援に向かうぞ!」
五十鈴「了解!」
榛名「待ってて!別動隊の皆!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
摩耶「別動隊から無線だ!」
『こちら別動隊…!敵艦隊に囲まれた…!どの艦隊でもいい…!救援頼む…!』
摩耶「別動隊に向かって正解だな!全員急ぐぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
那智「くそ!敵空母まで来たぞ!」
暁「那智さん!急いでこの海域を離脱して!」
那智「君たちはどうするんだ!」
電「私たちは、ここで敵艦隊を食い止めるのです!」
那智「だが、それでは…!」
響「私達なら大丈夫、それに私達は沈まないからね!」
電「そう、だから早く二人とも離脱して!」
川内「この娘達が、命をかけて食い止めてくれるっていってくれてるんだ!信じてあげようよ!」
那智「…!わかった!那智と川内はこの海域から離脱する!」
響「...行ったね」
暁「ここからは、私達の独壇場よ!」
雷「そうね!」
電「さぁ!気合い入れて行くのです!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「お願い...、間に合って...!」
摩耶「五十鈴!何か無線が入ったか!?」
五十鈴「まだ何も入ってないわ!」
長良「無事ならいいんだけど…」
龍驤「瑞鳳、一応うちらも艦載機を飛ばしとこか」
瑞鳳「そうだね」
龍驤・瑞鳳「艦載機、発進!」
摩耶「榛名!何か見えたか!」
榛名「まだです!」
瑞鳳「偵察機が、この先に浮遊物を二つ見つけたそうです」
摩耶「浮遊物?」
長良「とりあえず、近づいてみようよ」
瑞鳳「あれは!那智さんに川内さん!」
榛名「確か、第六駆逐隊は二人と一緒の艦隊の筈じゃ…!」
摩耶「とにかく急ぐぞ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「お二人とも大丈夫ですか!?」
那智「警戒艦隊…」
榛名「一体何が…!」
川内「敵に囲まれて...第六駆逐隊…の...皆が…!」
榛名「そんな!」
摩耶「長良と五十鈴は、那智と川内を曳航!他は、第六駆逐隊を助けに行くぞ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
暁「もう、流石に...持たない...」
響「これでも…耐えた方だと…思う...よ…」
雷「そう...よね...」
電「ああ...敵の艦載機が...」
響「でも...こっちに来てくれて...良かった...よ…」
雷「そうね...司令官...今まで...ありがと...」
艦載機〈ドーーーーーーン!!
雷「え......?」
榛名「皆!助けに来たわよ!」
電「は...るな......さん...?」
摩耶「龍驤!瑞鳳!今すぐ艦載機を飛ばせ!」
瑞鳳「はい!」パシュン!
龍驤「了解やで!」シュイン!
摩耶「榛名!急いで四人を曳航するぞ!」
榛名「分かってます!」
暁「どうして...ここ...に...」
榛名「さっき、那智さん達がいたんです!」
榛名「那智さん達が第六駆逐隊の皆が危ないって!」
響「那智さん...が...」
摩耶「退却するぞ!主力艦隊と第二艦隊に無線を飛ばす!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「ふう、この辺りは片付きましたカネ?」
長門「そうだな、そろそろ潮時か…」
赤城「おや?無線が...」
摩耶『こちら警戒艦隊、摩耶!只今、敵艦隊と交戦中!別動隊の第六駆逐隊が壊滅寸前で、榛名と一緒に曳航している!早く救援に来てくれ!』
長門「何だと...今すぐ助けに行くぞ!」
金剛「分かってマス!」
赤城「第二艦隊も一緒に来てくださいね!」
蒼龍「分かりました!」
加賀「足手纏いにならないでね」
瑞鶴「誰がなるもんですか!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
摩耶「くそっ!救援はまだか!いい加減キツいぞ!」
榛名「救援は必ず来てくれます!それまで耐えましょう!」
摩耶「もう弾薬が無くなって来たぞ!?」
榛名「榛名も、もう弾薬がありません!」
摩耶「制空権の方はどうだ!?」
瑞鳳「もう、制空権を保てません!」
龍驤「艦載機がもう無いで!」
摩耶「チッ!ここまでか...!」
長門「諦めるのはまだ早い!」
赤城「全艦!攻撃機、全機発艦!」
「「「「「了解!」」」」」
北上「大井っち!一気に行くよ!」パシュッ!
大井「はい!北上さん!」パシュンッ!
吹雪「お二人はすぐに撤退を!」
摩耶「助かった!恩に着る!」
榛名「皆、もう少しで帰れるからね!」
瑞鳳「まだ艦載機の皆が...!」
蒼龍「私が後で、届けてあげるから早く撤退して!」
龍驤「行くで!瑞鳳!」
瑞鳳「分かりました!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この後、主力艦隊と第二艦隊により沖ノ島海域の深海棲艦は撃破した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
電「榛名さん!」
榛名「?」
電「この間はありがとうございました!」
榛名「いえ、榛名はお礼をされるようなことはしていません♪」
電「いえ、あなた達が 救援に来てくれなければ、私達は今頃、海の底にいます…」
電「本当にありがとうございました!」ペコッ
榛名「頭をあげて下さい…」
榛名「榛名はこの鎮守府の秘書艦です、だから、この鎮守府の皆をましたか守るのは当たり前なのですよ♪」
電「!」パァァァ!
榛名「これから、用事がありますのでもういいですか?」
電「あ、は、はい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名、一つ聞きたいことがあるんだ」
榛名「?何ですか?」
提督「沖ノ島海域攻略作戦の時、別動隊の方へ救援に向かったらしいな、どうしてだ?」
榛名「それは...第二艦隊には主力艦隊をすぐに救援出来る場所にいるはずです、ですが別動隊への距離は遠く、なおかつ重巡、軽巡、駆逐艦四隻しか居ません、さらに敵艦隊に増援が来たら、別動隊に勝ち目は無いでしょう、これらの理由で別動隊に救援に向かいました…」
提督「実際に、榛名の読みは当たり、別動隊は壊滅せずにすんだということか...」
提督「ありがとう、榛名、君のおかげで別動隊の命が救われ、轟沈艦を出さずに済んだ、私からも礼を言わせてくれ…この通りだ」ペコッ
榛名「そ、そんな!提督まで頭を下げないで下さい!」
提督「いや、簡単には頭を上げられない、何か私に出来る事は無いか?」
榛名「じゃあ...耳掻き...してもらっても良いですか?」
提督「それぐらいなら、お安いご用さ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「どうだ?榛名、痛く無いか?」カキカキ
榛名「はい、心地いいです…」ウットリ
提督「そうか、なら良かった…」カキカキ
金剛「榛名…提督に耳掻きされて羨ましいデース…」コソコソ
提督「こっちの耳はこれで最後だな」フゥー
榛名「ん!」ビクビク!
提督「だ、大丈夫か?榛名?」
榛名「はい...私は大丈夫です...」ウットリ
提督「じゃあ、逆の耳を見せてくれ」
榛名「はい」クルッ
提督「そ、そういう向き方をするのか…」カキカキ
榛名「?」
提督「いや、気にしないでくれ」カキカキ
榛名「~♪」ウットリ
提督「(ヤバい、榛名が可愛すぎて...)」カキカキ
榛名「(提督の耳掻き、とても気持ちいい…出来れば、ずっとしてもらいたい…♪)」ウットリ
提督「今日は、これで終わりだ…」
榛名「ありがとうございました♪」ウットリ
提督「次の作戦の時も、頼むぞ♪」
榛名「はい!」
榛名「提督!お願いがあります!」
提督「ん?なんだ?」
榛名「この後の哨戒任務に参加しても良いでしょうか?」
提督「また突然だな、どうしてだ?」
榛名「いつも、軽巡や駆逐艦の皆にやってもらっていますので、士気上げにどうかと...」
提督「ふむ、まだ資源には余裕があるからな...いいだろう、哨戒任務への参加を許可する」
榛名「ありがとうございます!」
~哨戒任務中~
天龍「まさか秘書艦殿までくるたぁなぁ~」
榛名「一つ、気になることがあるので...」
吹雪「でも、榛名さんまで来なくても…」
榛名「大丈夫です、提督には許可はもらっています」
榛名「(前は、哨戒中の部隊が謎の電波をキャッチしましたが敵の罠かも知れないということで、無視しましたが一体何だったのでしょうか?)」
天龍「ん?なんだこりゃあ」
吹雪「どうしました?」
天龍「すごい微弱な電波を感知したんだが...どうする?秘書艦殿」
榛名「少し待って下さい...」
榛名「(もしかしたら、誰かが居るかもしれませんが、敵の罠ということもあります、どうしましょう...)」
~オマケイベント~
1.様子を見に行って見る
2.無視して、帰還する
~1選択~
榛名「とりあえず、様子を見に行きましょう」
天龍「あいよ、行くぞ!吹雪!」
吹雪「はい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「天龍さん、電波はまだ続いていますか?」
天龍「ああ、さっきよりは大きくなってる」
吹雪「榛名さん、あれって敵艦載機じゃないですか?」
榛名「え~~と…確かにあれは敵の艦載機ですね」
吹雪「どうします?おとしますか?」
榛名「いえ、こちらには気付いていないでしょう…まだ発砲は控えて下さい」
吹雪「了解」
天龍「電波がかなり大きくなってきたな...近いぞ」
榛名「電探に感あり、敵の艦載機が一ヵ所に集まっています...」
吹雪「此方の水上電探にも感あり、凄く大きな反応です」
榛名「反応に近付けるだけ近づいて見ましょう」
天龍「了解」
吹雪「敵の親玉でしょうか?」
榛名「まだ分かりません、とりあえず今は近づきましょう」
吹雪「はい!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
??「くっ...!こんな所で沈む訳には...!」ダダダダダ
??「救難信号を何とか発信出来ているから…必ず、助けに誰か来てくれるはず...!何としても耐えるのよ!」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
天龍「かなり電波が近くなったな」
天龍「この電波は...救難信号か?」
吹雪「榛名さん、あそこに敵の艦載機が群がっています!」
榛名「誰か襲われている…?とりあえず、行きましょう」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
吹雪「!あれは!」
榛名「どうしたの?」
吹雪「襲われているのは戦艦大和です!」
天龍「なんだと!?」
榛名「私が、三式弾を撃ちます!その後に大和さんを曳航してきて下さい!」
吹雪・天龍「了解!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大和「大和も...ここまでですか...」
大和「武蔵...先に行くわね...」
三式弾〈ドゴーーン!
大和「あれは…三式弾...?」
吹雪「大丈夫ですか!?」
天龍「さっさと曳航して引き上げるぞ!吹雪!対空射撃だ!」
吹雪「はい!」ダダダダダ!
榛名「もう一度、三式弾を撃ちます!こちらまで来てください!」
天龍「三式弾が来るぞ!急げ!」
吹雪「は、はい!」
大和「ありがとう...ございます...」
吹雪「喋らないで下さい!体に障ります!」
大和「そう...ね...」ガクッ
吹雪「大和さん!?大和さん!!」
天龍「落ち着け、気を失っているだけだ!」
榛名「二人とも!早く鎮守府に!」
天龍「分かってらぁ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「提督!」
提督「どうしたんだ、大和が居るなんて!」
榛名「事情は後で言います!入渠ドック空いていますか!?」
提督「ああ、さっき赤城が出たところだ!」
榛名「今、入渠させて来ます!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「で、事情を聞かせてもらおうか?どうして大和を連れて来たのか…」
榛名「はい...哨戒任務の途中にとても微弱な電波ををキャッチし、電波の方向へと向かいました、ある程度進んで行くと、敵の艦載機が何処かへ急ぐように電波の方向へと向かって行きました、私達も不審に思い急ぎ向かうと、大和さんへと敵の艦載機が爆撃、雷撃中でしたので、急ぎ三式弾を発砲、大和を鎮守府へと曳航しました」
提督「そうか、これから私は大和が何処の鎮守府の所属かを調べる」
榛名「では榛名は、大和さんの様子を見に行ってきます」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大和「あ、榛名さんこの度はありがとうございます」
榛名「それよりも、怪我の方はどうですか?」
大和「はい、お陰様で、沈まずにすみました...本当にありがとうございます」
榛名「礼なら、天龍さんに言ってください、あの方が電波をキャッチしなければ、私達も助けることが出来ませんでした」
大和「では、怪我が治り次第お礼をしに行きたいと思います」
〈コンコンコン
提督「入ってもいいか?」
榛名「大和さんはよろしいですか?」
大和「はい、いいですよ」
提督「では、失礼する」ガチャッ
榛名「提督、どうしました?」
提督「大和の所属が分かったから、確認に来たんだ」
提督「大和、君の所属は元帥殿の所だな?」
大和「...はい...」
榛名「え!?げ、元帥殿の...!?」
大和「初めて会う人は、皆そんな反応をしますね」
榛名「そんなこととはつい知らず、申し訳ありませんでした!」ドゲザッ!
大和「土下座なんてしないで下さい、今まで通りでいいですよ」
榛名「し、しかし...」
大和「では、命令です、以前の話し方をしてください」
榛名「...はい...」
~~オマケイベント終了~~
榛名「(この前の大和さんとは、前の過去では合っていません、ということは確実に未来が変わって来ている、私が知らないことが起きるかも知れない...心してかからないと...)」
※ここから、榛名の知らない出来事が起きていきます、なので榛名にも何が知らないことがあるかも知れません...ご注意を...)」
因みに、大和は榛名の鎮守府に着任することになりました
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「燃料と鋼材と弾薬はまだ余裕がありますが...ボーキサイトがかなり少ないですね...やはり空母の方々が......」カキカキ
赤城「あ、榛名秘書艦」
榛名「何ですか?」
赤城「最近、ボーキサイトの配給が凄く減ってきているんですが...」
榛名「原因は分かっていますか?」
赤城「いえ、皆目見当もつきません...」
榛名「はぁ、もういいです...」
赤城「?」
榛名「今度、提督に言わないと...」ブツブツ...
赤城「あ、行っちゃいました...少しボーキサイトを食べてもばれないよね...」パクパク
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「提督、頼まれていた仕事が終わりました」
提督「おう、どうだった?」
榛名「燃料と鋼材、弾薬はまだ余裕があるのですが、やはりボーキサイトが凄く少ないですね...」
提督「うーん、空母達に断食でもさせるか?」
榛名「さすがにそれは...(焦)」
提督「まあ、ボーキサイトをある程度確保出来るまでは、少し配給を少なくさせてもらうとするか...」
赤城「(大変なことを聞いてしまいました!皆に早く伝えないと!!)」タッタッタッ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加賀「...最近、ボーキサイトの配給が少ないわね...」ゲッソリ
蒼龍「そんなに落ち込まないで下さいよ~、たかが配給が20少なくなっただけじゃないですか~」
加賀「たかが20ですって...?」ギロッ
蒼龍「ヒッ!?」ビクッ!
加賀「貴女達からしたら、20位かもしれないけど、私達からしたら20゛も゛なのよ!」
蒼龍「~~~!!」ガタガタ
赤城「加賀さん!大変です!」
加賀「何事ですか!赤城さん!」
赤城「私達のボーキサイトの配給が更に減らされるそうです!」
加賀「」パタッ
赤城「加賀さん!?加賀さん!しっかりして下さい!」
加賀「赤城さん、私はもうだめです...」
赤城「この戦いが終わったら、全国食べ歩きをするって約束したじゃないですか!」
加賀「赤城さん...私の分まで食べ歩いて...ね...」ガクッ
赤城「加賀さあああああん!!」
蒼龍「何茶番やってるんですか...お二方...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
茶番終了!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~一年後~~
提督「うーん...」
榛名「どうされました?そんなに唸って」
提督「上層部からこんな書類が来てな...」
榛名「見せてもらっても宜しいですか?」
提督「ああ、これだ」
榛名「!!!」ガタッ!
提督「どうした...?」
榛名「これって......!」
提督「ああ、アイアンボトムサウンド攻略作戦の書類だ...」
榛名「この作戦には、参加しなければならないのですか...?」
提督「ああ...今、編成を考えてる」
榛名「(この作戦だけは...この作戦だけは...!!)」
金剛「ヘーイ!テイトクー!調子はどうデスカー!?」
提督「憂鬱だよ...上層部からこんな書類が送られてくるし...」
提督「榛名...ちょっと休んでもいいかな?」
榛名「はい、書類はこちらで片付けておきますね」
提督「すまないな...榛名」
榛名「いえ、これが秘書艦としての、仕事ですから」
提督「では、少し休ませてもらうよ」バタン
榛名「ふぅ、榛名も頑張りますか!」カキカキ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「榛名ー、頑張ってマスカー?」
榛名「あ、金剛お姉様」
金剛「提督は、どうしたのデスカー?」
榛名「提督なら最近お疲れのようでしたので、仮眠室で休憩してもらっています」
提督「今戻ったぞ、すまないな榛名、こんなに書類を片付けてもらって」
榛名「いえ、榛名はまだ頑張れます!」カキカキ
提督「では、このまま手伝ってもらっていいか?」
榛名「はい♪」
金剛「オーウ、ではお邪魔虫は退散するとしマスカー、それじゃあネ、榛名」バタン
提督「じゃあ、榛名、残りの書類を終わらそうか」
榛名「はい♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「ふぅ~、やっと終わった~」
榛名「お疲れ様です♪」
榛名「この作戦の編成は、榛名が考えさせてもらってよろしいですか?」
提督「うーん...」
提督「じゃあ、私が横で付き添ってもいいか?」
榛名「はい、いいですよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「なあ、この編成は止めた方がいいんじゃないか?」
榛名「え?」
~第一艦隊~
金剛、榛名、比叡、霧島、赤城、加賀
~第二艦隊~
吹雪、摩耶、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴
提督「やはり、高速戦艦は分けた方がいいと思う」
榛名「そうですか...?」
榛名「(確かに...提督に言われると、この編成は間違ってる...でも...機動力が高くないと...敵の対応に遅れてしまうかも...榛名はどうすればいいの...?)」
~第二ターニングポイント~
1.この編成のまま、出撃する
2.提督に言われた通りの編成にする
3.空母機動部隊に編成し、制空権を確保出来るようにする
4.大和を艦隊に入れ、火力重視にする
~4選択~
榛名「(...前の過去では、大和さんとは会っていません...なら!大和さんを艦隊に入れ、火力を重視した艦隊にすれば...あるいは...!)」
榛名「提督、大和さんを艦隊に入れてもよろしいでしょうか」
提督「大和か...」
榛名「大和さんを入れ、火力重視にし、一気に敵基地の破壊をします」
提督「...確かに、大和なら装甲と対空、火力において申し分ない働きをしてくれる」
提督「だが、金剛達はどうするんだ?」
榛名「...艦隊から抜きます」
提督「それでは、速力が...」
榛名「代わりに、駆逐艦達を入れ、夜線での火力を上げます」
榛名「大和さんには、三式弾を装備させて下さい、敵基地からの戦闘機が来られては面倒です」
提督「分かった、大和にはそう言っておこう」
榛名「お姉様達には、私から言っておきます」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「お姉様、入ってもよろしいでしょうか?」
金剛「榛名ですカ、入ってもいいデスヨー」
榛名「失礼します」
榛名「他のお姉様達は?」
金剛「ランチタイムデース」
榛名「そうですか、それでお姉様、今度の作戦ですが...主力艦隊から全く抜けていただきます」
金剛「どうしてデスカー!?」
榛名「これは決定事項です、覆ることはありません」
金剛「Shit!!」ガン
榛名「それでは...」
金剛「榛名...恨みますからネー!」
榛名「ごめんなさい...お姉様...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「はあ...」
『やあ、久しぶり』
榛名「貴方は...」
『僕が知ってる中では...君が変えなきゃいけない過去はこれで最後だ』
榛名「どういうこと...?」
『つまり、この戦いさえ勝てば、前の最悪な未来には、ならない』
榛名「本当に!?』
『でも、この戦いは君も知ってるとおり、凄く苛烈な戦いだ、君も無事ではすまないだろう』
榛名「榛名はどうなっても構いません!」
『それに、君は未来に戻らないといけない』
榛名「どうして!?」
『君が過去にいることで、時間がおかしくなっているんだ』
『分かってくれたかな?』
榛名「はい...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「皆!今日はアイアンボトムサウンド攻略作戦の日だ!」
提督「ここを攻略すれば、これからの戦いはかなり楽になる!」
提督「今日出撃するメンバーを発表する!」
提督「第一艦隊、榛名!大和!天津風!島風!
長門!陸奥だ!」
提督「頼んだぞ!!」
「「「「「「了解!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「そろそろ敵艦隊が出てくると、思いますので気を抜かないで下さい!」
大和「ええ」
長門「お前が大和か、よろしく頼む」
大和「こちらこそよろしくお願いいたします」
陸奥「やっぱり大和は大きいわねぇ~」
島風「なんだろう...この疎外感...」
天津風「大丈夫よ...私も疎外感を感じてるわ...」
島風・天津風「はぁ...」ガックシ
榛名「二人とも、戦闘前にそんなに落ち込まないでくださいよ」
島風「榛名さんはまだ大きい方だからいいよね...」ガックシ
天津風「そうよ...私たちなんて...」ガックシ
長門「ほらほら、落ち込んでる暇はないぞ、敵艦隊だ」
陸奥「戦艦1、重巡3に軽巡2、余裕ね」
長門「慢心するな陸奥、轟沈するぞ」
陸奥「分かってるわよ、そんなこと」
島風「いつか必ず大きくなってやるんだから...」ブツブツ
天津風「はいはい、島風、戦闘よ」
島風「分かってるよ」
榛名「皆さん、単縦陣で行動してください」
大和「分かりました」
榛名「砲撃開始!」バァン!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「うーん、何だかな~...」
加賀「どうしたのですか?提督」
提督「いや、何故か嫌な予感がするんだ...」
加賀「何のですか?」
提督「いや、分からんのだが...」
加賀「そうですか...」
提督「なんなんだ...この胸騒ぎは...」
~~提督の選択~~
1.心の中に押し込める
2.加賀に言う
3.自分で何とかする
~~2番選択~~
提督「加賀...俺はこの胸騒ぎを治めたい...どうすればいいと思う?」
加賀「多分、それは一刻前に出撃した、第一艦隊のことでしょう」
提督「どうしてそう思うんだ?」
加賀「第一艦隊の旗艦は榛名、榛名は提督にとって大切な人です、提督は気が気ではないのでしょう...」
加賀「更に、胸騒ぎとは、大抵良くないことが起きる時に出てくる症状です」
提督「まさか...」
加賀「私の予測が当たれば...最悪、第一艦隊は帰っては来ないでしょう...」
提督「それは本当か!?」バン!
加賀「あくまで予測です、判断は提督に決めて下さい」
提督「俺が...」
加賀「あと一つだけ...」
提督「...なんだ?」
加賀「貴方の選択が必ずしもよい方向へと向かうとは限りませんので」バタン
提督「どうすれば...俺は...」
~~提督の選択~~
1.一航戦、二航戦の空母機動部隊を出撃させる
2.神通を旗艦にした第二水雷戦隊を出撃させる
3.そもそも艦隊を出撃させない
~2番選択~
提督「ここは、航空戦力を強くするべきか...速力に不安があるが...やはりこのままで行こう」
提督「急ぎ一航戦、二航戦と摩耶、吹雪は執務室に集合せよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤城「一航戦!赤城!以下5名集まりました!」
提督「よく集まってくれた、君たちには、一刻前に出撃して欲しい」
加賀「それが貴方の決断なのね?」
提督「ああ、そうだ」
加賀「そう、なら私はその指示に従うだけよ」
提督「では、準備出来次第抜錨だ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「島風さん、天津風さん、何か見えますか?」
島風「とくには、何にも無いよ~」スイー
天津風「こっちもなにも無いわ」
長門「なぁ、あそこに何か見えるぞ」
榛名「どこですか?」
長門「ほらあそ...あれ?すまない、見間違いのようだ」
榛名「そうですか、次は気をつけて下さいね?」
長門「ああ」
陸奥「!!後方より雷跡6つ!」
榛名「なんですって!?」
大和「もしや長門さんが見た物って!」
長門「潜望鏡のようだな!」
榛名「全員回避運動!」
陸奥「ダメ!間に合わない!」
〈ドゴーーン!
「「「「「「キャー!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤城「ねぇ、加賀さん」
加賀「何ですか?」
赤城「何か凄く胸騒ぎがするんです...」
加賀「...赤城さんもですか...提督も胸騒ぎがするって私に相談してきました」
赤城「提督も、ですか?」
加賀「ええ」
赤城「何なんでしょうか...この胸騒ぎは...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「全員、被害状況を!」
大和「私は小破です!」
長門「私は中破だが陸奥が大破で意識不明だ!」
天津風「私と島風が中破よ!」
榛名「まさか潜水艦がいるなんて...!」ギリィ
榛名「全員!今すぐ撤退して下さい!」
島風「ごめん、榛名さん、機関部やられて、速く動けない...」
榛名「そんな...!」
天津風「大丈夫よ、島風!私が曳航するから!」
島風「ダメだよ!天津風もやられちゃう!」
大和「私が盾になります!皆さんは急いで撤退して下さい!」
長門「だがそれでは大和が...!」
大和「大丈夫です、私は戦艦『大和』ですから!」
榛名「分かりました!大和さんを信じます!」
長門「榛名!」
榛名「全員、大和さんの後ろに隠れる様にして、撤退して下さい!」
長門「...っ!分かった!」
天津風「島風!必ず私が帰してあげるから!」
島風「うん!」
長門「陸奥!しっかりしろ!」
陸奥「.........」
榛名「更に魚雷が接近中!」
長門「くそ!」
天津風「くっ!間に合わない!」
島風「!」クイッ
天津風「!?」
島風「ごめんね...天津風...」ニコッ
〈ドゴーーン!
天津風「島風ーー!!!」
榛名「うそ...」
長門「くそっ...!」
大和「そんな...!」
天津風「島風!島風ーー!!!」
榛名「ダメです!今行ったら!」
天津風「離して!島風が...!島風が!!」
天津風「許さない!許さない!!」パシュッ!
榛名「爆雷...!?いつそんなものを...!」
大和「ダメです!いくら爆雷があるからって多勢に無勢ですよ!」ガシッ
赤城『第一艦隊の皆さん!救援に来ました!』ザザッ
榛名「赤城さん!?来てはダメです!付近に潜水艦がいるんです!」
赤城『そんな...潜水艦には私達は...!」ザザッ
加賀『赤城さん!雷跡が!』ザザッ
赤城『全艦!回避運動!』ブチッ
榛名「赤城さん!?赤城さん!!??」
長門「!榛名!魚雷だ!」
榛名「え...」
〈ドゴーーン!
榛名「かはっ...」
榛名「(榛名は死ぬのでしょうか...過去を変えようとした...罰なのでしょうか...)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ザッザッザッ
提督「榛名!しっかりしろ!」
榛名「.........」
提督「頼む...!目を覚ましてくれ...!榛名...!」ギュッ
提督「くそ...!俺が...!俺が判断を間違えたから...!」バンッ!
~~end選択~~
1.このまま、Endingまで突っ走る
2.もう一度やり直す
~~2番選択~~
『全く...榛名はせっかく上手くやってたのに、提督が失敗しちゃってどうするのさ...』
『もう一度、時間を戻してあげるけど、ちゃんと頑張らないとダメだよ?」
~~そして時は遡る~~
提督「俺はどうすれば...」
~~提督の選択~~
1.一航戦、二航戦の空母機動部隊を出撃させる(bad)
2.神通を旗艦にした第二水雷戦隊を出撃させる
3.そもそも、艦隊を出撃させない
~~2選択~~
提督「なら、神通が旗艦の第二水雷戦隊に出撃してもらおう、練度は高く、速力も早い」
提督『第二水雷戦隊は、今すぐに司令室に集合せよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神通「第二水雷戦隊、旗艦神通以下6名、集合しました!」
提督「良く集まってくれた、君達第二水雷戦隊に命じる!半刻前に出撃した主力艦隊の救援に向かってもらいたい!」
神通「了解しました、では出撃させてもらいます」
提督「ああ、宜しく頼んだぞ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「島風さん、天津風さん何かありますか?」
島風「特には、何もないよー」
天津風「こっちも何もないわ」
長門「なあ、あそこに何かあるぞ」
榛名「何処ですか?長門さん」
長門「ほら、あそこ...あれ?すまない、見間違いの様だ...」
榛名「そうですか、次は気をつけて下さいね?」
長門「ああ...」
陸奥「!!後方より雷跡、6つ!」
榛名「まさか長門さんが見たものって!」
長門「潜望鏡か...!!」
榛名「全員回避運動!」
陸奥「ダメ!間に合わない!」
〈ドゴーン!
「「「「「「きゃーーーー!!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神通「皆さん、全速前進です」
不知火「何故ですか?」
神通「ソナー音が聞こえました、潜水艦がいます」
不知火「そうですか」
神通「訓練通りすれば必ず撃滅できます、ですが気を抜かないで下さい」
「「「「「分かりました!!」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「皆さん!被害状況を!」
長門「私は中破だが、陸奥が大破で意識不明だ!」
大和「小破です」
天津風「私と島風が中破よ」
榛名「なら、今すぐ退却します!」
島風「ごめん、榛名さん、さっきの雷撃で機関部をやられたから、速度が出ない...」
榛名「そんな...!」
大和「...っ!私が皆さんの盾になります!私の後ろに隠れて下さい!」
榛名「それでは大和さんが...!」
大和「それが最善策です!」
榛名「...っ!分かりました、全員!大和さんの後ろに隠れて下さい!」
神通『こちら、第二に水雷戦隊旗艦、神通です、主力艦隊の皆さん、ここは一旦退いて下さい、潜水艦の後始末は私達に任せて下さい』
榛名「了解、ここは第二水雷戦隊に任せて、私達は退却します!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名、大丈夫か!?」
榛名「はい、ですが島風さんと陸奥さんが大破になっています」
提督「そうか、なら今すぐ入渠ドックに入れてくれ」
榛名「分かりました、今すぐドックに入れます」
提督「それと榛名、二人を入渠させたらすぐにここに来てほしいんだ」
榛名「?分かりました」バタン
提督「...はぁ...」コロン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「長門さん、ドックが空いているので今すぐ陸奥さんを入渠させて下さい」
長門「分かった」タッタッタッ
榛名「天津風さん、島風さんをドックに入れて下さい、機関部がやられているようなので、優しくない運んであげて下さいね」
天津風「分かったわ」
榛名「ふぅ...これでいいかしら...大和さんには申し訳ないけど...少し入渠は待ってもらわないと...」
大和「どうしました?」
榛名「あっ、大和さん、申し訳無いのですが...入渠は少し待ってもらわないと行けません...」
大和「大丈夫ですよ、まだ小破すらしていませんから」ニコッ
榛名「本当に申し訳ありません...」
提督「榛名」
榛名「あ...提督」
提督「少し、話があるから来てくれるか?」
榛名「分かりました、大和さん、また後で会いましょう」
大和「ええ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「提督、この度は助けて頂きありがとうございました」ペコッ
提督「いや、俺に礼を言うなら加賀に言ってくれ」
榛名「加賀さんに?」
提督「ああ、加賀が俺に助言を言ってくれたから神通達を送ることができたんだ」
榛名「では、加賀さんにもお礼を言わなければいけませんね」
提督「そうだな、それと榛名」
榛名「?」
提督「アイアンボトムサウンド攻略はここまでだ」
榛名「どういうことですか?」
提督「実はな...今、ほとんどの深海棲艦がある海域に集まっているんだ」
榛名「どこの海域ですか?」
提督「...ミッドウェー海域だ」
榛名「ミッドウェー...」
提督「君にとっても、艦娘の皆にとっても、因縁の場所だろう...」
榛名「はい...」
提督「だが、ここを攻略すれば勝利へと近づける...」
榛名「はい...」
提督「作戦開始は一週間後、他の艦隊もすることになっている...」
榛名「分かりました...では」バタン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『やぁ、まさかまた君と会えるとはね』
榛名「ええ、榛名も驚いています」
『まさかこうなるとはね...」
榛名「どういうことですか?」
『今まで、君は過去を変えてきただろう?』
榛名「はい、いまのところは犠牲を出さず、なんとか」
『君達が、敗北する未来を繰り返させようとする、何らかの力が働いているんだ』
榛名「...榛名にも分かる様に言って下さい...」
『...このままじゃ、君達は同じ未来を進むことになる...』
榛名「そんな...!」
『これだけは、僕にもどうにも出来ない...』
榛名「せっかく...せっかく...!ここまで...誰も犠牲を出さずに来たのに...!」
『ごめん...後は、君が何とかしてほしい...』
榛名「分かりました...ここからは榛名一人でやらせてもらいます...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「ミッドウェー...先の大戦で大敗北を喫した場所...艦娘の士気も下がるかもしれません...」
榛名「私は...どうすれば...!」
最後のターニングポイント
1.皆の士気を上げるため、間宮アイスを配る
2.提督に作戦までの間、出撃をしないよう言う
3.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~一番選択~
榛名「私に出来ることと言えば...皆の士気を上げることしか...」
榛名「よし...皆さんに間宮さんのアイスをあげましょう...」
榛名「もうミッドウェーのことは聞いていると思います...せめて、皆の士気を上げることが出来れば...!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~食堂~
赤城「ミッドウェー...まさかこの日が...」
加賀「ええ...ついに来てしまいましたね...」
蒼龍「ミッドウェー?何それ、美味しいの?」
飛龍「蒼龍!こんな時までふざけてちゃダメでしょ!」
蒼龍「分かってるよ...飛龍...流石の私でも今回ばかりはふざけないよ」
間宮「皆さん!間宮アイスですよー!」
摩耶「あ?アイスなんて頼んでないが...?」
間宮「榛名さんからのプレゼントですよ♪次の作戦を必ず成功しますようにって」
摩耶「へぇ、粋なことするじゃねぇか♪」
加賀「これは...流石に気分が高揚します」キラキラ
赤城「これは、必ず作戦を成功させなければいけませんね♪」キラキラ
提督「皆、榛名から話が あるそうだ」
「「「「「「???」」」」」」
榛名「皆さん、今回の作戦はもう聞いていると思います、いろんな想いがあるでしょう、私達が持っている名前の艦の記憶は、ミッドウェーでの記憶がはっきりと刻み込まれています」
榛名「一航戦、二航戦の方はこのミッドウェーにて沈まれました」
赤城「慢心...それが私の失敗...」
加賀「赤城さん...」
蒼龍「江草隊...お願いね」
飛龍「多聞丸...見ててね」
榛名「でも、それは過去の話です、私は艦娘として生まれ変わりました、いつまでも過去に縛られていずに、このミッドウェーを攻略しましょう!」
「「「「「「おーーーー!!!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名...」
榛名「提督...どうかしました?」
提督「必ず...生きてかえって欲しいんだ」
榛名「何を言っているんですか?帰って来るに決まっているじゃないですか♪」ニコッ
提督「頼んだぞ...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤城「偵察機を発艦させます!」パシュッ!!
榛名「全艦、輪形陣になって下さい!そのまま輪形陣を維持してください!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空母棲姫「来たのか...愚かなガラクタどもめ...!」
空母棲姫「第一次攻撃隊...全機発艦...!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加賀「敵艦載機を発見!」
榛名「空母の皆さんは艦載機を発艦させて下さい!その他の方は上空の警戒を怠らないで下さい!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
榛名「砲雷撃戦開始!!!」
榛名「撃ち方始め!!」バァァァァン!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『へぇ~、流石過去の記憶を持っているだけあるね、でも...どこまでそれはもつか...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤城「制空権確保しました!!」
榛名「水上機を飛ばします!弾着観測で主砲の命中力を上げましょう!」
長門「分かった!」
利根「左右から敵艦隊じゃ!!」
榛名「蒼龍さんは右方の艦隊に、飛龍さんは左方の艦隊へと艦載機を向かわせて下さい!」
飛龍・蒼龍「了解!」
赤城「敵艦載機に防衛線を抜けられました!」
榛名「対空射撃用意!!」
榛名「撃てーーー!!!」ババババババ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空母棲姫「中々やるじゃない...でも...そんなに神経を張り詰めて...何時までもつかしらね...ウフフフ...♪」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「はぁ...はぁ...!」
赤城「艦載機が...!これではキリがありません...!」ハァ...ハァ...
長門「これでは...終われん!!撃てーーー!!!」バァァァァン!!
榛名「第二艦隊は!?」
神通『損傷甚大...!このままでは...!』
筑摩『神通さん!上!!』
神通『なっ...!?』
『ジジジーーーーー!!!』
榛名「神通さん!?神通さん!返事をしてください!!」
加賀「敵の艦載機です!!」
榛名「対空砲、撃て!!」ババババババ
〈カチャッ!
榛名「弾切れ...!?」
赤城「そんな...制空権が...!!」
加賀「艦載機が...!!」
飛龍「もうもちません!!」
榛名「敵爆撃機!全艦回避運動!!」
「「「「「「キャーーー!!!?」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「あ...っあ...!」
榛名「皆さんは...!」
加賀「赤城さん...貴女が無事なら良いの...先に逝くわね...」
赤城「加賀さん...!ダメ...!こんなところで沈んじゃ...!!」
飛龍「蒼龍...!蒼龍!!」
蒼龍「ごめんね...飛龍...さき逝くね...」
飛龍「蒼龍ーー!!」
榛名「そんな...!」
長門「くそ...!浮力...が...」
榛名「敵は...!」ザブッ
榛名「え...?」
榛名「私...沈んでる...?」ザブッ
榛名「提督...榛名は...」ザブブブブブッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空母棲姫「フフフ...歴史は繰り返されるのよ...」
空母棲姫「アハハハハハハハハ!!!」
~~bad end~~
1.ENDまで突っ走る
2.やり直す
~~2選択~~
『もう、こっからは僕の興味でいろんなENDをみてみたいんだ...』
『ごめんね、榛名...僕に付き合ってほしい...』
~~そして時は遡る~~
1.皆に間宮アイスを配る
2.作戦までの間、出撃を無くしてもらう
3.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~三番選択~~
榛名「どうせ...もう未来が変わらないのなら...」
榛名「提督...私は、覚悟を決めました...」カキカキ
榛名「時間は...夕方にしましょう...」コトッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~夕方~~
榛名「妖精さん」
妖精〈ナニナニ-?
榛名「艤装をもらいに来ました」
妖精〈ドシタノ-?
榛名「出撃します」
妖精〈ミンナハ-?
榛名「私一人だけです」
妖精〈アブナイヨ-?
榛名「それは分かってます、でももう決めたことです」
妖精〈ナラボクタチモイク-
榛名「いえ!妖精さんを巻き込むわけには...」
妖精〈イイノ,イイノ-
榛名「なら、頼んでもいいですか?」
妖精〈マッカセナサ-イ
榛名「なら...鉄甲弾と...三式弾と...」
妖精〈ツレテキタヨ-
榛名「?誰をですか?」
女神〈ヨロシク-♪
榛名「!?女神さん!?」
女神〈シー!
榛名「あ...ごめんなさい...」
女神〈ワタシガテツダッテアゲル!!
榛名「ありがとうございます♪」
女神〈エヘヘ-♪
榛名「そろそろ、自由時間が終わってしまいます、急ぎましょう!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
霧島「今、何時でしょうか?」チラッ
比叡「もう、6時だよ」
霧島「あ、比叡お姉様」
比叡「珍しいね、いつも時間には厳しいのに」
霧島「いえ、榛名の姿が見えなくて...」
比叡「榛名?そういや姿を見てないね」
霧島「どうしましょう...もうすぐ自由時間が終わってしまうのに...」
比叡「少し、探してみる?」
霧島「はい、そうしましょう」タッタッタッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「はぁ...何で第一艦隊を外されただけで、あんなにワタシは不機嫌になったんデース...?」
金剛「榛名には謝っとかないとネ...」
金剛「ン?あれは...?」チラッ
金剛「榛名...?あんなところで何をしてるデース?」
比叡「金剛おねぇーー様ーー!」タッタッタッ
金剛「オォウ、霧島も...一体どうしたでーす?」
霧島「榛名が見当たらないんです...」
金剛「榛名ならあそこに...アレ?」
比叡「どうしたんですか?金剛様?」
金剛「さっきのは見間違いだったデース?」
霧島「金剛お姉さま知らないとは...司令に聞けば分かるでしょうか?」
金剛「そうネ...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名...?いや自由時間が始まってからは見てないな...」
金剛「そうですカー...」
比叡「榛名...何処行ったんだろう...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「妖精さん、砲弾と対空砲の準備出来ましたか?」
妖精〈ジュンビカンリョーー
榛名「よし...電探に何か反応は?」
電探妖精〈......
榛名「どうしました?」
電探妖精〈カコマレテル...
榛名「え...?」
見張り妖精〈タクサンイルヨーー!!
榛名「不味い...発砲準備!」
妖精〈リョウカイ!
榛名「対空砲!撃てーーー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「ウ~ン...は榛名は何処に...」
提督「さぁ...誰も見てないと言うからな...」
比叡「何処かには居ると思いますけど...」
提督「何処に行ったんだ...」
金剛「...私のせいデス...」
提督「金剛...?」
金剛「ワタシが...」ポロポロ
提督「金剛...お前のせいじゃない」ダキッ
金剛「デモ...!」
比叡「そうですよ、金剛お姉さま、榛名は強い子です!今まで散々喧嘩したけど勝手に出ていったりしなかったじゃないですか、だから大丈夫ですよ!」
霧島「そうです!榛名は芯の強い娘です!」
金剛「比叡...霧島...」
提督「そうだぞ金剛、諦めなければ見つけられるさ」
金剛「提督...そうですネ!」
妖精〈タイヘンダヨーー!!
提督「ん...?君は榛名の妖精か?」
妖精〈ギソウガナイヨー!!
提督「艤装?誰のだ?」
妖精〈ハルナノダヨー!!
提督「榛名の艤装が無い...?」
妖精〈ソウダヨーー!
金剛「ということは...榛名は勝手に...?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「三式弾の再装填急いでください!」ババババ!!
妖精〈イソゲーーー!!
妖精達〈ブラックダーー!!?
対空砲妖精〈タマギレダヨー!!サイソウテンニジカンガカカルヨー!
榛名「回避に専念します!その間に装填を!」
妖精達〈リョウカイ!
榛名「はぁ...はぁ...一人で戦うのがこんなに辛いなんて...!」ゼェセェ
見張り妖精〈テキカンサイキガキタヨーー!
榛名「三式弾の再装填出来ましたか!?」
三式弾妖精〈ソウテンカンリョウ!!
榛名「よし、三式弾撃てーーー!!」
主砲妖精〈ウテーー!!
〈ドォォォォォォン!!
見張り妖精〈カンサイキガマダノコッテルヨーー!
榛名「三式弾再装填!」
三式弾妖精〈ソウテンイソゲーーー!!
妖精達〈ヤッパリブラックダーー!!?
対空砲妖精〈ソウテンカンリョウ!!ウテーー!!(ババババ!!
榛名「何とかこのままおさえ続ければ...!」ゼェゼェ
見張り妖精〈コウホウカラライセキイツツ!ショウゲキニソナエテ!!
榛名「しまっ...!」
〈ドゴーーーーン!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「もしかして...榛名はミッドウェー海域に...」
提督「だが、どうして...」
霧島「憶測ですが...ミッドウェーでの作戦の時に...皆の負担が減るように...」
提督「だが、それでは...!」
霧島「...はい...」
提督「今すぐ鎮守府に居る全員をあつめてくれ!」
霧島「はっ、はい!」
金剛「提督...」
提督「ああ...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「全員、良く聞いてほしい」
提督「榛名の艤装がなくなった」
艦娘「ザワ......ザワ......」
摩耶「提督、一つ質問良いか?」
提督「なんだ?」
摩耶「榛名の艤装がなくなったのは分かった、ならその榛名本人は何処に行ったんだ?」
提督「おそらく、次のミッドウェー海域に単艦で出撃したのだろう...」
摩耶「はぁ!?そんなことしたら!!」
提督「ああ、摩耶の想像通りだ」
提督「だから、俺から頼みがある」
提督「榛名を助けてくれ...!!」ドケザ
赤城「提督...」
加賀「提督、顔を上げて下さい」
提督「加賀...」
加賀「私達は艦娘、そして提督、貴方にこの身朽ち果てるまで添い遂げると誓った身、貴方を皆は慕っています、ならそんなに頭を必要はありません」
蒼龍「そうですよ提督、さっさと命令をすれば良いんですよ、榛名を助けてこいってね」
赤城「ええ、私達南雲機動部隊は、必ずや任務を全うして見せます」
飛龍「はい!蒼龍の江草隊と私の友永隊に任せて下さい!」
天龍「おいおい、俺達を忘れてもらっちゃ~困るなぁ」
神通「そうですよ提督、私達第二水雷戦隊も覚悟は決まっています」
長門「ああ、ビック7の長門に任せてもらおう」
提督「みんな...」
「「「「「「「「提督(司令官)、ご命令を」」」」」」」」
提督「ああ...総員抜錨準備!準備出来次第、私に報告、直ちに出撃だ!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
榛名「...っぷはっ!!」
女神〈ココマデダヨ-!ガンバッテネー!
榛名「助かりました!」
対空砲妖精〈ダンヤクガマックス!!
榛名「まだ艦載機が来ます!撃てー!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「提督!準備が出来たヨー!」
提督「ああ、では第一艦隊、第二艦隊出撃!!」
金剛「(榛名...!必ず助けるからネ...!)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~ENDING選択~~
1.榛名の救助に間に合う(完結)
2.榛名の救助に間に合わない(続編へ)
~~2番選択~~
榛名「かはっ...!はぁ...はぁ...」
対空砲妖精〈ゴメン...ココマデ...ミタイ...
三式弾妖精〈ハァ...ハァ...モゥ...ダメ...
榛名「皆さん...!」
空母棲姫「愚かな...たった1隻でどうにか出来るとでも?」
榛名「はぁ...はぁ...」
水偵妖精〈ミンナノカタキー!!
空母棲姫「つまらん...墜ちろ...」バババババ
水偵妖精〈ゴフッ...ココマデ...カ...
榛名「そんな......」ガクッ
空母棲姫「だが、ここまで抗ったことは賞賛してやる」
榛名「貴女に...賞賛されたくなんて...ありませんよ...」
空母棲姫「そうか、ならさっさと沈め」パシュン
榛名「まだ...艤装は...動きます...!」バババババ
空母棲姫「まだ...抗うか」
榛名「当たり前です...!榛名は、必ず戻ると...決めてる...から...!!」
空母棲姫「ならば、その決意を潰してやる」
榛名「させません...!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「榛名...!何処デスカ...!」
赤城「金剛さん!前に出過ぎです!!」
金剛「そんなのこと気にしてられないデスヨ!!」
加賀「金剛さん...」
不知火「この深海棲艦の残骸...もしかして榛名さんが...?」
摩耶「たくっ!何であいつはこうも無茶をするんだ!?」
神通「そんなのことを言っている場合ではありません...!敵の潜水艦です!」
金剛「Shit!!早く...行かなければならないノニ...!!」
神通「私達が、潜水艦を駆除します!第二水雷戦隊、前へ!!」
不知火「了解、爆雷投下!」パシュッ!!
陽炎「腕がなるわね!」パシュッ
天津風「沈みなさい!!」パシュッ
神通「ここは私達が、今のうちに榛名さんの元へ!!」
金剛「Thank Youね!神通!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〈ドガーーン!!
榛名「......あ......」バタッ
空母棲姫「ふふっ...所詮はこの程度...」
榛名「まだ...!」バァァン!!
〈ドガーーン!!
空母棲姫「ガァァァァァ!?」
榛名「これが...沈む前の...置き土産です...」
空母棲姫「忌々しい!!」パシュッ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「急がないと...!!榛名が...!!」
『ま.........しず......い......だ...!』
金剛「榛名!?返事をするネ!!」
『お......さま......な.........ら...か...!』
金剛「Shit!電波が悪いね...!」
飛龍「偵察機より入電!前方に敵空母機動部隊です...!!」
金剛「ジャマネ!全艦輪形陣!さっさと倒して榛名の所へ行くヨ!!」
「「「「「了解!!」」」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空母棲姫「この私をここまで追いつめるなんて...!!」ガシッ!!
榛名「あぐっ!!」ジタバタ
空母棲姫「どうやら、いたぶられたいよう、ね!!」ドスッ!!
榛名「うっ......!?」
空母棲姫「でも...私は回復も出来るのよ」シュゥゥゥゥ...
榛名「そんな......!」
空母棲姫「あははははは!その顔、堪らない...♪」
榛名「私は...」
空母棲姫「ほら...堕ちなさい...」パッ
榛名「あっ......」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「くぅ...!!」
赤城「金剛さん!貴女は今すぐ榛名さんの所まで行きなさい!」
金剛「でも...!!」
加賀「私達は大丈夫、一航戦を嘗めないでほしいわ。ほら、貴女達二航線戦も行きなさい」
飛龍「加賀さん!?」
加賀「大丈夫、簡単には沈まないわ。榛名さんを助けるまでわね」パシュッ
蒼龍「飛龍!一航戦のお二人を信じて行こう!」
飛龍「...お二人、後は任せます!」
赤城「ええ、任せなさい!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
空母棲姫「もう興ざめね、逝きなさい」ゲシッ
金剛「榛名ーーーー!!!」
蒼龍「第一攻撃隊、全機発艦!」パシュン!!
空母棲姫「グゥゥゥゥ!!?」
榛名「お姉......さま...」
空母棲姫「二航戦の.....!」
飛龍「沈め、空母棲姫...!」パシュン!!
〈ドガーーン!!
空母棲姫「ガハッ...歴史は...繰り返す...筈じゃ...」ザブブブブ
金剛「榛名...!待ってて!今曳航するカラ!」
榛名「金剛お姉さま...もう榛名はダメです...浮力がありません...」ザブブブブ
金剛「今なら間に合う!ダカラ!」
榛名「金剛...お姉さま...今度は...榛名が先に沈む番...です...」
金剛「何を言っているネ!榛名は...!榛名は終戦まで生き抜いた私達金剛型戦艦の誇りデスヨ!」
榛名「榛名が沈めば...歴史は変わる...だから...お姉さま方は...生き抜いて...下さい...」
金剛「そんなダメデスヨ!榛名も一緒に、最後まで生き残るんデス!!」
榛名「ごめんなさい...お姉さま...こんな榛名を...許してください...」サブブブブ
〈チョポン...
金剛「あ......ああ......」
赤城「榛名さんは......っ!!」」
加賀「.........っつ...」
神通「そんな...間に合わなかった...」ガクッ
神通「榛名さん...!」
飛龍「......ごめんなさい...!!」
蒼龍「......飛龍...」
金剛「榛名ーーーーー!!!」
~~~~~~~~艦隊帰投中~~~~~~~~
提督「金剛!榛名は?」
金剛「間に合いませんでしタ...」
赤城「............」
加賀「.........」
神通「.........」
提督「そうか.........皆、もう休んでくれ......」
金剛「提督...!」
提督「今は...少し一人にしてほしい...」
金剛「ワカリマシタ...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名...どうしてなんだ...!お前は...お前は、俺の側に居てくれるって...約束したのに...!」
提督「どうしてなんだ...!」バン!
提督「俺は...!」
金剛「提督...」
提督「金剛...どうした...?」
金剛「榛名の机から...これが...」
提督「手紙...?」
『提督へ
もし、これが読まれていると言うことは、榛名はもう沈んだか居なくなっているでしょう。
これまで、榛名は提督のお側に仕えてから本当に幸せに居られました。一つ、お願いがあります。もし、私が沈んだら近くの洞窟へと向かってください。そこで、待っています。』
提督「榛名...!」タッタッタッ!!
金剛「提督!!」タッタッタッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「榛名!ここに居るのか!?返事をしてくれ!」
〈コトン......
提督「!そこなのか!?」チラッ
〈ザザァ...ザザァ...
提督「榛名...何処なんだ...」カラン
提督「ん?これは...何だ?この先へと繋がっているのか...?」
提督「榛名...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
提督「これは...!」
提督「俺と...榛名のペアリング...」
提督「どうして...」
提督「この紙は...?」
『提督へ
見つけてくれてありがとうございます。ここは提督と一緒に見たかった場所です。でももう、一緒に見ることは出来ませんが。ごめんなさい。提督、私は失礼な艦娘です。さよなら、また会えることを願っています。』
提督「榛名...!榛名ーーーーー!!!」
提督「うあああああああ!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
金剛「提督...」
提督「大丈夫だ、金剛...俺はもう泣き尽くした...」
金剛「...」
提督「榛名...また...会えるよな...?」
~~続編のssへ~~
他にも、北上達も書こうと思っています
訂正 私→榛名
榛名の一人称って『榛名』でしたね
多分、これままじゃbadじゃねぇか、と言う人が居ると思います
でも、タイトルを見てください
最悪な未来とは『榛名』にとっての最悪な未来です
ということは...
こういうの好物
第六駆逐隊は沈めん!
↑
皆さんの選択次第で未来が変わるか変わらないかが変わって来ますよ…
普通に考えたら2なんだよなあ〜
二番了解!
えーー?展開が怪しいんですけど!!
↑
一度展開は怪しくなるもんじゃないんですか?
あー、確かにww
続き楽しみにしてます!!
今後、どんな展開になっていくのか楽しみです!
応援してます、頑張ってください
これも普通に考えたら1なんだよなあ・・・
↑
今だけですよ…
どんどん三択、四択になるんですから...
楽しみにしてますよ笑
いいですねこれ
↑ありがとうございます!
最近、大戦時に霧島・榛名に乗ってた
大叔父に話を聞いた私にはタイムリーな
ss
楽しく読ませて貰ってます。
完走まで頑張って下さい。
↑
応援ありがとうございます!
必ず完走してみせます!
四番を選びます
更新頑張ってください!
自分は2です。
更新頑張ってください楽しみにしています。
2か3で迷いましたが2でお願いします!
1「.一航戦、二航戦の空母機動部隊を出撃させる」でお願いします。
完走まで諦めないで!
1番で!
↑
あー、1を選んじゃいましたか...
なんですかそのもう終わりみたいな感じww
いや...ねぇ...ww
あかーんww
潜水艦かよー、せ、生存ルートはないのか? ガクガク
所々日本語が不自由で可哀想
↑
私もそう思います...
何とか勉強したのですが...
endingまで突っ走りたいけど、2のもう一度やり直すでお願いします
↑
了解しました~(混線)
投稿がんばってください!
ううう、私が間違った選択をしたばっかりに・・・
2番でお願いします泣
1番を選びます
3番が何も書いてないのが気になりますが……
一番ですね!了解!
自分で選択肢を選べるループものは好きだな
応援してます
今回はもう他の人が選択しちゃったから遅いけど、もしかして3番の空欄って読者が自由に決めて良いってことだったりする?
例えば
3.索敵を重視した装備で出撃すること、敵空母を発見したら必ず先制攻撃することを提督に進言する
こんな感じで
三番はある思惑があって、書いておりません、ご了承下さい
了解しました
別に自由に決めて良いというわけではなく、あえて空欄にしてあったのですね
bad endかよ……orz
2番のやりなおすでお願いします
2は根本的な解決になっていないと思うので、内容が判らないのは不安だけど3で
選択肢3は作者様の思惑があるらしいから>>39の言う通り根本的な解決になってないが、あえて選択肢2を選んだ方がいいのでは?
いえ、三番を選んでもらっても大丈夫です!
投稿ペースが遅くてスミマセンm(__)m
いつの間にか更新されてるwww
作者様の更新ペースで大丈夫ですので、更新頑張ってください!
更新乙です
素直に考えれば1だとそのままハッピーエンドで、2だとまた再ループだと思うんだけど
作者さんが言ってた「最悪な未来とは『榛名』にとっての最悪な未来です」という一文が引っかかる……
前回選択肢を選ばせてもらったから今回は遠慮します
エンディングは両方見たいな
申し訳ありません...
エンディングはどちらかに決めてもらわないと、続編を作るか完結させるかを決めなければなりませんから...
2の間に合わない(続編へ)を選びます
ぶっちゃけ、両方見たいんですけど……
それは、続編が終わってからにしようかなと思ってます...
更新乙です!
続編楽しみにしていますね!
榛名は一人称が私のときもありますよ