くそったれな世界で惨めに生きる娘 完全編
今まで、書いてきた『くそったれな世界で惨めに生きる娘達』の完全編です。今までの伏線、謎、モヤモヤしたところを全て回収していきます。それと、最初の部分はほとんど同じです。
初見でも大丈夫かも?
「はぁ......はぁ......」タッタッタッ
憲兵「逃がすな!捕まえろ!」
雨が降りしきる中、一人の少女が書類を持って憲兵隊から逃げる。
「逃げないと...きゃっ!」
走っている途中、石に躓いてこけてしまう。そこを後から追いかけてきた憲兵隊が押さえる。少女は抵抗するが痩せこけた体では、憲兵をのける程の力が出なかった。
憲兵「やっと捕まえたぞ、全くクズみたいな奴だ、な!」ドゴッ!
「あぐっ......!」
憲兵の蹴りが少女の顔に入る。それと同時に口の中が切れ、出血が始まる。
憲兵「こんな物を盗みやがって!」ドゴッ!
「カハッ...」
今度は振り抜かれた拳が、少女の腹部に命中しそのままめり込んで行く。
憲兵「二度とこんなことすんじゃねぇぞ!分かったな!!」
「.........」
さんざん暴行を受け、少女の意識は消えかかっていた。
憲兵「返事しろや!」ドゴッ!
「あぐっ...分かり...ました...」
憲兵「くそっ!このクズが!」スタスタスタ
憲兵は唾を吐き捨て、元の場所に戻っていった。
「...こんな世界...なくなっちゃえば良いのに...」
少女はフラフラと立ち上がり、ゆっくりとだがとある場所へと向かう。
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歩いて数分、イスに座っている男の前までやって来た。
男「おい!あれは取ってきたんだろうな!!」
「...取れませんでした...」
男「はぁ!?この役立たずめ!」バキッ!
報告を聞いた男は激昂し、みるみるうちに顔が赤くなる。そして、肩の辺りを手加減無く蹴ると、バキッ!と骨が折れた様な音がした。
「あがっ!?」
男「もうお前みたいな役立たずいらねぇよ。失せろ」
どこかへ立ち去ろうとすると、少女は男の足にすがり付く。
「待って!お願い!次は必ず成功させるから!」
男「お前、何回その言葉を言ったと思ってるんだ!あぁん!?」ガシッ!
首を絞め、そのまま持ち上げる。
「ぐっ......苦しい...!」
男「お前は邪魔なんだよ!分かったら、とっとと失せろ!」ポイッ!
「きゃっ!」ドサッ!
男は少女を投げ捨てると、そのままどこかへ立ち去ってしまう。
「また棄てられちゃった......うぅ......!」
少女の体は所々痣ができて出血もしており、蹴られたり殴られた所は青くなって腫れていた。
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前の場所から行く宛もなく、適当に夜の町を歩く。運良ければ、誰かに拾ってもらうために。すれ違う人は皆少女を見て、嘲笑っていた。
「どこに行こう...」トテトテ
そんな少女にも転機がやって来た。いや、それはやはり悪運なのだろうか...
女「ねぇ、君」
一人の女性が少女に話しかけてきた。髪は短く、茶髪に染めていたがとても笑顔が似合う女性だった。
「...?」
女「うちで働かない?」
少女からしたら夢にまで見ていたことだった。
「...良いんですか?」
女「うん、痣があったり、腫れたりしてるけどそれさえなかった綺麗な顔してるし、ごまかしたら大丈夫だよ」
「お願いします...働かせてください...」
少女が女性に向けて土下座をする。
女「そ、そんなに頭を下げなくても...ま、まぁ私の後ろについてきてくれるかな?」
「はい...」
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女性の後ろを歩いて20分。店の中に入り、とある衣装を着せられる。
「あの...この衣装は...?」
素肌がほとんど透けて見える衣装で、胸も秘部もほぼ見えていた。
女「その衣装はこの店での作業着だから、それを着て働いてね?」
「わ、分かりました...」
<チャリンチャリン
二人は話をしていると店の入り口から鈴の音が鳴り響く。
女「おっと、お客様だね、ちょっと待っててね?」
「は、はい...」
女性は少女を部屋に一人にし、玄関へと向かっていく。数分ほどすると、少女が見覚えのある男が入ってきた。
男「!お前は!」
「...!」ビクッ!
女「おや、この娘を知っているのですか?」
男「ああ、こいつには借りがあるからなぁ」
女「あまり傷付けないで下さいね?」
少女の表情が絶望に染まっていく。
「な...何を...」
女「お、ごめんね。まだ言ってなかったね。ここはいわゆるは慰安所みたいな物なの」
「そ...そんな...!」
女「食べていく為のお金が必要なんでしょ?」
少女は覚悟を決めたかのように唇を噛み締めて返事をする。
「分かり...ました...!」
女「ではお客様、お時間が来るまでごゆっくり...」
<バタン
扉の閉まる音がなり、男と少女が二人だけになる。
男「まさか、ここで働いてるとはなぁ...今まで分楽しませてもらおうか」
「...っ!」ビクッ!
男「じゃ、早速ヤらせて頂きましょうかね」グイッ!
「きゃっ!」ドサッ
男に引っ張られ、ベッドに倒される。その上から男が乗っかってくる。
「あぐっ!?」
男は少女の秘部の肉をかき分け、中を覗き見る。
男「ほう、お前〇〇なのか」
「...」コクッ
男「残念だったなぁ、この俺に今から奪われるなんてよぉ」
「う......うう......」ポロポロ
少女の顔から涙がこぼれる。
男「その泣き顔そそるねぇ、そら!貫通式だ!」ズブブブッ!!
濡れてもいない膣内に肉棒が無理矢理入っていく。膜が破れたことと濡れていないことが相まって、出血が発生する。
「んぎぃ!?い、痛い!」
男「うっは!こいつのナカたまんねぇ!!」ズブッ!ズブッ!
徐々に膣内が濡れ始める。今まで悲鳴のような声もだんだんと声が艶っぽくなっていく。
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