2016-04-09 20:17:00 更新

概要

今まで、書いてきた『くそったれな世界で惨めに生きる娘達』の完全編です。今までの伏線、謎、モヤモヤしたところを全て回収していきます。それと、最初の部分はほとんど同じです。


前書き

初見でも大丈夫かも?


棄てられた娘



「はぁ......はぁ......」タッタッタッ



憲兵「逃がすな!捕まえろ!」



雨が降りしきる中、一人の少女が書類を持って憲兵隊から逃げる。



「逃げないと...きゃっ!」



走っている途中、石に躓いてこけてしまう。そこを後から追いかけてきた憲兵隊が押さえる。少女は抵抗するが痩せこけた体では、憲兵をのける程の力が出なかった。



憲兵「やっと捕まえたぞ、全くクズみたいな奴だ、な!」ドゴッ!



「あぐっ......!」



憲兵の蹴りが少女の顔に入る。それと同時に口の中が切れ、出血が始まる。



憲兵「こんな物を盗みやがって!」ドゴッ!



「カハッ...」



今度は振り抜かれた拳が、少女の腹部に命中しそのままめり込んで行く。



憲兵「二度とこんなことすんじゃねぇぞ!分かったな!!」



「.........」



さんざん暴行を受け、少女の意識は消えかかっていた。



憲兵「返事しろや!」ドゴッ!



「あぐっ...分かり...ました...」



憲兵「くそっ!このクズが!」スタスタスタ



憲兵は唾を吐き捨て、元の場所に戻っていった。



「...こんな世界...なくなっちゃえば良いのに...」



少女はフラフラと立ち上がり、ゆっくりとだがとある場所へと向かう。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


歩いて数分、イスに座っている男の前までやって来た。



男「おい!あれは取ってきたんだろうな!!」



「...取れませんでした...」



男「はぁ!?この役立たずめ!」バキッ!



報告を聞いた男は激昂し、みるみるうちに顔が赤くなる。そして、肩の辺りを手加減無く蹴ると、バキッ!と骨が折れた様な音がした。



「あがっ!?」



男「もうお前みたいな役立たずいらねぇよ。失せろ」



どこかへ立ち去ろうとすると、少女は男の足にすがり付く。



「待って!お願い!次は必ず成功させるから!」



男「お前、何回その言葉を言ったと思ってるんだ!あぁん!?」ガシッ!



首を絞め、そのまま持ち上げる。



「ぐっ......苦しい...!」



男「お前は邪魔なんだよ!分かったら、とっとと失せろ!」ポイッ!



「きゃっ!」ドサッ!



男は少女を投げ捨てると、そのままどこかへ立ち去ってしまう。



「また棄てられちゃった......うぅ......!」



少女の体は所々痣ができて出血もしており、蹴られたり殴られた所は青くなって腫れていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


前の場所から行く宛もなく、適当に夜の町を歩く。運良ければ、誰かに拾ってもらうために。すれ違う人は皆少女を見て、嘲笑っていた。



「どこに行こう...」トテトテ



そんな少女にも転機がやって来た。いや、それはやはり悪運なのだろうか...



女「ねぇ、君」



一人の女性が少女に話しかけてきた。髪は短く、茶髪に染めていたがとても笑顔が似合う女性だった。



「...?」



女「うちで働かない?」



少女からしたら夢にまで見ていたことだった。



「...良いんですか?」



女「うん、痣があったり、腫れたりしてるけどそれさえなかった綺麗な顔してるし、ごまかしたら大丈夫だよ」



「お願いします...働かせてください...」



少女が女性に向けて土下座をする。



女「そ、そんなに頭を下げなくても...ま、まぁ私の後ろについてきてくれるかな?」



「はい...」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


女性の後ろを歩いて20分。店の中に入り、とある衣装を着せられる。



「あの...この衣装は...?」



素肌がほとんど透けて見える衣装で、胸も秘部もほぼ見えていた。



女「その衣装はこの店での作業着だから、それを着て働いてね?」



「わ、分かりました...」



<チャリンチャリン



二人は話をしていると店の入り口から鈴の音が鳴り響く。



女「おっと、お客様だね、ちょっと待っててね?」



「は、はい...」



女性は少女を部屋に一人にし、玄関へと向かっていく。数分ほどすると、少女が見覚えのある男が入ってきた。



男「!お前は!」



「...!」ビクッ!



女「おや、この娘を知っているのですか?」



男「ああ、こいつには借りがあるからなぁ」



女「あまり傷付けないで下さいね?」



少女の表情が絶望に染まっていく。



「な...何を...」



女「お、ごめんね。まだ言ってなかったね。ここはいわゆるは慰安所みたいな物なの」



「そ...そんな...!」



女「食べていく為のお金が必要なんでしょ?」



少女は覚悟を決めたかのように唇を噛み締めて返事をする。



「分かり...ました...!」



女「ではお客様、お時間が来るまでごゆっくり...」



<バタン



扉の閉まる音がなり、男と少女が二人だけになる。



男「まさか、ここで働いてるとはなぁ...今まで分楽しませてもらおうか」



「...っ!」ビクッ!



男「じゃ、早速ヤらせて頂きましょうかね」グイッ!



「きゃっ!」ドサッ



男に引っ張られ、ベッドに倒される。その上から男が乗っかってくる。



「あぐっ!?」



男は少女の秘部の肉をかき分け、中を覗き見る。



男「ほう、お前〇〇なのか」



「...」コクッ



男「残念だったなぁ、この俺に今から奪われるなんてよぉ」



「う......うう......」ポロポロ



少女の顔から涙がこぼれる。



男「その泣き顔そそるねぇ、そら!貫通式だ!」ズブブブッ!!



濡れてもいない膣内に肉棒が無理矢理入っていく。膜が破れたことと濡れていないことが相まって、出血が発生する。



「んぎぃ!?い、痛い!」



男「うっは!こいつのナカたまんねぇ!!」ズブッ!ズブッ!



徐々に膣内が濡れ始める。今まで悲鳴のような声もだんだんと声が艶っぽくなっていく。


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2016-04-11 08:49:15

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2016-04-04 03:16:14

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2016-03-05 23:00:06

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