I、G、C

もうダメかと思った。まさかこんなに俺たちが弱かったなんて誰も思いもしなかった。俺は今、目の前の光景から目を背けたかった。

憲兵A「もうダメだ・・・」

憲兵B「諦めんな！」ダンッ

憲兵E「もうおしまいだ。あんな奴等に殺されるなら！」

憲兵F「落ち着け！おい！」

憲兵E「F、今度生まれたところでは平和がいいな。

　　　　F、すまん。」カチャ　ダンッ　ドサッ

憲兵F「う、うわーー。E！おい、起きろよ！F！」

憲兵B「F！前を向け！」ダンッ

憲兵F「・・・」カチャ

憲兵B「おい！くそ、間に合わねぇ。」ダッ

憲兵F「E、今行くぞ。」カチャ

海斗「・・・」ガシッ

憲兵F「おい！返せよ、早く。」

海斗「死ぬなら戦って死ね。」ポイッ

憲兵F　ガシッ「お前にわかるかよ。」

海斗「・・・」

一宮「Fさん、Eさんの分まで生きてください。」

憲兵F「・・・」

一宮「Eさんが生きてくはずだった人生を。」

海斗「・・・Eは戦ったんだろ。」

憲兵F「・・・」

海斗「お前は戦わないのか。」

憲兵J「おい！そっちはどうだ！」ダッ

憲兵B「J！お前は東館担当だろ、なぜここに。」ダンッ

憲兵J「東館は制圧完了した。西館はまだだ。」ダンッ

憲兵B「A！お前も撃て！」ダンッ

憲兵A「あぁ、わかった。」ダンッ

バシュ　カンッ

海斗「さっきからなんなんだ。」カンッ

一宮「海斗、隠れようよ・・・」

海斗「・・・」シュッ

憲兵F「勝てるのか？俺達は・・・」

海斗「わからん。お前たち次第だ。」パンッ

一宮「チィッ。」パンッ

憲兵F「わかった！戦う！」カチャ

一宮「そうですよ。」パンッ

憲兵F「俺の名前は山形明(やまがた　あきら)って言う　　　　んだ、よろしくな！」

一宮「私たちの名前は知ってますよね？」パンッ

憲兵F以降明「あぁ！」カチャ　ダンッ

2時間後

憲兵B「F！大丈夫か！」ダンッ

憲兵J「敵が撤退していく。」ダンッ

元帥「諸君！よくやった！各地の鎮守府から憲兵隊が　　　　到着した！敵は撤退を開始したようだ！」

うぉーー！　やったぞぉーー！　勝ったんだーー！

憲兵ABF「終わった(勝ったのか)(E、後は任せろ)。」

海斗「おい、それは本当なのか？」カチャ

一宮「元帥様が嘘つくはずないだろ！」カチャ

元帥「お主たち、ありがとう！」

一宮「いえ！当然なことをしたまでです。」

海斗「・・・」

襲撃から1週間後

元帥「今回君たち5人は大きな活躍をした。

　　　そこで君たちに勲章を差付けよう。」スッ

白銀戦闘彰&決死努力彰

海斗以外「ハッ！ありがたき幸せ。」受け取り

海斗「・・・」受け取り

元帥「君たちに期待しているぞ。」

海斗以外「ハッ！」ダンッ

海斗「・・・」

ざわざわ　あいつなんだよ、感じ悪。

授与式後

元帥「海斗、一宮よ。」

一宮「なんでしょうか？」

海斗「・・・」

元帥「何、大したことない。」

一宮「はぁ。」

海斗「辞めるのか。」

一宮「何を言ってるんだ！海斗。」

元帥「お主には誤魔化せんか。」

一宮「どうしてですか！元帥様。」

元帥「簡単じゃ、襲撃を防げんかったんじゃからの。」

一宮「しっ、しかし！」

海斗「・・・、そうか。」

一宮「海斗！」

元帥「ワシは明日解任じゃ、新しく大将が元帥に　　　　　　就く。しかし奴には渡したくなかった。」

海斗「過激派の奴か。」

一宮「あいつか、私は嫌いです。」

元帥「仕方がない。ワシの目標はお主たちが叶えて　　　　　くれ。頼んだぞ。」

一宮「ハッ！」

海斗「了解。」

2日後

大将「諸君、私の名前は秋葉皆谷(あきば　かいや)だ。本日から私が元帥の席に就く！私の目標は2つある！１つ目は深海棲艦の撲滅、２つ目は、艦娘の兵器化である！艦娘に人権をと言う奴もいるがそんなのがあるから勝てないのだ！だからこそ私は心を鬼にしてでもやり遂げる！それが我ら大和魂を持つ国民の安全の為に！」

うぉーー！　いいぞーー！　それでこそ大和魂だーー！

海斗「・・・」

一宮「何が国民の為だ。くそ！」

海斗「落ち着け。」

一宮「落ち着いていられるか！艦娘を兵器にだと、　　　　　ふざけるな！何が大和魂だ！あいつらが　　　　　　　持ってるのは悪の心だ！」

海斗「落ち着け！」

一宮「！　すまん。」

海斗「全く、ん？あれは。」

一宮「あっあれは！」

？？「やっ、やめて・・・」

ブラック提督「いいからこい！役立たずが！」グイッ

？？「いっいや！」ぶんッ

ブラック提督「イテッ、てめっー！」

？？「なっ、殴らないで。」

ブラック提督「兵器の分際でぇー！」ブンッ　

海斗「やめろ。」ガシッ

ブラック提督「なっ！お前は。」スッ

海斗「・・・」ギロッ

ブラック提督「ひっ！」ビクッ

一宮「大丈夫？お嬢さん。」

？？「はっ、はい。」

海斗「何しようとした。」

ブラック提督「いっ、いえ、言うことを聞かないので　　　　　　　　罰を与えようと。」

海斗「こいつ、要らないだろ？」

ブラック提督「あっ、はい。私は要りませんので　　　　　　　　　　必要としていそうな人にど思いまして。　　　　　　　あっ！こいつあげましょうか？」

海斗「・・・」チラッ

？？「！」ビクッ

一宮「大丈夫。」

海斗「もらおう。」

ブラック提督「わっ、わかりました。失礼します。」

海斗「名前は？」

？？「電です。」

一宮「電か。しゃべり方が違う気がするが？」

？？以降電「あっ、申し訳ありませんでした！」土下座

一宮「なっ！おい、頭を上げてくれ！」

海斗「電。」

電「はっ、はい！」ビクッ

海斗「無理するな。大丈夫な時に喋ろ。」

電「はい・・・」

一宮「海斗、あいつから召集だ。」

海斗「わかった。電、お前もこい。」

電「はっ、はい！」

完

続編予告

海斗「敵の数は？」

電「約80隻以上なのです！」

一宮「海斗！もうダメだ、逃げよう。」

電「海斗さん！逃げてなのです！」

海斗「ここまでか・・・」

一宮「海斗！しっかりしろぉー！」

続編　変わり者の提督